JPH01180A - カ−ボンブラックを使用した黒色インキの調色方法 - Google Patents

カ−ボンブラックを使用した黒色インキの調色方法

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JPH01180A
JPH01180A JP62-155996A JP15599687A JPH01180A JP H01180 A JPH01180 A JP H01180A JP 15599687 A JP15599687 A JP 15599687A JP H01180 A JPH01180 A JP H01180A
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JP
Japan
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ink
black
copper
pigment
blue
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JP62-155996A
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Inventor
康之 鈴木
藤田 平
啓祐 伊藤
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住友化学工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はカーボンブラックを使用した黒色インキの赤味
色相を除くための調色方法に関するものである。
〈従来技術〉 カーボンブラックは優れた性能を有する黒色顔料であり
、黒色インキの製造に多く使用されている。しかしカー
ボンラックは特有の赤味をもつ黒色であるため最終製品
に廉価なイメージを与え嫌われる傾向にあり、通常銅フ
タロシアニンブルー、紺青、アルカリブルー、メチレン
ブルー等の青色[1により調色が行われる。
〈発明が解決しようとする問題点〉 紺青、アルカリブルー、メチレンブルーは色調の点では
良好な顔料もあるが、いづれも堅牢度の乏しい顔料であ
る。例えばアルカリブルーは赤味の青色で、良好な調色
効果を示し、黒色インキの調色剤としてよく用いられて
いるが堅牢度即ち耐熱性、耐光性、耐有機溶剤性等が不
良であり、更に高価である。
一方銅フタロシアニンブルーは壜めて堅牢度の高い顔料
であるが、インキ用に使用される銅フタロンアニンブル
ーは緑味鮮明な青色であるため、カーボンブラックの調
色剤として黒色インキに使用すると、カーボンブラック
特有の赤味は取り除かれるが、縁青味の深味のない黒と
なり調色効果に問題がある。
銅フタロ/アニンブルーのごとき堅牢度を有し、アルカ
リブルーのごとき、調色効果を示し、更に経済性にも優
れた調色用青色顔料は今だに見出されていない。
く問題点を解決するための手段〉 本発明者らは、これら従来のカーボンブラックを使用し
た黒色インキの調色用顔料の諸欠点を取り除くため種々
検討した結果、特定の製法で得られる銅フタロシアニン
顔料が調色用顔料として極めて優れた性能及び経済性を
有することを見い出し、本発明を完成したものである。
即ち、フタル酸及び/又はその誘導体、尿素、銅又はそ
の化合物を触媒の存在下、有機溶剤中で、下記−服代 〔式中、X1tO1>NH,>N(:t12DH,>N
R(Rバフルキル基、アリル基又はアラルキル基を表す
)、>NCHd  (Yはフェニル基又はその誘導体、
ナフレン環又はその誘導体、フタロシアニン環又はその
誘導体を表す)〕 で示される化合物の存在下に反応させて得られる銅フタ
ロンアニン顔料を、カーボンブラックを使用した黒色イ
ンキの調色剤として使用することを特徴とする新規な黒
色インキの調色方法を提案するものである。
本発明で使用する銅フタロシアニン顔料の製法としては
、通常の銅フタロシアニン合成法と同様な反応条件を適
用することができるが、合成反応において以下に例示す
る様な化合物を共存させることが重要である。
〔Yはフェニル基又はその誘導体、ナフタレン環又はその誘導体、フタロシアニン環又はその誘導体を表す。〕
具体的には下記の化合物が例示できる。
(Pcltフタロシアニン環をit、n=2〜4〕これ
ら化合物の使用量は、特に限定されるものではないが、
通常フタル酸等に対して、1〜30%重量比が好ましい
本発明において使用するフタル酸及び又はその誘導体は
銅フタロシアニン環を形成しうるちのであればよい。代
表的な例としてはフタル酸塩、無水フタル酸、フタルイ
ミド、フタルアミド酸及びその塩若しくはそのエステル
、フタル酸エステル、フタロニトリル等をあげることが
できる。
又本発明において使用する銅及び又はその化合物として
は通常の銅フタロシアニン合成の際使用されている銅化
合物、例えば金属銅、第−銅又は第二銅のハロゲン化物
、酸化銅、シアン化銅、硫酸銅、硝酸銅、リン酸銅、酢
酸銅、硫化銅、水酸化銅などが挙げられる。添加量は1
〜1.3モル程度(対フタル酸)でよい。
また、本発明に使用される尿素について、その使用量は
フタル酸及び/又はその誘導体4モルあたり4〜40モ
ル程度である。
本発明において使用される触媒としては、例えばモリブ
デン酸アンモニウム、酸化モリブデン。
リンモリブデン酸などのモリブデン化合物、四塩化チタ
ン、チタン酸エステル等のチタン化合物。
塩化ジルコニウム、炭酸ジルコニウム等のジルコニウム
化合物、酸化アンチモン、酸化ヒ素、ホウ酸などが挙げ
られる。
本発明において使用される有機溶剤としては、通常の銅
フタロシアニン合成反応において用いられるものであれ
ばよい。
本発明の合成反応における反応温度や、後゛処理方法等
はいづれも通常の銅フタロンアニン合成における方法が
適用できる。
本発明の合成方法によって得られる銅フタロシアニン顔
料は、色相が従来のインキ用顔料とは異なり赤黒味の青
でカーボンブラックを使用した黒色インキに対して、極
めて良好な調色効果を示す。
又堅牢度も優れ、さらに通常のインキ用顔料の様に、種
々の製品化、微粒子化工程も不要であり、経済性も優れ
るものである。
本発明の銅フタロシアニン顔料が適用されるカーボンブ
ラックを使用した黒色インキとしては、新聞インキ、平
版インキ、凸版インキ、凸版輪転インキ、ゴム凸版イン
キ、グラビアインキ、特殊グラビアインキ、ブリキ板イ
ンキ等があげられる。
本発明の銅フタロシアニン顔料を使用して黒色インキの
調色を行う際の添加量としては、特に制限はなく、カー
ボンブラック特有の赤味色調が消え、かつ最終の黒イン
キとして所望の適性が発揮できる範囲であればよい。
本発明の銅フタロシアニン顔料の調色は、カーボンブラ
ックをインキ用ベヒクル又はフェスに、ニーダ−33本
ロール、ビーズミル等の分散機で分散させる際に同時に
添加してもよいし、あらかじめ本発明の顔料を適当なベ
ヒクル、フェス等に分散させた加工顔料あるいはトナー
等にしておき黒色インキに添加して調色してもよい。
〈発明の効果〉 本発明により得られる銅フタロシアニン顔料は、従来の
インキ用銅フタロシアニン顔料やアルカリブルーよりも
経済性に優れたものである。更に得られる顔料は深味の
ある赤黒味を右びた青色であり、黒色インキの調色剤と
して極めて好ましい色調である。
この様に合成反応において特定の化合物を添加、共存さ
せるだけで得られる銅フタロシアニン顔料が黒色インキ
の調色剤として極めて好ましい性能・経済性を有するこ
とは正に驚くべきことである。
〈実施例〉 以下に実施例をあげる。
なお例中の部、%は重量基準、比表面積値はBET法に
よるN2気相吸着法を採用した。
実施例−1 (顔料の合成) 無水フタル酸592部、尿素960部、塩化第一銅10
5部、四塩化チタン80部、  3. 4. 5. 6
−テトラヒドロフタルイミド30部をスルホラン450
0部へ加え、撹拌下180〜190℃まで昇温し、同温
度で5時間加熱した。次いで100℃まで冷却し、あら
かじめ60℃に保温した温水5000部を加える。次い
で、反応マスを濾過し、濾過終了後、80℃の温水50
00部で洗浄する。その後、取出したウェット・ケーキ
を2%塩酸10000部に加え、60℃で1時間撹拌し
た後、濾過した。次いで、80℃の温水10000部で
洗浄し、乾燥することにより、目的とする銅フタロンア
ニン顔料575部を得た。得られた化合物の純度は95
%、比表面積70m”/gであった。
(粗製銅フタロシアニンブルーの合成)上記合成例にお
いて、3. 4. 5. 6−チトラヒドロフタルイミ
ドを存在せずに反応を行い、同様な後処理を行って粗製
銅フタロシアニン560部を得た。純度95%、比表面
積25m”/gであった。
(黒色インキの調色) ■カーボンブラック黒色インキの作成 顔料とインキ用フェスを混合、3本ロールで分散、粗粒
子が5μ以下になるまで混練した。更にインキ用フェス
、鉱物油で希釈調整し、下記組成の黒色インキを作成し
た。
カーボンブラック#32(三菱化成)20%平版インキ
用フェス          55%鉱物油     
           25%■調色用青色顔料を用い
たインキ作成 ■と同様にして下記青色顔料についてインキを作成した
。なおインキ組成は■黒色インキと同様であり、青色顔
料20%のインキとした。
■調色効果の比較 黒色インキ90B1青色顔料インキ10部を混合、調色
したインキを作成、RI印刷機で頁紙(大昭和製紙製)
に印刷し、調色効果をみるため、色に目の比較を行った
上記の通り本発明で得られる銅フタロシアニン顔料はア
ルカリブルーと同様な優れた調色効果を示す。
実施例−2 様に共存させる化合物を代えて銅フタロシアニンi12
1=lの合成を行った。
得られた顔料を実施例=1と同様にして青色インキを作
成、カーボンブラックを使用した黒色インキと混合、青
色顔料で調色されていないカーボンブラック単独の黒色
インキと色相を比較した。
実施例−1と同様、本発明の銅フタロシアニン顔料は良
好な調色効果を示した。
実施例−3 実施例−1の顔料の合成において、有機溶剤をスルホラ
ンの代わりにN−メチルピロリドンとした場合、触媒を
四塩化チタンの代わりにモリブデン酸アンモニウムとし
た場合、銅化合物を塩化第一銅の代わりに臭化第一銅と
した場合、いづれの場合でも同様な銅フタロシアニン顔
料が得られ、それらはカーボンブラックを使用した黒色
インキの調色において良好な効果を示した。
実施例−4 実施例−1で得られた黒色インキと青色インキとを70
%=30%の比率で混合し、調色インキを作成、R1印
刷機で印刷を行い、下表の様に上記の通り本発明の顔料
はアルカリブルーや紺青に比べ極めて堅牢度の優れた顔
料である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  フタル酸及び/又はその誘導体、尿素、銅又はその化
    合物を触媒の存在下、有機溶剤中で、下記一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼又は▲数式、化学式
    、表等があります▼ 〔式中、XはO、>NH、>NCH_2OH、>NR(
    Rはアルキル基、アリル基又はアラルキル基を表す)、
    >NCH_2Y(Yはフェニル基又はその誘導体、ナフ
    レン環又はその誘導体、フタロシアニン環又はその誘導
    体を表す)〕 で示される化合物の存在下に反応させて得られる銅フタ
    ロシアニン顔料を、カーボンブラックを使用した黒色イ
    ンキの調色剤として用いることを特徴とする黒色インキ
    の調色方法。
JP15599687A 1987-06-22 1987-06-22 Method of toning black ink made by using carbon black Pending JPS64180A (en)

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