JPH01171598A - オーバーロックミシンの空環縫い込み装置 - Google Patents

オーバーロックミシンの空環縫い込み装置

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JPH01171598A
JPH01171598A JP62335236A JP33523687A JPH01171598A JP H01171598 A JPH01171598 A JP H01171598A JP 62335236 A JP62335236 A JP 62335236A JP 33523687 A JP33523687 A JP 33523687A JP H01171598 A JPH01171598 A JP H01171598A
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empty ring
clamping plate
plate
sewing machine
fabric
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Yukio Nishiura
西浦 幸男
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Pegasus Sewing Machine Manufacturing Co Ltd
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B65/00Devices for severing the needle or lower thread
    • D05B65/06Devices for severing the needle or lower thread and for disposing of the severed thread end ; Catching or wiping devices for the severed thread

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、オーバーロックミシンに付設され、このオー
バーロックミシンにより布の端縁に形成されたシームに
連なって作り出される空環をミシン側に必要長さ残して
切断するとともに、このミシン側に残った空環を、次の
布地のシーム中に縫い込むようにした、オーバーロック
ミシンの空環縫い込み装置に関す北。
〔従来の技術〕
オーバーロックミシンに付設される空環縫い込み装置と
して、近時、特開昭53−128443号等に開示され
るように、布地に形成したシームに連なる空環を針落部
より後方側において吸引チューブ内に吸入し、この吸引
チューブの開口内において前記空環をミシン側から切断
し、このミシン側に残った空環の自由端を風圧により針
落部手前側に移動させ、こうして移動させられてきた空
環の自由端を空環自由端吸引部により吸入した後クロス
プレートの作業面上に配設された空環挟持部を作動させ
て前記空環の自由端を挟持し、これによってミシン側に
残された空環を針板上面に保持し、この空環を次の布地
の縫目中に縫い込むことによって縫い始め部における縫
目のほつれを格別の閂止め作業を行わずに防止できるよ
うにしたものが提案されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、上記特開昭53−128443号に開示
されるものを始めとする従来装置は、空環挟持部や空環
の自由端吸引部を作業面に配設しているため、この空環
挟持部が布送りの邪魔になり作業能率が落ちることがあ
った。
また、空環挟持部における空環に対する挟持力が強い装
置では、次の布地のシーム中にこの挟持した空環を縫い
込む際に、布地の端部が空環に引っ張られ下側にカール
してしまうことがあるという問題もあった。
さらに、従来装置では、布地のシームに縫い込まれる空
環の長さが、吸入チューブの開口内に設けた切断器によ
る切断箇所によって決定されるため、製品によって縫い
込む空環長さを変えたい場合に、これに対応するのが困
難であった。
本発明は、上記のような事情に鑑みなされたものであっ
て、布地の挿入や布送りに何等の支障も来すことがない
とともに、空環の縫い込みに伴って布地の端部をカール
させてしまうようなことがなく、且つ布地のシームに縫
い込む空環の長さを変更しろるオーバーロックミシンの
空環縫い込み装置を提供することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明によるオーバーロックミシンの空環縫い込み装置
は、上記目的を達成するために、上面が針落部手前側の
ミシン作業面の一部を形成し且つ前記吸入孔から移動さ
れてきた空環の自由端が挿入可能な挿入口を前記作業面
上に開口すべく駆動されうる第1挟持プレートと、常時
は前記第1挟持プレートと密着し且つこの第1挟持プレ
ートが駆動されて前記挿入口が開口したとき第1挟持プ
レートと対向してこの挿入口の開口の端縁の一部を形成
するとともに、前記挿入口が開口されている状態で前記
第1挟持プレートに接近する方向へ駆動されうる第2挟
持プレートと、前記挿入口にエアにより前記空環の自由
端を挿入させる空環挿入手段と、前記第2挟持プレート
の常時における第1挟持プレートとの密着面が第2挟持
プレートの前記駆動により移動する範囲と、前記空環の
ミシン側との連結部とを結ぶ領域において、固定刃と可
動刃が交叉する切断器と、を具備することを特徴とする
ものである。
〔作 用〕
本発明によるオーバーロックミシンの空環縫い込み装置
は、針落部手前側に移動されてきた空環の自由端を、第
1挟持プレートを駆動させることにより開口した挿入口
にエアより挿入し、その後第1挟持プレートを元の位置
に復帰させて前記挿入口を閉寒することにより、この第
1挟持プレートと第2挟持プレートの間に挟持する。ま
た、空環挟持後火の布地を挿入した際、この布地の先端
が針落部を通過後数計縫製されたのち第1挟持プレート
を駆動して前記挿入口を開口し、さらに所定時間経過後
第2挟持プレートを第1挟持プレートと接近する方向へ
駆動することができ、このようにすれば、この第2挟持
プレートに押しやられた空環が切断器と交叉し、前記布
地に形成するシーム中に縫い込まれる空環を所定長さ残
して切断する。
〔実施例〕
以下、本発明を図示した実施例に基づいて説明する。
第1図〜第2F図において、1はオーバーロックミシン
のクロスプレートであって、このクロスプレート1の作
業面1aにはミシン針に対応する箇所に針板2が嵌め込
まれている。この針板2はボルト3によりミシン本体M
に取着されたブラケット171に固定されており、その
上面は前記作業面1aの一部を形成している。また、針
板2には、前記作業面1aを上下方向に貫通する針落部
4が形設されるとともに、この針落部4と隣接する部分
を起点として後方(図中矢符B方向)に延びる舌金5が
一体的に形成されている。尚、第2A図〜第2F図に一
点鎖線で示すXは、前記針落部4を通る布送り方向と一
致するこのオーバーロックミシンの縫製軸である。
前記縫製軸Xに対して舌金5側で且つ針落部4よりも手
前(第2A図乃至第2F図中矢符八方向)側作業面1a
には、前記縫製軸Xと平行な一辺が開放辺とされた凹部
6が形設されており、この凹部6には、上面が作業面1
aと同一平面上にあって作業面1aの一部を形成してい
る挟持プレート7が嵌入されている。
挟持プレート7は、前記凹部6の底辺と前方側の一辺に
添う、平面からみてL字状に形成された第2挟持プレー
ト72と、この第2挟持プレート72のL字状コーナー
に嵌まり込む第1挟持プレート71とからなり、これら
第1挟持プレート71と第2挟持プレート72は常時は
前記縫製軸Xと平行な辺において密着している。
第3図及び第4図に示すように、第1挟持プレート71
には、クロスプレート1の下方を通ってミシン手前側へ
延びる腕部71aが一体に形成されており、この腕部7
1aの先端にボルト貫通孔71bが形設されている。一
方、第2挟持プレート72には、前記第1挟持プレート
71に一体形成された腕部71aのさらに下方を通って
ミシン前方側へ延びこの腕部71aと摺接する腕部12
aが一体に形成され、この腕部72aの先端にボルト貫
通孔?2bが形設されている。また前述したミシン本体
Mに取着されたブラケット171には、一端に第4図に
示すようなボルト貫通孔172aが形設された補助ブラ
ケット172がボルト止めされている。
そして、前記第1挟持プレート71と第2挟持プレート
72の各腕部71a、72aは、前記補助ブラケット1
72に、それぞれのボルト貫通孔71b、72b 、及
び補助ブラケソ日72のボルト貫通孔172aを貫通す
るボルト16により回動可能に取着されており、これに
よって第1挟持プレート71と第2挟持プレート72が
作業面1aで回動しうるようになっている。
18はボルト16に螺合されて、前記第1及び第2挟持
プレート71.72と補助ブラケット172を結合する
ナツトである。また、118はボルト16に巻着された
ねじりバネであって、このねじりバ2118の一端は第
2挟持プレート72と一体の腕部72aに当接して第2
挟持プレート72を針板2に密着する側へ付勢している
第1挟持プレート71は、前記クロスプレート1下方に
配設した第1エアシリンダ20を作動させることによっ
て駆動する。
すなわち、第1挟持プレート71にはその下面に円柱状
の操作用スタッド71cが突設されており、この操作用
スタッドTicに前記ブラケット171及び第2挟持プ
レート72を前記縫製軸Xと直交する方向に貫通し且つ
ブラケット171に摺動可能に支持されるロッド21の
一端に設けられた保合部材22が係合されている。尚、
第4図に示す72cは第2挟持プレート72に形設され
たコンド21貫通用の凹部である。前記係合部材22は
前方側に開口した二股形状で、この二股の間に前記操作
用スタンド71Cを摺動自在に挟持している。このロッ
ド21のブラケット171からの突出部には雄ネジが螺
設されており、この雄ネジにはバネ受23が螺合されて
いる。そして、このバネ受23と前記ブラケット171
間には圧縮ばね24が張設されており、この圧縮ばね2
4の付勢力によりロッド21に係合された第1挟持プレ
ート71は第2挟持プレート72と密着する方向(図中
矢符C方向)に付勢されている。前記の第1エアシリン
ダ20のピストンロッド20aにはこのピストンロッド
20aが後退している時、前記第1挟持プレート71が
第2挟持プレート72に密着した状態における前記ロフ
ト21の先端に当接もしくは近接するロッド押圧部材2
5が取着されている。
そして、前記第1エアシリンダ20はピストンロッド2
0aを延伸させることによって、ロッド押圧部材25が
前記ロフト21を圧縮ばね24の付勢力に抗して押圧で
きる位置に取着されている。
したがって、第1挟持プレート71は、第1エアシリン
ダ20のピストンロフト20aを延伸させることにより
、前記ボルト16を中心として回動し、第2挟持プレー
ト72のL字状コーナーから離脱することができ、これ
によって第2C図に示すように、クロスプレート1上に
第2挟持プレート72を開口端縁の一部とする挿入口H
が形成される。
すなわち、第1エアシリンダ20.ロッド21. 係合
部材22.バネ受23.圧縮ばね24.ロッド押圧部材
25によって第1挟持プレート71を駆動する第1駆動
機構19が構成されている。
次に、第2挟持プレート72はクロスプレート1内の下
部に装備された第2エアシリンダ27を駆動源として駆
動される。
これを詳説量るに、まず前記第2挟持プレート72に一
体形成された前記腕部72aには、前記第2エアシリン
ダ27の作動を伝達する揺動アーム28の先端部が当接
している。この揺動アーム28はL字形に形成されると
ともにそのコーナ一部28aが回動自在に軸支されてお
り、このコーナ一部から立ち上がる一辺の上方先端部2
8dが前述し且つ第3図にも示すように腕部72aに当
接しているのである。また、この揺動アーム28のコー
ナ一部28aから横方向に延びる一辺の先端には、前記
第2エアシリンダ27の上下方向に進退するピストンロ
フト27aと当接するロッド受け28bが形設されてい
る。
したがって、第2エアシリンダ27のピストンロッド2
7aが延伸して前記ロッド受け28bを上方に押し上げ
ると、揺動アーム28はコーナ一部28aを中心として
揺動し、前記腕部72aに当接した先端部28dが、ね
じりバネ118の付勢力に抗して腕部72aを押圧する
。このようにして腕部72aが押圧されると、この腕部
72aと一体に形成された前記第2挟持プレート72が
前記凹部6から脱出する方向へ、ボルト16を中心とし
て回動する。そして、第゛ 2エアシリンダ27のピス
トンロッド27aを後退させると、揺動アーム28の先
端部28dは当初の位置に復帰するので、腕部72aは
ねじりバネ118に付勢されて第2挟持プレート72が
針板2と縫製軸X上で当接する位置迄回動する。
以上に示すように第2エアシリンダ27及び揺動アーム
28は、第2挟持プレート72を駆動する駆動機構26
を構成している。
8aは前記針板2との間に被加工品である布地を挟持す
る押え金であって、この押え金88は後方側でミシン本
体Mに揺動可能に軸支される押え台8bの先端に装着さ
れており、この押え台8bはエアシリンダ8cを作動さ
せることにより揺動し、前記押え金88を布押さえ位置
と押さえ解除位置の間で上下させる。
また、前記舌金5の後方には、第2A図〜第2F図に示
すように、縫製軸Xと所定の間隔を設けたこの縫製軸X
と平行な布ガイド9が、作業面1aから起立して設けら
れている。
この布ガイド9のガイド面の裏面には空環切断部10が
装備されている。この空環切断部10は、エアー吸入+
1!(図示せず)に接続されるとともに前記布ガイド9
の裏面を内壁の一部とした吸引通路11を有し、この吸
入通路11の吸入孔11aは針板2の後端部近傍におい
て前記布ガイド9に穿設開口されている。また、前記吸
引通路11にはその途中に吸入孔11a側へエアを圧送
するため細径のブローパイプ13が接続されており、且
つ吸入孔11aには第1切断器12が備えられている。
この第1切断器12は吸入孔11aの下面に刃先を固定
された固定刃12aと、吸入通路11の上面からこの吸
入通路11内に挿入される可動刃12bとからなり、こ
の可動刃12bはミシンの主軸に連動した部材により駆
動されることによりその刃先が前記固定刃12aの刃先
と交叉するようになっている。
尚、可動刃12bの駆動は必ずしもミシンの駆動に連動
するものでなくてもよく、例えば布地の終端が針落部4
を通過した後の運針数をカウントし、この運針数が設定
数に達した時点でミシンを停止させた後、ソレノイド等
により駆動させるようにしてもよいし、あるいは、作業
者が、空環が必要長さ作り出されたことを確認し、ペダ
ル操作等により駆動させるようにしてもよい。
前記吸入孔11aの斜め前方には、作業面1aに貫設さ
れた長孔14から膨出するブローパイプ15のノズル1
5aが配設されており、このノズル15aaには、作業
面la上を伝って挟持プレート7側へエアを吹き出すよ
うな、横長のエア吹き出し口15aが形設されている。
16は、先端にエア吹出し口であるノズル16aを備え
たブローパイプであって、このブローパイプ16は、前
記第1挟持プレート71が駆動されることによって形成
される挿入口H側へエアを吹き付けるよう、ミシン本体
Mに支持されている。
前記舌金5と挟持プレート7の間には、それぞれ縫製軸
Xと平行な刃先を有する固定刃30aと可動刃30bと
からなる第2切断器30が配設されている。この第2切
断器30は、前記第2挟持プレート72の常時における
第1挟持プレート71との、密着面72dが、前記第2
駆動機f!26によりこの第2挟持プレート72が駆動
された際に移動する範囲と、空環のミシン側との連結部
とを結ぶ領域に配設されている。また、可動刃30bは
ミシンの駆動に同期して往復運動を行うことにより固定
刃30aと交叉している。
尚、31は布地の存無を検知する布検知センサである。
次に、上記空環縫い込み装置の作動手順を説明する。ま
ず、前記空環切断部10において、布地の終端に連なっ
た空環をこの布地から切り離す。すなわち、ミシン駆動
時には吸入通路11に接続されたエアー吸入源が作動状
態とされ、第2A図に矢符E、で示すようにエアが吸引
されており、よって布地のシームに連なって作りだされ
る空環も自動的に吸入孔11a内に吸い込まれている。
したがって、第2A図に示すように、布地Nの終端を吸
入孔11aの後方側へ移動させて空環chを第1切断器
12と交叉させれば、この空環chはミシン側に略一定
の長さを残して布地Nから切断されるのであこのように
して空環chを切断したのち、ミシンの駆動を停止する
とともに、ミシンの踏み板(図示せず)の踏み返し動作
等により押え金88を上昇させる。
次に、前記吸引通路11に接続されたエアー吸入源の作
動を停止し、ブローパイプ13からエアを圧送する。こ
のブローパイプ13から圧送されたエアは、第2B図に
矢符E2で示すように吸入孔11a側へ送られ、これに
よってこの吸入孔11a内に吸い込まれていたミシン側
に残った空環chは第2B図に示すように、吸入孔11
aの斜め前方のエア吹き出し口15aaの前へ押し出さ
れる。
そして、ブローパイプ13からのエア圧送を停止し、次
いで、ブローパイプ15のノズル15aからエアを吹き
出させるとともに第1エアシリンダ20を作動させてピ
ストンロッド20aを延伸させ、且つブローパイプ16
のノズル16aからエアを吹き出させる。
したがって、空環Chの自由端がノズル15aのエア吹
き出し口15aaから吹き出されるエアにより挟持プレ
ート7側へ移動し、一方これと同時にピストンロッド2
0aの延伸に伴って第1挟持プレート71がポルト16
を中心として回動して針落部平前側に挿入口Hを開口す
る。そして、さらにノズル16aから吹き降ろされるエ
アにより、前記空環chの自由端は第2C図に示すよう
に、挿入口Hに吹き込まれる。
このようにして、空環chが挿入口Hに吹き込まれると
、次いで第1エアシリンダ71の駆動を停止してピスト
ンロッド20aを後退させ、前記挿入口I]を閉塞し、
第1挟持プレート71と第2挟持プレート72の間に空
環chを挟持する。尚、ノズル16aからのエアの吹き
出し時間を第1エアシリンダ20の駆動時間よりも大き
くすることにより、ピストンロッド20aが後退し始め
てから前記挿入口Hが閉塞される迄の間にもノズルから
エアを吹き付け、第2D図に示すように、空環chを弛
みのない状態で挟持するようにしている。
なお、より確実に空環chを弛みない状態で挟持できる
ように、挿入口H下に開口部を有する吸引パイプを配設
し、前記ブローバイブ16と併用するようにしてもよい
以上のようにして、第2E図に示すように空環chが挟
持された後、押え金88を針板2上の布押さえ位置に下
降させる。
次にミシンの押え金上げ用の踏み板を操作することによ
り、押え金8aを押さえ解除位置に上昇させて布地(図
示せず)を所定位置に挿入したあと、前記押え金88を
下降させてこの押え金8aと針板2との間に布地を挟み
、この状態でミシンを駆動させて布地の端縁にシームを
形成し始める。
本実施例では、前記布検知センサ31で布の有無を検知
し、その信号により押え金88の昇降をエアシリンダ8
cを介して制御するようにすることもできる。
ここで、布地の端縁にシームを形成し始めるために、布
地の先端が針落部4に達してから数針進んだ時点で再度
第1エアシリンダ20を作動させてピストンロフト20
aを延伸させる。すなわち、布地の先端部にシームが形
成され、空環chの自由端がこのシーム中に縫い込まれ
始めた時点で、第2E図に示すように、第1挟持プレー
ト71を挿入口開口側へ移動させて空環chに対する挟
持を解除する。このようにして挟持を解除されると空環
chは布地の先端部を引っ張ることなくシーム中に縫い
込まれていき、布地の端部がカールすることはない。尚
、布端が針落部4に達してから空環chの挟持を解除す
る迄の運針数は布地の材質によって適宜選択され、腰の
強い布地では比較的多くの計数縫製してもよいが、レー
ス地のような腰の弱い布地では1針から2針に止める必
要がある。
一方、前記シーム形成のためにミシンを駆動させてから
所定時間後に、第1挟持プレート71を挿入ロH開ロ位
置に維持したままで第2エアシリンダ27を駆動させ、
この第2エアシリンダ27のピストンロッド27aを延
伸させる。このピストンロッド27aは揺動アーム28
のロッド受け28bを上方に押圧し、この押圧によって
揺動アーム28はコーナ一部28aを中心に揺動する。
この揺動により、揺動アーム28の上方先端部28dは
、第2挟持プレート72に一体形成された腕部72aを
、第2挟持プレート72を針板2と密着する側へ付勢し
ているねじりバネ118の付勢力に抗して押圧する。よ
って、第2挟持プレート72は挿入口開口位置にある第
1挟持プレート71に接近する側へボルト16を中心と
して回動し、それに伴って第1挟持プレート71との密
着面72dにより空環chを第1挟持プレート71側へ
押しやる。
そして、このようにして空環chを押しやった第2挟持
プレート72が、第2F図に示すように挿入口開口位置
にある第1挟持プレート71に密着する迄にもしくは第
1挟持プレート71と密着してからさらに第1挟持プレ
ート71を押圧しながら回動することにより、空環ch
は第2切断器30と交叉し、固定刃30aと可動刃30
bの間に挿入される。このとき、可動刃30bはミシン
の駆動と同期して駆動されているから、前記空環chは
布地のシーム中に縫い込まれる部分を残して切断される
上記の説明から明らかになるように、布地のシーム中に
縫い込む空環の長さは、第2挟持プレート72を駆動さ
せるタイミングにより変化する。すなわちミシンを駆動
させることにより、布地の端縁にシームが形成され始め
てから、第2エアシリンダ27を作動させる迄の所定時
間を変化させることにより、布地に縫い込む空環の長さ
を選択することができる。
以上に説明したオーバーロックミシンの空環縫い込み装
置は、第1挟持プレート71と第2挟持プレート72の
上面が作業面と同一平面上にあり、この作業面の一部を
形成しているから、これらの挟持プレートがミシン手前
側から針板上に挿入される布地の邪魔になることがない
また、第1挟持プレートが4旦針落部手前で挟持した空
環を、シーム形成のために布地の先端が針落部を通過し
たのち数計縫製してから解除するように作動するため、
布地の先端が空環に引張られてカールすることがない。
さらに、第2挟持プレート72を駆動させることによっ
て、次の布地のシーム中に縫い込む空環の不要部分をカ
ットすることができるから、前記第2挟持プレート72
の駆動タイミングを変化させることにより、シーム中に
縫い込む空環の長さを適宜設定できる。
尚、本発明が上記実施例に限定されないのはもちろんで
あって、例えば実施例では第1挟持プレート71と第2
挟持プレート72をボルト16を中心として回動させる
ように駆動していたが、スライド移動するように駆動さ
せるようにしてもよい。また、第1挟持プレート71が
駆動されることにより開口した挿入口へ空環を挿入させ
る手段も、実施例のように上方から吹き込むのではなく
、下方から吸引したり、あるいは上方から吹き込み且つ
下方からも吸引するようにしてもよい。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように、本発明によるオーバー
ロックミシンの空環縫い込み装置によれば、第1及び第
2挟持プレートが、ミシン手前側から針板上に挿入され
る布地の邪魔になることがないから、布地を真直ぐ送れ
なかったりして作業効率を低下させるようなことがない
という効果を奏する。
また、第1挟持プレートを、布地の先端が針落部を通過
して数針進んだ時点で駆動させることにより、空環の挟
持を解除するようにできるから、布地の先端が空環に引
張られてカールするようなことがなくなる。しかも、こ
うしたカールの発生を防止しようとするためにこの布地
の先端において糸が団子状態になるようなこともない。
すなわち、空環を縫い込むために品質が低下するような
ことが防がれる。
さらに、第2挟持プレートを駆動することにより、次の
布地のシームに縫い込む空環の長さを適宜なものに設定
することができる。したがって、製品の仕上り後にシー
ムからはみ出した空環を切断するような手間が省かれ、
作業効率が向上するとともに、製品の品質の向上にも寄
与することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるオーバーロックミシンの空環縫い
込み装置の一実施例を示す一部を切り欠いた斜視図、第
2A図〜第2F図は実施例装置による空環の処理過程を
示す要部の概略平面図、第3図は同しく要部の拡大斜視
図、第4図は挟持プレートの分解斜視図である。 la−一・作業面 4−針落部 71−第1挟持プレート 72−第2挟持プレート 16−ブローバイブ(空環挿入手段) 30・−第2切断器(切断器)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)布地の端縁に形成したシームに連って作り出され
    た空環を、針落部より後方側に設けられた吸入孔に吸引
    するとともにこの吸入孔内において切断し、ミシン側に
    残った空環の自由端を針落部手前側へ移動させ、この移
    動してきた空環を針落部手前側で挟持し、この挟持した
    空環を次の布地に形成されるシーム中に縫い込むように
    したオーバーロックミシンの空環縫い込み装置において
    、上面が針落部手前側のミシン作業面の一部を形成し且
    つ前記吸入孔から移動されてきた空環の自由端が挿入可
    能な挿入口を前記作業面上に開口すべく駆動されうる第
    1挟持プレートと、 常時は前記第1挟持プレートと密着し且つこの第1挟持
    プレートが駆動されて前記挿入口が開口したとき第1挟
    持プレートと対向してこの挿入口の開口の端縁の一部を
    形成するとともに、前記挿入口が開口されている状態で
    前記第1挟持プレートに接近する方向へ駆動されうる第
    2挟持プレートと、 前記挿入口にエアにより前記空環の自由端を挿入させる
    空環挿入手段と、 前記第2挟持プレートの常時における第1挟持プレート
    との密着面が第2挟持プレートの前記駆動により移動す
    る範囲と、前記空環のミシン側との連結部とを結ぶ領域
    において、固定刃と可動刃が交叉する切断器と、 を具備することを特徴とするオーバーロックミシンの空
    環縫い込み装置。
JP62335236A 1987-12-28 1987-12-28 オーバーロックミシンの空環縫い込み装置 Granted JPH01171598A (ja)

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KR1019880015001A KR930005114B1 (ko) 1987-12-28 1988-11-15 오버로크재봉기의 봉환(縫環)봉입장치
US07/286,220 US4934293A (en) 1987-12-28 1988-12-19 Chaining thread sew-in device
DE8888121577T DE3879656T2 (de) 1987-12-28 1988-12-23 Kettenfaden-naehvorrichtung.
EP88121577A EP0322783B1 (en) 1987-12-28 1988-12-23 Chaining thread sew-in device

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