JPH01182487A - 開口構造および該構造に使用するパネル - Google Patents

開口構造および該構造に使用するパネル

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JPH01182487A
JPH01182487A JP645688A JP645688A JPH01182487A JP H01182487 A JPH01182487 A JP H01182487A JP 645688 A JP645688 A JP 645688A JP 645688 A JP645688 A JP 645688A JP H01182487 A JPH01182487 A JP H01182487A
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panel
opening
panels
guide rail
fitted
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Kenzo Unno
海野 健三
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、窓、出入口、ドーム等における開口部の構造
および該構造に使用するパネルに関し、特に、開口面が
曲面をなす構造物における開口部に好適な開口構造およ
び該構造に使用するパネルに関する。
[従来の技術] 近年、温室、サンルーム等の建造物自体、ハス等の交通
機関の待合室、建物の窓、屋根、連絡通路などに、円筒
ないし半円筒形の曲面構造を有する構造物か使用されつ
つある。
この種の構造物は、金属等′からなる骨組に、透明パネ
ルを装着して、外光を取入れると共に、雨や風を防ぐ構
造となっている。他方、この種の構造物にあっては、温
度調節、換気等のため、窓を設ける必要かある。
従来、この種の構造物における開口は、その骨組の一部
の面に、窓枠等の枠を設け、この枠に。
開閉自在に障子を装着することにより構成することか一
般的である。
[発明か解決しようとする課題] ところで、構造物において、換気、温度調節等を行なう
場合に、風の向き、強さ、温度等を考慮することか好ま
しい。そのためには、任意の位置に開口でき、また、所
望の面積で開口できることか必要である。
しかしながら、上記従来の開口構造にあっては、開口部
の位置が、予め設定した窓部に限られ、任意に設定する
ことができないという問題がある。また、開口面積も、
窓の数と開閉できる面積によって限定されるという問題
がある。
これに対して、窓部を多数設けることも考えられる。
しかし、これては、構造物の曲面における構造に制約を
受け、設計者が意図する外観意匠を実現することができ
ないという問題を生じると共に、構造が複雑になって、
高価となる欠点がある。
本発明は、上記欠点を解決すべくなされたもので、任意
の位とで、所望の開口面積で開口でき。
また、構造物の曲面における構造に制約を受けることな
く、任意の外観意匠を実現することができ、しかも、構
造が簡単で、安価に製作てきる、開口構造を提供するこ
とを目的とする。
また、本発明は、上記開口構造に使用するに好適なパネ
ルを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、窓、ドーム等における開口部の構造において
、上記課題を解決する手段として。
少なくとも2本を並行配置して開口面を形成する枠部材
と、 曲げに対して弾性を有する複数枚のパネルとを備え、 上記枠部材に設けられ、上記パネルを移動可能に保持す
る複数条のガイドレールと。
上記ガイドレールに、上記パネルを上記弾性を発揮する
よう付勢した状態で嵌装して構成することを特徴とする
上記枠部材は、アルミニウム等の金属材、合成樹脂材、
木材などにより形成することができる。
この枠部材は、それか形成する開口面が任意の曲率で湾
曲するように構成される。この湾曲面は、円筒ないし半
円筒形状に限らず、任意の形態の曲面でよく、勿論、一
部または全部が平面であってもよい。
上記パネルは1曲げに対して弾性を有する材料によって
形成する。材料は、板の大きさ、装着すべき枠部材が形
成する開口面の曲率、材料自体の弾性等を考慮して、適
宜選定する。また、パネルの色彩について、および、透
明、不透明についても、任意に選択することができる。
好ましい材料を例示すれば、ポリカーボネート樹脂、ア
クリル樹脂等がある。
また、このパネルは、断熱等を考慮して、内部に乾燥空
気を密閉充填した中空層を設けることか望ましい。例え
ば、2枚の板材を中空層を挟んで配置し、板間に乾燥空
気を密閉充填した複層構造体とする。もちろん、1枚の
板によるパネルてあってもよい。
上記パネルは、複数枚使用し、その枚数は、開口部の面
積と、パネルの形態および面積とを考慮して適宜選定す
る。複数枚のパネルは、その面積、形態、色彩等をすべ
て一致させてもよく、また、異ならせてもよい。
また、上記パネルは、その形態を、適用すべき開口面の
形態に対応して適宜設定する。すなわち、基本的には、
曲げの弾性力が作用して、それ自身をガイドレールに固
定保持できるように、通常の状態では開口面の形態と異
なる形態とする。
例・えば、曲面状の開口面を形成する枠部材に装着する
場合には、平板状とし、また、平面上の開口面を形成す
る枠部材に装着する場合には、湾曲成型したパネルとす
る。
さらに、このパネルの、後述するガイドレールとの嵌合
部には、移動を容易にするため、ガイドローラ、スライ
ダ等をそれらの摩擦力を考慮して適宜選定し、取り付け
ることが好ましい。
上記ガイドレールは、上記枠部材に設けられる。好まし
い態様としては、枠部材の対向面に、その投手力向に沿
つて複数条設けられる。このガイドレールは、上記パネ
ルを固定すると共に、移動可能に保持する。すなわち、
上記パネルの嵌合部分を案内可能に保持できるように溝
状に形成することが好ましい。例えば、L字形材を複数
本並設して構成することかできる。
上記ガイドレールに対する上記パネルの装着は、パネル
の形態か、枠部材により形成される開口面形態と一致し
ていないので、該パネルを開口面形態と合うように曲げ
て嵌合させることにより行なう。すなわち、パネルを、
曲げによる弾性を発揮するよう付勢した状態として、ガ
イドレールに装着する。
また、上記ガイドレールは、複数条並設することか望ま
しい、複数条形成される上記ガイドレールのそれぞれに
上記パネルを嵌装する。すなわち、複数条並設されたガ
イドレールの各々に、rJl!口部を閉止するに必要な
枚数のパネルを、複数条並設されたガイドレールに分散
して嵌装する構成とする。この際、ガイドレール1条毎
に1枚のパネルを装着する構成であってもよく、また、
1条のガイドレールに2枚以上のパネルを装着する構成
としてもよい。
さらに、本発明の開口部は、開口部の全部または一部が
二重窓になるような構成としてもよい。
すなわち、開口部全体を覆うに必要な枚数以上のパネル
を嵌装して、開口部の全部または一部に、パネルが二重
に配置される構成とする。この場合、外側に配こされる
ものと、内側に配置されるものとで、色彩、大きさ、形
態等を変えてもよい。例えば、外側に配置されるパネル
を透明とし、内側に配置されるパネルを遮光性のものと
すること、また、外側に配置されるパネルと、内側に配
置されるパネルとの色彩を異ならせることができる。
なお、複数条のガイドレールにパネルを装着する際、隣
接するパネルの端部に、相互に当接するストッパを設け
てもよい。このスト・ンバは、掛は外しができるように
して、複数条のガイドレールに装着される各パネルを、
重なり合いを可能として、開口部の閉止、開放を自在に
できるようにすることが好ましい。
[作用] 本発明により開口部を構成するには、窓等の開口を構成
すべき位置に、開口面を形成する枠部材を少なくとも2
本を並行配置する。この時、枠部材は、嵌装されるパネ
ルに弾性があるので、パネルの曲げ可能範囲内において
、その開口面を任意の曲率を持つ曲面とすることができ
る0例えば、任意の曲率の円筒ないし半円筒形等とする
ことができる。
また、上記枠部材に複数条設けられるガイドレールに、
パネルを嵌装する。ここで、ガイドレールは、複数条設
けられているので、一つのガイドレールに開口部をYa
う全てのパネルを装着せず、複数条のガイドレールに1
ないし数枚のパネルを嵌装することとなる。従って、各
ガイドレールにおいて、パネルか移動可能となる。
一方、各パネルは、その形態が枠部材の形成する開口面
形態と異なる形態となっているので、該パネルを開口面
形態と合うように曲げて嵌合させる。すなわち、パネル
は、曲げによる弾性を発揮するよう付勢された状態で、
ガイドレールに装着される。
このように装着すると、パネルは、ガイドレールに拘束
される範囲において、そのガイドレール嵌合部分が弾性
力により該ガイドレールに圧接することとなる。パネル
のガイドレールに対する圧接は、パネルにより直接行な
われる場合、水切り用のガスケット等を介して間接的に
行なわれる場合等がある。いずれの場合にも、パネルに
、その自重によるガイドレール長手方向に向く重力の分
力か作用することに対して、上記圧接による静止摩擦力
かこれに抗して作用するため、自重による移動が阻止さ
れる。
一方、パネルを移動させる際には、該パネルを押したり
、または、引いたりすることにより、静止摩擦力に抗す
る力を加えればよい。移動し終ったところで1手を離せ
ば、該パネルは、その弾性による摩擦力により静止状態
となる。
なお、パネルの移動に要する力は、ガイドレールの曲率
によっても異なるが、曲率が大きく、パネルの付勢力が
大きい場合には、該パネルを若干向げるようにすれば、
該パネルのガイドレールに対する圧接状態が弱まるので
、該パネルは容易に動かし得る状態となる。もっとも、
このような場合でも、パネルにガイトローラか設けであ
ると、移動時の摩擦か小さくなり、開閉操作か容易にな
る。
パネルの移動は、ガイドレール毎に行なうことができる
ので、移動させるべきパネルを適宜選定することにより
、所望の位置に開口させることができると共に、所望の
開口面積とすることができる。
この場合、各パネルの固定は、パネル自身の弾性による
ので、移動および静止が特別の機構を要せず、簡単な構
造により実現することができる。
しかも、枠部材の本数を適宜設定することにより、任意
の大きさに構成でき、また、その外観意匠も、パネルを
選定することにより任意に設定することができる。
[実施例] 本発明の実施例について、図面を参照して説明する。
〈実施例の構成〉 第1図に本発明開口構造の一実施例の構造を示す。
本実施例は、ドーム本体lOと、このドーム本体lOに
設けられた出入口20の各開口部に適用される。
上記ドーム本体lOは、3木の枠部材30a、30b、
30cを並設し、かつ、壁体11を設けて構成される。
これらの枠部材30a、30b、30cは、該ドーム本
体lOの屋根部分の曲面を形成するように湾曲して配置
されている。
また、出入口20は、壁体11に設けられ、壁体21と
共に、2本の枠部材40a、40bが並設されている。
これらの枠部材40a、40bは、該出入口20の正面
開口部分の波形状の曲面を形成するように湾曲して配置
されている。
上記枠部材30a、30b、30c、40aおよび40
bは、金属材、合成樹脂材、木材等にて形成されるか、
本実施例では、アルミニウム材を用いている。これらの
枠部材30a、30b、30c、4−Oaおよび40b
には、複数枚のパネル50が嵌装しである。また、これ
らの枠部材30a、30b、30c、40aおよび40
bには、それぞれ対向面に、上記パネル50を移動可部
に保持するガイドレール(第1図では図示を省略しであ
る。)が複数条設けられる。
上記ガイドレール60は、本実施例では、第2図に示す
ように、金属製り字形材61を複数条並設して構成され
る。第2図では、作図上の簡単のため、3条分のみを図
示しているが、さらに多くのガイドレール60を設ける
ことができる。本実施例ては、ドーム本体lOの屋根部
分の曲面には、ガイドレール60を5条分設ける構造と
している。
上記り字形材61は、互いに隣接するL字形材61によ
り溝部62を形成するように配置される。この溝部62
は、パネル50のガイトローラ70が転動自在に嵌装で
きる幅を有して設けられる。L字形材61の最上部は、
隣接するL字形材61が存在しないので、溝部62を設
けるため。
帯状材63が配設しである。また、最下端に配置される
L字形材61は、その先端が他のL字形材61より開口
部内に突出しである。これは、この最下端に配置される
L字形材61の溝部62を雨水等の排水用ドレーンとし
て使用するためである。
各1−字形材61の先端には、ガスケット64が装着し
である。これらのガスケット64は、例えば、ネオブレ
ンゴム等からなる。このガスケット64には、ジッパ6
5が設けである。各り字形材61に装着されたガスケッ
ト64は、最下端に装着したものを除き、互いに弾性力
により当接して、各溝部62の開口部を封止して水密構
造としている。上記溝部62には、これらのガスケット
64に挟まれるようにして、パネル50が嵌装される。
パネル50は1曲げに対して弾性を有する材料にて形成
する0本実施例では、透明な2枚のポリカーボネート樹
脂板51を中空層52を挟んで並行に配置した、全体と
してほぼ6@−厚程度の複層構造とし、端部にシー 部
材53を配置してお止し、内部には、乾燥空気を充填し
た構造としである。パネル50は、複数枚形成される。
上記パネル50は、複数枚を使用する。その枚数は、開
口部の面積と、それ自身の形態および面積とを考慮して
適宜選定する。複数枚のパネル50は、その面積および
形態をすべて一致させてもよく、また、各々異ならせて
もよい。
本実施例では、ドーム本体lOの屋根部分の一つの開口
曲面には、第4図に示すように、ガイドレール60を5
条分設け、これに9枚のパネルを嵌装する構成としてい
る。この場合、パネル50は、第5図(A)〜(D)に
パネルの配置として示すように、最上部のガイドレール
を除く他のガイドレールには、同じ面積のパネルを2枚
ずつ。
最上部のガイドレールには1面積が他のものの2倍ある
パネルを1枚ずつとする。なお、上記第5図(A)〜(
D)では、作図を簡単にするため、ガイドレールは図示
せず、パネルの配置のみを示す。
本実施例に使用するパネル50には、第6図に示すよう
に、上記溝部62に嵌装される端部の適所に、ガイトロ
ーラ70が取り付けである。ガイドローラ70は、パネ
ル50か湾曲した状態ても容易に移動できるように、通
出な間隔、例えば、30cm程度の間隔で複数箇所に配
設される。
ガイドローラ70の取付は、第3図に示すように、上記
パネルに塩り付けられるガイトローラ取付部材80を使
用して行なう。このガイトローラ取付部材80は、パネ
ル50を挟持できる幅の溝81を構成する金属製のチャ
ネル材からなり、その溝底部82に、車軸受孔84が設
けてあり、溝壁部83には、リベット87を差し込むリ
ベット取付孔85が設けである。車軸受孔84には、車
軸86かかしめにより取り付けられる。この際、車軸8
6にはガイトローラ70が回転自在に嵌め込まれる。
また、パネル50の移動方向端部には、第4図に示すよ
うに、端部材54.55が設けである。
端部材54.55は、−枚のパネル50の一端に端部材
54を、他端に55を取り付けて、隣接するパネル相互
間で端部材54と55とが対応するよう配置される。
上記端部材54には、その一方側に、係合片54a、5
4bが設けである。一方、端部材55には、保合片55
aが設けである。また、この係合片55aには、複数条
のガイドレール60にパネル50を装着する際、隣接す
るパネル50の端部に相互に当接するストッパ56が設
けである。
このストッパ56は、摺動部材56aと、これを出没自
在に支持する支持部材56bとからなり、摺動部材56
aの先端を突出させて、上記係合片54a、54bと係
合し、係合する2枚のパネル50のいずれか一方向への
相対的移動を阻止する構造となっている。
また、端部材54には、タイト材57が端部材55との
間に突出するよう装着されている。このタイト材57は
、先端か隣接する端部材55に密接して、水や風の侵入
を防いでいる。
上記ガイドレール60に対するパネル50の装着は、該
パネル50の形態か、各枠部材30a、30b、30c
、40aおよび40bの形成する開口面形態と一致して
いないので、該パネル50を開口面形態と合うように曲
げて嵌合させることにより行なう。すなわち、パネル5
0を、曲げによ−る弾性を発揮するよう付勢した状態と
して、ガイドレール60が構成する上記溝部62に、ガ
イトローラ70と共に嵌合する。この場合、パネル50
は、ガスケット64間に該ガスケット64の弾性力によ
って挟まれ、この部分からの水や風の侵入を防ぐ構造と
なっている。
次に、本実施例におけるガイドレール60の端部構造を
、第7図および第8図に示す。
第7図に示す端部構造は、ガイドレール60の端部がほ
ぼ垂直状態となっている場合の構造で、各ガイドレール
の端部にわたって、外側に向かって下がる傾斜を有する
水切プレート66が設けである。
一方、第8図に示す端部構造は、ガイドレール60の端
部が傾斜状態となっている場合の構造で、ガイドレール
60に沿って、水切プレート67か設けである。なお、
ガイドレール60の一部に設けであるストッパ68には
、水抜孔69が設けである。
〈実施例の作用〉 上記実施例の作用について、ドーム本体10における開
口部の構造を例にして説明する。
本実施例では、ドーム本体10に、上記したように、5
条分のガイドレールが設けられ、これに、9枚のパネル
50か嵌装されている。なお、ドーム本体lOには、枠
部材30a、30b、30cが並設され、開口部か2箇
所並設される状態であるので、それぞれにパネル50が
嵌装される。従って、ドーム本体10全体では、18枚
分のパネルが装着されことになる。
このドーム本体lOは、非円形の曲面を有し、これに平
板上のパネル50を嵌装しである。各パネル50と、枠
部材30a、30b、30cの形成する開口面形態とは
、その形態か異なるので、該パネル50を開口面形態と
合うように曲げて嵌合させる。すなわち、パネル50は
1曲げによる弾性を発揮するよう付勢された状態で、ガ
イドレール60に装着される。
このように装着すると、パネル50は、ガイドレール6
0に拘束される範囲において、そのガイドレール嵌合部
分か弾性力によりガスケット64およびガイドローラ7
0を介して該ガイドレール60に圧接することとなる。
そのため、パネル50に作用する重力の、ガイドレール
長手方向に向く分力が存在しても、上記圧接、特に、ガ
スケット64を介しての圧接による静止摩擦力かこれに
抗して作用するため、パネル50の自重による移動か阻
止される。従って、パネル50を、枠部材に沿う任意の
位置に固定することができる。
一方、パネル50を移動させる際には、該パネル50を
ガイドレール60に沿って押したり、または、引いたり
することにより、主としてガスケット64を介しての圧
接による静止摩擦力に抗する力を加えればよい。移動し
終ったところで、手を離せば、該パネル50は、その弾
性による摩擦力により静止状態となる。本実施例の場合
、このパネル50は、ガイドローラ70を介してガイド
レール60に嵌装されているので、その移動に際しては
、ガイドローラ70により容易に行なうことができる。
なお、パネルの移動に要する力は、該パネルを押し上げ
る場合には、パネルの自重に抗する力をも必要とするこ
とはいうまでもない。もっとも、本実施例の場合、パネ
ル自体か合成樹脂製で軽量であるため、自重に抗するこ
とに要する力は、それほど大きくはない。すなわち、上
昇および下降のいずれの場合も軽く移動することができ
る。
ガイドレール60の曲率か大きく、パネル50の付勢力
が大きい場合には、該パネル50を若干面げるようにす
れば、該パネル50のガイドレール60に対する圧接状
態か解除ないし弱まるので、該パネル50は容易に動か
し得る状態となる。もっとも、本実施例では、上記した
ようにガイドローラ70が設けであるので、このような
場合ても、移動時の摩擦が小さくなり、開閉操作が容易
である。
パネル50の移動は、各ガイドレール60毎に行なうこ
とができるので、移動させるべきパネル50を適宜選定
することにより、所望の位置に開口させることができる
と共に、所望の開口面積とすることができる。
本実施例におけるこのドーム本体10てのパネル50の
配置状態を第5図(A)〜(D)に示す。
第5図(A)に示す状態は、ドーム本体lOの開口部全
体をパネル50て覆った状態である。この図では、ドー
ム本体10の最頂部に最上部のガイドレールに嵌装され
るパネル50が配置され、その両側に、次のガイドレー
ルに嵌装されるパネル50が配置される。そして、順次
、それらの外側に、次のガイドレールに嵌装されるパネ
ル50が配置されて、全体が覆われる。
各パネル50は、この状態でそのまま安定に固定される
ので、特別な固定手段を必要としない。
もっとも、隣接するパネル50の端部に設けられたスト
ッパ56を使用してもよい。
次に、第5図(B)および(C)に示す状態は、各々パ
ネル50をドーム本体10の一部に寄せて重ね合せた状
態である。同図CB)では、ドーム本体10の最頂部に
パネル50が集められており、その両側か開放状態とな
っている。一方。
同図(C)では、ドーム本体10の一端側にノ(ネル5
0が集められており、他の部分が開放状態となっている
。いずれの場合も、パネル50は、同一ガイドレール中
に嵌装されているものか、lまたは2枚に過ぎないのて
、重ね合せか可能となる。
第5図(D)に示す状態は、ドーム本体10の開口部全
体をパネル50″cW1つだ上記(A)の状態から、下
端側から2番目にあるガイドレールに嵌装されているパ
ネル50を移動させて、パネル1枚分開口させた状態で
ある。
上記したように、本実施例によれば、ドーム本体10の
開口部において、パネル50を任意の位置にパネル50
を固定保持することかできると共に、容易に移動てきて
、任意の位置を開口させることかできる。また、移動さ
せるパネル50の枚数を適宜選定すれば、開口部の面積
も任意に設定することかできる。しかも、各パネル50
の固定は、パネル50自身の弾性によるので、移動およ
び静止か特別の機構を要せず、簡単な構造により実゛現
することができる。
〈実施例の変形〉 上記実施例では、パネルとしてポリカーボネート樹脂材
の複層構造体を使用したか、本発明は、これに限らず、
曲げに対して弾性を有する材料てあればよい。例えば、
複層構造でないもの、透明てないもの等、種々の態様の
ものが使用可部である。
上記実施例では、ガイドレールにガスケットを挿着しで
あるが、水密構造とする必要かない場合には不要である
。この場合において、パネルとガイドレールとの摩擦力
が不足するときは、ガイトローラに代えてスライダを使
用してもよい。また、これらを使用せず、パネルそのも
のをガイドレールに直接嵌装してもよい。この場合には
、ガイドレールの溝部の幅を狭くすると共に、パネルの
嵌合部分を耐摩耗加工しておくことか好ましい。
上記した実施例は、本発明をドームに適用した例である
が1本発明は、種々の形態の開口部に適用することかで
きる。この場合、本発明の開口構造は、それ自身で独立
した構造体とすることもでき、また、建造物の一部に設
けられる開口部な構成させることもできる。
本発明の具体的な適用例の一部を列挙すれば、ハスの停
留所、駅待合室、公衆電話ボックス、温室、建物の窓、
屋根等の開口部などに適用できる。また、屋内の吹き抜
は部の覆い等にも適用できる。さらに、車両、船舶等の
輸送機械における開口部にも適用可能である。これらに
適用する場合、枠部材の本数を適宜設定することにより
、任意の大きさに構成てき、また、その外観意匠も、パ
ネルを選定することにより任意に設定することかてきる
[発明の効果] 以上説明したように本発明は、任意の位こで、所望の開
口面積で開口でき、また、構造物の曲面における構造に
制約を受けることなく、任意の外観意匠を実現すること
ができ、しかも、構造が簡単で、安価に製作てきる。開
口構造を実現することかてきる。また、本発明は、開口
構造の実現に好適パネルを提供することかできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明開口構造の一実施例の構造を示す斜視図
、第2図は上記実施例におけるガイドレールとパネルと
の嵌合状態を示す要部断面図、第3図は上記パネルに取
り付けられるガイドローラ取付部材の構造を示す斜視図
、第4図は隣接するパネルの端部の構造を示す要部断面
図、第5図(A)〜(D)は本実施例におけるパネルの
配δ状態状態を示す説明図、第6図は上記実施例に使用
するパネルの一例を示す斜視図、第7図および第8図は
上記実施例に使用するガイドレールの端部構造を示す要
部断面図である。 10・・・ドーム本体 20・・・出入口 30a、30b、30cm枠部材 40a、40 b−・・枠部材 50・・・パネル 51・・・ポリカーボネート樹脂板 52・・・中空層 60・・・ガイドレール 61・・・L字形材 62・・・溝部 70−・・ガイドローラ 80・・・ガイドローラ取付部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくとも2本を並行配置して開口面を形成する
    枠部材と、 曲げに対して弾性を有する複数枚のパネルとを備え、 上記枠部材に設けられ、上記パネルを移動可能に保持す
    るガイドレールと、 上記ガイドレールに、上記パネルを上記弾性を発揮する
    よう付勢した状態で嵌装して構成することを特徴とする
    開口構造。
  2. (2)上記ガイドレールを複数条並設した特許請求の範
    囲第1項記載の開口構造。
  3. (3)複数条並設されたガイドレールの各々に、開口部
    を閉止するに必要な枚数のパネルを、複数条並設された
    ガイドレールに分散して嵌装した特許請求の範囲第2項
    記載の開口構造。
  4. (4)少なくとも2本を並行配置して開口面を形成する
    枠部材に設けられたガイドレールに嵌装して開口構造を
    構成する開口構造用パネルであって、曲げに対して弾性
    を有し、上記ガイドレールに嵌装する端部にガイドロー
    ラを備えた開口構造用パネル。
  5. (5)内部に乾燥空気を密閉充填した中空層を設けた特
    許請求の範囲第4項記載の開口構造用パネル。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0462826U (ja) * 1990-10-11 1992-05-28
KR100465110B1 (ko) * 2001-09-19 2005-01-06 가부시키가이샤 니프코 덮개용 셔터

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4831010B1 (ja) * 1968-08-23 1973-09-26

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