JPH0118622Y2 - - Google Patents

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JPH0118622Y2
JPH0118622Y2 JP18716383U JP18716383U JPH0118622Y2 JP H0118622 Y2 JPH0118622 Y2 JP H0118622Y2 JP 18716383 U JP18716383 U JP 18716383U JP 18716383 U JP18716383 U JP 18716383U JP H0118622 Y2 JPH0118622 Y2 JP H0118622Y2
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JP
Japan
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crankshaft
cam
loom
eccentric cam
connecting rod
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JP18716383U
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JPS6093789U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 この考案は織機における経糸送出し装置に関す
るものである。
従来技術 織布を均一に織るためには製織中に織布と経糸
との境界である織布の織前線と筬が緯糸を打寄せ
る最前進位置である筬の織前線とが一致すること
が必要とされる。ところが、近年のように機台の
高速運転が行われる場合には、織機を起動してか
ら織機駆動モータが通常回転に達するまでの立上
がり時間が第1図に示すようにクランク角度でt
3まで掛る。これに対して織機の起動後第1回の
筬打ちまでの時間はt1であり、この時点では駆
動モーターの立上がり途中であるため筬打ち力が
通常運転時に比べて弱い。そのため通常運転中の
筬打ち位置は第2図にAで示すように織布Wの織
前位置に達し、所定の力で筬打ちが行われるのに
対し、立上がり途中のt1時間での筬打ち位置は
同図Bで示すように織前位置より若干手前とな
り、筬打ち力も弱くなる。このため、第3図に示
すように通常運転時の緯糸ピツチがP1であるの
に対し、起動時に打込まれた緯糸のピツチがそれ
より大きなP2となりこの部分に段(停止段)が
発生する。従つて、停止段発生防止には織機の再
起動時における第1回目の筬打ちを通常運転時と
ほぼ同じ状態で行うため、起動後t2〜t3時間
で第1回目の筬打ちが行われるように織機の起動
位置を定めるとよいことがわかる。そして、従来
再起動時に織機のクランク角度を筬打ち時期より
もt2〜t3だけ自動的に逆転して戻し、その位
置で起動することにより筬打ち力を通常運転時と
ほぼ同じにするためのオートリバース装置を備え
た装置もある。
ところが、従来の経糸送出し装置は一般に第4
図に示すように、クランク軸1に嵌着固定された
偏心カム2の回転がカムフオロアー3を介して連
接ロツド4の往復運動に変換され、その往復揺動
運動が揺動レバー5、連結ロツド6を介して、ヤ
ーンビーム(図示しない)を回転させるための駆
動軸7に対して回動可能に支承されるとともに一
端にラチエツト爪8が回動可能に装備された回動
アーム9に伝達され、ラチエツト爪8の作用によ
り前記駆動軸7に固着されたラチエツトホイール
10が所定量ずつ間欠的に回転され、駆動軸7を
介してヤーンビームが一定方向に回動されるよう
になつている。従つてこの種の経糸送出し装置に
おいては、織機を逆転した場合にも正転時と同様
にラチエツトホイール10が正転方向へ回動され
経糸が送出される。このため、織前位置が前方
(第2図の右方)へ移動してしまい、筬打ち力が
通常運転時と同様になつてもやはり起動時の緯糸
ピツチP2が大きくなり、停止段が発生するとい
う不都合があつた。
目 的 この考案は前記従来の問題点を解消するために
なされたものであつて、その目的は機台の逆転時
にはヤーンビームの回転を停止することができ、
簡単な構成で停止段の発生を防止することができ
る織機における経糸送出し装置を提供することに
ある。
考案の構成 前記の目的を達成するためこの考案において
は、クランク軸の回転運動をカムフオロアーを介
して連接ロツドに往復運動として伝達する偏心カ
ムをクランク軸に対して回転自在に支承し、同ク
ランク軸の前記偏心カムと近接した位置にカム駆
動部材を固着し、同カム駆動部材と前記偏心カム
のいずれか一方に前記クランク軸上の軸心を中心
とした円弧状の係合溝を形成するとともに他方に
は前記係合溝に遊挿される係合ピンを突設した。
実施例 以下、この考案を具体化した一実施例を第5,
6図に従つて説明する。この実施例の装置におい
てはクランク軸1の回転運動を連接ロツド4の往
復揺動運動とするための構成が第4図に示す従来
装置と異なつており、その他の構成は同一である
ので、異なる部分の構成についてのみ説明する。
クランク軸1上には円盤状の偏心カム2が回転
自在に支承され、その外周には連接ロツド4の一
端に固着されたカムフオロアー3が相対回転可能
に嵌合支持されている。第6図に示すようにクラ
ンク軸1上の前記偏心カム2と近接した位置には
カム駆動部材としての駆動フープ11がクランク
軸1と一体回転可能に固着されている。偏心カム
2には前記駆動フープ11と対応する面にクラン
ク軸1の軸心を中心とする円弧状の係合溝12が
形成され、駆動フープ11には同係合溝12に遊
挿される係合ピン13が突設されている。前記係
合ピン13は通常運転時には第5図に実線で示す
ように前記係合溝12の正転回転時における前端
に係合する位置に配設されている。
次に前記のように構成された装置の作用を説明
する。織機が正転駆動すなわちクランク軸1が第
5図の反時計方向に回転駆動されている時には、
係合ピン13が係合溝12の前端に係合している
ため駆動軸1と一体に回転する駆動フープ11の
回転とともに偏心カム2が同方向へ回転される。
その結果カムフオロアー3を介して連接ロツド4
が往復揺動されて経糸の送出しが行われる。
一方機台停止後の再起動時にオートリバース装
置により機台がほぼ1回転弱逆転駆動された際に
は、クランク軸1は第5図に鎖線で示す矢印方向
へ回転しこの時係合ピン13も同方向へ回転され
るが、係合ピン13が偏心カム2に形成された係
合溝12に沿つて移動するため、駆動フープ11
の回転は偏心カム2に伝達されない。従つて連接
ロツド4も往復運動を行わず経糸の送出しが停止
される。従つて、ほぼ1回転弱逆転が行われた後
織機の正転駆動を行うと、第1回の筬打ち時にお
ける筬打ち力がほぼ通常の筬打ち力に達するとと
もに織前位置が変化していないため、緯糸のピツ
チは第1回目の筬打ちの時から通常の緯糸ピツチ
P1となり織布に停止段が発生するのを防止する
ことができる。
なお、この考案は前記実施例に限定されるもの
ではなく、例えば、第7図に示すように駆動フー
プ11側に係合溝12をを設けるとともに偏心カ
ム2側に係合ピン13を設けるように構成した
り、第8図に示すように連接ロツド4の一端部に
カムフオロアー3を回転可能に支持し該カムフオ
ロアー3を偏心カム2の外周面に転動接触させる
ため連接ロツド4をバネ14によりクランク軸1
側に押圧付勢するように構成してもよい。又、係
合溝12や係合ピン13を耐摩耗性部材や耐衝撃
部材により構成してもよい。
効 果 以上詳述したように、この考案によれば機台の
逆転時に経糸の送出しが停止されるので、機台運
転後第1回目の筬打ち時の筬打ち力を通常運転時
とほぼ同じ大きさにするため機台を1回転弱逆転
させた後機台の運転を行つても織前位置の変化が
起こらず、停止段の発生を確実に防止することが
できしかも構成が簡単であるという優れた効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は機台運転時のクランク角度とモーター
回転数との関係を示す線図、第2図は通常運転時
と機台起動直後における筬打ち位置の違いを示す
概略側面図、第3図は機台再起動後の織布の緯糸
ピツチを示す断面図、第4図は従来装置の概略正
面図、第5図はこの考案を具体化した一実施例を
示す要部正面図、第6図は同じく縦断面図、第7
図は変更例を示す要部縦断面図、第8図は他の変
更例を示す要部正面図である。 クランク軸1、偏心カム2、カムフオロアー
3、連接ロツド4、カム駆動部材としての駆動フ
ープ11、係合溝12、係合ピン13。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 クランク機構の往復揺動運動を間欠回転運動
    としてヤーンビームに伝達するようにした織機
    の経糸送出し駆動装置において、クランク軸の
    回転運動をカムフオロアーを介して連接ロツド
    に往復運動として伝達する偏心カムをクランク
    軸に対して回転自在に支承し、同クランク軸上
    の前記偏心カムと近接した位置にカム駆動部材
    を固着し、同カム駆動部材と前記偏心カムのい
    ずれか一方に前記クランク軸の軸心を中心とし
    た円弧状の係合溝を形成するとともに他方には
    前記係合溝に遊挿される係合ピンを突設したこ
    とを特徴とする織機における経糸送出し装置。 2 前記カムフオロアーは前記偏心カムの外周に
    相対回転可能に嵌合支持され、前記連接ロツド
    はその一端が同カムフオロアーの外周に固着さ
    れている実用新案登録請求の範囲第1項に記載
    の織機における経糸送出し装置。
JP18716383U 1983-12-02 1983-12-02 織機における経糸送出し装置 Granted JPS6093789U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18716383U JPS6093789U (ja) 1983-12-02 1983-12-02 織機における経糸送出し装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18716383U JPS6093789U (ja) 1983-12-02 1983-12-02 織機における経糸送出し装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6093789U JPS6093789U (ja) 1985-06-26
JPH0118622Y2 true JPH0118622Y2 (ja) 1989-05-31

Family

ID=30404075

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18716383U Granted JPS6093789U (ja) 1983-12-02 1983-12-02 織機における経糸送出し装置

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JP (1) JPS6093789U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6093789U (ja) 1985-06-26

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