JPH01173207A - ロボットのティーチング方法 - Google Patents

ロボットのティーチング方法

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JPH01173207A
JPH01173207A JP33360587A JP33360587A JPH01173207A JP H01173207 A JPH01173207 A JP H01173207A JP 33360587 A JP33360587 A JP 33360587A JP 33360587 A JP33360587 A JP 33360587A JP H01173207 A JPH01173207 A JP H01173207A
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野瀬 英高
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川端 和弘
Yoshihiko Suzuki
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はロボットのティーチング方法に関し、−層詳細
には、ロボットのエンドエフェクタにおける作業点の位
置を固定した状態で、姿勢のみ変更可能としたロボット
のティーチング方法に関する。
[発明の背景] 例えば、産業用ロボットを用いてワークに対し所定の作
業を行う場合、当該ロボットの先端部に取着されたエン
ドエフェクタを所定の経路に沿って移動させる必要があ
る。この場合、前記経路は一般にティーチングボックス
によって教示される。ここで、ロボットのティーチング
を行うティーチングボックスには、ロボットの各関節を
駆動するだめの指令値やティーチングの基準とする座標
系を選択する入力手段あるいはロボットの動作速度を設
定する設定手段等が備えられており、オペレータはこれ
らの手段を所定の仕様に従って操作することでロボット
に対するティーチングを行っている。
ところで、このような産業用ロボットを用いてワークに
対し塗装、シーリング、アーク溶接等の作業を行う場合
、ワークに対するエンドエフェクタの姿勢が極めて重要
となる。そこで、通常、ティーチング時にワークに対す
るエンドエフェクタの姿勢を修正する作業が行われる。
この場合、例えば、ロボットのアーム先端部を中心とし
て旋回するように構成されたエンドエフェクタを用いた
場合、当該エンドエフェクタを旋回させた時にエンドエ
フェクタのワークに対する作業点の位置が変動する不都
合が生しる。
従って、エンドエフェクタのワークに対する姿勢を修正
した場合には前記作業点の位置の修正をも行わなければ
ならず、その作業が極めて面倒となる欠点が指摘されて
いる。
そこで、前述したティーチングの作業性を向上させるた
め、ティーチング時にエンドエフェクタの作業点の位置
およびワークに対する姿勢を記憶しておき、プレイパッ
ク時において前記作業点の位置および姿勢データに基づ
いてロボットの各関節の位置等を演算してロボットを動
作させる技術的思想が特開昭筒59−167713号に
開示されている。然しなから、この場合には作業点の姿
勢を変更することで変位した作業点の位置を補正するよ
うに各関節のデータを演算してロボットを動作させてい
るため、ロボットの位置決めに長時間を要し、プレイハ
ック時における動作速度が低下してしまう不都合が指摘
されている。
[発明の目的] 本発明は前記の不都合を克服するためになされたもので
あって、多関節ロボットを構成する各関節の状態データ
から設定される座標変換行列と、基準座標系に対するエ
ンドエフェクタの作業点の姿勢変化量から設定される回
転行列とを用いて前記エンドエフェクタの姿勢変更に係
る各関節の状態データを算出することにより、作業点の
位置を固定した状態で所望の基準座標に対する姿勢変更
を可能とし、また、プレイへ′ツク時におけるロボット
の動作速度を向上することの出来るロボットのティーチ
ング方法を提供することを目的とする。
[目的を達成するための手段] 前記の目的を達成するために、本発明は、多関節ロボッ
トを構成する各関節の状態データから前記各関節間の座
標変換行列を求め、前記座標変換行列に基づきエンドエ
フェクタによる現在の作業点の位置を算出し、次に、前
記現在の作業点の姿勢を所定量偏向させるための基準座
標系に対する回転行列を求めた後、前記座標変換行列お
よび前記回転行列に基づいて算出される新たな作業点の
位置が前記現在の作業点の位置に一致するよう前記各関
節間の新たな座標変換行列を求め、当該新たな座標変換
行列から各関節の新たな状態データを算出することを特
徴とする。
[実施態様] 次に、本発明に係るロボットのティーチング方法につい
て好適な実施態様を挙げ、添付の図面を参照しながら以
下詳細に説明する。
第1図において、参照符号10は本実施態様に係るロボ
ットのティーチング方法が適用される溶接システムを示
し、この溶接システム10ではシーケンサ12によるシ
ーケンス制御に基づきアーク溶接ロボット14が駆動さ
れ、クランプ装置16によって治具台17上に位置決め
されたワーク15に対し所定の溶接作業が行われる。こ
の場合、アーク溶接ロボット14はティーチングボック
ス18によりその動作が教示され、ロボットコントロー
ラ20を介して油圧ユニット22および溶接コントロー
ラ24によって駆動制御される。
アーク溶接ロボット14は基台26上に設置されており
、移動部28が油圧モータ30により前記基台26に対
して矢印方向に移動すると共に、旋回部32が油圧モー
タ34により前記移動部28に対し矢印方向に旋回可能
に構成される。また、旋回部32にはアーム部材36の
一端部が軸着し、このアーム部材36は前記旋回部32
に取着された油圧シリンダ38により矢印方向に昇降可
能に構成される。一方、アーム部材36の他端部には油
圧モータ40を有する取付部材42が取着され、前記取
付部材42には油圧モータ44を介してエンドエフェク
タとしての溶接トーチ46が連結される。この場合、溶
接1・−チ46は油圧モータ44を中心とし油圧モータ
40によって矢印方向に旋回すると共に、油圧モーフ4
4により矢印方向に回動可能に構成される。なお、前述
した油圧ユニット22はアーク溶接ロボット14を構成
する油圧モータ30.34.40および44と油圧シリ
ンダ38を駆動制御する。また、溶接コントローラ24
は溶接トーチ46とワーク15との間の溶接電流制御を
達成する。
ここで、アーク溶接ロボット14に対して基台26に固
定したベース座標系0゜と、溶接トーチ46のワーク1
5に対する作業点TCPに固定したハンド座標系08と
を定義すると共に、アーク溶接ロボット14の各関節に
対して座標系0.乃至06を定義する。
ベース座標系0゜はX。、Yo 、Zoの直交3軸から
なり、各軸回りの回動方向を夫々Ao、Bo、Coとす
る。ハンド座標系O8はXQ、Y、、、Zoの直交3軸
からなり、各軸回りの回動方向を夫々A、、、B、、、
Ceとする。座標系0゜は油圧モータ30によりベース
座標系0゜に対して変位する座標系であり、座標系0□
は油圧モータ34により座標系01に対して回動する座
標系であり、座標系03は油圧シリンダ38により座標
系02に対して回動する座標系である。
また、座標系04は座標系03に対して固定された座標
系であり、アーク溶接ロボット14を6軸ロボツトとし
て説明するために付加したものである。さらに、座標系
05は油圧モータ40により座標系04に対して回動す
る座標系であり、座標系06は油圧モータ44により座
標系05に対して回動する座標系である。
一方、ティーチングボックス18は第2図に示すように
構成される。すなわち、ティーチングボックス18はア
ーク溶接ロボット14に対してティーチング等を行う本
体部52と、当該ティーチングボックス18の操作方法
等を表示する表示部54とから基本的に構成される。
本体部52は接続ケーブル55を介してロボットコント
ローラ20に接続されており、その上面部には後述する
ティーチモード、プレイモード等の切り換えを行うモー
ド切換スイッチ56と、アーク溶接ロボット14をマニ
ュアルで動作させるジョイスティック58と、機能選択
、データ入力等を行うテンキー60と、アーク溶接ロボ
ット14の動作を非常停止させるための非常停止ボタン
62とが設けられる。この場合、ジョイスティック58
は矢印αおよびβ方向に傾動可能であると共に矢印γ方
向に回動可能に構成されており、その傾動方向あるいは
回動方向とアーク溶接ロボット14の駆動方向との対応
関係はテンキー60によって設定される。また、アーク
溶接ロボット14の動作速度はジョイスティック58の
傾斜角度あるいは回動角度によって設定される。なお、
ジョイスティック58の先端部には動作スイッチ64が
設けられており、この動作スイッチ64を押圧すること
によってアーク溶接ロボット14が動作可能となる。
本体部52は斜め上方向に突出する一対のアーム部材6
6a、66bを有しており、これらのアーム部材66a
、66bの先端部間には取付ねじ68a168bを介し
て表示部54が矢印θ方向に回動可能に軸着する。この
場合、表示部54はLCDデイスプレィ70を有してお
り、このLCDデイスプレィ70にはモード切換スイッ
チ56およびテンキー60によって選択されたティーチ
ングボックス18の操作方法等が表示される。
本実施態様に係るロボットのティーチング方法が適用さ
れる溶接システムは基本的には以上のように構成される
ものであり、次にこのシステムを用いたティーチング方
法について説明する。
先ず、ティーチングボックス18の電源を投入する。こ
の場合、ティーチングボックス18のしCDデイスプレ
ィ70には第3図に示すメインメニュー画面80が表示
される。このメインメニュー画面80において、rTE
AcHJはジョイスティック58を用いてアーク溶接ロ
ボット14のティーチングを行うティーチモードであり
、「PLAYJはロボッ1−コントローラ20の図示し
ないキーボード等を用いて所望のティーチングデータを
呼び出しアーク溶接ロボット14を動作させるプレイモ
ードである。また、rAUTOJは前記のプレイモード
をシーケンサ12等の要求に基づいて自動的に実行する
オートモードであり、アーク溶接ロボット14によるワ
ーク15の実際の溶接作業はこのオートモードで行われ
る。
rED I’r、、はティーチングボックス18に格納
されているティーチングデータを編集(立体シフト、コ
ピー等)する編集モードであり、「PARA、はアーク
溶接ロボット14における溶接トーチ46の寸法等のパ
ラメータを設定するパラメータ設定モードである。
次に、オペレータがメインメニュー画面80からティー
チモードを選択しモード切換スイッチ56を[1]の位
置に設定すると、LCDデイスプレィ70には第4図に
示すティーチモードメニュー画面82が表示される。
この場合、rJOINT  123Jはジョイスティッ
ク58の矢印α、βおよびγ方向への動作に対してアー
ク溶接ロボット14を構成する油圧モータ30.34お
よび油圧シリンダ38が駆動されるモードである。また
、rJOINT  456」はジョイスティック58の
矢印αおよびβ方向への動作に対して油圧モータ40お
よび44が駆動されるモードである。rBAsE  X
YZJはジョイスティック58の動作に対して溶接トー
チ46の作業点TCPが基台26を基準とするベース座
標系O8のX。、Yo 、Zo力方向夫々移動するモー
ドである。さらに、rBASE  ABCJはジョイス
ティック58の動作に対して溶接トーチ46の作業点T
CPが前記ベース座標系O8のXo 、Yo 、Zoの
回りAo、Bo、co力方向回動するモードである。一
方、「HAND  XYZ、はジョイスティック58の
動作に対して溶接トーチ46の作業点TCPが当該作業
点TCPを基準とするハンド座標系08のχ、 、y、
 、zQ力方向移動するモードである。
同様に、rHAND  ABC,は溶接トーチ46の作
業点TCPがハンド座標系0゜のXe、YO,Z、!の
回りA、 、B、 、C,、方向に回動するモードであ
る。rBASE  MDIJおよびrHAND  MD
 I Jは夫々溶接トーチ46の作業点TCPがベース
座標系O8またはハンド座標系08を基準として入力さ
れるティーチングデータに基づいて移動するモードであ
る。そして、rMEMORI ZEJはアーク溶接ロボ
ット14の現在の状態をティーチングデータとしてロボ
ットコントローラ20の図示しない記憶手段に取り込む
ためのモードを示す。
そこで、例えば、テンキー60から[3]を入力すると
ティーチモードよりrBASE  XYZ」のモードが
選択される。次いで、オペレータは動作スイッチ64を
押圧した状態でジョイスティック58を矢印α、βおよ
びT方向に所定量傾動あるいは回動させる。この場合、
ジョイスティック58の傾斜方向、回動方向、傾斜角お
よび回動角の各データは接続ケーブル55を介してロボ
ットコントローラ20に転送される。ロポットコントロ
ーラ20は選択されたrBASE  XYZJのモード
に基づき前記各データからアーク溶接ロボット14の各
座標系0.乃至06の移動量に対応するパルス信号を生
成し油圧ユニット22に出力する。油圧ユニット22は
前記パルス信号に基づきアーク溶接ロボット14におけ
る溶接トーチ46の作業点TCPをベース座標系0゜に
従いワーク15の所望の溶接位置まで移動させる。この
場合、前記作業点TCPはジョイスティック58を矢印
α方向に傾動させることでZ。
方向に移動し、矢印β方向に傾動させることでXo力方
向移動し、矢印γ方向に回動させることでY0方向に夫
々移動する。
一方、オペレータは溶接トーチ46の作業点TCPがワ
ーク15の所望の溶接位置まで移動し且つ後述する操作
により前記溶接トーチ46がワーク15に対して所望の
姿勢となったことを確認すると、ティーチングボックス
18のテンキー60を用いてティーチングデータの記憶
指令を入力する。この場合、第4図に示すティーチモー
トメニュー画面82に従いテンキー60の0とIとを押
圧すると、アーク溶接ロボット14の現在状態における
各軸の状態データが図示しないポテンショメータによっ
て読み取られロボットコントローラ20に記憶される。
以上の作業を所望の溶接位置毎に繰り返すことによりア
ーク溶接ロボッ目4のティーチング作業が完了する。
ここで、ワーク15に対してアーク溶接を正確に遂行す
るためには溶接トーチ46の作業点TCPの位置を正確
に設定するだけでなく、前述したように、ワーク15に
対する溶接トーチ46の姿勢も正確に設定しておく必要
がある。従って、本実施態様ではティーチモードにおけ
るrBASE  XYZJのモードに基づいて溶接トー
チ46の作業点TCPの位置を設定した後、rBASE
  ABCJのモードに基づいて作業点TCPの位置を
固定した状態でその姿勢変更を行っている。そこで、第
5図に示すフローチャートに基づき溶接トーチ46の姿
勢変更方法を説明する。
先ず、オペレータはティーチングボックス18のLCD
デイスプレィ70に表示されたティーチモードメニュー
画面82からrBASE  ABCJのモードを選択す
る。次いで、オペレータは動作スイッチ64を押圧した
状態でジョイスティック58を矢印α、βおよびγ方向
に所定量傾動あるいは回動させることで溶接トーチ46
の姿勢変更を行う。なお、このrBASE  ABCJ
のモードでは溶接トーチ46の先端部である作業点TC
Pがベース座標系0゜を基準として姿勢変更される。
そこで、ロボットコントローラ20はアーク溶接ロボッ
ト14を構成する各油圧モータ30.34.40.44
および油圧シリンダ38に装着された図示しないポテン
ショメータから現在のパルスP。
(i−1,2、・・・6)を取り込み、このパルスP。
から隣接する座標系Ol乃至06に対する各関節の現在
の角度r、を (i−1,2、・・・6) として求める(STPI)。ここで、k Ijは座標系
08におけるポテンショメータの分解能および減速比に
係るパラメータである。k2iは座標系0□における関
節の可動範囲に対して基準中間点を設定した場合、ポテ
ンショメータによ′って得られたパルスP、を前記基準
中間点に対する増減量として表すためのオフセット量で
ある。また、k3iは角度(deg)をラジアンに変換
するためのパラメータである。なお、本実施態様では座
標系04が座標系03に対して固定されているためパル
スP4をOに設定しておく。
次に、(1)式に基づいて算出された現在の角度r、か
ら変換行列Tを算出する(SrF2)。
この場合、変換行列Tはベース座標系0゜に対する座標
系0.の位置および姿勢を設定するものであり、変換行
列Tの各成分をjmn(m−1,2,3、n=1.2.
3.4)として(i−1,2、・・・6)      
・・・(2)のように設定される。ここで、変換行列T
をT三(Aib)        ・・・(3)と定義
した場合、作業点TCPの現在の位置Cは変換行列Tを
用いて、 0=1°5°9°h′+511.(4)として算出され
る(SrF2)。なお、Aは変換行列Tの左側4行3列
の成分を示し、bは変換行列Tの右側4行1列の成分を
示す。
また、hは座標系06に対する作業点TCPのオフセッ
ト量を示すベクトルであり、ベース座標系0゜を基準と
したXo、Yo、Z0方向の成分をh+ 、hz 、h
aとして、のように定義される。
次に、ロボットコントローラ20はティーチングボック
ス18におけるジョイスティック58からの入力の有無
を判別しく5TP4)、入力のない場合には現在のパル
スP8をそのまま保時する(SrF2)。
一方、ジョイスティック58が動作スイッチ64を押圧
した状態で矢印α、βおよびT方向に所定量傾動あるい
は回動された場合、ロボットコントローラ20はジョイ
スティック58に連結された図示しない各ポテンショメ
ータからの電圧信号Δ■1に基づきヘース座標系0゜の
各軸X。、Yo、Xo回りの姿勢変化量Δrjを算出す
る。
この場合、前記各ポテンショメータのゲインをg、、と
すると、姿勢変化量Δrjは、として求まる(SrF6
)。なお、j−1はX。
の回りの回転A。、j=2はY。の回りの回転BQ、j
=3はZ。の回りの回転C9に夫々対応する。
次に、ステップ6で求めたヘース座標系0゜の各軸X。
、Yo、Xo回りの姿勢変化量Δr、からヘース座標系
O8に対する回転行列Rを求める(SrF7)。回転行
列RはXo、 Yo、 Z。
方向に対する回転行列をR,、R2、R,lとして、 R= ’R3・R2・Ro      ・・・(7)(
j−1,2,3)        ・・・(8)と設定
される。ここで、Rffi、、(m、n=1.2.3)
は回転行列RJの各成分を示す。
次いで、ステップ2およびステップ7で算出した変換行
列Tおよび回転行列Rを用いて作業点TCPの新たな位
置C′を求める(SrF8)。すなわち、ジョイスティ
ック58によって姿勢変更された作業点TCPの新たな
位置C′は(4)式に回転行列Rを作用させることによ
り、 C’ −R−T−h =  R−C ・・・(9) として求まる。この場合、作業点TCPの位置C′を作
業点TCPの姿勢変更に対して何ら変化させないために
は、 :R−C= C’ −C・・・00) であることを要する。従って、(4)式の左側に回転行
列Rを作用させることにより、作業点Tcpの姿勢のみ
を変化させた場合の変換行列T′は、 ’T”−(R−Ai C,−R・、A−ho)・・・(
11) として求まる(SrF9)。
そこで、この変換行列T′を逆変換すれば、名産種糸O
1乃至06が設定される関節における次の角度r+’(
i−1,2、・・・6)を求めることが出来る(STP
IO)。この結果、前記角度r 、 Iから次のパルス
P1′は、(i−1,2、・・・6)     ・・・
02)のようにして求まる(STPII)。
次いで、ロボットコントローラ20はステップ11で求
めたパルスP1′を油圧ユニット22に出力しアーク溶
接ロボット14の移動指示を行う(SrF12)。この
場合、アーク溶接ロボット14の溶接トーチ46は作業
点TCPの位置を固定した状態でその姿勢のみをジョイ
スティック58の傾動量あるいは回動量に応じて変化さ
せる。
そこで、ティーチングボックス18のテンキー60より
0と■を同時に入力すれば、ロボットコントローラ20
の図示しない記憶手段にステップ1゛1で求められた各
関節のパルスP、′がティーチングデータとして格納さ
れる (STP13)。
以上の処理を所望の溶接地点毎に繰り返すことにより溶
接1・−チ46の作業点TCPがワーク15の所定の位
置に所定の姿勢で正確にセットされる。
なお、上述した実施態様ではベース座標系Ooを基準と
して作業点TCPの姿勢を変更する場合について説明し
たが、前記作業点TCPに設定されるハンド座標系08
を基準として当該作業点TCPの姿勢を変更することも
可能である。そこで、オペレータはLCDデイスプレィ
70に表示されたティーチモードメニュー画面82より
r HA N D  A B CJのモードを選択して
ジョイスティック58を所定方向に傾動あるいは回動さ
せる。この場合、作業点TCPは当該作業点TCPに固
定したハンド座標系08を基準として変更されるため、
オペレータはベース座標系O8を用いた場合よりも一層
容易にその調整作業を行うことが可能となる。なお、こ
の場合の処理手順では、第5図に示すステップ6におい
てハンド座標系08の各軸X8、Y、XZI!回りの姿
勢変化量を設定した後、当該姿勢変化量をベース座標系
0゜からみだ姿勢変化量Δr4((6)式参照)に変換
してステップ7以下の処理を遂行すれば、各関節に対す
る所望のパルスを得ることが出来る。
以上のようにしてアーク溶接ロボット14のティーチン
グ方法が完了すると、オペレータはティーチングボック
ス18のLCDデイスプレィ70の画面を第3図に示す
メインメニュー画面80に戻す。次に、モード切換スイ
ッチ56を[2]のプレイモードに設定し、アーク溶接
ロボット14に対しプレイバック動作を行わせティーチ
ングデータの確認を行う。
次に、ティーチングデータによるアーク溶接ロボット1
4の動作確認が終了すると、オペレータはLCDデイス
プレィ70の画面を再びメインメニュー画面80に戻し
た後、テンキー60の[3]を選択しオートモードとす
る。この場合、アーり溶接ロボット14はシーケンサ1
2の制御下にロボットコントローラ20より出力される
ティーチングデータに基づいてワーク15に対し所望の
溶接作業を遂行する。なお、ロボットコントローラ20
はティーチング時において修正された各油圧モータ30
.34.40.44および油圧シリンダ38のティーチ
ングデータを保持しているため、アーク溶接ロボット1
4に対して高速度でデータを出力することが出来る。従
って、当該アーク溶接作業を高速に遂行することが可能
となる。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、多関節ロボットを構成
する各関節の座標変換行列とエンドエフェクタによる作
業点の基準座標に対する姿勢変化量から設定される回転
行列とを用いて前記作業点の位置を固定した状態でその
姿勢変更を行っている。この場合、各関節の状態データ
は前記座標変換行列と前記回転行列とで設定される新た
な座標変換行列を用いてティーチング時に容易に算出す
ることが出来る。従って、ティーチング時におけるデー
タ算出時間が短縮されるだけでなく、プレイバック時に
おけるロボットの動作速度も向上する。また、座標変換
行列および回転行列を用いてティーチングデータを求め
ているため、他の座標系へのデータ変換が極めて容易と
なる。従って、作業点の姿勢変更を行う場合に任意の座
標系を選択することが出来ることになり、作業性も一層
向上する。
以上、本発明について好適な実施態様を挙げて説明した
が、本発明はこの実施態様に限定されるものではなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良並び
に設計の変更が可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るロボットのティーチング方法が適
用される溶接システムの概略構成図、第2図は第1図に
示す溶接システムにおけるティーチングボックスの構成
斜視図、 第3図および第4図は第2図に示すティーチングボック
スに表示される各メニュー画面の説明図、 第5図は本発明に係るロボットのティーチング方法の手
順を示すフローチャートである。 10・・・溶接システム   12・・・シーケンサ1
4・・・アーク溶接ロボット 18・・・ティーチングボックス 20・・・ロボットコントローラ 22・・・油圧ユニット   24・・・溶接コントロ
ーラ52・・・本体部      54・・・表示部5
6・・・モード切換スイッチ 58・・・ジョイスティック 60・・・テンキー62
・・・非常停止ボタン  64・・・動作スイッチ70
・・・LCDデイスプレィ ] TP9 「Pl 3

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)多関節ロボットを構成する各関節の状態データか
    ら前記各関節間の座標変換行列を求め、前記座標変換行
    列に基づきエンドエフェクタによる現在の作業点の位置
    を算出し、次に、前記現在の作業点の姿勢を所定量偏向
    させるための基準座標系に対する回転行列を求めた後、
    前記座標変換行列および前記回転行列に基づいて算出さ
    れる新たな作業点の位置が前記現在の作業点の位置に一
    致するよう前記各関節間の新たな座標変換行列を求め、
    当該新たな座標変換行列から各関節の新たな状態データ
    を算出することを特徴とするロボットのティーチング方
    法。
JP62333605A 1987-12-28 1987-12-28 ロボットのティーチング方法 Expired - Lifetime JP2572093B2 (ja)

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