JPH01176857A - 溶接ベロー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は溶接ベローに関するものであり、特に詳しくは
、超高真空利用の装置に好適な溶接へローに関するもの
である。

［従来の技術］ 高度の気密性や耐食性が要求されかつ摺動部分かない場
合には、ベローによるシールが行われることが多い。

従来ベローとして、成形ベローと溶接へローが知られて
いるが、成形ベローは、成形が比較的容易でコストが安
いという利点を有するが、伸縮量が小さく、耐久性が低
いという問題がある。

一方、溶接ベローは、適宜の金属薄板よりなる環状プレ
ートの内外周縁を溶接により結合したもので、伸縮量が
大きく耐久性が高いという利点を宥するが、第４図に示
すように、複数のプレート１、・・及び２．・・の内外
周縁を単に面接触させて溶接するために、特に内側周縁
の作業性が悪く、かつ溶接不良により製品の信頼性が低
いという問題がある。即ち、プレートの周縁、特に内側
周縁の溶接は、プレートを保持するための特殊な治具が
必要で連続溶接ができないために１作業性が悪くてコス
ト高となり、また、溶接時の熱変形によって接触面が開
いてピンホールを生ずることがあり、これが信頼性を欠
く原因になっている。

［発明か解決しようとする問題点］ 本発明の課題は、複数の環状プレートの周縁に形設した
バーリング部を溶接することにより、安価で信頼性の高
い溶接へローを提供することにある。

［問題点を解決するための手段］ 上記課題を解決するため、本発明の溶接ベローは、複数
の環状プレートの周縁を溶接により結合した溶接ベロー
において、上記プレートか、周縁に形設した次位のプレ
ートの周縁が当接するバーリンク部において溶接されて
いることを特徴とするものである。

［作　用］ 各プレートの周縁がバーリングにより当接してプレート
間のずれがないために、溶接用の治具が簡単でかつ周縁
を複数箇所連続して溶接できるので、作業性が向上して
溶接ベローを安価にすることかできる。

また、溶接時の熱変形によってバーリング部か開かない
ので、ピンホールのない信頼性の高い溶接ベローを得る
ことかできる。

［実施例］ 第１図ないし第２図は本発明の実施例を示し、この溶接
ベローは、環状のプレート１１．・・及び１２、・・の
周縁を、溶接により結合したものとして構成されている
。

上記プレート１１には、外側の周縁を内側に向けて屈曲
させたバーリングｌｌａが、プレート１２には、内側の
周縁を外側に向けて屈曲させたバーリング１２ａが、そ
れぞれ形設されており、これらのプレート１１．・・と
１２．・・は１．前位のプレート１１または１２のバー
リングｌｌａまたは１２ａに、次位のプレート１２また
は１１の周縁を嵌合して当接させることにより組立てら
れている（第１図Ａ参照）。

しかしながら、プレート１１．１２は、前位のプレート
１１または１２のバーリングｌｌａまたは１２ａに、次
位のプレート１２または１１の周縁な当接させ、バーリ
ングｌｌａまたは１２ａで次位のプレートの周縁を挟持
してもよく（第１図Ｂ参照）、或いはプレート１■及び
１２の両側縁にそれぞれバーリングを形設して、これら
のバーリングな当接させるか、または前位のプレートの
バーリングによって次位のプレートのバーリングを挟持
することにより組立ててもよい。

バーリングｌｌａ、１２ａによって組立てられた組立体
１３は、バーリング部のｉ接によってプレート１１、・
・及び１２．　　・・が一体重に結合される。

上記溶接は、第３図に示すように、回転治具１５に組立
体１３の最下位のプレートを嵌着させ、接合部を電子ビ
ーム、レーザ光線、トーチ等の適宜の加熱源１６．１６
で加熱することにより、複数のバーリング部を連続して
溶接することができる。

上記溶接へローは、単にプレートの内外周縁の接触部を
溶接する場合と異なり、 （１）　ｆｉ！板、特に溶接か不可能とされていたアル
ミニウム薄板も溶接することができる。

（２）接触部の溶接と異なり、熱変形によってバーリン
グ部が開かないので、ピンホールのない溶接を行うこと
ができる。

（３）ビーム角の許容範囲内において、一連の動作で溶
接できるので、作業性が向上する。

（４）溶接治具かコンパクト化される。

（５）板の厚さ方向からの溶接と異なり、内外径の寸法
が揃うのて仕上げ加工が不要になる。

（６）上記（２）ないしく５）によって、コストを低下
できる。

［発明の効果］ 本発明の溶接ベローは、ベローを構成するプレートが、
周縁に形設したバーリングによって接合され、かつ該バ
ーリング部の溶接により結合されているため、内周縁の
複数箇所を一連の動作で溶接てきるばかりでなく、プレ
ートを保持する溶接治具か簡単でコンパクトになるので
、作業性か向上してコストを低下させることができる。

また、バーリング部は、熱変形による開きがなくてピン
ホールが生じないので、溶接ベローの信頼性を向上させ
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図Ａ、Ｂは溶接前の状態を示す本発明の実施例の要
部拡大断面図、第２図は溶接後の状態を示す同上要部拡
大断面図、第３図は溶接時の概略説明図、第４図は従来
の溶接へローの要部拡大断面図である。 １１．１２　　・・プレート、 １１ａ、１２ａ　・−）＜　−！Ｊ　’、／　’）’。 特許出願人　　ニスエムシー株式会社 第　１　悶Ａ　　　　　第　１　悶Ｂ 郊　２　口　　　　　　第　３　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １．複数の環状プレートの周縁を溶接により結合した溶
   接ベローにおいて、 上記プレートが、周縁に形設した次位のプレートの周縁
   が当接するバーリング部において溶接されている、 ことを特徴とする溶接ベロー。