JPH0117357B2 - - Google Patents

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JPH0117357B2
JPH0117357B2 JP53162455A JP16245578A JPH0117357B2 JP H0117357 B2 JPH0117357 B2 JP H0117357B2 JP 53162455 A JP53162455 A JP 53162455A JP 16245578 A JP16245578 A JP 16245578A JP H0117357 B2 JPH0117357 B2 JP H0117357B2
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signal
capstan
servo
circuit
output
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JP53162455A
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Tadahiko Nakamura
Kenji Nakano
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Sony Corp
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Publication date
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Publication of JPH0117357B2 publication Critical patent/JPH0117357B2/ja
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  • Control Of Electric Motors In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、例えば電動機(モータ)よりベルト
等の回転伝達手段を介して駆動されるキヤプスタ
ンを有するビデオテープレコーダ(VTR)のキ
ヤプスタンサーボのようなサーボ系に関する。即
ち、通常のサーボループを有するモータより、ベ
ルト等を介して駆動される従動回転体の回転速度
を検出し、ベルト、ベルトプーリー等のバラツキ
による従動回転体の速度誤差をモータ自身のサー
ボループ内に持込むことなく吸収制御するサーボ
方式に関する。
従来のキヤプスタンサーボに於ては、低速回転
における高トルクの安価小型のモータの実現が難
かしいためにダイレクトドライブができず、ベル
ト或いは同等の回転伝達物により、キヤプスタン
を間接的に駆動し、モータに対してサーボをかけ
るという、オープンループのサーボ方式が普通で
ある。この時に問題となるのは、ベルトのたるみ
やスベリ或いはプーリ径の誤差等により、モータ
は正しく回転するようにサーボされてもキヤプス
タンでは正しい回転数が得られず、実際に駆動さ
れて走行するテープ速度には誤差が含まれている
点である。一般に互換性を満足するために、記録
時におけるテープ走行の精度は±0.1%〜0.2%が
必要とされており、この値は調整なしでは満たせ
ない。実際には、各機械毎に速度が規格内に収ま
るようキヤプスタン軸を交換するなどの様な事を
して、調整しなければならない欠点があつた。ま
た、キヤプスタン軸に周波数発電機(FG)のよ
うな検出器を設け、モータFGではなく、この軸
の回転によりサーボをかける。いわゆるキヤプス
タン軸をループ内に含む、クローズドサーボルー
プ方式に於ては、キヤプスタン軸の精度バラツキ
のみに速度ムラを起こす要因が限定されるので、
調整の必要はなくなるが、ベルトという周波数特
性の極めて良くない要素をサーボループ内に含む
ので、その周波数特性を補正する回路が必要にな
る。更に、キヤプスタン軸の回転は極めて低速で
あるために、速度サーボがなかなかロツクせず
に、立ち上り特性が悪いという問題があつた。ま
た、立ち上り特性改善のためには、歯数の多い
FGが必要になり、これは非常に高価になる。
本発明の目的は、サーボ系のモータとキヤプス
タンの如き回転体とを連結するゴムベルト等の誤
差を検出し、もつてこの誤差に従つて、モータサ
ーボの基準信号の位相を変更しキヤプスタンの回
転速度を所定の値に維持することにより従来装置
の上述した欠点を解消することにある。即ち、本
発明はベルトを介して間接的に駆動されるキヤプ
スタンの速度を所定の値に維持しようとするサー
ボ系に適用される。即ち間接的に駆動されるキヤ
プスタンの回転速度を検出する手段と、その検出
値によりサーボ基準信号の位相を変更することに
よりモータの速度ロツク位置を変更する手段とか
らなる。
この構成により、ベルト等の回転伝達体の精度
ムラによる速度誤差を手動調整することなしに自
動補正し、かつ上記誤差分をサーボループにフイ
ードバツクする周波数を適当に選ぶことによりベ
ルト等の周波数補償回路を不要とし更に立ち上り
特性を良好ならしめている。
以下、実施例として、VTRのキヤプスタンサ
ーボに関連して本発明をより詳細に説明する。
本発明を実施した基本的サーボブロツク図を第
1図に示す。図に於て、1はモータを示し例えば
直流モータでありベルト2を介してキヤプスタン
3を駆動する。キヤプスタン3は周知の如くピン
チローラ(図示せず)と共働して磁気テープを駆
動することになるが、本発明と直接関係ないので
不要な部分の説明は省略する。モータ1にはモー
タの回転速度を検出するモータ回転検出手段4
(以下モータFG(周波数発電機)4とする)、又キ
ヤプスタン3にはキヤプスタンの回転速度を検出
するキヤプスタン回転検出手段5(以下キヤプス
タンFG5とする)が夫々直結される。本実施例
ではキヤプスタンFG5は定常回転時に1.8Hzの回
転信号を出力し、又モータFG4は同じく定常回
転時に180Hzの回転信号を出力する様に設計され
ている。又基準信号源6より基準信号が基準信号
位相変更回路7を介して与えられており、又モー
タFG4の出力はサーボ回路8に与えられている。
前述の基準信号位相変更回路7では、キヤプスタ
ンFG5より得られる回転信号の周波数に従つて
基準信号の位相を変更して次段のサーボ回路8に
与えることになる。従つてキヤプスタンFG5の
出力の周波数を計測する周波数計測回路9が設け
られていて、その検出出力を位相変更回路7に制
御信号として供給している。
第1図のような構成のサーボ回路において、最
終目標はキヤプスタン3の回転数を定められた値
にすること、即ちキヤプスタンFG5の出力回転
信号の周波数を正しく1.8Hzにすることである。
今ベルト2による誤差がないと仮定すれば、キヤ
プスタンFG5の出力が正しく1.8Hzになつている
時には、モータFG4の出力は180Hzの回転信号に
なる。しかし前述のようにベルト系による回転結
合に誤差があるとモータFG4の出力が正しく180
Hzになるようにモータ1を制御しても、キヤプス
タンFG5の出力は例えば1.8Hz以下になり、従つ
てキヤプスタン3の回転数は所定の値以下になつ
てしまう。そのため本発明においては、ベルト系
の誤差を見込んでモータ1を回転させるために、
サーボ回路8に与える基準信号の位相をキヤプス
タンFG5の周波数に従つて変更するようにし、
キヤプスタンFG5の出力周波数を正しく1.8Hzに
なるようにサーボ回路を構成する。
なおキヤプスタンFG5の周波数誤差を検出し
て、サーボ回路8におけるモータ速度誤差に重畳
することが考えられるが、この場合、サーボ回路
8はモータ1の速度誤差とベルト2で発生するキ
ヤプスタン3の速度誤差とを区別し得ないので、
モータFG4によるサーボループとの干渉が生じ、
系が不安定になる。
本発明の具体実施例はデジタル技術を導入した
サーボ回路に従つて説明される。
即ちデジタル型誤差検出器よりなるサーボ回路
8は基本的には全て論理回路で実現できるため、 (1) 高精度の制御が達成できる。
(2) 部分のバラツキによる調整を回避できる。
(3) 温度及び経時変化がない。
(4) 高集積化が可能である。
従つてベルト系誤差の無調整化が実現できる本
発明の思想は、デジタルサーボ回路に応用すると
一層有利である。
さて本発明の実施されているデジタルサーボ回
路は大きく分けて速度サーボ部、位相サーボ部及
び周波数変更部と分類することが出来、先ず第2
図に示す速度サーボ部及び第3図に示す位相サー
ボ部の説明を行う。この速度サーボ部及位相サー
ボ部は先に同一出願人の提出した「デジタルサー
ボ回路」特願昭53−7404の考え方をそのまま用い
ている。
先ず第2図より速度サーボ部について説明を加
えると、端子50及び52に与えられるFGA及
びFGB信号はキヤプスタンモータ76に取付け
られその回転に直接応じる周波数発電機10から
の回転信号より得られる。即ち端子40にはこの
略360Hzの回転信号が与えられ、それは増幅器4
2により増幅され、フリツプフロツプ44に与え
られる。フリツプフロツプ44からの相補出力は
それぞれ微分回路46,48を介してFGA信号
端子50及びFGB信号端子52に与えられる。
第4図aはFG信号波形、bはフリツプフロツプ
44の状態を表わす波形(Q出力)、c及びdは
それぞれ微分回路46,48の出力FGA、FGB
信号を示す。従つて実際にサーボ用に用いられる
信号FGA、FGBは夫々180Hzのパルス信号とな
る。
FGA、FGB信号は増幅器51,53によつて
増幅され、増幅されたFGA信号は速度サーボ用
遅延回路DL54によつて所定量遅延され、フリ
ツプフロツプ56のセツト入力に与えられる。一
方増幅されたFGB信号はフリツプフロツプ56
のリセツト入力に直接与えられフリツプフロツプ
56は出力パルスFF1を出力する。この遅延回路
54は、後述するようにFGA及びFGB信号間の
時間長をカウンタで計数しそのカウント値をモー
タに与える速度指令電圧に対応させる際に、この
カウント操作及び構成の簡便化のためのものであ
るため必ずしも必要なものではない。
一方、縦続接続したフリツプフロツプ58,6
0が設けられている。フリツプフロツプ58のセ
ツト入力は増幅されたFGB信号を受け、フリツ
プフロツプ60のセツト入力はフリツプフロツプ
58の出力FF3を受ける。フリツプフロツプ60
の出力FF10はこれら2つのフリツプフロツプ5
8,60のリセツト入力となる。フリツプフロツ
プ60のクロツク入力CPには後述するタイミン
グ信号fc3がクロツク発生カウンタ62の出力ラ
イン62aから与えられる。
このカウンタ62は例えば3.58MHzのクリスタ
ル64を有する発振器を含み、6つの異なつた周
波数のタイミングクロツク信号を発生する。出力
ライン62bのクロツクfc0は周波数が3.58MHzと
され、例えば1024進のカウンタ66のクロツク入
力CPに与えられる。このカウンタの最大ビツト
位置あるいはカウンタが0に戻るタイミングを示
すMSD信号は図示するように立ち下がり信号と
して微分回路68に与えられ、次いで、フリツプ
フロツプ70のリセツトパルスとなる。一方、出
力ライン62aのタイミングパルスfc3はフリツ
プフロツプ70のセツト入力となる。フリツプフ
ロツプ70の出力FF2はパルス巾が変調された
PWM出力であり、この繰返し周期はセツトパル
スであるfc3クロツクによつて決定され、リセツ
トパルスは出力パルスFF2のデユーテイ比を決定
しモータ76への附勢電力レベルを決定する。
フリツプフロツプ70の出力パルスFF2は積分
器72で直流化され、次いでモータ駆動増幅器7
4で電力増幅されたモータ76を駆動することに
なる。
バツフアカウンタ66は後述する態様でリセツ
トされ、このリセツトするタイミングはサーボエ
ラーに依存しPWM用のフリツプフロツプ70の
リセツト信号のタイミングを変え、従つてモータ
附勢電力レベルをサーボエラーに従つて変更す
る。
バツフアカウンタ66のリセツトのタイミング
は速度検出カウンタ78のMSD出力即ち最大ビ
ツトの立下りによつて決定される。このカウンタ
78も上述したバツフアカウンタ66と同様1024
進のカウンタとされる。このカウンタ78は、
ANDゲート82でFF1パルスによつてストロー
ブした略895KHzのfc1クロツクと、ANDゲート8
4でFF10出力によつてストローブしたfc0クロツ
クと、ANDゲート86で後述する位相サーボ部
分からのMDF出力によつてストローブしたfc1
ロツクとをORゲート88を介してクロツク入力
CPで受ける。尚fc1クロツクはカウンタ62の出
力線62cより得られる。また、リセツト信号と
しては増幅されたFGA信号がFGA増幅器51か
らFGA′信号として受ける。カウンタ78のMSD
信号の立ち下がり出力は微分回路90で微分さ
れ、次いでANDゲート80でFF10出力によりゲ
ートされ、バツフアカウンタ66にリセツト入力
として与えられる。かくしてパルスFF10の発生
毎にサーボエラーの修正が行なわれる。
第3図は位相サーボ回路部分を示し、その出力
はMDF信号として第2図の速度回路部分のAND
ゲート86の入力に与えられる。第3図で端子1
00にはFGBパルスを分周器98(第2図)で
1/6に分周したFGC信号(第4図e)が与えられ
る。一方端子102にはサーボ基準たる基準パル
ス信号FSMが与えられる。本発明によれば、こ
の基準信号FSMは略30Hzの周波数パルスである
が、後述するように、キヤプスタンモータ76に
よりベルト等の伝達手段を介して駆動されるキヤ
プスタン軸に取付けられた周波数発電機からの回
転信号の計測に基ずいて位相が変更されている。
端子100よりのFGC信号は増幅器104及び
遅延回路106を介してフリツプフロツプ108
のセツト入力に供給され、一方、端子102の基
準パルスFSMはそのリセツト入力に与えられる。
即ち、フリツプフロツプ108の出力は端子10
2よりの基準信号FSMに対するキヤプスタンモ
ータの位相差(固定遅延を含んだ)を示す。この
フリツプフロツプ108の出力はANDゲート1
10に於てfc2クロツクのためのストローブ信号
となる。このfc2クロツクは略112KHzとなされ、
カウンタ62の出力線62dより得られる。
一方、速度制御ループのFF10出力と同様なゲ
ート信号FF21を与える2つの縦続接続したフリ
ツプフロツプ112,114が設けられている。
第1のフリツプフロツプ112のセツト入力は端
子102よりの基準信号パルスFSMを受けるこ
とを除き、この回路構成は速度ループの上述した
フリツプフロツプ58,60の回路構成と同じで
ある。
フリツプフロツプ114の出力パルスFF21
ANDゲート116に於てfc0クロツクのストロー
ブ信号として働く。ANDゲート110,116
の出力はORゲート118を介して位相誤差検出
カウンタ120のブロツク入力として与えられ
る。このカウンタ120は例えば256進カウンタ
であり、増幅されたFGC信号即ち増幅器104
の出力FGC′によつてリセツトされる。カウンタ
120のMSD出力は微分回路122を介して
ANDゲート124に於てFF21出力によりゲート
され、次いで位相ループ用バツフアカウンタ12
6のリセツト入力に与えられる。
カウンタ126は例えば256進カウンタであり、
ANDゲート128に於て後述するシフト信号
TSFTでストローブされたfc1クロツクと、ANDゲ
ート130でFF21信号でストローブされたfc0
ロツクをORゲート132を介してクロツク入力
CPで受ける。カウンタ126のMSD信号の立ち
下がりエツジは微分回路134で微分され、この
微分パルスはフリツプフロツプ136のリセツト
入力に与えられる。フリツプフロツプ136のセ
ツト入力はFGA′信号を受け、この出力は前述の
速度ループに与えられるMDF信号となる。
上述したTSFT信号はフリツプフロツプ140、
ANDゲート144、256進のカウンタ142より
なる回路によつて得られる。フリツプフロツプ1
40はそのセツト入力にFGA′信号が与えられ、
リセツト入力にはカウンタ142が256のカウン
ト値になつたことを表わす信号が与えられる。フ
リツプフロツプ140のQ出力からはTSFT信号が
得られ、出力はカウンタ142をリセツトする
信号を与える。カウンタ142はそのクロツク入
力にTSFT信号でストローブしたfc1クロツクを受け
る。
第4図は第2図及び第3図の速度及び位相ルー
プよりなるデジタルサーボの動作を説明するため
の波形図であり、cは端子50に与えられる
FGA信号、dは端子52に与えられるFGB信号、
eは端子100に与えられるFGC信号、fは端
子102に与えられる周波数の変化された基準信
号FSMである。
FGC信号はFGB信号を1/6に分周したことによ
り得られる30Hzの周波数となつている。従つて
FGCパルス間にはそれぞれ6つのFGA及びFGB
パルスが存在する。
gは遅延回路106の出力を示し、FGCパル
スの位置で立ち上り、所定量の遅延の後に立ち上
がる。hはフリツプフロツプ108の出力波形を
示す。即ち、gの遅延回路出力の立ち下がりで立
ち上がり、fの基準信号FSMの位置で立ち下が
る。iはフリツプフロツプ112の出力パルス
FF20の波形を示す。これは基準信号FSMの位置
で立ち上がり、jに示すタイミング信号fc3の到
来で立ち下がる。kはフリツプフロツプ114の
出力FF21の波形を示し、フリツプフロツプ11
2のリセツトの時点でセツトされ次のタイミング
パルスfc3の到来でリセツトされる。従つて、カ
ウンタ120は端子100よりのFGCパルスと
端子102よりの基準信号FSMとの位相差に関
連した時間、つまりフリツプフロツプ108のパ
ルス期間hはfc2クロツクをカウントし、次いで
FF21の期間fc0クロツクをカウントするがこの
FF21の中間の位置でカウンタ120はMSD出力
を生じるように設計される。つまり、位相誤差量
が大きければそれだけフリツプフロツプ108の
出力期間は長くなり、fc2クロツクのカウント量
も多くなるため、FF21期間(周期)でのfc0クロ
ツクのカウント量は逆に少くなり、このカウンタ
120のMSD出力のタイミングは早くなる。
ANDゲート124はMSD微分パルスのFF21の期
間内に生じたものだけを有効にするように働く。
従つて位相ループ用バツフアカウンタ126は位
相誤差の大きさに応じてリセツトタイミングが信
号FF21の存在する時のみ変化せしめられる。位
相誤差検出カウンタ120はFGC信号のタイミ
ングでリセツトされる。従つて位相ループ用バツ
フアカウンタ126は同じ位相誤差情報即ち
MDF信号を6回速度ループに導入する。この目
的のため、バツフアカウンタ126のクロツク入
力の制御用にTSFT信号が使用される。第4図のo
はこのTSFT信号の波形を示す。このTSFTパルスは
各FGAパルスの到来により生じ、TSFTパルスの
期間にバツフアカウンタ126が1回転する区間
を有することが必要である。即ち、バツフアカウ
ンタ126は測定した位相誤差を6回保持するよ
うにされる。バツフアカウンタ126のMSD出
力の立下り信号は位相誤差検出カウンタ120の
出力に関連した誤差情報を6回保持した形でフリ
ツプフロツプ136のリセツト入力に供給され
る。故に、フリツプフロツプ136のMDF出力
はFGA信号の到来でオンになり、位相誤差を表
わす巾を持つことになる。
第4図のlは第2図の速度ループのFGA信号
の遅延回路54の出力を示し、mはフリツプフロ
ツプ56の出力FF21を示し、nはMDF信号を示
す。また、第5図は速度ループの働きを説明する
ための波形図である。
第5図aはFGA信号、bはFGB信号、cは
FGA信号に応じて立ち上がり、所定の固有の時
間の後に立ち下がる遅延回路54の出力、dはこ
の立ち下がりに応じてセツトされ、かつFGB信
号に応じてリセツトされるフリツプフロツプ56
の出力FF1である。eは位相ループからのMDF
信号でありFGA信号により立ち上がり位相誤差
を表わす立ち下がりエツヂを有している。。
FGA′信号によりリセツトされる速度検出カウン
タ78はこのMDF信号期間の間fc1クロツクをカ
ウントする。即ち、位相項はカウンタ78のカウ
ント値の初期値を変えることによつて速度ループ
中に導入される。fはTSFT信号を示し、これは同
様FGA信号に応じて立ち上がり所定の長さ即ち
上述したように位相ループ用バツフアカウンタ1
26を6回転させる目的のために使用される。
速度検出用カウンタ78は、また、信号FF1
期間の間fc1クロツクをカウントする。上述した
ようにFF1の期間は速度項を表わしている。
第5図gは位相及び速度項を示すPWM出力の
繰返し周期を定めるfc3信号を示し、hはPWM出
力発生用のフリツプフロツプ70の出力である
FF2を示す。FF2はfc3タイミングパルスの位置で
立ち上がり位相及び速度項の大きさに応じた期間
の終了で立ち下がる。iはフリツプフロツプ58
の出力FF3で、これはFGBパルスの到来で立ち上
がり、次に時間的に続くfc3タイミングパルスの
生起で立ち下がる。第5図jではFF3の立ち下が
りに応じて立ち上がりかつ次のfc3タイミングパ
ルスに応じて立ち下がるFF10信号を示す。この
FF10信号はANDゲート84に与えられ、クロツ
クfc0をストローブしてORゲート88を介して速
度検出用カウンタ78のクロツク入力にfc0クロ
ツクを供給する。FF10期間の途中fc0クロツクの
供給でカウンタ78がカウントアツプし、それに
よりカウンタ78がMSD立ち下がりエツジを出
力すると、これは速度ループ用バツフアカウンタ
66をリセツトする。これはこのバツフアカウン
タ66のMSDエツジを生じさせこれによりFF2
信号の立ち下がりの位置(矢示位置)のタイミン
グを決定させる。以後のFF2の立ち下がり位置は
次のリセツトパルスの到来までバツフアカウンタ
の立ち下がりに従うことになる。
さて、第1図にて説明した基準信号位相変更回
路7及び周波数計測回路9の構成は、第6図によ
り示されている。第2図で示すようにモータ76
はベルト等を介してキヤプスタン3を駆動し、こ
のキヤプスタン3からは1.8HzのキヤプスタンFG
信号CFGが得られるように構成される。先に述
べたように本発明におけるサーボ回路はCFG信
号が正しく1.8Hzになる様に制御するものであり、
このため、キヤプスタンFG信号の周波数を計測
するための971進のカウンタ220が設けられる。
このカウンタ220は第1図の周波数計測回路9
に対応し、第6図の他の部分が基準信号位相変更
回路7に対応する。先ず入力端子200には第2
図における周波数発電機5より得られたCFG信
号がD−フリツプフロツプ202に与えられ、ク
ロツク信号fc5と同期される。このクロツク信号
fc5は例えば第2図に示すカウンタ62の出力線
62eより得られ、約224KHzの周波数のクロツ
クである。
D−フリツプフロツプ202で同期された出力
信号はT−フリツプフロツプ204をその立下り
エツヂでトリガーすると共に微分回路206で作
られるリセツトパルスによりカウンタ220をリ
セツトする。又カウンタ220がクロツク信号
fc4をT−フリツプフロツプ204の出力パルス
FX1が高レベルの時のみ数えるようにANDゲー
ト回路208が設けられ、フリツプフロツプ20
4の出力パルスFX1によりゲートされたfc4クロツ
クがカウンタ220のクロツク端子CPに与えら
れる。fc4クロツクは第2図のカウンタ62の出
力線62fより取出され、本実施例では約1.75K
Hzに選ばれる。従つて出力パルスFX1の高レベル
の期間fc4クロツクを971コカウントするとカウン
タ220が0にもどる状態が設計中心値であり、
サーボとしてはこの状態が得られるように制御ル
ープが働く。
第7図aは端子200に入力される波形整形さ
れたCFG信号、又第7図bはT−フリツプフロ
ツプ204の出力FX1を示す。又第3図で説明し
た位相の変更された基準信号FSMは同期カウン
タ240より出力される。この基準信号FSMは
略30Hzではあるが、先に述べたようにCFG信号
の計測結果により0.9Hz毎に位相が変更される。
即ちT−フリツプフロツプ204の出力FX1
“1”より“0”に変つたあとの基準信号FSMの
1周期期間(FMDにて定義されている)にカウ
ンタ240に対し誤差が導入される。この期間を
示す信号FMDはD−フリツプフロツプ210及
び212及びANDゲート214で作られる。即
ち信号FX1を基準信号FSM(第7図c)で同期さ
せることにより、D−フリツプフロツプ210の
出力FX4(第7図d)及びD−フリツプフロツプ
212の出力FX5(第7図e)を得、アンドゲー
ト214には信号FX4の反転出力4と信号FX5
が与えられ、第7図fに示す信号FMDが得られ
る。
先に述べた計測カウンタ220では略0.9Hz毎
にしか計測結果が出ないので、次の計測結果が得
られるまで同じ誤差(この場合時間タイミングと
なる)を与えるためのバツフアカウンタ260が
設けられている。このバツフアカウンタは128
進のカウンタで後で定義する区間信号FXSHTの
“1”の区間中にfc5クロツク信号を数え128で一
巡するようになされているが、設計上は区間
FXSHTの初まりから64個即ち半分数えた所で0
に戻るように設計し、このタイミングは微分回路
278でトリガーパルス化されフリツプフロツプ
280のセツト入力に与えられる。
さて先の信号FXSHTは基準信号FSMの発生
毎にfc4クロツク信号に同期して発生する。その
ためフリツプフロツプ248及びD−フリツプフ
ロツプ250が設けられ、D−フリツプフロツプ
250の出力がFXSHT信号となり、第7図jに
て示す。第7図gは時間軸の変更された基準信号
FSMを示し、同じ時間軸によつて第7図hの信
号FMD及び第7図iの信号FXSHTが描かれて
いる。又この信号FXSHTはfc4クロツクに同期し
ている。第7図j以下に更に時間軸を変更したタ
イムチヤートで説明すると、第7図jがfc4クロ
ツクを示し、第7図kが信号FMDである。この
信号FMDの立上りは基準信号FSMに同期してい
ることになる。又先のFXSHT信号(第7図l)
は更にD−フリツプフロツプ252に入力され、
fc5クロツク(第7図n)で同期されることによ
り、fc5クロツクの1クロツク分だけ遅延された
信号FXSHTDL(第7図m)が作られている。
さて先に述べたカウンタ220の出力はフリツ
プフロツプ218をセツトし、このフリツプフロ
ツプ218は、FXSHTDL信号を微分回路21
6に供給して得られるトリガーパルスでリセツト
される。フリツプフロツプ218の出力は第7図
pに示されFAST信号として定義されている。こ
の信号は信号FMDの発生区間で、かつ信号
FXSHTの存在区間に高レベルであれば、キヤプ
スタン3の回転が遅い事を意味し、逆に低レベル
であれば早い事を意味する。従つてキヤプスタン
3の回転が早い時には信号FMD区間におけるカ
ウンター260に供給するfc5クロツクの数を1
つ増し、遅い時には1つ減らすことにより誤差の
補正を行う。
fc5クロツクを1つ増すロジツク信号は、2つ
のANDゲート262,264に対してFXSHT、
FAST、FXSHDLを与えることにより得られ、
ORゲート268を介しANDゲート272に供給
される。ANDゲート272には信号FMDが与え
られ、ORゲート268の出力は信号FMDの区間
のみ有効とされる。このANDゲート272の出
力はORゲート274を介してANDゲート276
に供給され、fc5クロツクをANDゲート276が
ゲートすることになる。従つて、この場合には、
カウンタ260の最上位桁MSDの立下りのタイ
ミングがfc5クロツクの1クロツク分遅くなる。
逆にfc5クロツクを1つ減らす場合には、AND
ゲート266に信号FXSHT,FXSHTDL及び
FAST信号を与えることによりfc5クロツク用ゲ
ート信号が得られることになる。この場合には、
カウンタ260の最上位桁MSDの立下りタイミ
ングfc5のクロツクの1クロツク分早くなる。又
信号FMD区間でないFXSHTの区間ではANDゲ
ート270で所定巾のゲート信号が作られ、OR
ゲート274を介してANDゲート276に与え
られている。即ち区間に生ずるカウンタ2
60の一巡による自己リセツトで生ずる最上位桁
の立下りのタイミングがキヤプスタンの速度情報
を示し、FMD区間では同じ情報を保持してカウ
ンタ260は回転している。このカウンタ260
自己リセツトで生ずる最上位桁の立下りのタイミ
ングは前に述べたように微分回路278でトリガ
ーパルスにされ、フリツプフロツプ280をセツ
トし、信号FX11を出力する。フリツプフロツプ
280は信号FXSHTの立上り部でリセツトさ
れ、この出力信号のFX11はインバータ282で
FF11信号(第7図o)とされてANDゲート24
4に供給されている。
カウンタ240はANDゲート242で信号
FXSHTによりゲートされるfc5クロツクと、信号
FXSHTと11とでゲートされるfc5クロツクと
ORゲート246をへて与えられ、自己リセツト
パルス即ち基準信号FSMを出力することになる。
この場合、カウンタ240は信号の期間
はfc5クロツクを計数して巡環し、自己リセツト
パルスを出力する。またFXSHT信号の期間で
は、11信号の立下りのタイミングが、既述の
ようにFAST信号があるときfc5クロツクの1ク
ロツク分遅くなるので、カウンタ240の自己リ
セツトパルスのタイミング1クロツク分早くな
る。また信号があるとき、11信号の立
下りのタイミングが1クロツク分早くなるので、
カウンタ240の自己リセツトパルスのタイミン
グが1クロツク分遅くなる。従つて基準信号
FSMの発生タイミングは約0.9Hz毎にfc5クロツク
の1クロツク分だけ計測結果に従つて早められ又
は遅められる。このため、キヤプスタンの回転速
度に応じて第3図の位相サーボ系の基準信号
FSMが変調されて、この変調分が位相誤差に含
められ、更に位相誤差が第2図の速度サーボ系に
重畳される。この結果、モータ1の回転速度がキ
ヤプスタンの回転に応じて調整される。
本発明は上述のように、キヤプスタン駆動モー
タ1と、該キヤプスタン駆動モータ1とベルト結
合されて駆動されるキヤプスタン3と、上記キヤ
プスタン駆動モータ1の回転を検出するモータ回
転検出装置4と、サーボ基準信号発生装置6と、
該サーボ基準信号発生装置6よりのサーボ基準信
号と上記モータ回転検出装置よりのモータ回転信
号とにより、上記のキヤプスタン駆動モータ1に
対する駆動信号を得るモータサーボ回路8とを備
えたキヤプスタンサーボ装置に適用される。
サーボ基準信号発生装置6は、第2図において
カウンタ62により構成され、各種基準信号fc0
〜fc5をクロツクパルスの形で供給する。
上記キヤプスタンの回転を検出するキヤプスタ
ン回転検出装置5と、該キヤプスタン回転検出装
置5よりのキヤプスタン回転信号CFGを受け、
その周期の測定により周波数を計測して上記サー
ボ基準信号発生装置6よりの第1の基準信号fc4
と比較し、基準より速いか又は遅いかの制御信号
(FAST,)を形成する周波数計測回路
(第6図のカウンタ220、フリツプフロツプ2
18等)とを設けてある。
上記制御信号に従つて速度補正量を保持する保
持回路(第6図のカウンタ260)が設けられ、
周波数計測回路で得られた計測結果に対応する補
正量を例えばカウンタ260の出力の位相情報の
形で保持している。
上記保持回路の出力及びサーボ基準信号発生装
置6からの所定クロツクfc5が供給されるゲート
回路(ゲート242〜246)並びにこのゲート
回路の出力クロツクを計数するカウンタ240で
もつて基準信号位相変更回路7を構成し、上記速
度補正量に従つて上記カウンタのクロツク計数量
を補正することにより位相が変更された第2の基
準信号(FSM)を発生させている。
上記モータサーボ回路8は、上記第2の基準信
号FMSと上記モータ回転装置4の第1の出力
FGCとを入力とする位相サーボ回路及び上記サ
ーボ基準信号発生装置6よりの第3の基準信号
fc1と上記モータ回転検出装置4の第2の出力
FGA,FGBとを入力とする速度サーボ回路から
成り、上記位相サーボ回路及び速度サーボ回路の
各制御量を加算して上記キヤプスタン駆動モータ
に供給する駆動信号を形成する。
この構成により、上記キヤプスタン回転信号の
周波数があらかじめ定められた周波数となる様に
成されている。
従つて本発明によると、キヤプスタンモータと
キヤプスタンとの間のベルトによつて生ずる速度
誤差を修正することができる。特に伝達関数が不
安定なベルトをモータサーボループに入れること
なく、しかもモータサーボループと干渉しないよ
うにキヤプスタンの速度誤差の修正ループをモー
タサーボ系に付加することができるので、キヤプ
スタンの速度誤差を補償するための制御信号によ
つてサーボループの安定性が損なわれるような不
都合が生じない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すサーボ回路の
ブロツク図、第2図は第1図のサーボ回路の速度
サーボ部の回路図、第3図は位相サーボ部の回路
図、第4図は第3図の動作を説明するための波形
図、第5図は第2図の動作を説明するための波形
図、第6図は第1図の基準信号位相変更回路及び
周波数計測回路の回路図、第7図は第6図の動作
を説明するための波形図である。 なお図面に用いられている符号において、1…
…モータ、2……ベルト、3……キヤプスタン、
4……モータ周波数発電機、5……キヤプスタン
周波数発電機、6……基準信号源、7……基準信
号位相変更回路、8……サーボ回路、9……周波
数計測回路である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 キヤプスタン駆動モータと、該キヤプスタン
    駆動モータとベルト結合されて駆動されるキヤプ
    スタンと、上記キヤプスタン駆動モータの回転を
    検出するモータ回転検出装置と、サーボ基準信号
    発生装置と、該サーボ基準信号発生装置よりのサ
    ーボ基準信号と上記モータ回転検出装置よりのモ
    ータ回転信号とにより、上記のキヤプスタン駆動
    モータに対する駆動信号を得るモータサーボ回路
    とを備えたキヤプスタンサーボ装置に於いて、 上記キヤプスタンの回転を検出するキヤプスタ
    ン回転検出装置と、 該キヤプスタン回転検出装置よりのキヤプスタ
    ン回転信号を受け、その周期の測定により周波数
    を計測して上記サーボ基準信号発生装置よりの第
    1の基準信号と比較し、基準より速いか又は遅い
    かの制御信号を形成する周波数計測回路と、 上記制御信号に従つて速度補正量を保持する保
    持回路と、 上記保持回路の出力及び所定クロツクが供給さ
    れるゲート回路並びにこのゲート回路の出力クロ
    ツクを計数するカウンタから成り、上記速度補正
    量に従つて上記カウンタのクロツク計数量を補正
    することにより位相が変更された第2の基準信号
    を発生する位相変更回路と、 上記第2の基準信号と上記モータ回転装置の第
    1の出力とを入力とする位相サーボ回路及び上記
    サーボ基準信号発生装置よりの第3の基準信号と
    上記モータ回転検出装置の第2の出力とを入力と
    する速度サーボ回路から成り、上記位相サーボ回
    路及び速度サーボ回路の各制御量を加算して上記
    キヤプスタン駆動モータに供給する駆動信号を形
    成する上記モータサーボ回路とを具備し、上記キ
    ヤプスタン回転信号の周波数があらかじめ定めら
    れた周波数となる様に構成したキヤプスタンサー
    ボ装置。
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