JPH01170474A - カテーテル用ガイドワイヤー - Google Patents

カテーテル用ガイドワイヤー

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JPH01170474A
JPH01170474A JP62331578A JP33157887A JPH01170474A JP H01170474 A JPH01170474 A JP H01170474A JP 62331578 A JP62331578 A JP 62331578A JP 33157887 A JP33157887 A JP 33157887A JP H01170474 A JPH01170474 A JP H01170474A
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catheter
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、血管もしくは消化管、気管内の目的部位に、
治療用もしくは検査用のカテーテルを導入するためのカ
テーテル用ガイドワイヤーに関する。
[従来の技術] 従来、カテーテル用ガイドワイヤーとして、ステンレス
線またはピアノ線からなるコイルスプリングを用いたガ
イドワイヤー、またプラスチック製のモノフィラメント
を用いたガイドワイヤーが使用されていた。そして、ガ
イドワイヤーとしては、先端が直線状のものと、先端が
J型に湾曲したものとがある。
ガイドワイヤーは、カテーテルとともに血管内に挿入し
た後、目的の血管部位にカテーテルを到達させるため、
カテーテルの先端より所定長さだけ突出させガイドワイ
ヤーの先端部をカテーテルより先行させて押し進める。
そこで、ガイドワイヤーの先端部には、血管壁に損傷を
与えることなく、蛇行した血管内や複雑な血管分岐にも
挿入ができるために柔軟性が要求される。
しかし、上記のガイドワイヤーでは、その先端部が一般
金属素材またプラスチックにて形成されているので、十
分な柔軟性、さらに復元性を有してい赴かった。
そこで、本件出願人は、上記問題点を解決したガイドワ
イヤーを提案している(特開昭60−63065号公報
、特開昭60−63066号公報)。
上記ガイドワイヤーにおいて、十分な柔軟性、復元性を
有するが、直線状のガイドワイヤーでは、大動脈の蛇行
の少ない患者、一般に若い患者には十分に使用できるが
、老齢の患者で、大動脈が大きく蛇行した患者、動脈面
管内にコレステロールや脂肪分等が多量に付着した患者
では、上記のような先端が直線状のガイドワイヤーでは
、挿入が困難な場合があることから、先端が湾曲してい
るガイドワイヤーが使用されていた。
しかし、上記のような、先端が湾曲したガイドワイヤー
は、カテーテルを大腿動脈に挿入するために穿刺される
セルデインガー針内に、挿入することが困難であるとい
う問題点を有していた。
[発明が解決しようとする問題点] 上記の特開昭60−63065号公報、特開昭60−6
3066号公報に示されるガイドワイヤーにおいて、十
分な柔軟性、復元性を有するが、先端が湾曲したガイド
ワイヤーでは、カテーテルを大腿動脈に挿入するために
穿刺されろセルデインガー針内に、挿入することが困難
であるという問題点を有していた。
そこで、本発明の目的は、高い柔軟性および復元性を有
し、かっ、先端が湾曲したガイドワイヤーであってもセ
ルデインガー針に容易に挿入することができるカテーテ
ル用ガイドワイヤーを堤供することにある。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するものは、芯金と、該芯金の少なくと
も先端部を被包するコイルスプリングとを有するカテー
テル用ガイドワイヤーであって、前記芯金の先端部は、
マルテンサイト逆変態開始温度が0℃ないし40℃であ
る形状記憶合金からなり、かつ該温度より所要高い温度
において湾曲状に変態するように形成されており、面記
コイ/L、スプリングの先端部は超弾性金属により形成
されているカテーテル用ガイドワイヤーである。
そして、前記芯金の先端は、前記コイルスプリングの先
端に固定されていることが好ましい。
そして、前記芯金は、前記先端部に続く本体部芯金を有
しており、前記先端部は、該本体部芯金より細径である
ことが好ましい。また、前記芯金は、例えば前記先端部
を形成する先端部芯金と、該先端部芯金の基端に接続さ
れた本体部芯金とからなるものである。さらに、前記本
体部芯金は、剛性の大きい材質により形成されているこ
とか好ましい。また、前記コイルスプリングは、例えば
半球状先端部を有し、前記先端部芯金を被包し、基端部
が先端部芯金と本体部芯金との接続部付近に固定されて
いるものである。そして、前記剛性の大きい材質は、ス
テンレス鋼であることが好ましい。そして、n’Jf己
ステシステンレス鋼ネ用高張力ステンレス鋼であること
が好ましい。また、前記コイルスプリングは、例えば前
記芯金の全体を被包しているもので!、する。そして、
前記形状記憶合金のマルテンサイト逆変態開始温度が、
26℃ないし36℃であることが好ましい。そして、超
弾性合金は、Ni−Ti系合金、Cu−Zn−Al系合
金またはCu−Al−Ni系合金のいずれかであること
が好ましい。
本発明のカテーテル用ガイドワイヤーを図面に示す実施
例を用いて説明する。
本発明のカテーテル用ガイドワイヤーlは、芯金と、芯
金の少なくとも先端部を被包するコイルスプリングとを
有するガイドワイヤーであり、芯金の先端部は、マルテ
ンサイト逆変態開始温度が0℃ないし40℃である形状
記憶合金からなり、かつ該温度より所要高い温度におい
て湾曲状に変態するように形成されており、コイルスプ
リング4の先端部は、超弾性金属により形成されている
そこで、第1図に示す実施例を用いて説明する。
第1図に示すカテーテル用ガイドワイヤー1は、芯金と
、コイルスプリング4とからなっている。
具体的に述べると、形状記憶合金により形成された先端
部芯金3と、先端部芯金3の後端に接続された本体部芯
金2とにより芯金は形成されており、コイルスプリング
4は、基端部が先端部芯金3と本体部芯金2との接続部
付近に固定されており、さらにコイルスプリング4は超
弾性金属により形成されている。
本体部芯金2は、ガイドワイヤー1の本体部を形成する
ものであり、ガイドワイヤー1の基端部(使用時におけ
る手元)での操作をその先端に確実に伝達する機能を有
することが好ましく、そのために、剛性か高い材料によ
り形成されることが好ましい。剛性としては、曲げ剛性
で15に9ex 2以上、好ましくは18kgxm’以
上を有するものであることが好ましい。
本体部芯金2に用いられる材料としては、ステンレス鋼
などが好適であり、特にバネ用高張力ステンレス鋼が好
適である。このような、曲げ剛性の大きい材質により形
成することにより、ガイドワイヤーの挿入時において、
その先端を血管内などの管腔内で目的とする方向への走
行を操作する際、先端部を押し込む際、また回転させる
際などに行うガイドワイヤーの基端部(手元)での操作
による力を先端部に確実に伝達することかでき挿入が容
易となる。
そして、本体部芯金2としては、直径0.2〜1.8R
1,好ましくは0.3〜1.6zi、長さか30jIl
lI〜4000■、好ましくは501m〜3500皮1
で多る。
芯金の先端部を形成する先端部芯金3は、蛇行した血管
内、細径化した血管内をガイドワイヤーを進行させるた
めの誘導部を形成するものであり、湾曲部を形成するこ
とが必要である。
そのため、この実施例では、先端部を形成する先端部芯
金3は、マルテンサイト逆変態開始温度が0℃ないし4
0℃である形状記憶合金により形成されており、さらに
上記温度より所要高い温度において湾曲状に変態するよ
うに形成されており、第2図に示すように、ガイドワイ
ヤー1の先端部全体が湾曲状となるようになっている。
形状記憶合金としては、N i −T i系合金、Au
−Cd系合金、Cu −A I −N i系合金、Cu
−Au−Zn系合金、Cu−Zn−X(XはSi、Sn
、Al、Caのいずれか)系合金、およびNi−Al系
合金などにより形成され、さらに、その形状記憶合金の
マルテンサイト逆変態開始温度(マルテンサイト相が消
失し始めて母相であるオーステナイト相になる温度)が
0℃ないし40℃のものが使用される。
さらに、この先端部芯金3は、高温にて湾曲状、例えば
J型に成形されており、その湾曲形状を記憶している。
そして、冷却された状聾にて直線状に伸ばすことにより
、第1図に示すような直線状となっており、そして、血
管内に挿入され、加温されることにより、記憶している
湾曲形状に復元し、第2図に示すようにガイドワイヤー
1の先端部全体を湾曲状に変化させる。
形状記憶合金として、マルテンサイト逆変態開始温度か
、40℃以下のものを用いているのは、約42℃で自球
成分および組繊細胞が破壊される可能性が高いので、血
管内に導入されるガイドワイヤーの先端部分か加温(例
えば、高周波加熱、ガイドワイヤー〇後端部の加熱によ
る伝熱)される限界を42℃までとしなければならず、
さらに、先端部芯金3が、湾曲形状に復帰するには、マ
ルテンサイト逆変態開始温度より少なくとも2℃高める
必要があるためである。すなわち、マルテンサイト逆変
態開始温度が40℃以下であれば、マルテンサイト逆変
態開始温度より2℃高く加温すれば組織中のマルテンサ
イト相が消失してオーステナイト相が現れる率が数十%
に達し、記憶している湾曲形状にほぼ復帰するので、加
温可能な42℃より2℃低い40℃としたのである。ま
た、0℃以上のものとしたのは、通常0℃以下に冷却す
ることが困難であるためである。そして、マルテンサイ
ト逆変態開始温度が、0℃ないし25℃のときは、手術
室の室温が通常25℃程度に調整されているため、室温
により記憶している湾曲形状に復帰する。このため、血
管内への挿入以前に湾曲形状となっているため、婆の部
分(先端部芯金3)を氷水あるいは氷水で冷却したアル
コールに浸漬して冷却し先端部分を直線状に矯正した後
使用する。そして、マルテンサイト逆J、i jB開始
温度は、26℃ないし36℃であることが好ましく、2
6℃以上であれば、上記のように手術室の室温により、
湾曲形状に復帰する可能性が少なく、使用前の冷却、お
よび直線状への矯正を行う必要がなく、36℃以下であ
れば、血液の温度が38℃程度であるので、血管中に挿
入することにより、血液により加温され自然に記憶して
いる湾曲形状に復帰するので、他の手段を用いて外部よ
り加温する必要かなく好ましい。
先端部芯金3としては、線径0 、05+u+ 〜l 
、 6m11、長さはl O+m 〜500iR,好ま
しくは20mm 〜300mmである。先端部芯金3は
、先端側がより柔軟であることが好ましく、特に、先端
に向かって徐々に柔軟であることが好ましく、そのため
第1図に示す実施例では、先端に向かって先端部芯金3
は、徐々に細径となっており、その径を変化させろこと
により、適応に応じて柔軟性を変化させている。
そして、先端部芯金3を被包するコイルスプリング4は
、超弾性合金により形成されており、塑性変形しない広
い弾性領域を有する合金であり、例えば、Ni−Ti系
合金、Cu −A 1−Ni系合金、Cu−Zn−Al
系合金等の超弾性材料が好適である。
そして、コイルスプリング4の先端は、半球状先端部5
となっている。半球状先端部とは、実質的に曲面に成形
されていることを意味し、例えば釣鐘状、弾丸状などの
形状を含むものである。コイルスプリング4としては、
長さは10mm〜500■、好ましくは201M肩〜3
00■、コイルスプリング4の外径としては、直径0.
2〜l 、 8tttm、好ましくは、03〜16am
である。そして、コイルスプリング4は、先端部芯金3
を被包しており、先端部芯金3の先端に固定されており
、基端は、先端部芯金3と本体部芯金2との接続部付近
にロウ10等で固着されている。
そして、このコイルスプリング4の曲げ応力は、先端部
芯金3を形成する形状記憶合金の湾曲状に変態するとき
の戻り応力(マルテンサイト相なるように形成されてい
る。このため、先端部芯金3は、コイルスプリング4の
曲げ応力に疎外されることなく、加温されることにより
、記憶している湾曲状態に変態することができ、ガイド
ワイヤー1の先端部全体を第2図に示すように湾曲状態
に変態させることが可能である。
さらに、形状記憶合金により形成した先端部芯金3をコ
イルスプリング4により被包したことにより、通常状態
ではマルテンサイト相であるため柔らかく、わずかな力
により容易に塑性変形してしまう形状記憶合金を補強す
ることができ、よって、グイレータ−に挿入する際に直
線状に矯正した状態を維持することが容易となる。
また、コイルスプリング4に、超弾性金属を用いたので
、その曲げ応力を小さいものとすることができ、従来よ
り用いられているステンレスを用いた場合に比べ、先端
部芯金3が記憶している湾曲状態を確実に発現させるこ
とが可能となる。
そして、先端部芯金3と本体部芯金2との接続は、本体
部芯金2の先端部に芯金3の基端部を嵌合する方法、ま
た両者をロウ付けする方法などの公知の方法、または両
者を組み合わせたものを用いることができる。特に、第
1図に示すように、本体部芯金2の先端部に先端部芯金
3の基端部の直径と等しいか若干大きい内径を有する穴
を設け、その穴に先端部芯金3の基端部を挿入し、両者
の接続部分付近をロウ10により固着することが好まし
く、このようにすることにより、両者を強固に接続でき
る。
さらに、本体部芯金2の外面に、カテーテル等の筒状体
内面との摩擦抵抗を低下させるための潤滑性賦与剤12
をコーティングすることか好ましく、その厚さとしては
、数ミクロンないし数百ミクロン程度が好ましい。
潤滑性賦与剤としては、水溶性高分子物質またはその誘
導体が好ましく、例えば、ポリ(2−ヒドロキシエチル
メタクリレート)、ポリヒドロキシエチルアクリレート
、セルロース系高分子物質(例えば、ヒドロキシプロピ
ルセルロース、ヒドロキンエチルセルロース)、無水マ
レイン酸系高分子物質(例えば、メチルビニルエーテル
無水マレイン酸共重合体)、アクリルアミド系高分子物
質(例えば、ポリアクリルアミド)、ポリエチレンオキ
サイド系高分子物質(例えば、ポリエチレンオキサイド
、ポリエチレングリコール)、ポリビニルアルコール、
ポリアクリル酸系高分子物質(例えば、ポリアクリル酸
ソーダ)、フタル酸系高分子物質(例えば、ポリヒドロ
キシエチルフタル酸エステル)、水溶性ポリエステル(
例えば、ポリツメチロールプロピオン酸エステル)、ケ
トンアルデヒド樹脂(例えば、メチルイソプロピルケト
ンホルムアルデヒド)、ポリビニルピロリドン、ポリエ
チレンイミン、ポリスチレンスルホネート、水溶性ナイ
ロンなどが使用できる。さらに、潤滑性付与剤が容易に
剥離または流出しないようにすることが好ましく、例え
ば、反応性官能基を有する化合物の被膜を上記本体部芯
金2の外面に形成し、水溶性高分子物質またはその誘導
体を上記化合物の反応性官能基とイオン結合または共有
結合させ上記化合物の被膜の上に水溶性高分子物質また
はその誘導体の被覆することが好ましい。水溶性高分子
物質またはその誘導体としては、上記の物質か好適に使
用できる。反応性官能基としては、イソシアネート基、
アミノ基、アルデヒド基、エポキシ基などが好適であり
、従って、反応性官能基を有し、かつ被覆形成性を有す
る化合物としては、ポリウレタン、ポリアミドなどが好
適である。さらに、反応性官能基を増加させるために、
上記化合物中に反応性官能基を有する物質2を混合する
ことが好ましい。そのような物質としては、エチレンン
イソシアネート、ヘキサンメチレンジイソシアネート、
キシレンジイソシアネート、トルエンジイソシアネート
、ジフェニルメタンジイソシアネートなどのイソシアネ
ート、およびそれらイソシアネートとポリオールのアダ
クトまたはプレポリマー、ポリアミン(例えば、低分子
ポリアミン、エヂレンジアミン、トリメチレンノアミン
など、また高分子ポリアミン)ゲルタールアルデヒドな
どが挙げられる。
また、被覆方法としては、反応性官能基を有する物質[
例えば、ポリウレタンの溶液(テトラヒドロフラン溶液
)]と反応性官能基を有する物質[例えば、4.4°ジ
フエニルメタンジイソシアネートの溶液(メチルエチル
ケトン溶液)]との混合物に、被覆部位(本体部芯金2
の外面)を接触させ、乾燥させた後、水溶性高分子[例
えば、メチルビニルエーテル無水マレイン酸共重合体の
溶液(メチルエチルケトン溶液)]に接触させ、乾燥さ
せることにより行うことができる。このようにすること
により、ガイドワイヤーの表面に潤滑性を付与すること
ができ、さらにその1滑性を長時間維持することができ
る。
次に、第3図に示す本発明のカテーテル用ガイドワイヤ
ーの実施例について説明する。
第3図に示すカテーテル用ガイドワイヤー1は、先端部
が細径化した形状記憶合金により形成された芯金2と、
芯金2の全体を被覆する超弾性金属により形成されたコ
イルスプリング4とからなっている。
この実施例では、芯金2は、マルテンサイト逆変態開始
温度が0℃ないし40℃である形状記憶合金により形成
されており、ざらに細径化された先端部31は、マルテ
ンサイト逆変態開始温度より所要高い温度において湾曲
状に変態するように形成されている。形状記憶合金とし
ては、第1図の実施例において説明したものが好適に使
用できる。そして、マルテンサイト逆変態開始温度は、
26℃ないし36℃であることが好ましい。
芯金2としては、長さは100友JI〜4000x次、
好ましくは150ν肩〜3500xxで、細径化した先
端部31としては、線径0,111II〜0,4xiが
好ましい。
そして、弓イルスプリング4は、超弾性合金により形成
されており、超弾性合金とは、引張りひずみが8%程度
でも塑性変形しない広い弾性領域を有する合金であり、
例えば、Ni−Ti系合金、Cu−Al−Ni系合金、
Cu −Z n −A1系合金等の超弾性材料が好適で
ある。
コイルスプリング4としては、長さは100RR〜40
00、vu+、 k子ましくは1501m 〜3500
imテあり、コイルスプリング4の外径としては、直径
0.2〜1.8a皮、好ましくは、0.3〜1.6m肩
である。そして、コイルスプリング4は、芯金の先端部
31を被包している部分が、超弾性金属により形成され
ていればよく、芯金の本体部32を被包する部分は、超
弾性金属でなくてもよく、例えば、ステンレス鋼などに
より形成したものでもよい。
さらに、芯金2は、先端に向かって徐々に柔軟であるこ
とが好ましく、先端に向かって徐々に細径としてもよく
、その径を変化させることにより、適応に応じて柔軟性
を変化させることができる。
そして、このコイルスプリング4の芯金の先端部31を
被包する部分の曲げ応力は、芯金の先端部31を形成す
る形状記憶合金の湾曲状に変態するときの戻り応力(マ
ルテンサイト相から母相への逆変態時の戻り応力)より
小さくなるように形成されている。このため、芯金の先
端部31は、コイルスプリング4の曲げ応力に疎外され
ることなく、加温されることにより、記憶している湾曲
状態に変態することができ、ガイドワイヤー1の先端部
全体を湾曲状態に変態させることが可能である。そして
、形状記憶合金により形成されている芯金2をコイルス
プリング4により被包したことにより、通常状態ではマ
ルテンサイト相であるため柔らかく、わずかな力により
容易に塑性変形してしまう形状記憶合金を補強すること
ができ、よって、グイレータ−に挿入する際に直線状に
矯正した状態を推持すること、さらにグイレータ−に挿
入し加温されるまでの補強を行うことになり、血管への
初期挿入が容易となる。また、コイルスプリング4に、
超弾佳金属を用いたので、その曲げ応力を小さいものと
することができ、従来より用いられているステンレスを
用いた場合に比べ、先端部31が記憶している湾曲状態
を確実に発現させることが可能となる。
本体部32は、ガイドワイヤー1の本体部を形成してお
り、先端部31と一体に形成されている。
そして、先端部31と本体部32との連続部は、なだら
かなテーパー状となっている。本体部32としては、線
径0.2〜1.7肩11好ましくは0.3〜1.6mm
、長さが30xx 〜4000mm、好ましくは50x
x〜3500、wiである。本体部32は、先端部31
と一体でなく、第1図に示した実施例のように別部材に
て形成してもよく、その場合本体部32としては、剛性
の高い材質、例えば、ステンレス鋼などが好適であり、
特にバネ用高張力ステンレス鋼が好適である。そのよう
な剛性の高い材質を用いることにより、ガイドワイヤー
1の先端を血管内などの管腔内で目的とする方向への走
行を操作する際、先端部を押し込む際、また回転させる
際などに行うガイドワイヤーの基端部(手元)での操作
による力を先端部に確実に伝達することができ挿入が容
易となる。
さらに、本体部32の位置するコイルスプリング4の外
面に、カテーテル等の筒状体内面との摩擦抵抗を低下さ
せるための潤滑性賦与剤12をコーティングすることが
好ましく、その厚さとしては、数ミクロンないし数百ミ
クロン程度が好ましい。潤滑性付与剤12としては、上
述のものが好適に使用できる。
[作用] 次に、第1図に示した実施例を用いて、本発明のカテー
テル用ガイドワイヤーの作用を説明する。
本発明のガイドワイヤー1は、血管造影用カテーテル、
血管拡張用カテーテルなどカテーテルを、血管の目的部
位に挿入する際に、その誘導のために用いられるもので
あり、ガイドワイヤー1を挿入するにあたり、まず人体
にセルジンゴー法等により血管を確保した後、本発明の
カテーテル用ガイドワイヤーlを血管内に留置し、それ
に沿ってカテーテルを血管内に挿入する。
もし、挿入前にガイドワイヤーの先端部分が湾曲状にな
っている場合は、その部分を氷水などを用いて冷却し、
直線状に伸ばした後、挿入を行う。この挿入においては
、カテーテルの先端よりカテーテル用ガイドワイヤーl
を数I+程度突出させた状態にて、血管内に挿入する。
そして、このガイドワイヤーの先端部は、加温されるこ
とにより第2図に示すように湾曲状に復元するため、蛇
行した血管内、中性脂肪、コレステロールなどが付着し
た血管内であっても、先端が血管壁に当接することが少
なく容易に挿入することができ、さらに先端部には、超
弾性金属により形成されたコイルスプリング4を有する
ため、十分に柔軟であり、蛇行した血管内、細径化した
血管内へ容易により容易に挿入することができる。そし
て、目的部位付近までカテーテルの先端の誘導がされた
後、ガイドワイヤー1を抜去し、カテーテルが血管造影
カテーテルであれば、その後端より、血管造影剤を注入
し、X線造影を行い、カテーテルを抜去し、圧迫止血し
て手技を終えろ。
[発明の効果] 本発明のカテーテル用ガイドワイヤーは、芯金と、該芯
金の少なくとも先端部を被包するコイルスプリングとを
有するカテーテル用ガイドワイヤーであって、萌記芯金
の先端部は、マルテンサイト逆変態開始温度が0℃ない
し40℃である形状記憶合金からなり、かつ該温度より
所要高い温度において湾曲状に変態するように形成され
ているものであるので、特に、芯金の先端部は、加温さ
れることにより湾曲状に変態するものであるので、血管
内に挿入するときには、直線状にした状態にて挿入する
ことができ、従来の先端部が湾曲したガイドワイヤーを
挿入するときに必要であるガイドインサーターを用いる
必要かなく、容易に血管内に挿入することができる。さ
らに、コイルスプリングの先端部は、超弾性金属により
形成されているので、十分に柔軟であり、蛇行した血管
内、細径化した血管内に容易に挿入でき、さらに、血管
壁に損傷を与えるおそれがない。そして、形状記憶合金
により形成されている芯金の先端部をコイルスプリング
により被包したことにより、通常状態ではマルテンサイ
ト相であるため柔らかく、わずかな力により容易に塑性
変形してしまう形状記憶合金を補強することができ、よ
って、ダイレータ−に挿入する際に直線状に矯正した状
態を推持することが容易となり、血管への初期挿入が容
易となる。さらに、コイルスプリングに、超弾性金属を
用いたので、その曲げ応力を小さいものとすることがで
き、従来上り用いられているステンレスを用いた場合に
比べ、芯金の先端部が記憶している湾曲状態を確実に発
現させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のカテーテル用ガイドワイヤーの一実
施例を示す断面図、第2図は、第1図のカテーテル用ガ
イドワイヤーの先端部が湾曲した状態を示す図、第3図
は、本発明のカテーテル用ガイドワイヤーの池の実施例
を示す断面図である。 1・・・カテーテル用ガイドワイヤー

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)芯金と、該芯金の少なくとも先端部を被包するコ
    イルスプリングとを有するカテーテル用ガイドワイヤー
    であって、前記芯金の先端部は、マルテンサイト逆変態
    開始温度が0℃ないし40℃である形状記憶合金からな
    り、かつ該温度より所要高い温度において湾曲状に変態
    するように形成されており、前記コイルスプリングの先
    端部は超弾性金属により形成されていることを特徴とす
    るカテーテル用ガイドワイヤー。
  2. (2)前記芯金の先端は、前記コイルスプリングの先端
    に固定されている特許請求の範囲第1項に記載のカテー
    テル用ガイドワイヤー。
  3. (3)前記芯金は、前記先端部に続く本体部芯金を有し
    ており、前記先端部は、該本体部芯金より細径である特
    許請求の範囲第1項または第2項に記載のカテーテル用
    ガイドワイヤー。
  4. (4)前記芯金は、前記先端部を形成する先端部芯金と
    、該先端部芯金の基端に接続された本体部芯金とからな
    る特許請求の範囲第1項または第2項に記載のカテーテ
    ル用ガイドワイヤー。
  5. (5)前記本体部芯金は、剛性の大きい材質により形成
    されている特許請求の範囲第3項に記載のカテーテル用
    ガイドワイヤー。
  6. (6)前記コイルスプリングは、半球状先端部を有し、
    前記先端部芯金を被包し、基端部が先端部芯金と本体部
    芯金との接続部付近に固定されている特許請求の範囲第
    4項または第5項に記載のカテーテル用ガイドワイヤー
  7. (7)前記剛性の大きい材質は、ステンレス鋼である特
    許請求の範囲第4項ないし第6項のいずれかに記載のカ
    テーテル用ガイドワイヤー。
  8. (8)前記ステンレス鋼は、バネ用高張力ステンレス鋼
    である特許請求の範囲第7項に記載のカテーテル用ガイ
    ドワイヤー。
  9. (9)前記コイルスプリングは、前記芯金の全体を被包
    している特許請求の範囲第1項または第2項に記載のカ
    テーテル用ガイドワイヤー。
  10. (10)前記形状記憶合金のマルテンサイト逆変態開始
    温度が、26℃ないし36℃である特許請求の範囲第1
    項ないし第9項のいずれかに記載のカテーテル用ガイド
    ワイヤー。
  11. (11)超弾性合金は、Ni−Ti系合金、Cu−Zn
    −Al系合金またはCu−Al−Ni系合金のいずれか
    である特許請求の範囲第1項ないし第10項のいずれか
    に記載のカテーテル用ガイドワイヤー。
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