JP2011528572A - 脈管内移植片のための導入器 - Google Patents

脈管内移植片のための導入器 Download PDF

Info

Publication number
JP2011528572A
JP2011528572A JP2011518732A JP2011518732A JP2011528572A JP 2011528572 A JP2011528572 A JP 2011528572A JP 2011518732 A JP2011518732 A JP 2011518732A JP 2011518732 A JP2011518732 A JP 2011518732A JP 2011528572 A JP2011528572 A JP 2011528572A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
distal end
tip
catheter
assembly
curved
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2011518732A
Other languages
English (en)
Inventor
エリック, イー. ラスムッセン,
ベント オーレンシュラエジャー,
ウィリアム, ケー. ディアーキング,
ブレイン, エー. ローダー,
デイビッド, イー. オー,
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Med Institute Inc
Original Assignee
Med Institute Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Med Institute Inc filed Critical Med Institute Inc
Publication of JP2011528572A publication Critical patent/JP2011528572A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F2/00Filters implantable into blood vessels; Prostheses, i.e. artificial substitutes or replacements for parts of the body; Appliances for connecting them with the body; Devices providing patency to, or preventing collapsing of, tubular structures of the body, e.g. stents
    • A61F2/95Instruments specially adapted for placement or removal of stents or stent-grafts
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/0021Catheters; Hollow probes characterised by the form of the tubing
    • A61M25/0041Catheters; Hollow probes characterised by the form of the tubing pre-formed, e.g. specially adapted to fit with the anatomy of body channels
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/01Introducing, guiding, advancing, emplacing or holding catheters
    • A61M25/0105Steering means as part of the catheter or advancing means; Markers for positioning
    • A61M25/0133Tip steering devices
    • A61M25/0138Tip steering devices having flexible regions as a result of weakened outer material, e.g. slots, slits, cuts, joints or coils

Abstract

ステントグラフト又は他の装置を患者の脈管に導入するための導入器アセンブリ(10)には、自然に湾曲した望ましくは実質的にU字形である拡張用先端具(100)が備わっている。該拡張用先端具は、その中のガイドワイヤ(42)とともに実質的に真直ぐになることができ、さらに移植片の配置中にもとの湾曲に戻ることができるように柔軟性がある。拡張用先端具(100)の湾曲は、拡張用先端具が脈管壁に、その上に保持される移植片の配置中に、破損を引き起こさないということを保証することができるが、真直ぐな拡張用先端具では起こり得る。

Description

本発明は、移植片及び人工器官を患者の身体管腔へ配置するための導入器、具体的には、ステントグラフト又はステントを患者体内に配置するための導入器に関する。本装置は特にステントグラフト及びステントの大動脈弓への配置に適している。
例えば脈管の動脈瘤を含む、脈管障害を治すための人工器官は、当技術分野では既知のものである。その様な病態の治療によく用いられる人工器官にステントグラフトがある。
この種の人工器官は、管腔内的に、患者の体表に隣接する静脈又は動脈を通して配置されるのが典型的である。例えば、大動脈人工器官は、普通、大腿動脈を通して送り込まれる。一般的な配置方法には、ガイドワイヤを、導入器アセンブリがたどってゆくことになる進路に沿って、治療されるべき脈管構造の部位に位置決めすることが伴う。ひとたびガイドワイヤが設置されると、該ガイドワイヤに沿って一連のカテーテルが進められ、最後に、嵌め込まれるべき移植片を搬送するカテーテルアセンブリが導入される。カテーテルは、患者の脈管構造の湾曲や回旋に沿ってガイドワイヤをたどってゆくことができる程度の追従性を有しており、中には、ステントグラフトを例えば患者の大動脈弓の中へ嵌めることができるほどに湾曲させることができるものもある。
曲がりくねった経路である患者の脈管構造を通りガイドワイヤに沿って内部カテーテルアセンブリを誘導するために、該アセンブリは一般的に柔軟性のある先端具を備えており、ときには、内部カテーテル自体の柔軟性のある遠位端であるが、最も一般的には拡張器形状の先端具である。拡張器又はカテーテル先端具は、それが摺動するガイドワイヤの経路をたどってゆくように、湾曲できる柔軟性のある材料で形成される。
通常、移植片は1つ以上の拘束手段によって内部カテーテルに拘束される。導入器が患者の脈管構造内の正しい位置にいったん位置すると、移植片が処置部位に置かれ他状態で、通常は最初にアセンブリの外側シースを引き寄せて、移植片を剥き出しにする配置処置を開始する。自己展開式移植片の場合には、次のステップは、拘束システムを解放することを伴い、該解放は移植片の設計と拘束手段の種類に従って、移植片を即座に又は漸進的に拡張し、そして配置する。バルーンによるなどの単独で拡張可能な移植片の場合には、拡張機構は、この拡張に作用する外側シースを取り除いた後に作動する。
導入器アセンブリの様々な部分の張力が原因で、特に移植片を自己展開する場合および大動脈弓などの湾曲した脈管に配置する場合に、移植片が解放されるにつれて、アセンブリのこの張力も通常解放される。これは、拘束システムの1つ以上の部品の急激な動作を度々もたらす。移植片が患者の脈管構造の湾曲部分に位置する場合には、この急激な動作は、移植片解除段階の間に、内部カテーテルを前方に突き押す可能性がある。これにより、導入器の遠位端が脈管の壁を突いて、組織の破損や外傷を引き起こすことがある。これは、医療処置自体が進行する間とそれに続いて身体の脈管の治療を試みている間の当該医療処置を面倒な状態に追いやり、場合によっては狹窄をもたらす可能性がある。たとえ拡張用先端具が柔軟であるとしても、該先端具が真直ぐに患者の脈管構造の壁を突くと、該先端具は比較的硬く脈管壁を破損するほどである。このような状況で拡張用先端具の硬さが増加する理由は、こうした動きが、該先端具をその横向きの曲がりが生じるように押すのではなく、長手方向に該先端具を圧縮しようとすることであるということが当業者はわかるであろう。
本発明は、患者体内に医療装置を導入するために改良された導入器システムと改良された導入器先端具を提供することを目的とする。
本発明の態様によると、脈管内導入器アセンブリのための拡張用先端具が提供され、該拡張用先端具は、その全長に延在する内部ルーメンを有し、柔軟性のある材料で形成されており、付勢された状態でないときその全長に沿って湾曲している。
拡張用先端具の湾曲は、脈管配置処置の進行中、拡張用先端具は該処置の間前方に揺れ動き、この動きは単に拡張用先端具の全長に沿う圧縮力とならず半径方向に曲げる力になるということを実現し、そのために該先端具はさらにいっそう柔軟性を有する。
「湾曲した」という用語は、本明細書に使用されるとき、付勢されていない状態で曲がっている、すなわち、自然に曲がっていることを意味するものである。従って、拡張用先端具の湾曲は付勢されていない状態にあり、すなわち、この湾曲を変化させる、極端な場合には完全に真直ぐにさせるための拡張用先端具に与えられるいかなる力もないということが理解できる。
好ましい実施形態では、拡張用先端具は少なくとも90度湾曲している。湾曲のこの大きさは、まさに拡張用先端具が配置処置中の脈管壁と接触しないのを保証するであろう。
さらに好ましくは、拡張用先端具は少なくとも180度湾曲している。この程度まで拡張用先端具を曲がらせると、移植片解放段階の間、結果として、先端具は実質的に後方を向き、その結果、遠位箇所が脈管壁に向かって前方に突き出るという危険性が全くない。該遠位箇所が導入器自体に向けられ、脈管壁のどの部分にも向けられないように、拡張用先端具が180度より大きく湾曲しているのが最も望ましい。
望ましくは、拡張用先端具のルーメンは、導入器アセンブリのガイドワイヤを受け入れることができる大きさである。
本発明の別の態様によると、患者の脈管又は器官に配置するために移植片を支持する内部カテーテルアセンブリであって、前記アセンブリの遠位端が先端具を有しており、前記先端具が付勢されていない状態で全長が湾曲している、内部カテーテルアセンブリ先端具先端具を提供している。
ある場合には、導入器アセンブリが、拡張用先端具を備えていなくてもよく、内部カテーテルの遠位部分を使用して、該アセンブリの誘導先端具として機能するようにしてもよい。この態様では、該先端具は、前述で開示された拡張用先端具と同じ利点が実現されるように湾曲している。
本発明の別の態様によると、柔軟性のある遠位端、および前記内部カテーテルを通って前記遠位端まで延在するルーメンを備えた内部カテーテルアセンブリと、前記内部カテーテルの前記ルーメン内に受け入れられるガイドワイヤと、を備え、前記遠位端が付勢されていない状態で湾曲しており、前記ガイドワイヤが前記遠位端を真直ぐな形状に付勢することができる、導入器アセンブリを提供している。
このアセンブリは、前述された利点を得るように湾曲する内部カテーテルの遠位端と、患者の脈管構造に導入器を挿入するために真直ぐにされる先端具とを備えている。したがって、導入器は実質的に従来の導入器のものと同じ特性、具体的には前進能力と追従能力を持つことができ、さらに、移植片配置段階のために湾曲した遠位端の利点を得ることができる。
好ましい実施形態では、遠位端は拡張用先端具である。
さらに好ましくは、ガイドワイヤは、柔軟性のある遠位端を備え、実質的に残りの長さが比較的硬い。該ガイドワイヤは、比較的硬いことで、導入器アセンブリの要素を患者の脈管構造内に誘導するのに十分であり、且つ内部カテーテルの遠位端を真直ぐな形状に付勢するのに十分な硬さになる。
望ましくは、ガイドワイヤの遠位端は内部カテーテルの遠位端より柔軟性があり、その結果、ガイドワイヤの遠位端が内部カテーテルの遠位端の中に位置しているとき、内部カテーテルの遠位端がもとの湾曲へ戻るのを可能にしている。これにより、ガイドワイヤは、内部カテーテルの遠位端に沿って動くことができ、それによって内部カテーテルの遠位端にガイドワイヤの異なった部分を位置決めし、その結果、湾曲している角度を変更できるという特徴がある。したがって、ガイドワイヤは実質的に真直ぐな形状から湾曲した形状の間で内部カテーテルの遠位端を這わすことができる。
このために、ガイドワイヤのより柔軟性のある遠位端は、内部カテーテルの湾曲した遠位端の長さ、または提供される拡張用先端具の長さと少なくとも同じ長さであることが望ましい。
本発明の別の態様によれば、柔軟性のある遠位端、および前記内部カテーテルを通って前記遠位端まで延在するルーメンを備えた内部カテーテルアセンブリと、前記内部カテーテルを越えて配置できる外側シースと、を備え、前記遠位端が付勢されていない状態で湾曲しており、前記外側シースが前記遠位端を真直ぐな形状に付勢することができる、導入器アセンブリを提供している。
この態様は、先端具のない導入器として知られているもので、外側シースが内部カテーテルアセンブリの全体を覆うために延在して、導入器に拡張用先端具機能を与える場合に好適である。そのような状況で、外側シースが内部カテーテルの遠位端を真直ぐにする機能を有しており、それにより、外側シースが引っ込められるとき、内部カテーテルの遠位端が元の湾曲、すなわち付勢されていない湾曲を確保できるようになっている。
好ましい実施形態では、内部カテーテルアセンブリの湾曲した遠位端又は拡張用先端具は長さが2cmから14cmであり、より好ましくは3cmから8cm、最も好ましくは4cmから6cmである。
本発明の別の態様によると、患者体内に装置を配置する方法であって、ステントグラフト又は他の装置を患者体内に導入するための導入器アセンブリを提供するステップであって、該アセンブリは、湾曲して形成された柔軟性のある遠位端を備えているカテーテルと、該カテーテルの遠位端より柔軟性のある遠位端を備えているガイドワイヤとを含んでいるステップと、
患者の脈管構造にガイドワイヤを配置するステップと、
カテーテルを、ガイドワイヤを越えて、その遠位端が治療部位に到達するまで送り込むステップと、
ワイヤーガイドを、その遠位端をカテーテルの遠位端内に配置するように引き戻して、カテーテルの遠位端が湾曲できるようにするステップと、導入器から装置を解放するステップと、を含む方法を提供している。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態を単に一例として説明する。
本発明で使用できる導入器システム例の斜視図である。 本発明で使用できる導入器システム例の斜視図である。 ステントグラフトの展開における2つのステージを示す。 ステントグラフトの展開における2つのステージを示す。 拡張器先端具の好ましい実施形態の概略の形態における斜視図である。 概略の形態における、先端具の無い内部カテーテルの実施形態の斜視図である。 図5に示されている形態の拡張用先端具を使用した配置処置の各段階を示した説明図である。 図5に示されている形態の拡張用先端具を使用した配置処置の各段階を示した説明図である。先端具 図5に示されている形態の拡張用先端具を使用した配置処置の各段階を示した説明図である。先端具 図5に示されている形態の拡張用先端具を使用した配置処置の各段階を示した説明図である。先端具 図5に示されている形態の拡張用先端具を使用した配置処置の各段階を示した説明図である。先端具 図5に示されている形態の拡張用先端具を使用した配置処置の各段階を示した説明図である。先端具 図5に示されている形態の拡張用先端具を使用した配置処置の各段階を示した説明図である。先端具 図5に示されている形態の拡張用先端具を使用した配置処置の各段階を示した説明図である。先端具
本開示のためにステントグラフト又はその他の移植可能な装置の説明に関連して使用されるときには、用語「近位」は血流方向の上流である心臓に最も近い部分又は位置を意味し、一方で用語「遠位」は心臓から最も遠い部分又は位置を意味する。他方、導入器アセンブリに関連して使用されるときには、用語「近位」は外科医に最も近くて通常は患者の体外に保持された位置又は部分を意味し、用語「遠位」は外科医から最も遠くて実際には配置処置中に患者体内の位置又は部分を意味している。
記載された実施形態も大動脈弓でのステントグラフトの配置について言及している。導入器は、例えばステントを含めて多種多様な装置を配置するのに使用でき、更に患者の他の部分に配置するのに使用することもできる。
図1と図2を参照すると、導入器10は外部操作部分12、遠位取付領域14、および近位取付領域16を含んでいる。遠位取付領域14及び近位取付領域16は移植片18の遠位端及び近位端をそれぞれ固定している。医療処置中に移植片18を配置するために、遠位取付領域14及び近位取付領域16は、患者の脈管を通り所望の配置部位まで移動する。導入器を操作するために外科医が作動させる外部操作部分12は、処置の間中患者の体外に留まる。
導入器10の近位取付領域16は拡張用先端具20を有し、該先端具は典型的には従来様式のガイドワイヤ(図示せず)を受け入れるために、その中に長手方向の穴22が備わっている。長手方向の穴22は医療試薬導入のためのチャネルともされる。例えば、医療処置の配置及び展開段階の間に血管造影ができるように造影剤を供給することが望ましいこともある。
従来通りに可撓性の薄肉金属管で作られたガイドワイヤーカテーテル24が拡張用先端具20に固定される。ガイドワイヤーカテーテル24は柔軟性があるので、導入器10は大腿動脈などの比較的蛇行している脈管に沿って進めることができ、また遠位取付領域14は長手方向及び回転方向に操作することができる。ガイドワイヤーカテーテル24は、従来の様式で、導入器10を通り外部操作部分12まで延在し、連結器具26で終端する。
連結器具26は注射器を受け入れるように設計され、内部カテーテル24への試薬の導入を容易にする。ガイドワイヤーカテーテル24は柔軟性のある拡張用先端具20の穴28に流体連通している。従って、連結器具26に導入された試薬は穴28まで流れ、そこから出てくる。
押出シース即ち棒30(以下押出部材と称する)は、典型的には可塑性材料で作られ、ガイドワイヤーカテーテル24の同軸上且つ該カテーテルの半径方向外側に取り付けられる。押出部材30は「壁の厚い」ものであり、望ましくはその壁の厚さがガイドワイヤーカテーテル24のものより数倍大きい。
シース32は押出部材30を覆って同軸上且つ該押出部材の半径方向外側に延在する。押出部材30及びシース32は操作領域12に向かって遠位方向に延在する。
ステント、ステントグラフト、又はその他の移植片或いは本装置10によって送達可能な人工器官を含む移植片18は、シース32によって圧縮された状態に保持される。シース32は外部操作部分12のシース操縦器及び止血シーリングユニット34に向かって遠位方向に延在する。止血シーリングユニット34は止血シール(図示せず)と、従来型のルアーロック38によってユニット34に保持された側管38とを有する。
シース操縦器及び止血シーリングユニット34はまた、シース32を止血シールに押し付ける締め付けカラー(図示せず)と止血シールを押出棒30の周囲に形成するシリコンシールリング(図示せず)とを有する。側管38は押出棒30及びシース32間の薬液の導入を容易にする。食塩水が典型的には使用される。
導入器10の組立て中は、移植片18が外力によって圧縮された状態に保持され、シース32が近位取付領域16の拡張用先端具20の近位端を越えて進められる。適切な遠位取付(保持)部分(本図では見えない)が押出棒30に連結され、処理中に移植片18の遠位端40を保持する。移植片18の遠位端は遠位トリガーワイヤ42が貫いて延在するループ(図示せず)が備わっている。該遠位トリガーワイヤはまた、遠位取付部分40内の穴(図1及び図2に示されていない)を通り、内部カテーテル24と押出棒30の間の環状領域44内に延在する。遠位トリガーワイヤ42は環状空間44を通り操作領域12まで延在し、遠位ワイヤ解放機構46において環状空間44を抜け出る。
外部操作部分12の近位部分は、少なくとも1つの解放ワイヤ作動部分50を有し、該解放ワイヤ作動部分50は本体48に取り付けられ、該本体48は押出部材30に取り付けられている。ガイドワイヤーカテーテル24は本体48を通り抜ける。遠位ワイヤ解放機構46及び近位ワイヤ解放機構50が本体48に摺動可能に取り付けられている。
近位ワイヤ解放機構46及び遠位ワイヤ解放機構50の位置決めは、遠位ワイヤ解放機構50を動かすことができるようになる前に、近位ワイヤ解放機構46を動かさなければならないようになっている。従って、移植片18の遠位端は、その自己展開式ジグザグステントが解放されるまで解放することができない。締め付けねじ52は移植片18の不用意な早すぎる解放を防止する。止血シール(図示せず)は、医療処置中に不要に失血することなく、解放ワイヤが本体48を通り抜けて外へ延在できるように設けられている。
外部操作部分12の近位部は、本体48の近位端上に備え付けられたピンバイス54を有する。ピンバイス54はねじ蓋56を有している。ピンバイス54のバイスの係合部材(図示せず)は、該ピンバイスがねじられたとき、ガイドワイヤーカテーテル24を留める、すなわち該カテーテルと係合する。バイスの係合部材が係合するとき、ガイドワイヤーカテーテル24は本体48と共にだけ動くことができ、従って、押出部材30と共にだけ動くことができる。ねじ蓋56が締め付けられた状態で、アセンブリ全体を1つの構成要素として一体で動かすことができる。
いったん導入器アセンブリ10が所望の配置位置に置かれると、シース32は遠位取付部分14のぴったり近位まで引き抜かれる。この動作により、本実施例ではステント又はステントグラフトである移植片18の中間部分が解放され、その結果、該移植片は半径方向に拡張することができる。ひいては、ステント又はステントグラフト18を正確な位置決めのためにさらに回転させ、伸長させ、又は短縮させることができる。しかしながら、自己展開式ステントの近位端は解放ワイヤにより拡張用先端具20でなお保持されている。また、ステント又はステントグラフト18の遠位端はシース32内になお保持される。
次に、ピンバイス54を押出棒30に対してガイドワイヤーカテーテル24の僅かな移動を可能にするように解放して、ステント又はステントグラフト18を脈管内の所望の位置に正確に配置するために伸長させ、短縮させ、回転させ、又は圧縮させ得るようにしている。X線不透過性マーカー(図示せず)をステント又はステントグラフト18に沿って設け、それらの配置を支援するようにすることができる。
ステント又はステントグラフト18の近位端が所定位置にあるとき、近位トリガーワイヤは近位ワイヤ解放機構の遠位への移動によって引き抜かれる。近位ワイヤ解放機構50及び近位トリガーワイヤは、近位ワイヤ解放機構50をピンバイス54と、ねじ蓋56と、連結ユニット26とを越えて通過させることによって、完全に除去することができる。
次に、ピンバイス54のねじ蓋56が緩められ、その後、内部カテーテル24が近位方向に押されて、拡張用先端具20を近位方向に動かすことができる。拡張用先端具20がステント又はステントグラフト18の端部をもはや取り囲んでいないときには、該ステント又はステントグラフトは患者の脈管壁に係合するように拡張している。この段階から、ステント又はステントグラフト18の近位端をさらに動かすことはできない。
いったん、ステント又はステントグラフト18の近位端がしっかりと固定されると、シース32は遠位取付部分14の遠位方向に引き抜かれ、その引き抜きによりステント又はステントグラフト18の遠位端が拡張できるようになる。この時点で、ステント又はステントグラフト18の遠位端はさらに必要に応じて再配置されてもよい。
次に図3を参照すると、図1と図2の導入器の、患者の大動脈弓への配置が概略図で示されている。ガイドワイヤ42を、初めに挿入して、実質的にまっすぐな拡張用先端具20をある程度備える導入器アセンブリを、大動脈弓のカーブの周りに這わしている。
図4は、解除段階の開始直後の図3のアセンブリを示している。配置段階中にアセンブリ内の張力が突然緩められる幾つかの場合がある。その第1は、拡張用先端具拡張用先端具20が外側シース32の再起する力、通常は真直ぐになろうとする力から開放された直後の拡張用先端具20から外側シース32を最初に引き寄せる間に起こり、また配置処置の開始時の外側シースとアセンブリの内部部品間の高い初期摩擦力を越える必要であるということもあって、そのことは、全体のアセンブリがオペレータによって前方に押される結果と成り得る。他の例は、導入器から移植片18を解放中、特に最後の拘束機構が解放されて移植片が導入器から分離できるようになるときに起こる。また、これは医療装置18の内部カテーテル24をその拘束から解放する。
これらの効果の結果として、図4に示されているように、拡張用先端具20は患者の脈管58の壁60を突く可能性を有した状態で前方に急速に動く可能性がある。これは、ある場合には、狹窄を含む内科的合併症に至る脈管壁への外傷や損傷をもたらす可能性がある。
特に図4で見ることができるように、拡張用先端具20は実質的に真直ぐであることが理解できる。該拡張用先端具が前方つまり矢印62の方向へ移動するとき、衝撃は半径の湾曲方向よりも圧縮力がある方向のときの方がはるかに強い。該拡張用先端具20が脈管壁を破損する可能性があるということがこの特質である。
以下で説明される実施形態は、この問題の解決法を提供しようとするものである。
まず図5を参照すると、拡張用先端具100の実施形態が示されている。該拡張用先端具は、既存の先端具の近位端と同様の一般的な形態の近位端102を有しており、該近位端201は導入器アセンブリ10の内部カテーテル24に固定でき、部位を結束する1本以上の拘束ワイヤが通常備えられる。拡張用先端具100の本体104は、該拡張用先端具を追従性の目的のために先端具に向かいその長さに沿って次第により柔軟性を有するように、近位端102から遠位箇所106まで徐々に先細りになっている。拡張用先端具100にはルーメン108が設けられており、該ルーメンはガイドワイヤ42を受け入れるために、該拡張用先端具の全長を貫通して延在している。
この拡張用先端具100は、それが付勢されていない状態のとき、自然な湾曲を持つように形成された先端具であるという点において、図1と図2の形態の拡張用先端具20と異なっている。この湾曲は、少なくとも90度であるが、好ましい実施形態では少なくとも180度で拡張用先端具100をU字形にし、最も望ましくは360度以上のピグテール形状である。この程度まで拡張用先端具を曲がらせると、移植片解放段階の間、結果として、先端具は実質的に後方を向き先端具、その結果、遠位箇所106が脈管壁に向かって前方に突き出るという危険が全くない。
図5の実施形態では、先端具100の湾曲が180度より大きいので、遠位箇所106は、先端具100の内側の方に向かっている、つまり近位端102の方を向いている。これには、配置操作の間、先端具を脈管壁先端具に向けない利点がある。実際には、拡張用先端具100の湾曲は約360度まで又はそれ以上のどんな角度であってもよい。
拡張用先端具100はポリウレタンなどの従来の材料で製作することができる。その湾曲は、当業者には明白であり且つ本明細書に詳細に説明する必要もない方法によって、押出成形、鋳造又は一体成形の過程中に形成できる。
図6は湾曲した導入器端部の別の例を示しており、この場合、内部カテーテル110の遠位端112である。例えば、これは、図1と図2に示された形式の拡張用先端具20の無い導入器で使用できる。この場合、移植片が保持される内部カテーテルの遠位端102は類似の特徴を設けるために、図5の拡張用先端具100の湾曲と同様の湾曲が与えられる。
図5と図6に示された形式の拡張用先端具100又は内部カテーテル110とともに使用するガイドワイヤ42は、従来型のものでよく、柔軟な遠位端及び比較的硬い本体部分が通常設けられている。患者の脈管構造へ挿入する間に前者は導入器を這わすため及び後者は追従性のためのものである。しかしながら、好ましい実施形態では、ガイドワイヤ42の極めて柔軟性のある遠位端120は、例えば、4cm以上の従来のガイドワイヤより長い。これにより、ガイドワイヤ42の遠位端120が、確実に拡張用先端具100に対して十分長くなるようにし、特に、ガイドワイヤのいずれの比較的硬い部分によっても、より真直ぐな構成へと強いられることなく、該拡張用先端具が全長に亘って確実に曲がることができる。通常、ガイドワイヤは、遠位端がその周りに巻き付けられたコイルで少なくとも覆われている比較的硬いコア・ロッドで形成されている。該ロッドは遠位端に向かって先細りになり、それにより、その方向に向かってより柔軟になっており、該巻き付いている要素はロッドを越えて延在している。コイル自体は、ほとんど横方向の拘束力をもたらさず、言い換えれば、極めて柔らかくてしなやかである。
図7から図14は試作試験中の、導入器配置処置の一連の段階を示している。
図7では、図5に示された形式の拡張用先端具100が設けられた導入器アセンブリ10’が、この場合においては人間の大動脈弓の代わりとしての湾曲した脈管114に挿入されている。初めに、極めて柔軟性のある遠位端120を有するガイドワイヤ142が導入され、次に、導入器アセンブリ10’が該ガイドワイヤを越えて処置部位へ送り込まれる。この特定の例では、処置部位が脈管114の最大湾曲点の場所にある。
導入器10’の拡張用先端具100は、比較的硬いガイドワイヤ142によってこの形状に這わされた結果として実質的に真直ぐとなり、具体的にはガイドワイヤ142の経路に追随する。
次に図8を参照すると、配置段階が開始される前に、導入器10’の遠位端122が所望の場所に位置付けられるとすぐに、極めて柔軟性のある遠位端120が拡張用先端具100に滑り込むまで、ガイドワイヤ142は引き寄せられる。特に図8と図9で理解できるように、これが起こり、且つ拡張用先端具がもはやガイドワイヤ142の比較的硬い本体部分によってより真直ぐな構成に付勢されていないとき、該拡張用先端具は元の湾曲した状態に戻ることができる。これが起こるとき、拡張用先端具100の遠位箇所106は後方に向かい、重要なことには、導入器10’の遠位端の前方の通路の脈管壁のどの部分からも離れるように動かされる。
図10を参照すると、この図では、外側シース32は、封入された移植片をむき出しにするために該シースを引抜く段階の開始時において、少し引き戻されている。この段階で、内部カテーテル24は外側シース32の真直ぐにする力から解放され、それが拡張用先端具100を前方に跳ねるようにさせる。実際には、図10で理解できるように、該拡張用先端具は脈管壁124と、拡張用先端具100の湾曲した面だけで接触する。遠位箇所106は拡張用先端具100の湾曲の効果によってうまく匿われている。好ましい実施形態では、拡張用先端具は360度以上曲がっており、それは脈管壁を遠位箇所106からいまだ保護していない脈管に沿って、ワイヤーガイド42をさらに延在できるようにする。
図11では、外側シース32は移植片、この場合にはステントグラフトから完全に引き抜かれており、移植片は内部カテーテル24からほぼ完全に解放されて、単に遠位端126に従来型の1本以上の拘束ワイヤ(図示せず)によって保持されている。
医療装置18が最終的に導入器から解放されると、内部カテーテルアセンブリが移植片の拘束から解放されるようになるので、該内部カテーテルアセンブリの別の可能性のある例の飛び跳ねを引き起こす。図12から分かるように、内部カテーテル24と拡張用先端具100は脈管に沿って前方に素早く移動する。しかしながら、一方、拡張用先端具100は湾曲しているので、脈管壁124と接触する場合、該接触は湾曲した部分だけであり、該湾曲した部分は、脈管壁に破損又は外傷をもたらさず、且つ拡張用先端具100が内部カテーテル24の張力を緩めるように脈管壁124に沿って摺動するのに役立っている。
図13と図14は配置過程の最終段階を示している。ガイドワイヤ142は、導入器10’の遠位端から抜け出して該ガイドワイヤの柔らかい遠位端120を押し進め、その結果、ガイドワイヤの比較的硬い部分を拡張用先端具100に押し込むように再び前方へ動く。これで、拡張用先端具は再び真直ぐになり、図14で具体的に理解できるように、拡張用先端具100の遠位箇所106が移植片の邪魔をするいかなる危険性も有することなく、患者の脈管から内部カテーテルを取り出すことができる。
図7から図14は、湾曲した拡張用先端具100を有する導入器の使用例を示している。その内部カテーテルに湾曲した遠位端を有する導入器の操作は、図7から図14と同様であり、当業者は容易に理解するであろう。
上述の実施形態は、拡張用先端具又は内部カテーテルの遠位端が湾曲できるようにする柔軟性のある遠位端を有するワイヤーガイドを利用している。いくつかの実施形態では、ワイヤーガイドをその長さに沿って一部柔らかい部分で形成することができ、その部分は、拡張用先端具又は内部カテーテルの遠位端と合致して湾曲できるように意図されており、一方、ある長さのワイヤーガイドは導入器アセンブリの遠位端を超えてなお延在したままである。したがって、柔らかい部分はどちらかの端部でワイヤーガイドの比較的硬い部分と隣接することになる。ワイヤーガイドの柔らかい部分と比較的硬い部分を必要に応じて拡張用先端具/遠位端まで持って来るために、ワイヤーガイドを該拡張用先端具/遠位端の中へ又は外へ動かして、遠位端又は拡張用先端具を曲げる又は真直ぐにすることができる。
また、単に拡張用先端具又は内部カテーテルの遠位端を越えてワイヤーガイドを引き戻すことによって、ワイヤーガイドの真直ぐになる効果が取り除かれるので、特別な構造のワイヤーガイドを有する必要がないことが理解されるであろう。
10、10’ 導入器アセンブリ
12 外部操作部分
14 遠位取付領域
16 近位取付領域
18 移植片
20、100 拡張用先端具
22 長手方向の穴
24 内部カテーテル
26 連結器具
28 穴
30 押出部材
32 シース
34 止血シーリングユニット
36 側管
38 ルアーロック
40 遠位取付部分
42 遠位トリガーワイヤ
44 環状領域
46 遠位ワイヤ解放機構
48、104 本体
50 近位ワイヤ解放機構
52 ねじ
54 ピンバイス
56 ねじ蓋
58 患者の脈管
60 壁
62 矢印
102 近位端
106 遠位箇所
108 ルーメン
110 内部カテーテル
112、120、122、126 遠位端
114 湾曲した脈管
124 脈管壁
142 ガイドワイヤ

Claims (18)

  1. 脈管内導入器アセンブリ用の拡張用先端具であって、
    全長に延在する内部ルーメンを有し、柔軟性のある材料で形成されており、付勢されていない状態でその全長が湾曲している、拡張用先端具。
  2. 前記拡張用先端具が少なくとも90度湾曲している、請求項1に記載の拡張用先端具。
  3. 前記拡張用先端具が少なくとも180度湾曲している、請求項1又は2に記載の拡張用先端具。
  4. 前記拡張用先端具が180度より大きく湾曲している、請求項1乃至3のいずれかに記載の拡張用先端具。
  5. 前記拡張用先端具のルーメンが、導入器アセンブリのガイドワイヤを受け入れることができる大きさである、請求項1乃至4のいずれかに記載の拡張用先端具。
  6. 前記拡張用先端具は長さが2cmから14cmである、請求項1乃至5のいずれかに記載の拡張用先端具。
  7. 患者の脈管又は器官に配置するために移植片を支持する内部カテーテルアセンブリであって、
    前記アセンブリの遠位端が先端具を有しており、前記先端具が付勢されていない状態で全長が湾曲している、内部カテーテルアセンブリ。
  8. 前記遠位端が少なくとも90度湾曲している、請求項7に記載の内部カテーテルアセンブリ。
  9. 前記遠位端が少なくとも180度湾曲している、請求項7又は8に記載の内部カテーテルアセンブリ。
  10. 前記遠位端が360度以上湾曲している、請求項7乃至9のいずれかに記載の内部カテーテルアセンブリ。
  11. 前記内部カテーテル内に延在する内部ルーメンを有しており、前記ルーメンが導入器アセンブリのガイドワイヤを受け入れることができる大きさである、請求項7乃至10いずれかに記載の内部カテーテルアセンブリ。
  12. 柔軟性のある遠位端、および前記内部カテーテルを通って前記遠位端まで延在するルーメンを備えた内部カテーテルアセンブリと、
    前記内部カテーテルの前記ルーメン内に受け入れられるガイドワイヤと、を備え、
    前記遠位端が付勢されていない状態で湾曲しており、前記ガイドワイヤが前記遠位端を真直ぐな形状に付勢することができる、導入器アセンブリ。
  13. 前記遠位端が拡張用先端具である、請求項12に記載の導入器アセンブリ。
  14. 前記ガイドワイヤには柔軟性のある遠位端が設けられている、請求項12又は13に記載の導入器アセンブリ。
  15. 前記ガイドワイヤの前記遠位端は前記内部カテーテルの前記遠位端より柔軟性がある、請求項14に記載の導入器アセンブリ。
  16. 前記ガイドワイヤの前記柔軟性のある遠位端は、前記内部カテーテルの前記湾曲した遠位端の長さと少なくとも同じ長さである、請求項14又は15に記載の導入器アセンブリ。
  17. 柔軟性のある遠位端、および前記内部カテーテルを通って前記遠位端まで延在するルーメンを備えた内部カテーテルアセンブリと、
    前記内部カテーテルを越えて配置できる外側シースと、を備え、
    前記遠位端が付勢されていない状態で湾曲しており、前記外側シースが前記遠位端を真直ぐな形状に付勢することができる、導入器アセンブリ。
  18. 患者体内に装置を配置する方法であって、ステントグラフト又は他の装置を患者体内に導入するための導入器アセンブリを提供するステップであって、前記アセンブリは、付勢されていない状態のとき、湾曲して形成された柔軟性のある遠位端を備えているカテーテルと、前記カテーテルの前記遠位端より柔軟性のある遠位端を備えているガイドワイヤとを含んだステップと、
    患者の脈管構造に前記ガイドワイヤを配置するステップと、
    前記カテーテルを前記ガイドワイヤを越えて、その遠位端が治療部位に到達するまで送り込むステップと、
    前記ガイドワイヤを、その遠位端を前記カテーテルの前記遠位端内に配置するように引き戻して、前記カテーテルの前記遠位端が湾曲できるようにするステップと、
    前記導入器から前記装置を解放するステップと、を含む方法。
JP2011518732A 2008-07-18 2009-07-16 脈管内移植片のための導入器 Pending JP2011528572A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US13526308P 2008-07-18 2008-07-18
US61/135,263 2008-07-18
PCT/US2009/004126 WO2010008571A1 (en) 2008-07-18 2009-07-16 Introducer for endovascular implants

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011528572A true JP2011528572A (ja) 2011-11-24

Family

ID=41137368

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011518732A Pending JP2011528572A (ja) 2008-07-18 2009-07-16 脈管内移植片のための導入器

Country Status (6)

Country Link
US (1) US9161850B2 (ja)
EP (1) EP2331028A1 (ja)
JP (1) JP2011528572A (ja)
CN (1) CN102137644B (ja)
AU (1) AU2009271596B2 (ja)
WO (1) WO2010008571A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014184026A (ja) * 2013-03-25 2014-10-02 Toray Medical Co Ltd カテーテルユニット
JP2017500064A (ja) * 2013-09-30 2017-01-05 コーディーナミックス, インコーポレイテッド 心臓拡張を補助するための方法および装置

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011528572A (ja) 2008-07-18 2011-11-24 ウィリアム クック ユーロープ アーペーエス 脈管内移植片のための導入器
CN102166143B (zh) * 2011-05-23 2014-04-09 先健科技(深圳)有限公司 一种术中支架输送装置
US8906064B2 (en) 2012-04-23 2014-12-09 Alphatec Spine, Inc. Interspinous process device and method
US10149757B2 (en) * 2013-03-15 2018-12-11 Edwards Lifesciences Corporation System and method for transaortic delivery of a prosthetic heart valve
JP5408682B1 (ja) * 2013-06-28 2014-02-05 ガデリウス・メディカル株式会社 ステントキット
US9782186B2 (en) 2013-08-27 2017-10-10 Covidien Lp Vascular intervention system
US8968383B1 (en) 2013-08-27 2015-03-03 Covidien Lp Delivery of medical devices
US9808598B2 (en) 2015-02-04 2017-11-07 Teleflex Medical Incorporated Flexible tip dilator
US10376396B2 (en) 2017-01-19 2019-08-13 Covidien Lp Coupling units for medical device delivery systems
US10478221B2 (en) 2017-06-19 2019-11-19 Cook Medical Technologies Llc Introducer for introduction of a prosthesis into a lumen of a patient
US10786377B2 (en) 2018-04-12 2020-09-29 Covidien Lp Medical device delivery
US11413176B2 (en) 2018-04-12 2022-08-16 Covidien Lp Medical device delivery
US11123209B2 (en) 2018-04-12 2021-09-21 Covidien Lp Medical device delivery
US11071637B2 (en) 2018-04-12 2021-07-27 Covidien Lp Medical device delivery
CN109247978B (zh) * 2018-11-02 2021-06-01 深圳市先健畅通医疗有限公司 原位开窗器械
US11413174B2 (en) 2019-06-26 2022-08-16 Covidien Lp Core assembly for medical device delivery systems
US11944558B2 (en) 2021-08-05 2024-04-02 Covidien Lp Medical device delivery devices, systems, and methods
US20230165697A1 (en) * 2021-11-29 2023-06-01 Medtronic Vascular, Inc. Retractable, tapered tip for cardiovascular implant delivery systems

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20030144657A1 (en) * 2002-01-28 2003-07-31 Cardiac Pacemakers, Inc. Inner and outer telescoping catheter delivery system
JP2006506107A (ja) * 2002-06-28 2006-02-23 クック インコーポレイティド 胸部用イントロデューサ
US20060074398A1 (en) * 2004-09-30 2006-04-06 Whiting James S Transmembrane access systems and methods
US7115134B2 (en) * 2002-07-22 2006-10-03 Chambers Technology, Llc. Catheter with flexible tip and shape retention
JP2007508056A (ja) * 2003-10-09 2007-04-05 メドトロニック・インコーポレーテッド ガイドカテーテル
US20070088424A1 (en) * 2005-09-21 2007-04-19 William A. Cook Australia Pty Ltd. Endoluminal delivery assembly
US20070185471A1 (en) * 2004-08-11 2007-08-09 Cardiac Pacemakers, Inc. Coronary sinus lead delivery catheter
US20080125715A1 (en) * 2006-11-21 2008-05-29 David Elliot Cohen Shaped Introducer For Vascular Access
US20080172036A1 (en) * 2007-01-12 2008-07-17 Adam Stys Guide catheter and method for advancing a guide catheter in a vessel

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4033331A (en) * 1975-07-17 1977-07-05 Guss Stephen B Cardiac catheter and method of using same
US4898591A (en) * 1988-08-09 1990-02-06 Mallinckrodt, Inc. Nylon-PEBA copolymer catheter
US5040543A (en) 1990-07-25 1991-08-20 C. R. Bard, Inc. Movable core guidewire
US6171329B1 (en) * 1994-12-19 2001-01-09 Gore Enterprise Holdings, Inc. Self-expanding defect closure device and method of making and using
US6261304B1 (en) * 1998-09-10 2001-07-17 Percardia, Inc. Delivery methods for left ventricular conduit
US6458151B1 (en) * 1999-09-10 2002-10-01 Frank S. Saltiel Ostial stent positioning device and method
US6823437B2 (en) 2002-07-11 2004-11-23 International Business Machines Corporation Lazy deregistration protocol for a split socket stack
JP4236965B2 (ja) 2003-03-19 2009-03-11 三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社 ポリアミド樹脂粒状体
US20070198078A1 (en) 2003-09-03 2007-08-23 Bolton Medical, Inc. Delivery system and method for self-centering a Proximal end of a stent graft
US7621904B2 (en) * 2004-10-21 2009-11-24 Boston Scientific Scimed, Inc. Catheter with a pre-shaped distal tip
DE102005003632A1 (de) * 2005-01-20 2006-08-17 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Katheter für die transvaskuläre Implantation von Herzklappenprothesen
JP2011528572A (ja) 2008-07-18 2011-11-24 ウィリアム クック ユーロープ アーペーエス 脈管内移植片のための導入器

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20030144657A1 (en) * 2002-01-28 2003-07-31 Cardiac Pacemakers, Inc. Inner and outer telescoping catheter delivery system
JP2006506107A (ja) * 2002-06-28 2006-02-23 クック インコーポレイティド 胸部用イントロデューサ
US7115134B2 (en) * 2002-07-22 2006-10-03 Chambers Technology, Llc. Catheter with flexible tip and shape retention
JP2007508056A (ja) * 2003-10-09 2007-04-05 メドトロニック・インコーポレーテッド ガイドカテーテル
US20070185471A1 (en) * 2004-08-11 2007-08-09 Cardiac Pacemakers, Inc. Coronary sinus lead delivery catheter
US20060074398A1 (en) * 2004-09-30 2006-04-06 Whiting James S Transmembrane access systems and methods
US20070088424A1 (en) * 2005-09-21 2007-04-19 William A. Cook Australia Pty Ltd. Endoluminal delivery assembly
US20080125715A1 (en) * 2006-11-21 2008-05-29 David Elliot Cohen Shaped Introducer For Vascular Access
US20080172036A1 (en) * 2007-01-12 2008-07-17 Adam Stys Guide catheter and method for advancing a guide catheter in a vessel

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014184026A (ja) * 2013-03-25 2014-10-02 Toray Medical Co Ltd カテーテルユニット
JP2017500064A (ja) * 2013-09-30 2017-01-05 コーディーナミックス, インコーポレイテッド 心臓拡張を補助するための方法および装置

Also Published As

Publication number Publication date
AU2009271596A1 (en) 2010-01-21
US20110137403A1 (en) 2011-06-09
AU2009271596B2 (en) 2014-06-05
US9161850B2 (en) 2015-10-20
WO2010008571A1 (en) 2010-01-21
CN102137644B (zh) 2014-07-16
EP2331028A1 (en) 2011-06-15
CN102137644A (zh) 2011-07-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2011528572A (ja) 脈管内移植片のための導入器
JP5014436B2 (ja) 押し込みシースおよび配置装置
US10322018B2 (en) System and method for delivering and deploying an occluding device within a vessel
US6945989B1 (en) Apparatus for delivering endoluminal prostheses and methods of making and using them
JP4284002B2 (ja) 捻れを防止するステント送達システム、およびそれを装填する方法
US8636760B2 (en) System and method for delivering and deploying an occluding device within a vessel
EP2965724B1 (en) System for delivering and deploying a stent within a vessel
US6994721B2 (en) Stent assembly
US20170028170A1 (en) Guide catheter extension device and methods of use for cardiology procedures
EP1951167B1 (en) Introducer for implantable device
JP5332050B2 (ja) 血管障害修復用の人工器官を導入するための導入アセンブリ、およびそれに用いられるカテーテル
JP2014518684A (ja) 2つの可撓性端部分を有するガイドワイヤ、およびそれを用いて分岐血管にアクセスする方法
EP2670363B1 (en) Vascular delivery system
AU2007268143B2 (en) System and method for delivering and deploying an occluding device within a vessel
WO2019046352A1 (en) ANCHOR GUIDE WIRE AND METHODS OF USE

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120604

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20120926

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130820

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131218

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140318

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140513