JPH01170523A

JPH01170523A - 管成形機のロール交換装置

Info

Publication number: JPH01170523A
Application number: JP62328348A
Authority: JP
Inventors: Teruhisa Usui; 薄井　輝久
Original assignee: Kawasaki Steel Corp
Current assignee: JFE Steel Corp
Priority date: 1987-12-26
Filing date: 1987-12-26
Publication date: 1989-07-05
Anticipated expiration: 2010-01-11
Also published as: JPH07208B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、電縫鋼管等の成形に用いる管成形機のロール
交換装置に関する。

［従来の技術］電縫鋼管等の造管ラインには、帯板を管状に成形するた
めのブレークダウンロール、フィンバスロール等の孔形
成形ロールが用いられている。これらの成形ロールは、
製造する管径の変更等に応じてロール交換せしめられる
。

ところで従来のロール交換は以下の如くなされている。

■クレーンに吊られたワイヤロープにてロールを搬送す
る。

■全ロールスタンドを一式交換するか、インナーハウジ
ングを交換する。

［発明が解決しようとする問題点］しかしながら、上記■のクレーンによる方法は、ロール
交換に長時間を要しライン停止時間も長く、また安全上
の問題もある。

また、上記■の全ロールスタンドもしくはインナーハウ
ジングの交換は、設備が複雑かつ大型化する。また、ロ
ールの組替作業がオフラインでなされることになり、ロ
ール交換のための全作業時間が長くなる。さらに、交換
のための保管部品が全スタンドもしくはインナーハウジ
ングに組込まれる全部品にわたり、保管部品点数が過多
となる。

本発明は、比較的単純かつ小型設備を用いて、ロール交
換を迅速かつ安全に行なうとともに、交換のための保管
部品数を削減することを目的とする。

［問題点を解決するための手段］本発明は、左右のハウジングに配設される各チョックに
ロール軸を支持し、このロール軸にロールを装着すると
ともに、一方のハウジングを他方のハウジングに対して
相対移動できるようにした管成形機のロール交換装置に
おいて、一方のハウジングに設けられるケースガイドと
、上記−方のハウジングに設けられるケースガイドに対
しロール軸方向には係合し、ロール軸に直交する方向に
は移動可能とされ、かつロールの両端ボス部等を保持す
るロールケースと、一方のハウジングを他方のハウジン
グに対して移動し一方のハウジングおよびロールケース
内のロールが他方のハウジング側に支持されるロール軸
から抜去せしめられる状態下で、ロールケースをケース
ガイドに対し移動し、ロールケースおよびロールを上記
一方のハウジングの内外に移載するケース移載装置とを
有してなるようにしたものである。

［作用］本発明において、圧延時には、ロールは左右のハウジン
グのチＭツクに支持されているロール軸に装着され、駆
動される。この時、ロールケースは、ハウジングに設け
られたケースガイドにて位置決めされており、ロールケ
ースとロールはわずかな隙間を介している。

ロール交換時には、一方のハウジングを他方のハウジン
グに対して移動すると、ケースガイド中のロールケース
がロール端面を押して、他方のハウジング側に支持され
ているロール軸からロールを抜去する。ロールがロール
軸から抜去せし″めら、れると、ロールの両端ボス部等
がロールケースに保持される。ロールがロール軸をかわ
す位置まで抜去せしめられた後、ケース移載装置にてロ
ールケースをハウジング外に取出し、旧ロールの移載を
完了する。新ロールは、別のロールケースに保持されて
おり、このロールケースを旧ロールの移載時と逆の順序
でハウジング内に取込めば、新ロールの据付が完了する
。

本発明によれば、ロールスタンドのハウジングを交換す
ることなく、ハウジング内に挿入可能とされるロールケ
ースをロールとともに交換するものであり、交換のため
の設備を比較的単純かつ小型にできる。

また、ロールは、オンラインにて、ロールケースに保持
された状態で交換されるから、ロール交換を迅速かつ安
全に行なえる。

また、ロール軸やチ、ツタはハウジング側に残され、ロ
ールケースとロールのみが交換部品となり、ロールケー
スは構造簡素であるから、交換のための保有部品数を削
減できる。

［実施例］第１図は本発明の一実施例が適用された管成形機のロー
ル交換状態を示す模式図、第２図は管成形機の圧延状態
を示す模式図、第３図は第２図における要部を示す断面
図、第４図は第１図における要部を示す断面図である。

管成形機１０は、例えば電縫鋼管製造用であり、操作側
ハウジング１１に配設されるチョック１２（上チ、−／
り１２Ａ、下チョ−２り１２Ｂ）と、駆動側ハウジング
１３に配設されるチョック１４（上チ、？り１４Ａ、下
チ、ツタ１４Ｂ）とに、ロール軸１５（上ロール軸１５
Ａ、下ロール！１５Ｂ）を支持し、このロール軸１５に
ロール１６（上ロール１６Ａ、下ロール１６Ｂ）を装着
している。なお、ｌｏｔ、１０２はロール１６を位置決
めするカラー、１０３は軸受ナツトである（第３図参照
）。

操作側ハウジング１１はシリンダ装置１７の作用下で軌
道１８に案内されて移動でき、駆動側ノ＼ウジング１３
は固定配置されている。

操作側ハウジング１１にはケースガイド１９が設けられ
ている。

操作側ハウジング１１のケースガイド１９にはロールケ
ース２０が挿入可能とされている。ロールケース２０は
、ケースガイド１９に対し、■ロール軸方向には係合し
、■ロール軸に直交する上下方法には昇降可能とされ、
かつ■ロール１６の両端ボス部２１を保持するようにな
っている（第３図参照）。

なお、ロールケース２０によるロール１６の支持構造と
しては、上記の如くのボス部を保持する以外に、第５図
（Ａ）、ＣＢ）に示す如くのロール受座２０１を設ける
ことによりロール１６の両端外周部を保持するものであ
ってもよい。

また、管成形機１０はケース移載装置２２を備えている
。ケース移載装置２２は、架台２３に設けた軌道２４に
沿って走行する台車２５、台車２５に配設される巻上げ
クレーン２６を有している。２７は台車移動用モータ、
２８は巻上機である（第１図参照）、ケース移載装置２
２は、操作側ハウジング１１を駆動側ハウジング１３に
対して移動し操作側ハウジング１１およびロールケース
２０の内部のロール１６が、駆動側ハウジング１３の側
に支持されるロール軸１５から抜去せしめられる状態下
で、ロールケース２０をケースガイド１９に対し昇降し
、ロールケース２０およびロール１６を操作側ハウジン
グ１１の内外に移載するようになっている。

なお、ロール軸１５とロール１６は、それぞれテーパ部
２９．３０を備え１両者の組立を容易化されている（第
４図参照）。

次に、上記実施例の作用について説明する。

管成形機１０において、圧延時には、第２図に示す如く
、ロール１６はハウジング１１．１３のチヨ−２り１２
．１４に支持されているロール軸１５に装着され、駆動
される。この時、ロールケース２０は、ハウジング１１
に設けられたケースガイド１９にて位置決めされており
、ロールケース２０とロール１６はわずかな隙間を介し
ている。

ロール交換時には、第１図に示す如く、シリンダ装置１
７により操作側ハウジング１１を駆動側ハウジング１３
に対して移動すると、ケースガイド１９の内部のロール
ケース２０がロール１６の端面を押して、駆動側ハウジ
ング１３に支持されているロール軸１５からロール１６
を抜去する。

ロール１６がロール軸１５から抜去せしめられると、ロ
ール１６の両端ボス部２１がロールケース２０に保持さ
れる。ロール１６がロール軸１５をかわす位置まで抜去
せしめられた後、ケース移載装置２２にてロールケース
２０をハウジング１１の外部に取出し、旧ロール１６の
移載を完了する。新ロール１６は、別のロールケース２
０に保持されており、このロールケース２０を旧ロール
１６の移載時と逆の順序でハウジング１１の内部に取込
めば、新ロール１６の据付が完了する。

上記実施例によれば、ロールスタンドのハウジング１１
を交換することなく、ハウジング１１の内部に挿入可能
とされるロールケース２０をロール１６とともに交換す
るものであり、交換のための設備を比較的単純かつ小型
にできる。

また、ロール１６は、オンラインにて、ロールケース２
０に保持された状態で交換されるから、ロール交換を迅
速かつ安全に行なえる。従来のロール交換作業時間７０
分を本発明により１０分にすることができた。

また、ロール軸１５やチヨ−２り１２．１４はハウジン
グ側に残され、ロールケース２０とロール１６のみが交
換部品となり、ロールケース２０は構造簡素であるから
、交換のための保有部品数を削減できる。

なお、ロール移載装置２２を自動運転化することにより
、ロール交換の無人化が達成できる。

なお、本発明の実施においては、ロール移載装置として
、天井クレーンを用いるものであってもよい。

また、本発明の実施において、ロールケースはハウジン
グに設けられるケースガイドに対して、昇降移動するも
のでなく、水平移動するものであってもよい。

［発明の効果］以上のように、本発明によれば、比較的単純かつ小型設
備を用いて、ロール交換を迅速かつ安全に行なうととも
に、交換のための保管部品数を削減することがきる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例が適用された管成形機のロー
ル交換状態を示す模式図、第２図は管成形機の圧延状態
を示す模式図、第３図は第２図における要部を示す断面
図、第４゛図は第１図における要部を示す断面図、第５
図は変形例を示す模式％式％１５・・・ロール軸、１６・・・ロール、１９・・・ケースガイド、２０・・・ロールケース。２１・・・両端ボス部、２２・・・ケース移載装置。代理人　弁理士　　塩　川　修　治第１図第３図１ｑ第４図第５図（Ａ）　　　　　　　　（Ｂ）

Claims

【特許請求の範囲】

（１）左右のハウジングに配設される各チョックにロー
ル軸を支持し、このロール軸にロールを装着するととも
に、一方のハウジングを他方のハウジングに対して相対
移動できるようにした管成形機のロール交換装置におい
て、一方のハウジングに設けられるケースガイドと、上
記一方のハウジングに設けられるケースガイドに対しロ
ール軸方向には係合し、ロール軸に直交する方向には移
動可能とされ、かつロールの両端ボス部等を保持するロ
ールケースと、一方のハウジングを他方のハウジングに
対して移動し一方のハウジングおよびロールケース内の
ロールが他方のハウジング側に支持されるロール軸から
抜去せしめられる状態下で、ロールケースをケースガイ
ドに対し移動し、ロールケースおよびロールを上記一方
のハウジングの内外に移載するケース移載装置とを有し
てなることを特徴とする管成形機のロール交換装置。