JPS6330279A - 画像記録方法、画像記録用インクおよび画像記録装置 - Google Patents

画像記録方法、画像記録用インクおよび画像記録装置

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JPS6330279A
JPS6330279A JP61175191A JP17519186A JPS6330279A JP S6330279 A JPS6330279 A JP S6330279A JP 61175191 A JP61175191 A JP 61175191A JP 17519186 A JP17519186 A JP 17519186A JP S6330279 A JPS6330279 A JP S6330279A
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image
energy
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JP61175191A
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English (en)
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Fumitaka Kan
簡 文隆
Yasuyuki Tamura
泰之 田村
Naoki Kushida
直樹 串田
Koichi Toma
當麻 弘一
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein

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  • Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
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  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 良亙公1 本発明は、従来用いられていた記録方式の利点を保ちつ
つ、低コストの記録を可能とした画像記録方法、これに
用いる画像記録用インクおよび画像記録装置に関する。
11豊且遺 近年、情報産業の急速な発展に伴ない、種々の情報処理
システムが開発され、またそれぞれの情報処理システム
ごとに記録方法および記録装置が開発、採用されている
。これらのうち1代表的な汁通紙記録方式としては、電
子写真とそれから派生したレーザービーム・プリンタ、
あるいはインクジェット、感熱転写、インパクトプリン
タ(ワイヤドツト、ディジーホイル等を用いるもの)等
が挙げられる。
インパクトプリンタは、騒音が激しく、フルマルチ化が
困難である。電子写真、レーザービームOプリンタ等は
画質の解像度は高いが、装置が複雑且つ大型となり、装
置コストも大である。インクジェットは消耗品コストは
低いが、細いノズルから低粘度の液状インクを噴出させ
るため。
未使用時にインクが固化し、目づまりし易いという欠点
がある。更に、インク・ジェットに用いるインクは低粘
度インクであるため、紙にインクが転移した後、にじみ
、画像のボケが生じ易い。また、感熱転写法は、パター
ン状の熱をシート状の支持体」−に設けた固体インクの
層に供給し、これを溶融させて普通紙等に転写する方法
である。この感熱転写法においては、比較的小型の装置
が用いられ、且つ装置コストも低いという特徴がある。
しかしながら、高価な支持体上に固体インク層を設けて
なるインクリボンを用い、しかもこのリボンを使い捨て
で用いるため、この感熱転写法においては、消耗品コス
トが高くなるという欠点があった。
光」Lの」L的 本発明の主要な目的は、上述した従来の各記録方式の欠
点を除き、低コストの記録を行うことを可能とした画像
記録方法および画像記録装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、従来の画像記録方法の前述の欠点
を解消した新規な記録方法に、好適に用いられる新規な
インクを提供することにある。
更に詳しくは、本発明の目的は、従来の感熱転写の如く
、使い捨てインクリボン、インクシート等を使用せず、
画像記録に実際に使用されなかったインクを、再使用n
■能とした形態のインクを提供することにある。
本発明の目的は、更に詳しくは、中間転写媒体、或いは
被記録材(最終転写媒体)に接触したのみでは、これら
に付着転写しないインクであって、従来のインクリボン
、インクドナーフィルムに保持される固体インクとは異
なり、支持体上に固体インクの薄層として塗布された形
態でなくとも使用可能な、流動性を有するインクを提供
することにある。
光」LΩ]L鷹 本発明者は鋭意研究した結果、(従来の感熱転写記録法
に用いられていた固体インクとはまったく異なるインク
である)常温で流動性を有するインクであって、しかも
パターン状のエネルギー供給により(例えば電気化学的
に入鋏インク表面の粘着性の選択的制御が可能なインク
を見出し、更に、この流動性インク表面の粘着性制御を
利用して、(例えば、感熱転写法等とほぼ同等の解像度
を可能としつつ)被転写媒体上に画像信号に応じたイン
クパターンを形成することが可能であやことを見出した
・  本発明の画像記録方法はこのような知見に基づく
ものであり、より詳しくは、流動成膜性を有するが、実
質的に粘着性を有さす、■、つエネルギー印加により粘
着性を付与することが可能な流動性インクを用い、イン
ク担持体」二に上記流動性インクの層を形成する工程と
、該インク層に画像信号に応じたパターン状のエネルギ
ーを供給して、該パターンに応じて粘着性を付与した流
動性インクを被転写媒体に転写する転写1程と、からな
ることを特徴とするものである。
ここに、「流動成膜性を有するインク」とは、一定の外
力印加のもとに流動して、インクの膜を形成する性質を
有するインクをいう。「成膜性」とは、例えばインク1
を担持体」二に層状に形成できることを言う、このよう
に形成されたインク膜は、外力により搬送可能であるこ
とが好ましい。
また、このようなインクは、外力により切断された後、
経時的に粘着復元可能な性質を有することが好ましい。
一方、上記画像記録方法に好適に用いられる本発明の画
像記録用インクは、液体分散媒と、これを保持する架橋
構造物質とからなり、流動I&膜性を有するが、実質的
に粘着性を有さず、且つエネルギー印加による粘着性付
与を可能としたことを特徴とするものである。
更に、前記画像記録方法を好適に実施できる本発明の画
像記録装置は、流動性インクの層を担持しつつ搬送可能
とした表面を有し、インク転写位置に沿って移動される
インク担持体と、インク転写位置において、上記インク
担体上に形成されるインク層と接触可能に移動される被
転写媒体と、インク担持体」二のインク層へのエネルギ
ー印加を可能としたエネルギー印加手段とを有し;エネ
ルギーの選択的印加により粘着性を付与された流動+1
1インクが、被転写媒体上に転写することを可能とした
ことを特徴とするものである。
前述した構成を有する本発明の画像記録方法においては
、流動性インクをそのままインク担持体]−で層状に形
成し、この流動性インク層に直接的に選択的な粘着性を
付与している。
したがって、本発明の記録方法においては、(従来の感
熱転写法で必須であった)高価なシート状支持体」−に
複雑な二「程により固体インクの層を設けてなる高コス
ト(シかも使い捨て)の、インクリボンやインクシート
が不要となるため、消耗品コストを大幅に低下させるこ
とがi1f能となる。
更に、本発明においては流動性インクを用いるため、画
像形成に実際に使用されなかったインクのくり返し利用
が極めて容易であり、この面からも記録コスト低下への
寄Jj、がIF(能となる。
以下、必要に応じて図面を参照しつつ、本発明を更に詳
細に説明する。以下の記載において、都比な表す「%」
および「部」は、特に断わらない限り重量基準とする。
−の−1 本発明の画像記録装置の一実施例を示す被転写媒体の厚
さ方向で見た部分模式側面断面図である第1図を参照し
つつ、]−記記録装置の基本的な構成について説明する
第1図を参照して、表面がステンレス等からなるインク
担持体たるインク担持ロールlが、流動性インク2を収
納するインク容器3の底面上方(インク容器3のインク
2が収納される側)に、−核インク2を4r2持、搬送
しつつ矢印A方向に回転可能に配置される。
インク転写位置において、このインク担持ロールlの図
面に方(インク担持ロール1の表面(インク担持面)側
)に、このロールlと一定の間隙を持って対向し、その
表面がシリコーンゴム等からなり1矢印B方向に回転す
る転写手段たる転写ロール4が配置される。この転写ロ
ール4は、プラスチックフィルムや液体分散媒が浸透し
にくいようにコートされたベック平滑度300秒以上の
91滑紙、或いは金属シート等からなり、このインク転
写位置において転写ロール4表面に接触する被転写媒体
6が、インク担持ロールl上に形成される流動性インク
2の層に接触しつつ、矢印C方向に移送可能なように配
置される。
インクル側ロールル1と転写ロール4とが対向するイン
ク転n位置より上流側のインク担持ロール1表面(イン
ク1U!持而)側には、この表面と一定の間隙を持って
、画像信号−に応じたエネルギーの印加手段たる記録電
極5が配置される。この記録電極5の先端(電極素子が
形成されてなる一端)は、インク担持ロール1表面に形
成される流動性インク2の層に接触可能なように配置さ
れる。
本発明の画像記録装置の基本的な構成は−1−述した通
りであるが、このような装置系を用いる場合の本発明の
画像記録方法の典型的な実施態様について、上記記録装
置の動作の説明を兼ねて次に説明する。
第1図を参照して、インク容器3中の流動性インク2は
、流動成膜性を有するが、粘着性を右さず、且つエネル
ギー(例えば電気エネルギー)印加により粘着性を付与
されることが0■能な流動性インクである。このような
インク2は、例えば水等からなる液体分散媒を、グアー
ガム等からなる架橋構造体中に保持させることにより得
られる。
上記流動性インク2は、インク担持ロールlの矢印A方
向への回転に伴い、該ロール1表面に相持されつつ、矢
印り方向に搬送される。
このように移送される流動性インク2は、このインクが
記録電極5と接触するエネルギー印加位置において、該
記録電極5から画像信号に応じたパターン状の電圧を印
加される。該電圧に基づく電流が、記録電極5から流動
性インク2を介してインク相持ロールlに流れることに
より、(例えばインク2中における電気化学的反応によ
る架橋構造変化に基づき)流動性インク2に選択的な粘
着性が付与される。
選択的な粘着性を付与された流動性インク2は、更に矢
印り方向に移送されて、該インク2からなる層に、転写
ロール4上の被転写媒体6が接触するインク転写位置に
至り、上記した選択的な粘着性にノ^づき、(インク相
持ロールl上に形成されたインク層を構成するインク2
の少くとも一部が)矢印C方向へ移送される被転写媒体
6上に転写して、インクパターン21を形成する。
このインクパターン21は、必要に応じて、このインク
転写位置より下流側の被転写媒体6上に設けられる公知
の顕像化手段(例えば、トナー粒子の付着による顕像化
手段)によって顕像化してもよい。
上記インク転写位置において、被転写媒体6に転写しな
かった流動性インク2は、更に矢印り方向へ移送されて
、(その非粘着性に基づき)重力等の作用により被転写
媒体6と分離されて、インク容器3中へ戻り、(その波
動性に基づき)11fび利用可能とされる。
本発明の画像記録装置ないし画像記録方法の典型的な実
施態様は上述した通りであるが、インク担持体としては
一ヒ述した円筒状のインク1担持ロールlの他に、ベル
トないしシー1− (フィル1、を包含する趣旨で用い
る)状の担持体を用いてもよい。このベルトないしシー
ト状のインク担持(+は、無端運動させることにより、
くり返し使用することが、これらの材料コストの面から
好ましい。
また、上述した実施I出様においては、画像信号に応じ
た電流を、記録電極5→インク2→インク担持ロールl
と流しているが、(例えば、被転写媒体が金属シート等
の導電性媒体の場合には)記録型1i5→インク2→被
転写媒体6(あるいは、更に転写ロール4)と流しても
よい。また、後述する。ように、記録電極5として、そ
の先端(インク2に接触する側)に複数の電極素子を設
けてなる記録電極を用い、インク2を介して、これら複
数の電極素子間で電流を流してもよい。
更に、記録電極5は、流動性インク2の層が被転写媒体
6に接触するインク転写位置とほぼ同一の位、置(イン
ク2の層側)に設けてもよい。
更に、エネルギー印加位置においてインク2の層に印加
するエネルギーとしては、(詳しくは後述するが)電気
エネルギーの他に、熱エネルギーを用いてもよい、熱エ
ネルギーを用いる場合、記録型Ji5を、該インク転写
位置において、被転写媒体6のインク2の層接触面と反
対面側に設けることも可能である。
熱エネルギーを用いる場合、□従来の感熱転写法におい
て熱源として用いられていたサーマルヘラド、通電加熱
、゛レーザー光、赤外線等の輻射光、あるいは誘導加熱
等の接触ないし非接触の加熱手段を、特に制限なく用い
ることができる。
ただし、第1図の態様において述べたように、パターン
状エネルギニとして電気エネルギーを用いること、更に
は電気エネルギー印加に基づくインク2の電気化学的変
化を利用することが、エネルギー効率の点からは好まし
い。
第1図を参照した以上の説明においては、パターン状の
粘着性を付与した流動性インク2を。
インク相持ロールl」二から、プラスチックフィルム等
からなるシート状の被転写媒体6に転写しているが、最
終的に、普通紙等からなる通常の被記録材上に記録像を
得たい場合には、第2図に示すように、パターン状の粘
着性を付与した流動性インク2を、−旦中間転写奴体1
ユに転写してインク像を形成した後、該インク像を汁通
紙等の被記録材に転写することが好ましい。
第2図を参照して、このm;様のインク転写位置におい
ては、インク担持ロールlに一定の間隙をもって対向し
、表面がハードクロームメッキされた鉄等からなる円筒
形状を有し、矢印B方向へ回転可能とした中間転写媒体
たる中間転写ロール6aが配置される。この中間転写ロ
ール6aは、その表面が担持ロール1の表面に形成され
る流動性インク2の層に接触可能に配置される。
一方、インク像転写位置においては、この中間転写ロー
ル6aの表面(インク像形成面)には、昔通紙等からな
り、矢印E方向へ移送される被記録材7が該表面に接触
して配置される。更に、この被記録材7を中間転写ロー
ル6aと挾持可能とする形で、該ロール6aと対向し、
その表面がシリコーンゴム等からなり、矢印F方向に回
転する転写手段たる転写ロール4aが配置される。
更に、インク担持ロール1に記録電極5が対向するエネ
ルギー印加位置より更に上流側のインク担持ロール1表
面と一定の間隙を持った位置には、該ロール1上に形成
されるインク2の層厚を規制するためのブレード8等か
らなるインク層厚規制手段が、必要に応じて配置される
また、中間転写ロール6aと転写ロール4aとが対向す
る上記インク像転写位置より下流側の中間転写ロール6
a上には、必要に応じて、中間転写ロール6a表面に接
触可能に設けられ、ウレタンゴム等のブレード9a等を
有するクリーニング手段9が配置される。
上述した各部材のうち、インク1]1持ロールl、イン
ク容器3、中間転写ロール6a、記録電極5、ブレード
8およびクリーニング手段9は、外装ケースIO中に収
納される。
このような第2図の態様においては、(第1図の態様と
同様に)中間転写ロール6a上に形成されたインクパタ
ーン21は、インク像転写位置において被記録材7に転
写され、転写記録像22が形成される。
この第2図の態様においては、被記録材7が、インク担
持ロールl上の流動性インク2の層自体に直接に接触し
ないため、被記録材7ないし流動性インク2の構成の自
由度が増大する。この点から、この第2図の態様は好ま
しい実施態様である。
次に、上述した画像記録方法ないし画像記録装置に好適
に用いられる流動性インクについて、やや詳しく説明す
る。
りが用いられるが、より具体的には、以下に示すような
インクが好ましく用いられる。
(1)流動(成膜)性 表面粗度がlSのステンレス表面を有する2゜■φの円
筒形ロールを、その回転中心がほぼ流動性インクの液面
とほぼ等しい高さになるように該インク中に保持しつつ
、約6.Orpmで回転させた場合に、本発明に用いる
流動性インクは、(定常状Sにおいて)上記ステンレス
ロール表面に0゜3〜30mm程度、更には1〜Low
■程度の流動性インクの層が形成される程度であること
が好ましい。
(2)非粘着性(ないし液体分散媒保持性)容器内に入
れた流動性インクの液面上に、5c■X5c腸のアルミ
箔を(精秤した後)静かに乗せ、そのまま温度25℃、
湿度60%の雰囲気中で1分間放置した後、上記アルミ
箔を流動性インク面から静かに剥離して、該アルミ箔を
迅速に精秤し、アルミ箔の重量増加量を求めた場合に、
本発明に用いる流動性インクは、固形成分(例えば架橋
構造物質)が上記アルミ箔片に実質的に転写せず、且つ
該アルミ箔の重量増加量が0−1000■g、更にはt
−too鳳gの程度であることが好ましい、なお、容器
内の流動性インク全体とアルミ箔とを剥離する際に、必
要に応じて、ヘラ等で静かに剥離して精秤してもよい。
本発明に用いる流動性インクの非粘着性が、上述した程
度より弱いと、非エネルギー印加時に流視できない程度
となり、画像品位が低下する。こ転写して、この分散媒
の除去が困難となる。
た程度より低いと、インクの円滑な補給が困難となった
り、またインクを補給する際に加熱するなどの煩雑な操
作が必要となる。
物質により保持する広義のゲル状態を有するインク(す
なわち後述する本発明の画像記録用インク)、又は、比
較的高粘度(好ましくは5000cps以」二)の分散
媒中に、粒子(粒径が好ましくは0.11−1O07L
、更に好ましくは1〜20pm)を分散させてなるスラ
ッジ状インクが好ましく用いられる。これらのゲル状イ
ンクおよびスラッジ状インクの両者の性質をともに有す
るインクは、更に好ましく用いられる。
これらの流動性インクのうち、前者のゲル状インクにお
いては、液体分散媒が架橋構造に良好に保持されている
ため(若干量の液体分散媒を除き)該インクが被転写媒
体6に実質的に転写しないものと推定される。
また、後渚のスラッジ状インクにおいては、粒子がイン
ク界面に密に並ぶことにより、分lI([奴の被転写媒
体6への接触が抑制されるため、該インクが被転写媒体
6へ実質的に転写しないものと考えられる。特にこのス
ラッジ状インクにおいて、インク相持体として回転する
インク担持体を用いた場合、インク中の粒子が遠心力に
よりインク層の表面(外周)上に並び、このインクはグ
イラタント流体的に挙動するので好ましい。
上記ゲル状インクないしスラッジ状インクに熱エネルギ
ー等のパターン状エネルギーを供給した場合には、架橋
構造、ないし粒子の配列状態等が変化することにより、
これらの流動性インクにパターン状の粘着性が付与され
るものと推定される。
本発明の画像記録方法においては、被転写媒体6(ない
し中間転写媒体6a)、あるいは最終転写材(被記録材
7)への転写率が100%に近い値であることが多いが
、そうでない場合、すなわちインク担持ロールlないし
中間転写ロール6a上の転写されなかった残留インクが
問題となる場合には、」1記した架橋構造等の変化は可
逆的であることが好ましい。
更には、この流動性インクはエネルギー印加位置におい
てエネルギーを供給された後、インク転写位置において
被転写媒体6に転写されるまでの時間内において、上記
架橋構造等の変化を実質的に保持していることが好まし
い。
上述したような流動性インクとして、好適に用いられる
本発明の画像記録用インクは、液体分散媒と、これを保
持する架橋構造物質とからなる。
ここに「架橋構造物質」とは、それ自体で架橋構造をと
ることが可能な物質、あるいは他の添加物(例えばホウ
酸イオン等の無機イオンからなる架橋剤)の添加により
、架橋構造をとることが可能となる物質をいう。
また、「架橋構造」とは、「橘かけ結合」を有する三次
元的な構造をいう。
本発明のインクにおいては、この[橋かけ結合」は共有
結合、イオン結合、水素結合、あるいはファンデルワー
ルス結合のいずれ(ないし2種以上の組合せ)により構
成されていてもよいが、後述するようなインクの流動性
と液体分散媒保持性とのバランスを取る点からは、「橋
がけ結合」は、イオン結合および/又は水素結合により
構成されていることが好ましい。
本発明のインクにおいて、1−記「架橋構造」は、所望
の液体分散媒保持性が得られる程度のものであれば足り
る。すなわちこの架橋構造は、例えば網状、ハチの巣状
、らせん状構造等のいずれであってもよく、また、規則
的な構造でなくともよい。
本発明のインクにおいて、上記液体分散媒としては、常
温で液体である種々の無機、ないし有機の溶媒を用いる
ことが可能であるが、揮発性が比較的に低い(例えば、
水と同等、もしくはこれより低い)溶媒を用いることが
好ましい。
上記液体分散媒として水ないし含水分散媒等の親木性分
散媒を用いる場合は、架橋構造物質として親水性の(天
然ないし合成)高分子等が好ましく用いられる。
このような親木性高分子としては、例えばグアーカム、
ローカストビーンガム、アラビアガノ1、タラガンI・
、カラギナン、ペクチン、マンナン、デン プン等の植
物系高分子;キサンタンガム、デギスI・リン、サクシ
ノグルカン、カードラン等の微生物系高分子:ゼラチン
、カゼイン、アルブミン、コラーゲン等の動物系高分子
;メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエ
チルセルロース等のセルロース系高分子、あるいは可溶
性デンプン、カルボキシメチルデンプン、メチルデンプ
ン秀のデンプン系高分子、アルギン酸プロピレングリコ
ール、アルギン酸塩等のアルギン酸系高分子、その他多
糖類系の誘導体等の半合成高分子;ポリビニルアルコー
ル、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメチルエーテル
、カルポキシヒニルボリマー、ポリアクリル酸ナトリウ
ム等のビニル系高分子;その他ポリエチレングリコール
 醇化エチレン、酸化プロピレンブロック共重合体等の
合成高分子等が、1′11−独であるいは必要に応じて
2挿具]二組合せて好ましく用いられる。
これらの親水性高分子は、液体分散媒100部に対して
、通常、0.2〜10部、特に0.5〜5部用いること
が好ましい。
一方、液体分散媒として、例えば鉱油等の油、あるいは
トルエン等の有機溶媒からなる分散媒を用いる場合は、
例えば、ステアリン酎アルミニウム、ステアリン酸マグ
ネシウム、ステアリン耐亜の金属塩等きからなる金属石
けん、或いはヒドロキシプロピルセルロース誘導体、ジ
ベンジリデンD−ソルビi・−ル、ショ糖脂肪酸エステ
ル、デキストリン脂肪酸エステル等の有機物:等が(−
に述した親木性高分子と同様に)ti独であるいは必要
に応じて2挿具1 m1合せて、好適に用いられる。
上述したような親木性高分子ないし金属石ケン等を用い
る場合、これらの配合1奮1、あるいはこれ1)と1会
体分11(奴との組合せの如何によって、液体J))散
碌の保持性やインクの流動性は、ある程度変fト、 す
る。これらの配合敬、あるいは組合せの如何″9の構成
紫・義的に決定することはやや困難であるが、液体分散
傅と架橋構造物質とからなる木発1す1のインクが、(
流動性インクの説明において)前述しまたような非粘着
性(液体分散媒の保持性)、流動(成膜)性を有する程
度に構成することが好ま10.い。
1、述したような好ましい流動性、液体分散媒保)、7
 Mが容易に得られる点、更にはエネルギー付与による
架橋構造の制御が容易な点からは、前記した各種の架橋
構造物質の中でも、カラギナン。
ローカストビーンガム、キサンタンガム、グアーガJ、
″S1、あるいはこれらの誘導体等の親水性多糖類が好
ましく用いられ、更には、カラギナンとローカストビ−
ンガムとの混合系、キサンタンガムどローカストビーン
ガムとの混合系、あるいはグアー力J、或いはローカス
I・ビーンガムといったが→りトマンナンと架橋剤たる
ホウ酸源化合物(水溶液中でホウ酸イオンを遊離するこ
とが可能な化合物)との混合系が特に好ましく用いられ
る。
ここに、グアーガムとは、グアープラント(guar 
plant)の種子から得られ、主としてマンノースと
ガラクトースとからなる多糖類であり、第3図(a)に
示すような部分化学構造を有するものである。架橋剤た
るホウ酸源化合物は、このグアーガム100部に対して
、1〜20部程度用いることがt17ましい。
また、ローカストビーンガムとは、多年生の豆科植物イ
ナゴ豆から得られ、主としてマンノースとガラクトース
とからなる多糖類であり、第4図(a)に示すような部
分化学構造を有するものである。このローカストビーン
ガムは、その結合模式図を第4図(b)に示すように、
ブロック的な構造を有するものである。
更に、キサンタンガムとは、ザントモナス属の細菌の分
泌物から得られる多糖類であり、第5図に示すような部
分化学構造を有するものである。
このキサンタンガムは、上記ローカストビーンガム10
0部に対して、50〜200部程度用いることが好まし
い。
本発明の画像記録用インクは、上述した液体分散媒と、
架橋構造物質とを必須構成成分とするものであるが、本
発明の画像記録用インクは、更に、必要に応じて、染顔
料ないし着色微粒子等からなる着色剤、エネルギー付与
により発色する発色性化合物、あるいは、上記インクに
所望の導電性を44与して該インクの通電発熱等を可能
とする電解質等や必要に応じて防カビ剤、防腐剤等の添
加物を含有していてもよい。
1−配着色剤としては、カーボンブラック等の一般に印
刷、記録の分野で用いられる染料・顔料等を特に制限な
く使用することが可能であるが。
(非エネルギー印加時における)被転写媒体への液体分
散媒の411着による着色をできる限り抑制する点から
は、液体分散媒に対する親和性が比較的に低い染顔料(
特に顔料)を用いることが好ましい。これらの染顔料は
、液体分散媒100部に対して、1部以上、更には5〜
50部(特に10〜30部)使用することが好ましい。
上記着色剤としては、天然ないし合成の樹脂中に上記染
顔料等を分散させ、微粒子化してなる着色微粒子(例え
ば、電子写真法に用いられる各色のトナー粒子)を用い
てもよい。このような着色粒子を含有する流動性インク
は、グイラタント流体的な挙動を示すため、非エネルギ
ー印加時における被転写媒体への液体分散媒の転写、な
いし着色の抑制の点から、特に好ましい。
このような着色微粒子は、液体分散媒100部に対して
、1部以上、更には5〜100部(特に20〜80部)
用いることが好ましい。また一般に微粒子径を大きくし
た場合、着色性から、微粒子含有率を多くすることが望
ましい。なお、本発明においては、前記トナー粒子は、
帯電性等の電子写真特性に関係なく使用することがII
r能である。
上記した着色剤たる顔料もしくは着色微粒子の粒径は、
0.IIL層〜100p、m、更には1〜20#1.騰
であることが望ましい。
この粒径が0 、1 #Lm未満では、インクが中間転
写媒体や被記録材に接触し、(非エネルギー印加時)、
わずかに液体分散媒が中間転写媒体等に転移した場合に
、顔料粒子等が架橋構造に保持されずに液体分散媒と一
緒に転移して画像カブリが生じ易くなる。また、粒径が
l O01Lyaを越えると、通常の画像としては解像
力が不足する。
一方、前記発色性化合物を、上述した染顔料と同様に用
いてもよい。このような発色性化合物として、一般に感
圧色素、感熱色素として知られているもの、すなわち、
酸や熱の存在下で顕色する色素を用いれば、流動性イン
クをパターン状エネルギー付与の工程で、選択的に顕色
することができるため好ましい。
このような発色性化合物としては、例えばトリフェニル
メタン−フタリド系、フルオラン系、フェノチアジン系
、インドリルフタリド系、リューコオーラミン系、スピ
ロピラン系、ローダミンラクタム系、トリフェニルメタ
ン系、アザフタリド系、クロメノインドール系及び類似
の系のもの、トリアゼン系および類似の系のもの、ナフ
タール酸系のもの等がりt独で、あるいは2挿具I−組
合せて好ましく用いられる。
これらの発色性化合物は、例えば、マイクロカプセル化
し、液体分散媒に溶解又は分散Sゼ、電気化学反応によ
って記録電極伺近の電rの授受により直接に顕色させて
もよく、又、フェノール類等の固体酸と熱エネルギー付
り−時に接触させて顕色させるようにすることにより、
被転1’J 0M体、中間転写媒体、或いは被記録材(
最終転写材)へ転写するインクを選択的に着色すること
ができる。
溶媒に対する安定性の点からは、着色剤として前記染顔
料ないし着色粒子を用いることが好ましい。
上述した成分からなる本発明の画像記録用インクを得る
には1例えば、水等の液体分散媒と、親水性高分子等か
らなる架橋構造物質(必要に応じて、更に架橋剤、着色
剤、電解質等)とを、適宜加熱しつつ均一に混合して粘
稠な溶液ないし分散液とした後、冷却してゲル化すれば
よい。
なお、着色剤としてトナー粒子等からなる着色粒子を用
いる場合は、架橋構造物質と液体分散媒とを加熱しつつ
混合して均一にした後に、この着色粒子を加える方が好
ましい。またこの場合、トナー粒子等の凝集を防止する
ため室温付近で混合することも特に好ましい。
このように1町tられた本発明のインクは、(例えばカ
ラギナンーロー力ストビーンガム混合系、あるいはキサ
ンタンガム−ローカストビーンガム混合系を用いた場合
)熱エネルギー印加により、架橋構造の少なくとも一部
が変化ないし破壊されて、ゲル的な状態から、(可逆的
に)ゾル的な状態となって、エネルギー印加パターンに
応じた粘着性がイ・j与される。
また1本発明のインクは、(例えば、ホウ酸イオンで架
橋したグアーガムを用いた場合)、パターン状の電気エ
ネルギー印加により、上記と同様に、rtf逆的にパタ
ーン状の粘着性が付与される。このグアーガムを用いた
場合に選択的な粘着性が付与される理由は、必ずしも明
確ではないが、(本発明者の実験によれば)この粘着性
竹す−に要するエネルギー量が、前記熱エネルギー使用
の場合に比べて著しく小さいこと、この粘着性伺与が陽
極付近で起ること、および、この粘着性変化が可逆的で
あることから、電気化学的反応により架橋構造の少なく
とも一部が変化ないし破壊されているためと推定される
。すなわち、本発明者の知見によれば、この粘着性変化
は、記録電極による電子の授受により、ホウ酸イオンと
グアーガムとの結合状態が可逆的に変化していることに
よると推定される。
以上においては、本発明の画像記録用インク等、すなわ
ち、本発明の画像記録方法ないし画像記録装置に好適に
用いられる流動性インクについてやや詳しく説明したが
、次に、第1図ないし第2図に示した各部の構成につい
て説明する。
第1図を参照して、インク担持ロールlは円筒形状を有
し、矢印入方向へ回転する部材である。
このロール1のインク担持面たる表面(円筒面)を構成
する材料としては、(矢印A方向への回転によるインク
2の搬送により)その表面上に所望の流動性インク2の
層を形成することが可能な材才゛1であれば、特に制限
なく用いることができる。
よりIt体的には、ステンレス等の金属からなる導電体
の他、各種の樹脂等からなる絶縁体も用いられる。
このような材料からなるインク担持ロールlの表面は、
平滑面であってもよいが、流動性インク2の搬送、担持
性をより高める点からは、適度に粗面化(例えば粗面度
IS程度に)されている方が好ましい。
このインク担持ロール1表面上に形成される流動性イン
ク2の層の厚さは、(該インク2の流動性ないし粘度、
インク担持ロール1表面の材質ないし粗面度、あるいは
該ロールlの回転速度等によって異なるが)、このロー
ルlが被転写媒体6に対向するインク転写位置において
、概ね0.5〜30 m m、更には1〜lOmm(特
に2〜5mm)程度であることが好ましい。
このインク2の層厚が0.5mm未満では、インク担持
ロール1上に均一なインク層を形成することが困難とな
る。一方、このインク層厚が30mmを越えると、イン
ク層の表層(被転写媒体6に接触する側の層)を均一な
周速としつつ、インク2を搬送することが困難となり、
また記録電極5からインク担持ロールlへの通電も容易
でなくなる。
このような流動性インク2の層厚をより容易に規制する
ため、必要に応じて、第2図に示したように、ブレード
8等からなるインク層厚規制手段を設けてもよい。
インク転写位置において、」−記インク担持ロールlに
対向する被転写媒体は、第1図に示すような(一方向に
移送される)シート状被記録媒体6であってもよく、ま
た第2図に示すような(無端運動する)中間転写媒体6
aであってもよい。最終的に普通紙上に記録像を得るた
めには、中間転写媒体6aを用いることが好ましい。
第1図のシート状被転写媒体6としては、液体分散媒が
浸透しないようなコート紙で平滑なもの(好ましくは、
ベック平滑度300秒以上)を用いることも可能である
が、流動性インク2の材料の選択を容易とする点からは
、ポリエステル等のプラスチック、アルミニウム等の金
属からなるフィルム等が、その表面特性の点からより好
ましく用いられる。
一方、中間転写媒体としては、上記した金属ないしプラ
スチックのフィルムを一方向に移送させて用いてもよく
、またエンドレスベルト化して用いてもよいが、インク
転写位置における移送速度の調節等によりインク転写条
件を精密に制御する点、およびインク像転写位置におけ
る加圧転写を容易とする点からは、第2図に示すような
中間転写ロール6aを使用することが好ましい。
この中間転写ロール6a表面(円筒面)を構成する材料
と叫ては、インク担持ロール1表面の材料と同様のもの
を用いることが可能であるが、こノ表面は、クロムメッ
キ等のメッキ処理等により、平滑性、耐汚染性、あるい
はクリーニング容易性を向上させておくことが好ましい
。インク転写位置におけるインク2の転写の選択性向上
のためには、この中間転写ロール6aの表面は、インク
担持ロールlの表面より平滑性が高いことが好ましい。
インク転写位置において、この中間転写ロール6aと、
インク担持ロールlとに挾持されるインク2の層には、
適度な剪断力をかけておくことが好ましい。この点から
、中間転写ロール6aの周速は、インク相持ロールl上
のインク層表層(ロール6aに接触する層)の周速と等
しいか、あるいはこれより小さく(特にインク表層の周
速の50〜95%程度)することが好ましい。
この際、逆に、中間転写ロール6aの周速を、インク担
持ロールl上のインク層表層の周速に比べ大きくすると
、非エネルギー印加時に、インク層全体が中間転写ロー
ル6aに転移する現象が生じ易くなる。
なお、中間転写ロール6a表面とインク担持0一ル1表
面との材質、平滑性をほぼ同様のものとする場合は、イ
ンク転写位置のインク2の層に、上記した適度な剪断力
をかけておくことが好ましい、このような剪断力の利用
は、インクのチクソトロビック挙動、シュードプラスチ
ック的挙動、あるいはグイラタント的な挙動といったレ
オロジー的性質と密接に関係するが、インク2の選択的
転写性向上のために利用する点からも、好ましい態様で
ある。
この中間転写ロール6ai>ら普通紙等の被記録材7へ
のインク像21の転写率が100%でない場合には、第
2図に示すようなブレード9a等を有するクリーニング
手段9を設けて、中間転写ロール6a上の残留インクを
クリーニングすることが好ましい。
また、被記録材7上に形成された転写記録像22の該被
記録材7への定着性が十分でない場合には、被記録材7
のインク像転写位置より下流側に1例えば加熱、加圧等
による公知の定着化手段(図示せず)を設けてもよい。
インク担持ロールl」二の流動性インク2の層に画像信
号に応じたエネルギーを供給するエネルギー印加手段と
しては、前述したように、通常のサーマルヘッドも使用
〒きるが、記録電極5を用いることが、エネルギー効率
の点からは好ましく翫。
例えば、流動性インク2の架橋構造物質として、(前述
したような)グアーガムをホウ酸イオンで架橋してなる
ものを用いる場合、この架橋構造(の少なくとも一部)
を破壊するために要求される、通電量は、このようなイ
ンクに対し、通常はかなり微量(例えばインクに対して
数百pp■程度)添加される架橋剤(例えば上記ホウ酸
イオン)に電子を授受するのに必要な量のみで足りる。
この通電量は、サーマルヘッドを使用する場合の通電量
に比べて、概ねl/10程爪で良いため、このような電
気化学的変化を利用することにより、低エネルギー消費
の記録が実現できる。
前記記録電極5としては、例えば第6図にその部分模式
図を示すように、基体51上に、銅等の金属からなる複
数の電極素子52を設けてなり、該゛電極素子52−1
:の先端部(インクに接触する部分)以外の部分に、ポ
リイミド等からなる絶縁性液1&! 53を設けてなる
記録電極が好ましく用いられる。電極素子52の絶縁性
被膜53からの露出部分には、金、白金等のメッキを施
すことが好ましい。耐久性の点からは、白金メッキがよ
り好ましい。
第1図ないし第2図の構成においては、この記録電極5
と、インク担持ロールlとの間で通電しているが、第7
図に示すように、記録電極5上の複数の電極素子(52
1と522)の間で通電してもよい。
この場合、例えば第8図に示すようなパルスを電極素子
間に印加することにより、(パルス幅が充分に短時間で
あれば)インク2はこれらの電極素子521,522の
付近でのみ、(例えば架橋構造が破壊されて)粘着性を
帯びることとなる(第7図の2a。両方向パルスを印加
した場合の図として示す)。
この記録電極5に印加するパルスは、直流パルスでも両
方向パルスでもよい。インク2に熱エネルギー伺与のた
めに通電する場合は、(電気化学的反応抑制の点から)
、記録電極5に、通電時間に比し十分短い周期の交流を
印加することが好ましい。
(前述した)ホウ酸イオンで架橋したグアーガムを含有
するインク2を用いる場合には、記録電極5を陽極とす
ることが好ましい。架橋剤がこのホウ酸イオンのような
陰イオンでなく、陽イオンである場合には、記録電極を
陰極とすることが好ましい。
また、本発明においては、1fi9図に示すように、記
録電極5と、中間転写ロール6aとの間で通電してもよ
い。この場合、例えば記録電極5を陰極とし、中間転写
ロール6aを陽極とすることにより、(例えば、インク
2の架橋を中間転写ロール6aの表面付近で破壊して)
インク2を粘着化して該ロール6aに転写すればよい。
このような第9図の態様においては、静止している記録
電極5イ1近に低粘度のインクが滞ることがないため、
画像の尾引きを防止できる点から好ましい。
更に、中間転写ロール6a上のインク像21を、被記録
材7に転写する手段としては、第2図に示したような加
圧手段たる転写ロール4aが用いられる他、第10図に
示したようなコロナ帯電転写器41を用いてもよい。こ
の場合、第1O図に示すように、この転写手段41の上
流側のロール6a上に、ヒータ等からなる加熱手段11
を配置し、中間転写ロール6a上のインク像の液体分散
媒(例えば、水)を減少させておくことが好ましい。
光」LQ」L里 に述したように本発明によれば、(従来用いられていた
)固体インク層を有する高コストのインクリボンを不要
とすることにより、極めて低いランニングコストを実現
した画像記録方法と、この方法に好適に用いられる画像
記録用インクおよび画像記録装置とが提供される。
本発明の記録方法によれば、簡便な方法で、感熱転写記
録方法よりも著しく記録コストが低く、しかもインクジ
ェット法におけるノズルの11づまりや、記録像のにじ
み等の欠点をも解消した画像記録が可能となる。
特に、通電によりインクの架橋構造を変化させる本発明
の好ましい実施態様においては、従来の感熱転写法(サ
ーマルヘッド駆動)の1/lO程度の電流量で画像記録
を得ることができ、エネルギー消費の面からも著しいコ
スト低下がり能となる。
以下、実施例により、本発明を更に具体的に説明する。
後、常温下で放置することにより、高保水性の本発明の
ゲル状インクで、且つ不定形(流動性を有する)ものを
得た。この際、酸あるいはアルカリを用いてpH7〜1
1とした。
このゲル状インクにおいては、グアーガム(第3図(a
))のマンノース主鎖のC2とC3のcts−OH基、
および/またはガラクトース側る。
このゲル状インクに塩酸、酢酸等の酸を添加してpHを
7以下として、−たん粘稠な液状ゾルとし、これに、ポ
リエステル系樹脂中にフタロシアニン系顔料を均一に分
散させて得た粒径loILmのトナー粒子(キャノン社
製NPカラー複写機用シアントナー、流動性改善剤を外
添していないもの)50部を均一に混合した後、再びP
H7〜11として、スラ・ンジ状としたゲル状インクを
得た。
第2図を参照して、ステンレス製の20mmφの円筒状
ロール(表面粗度IS)からなるインク担持ロールlと
、表面をハードクロムメッキした鉄製円筒ロール(20
■φ)からなる中間転写ロール6aとが、インク転写位
置において?■の間隙で対向してなる第2図の画像記録
装置を用い、この装置のインク容器3中に、]−記によ
り1!tた本発明のスラッジ状インク2を投入した。
インク担持ロールlを約6 Orpmの回転数で矢印A
方向に回転させて該ロールl上に流動性インク2の層を
形成し、この層に接触する形で、中間転写ロール6aを
矢印B方向に約50 rpmの回転数で回転させた。こ
の際、記録電極5から、電気エネルギーをインク2の層
に供給しなかった場合には、中間転写ロール6 a 4
二にご〈微縫の水分が転移したが、インク2は実質的に
中間転写ロール6a上に転写しなかった。
一方、第6図に示した形状を有する記録電極5(ポリイ
ミドからなる絶縁被膜53から露出した部分の、金メッ
キした銅製の電極素子52の面積は100用−X100
p、■)を陽極とし、インク担持ロールlを陰極として
、インク2の層を介して40V、500ILsecのパ
ルス(第8図(b))を印加したところ、1つの電極素
子当り約2.5mAの電流が流れ、インク2が選択的に
中間転写ロール6a上に転写され、インクパターン21
が形成された。
インク像転写位置において、中間転写ロール6aに、矢
印E方向に移送される普通紙からなる被記録材7を介し
て、矢印F方向に中間転写ロール6aと等速で回転する
加圧ロール4a(12膳層φの鉄製円筒ロール上に、4
■雪厚のシリコーンゴム層を設iたもの)を対向させ、
この加圧ロール4aから若干加圧したところ、被記録材
7上に100JL腸X150JL■の大きさのシアン色
のドツト画像(第8図(a)0画像サンプルの写真のコ
ピーとして示す、)が得られた。
このシアン色のドツト画像を、インク像転写位置より下
流側の被記録材7上に設けた180℃の熱ロール定着器
(図示せず)を用いて定着したところ、充分な定着性が
得られた。
なお、インク像転写位置より下流側の中間転写ロール6
a表面上に若干残留するインクは、ウレタンゴムブレー
ド9aを有するクリーナー9を用いて除去した。
本発明者の知見によれば、−1−記したように画像が形
成されるのは、グアーガムを架橋しているホウ酸イオン
(BO4−、第3図(b))から、陽極反応により電子
が奪われ、架橋構造(少なくともその一部)が破壊され
て、インクに選択的な粘着性が付与されたためと拍、定
される。
本発明者の知見によれば、この際の反応は例えば以下の
ように推定される。
また本実施例のように、インク2の極〈一部分の架橋を
破壊した場合、数秒〜数十秒の間にゲル構造の復帰が見
られた。
このようなゲル構造の復帰は(本発明者の知見によれば
)イオンの拡散によると考えられるが、この数秒ないし
数十秒の時間は、信号印加により粘着性が付ケされた部
分のインクを中間転写媒体6aに転写するためには充分
長い時間であり、また、インクの転写残留部分を再使用
するためには、充分短い時間であると考えられる。
た粘稠な溶液を、室温下で放冷することにより本発明の
ゲル状インクを得た。このゲル状インクは、約40℃以
上に加熱することにより、IF(逆的にゾル化した。
上記ゲル状インクを得る際、室温で放冷中に(60℃〜
40℃の完全なゲル化していない温度で)、実施例1に
用いたと同様のトナー粒子50部を加え、均一に混合し
てスラッジ状としたゲル状インクを得た。
このスラッジ状インクを用い、且つ、第2図のエネルギ
ー印加手段5として通常の熱転写用サーマルヘッド(1
画素当り24V、30mAのパルスを印加した)を用い
た他は、実施例1と同様に実施したところ、実施例1と
同様の画像が得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第9図および第10図は、本発明の画
像記録方法を実施するための装置系(本発明の画像記録
装置)の実施態様を示す模式側面断面図ないし部分模式
側面断面図、第3図、第4図および第5図は本発明の画
像記録用インクに用いられる親木性高分子の化学構造を
説明するための図、第6図および第7図は本発明の画像
記録方法(装置)に用いられる記録電極の構成を示す模
式斜視図、第8図(b)はこの記録電極に印加されるパ
ルス、第8図(a)は本発明の記録方法によって得られ
る画像の一例を模式的に示す図である。 l・・・インク担持ロール 2・・・流動性インク 3・・・インク容器 4・・・弾性ロール 5・・・エネルギー印加手段 6・・・被転写媒体 6a・・・中間転写ロール 7・・・被記録材 8・・・インク層厚規制手段 9・・・クリーナー 10・・・外装ケース 第3図 (b) 第4図 (b) ■α−1.Q合、α−D−ガラクトピラ/−ヌ残基第6
図 第7図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、流動成膜性を有するが、実質的に粘着性を有さず、
    且つエネルギー印加により粘着性を付与することが可能
    な流動性インクを用い、 インク担持体上に上記流動性インクの層を形成する工程
    と、 該インク層に画像信号に応じたパターン状のエネルギー
    を供給して、該パターンに応じて粘着性を付与した流動
    性インクを被転写媒体に転写する転写工程と、 からなることを特徴とする画像記録方法。 2、前記被転写媒体として中間転写媒体を用い、且つ前
    記転写工程において、選択的に粘着性を付与した流動性
    インクを該中間転写媒体に転写してインク像を形成した
    後、該インク像を中間転写媒体から被記録材に転写する
    特許請求の範囲第1項に記載の画像記録方法。 3、前記パターン状のエネルギーとして熱エネルギーを
    用いる特許請求の範囲第1項又は第2項に記載の画像記
    録方法。 4、前記パターン状のエネルギーとして電気エネルギー
    を用い、前記インク中で電気化学反応を生じさせる特許
    請求の範囲第1項又は第2項に記載の画像記録方法。 5、前記画像信号に応じた電流を、流動性インクを介し
    てインク担持体に流す特許請求の範囲第3項又は第4項
    に記載の画像記録方法。 6、前記画像信号に応じた電流を、流動性インクを介し
    て被転写媒体に流す特許請求の範囲第3項又は第4項に
    記載の画像記録方法。 7、前記エネルギーを印加する手段として複数の電極素
    子を有する記録電極を用い、且つ流動性インクを介して
    該複数の電極素子間で通電する特許請求の範囲第3項又
    は第4項に記載の画像記録方法。 8、液体分散媒と、これを保持する架橋構造物質とから
    なり、流動成膜性を有するが、実質的に粘着性を有さず
    、且つエネルギー印加による粘着性付与を可能としたこ
    とを特徴とする画像記録用インク。 9、顔料ないし着色微粒子が分散されている特許請求の
    範囲第8項に記載の画像記録用インク。 10、エネルギー印加により発色する発色性物質が溶解
    ないし分散されている特許請求の範囲第8項に記載の画
    像記録用インク。 11、熱ネルギー印加による粘着性付与を可能とした特
    許請求の範囲第9項又は第10項に記載の画像記録用イ
    ンク。 12、電気化学的エネルギー印加による粘着性付与を可
    能とした特許請求の範囲第9項又は第10項に記載の画
    像記録用インク。 13、前記液体分散媒が電解質を含有する特許請求の範
    囲第11項又は第12項に記載の画像記録用インク。 14、前記エネルギー印加により、架橋構造物質の架橋
    構造が可逆的に変化する特許請求の範囲第8項記載の画
    像記録用インク。 15、前記エネルギー印加により、架橋構造物質の一部
    が非架橋構造となり、1つ、該非架橋構造が一定時間保
    持される特許請求の範囲第14項記載の画像記録用イン
    ク。 16、流動性インクの層を担持しつつ搬送可能とした表
    面を有し、インク転写位置に沿って移動されるインク担
    持体と、 インク転写位置において、上記インク担持体に形成され
    るインク層と接触可能に移動される被転写媒体と、 インク担持体上のインク層へのエネルギー印可を可能と
    したエネルギー印加手段とを有し; エネルギーの選択的印加により粘着性を付与された流動
    性インクが、被転写媒体上に転写することを可能とした
    ことを特徴とする画像記録装置。 17、前記インク転写位置において、被転写体が、イン
    ク担持体の移動方向と同一の方向で且つ該インク担持体
    の移動速度以下の速度で移動される特許請求の範囲第1
    6項に記載の画像記録装置。 18、前記被転写媒体が、インク転写位置において形成
    されたインク像を、該インク転写位置より下流側のイン
    ク像転写位置において、これに対向する被記録材上に転
    写することを可能とした中間転写媒体である特許請求の
    範囲第16項又は第17項に記載の画像記録装置。 19、前記インク担持体および中間転写媒体が、ともに
    円筒形状を有する特許請求の範囲第18項に記載の画像
    記録装置。 20、前記インク像転写位置において、被記録材を介し
    て中間転写媒体に対向する加圧転写手段を設けてなる特
    許請求の範囲第18項又は第19項に記載の画像記録装
    置。 21、前記インク像転写位置において、被記録材を介し
    て中間転写媒体に対向する帯電転写手段を設けてなる特
    許請求の範囲第18項又は第19項に記載の画像記録装
    置。 22、前記インク像転写位置において被記録材上に形成
    される転写記録像の定着手段を、該インク像転写位置の
    下流側に設けてなる特許請求の範囲第20項又は第21
    項に記載の画像記録装置。 23、前記エネルギー印加手段が、インク担体上に形成
    される流動性インクの層に接触可能に配置されてなる特
    許請求の範囲第19項に記載の画像記録装置。
JP61175191A 1986-07-25 1986-07-25 画像記録方法、画像記録用インクおよび画像記録装置 Pending JPS6330279A (ja)

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