JPH01168383A - インク供給方法 - Google Patents

インク供給方法

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JPH01168383A
JPH01168383A JP62325592A JP32559287A JPH01168383A JP H01168383 A JPH01168383 A JP H01168383A JP 62325592 A JP62325592 A JP 62325592A JP 32559287 A JP32559287 A JP 32559287A JP H01168383 A JPH01168383 A JP H01168383A
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JP
Japan
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ink
roll
value
layer
supply method
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JP62325592A
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English (en)
Inventor
Kozo Arahara
荒原 幸三
Tetsuro Fukui
哲朗 福井
Hiroshi Fukumoto
博 福本
Yoshio Takasu
高須 義雄
Masa Sato
雅 佐藤
Fumitaka Kan
簡 文隆
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Canon Inc
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M1/00Inking and printing with a printer's forme

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  • Printing Methods (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 炎!立1 本発明は平版印刷をはじめとする各種印刷方法に好適に
用いられるインク供給方法に関する。
11且韮 従来、平版印刷等の印刷方法における版へのインク供給
においては、通常、インキ溝ローラ、インキ出しローラ
、インキ練りローラ、中継ぎローラ、横振りローラ、イ
ンキ着はローラ等を組み合わせ、このようなインキング
ローラーを6本捏度から数十本程度使用したインク供給
ないしインク塗布装置を用いて、印刷゛版上へのインク
の均一・薄層コートを可能としている。
しかしながら、このようなインク供給装置を用いた場合
、インキングローラーが6本〜数十木と多いため、該装
置が大型化し、また、−木一本のローラーの適正な作動
の為のメンテナンスが複雑でインク供給装置の操作性が
良くないという欠点、特に版面へのインク供給量の調節
が極めて繁雑という欠点があった。
11立lヱ 本発明の主要な目的は、小型で且つ操作性の良い装置を
用いて、印刷版上にインクを均一な薄層状に供給できる
インク供給方法を提供することにある。
111口」! 本発明者らは鋭意研究の結果、従来法のように多数のロ
ーラの組合せにより機械的にインク層の均一化・薄層化
を行うのではなく、化学的にインクの所望の厚さに粘着
性を付与し、該インクの粘着性−非粘着性の差を利用し
て版に供給すべきインク層の均一化・薄層化を行うこと
が、上記目的の達成に極めて効果的であることを見出し
た。
本発明のインク供給方法は上記知見に基づくものであり
、より詳しくは、実質的に粘着性を有さず、且つpH価
変化による粘着性付与を可能としたインクを用い:該イ
ンクにpH価変化を付与し、該pH価変化に応じて粘着
性を付与した上記インクを印刷版に供給することを特徴
とするものである。
本発明のインク供給方法においては、pH価変化に基づ
くインクの粘着性制御により、インクの印刷版へのイン
ク転移量(ないし印刷版上に供給されるべきインク薄層
の厚さ)が調節されるため、後述する第1図ないし第2
図の模式側面断面図に示すように、インキングローラが
1本又は2本捏度のインク供給装置を用いて、印刷版上
へのインクの均一な薄層コートが可能であり、また、上
記インク転移量の調整が極めて容易である。
これに対して、従来の機械的手段によるインク供給装置
は、第3図の模式側面図に示すように多数のインキング
ローラを利用した複雑な構成を有しており、且つ該装置
におけるインク供給量の調節は、これら多数のインキン
グローラの相互関係の複雑な調整によっていた。
以下、必要に応じて図面を参照しつつ、本発明を更に詳
細に説明する。以下の記載において、量比を表す1%」
および「部」は、特に断わらない限り重量基準とする。
1に基止亘1」 本発明のインク供給方法に用いる装置系の一態様を示す
被記録材の厚さ方向模式側面断面図である第1図を参照
しつつ、上記インク供給方法の流動性を有するインクを
用いる態様について説明する。
第1図を参照して、表面がステンレス等からなるインク
担持ロール1の矢印A方向への回転に伴ない、インク層
厚規制手段4によってインク担持ロール1の表面に一定
の層厚でインク2がコーティングされ、且つインク層厚
規制ロール4の回転に伴つて移送される。
この流動性インク2はホウ酸イオンで架橋したポリビニ
ルアルコール等を含み、実質的に粘着性を有さす、且つ
pH変化による粘着性付与を可能としたインクである。
このように移送される流動性インク2は、必要に応じて
設けられるロール、ブレード等からなる他のインク層厚
規制手段(図示せず)によりその層厚を規制された後、
このインク2がpH変化付与用電極5と接触するpH変
化付与位置において、該電極5から粘着性を付与すべき
インク2の厚さに応じた電圧を印加される。該電圧に基
づく電流が、電極5からインク層2aを介して、例えば
インク担持ロール1に流れることにより、電気化学的反
応に基づきインク層2aの所望の深さの部分まで粘着性
が付与される。
所望の深さまで粘着性を付与されたインク層2aは、更
に矢印B方向に移送されて、該インク層2aに、中間ロ
ール6が接触するインク転移位置に至り、上記した所望
の深さまでの粘着性に基づき、インクJt!12aの少
くとも一部が、矢印C方向へ回転する中間ロール6上に
転移して、インク薄層2bを形成する。
上記インク転移位置において、中間ロール6に転移しな
かった流動性インク2は、更に矢印B方向へ移送されて
、その非粘着性に基づき、重力等の作用により中間ロー
ル6と分離されてインク容D3中へ戻り、その流動性に
基づき再び利用可能とされる。
一方、前記インク転移位置における流動性インク2の転
移により中間ロール6上に形成されたインク薄層2bは
、該ロール6の回転に伴って矢印C方向へ移送されて、
中間ロール6に版胴フが接触するインク供給位置に至り
、このインク供給位置において矢印り方向へ回転する版
胴7上に転移する。版[7は、その表面にパターン状の
インク受容性(例えば、親木性−疎水性に基くインク受
容パターン)を有しているため、上記インク供給位置に
招ける版胴フに対する均一な厚さのインク薄層2bの接
触に基き、版W47表面のインク受容パターンに対応し
てインク薄層2bが該版W47上に転写し、版胴7上に
インクパターン21が形成される。
中間ロール6の上記インク供給位置より下流側には、必
要に応じて、該中間ロール6上の残留インクをクリーニ
ングするためのクリーナー(図示せず)を設けてもよい
。このようなりリーナーを設けた場合、均一な厚さのイ
ンク薄12bを連続的に形成することが容易となる。
以上で印刷版へのインク供給が終了するが、第1図に示
した態様の装置系は、上記でインクが塗布された印刷版
を用いてそのまま印刷が可能なように構成されている。
第1図を参照して、前記インク供給位置におけるインク
供給に基づいて版胴7上に形成されたインクパターン2
1は、該版胴7の矢印り方向への回転に伴って移送され
て、版胴7に、表面がウレタンゴム等からなるブランケ
ット胴8が接触するインク像転写位置に至り、該ブラン
ケット胴8上に転写してインクパターン22を形成する
矢印E方向に回転するブランケット胴8上に形成された
上記インクパターン22は、次に、該ブランケット胴8
に矢印F方向に移送される普通紙等からなる被記録材9
が接触する印刷位置に至り、矢印G方向に回転する圧W
410からの圧力の下で該被記録材9に転写して、記録
像23を形成する。
また、被記録材9上に形成された転写記録像23の該被
記録材9への定着性が十分でない場合には、被記録材9
の印刷位置より下流側に、例えば加熱、加圧等による公
知の定着化手段(図示せず)を設けてもよい。
上述した第1図の構成においては、インク担持ロール1
上のインク層2a上から、−旦所望の厚さの流動性イン
ク2の層を中間ロール6上に転移させてインク薄層2b
とした後、該インク薄層2bを版rg47上に供給して
いるが、所望の深さまで粘着性を付与したインク層2a
を直接に版胴7に接触させることにより(すなわち中間
ロール6を省略して)、該版胴7上にインクを供給して
もよい6ただし、流動性インク2の材料の選択を容易と
する点からは、ポリエステル等のプラスチック、アルミ
ニウム等の金属からなる中間ロール6を用いた方がより
好ましい。
また、第1図の構成においては、ブランケット1518
を用いた平版(ないしオフセット)印刷を行っているが
、パターン状のインク受容性を有する印刷版(凸版、凹
版等)を用いる印刷方法であわば、本発明のインク供給
方法は特に制限なく適用可能である。
第1図に示した構成においては、例えば、表面がフッ素
系ポリマー等からなる撥水性基板上に、電子写真プロセ
スによりトナー粉末を電気的にパターン状に付着させた
後、熱で該トナーを定着してなる印刷用版を、金属等か
らなる円筒状基体上に巻きつけてなる平版用版胴7が好
ましく用いられる。この場合、版胴7上のトナー像表面
は、その材質ないし粗面性等に基づき、上記撥水性表面
よりも高エネルギー表面であるため、中間ロール6上の
pH変化した比較的高粘度のインク2が選択的に付着で
きる。
次に、上述した本発明のインク供給方法に用いるインク
について、やや詳しく説明する。
本発明のインク供給方法に用いる製版用インク2は、実
質的に粘着性を有さず、且つpH価変化による粘着性付
与が可能なインクである。
より具体的には、本発明に用いるインクは、以下に示す
ようなインクであることが好ましい。
(1)成膜性 本発明に用いるインクはインクの膜を形成する性質(成
膜性)を有すること(例えば該インクを担持体上に層状
に形成できること)が好ましい。
更には、本発明に用いるインクは、表面粗度がISのス
テンレス表面に0.01mm以上、更には1 mm以上
のインクの層が形成される程度の成膜性を有することが
好ましい。
(2)非粘着性 容器内に入れたインク上に、5cmX5cmのアルミ箔
を(精秤した後)静かに乗せ、そのまま温度25℃、湿
度60%の雰囲気中で1分間放置した後、上記アルミ箔
をインク面から静かに剥離して迅速に精秤し、該銅板の
重量増加量を求める。この場合に、本発明に用いるイン
クは、固形成分が上記アルミ箔に実質的に転写せず、且
つ該アルミ箔の重量増加量が0〜1000+ag、(更
には0〜100 mg)の程度であることが好ましい。
なお、容器内のインク全体とアルミ箔とを剥離する際に
、必要に応じて、ヘラ等で静かに剥離して精秤してもよ
い。
本発明に用いるインクの非粘着性が上述した程度より弱
いと、pH価未変化時に、該インク自体の中間ロール6
等への転移が実用上無視できない程度となり、インクの
粘着性−非粘着性の差を利用する均一な厚さのインク薄
FJ2bの形成が困難となり、画像品位も低下する。
本発明において、上述したような成膜性および非粘着性
を有するインクは、液体分散媒を架橋構造物質により保
持する広義のゲル状態を有するインク、又は、比較的高
粘度(好ましくは5000センチボイズ(cps)以上
)の分散媒中に、粒子(粒径が好ましくは0.1〜10
0μm、更に好ましくは1〜20μm)を分散させてな
るスラッジ状インクであることが好ましい。ゲル状イン
クおよびスラッジ状インクの両者の性質をともに有する
インクは、更に好ましく用いられる。
これらのインクのうち、前者lのゲル状インクにおいて
は、液体分散媒がゲル中に良好に保持されているため、
(若干量の液体分散媒を除き)該インクが中間ロール6
に実質的に転写しないものと推定される。
また、後者のスラッジ状インクにおいては、粒子がイン
ク界面に密に並ぶことにより分散媒の中間ロール6への
接触が抑制されるため、該インクが中間ロール6へ実質
的に転写しないものと考えられる。特に、このスラッジ
状インクにおいて、インク担持体として回転するインク
担持体を用いた場合、インク中の粒子が遠心力によりイ
ンク層の表面(外周)上に並び、このインクはダイラタ
ント流体的に挙動するので好ましい。
上記ゲル状インクないしスラッジ状インクに、通電等に
よるパターン状のpH価変化を付与した場合には、架橋
構造、イオン構造、又は粒子の配列状態等が変化するこ
とにより、これらのインクにパターン状の粘着性が付与
されるものと推定される。
上述したように、本発明に用いるインクは、液体分散媒
と、これを保持する架橋構造物質(ないし高分子電解質
)とを含むことが好ましい。
ここに「架橋構造物質」とは、それ自体で架橋構造をと
ることが可能な物質、あるいは他の添加物(例えばホウ
酸イオン等の無機イオンからなる架橋剤)の添加により
、架橋構造をとることが可能となる物質をいう。
また、「架橋構造」とは、「橋かけ結合」を有する三次
元的な構造をいう。
本発明に用いるインクにおいては、この「橋かけ結合」
は共有結合、イオン結合、水素結合、あるいはファンデ
ルワールス結合のいずれ(ないし2種以上の組合せ)に
より構成されていてもよい。
本発明に用いるインクにおいて、上記「架橋構造」は、
所望の液体分散媒保持性が得られる程度のものであれば
足りる。すなわちこの架橋構造は、例えば網状、ハチの
巣状、らせん状構造等のいずれであってもよく、また、
規則的な構造でなくともよい。
一方、本発明に用いるインクにおいて、上記液体分散媒
としては、常温で液体である種々の無機、ないし有機の
溶媒を用いることが可能であるが、揮発性が比較的に低
い(例えば、水と同等、もしくはこれより低い)溶媒を
用いることが好ましい。
上記液体分散媒として水ないし含水分散媒等の親木性分
散媒を用いる場合は、架橋構造物質として親水性の(天
然ないし合成)高分子等が好ましく用いられる。
このような親水性高分子としては、例えばグアーガム、
ローカストビーンガム、アラビアガム、タラガント、カ
ラギナン、ペクチン、マンナン、デンプン等の植物系高
分子;キサンタンガム、デキストリン、サクシノグルカ
ン、カードラン等の微生物系高分子;ゼラチン、カゼイ
ン、アルブミン、コラーゲン等の動物系高分子;メチル
セルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセル
ロース等のセルロース系高分子、あるいは可溶性デンプ
ン、カルボキシメチルデンプン、メチルデンプン等のデ
ンプン系高分子、アルギン酸プロピレングリコール、ア
ルギン酸塩等のアルギン酸系高分子、その他多糖類系の
誘導体等の半合成高分子;ポリビニルアルコール、ポリ
ビニルとロリドン、ポリビニルメチルエーテル、カルボ
キシビニルポリマー、ポリアクリル酸ナトリウム等のビ
ニル系高分子;その化ポリエチレングリコール、酸化エ
チレン−酸化プロピレンブロック共重合体等の合成高分
子等が、単独であるいは必要に応じて2種以上組合せて
好ましく用いられる。
これらの親水性高分子は、液体分散媒100部に対して
、通常、0.2〜50部、特に0.5〜30部用いるこ
とが好ましい。
本発明に用いるインクにおいては、上述した架橋構造物
質として高分子電解質を用いることが更に好ましい。こ
こにr高分子電解質」とは、高分子鎖(主鎖又は側鎖)
に解離基を有する高分子をいう。
このような高分子電解質を用いた場合、インク中に通電
する場合の他の電解質の添加、あるいは、粘着性制御を
容易化する場合のイオン性架橋剤(例えばホウ酸イオン
)の添加は、必ずしも必要でないため、系の単純化によ
りインクの安定性、保存性の向上が図れるという利点が
ある。
水中で解離して高分子イオンとなる高分子電解質として
は、例えばアルギン酸、ゼラチン等の天然物;及びポリ
スチレンスルホン酸、ポリアクリル酸等の、通常の高分
子に解離基を導入することにより合成したものが挙げら
れる。
高分子電解質のうち、pH価変化によるインク粘着性の
変化を得る上で、幅広いpH価間での粘着性変化が可能
な点からは、酸としても、塩基としても解離できる両性
高分子電解質(例えば、タンパク買)が好ましく用いら
れる。この両性高分子電解質としては、等電点が4〜1
0(更には4.5〜9)のものを用いることが好ましく
、ペプチドないしタンパク買(特にゼラチン)を用いる
ことが更に好ましい。
一方、液体分散媒として、例えば鉱油等の油、あるいは
トルエン等の有機溶媒からなる分散媒を用いる場合は、
例えばステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸マグネ
シウム、ステアリン酸亜鉛等のステアリン酸金属塩;そ
の他バルミチン酸、ミリスチン酸、ラウリン酸等の脂肪
酸の同様の金属塩等からなる金属石けん、或いはヒドロ
キシプロピルセルロース誘導体、ジベンジリデン−〇−
ソルビトール、ショ糖脂肪酸エステル、デキストリン脂
肪酸エステル等の有機物;等が(上述した親木性高分子
と同様に)単独であるいは必要に応じて2種以上組合わ
せて、好適に用いられる。
上述したような親木性高分子、高分子電解質ないし金属
石ケン等を用いる場合、これらの配合量、あるいはこれ
らと液体分散媒との組合せの如何によって、液体分散媒
の保持性やインクの成膜性は、ある程度変化する。これ
らの配合量、あるいは組合せの如何等の構成を一義的に
決定することはやや困難であるが、液体分散媒と架橋構
造物質(例えば高分子電解質)とからなるインクが、前
述したような非粘着性(ないし液体分散媒の保持性)、
成膜性を有する程度に構成することが好ましい。
本発明に用いるインクは、上述した液体分散媒と、架橋
構造物質(ないし高分子電解質)とからなることが好ま
しいが、必要に応じて染顔料(特に無機顔料)ないし着
色微粒子等からなる着色剤、pH価変化により発色する
発色性化合物、あるいは、上記インクに所望の導電性を
付与して該インクの通電発熱等を可能とする電解質等や
必要に応じて防カビ剤、防腐剤等の添加物を含有してい
てもよい。
上記着色剤としては、カーボンブラック等の一般に印刷
、記録の分野で用いられる染料・顔料等を特に制限なく
便用することが可能であるが、(pH価未変化時におけ
る)中間ロール6への液体分散媒の付着による着色をで
きる限り抑制する点からは、液体分散媒に対する親和性
が比較的に低い染顔料(特に顔料)を用いることが好ま
しい。これらの染顔料は、液体分散媒100部に対して
、0.1部以上、更には5〜50部(特に10〜30部
)使用することが好ましい。
上記着色剤としては、天然ないし合成の樹脂中に上記染
顔料等を分散させ、微粒子化してなる着色微粒子(例え
ば、電子写真法に用いられる各色のトナー粒子)を用い
てもよい、このような着色粒子を含有するインクは、ダ
イラタント流体的な挙動を示すため、pH価未変化時に
おける中間ロール6への液体分散媒の転写、ないし着色
の抑制の点から、特に好ましい。
このような着色微粒子は、液体分散媒100部に対して
、1部以上、更には5〜100部(特に20〜80部)
用いることが好ましい。また一般に微粒子径を大きくし
た場合、着色性から、インク中の微粒子含有量を多くす
ることが望ましい。
なお、本発明においては、前記トナー粒子は、帯電性等
の電子写真特性に関係なく使用することが可能である。
上記した着色剤たる顔料もしくは着色微粒子の粒径は、
0.1μi〜lOOμm、更には1〜20μmであるこ
とが望ましい。
二〇粒径が0.1μm未満では、インクが中間ロール6
に接触し、(pH価未変化時)、わずかに液体分散媒が
中間ロール6に転移した場合に、顔料粒子等が架橋構造
等に保持されずに液体分散媒と一緒に転移して画像カプ
リが生じ易くなる。
また、粒径が100μmを越えると、通常の画像として
は解像力が不足する。
本発明のインク供給方法に用いるインクを得るには、例
えば、水等の液体分散媒と、高分子電解質等からなる架
橋構造物質(必要に応じて、更に架橋剤、着色剤、電解
質等)とを加熱しつつ均一に混合して粘稠な溶液ないし
分散液とした後、冷却してゲル化すればよい。
なお、着色剤としてトナー粒子等からなる着色粒子を用
いる場合は、架橋構造物質と液体分散媒とを加熱しつつ
混合して均一にした後に、この着色粒子を加える方が好
ましい。またこの場合、トナー粒子等の凝集を防止する
ため室温付近で混合することも特に好ましい。
このように得られたインクは、pH価変化により、架橋
構造の少なくとも一部が変化ないし破壊されて、ゲル的
な状態から、可逆的にゾル的な状態となって、pH(i
tti変化に応じた粘着性が付与される。またはpH変
化により高分子電解質の解離状態が変化して、pH変化
に応じた粘着性が付与される。
以上においては、本発明に用いるインクについて詳しく
説明したが、次に、このインクに所望のpH価変化を付
与する手段について説明する。
(1)電気通電方法 電気化学的反応により、電極近傍のpH価を変化させる
。すなわち、記録電極による電子の授受により、架橋構
造の変化、又は電解質の解離状態の変化によるインク付
着性の変化を生じさせる。
(2)電子対受容体の添加 塩酸、硝酸、あるいは酢酸等の有機酸などの電子対受容
体(ルイス酸)をインクに添加ないし付与することによ
り、インクのpHを酸性側に変化させて粘着性を付与す
る。
(3)電子対供与体の添加 水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア、水酸
化アンモニウム、あるいはアミン等の有機塩基などの電
子対供与体(ルイス塩基)をインクに添加ないし付与す
ることにより、インクのpHをアルカリ性側に変化させ
て粘着性を付与する。
これらの電子対受容体ないし電子対供与体をインクに付
与する手段は、特に制限されないが、例えば輪転機用の
ローラを用いて、インク−面に電子対受容体く又は電子
対供与体)を付与することが、電子対受容体等の均一付
与の点から好ましい。
本発明者らの知見によれば、pH価変化にょる架橋構造
の変化は、例えば、ポリビニルアルコールと、ホウ酸イ
オンとの架橋物を例にすると、ポリビニルアルコールの
OH基と結合して架橋しているホウ酸イオン、 から、電気通電の陽極近傍での陽極反応(又は塩酸など
の電子対受容体の添加)によりpHが酸性側に変わり、
電子が奪われ、架橋構造(少なくともその一部)が破壊
されて、インクに選択的な粘着性が付与されたためと推
定される。
本発明者らの知見によれば、この際の反応は例えば以下
のように推定される。
CH。
■ また、pH価変化による高分子電解質の解離状態の変化
を用いる態様を、アミノ酸のペプチド化金物を例として
説明すると、電気通電による陰極近傍での陰極反応(又
は電子対供与体添加)によりpH価がアルカリ性側に変
化し、アミノ酸の−NHa+イオンが−NH,となる。
一方、電気通電による陽極近傍での陽極反応(又は電子
対受容体添加)により、pH価が酸性側に変化し、アミ
ノ酸の−000−イオンが−COOHとなる。
このようなアミノ酸の解離状態の変化により架橋構造が
変化し、付着性の差が生じると考えられる。
本発明者らの知見にれば、この際の反応は、例えば以下
のように推定される。
H3N RCOOH−H、N RCOO−pH酸性側 
  (2)   等電点 アミノ酸 H,NRCOO− (1)     p Hアルカリ側 (1)電気通電による陰極反応、又は電子対供与体の添
加 (2)電気通電による陽極反応、又は電子対受容体の添
加 以上において、本発明に用いるインクへのPH価変化付
与方法についてやや詳しく説明したが、次に、図面に示
した各部の構成について説明する。
第1図を参照して、インク担持ロール1は円筒形状を有
し、矢印A方向へ回転する部材である。
このロール1のインク担持面たる表面(円筒面)を構成
する材料としては、矢印A方向への回転によるインク2
の搬送により、その表面上に所望のインク2の層2aを
形成することが可能な材料であれば、特に制限なく用い
ることができる。より具体的には、ステンレス等の金属
からなる導電体の他、各種の樹脂等からなる絶縁体も用
いられる。
このような材料からなるインク担持ロール1の表面は、
平滑面であってもよいが、インク2の搬送、担持性をよ
り高める点からは、適度に粗面化(例えば粗面度IS程
度に)されている方が好ましい。
このインク担持ロール1表面上に形成されるインク層2
aの厚さは、該インク2の流動性ないし粘度、インク担
持ロール1表面の材質ないし粗面度、あるいは該ロール
1の回転速度等によって異なるが、このロール1が中間
ロール6に対向するインク転移位置において、概ね0,
01〜100on、更には0.1〜10mm程度である
ことが好ましい。
このインク2の層厚が0.01mm未満では、インク担
持ロール1上に均一なインク層を形成することが困難と
なる。一方、このインク層厚が100u+u+を越える
と、インク層の表層(版基材ロール6に接触する側の層
)を均一な周速としつつ、インク2を搬送することが困
難となり、またpH変化付与用電極5からインク担持ロ
ール1への通電も容易でなくなる。
一方、インク2をインク担持ロール1上から版W47上
へ移すためのインク移し手段としては、金属ないしプラ
スチックのフィルムを一方向に8送させて用いてもよく
、またエンドレスベルト化して用いてもよいが、インク
転移位置における8送速度の調節等によりインク転移条
件を精密に制御する点、および版胴7との間での加圧を
容易とする点からは、第1図に示すような中間ロール6
を使用することが好ましい。
この中間ロール6表面(円筒面)を構成する材料として
は、インク担持ロール1表面の材料と同様のものを用い
ることが可能であるが、この表面は、クロムメツキ等の
メツキ処理等により、平滑性、耐汚染性、あるいはクリ
ーニング容易性を向上させておくことが好ましい、イン
ク転移位置におけるインク2の転移厚さの均一性向上の
ためには、この中間ロール6の表面は、インク担持ロー
ル1の表面より平滑性が高いことが好ましい。
インク転移位置において、この中間ロール6と、インク
担持ロール1とに挾持されるインク2の層には、適度な
剪断力をかけておくことが好ましい。この点から、中間
ロール6の周速は、インク担持ロール1上のインク層2
8表層(ロール6に接触する層)の周速と等しいか、あ
るいはこれより小さく(特にインク表層の周速の50〜
95%程度)することが好ましい。
この際、逆に、中間ロール6の周速を、インク担持ロー
ル1上のインク層28表層の周速に比べ大ぎくすると、
pH価未変化時に、インク7J 2 a全体が中間ロー
ル6に転移する現象が生じ易くなる。
なお、中間ロール6表面とインク担持ロール1表面との
材質、平滑性をほぼ同様のものとする場合は、インク転
移位置のインク層2aに、上記した適度な剪断力をかけ
ておくことが好ましい。このような剪断力の利用は、イ
ンクのチクソトロビック挙動、シュードプラスチック的
挙動、あるいはダイラタント的な挙動といったレオロジ
ー的性質と密接に関係するが、インク2の転移厚さの均
一性向上の点からも好ましい態様である。
インク担持ロール1上の流動性インクの層2aに所望の
深さ方向のpH価変化を付与する手段としては、pH変
化付与用電極5(又は電子対受容体もしくは電子対供与
体添加手段)を用いる。
前記電極5としては、例えば、銅等の金属基体表面に金
、白金等のメツキを施したものが好ましく用いられる。
この電極5の電極形状としては、板状でもロール状どち
らでも使用できるが、この電極5は、インク2の移送方
向と交差する延長方向(特に直交する延長方向)に沿っ
てインク2の均一な厚さに粘着性を付与可能なように配
置されていることが好ましい。
前述した第1図の構成においては、この電極5と、イン
ク担持ロール1との間で通電しているが、電極5上に複
数の電極素子を設け、これらの電極素子の間で通電して
もよい。
通電によりインク2に粘着性を付与する場合は、通電電
圧または通電電流の調節によりpH価の変化量(すなわ
ち、中間ロール6上のインク薄層2bの厚さ)の制御が
できる。
また、通電によらずにインクのpHを変化させる手段と
しては、インクのpHを変化させる溶液等の液体を吐出
量は塗布する手段が好ましく用いられる。
上記液体塗布手段としては、より具体的には、第2図の
模式側面断面図に示すようなアプリケータが好ましく用
いられる。
第2図を参照して、表面がステンレス等からなる液体塗
布ロール51が、電子対受容体又は電子対供与体を含む
液体52(例えばこれらの溶液)を収納する液体容器5
3の底面上方(液体51が収納される側)に、該液体5
1を担持、搬送しつつ矢印H方向に回転可能に配置され
る。
インクへのPH変化付与位置において、この液体塗布ロ
ール51から、該ロール51と接触するインク担持ロー
ル1上のインク層2aに液体52が塗布され、該インク
層2aの所望の深さまでの粘着性が付与される。液体塗
布ロール51からの液体52の塗布量は、上記液体塗布
位置より上流側のインク塗布ロール51表面に必要に応
じて設けられるブレード、フェルト等からなる塗布量制
御手段54によって制御してもよい。
また、このようなロールコート方式に代えて、上記液体
52の吐出量を制御しつつ該液体52を吐出する手段(
例えば、バブルジェット型インクジェットプリンターの
印字ヘッド等、図示せず)を用いてもよい。
上記ロールコート方式においては、液体塗布ロール51
の回転数もしくは塗布量制御部材54の調節により、イ
ンクジェットプリンターの印字ヘッドの場合は該ヘッド
の加熱時間、加熱温度等の調節により、電子対受容体又
は電子対供与体を含む液体52の塗布量を制御して、イ
ンク2のPH価の変化量を制御することができる。
以下、実施例により本発明を更に具体的に説明する。
前記A成分を80〜90℃に加熱しつつ、均一に溶解し
、その後、前記B成分を加えて攪拌し、本発明に用いる
ゲル状のインク(pH試験紙によるpH8,0)を得た
。このゲル状インクにおいては、ポリビニルアルコール
のOH基がホウ酸イオンにより架橋されているものと推
測される。
この実施例1のインクの一部をとり、この上に5 c+
ax 5 cmのアルミ箔を静かに乗せ、そのまま温度
25℃、湿度60%の7囲気中で1分間放置した後、上
記アルミ箔をインク面から静かに剥離して該アルミ箔を
精秤したところ、アルミ箔の重量増加は実質的になかっ
た(重量増加量0.1g以下)。
この実施例1のインクの一部をとり、lN−HClを加
えpH価3にして、上記と同様にアルミ箔への付着試験
を行ったところ、アルミ箔に10gのインクが付着した
次に、上記のようにして得たインクを用い、第1図の装
置を用いて印刷版へのインク供給および印刷を行った。
すなわち、第1図を参照して、表面にテフロン層を有す
るステンレス製のインク層厚規制手段4は、インク相持
ロール1の回転方向に於いて、pH変化付与手段5より
も上流側に配置され、インク担持ロール1の表面に前記
インク2を一定層厚でコーティングするためのものでる
。このインク層厚規制手段4は本実施例では第1図に示
すように、外径約100mmのインク層厚規制手段4を
回転可能に設け、第1図の矢印B方向に回転させること
によって、インク担持ロール1の表面にインク2をコー
ティングするように構成している。
インク担持ロール1を約5 rpmの回転数で矢印A方
向に回転させて該ロール1上に流動性インク2の層21
!tを形成し、このf’J 2 aに接触する形で、中
間ロール6を矢印C方向に約577 rptaの回転数
で回転させた。この際、pH変化用電極5から、電気エ
ネルギーをインク層2aに供給しなかった場合には、中
間ロール6上にごく微量の水分が転移したが、インク2
は実質的に中間ロール6上に転移しなかった。
一方、金メツキされた銅板からなり、厚さ1mIa、幅
(中間ロール6の回転軸と平行な方向の大きさ)を中間
ロール6の回転軸長さと等しくしたpH変化用電極5を
インク2の移送方向と直交する延長方向に沿って配置し
て陽極とし、インク担持ロール1を陰極として、インク
層2aを介して20Vの電圧を印加したところ、インク
2が中間ロール6上に転写し、約5μIの厚さのインク
薄Fi2bが形成された。この転写したインク2のPH
は3であった。
本実施例においては、版胴7として、ステンレス製の円
筒状ロール(直径200 am)上に、印刷用版を巻き
つけてなるものを用いた。この印刷用版は、ポリイミド
フィルム(厚さ100μm)上に撥水性塗膜形成用のフ
ッ素系ポリマー塗料FC−721(住友スリーエム■製
)を塗布し、該フィルム上に約1μm厚の撥水性塗膜を
形成してなるものであり、この上に、ポリアミド樹脂を
主体としてなるバインダー中に無機系顔料を均一に分散
してなる電子写真用トナー(平均粒径9μa+)により
、通常の電子写真乾式被写機(キャノン(株)社製、p
c−to)を用いて転写・定着によりトナー像を形成し
たものである。
上記により得た版11ii7を、前記中間ロール6上の
インク薄層2bと接触させつつ矢印り方向に約5 rp
mの回転数で回転させたところ、上記版胴7上のトナー
像の上にインク薄層2bが選択的に転写され、インクパ
ターン21が形成された。
更に、インク像転写位置において上記板W47と接触さ
せつつ、表面がウレタンゴムからなるブランケット14
8を矢印E方向に約5 rpmで回転させ、更に、上記
ブランケット胴8に、矢印F方向に移送される普通紙か
らなる被記録材9を介して、矢印G方向にブランケット
胴8と等速で回転する圧胴10(表面はシリコーンゴム
)を若干の加圧下に対向させたところ、被記録材9上に
版胴7上のトナー像を忠実に再現した記録像23が得ら
れた。
上記の印刷プロセスをくり返したところ、100枚の画
像23を有する印刷物が得られたが、記録像23に大き
な画像の乱れはなかった。
■jコ生1 pH変化用記録電極5からインク担持ロール1に通電し
なかった以外は、実施例1と同様の操作を行りたところ
、インク2が実質的に中間ロール6上に付着せず、した
がって、被記録材9上に記録像23は形成されなかった
トリエタノールアミン4重量部を加えて室温下で放冷す
ることにより、本発明に用いるゲル状インク(リドマス
試験紙によるpH価6.5)を得た。
この実施例2のインクの一部をとり、実施例1と同様に
アルミ箔粘着試験を行ったところ、付着量は実質的にO
g(0,1g未満)であフた。
次に、実施例2のインクの一部にIN水酸化ナトリウム
溶液を加えpHを9.5にしてアルミ箔粘着試験を行っ
たところ、インクが該アルミ箔に1.3g付着した。
一方、実施例2のインクの一部にIN塩酸溶液を加えて
pHを4,0にし、アルミ箔粘着試験を行ったところ、
インクはアルミ箔に0.5g付着した。
上記インクを70℃に加熱してゾル状とし、型を用いて
ステンレスロール(100aa+φ、表面粗度IS)を
中心とするインクロール状に成形した後冷却し、室温(
25℃)にて固体のインク層2a(2I厚)を有するイ
ンクロールを得た。
実施例1で使用した流動性インク2と、このインクのp
J 2 aを表面にコートしたインク担持ロール1に代
えて、上記で得た固体インク層2aを有するインクロー
ルを用いた以外は、実施例1と同様に印刷を行ったとこ
ろ、実施例1と同様に印刷版上のトナー画像に対応した
記録像23が得られた。
比較例2 pH変化用電極5からインクロールに通電しなかった以
外は実施例2と同様の操作を行ったところ、インクが実
質的に中間ロール6上に付着せず、被記録材9上に記録
像23は得られなかった。
大】C」ユ 実施例2で使用したpH変化用電極5に代えて、インク
へのpH変化付与手段として第2図に示した液体塗布手
段55を用いた以外は、実施例2と同様に印刷を行フな
ところ、実施例2と同様に、版胴7上のトナー画像に対
応した記録像23が得られた。
本実施例で用いた液体塗布手段55においては、第2図
に示すように、ステンレス製液体塗布ロール51を0.
IN塩酸水溶液52に接触させつつ矢印H方向に5 r
pmで回転させ、且つウレタンゴムブレード54で上記
液体の塗布量を調節して用いた。上記インク塗布ロール
51をpH変化付与位置に配置して前述した固体インク
層2aに接触させたところ、該インク表面のpH価は4
となって中間ロール6上に転移し、該ロール6上にイン
ク薄層2b(厚さ約6μm)が形成された。
ルILユ 塩酸水溶液52の塗布を行なわなかった以外は、実施例
3と同様の操作を行ったが、インクは中間ロール6上に
実質的に転移せず、記録像23は得られなかった。
夾ti(W14 実施例3で用いた0、IN塩酸水溶液に代えて0、IN
水酸化ナトリウム水溶液を液体52として用い、インク
ロール上のインク7112 a 表面のpH価を11と
した以外は、実施例3と同様に印刷を行ったところ、被
記録材9上に、版胴7上のトナー画像に対応した記録像
23が得られた。
l艶立旦] 上述したように本発明によれば、1木ないし2本捏度の
少ないインキングローラを用いて印刷版上に均一な薄層
状のインクを供給することができ、更に、上記インクの
供給量は、PH変化用電極に付与する電圧もしくは電流
の調節、又は電子対受容体溶液等の塗布量により容易に
調節できるため、印刷インクの塗布装置の小型化、及び
インク塗布量調節の操作性向上が達成される。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、本発明のインク供給方法を実施
するための装置系の態様を示す模式側面断面図ないし部
分模式側面断面図、第3図は従来の機械的手段によるイ
ンク供給機構を示す模式側面断面図である。 1・・・インク担持ロール 2・・・インク 4・・・インク層厚規制手段 5・・・pH変化付与手段 51・・・液体塗布ロール 52・・・pH価副制御液体 53・・・液体容器 54・・・液体塗布量制御部材 6・・・中間ロール 7・・・版胴 8・・・ブランケット調 9・・・被記録材 10・・・圧胴 代表図:第1図 第1図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、実質的に粘着性を有さず、且つpH価変化による粘
    着性付与を可能としたインクを用い、該インクにpH価
    変化を付与し、該pH価変化に応じて粘着性を付与した
    上記インクを印刷版に供給することを特徴とするインク
    供給方法。 2、通電によるpH価変化により前記インクに粘着性を
    付与する特許請求の範囲第1項に記載のインク供給方法
    。 3、電子対受容体の添加によるpH価変化により、前記
    インクに粘着性を付与する特許請求の範囲第1項に記載
    のインク供給方法。 4、電子対供与体の添加によるpH価変化により、前記
    インクに粘着性を付与する特許請求の範囲第1項に記載
    のインク供給方法。 5、前記インクとして、液体分散媒と、これを保持する
    架橋構造物質とからなるインクを用いる特許請求の範囲
    第1項ないし第4項のいずれかに記載のインク供給方法
    。 6、前記架橋構造物質としてアミノ酸のペプチド結合物
    を含むインクを用いる特許請求の範囲第5項に記載のイ
    ンク供給方法。 7、染顔料又は、着色剤が含まれている前記インクを用
    いる特許請求の範囲第1項ないし第6項のいずれかに記
    載のインク供給方法。
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