JPH01186338A - 画像記録方法 - Google Patents

画像記録方法

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JPH01186338A
JPH01186338A JP63009486A JP948688A JPH01186338A JP H01186338 A JPH01186338 A JP H01186338A JP 63009486 A JP63009486 A JP 63009486A JP 948688 A JP948688 A JP 948688A JP H01186338 A JPH01186338 A JP H01186338A
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JP
Japan
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ink
recording
voltage
roll
pattern
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JP63009486A
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English (en)
Inventor
Toshiichi Onishi
敏一 大西
Hiroshi Fukumoto
博 福本
Akihiro Mori
明広 毛利
Norihiko Koizumi
小泉 則彦
Jo Toyama
上 遠山
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/315Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
    • B41J2/32Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads
    • B41J2/325Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads by selective transfer of ink from ink carrier, e.g. from ink ribbon or sheet
    • B41J2/33Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads by selective transfer of ink from ink carrier, e.g. from ink ribbon or sheet from ink roller

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  • Electronic Switches (AREA)
  • Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、架橋構造物質を含み、通電および/又は加熱
による粘着性制御と同時に発色ないし変色変化が可能な
流動性インクを用いた画像記録方法に関する。
背景技術 近年、情報産業の急速な発展に伴ない、種々の情報処理
システムが開発され、またそれぞれの情報システムごと
に記録方法および記録装置が開発、採用されている。こ
れらのうち、代表的な普通紙記録方式としては、電子写
真とそれから派生したレーザービーム・プリンタ、ある
いはインクジェット、感熱転写、インパクトプリンタ(
ワイヤドツト、デイジ−ホイル等を用いるもの)等が挙
げられる。
インパクト・プリンタは、騒音が激しく、フルマルチ化
が困難である。電子写真、レーザービーム・プリンタ等
は画質の解像度は高いが、装置が複雑且つ大型となり、
装置コストも犬である。インク・ジェットは消耗品コス
トは低いが、細いノズルから低粘度の液状インクを噴出
させるため、未使用時にインクが固化し、目づまりし易
いという欠点がある。更゛に、インク・ジェットに用い
るインクは低粘度であるため、紙にインクが転移した後
、にじみ、画像のボケが生じ易い。
また、感熱転写法は、パターン状の熱をシート状の支持
体上に設けた固体インクの層に供給し、これを溶融させ
て普通紙等に転写する方法であり、この感熱転写法にお
いては、比較的小型の装置が用いられ、且つ装置コスト
も低いという特徴がある。しかしながら、高価な支持体
上に固体インク層を設けてなるインクリボンを用い、し
かもこのリボンを使い捨てで用いるため、この感熱転写
法においては、消耗品コストが高くなるという欠点があ
った。
本出願人は、先に、上記欠点を解消した低ランニングコ
スト記録が可能な画像記録装置を提案した(特願昭61
−175191号)。
この画像記録装置は、 流動性インクの層を担持しつつ搬送可能とした表面を有
し、インク転写位置に沿って移動されるインク担持体と
、 インク転写位置において、上記インク担持体上に形成さ
れるインク層と接触可能に移動される被転写媒体と、 インク担持体上のインク層へのエネルギー印加を可能と
したエネルギー印加手段とを有し、エネルギーの選択的
印加により粘着性を付与された流動性インクが、被転写
媒体上に転写することを可能とした画像記録装置である
このような構成を有する記録装置の特徴を生かしつつ多
色記録を行なうためには、色の異なる複数の流動性イン
クおよび複数のインク担持ロールを用いることも考えら
れるが、記録装置の大型化、レジストレーション(位置
合わせ)の問題が生じ易くなる。
発明の目的 本発明の目的は、上述した低コスト画像記録装置の特徴
を生かしつつ、1種類のインクで2色以上の多色記録を
可能とした画像記録方法を提供することにある。
発明の概要 本発明者らは鋭意研究の結果、架橋構造物質とエネルギ
ー印加により色調が変化する着色剤とを含む流動性イン
クを用いることにより、該インクに対する粘着性制御の
選択性を維持しつつ、該インク色調を選択的に制御する
ことが可能であることを見出した。
本発明の画像記録方法は上記知見に基づくものであり、
より詳しくは、架橋構造物質を含み、通電および/又は
加熱による色調変化と粘着性制御とを可能とした流動性
インクを用い:インク担持体上に担持させた上記インク
にパターン状の電圧を印加し、該電圧印加C応じて粘着
性パターンを付与した上記インクを被転写媒体に転写す
る記録方法であって、且つ、所望の色調に応じ、交番電
圧および/又は一定方向電圧を前記パターン状電圧とし
て用いること、を特徴とするものである。
前述したように、流動性インクを用いて2色以上の多色
記録を行なうに際して、それぞれの異なる色の着色剤を
含有させた複数の流動性インクを用いた場合には、装置
構成の複雑化・大型化、及び色ずれなどの新たな問題が
生じる可能性がある。
これに対して、本発明によれば、1種類の流動性インク
を用い、しかも該インクへの印加電圧の波形をコントロ
ールすることにより、該インク中におけるジュール熱発
生および/又は電気化学的変化(pH変化、酸化還元反
応等)を糾御することが可能となる。これにより本発明
においては、該インクへのパターン状粘着性を制御しつ
つ、該パターンの色調制御を行うことが可能となるため
、装置構成の複雑化9・大型化あるいは各色間の色ずれ
等の問題は生じない。
したがって、前記構成を有する本発明の画像記録方法は
、特に、小型で且つ低コストの多色記録を必要とするプ
リンタ、電子タイプライタ1、ファクシミリ、イメージ
プロセッサ等の記録装置に好適に用いることができる。
以下、必要に応じて図面を参照しつつ、本発明を更に詳
細に説明する。以下の記載において、量比を表す1%」
および「部」は、特に断わらない限り重量基準とする。
発明の詳細な説明 本発明の画像記録方法が好適に用いられる記録装置の一
実施態様を示す、被記録材の厚さ方向模式側面断面図で
ある第1図を参照しつつ、上記記録製者の基本的な構成
について説明する。
第1図を参照して、表面がステンレス等からなるインク
担持体たるインク担持ロール1が、流動性インク2を収
納するインク容器3の底面上方(インク容器3のインク
2が収納される側)に、該インク2を担持、搬送しつつ
矢印A方向に回転可能に配置される。
インク転写位置において、このインク担持ロール1の図
面上方(すなわちインク担持ロール1の表面ないしイン
ク担持面側)に、このロール1と一定の間隙を持って対
向し、表面がハードクロムメツキされた鉄等からなる円
筒形状を有し、矢印B方向へ回転可能とした中間転写媒
体たる中間転写ロール4が配置される。この中間転写ロ
ール4は、その表面が、インク担持ロール1の表面に形
成される流動性インク2の層2aに接触可能に配置され
る。
一方、インク像転写位置においては、この中間転写ロー
ル4の表面(すなわちインク像形成面)には、普通紙等
からなり、矢印C方向へ移送される被記録材5が該表面
に接触して配置される。更に、この被記録材5を中間転
写ロール4と挟持可能とする形で、該ロール4と対向し
、その表面かシリコーンゴム等からなり、矢印り方向に
回転する転写手段たるプラテンロール6が配置される。
更に、インク担持ロール1と中間転写ロール4とが対向
するインク転写位置より上流側のインク担持ロール1表
面(インク担持面)側には、この表面と一定の間隙を持
って、画像信号に応じたエネルギーの印加手段たる記録
電極7が配置される。この記録電極7の先端(電極素子
が形成されてなる一端)は、インク担持ロール1表面に
形成される流動性インクの層2aに接触可能なように配
置される。
次に、上述したような基本的構成を有する画像記録装置
に好適に用いられる流動性インクについて説明する。
この流動性インクにおいては、エネルギー印加゛   
時にその粘着性(ないし付着性)を抑制して(例えば、
後述するように、ゾル状態のインクを通電によりゲル状
態として)画像を形成してもよいが、本発明においては
この流動性インクを、非エネルギー印加時に実質的に非
粘着性とし、且つエネルギー印加により粘着性を付与可
能なインクとすることが、画像形成時におけるパターン
状エネルギーないしインク消費の抑制の点から好ましい
ここに、「粘着性」とは選択的な粘着性をいい、インク
を中間転写媒体等の物体に接触させたとき、インクの一
部分がインク全体から切れて(選択的に分離して)物体
に付着することを言う。すなわち、゛インク全体がベタ
ベタしているか否かとは関係ない。
このような好ましい態様における本発明のインクは、水
等からなる液体分散媒(ないしビヒクル)を、水溶性高
分子等からなる架橋構造物質に保持させた広義のゲル状
態を有するインクであって、且つ該インクの粘着性を変
化させる程度の通電や加熱に応じてその色調の変化(す
なわち、発色ないし変色)が可能な着色剤を含有してい
るものである。
このような態様における本発明のインクは、上記中間転
写ロール4に対して非付着性を有するが、インク担持ロ
ール1に均一にコーティングし得る流動性を有するもの
である。
ここに「架橋構造、物質」とは、それ自体で架橋構造を
とることが可能な物質、あるいは他の添加物(例えばホ
ウ酸イオン等の無機イオンを含む架橋剤)の添加により
、架橋構造をとることが可能となる物質をいう。
また、「架橋構造」とは、「橋かけ結合」を有する三次
元的な構造をいう。
本発明のインクにおいて、上記架橋構造物質としては、
例えば、グアーガム、ポリビニルアルコール等の水溶性
(ないし親水性)高分子が好ましく用いられる。
架橋構造物質は、液体分散媒100部に対して、2〜5
0部程度用いることが好ましい。
本発明において用いる架橋構造物質、例えば、グアーガ
ム、ポリビニルアルコール等の水溶性高分子は、それ自
体で架橋構造を形成し得るが、エネルギー印加時又は非
エネルギー印加時のインク特性を改善する点から、該架
橋構造物質をより積極的に架橋する目的で、架橋剤(な
いしゲル化剤)を使用してもよい。
この場合、イオン性架橋剤としては、CuSO4等の種
々の塩類ニホウ酸ナトリウム(N 82 B407 )
 、ホウ酸等のホウ酸源化合物(水中でホウ酸イオンを
生成可能な化合物)等が好適に使用しつる。これらのイ
オン性架橋剤を用いた場合、加熱のみならずpo変化に
よってもインクに選択的な粘着性を付与することが容易
となる。これらのイオン性架橋剤は、架橋構造物質10
0部に対して、0.5〜30部(更には2〜20部)使
用することが好ましい。
また、共有結合性架橋剤としては、グリオキザール、ジ
アルデヒドベンゼン等があげられる。
その他、水素結合による架橋剤としては、多価アルコー
ル等かあげられる。
一方、流動性インクの粘弾性調整のため、微粉末充填剤
を添加してもよい。これら微粉末充填剤としては、例え
ば高分子材料の分野で公知の充填剤をそのまま用いるこ
とができる。より具体的には、例えば、シリカ(ケイ酸
)、カーボンブラック、ケイ酸塩、炭酸カルシウム、炭
酸マグネシウム、カルシウム・マグネシウム炭酸塩、ア
ルミニウム水和物、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、亜
硫酸カルシウムなどが単独で、あるいは必要に応じて2
種以上混合して好ましく用いられる。
また、これら微粉末充填剤としては、実質的に着色性の
ない微粉末充填剤(すなわち、白色ないし無1色、又は
紙等からなる被記録材と同様の色調を有するもの)を用
いることが、インクの色調を着色剤の種類により任意に
決定できる点、あるいはインク色調の如何に関係なく該
充填剤の添加量を決定できる点から好ましい。
本発明の流動性インクは、通電および/又は加熱によっ
て、発色ないし変色変化する着色剤(それ自体は無色の
色素前駆体ないし色素中間体を包含する趣旨で用いる)
を含有しているため、このインクに対するエネルギー印
加の方法を選択することにより、すなわち記録電極7に
対する印加電圧の波形を変化させることにより、2色以
上の多色記録が可能となる。例えば、上記流動性インク
への通電においては、該インクの電気抵抗に起因するジ
ュール発熱、又は電極近傍での液体分散媒等の電気分解
によるpiの変化もしくは着色剤自体のi化還元反応を
利用することが可能である。
本発明の流動性インクにおいて、粘着性変化と、着色剤
の色調変化(すなわち、発色ないし変色)との組み合わ
せとしては、下記第1表に示すような組合せが好ましく
用いられる。
第  1  表 その部分、は、中間転写媒体なレル被記録材に転写され
ない。
本発明で使用できる変色変化する着色剤としては、例え
ば以下のものが挙げられる。
(1) pHの変化によって変色変化するもの一般に中
和滴定用の指定薬として知られているものが、好ましく
用いられる。具体例を下記第2表に示す。
(2)酸化還元反応によフて変色するもの一般に酸化還
元指示薬や、エレクトロクロミック材料として知られて
いるものが、好ましく用いられる。
〈エレクトロクロミック材料〉 本発明の流動性インクで用いられるものとしては、下記
一般式で示されるビオロゲンや、その誘導体が挙げられ
る。
X:ハロゲン ビオロゲン 〈ビオロゲン誘導体〉 m=l〜3、n=4〜7 B、アイオネン型ポリビオロゲン m=4〜7 P=1 C1基本形を保持しているポリビオロゲン1ii)その
他の誘導体 1) 悴CH2−”ugfc H= CH−@J”−C
H2@・2X− 2)−f’N)OCH=CH−@/N”−R] 、 −
2nX−R=−(CH2)。−1−ctt2−4かCH
2−3) R4co−@y”−R・2X− X=I%c l、 −c)[2−@1−sO,−(3)
加熱によって変色変化する着色剤一般に、加熱によって
変色変化又は発色するものには、下記の2つのタイプの
ものがある。
■ サーモクロミズムによる変色変化を示す色素類、 ■ 色素形成により発色するもの(色素中間体が加熱に
より顕色剤と反応し、色素を形成して発色する) 上記■のタイプのサーモクロミズムを利用するものは、
加熱によって変色させても、温度が低下すると初期の色
に戻るため、本発明に通用することは困難である。
一方、■のタイプの色素形成を利用するものの中には、
酸発生剤や、酸化還元試薬を用いて反応させているもの
があり、通電によフても反応が進行する場合があるので
、本発明に通用する場合には、流動性インクのコーティ
ング条件及び印字方法を選択する必要がある。例えば、
酸発生剤による感熱色素を用いる場合、アルカリ性にな
ると粘着性を示す流動性インクを用いたり、粘着性コー
ティングの方法(第1表の粘着性(C)の態様)を用い
ることが好ましい。
上記■のタイプの例を以下に挙げる。
すなわち、顕色剤としては、例えばビスフェノールA1
p−フェニルフェノール、レゾルシン等が好ましく用い
られる。
一方、感熱染料(色素中間体)としては、下記表に示す
ものが好ましく用いられる。
本発明に用いるインクにおいては、上記した発色や変色
変化、をする着色剤の他に、必要に応じて一般に印刷・
記録の分野等で着色剤として用いられている変色変化し
ない染料、顔料類を添加してもよい。
上記着色剤は、変色変化しない着色剤との合計量で、液
体分散媒100部に対して0.2〜20部程度用いるこ
とが好ましい。
本発明に用いるインクにおいて、pHを調整する目的で
塩基性成分を添加する場合は、N、aOHlKOH,N
aCO3その他の強、弱塩基を適宜添加してもよい。
又、エネルギー印加時のインクの導電性を調整する目的
て、NaCu、LiCu、KCJ2等の塩類を添加して
もよい。
本発明の画像記録用インクにおいては、液体分散媒とし
て水そのものが好ましく使用されるが、必要に応じ、イ
ンクの乾燥防止、湿潤性保持等の目的から、水と水溶性
の有機溶媒との混合物も好ましく用いられる。
水溶性の有機溶媒としては、例えはメチルアルコール、
エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イソプロ
ピルアルコール、n−ブチルアルコール、5ec−ブチ
ルアルコール、tert−ブチルアルコール、イソブチ
ルアルコール等の炭素数1〜4のアルキルアルコール類
、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等のア
ミド類;アセトン、ジアセトンアルコール等のケトンま
たはケトアルコール類;テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン等のエーテル類:N−メチル−2−ピロリドン、1.
3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等の含窒素複素環
式ケトン類;ポリエチレングリコール、ポリプロピレン
グリコール等のポリアルキレングリコール類:エチレン
グリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、1,2.6−ヘキサンド
リオール、チオジグリコール、5キジレンゲリコール1
、ジエチレングリコール等のアルキレン基が2〜6個の
炭素原子を含むアルキレングリコール類、グリセリン:
エチレングリコールメチルエーテル、ジエチレングリコ
ールメチル(又はエチル)エーテル、トリエチレングリ
コールモノエチル(又はエチル)エーテル等の多価アル
コールの低級アルキルエーテル類、トリエタノールアミ
ン等のアミン類:等が挙げられる。
次に、前記画像記録装置を用いた場合の本発明の画像記
録方法の一態様について説明する。
第1図を参照して、インク容器3中の流動性インク2と
しては、流動性を有するが、実質的に粘着性を有さす、
且つエネルギー(例えば電気エネルギー)印加により粘
着性を付与されることが可能な、流動性インク(好まし
い態様たるゲル状インク)を用いる。このインク2は、
例えば通電に基づ<p)I変化又は酸化還元反応により
色調が変化する着色剤を含有している。
上記流動性インク2は、インク担持ロール1の矢印A方
向への回転に伴い、該ロール1表面にインク層2aとし
て担持されつつ、矢印E方向に搬送される。
このように移送される流動性インク2は、このインクが
記録電極7と接触する通電位置において、該記録電極7
から画像信号に応じたパターン状の電圧を印加される。
該電圧に基づく電流が、記録電極7から流動性インク2
を介してインク相持ロール1に流れることにより、例え
ばインク2中における電気化学的反応に由来する架橋構
造変化に基づき、流動性インク2に選択的な粘着性か付
与されるとともに、上記電気化学反応に基<pH変化等
により、該インク2の色調か変化する。
選択的な粘着性を付与された流動性インク2は、更に矢
印E方向に移送されて、該インク2からなる層に、中間
転写ロール4か接触するインク転写位置に至り、上記し
た選択的な粘着性に基づき、インク層2aを構成するイ
ンク2の少なくとも一部が、矢印B方向へ回転する中間
転写ロール4上に転写して、色調の変化したインクパタ
ーン21aを形成する。
一方、上記インクパターン21aに対応する部分とは異
なるインク層2aの部分に、上記記録電極7からパター
ン状交番電圧が印加され、これに基くジュール熱により
、流動性インク2に選択的な粘着性が付与される(該イ
ンクの色調は変化しない)。この粘着性に基づき、流動
性インク2が中間転写ロール4に転写して、インクパタ
ーン21bを形成する。
上記インクパターン21aを構成するインクは通電によ
るpHの変化や酸化還元反応を受けており、一方、イン
クパターン2’lbは、ジュール熱による加熱により形
成されている。
このようにインクパターン21aと21bとでは、流動
性インク2中に含まれる着色剤が受けるエネルギーの態
様が異なるため、上述したように、インクパターン2’
1aは発色又は変色によりもとの流動性インク2と異な
る色調を示し、−方こインクパターン2’lbはもとの
流動性インク2と同様の色調を示すようにすることがで
き、これらのインクパターンの色を異ならせることが可
能となる。
中間転写ロール4上に形成されたこれらのインクパター
ン21ムおよび21bは、該ロール4の矢印B方向への
回転に伴って移送され、インク像転写位置において、プ
ラテンロール6からの圧力の下で被記録材5に転写し、
転写記録像22aおよび22bを形成する。被記録材5
上に形成されたこの転写記録像22aおよび22bの定
着性を更に向上させる目的で、被記録材5のインク像転
写位置より下流側に、例えば加熱、加圧等による公知の
定着化手段、(図示せず)を、必要に応じて設けてもよ
い。
一方、前記インク転写位置において、中間転写ロール4
に転写しなかフた流動性インク2は、更に矢印E方向へ
移送されて、その非粘着性に基づき重力等の作用により
中間転写ロール4から分離されて、インク容゛器3中へ
戻り、その流動性に基づき再び利用可能とされる。
上述したような本発明の画像記録方法において、前記記
録電極7からインク層2aに印加されるパターン状の電
圧について、次に詳しく説明する。
記録電極7から印加される電圧は、以下の2種類から選
択される。
(1)一定方向電圧(V DC) 例えば、第2図(a)又は(b)に示すような波形で、 (2)交番電圧(V AC) 例えは、第2図(c)又は(d)に示すような波形で、 上記(1)  VDC又は、(2)VACとも、その波
形に関しては特に制限されない。しかしながら、(2)
の■Aoの場合は、例えば第2図(e)に示すような波
形で、(α)領域で生じる電気化学反応が不可逆反応の
場合、(β)の領域の通電で、初期のインク状態に戻す
ことが難しい場合があるので、(2)のVACの場合、
一定した波形を有する高周波電圧であることが好ましい
。このVACの周波数域としては、電極反応を抑制する
点からIKHz以上、更には1にHz〜IM)(zが好
ましい。
またVDC又はVACの振幅に関しても、インク2の電
気化学反応がわずかに起こる程度であればよく、インク
2に大きな過電圧がかからないようにすることが好まし
い。実際の装置に用いる場合、インク2に用いている液
体分散媒や着色剤の分解電圧程度(±2V程度)である
ことが好ましい。
上記したような■、。又はVACの電圧に基づく電流が
、記録電極7から流動性インク2を介してインク担持ロ
ール1に流れるが、(1)の■Dc電圧の場合は、上述
したようにインク2中で電気化学反応(電気分解)が起
こり、インク2にpHの変化等によるパターン状粘着性
が付与される。一方、(2)のVAC電圧の場合は、上
記電気化学反応は事実上はとんど起こらず、インク抵抗
によるジュール熱により、インクの温度のみが上昇し、
インク2にパターン状の粘着性が付与される。
この場合、上述したように、電気化学反応(p、 H変
化を含む)又は加熱のいずれかにより、流動性インク2
中の着色剤が発色又は変色変化して、異なる色調で粘着
性を有するパターンが流動性インク2上に形成され、こ
のパターンか中間転写ロール4に、あるいは該中間転写
ロール4を介さずに被記録材5に直接に転写して、2色
のインクパターン21aおよび21bを形成する。
上述したように本発明においては、通電ヘッド(電極)
7のみを記録ヘッドとして用い、この電極7に印加する
電圧として、一定値電圧(V DC)又は交番電圧(V
Ac)の2つのパターンを用いることにより、前者では
p、 Hの変化や酸化還元反応が生じ、後者では流動性
インク2の電気抵抗に起因するジュール熱による加熱が
生じる。すなわち、本発明においては、記録電極7に交
番電圧■Acを印加することにより、従来サーマルヘッ
ド等の抵抗発熱体で流動性インク2を加熱していたのと
同様の効果が得られるのみならず、記録ヘッドか1ケ所
であるために装置構成が簡単となり、しかも色ズレが全
くない多色画像が得られる。
前記記録電極7としては、例えば第3図にその部分模式
斜視図を示すように、基体71上に、銅等の金属かうな
る複数の電極素子72.を設けてなり、該電極素子72
上の先端部(インクに接触する部分)以外の部分に、ポ
リイミド等からなる絶縁性被膜73を設けてなる記録電
極が好ましく用いられる。電極素子72の絶縁性被膜7
3からの露出部分には、金、白金等のメツキを施すこと
が好ましい。耐久性の点からは、白金メツキがより好ま
しい。
第1図の構成においては、この記録電極7と、インク担
持ロール1との間で通電し、ているが、記録電極7と中
間転写ロール4との間で通電してもよく、また、記録電
極7上の複数の電極素子72相互の間で通電してもよい
以上においては、流動性インクを広義のゲル状態を有す
るインクとし、エネルギー印加により選択的にゾル状態
として粘着性を付与する本発明の態様について主に説明
したが、本発明においては、流動性インクを(例えばp
i(を酸性とすることにより)非エネルギー印加時に粘
着性ないし付着性を有するゾル状態とし、例えば通電に
より選択的にゲル状態(非粘着性)としてインクラミタ
ーンを形成してもよい。
以下、実施例により本発明を更に具体的に説明するが、
これらは本発明をなんら限定するものではない。
実施例 実施例1 解させた後、25℃に冷却し、これにp)I変化指示薬
インドオキシン(Indo−oxine) 1 、2部
を均一に溶解させ、0.IN  NaOH水溶液を10
摘摘下し、更に3%ホウ酸ナナトリウム水溶液50摘攪
拌しつつ滴下することにより、流動性のある青色のゲル
状インクを得た。
このようにして得たゲル状インクを第1図に示した記録
装置に通用し、画像形成テストを行った。
すなわち第1図を参照して、ステンレス製の40mmφ
の円筒状ロール(表面粗度100S)h)らなるインク
担持ロール1と、表面をノ\−ドクロムメッキした鉄製
円筒ロール(40mmφ)′b′−ラなる中間転写ロー
ル4とが、インク転写位置において1mmの間隙で対向
してなる第1図の画像記録装置を用い、この装置のイン
ク容器3中に、上記により得たゲル状インク2を投入し
た。
インク相持ロール1を約60 rpmの回転数で矢印A
方向に回転させて該ロール1上に流動性インク2の層を
形成したところ、上記の流動性インク2は、インク担持
ロール1に好適にコートすることができ、コートされた
インク層の表面も極めて平滑で、均一なコーティングを
行うことができた。
このようにインク担持ロール1上に形成したインク層2
aに接触する形で、中間転写ロール4を約5Orpmの
回転数で回転させた。この際、記録電極7から、電気エ
ネルギーをインク20層2aに供給しなかった場合には
、インク2は実質的に中間転写ロール4上に転写しなか
った。
一方、第3図に示した形状を有する記録電極7(ポリイ
ミドからなる絶縁被膜73から露出した部分の、金メツ
キした銅製の電極素子72の面積は100μm’x10
0μm)を陽極とし、インク担持ロール1を陰極として
、インク層2aを介して15 V’、  5 m5ec
のパルスを印加したところ、パルス印加部分のインク2
°の色調が赤色に変色し、インク転写位置においてこの
部分のインク2が選択的に中間転写ロール4上に転写さ
れ、赤色のインクパターン21aが形成された。
一方、記録電極7の電極素子72と、インク担持ロール
1との間に、l0K)iz、振幅±2vの正弦波を5m
5ec印加したところ、この正弦波印加部分の色は変化
しなかったが、この部分のインク2がジュール熱により
パターン状に加熱されて選択的に中間転写ロール4上に
転写され、青色のインクパターン21bが形成された。
インク像転写位置において、中間転写ロール4に、矢印
C方向に移送される普通紙からなる被記録材5を介して
、矢印り方向に中間転写ロール4と等速で回転するプラ
テンロール6(20mmφの鉄製円筒ロール上に、10
■厚のシリコーンゴム層を設けたもの)を対向させ、こ
のプラテンロール6から若干加圧したところ、被記録材
5上に上記インクパターン21aおよび21bに対応す
る(100μmX100μmの大きさの)ドツト画像2
2a(赤色)および22b(青色)が得られた。
上記被記録材5上に得られた転写記録像22aおよび2
2bは、尾引き、かぶり等がなく、画像濃度も高い高画
質画像であった。
実施例2 解させた後、25℃に冷却し、3%ホウ酸ナナトリウム
水溶液50を攪拌しながら加え、次に、p−フェニルフ
ェノール1部と3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェ
ニル)−6−ジメチルアミノフタ981部とを冷却しな
から加えることにより、流動性のある黄色のゾル状イン
クを得た。
インク担持ロール1の表面粗度を1osにした以外は、
実施例1と同様の構成の画像記録装置を用い、上記て得
た黄色のゾル状インクを用いて画像記録を行なった。
記録電極7からインク層2aに電気工ネルキーを印加し
なかった場合には、中間転写ロール4上にはゾル状の黄
色インク2がすべて転写した。
一方、記録電極7とインク担持ロール1との間に一15
■(記録電極7側が陰極)、5m5ecのパルス電圧、
および、これとは別のインク部分に10KHz、振幅±
2■、5ms e cの正弦波電圧を印加したところ、
前者のパルスが印加されたインク部分には選択的に非粘
着性が与えらえ、 −中間転写ロール4上には転写しな
かった。他方、後者のパルスが印加されたインク部分は
、熱により青色に変色したが粘着性に関してはほとんど
変化がなかった。
このような記録電極7からの2種類の通電により、記録
電極7から電気エネルギーを与えられていないインク部
分(黄色)と、正弦波パルスが与えられた部分(青色)
とが選択的に中間転写ロール4に転写され、黄色と青色
2色のインクパターンが形成された。これらのインクパ
ターンは実施例1と同様に被記録材5上に再転写され、
良好な黄色と青色の2色記録像が被記録材5上に得られ
た。
上述したように本発明によれば、架橋構造物質を含み、
通電又は加熱による粘着性制御が可能な流動性インクで
あって、しかも通電および/又は加熱によって発色ない
し変色をする着色剤を含有する流動性インクを用い、該
流動性インクに電圧を印加して通電して画像記録を行な
う際に、該電圧として交番電圧および/又は一定値電圧
を用いる画像記録方法か提供される。
本発明の画像記録方法においては、1つの記録電極ヘッ
ドを用いて印加電圧の波形を選択することにより、流動
性インクを通電により電気分解するか、ジュール熱によ
って加熱するかを選択して2色以上の多色記録が可能と
なる。更に、本発明によれば従来の抵抗発熱体等による
加熱のみのための記録ヘッドが必要なくなるため、装置
の構成が簡単になり、しかも記録ヘッドが1ケ所である
ため記録画像の色ズレといった問題も生じない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の画像記録方法が好適に実施できる画
像記録装置の一態様を示す模式断面図、第2図は記録電
極から流動性インクに印加される電圧の波形を示すグラ
フ、第3図は第1図の記録装置に用いられる記録電極の
構成例を示す部分模式斜視図である。 1・・・インク担持ロール 2・・・流動性インク 3・・・インク容器 4・・・中間転写ロール 5・・・被記録材 6・・・プラテンロール 7・・・記録電極 71・・・基体 72・・・電極素子 73・・・絶縁性被膜    ゛ 8・・・クリーナー 8a・・・クリーニングブレード 9・・・インク層厚規制手段 代表図・第1図 第1図 \ 2、。 ○ 。 Cへへへへ 忌≦?  (≧、 第2図 ■ 1□ 1□“

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 架橋構造物質を含み、通電および/又は加熱による色調
    変化と粘着性制御とを可能とした流動性インクを用い、 インク担持体上に担持させた上記インクにパターン状の
    電圧を印加し、該電圧印加に応じて粘着性パターンを付
    与した上記インクを被転写媒体に転写する記録方法であ
    って、且つ、 所望の色調に応じ、交番電圧および/又は一定方向電圧
    を前記パターン状電圧として用いることを特徴とする画
    像記録方法。
JP63009486A 1988-01-21 1988-01-21 画像記録方法 Pending JPH01186338A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0488359A2 (en) * 1990-11-30 1992-06-03 Canon Kabushiki Kaisha Image recording apparatus and method having an efficient ink supply means
CN102596578A (zh) * 2009-11-02 2012-07-18 精工爱普生株式会社 热敏打印机及其通电控制方法

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EP0488359A2 (en) * 1990-11-30 1992-06-03 Canon Kabushiki Kaisha Image recording apparatus and method having an efficient ink supply means
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