JP3519120B2 - 内腔拡張器 - Google Patents

内腔拡張器

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JP3519120B2
JP3519120B2 JP10209294A JP10209294A JP3519120B2 JP 3519120 B2 JP3519120 B2 JP 3519120B2 JP 10209294 A JP10209294 A JP 10209294A JP 10209294 A JP10209294 A JP 10209294A JP 3519120 B2 JP3519120 B2 JP 3519120B2
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エフ.クルーム ジョン
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ニチノール ディベロップメント コーポレイション
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M29/00Dilators with or without means for introducing media, e.g. remedies
    • A61M29/02Dilators made of swellable material
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B2017/00831Material properties
    • A61B2017/00867Material properties shape memory effect

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内腔拡張器(anin
tra−luminalexpanderassemb
ly)に関する。
【0002】
【従来の技術】血管または尿道のような人間または動物
の内腔は、内腔内における適切な流体の流れを確保する
ために内部における支持を必要とすることがある。例え
ば、内腔は少なくとも部分的に閉塞を引き起こすことが
あり、流体の流れを許容するのに十分な大きさの孔を内
腔内に再形成するために、支持が必要となることがあ
る。
【0003】内腔内にステント(stent)を移植す
ることにより内腔の支持を提供することが可能である。
多くの場合において、これにより医療の助けを受けるこ
となく、患者の日常生活への復帰が一時的に、または多
くの場合は永遠に許容される。
【0004】内腔内へのステントの移植を伴うことな
く、内腔内における支持を一時的に提供することも望ま
しい。これは内腔内への挿入が可能なカテーテルの手段
であって、カテーテルの管を介し供給される流体により
拡張が可能な拡張部を備えたカテーテルの手段により達
成が可能である。この技術が血管に適用された場合、バ
ルーン式血管形成術と呼ばれる。拡張可能なカテーテル
を用いる過程では、カテーテルの膨張により内腔の閉塞
部位および壁が拡張および拡大する。閉塞を排除するか
または少なくとも軽減し、内腔内における流体の流れを
増加させるために、内腔の壁は拡張した状態に保持され
る。カテーテルがいったん拡張されると、カテーテルは
内腔を閉塞し流体の流れを完全に阻止する。拡張過程は
急激に行われることを要し、流体の流れを再度確保する
ためにカテーテルは急激に収縮されなければならない。
例え短時間(場合によっては30秒未満)の血流の停止
でも心臓発作を引き起こす可能性があるため、これは心
臓または心臓付近に位置する血管では特に重要なことで
ある。従って、血管等の内腔拡張時に血液等の流体の流
れを遮断することがない内腔拡張器が懸案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点を
解決するためになされたものであって、その目的は、拡
張器が配置された部位において内腔の拡張および支持に
用い、開口を有するとともに形状記憶合金の周りに配置
される拡張部材の、長さ方向に直交する方向への拡張を
引き起こすために、形状記憶合金を用いる拡張器を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するため、本発明の一態様に基づき本発明は下記のもの
を有する内腔拡張器を提供する:(a)管状をなす拡張
部材に同拡張部材の幅の拡張を許容する開口を設け、さ
らに同拡張部材の両端部には第1及び第2の固定部を配
置したことと、(b)温度が所定値(As)を越えて上
昇した時、形状記憶効果を発揮して長さが縮小される処
理が施され形状記憶合金よりなり、かつ前記拡張部材
内を延びるように芯部材を配置したこととからなり、前
記拡張部材は第1の固定部材を介して芯部材に連結さ
れ、温度上昇により芯部材の長さが縮小されるに伴い第
1の固定部が第2の固定部に向かって移動されるととも
に、第2の固定部の第1の固定部材に対する移動が抑制
され、前記拡張部材の長さを縮小させるとともにその幅
を拡大させることを特徴とする内腔拡張器。
【0007】被覆により提供されることを条件とする支
持の要件、および芯によって伝達されることを条件とす
る動きの要件に基づいて、内腔の内壁と接触する拡張部
材および芯部材の材料を選択可能である点が本発明の拡
張器の利点として挙げられる。内腔に対する適切な物理
的支持を提供することを目的とし拡張部材の材料を選択
することが可能である。ステントが形状記憶合金により
形成されるステント用具とは対照的に、拡張部材の材料
を長期に渡る移植の間、生体間適合のいかなる要件によ
っても制限されることなく選択することが可能である。
【0008】更に、拡張部材が内腔内に配置され拡張状
態にある場合でも、内部に開口を備える拡張部材の使用
により、開口を介した内腔に沿った流体の流れが許容さ
れる。これによりバルーン式カテーテルを使用した際の
流体、特に血液の流れの停止により生じる問題を回避す
ることが可能となる。拡張カテーテルと比べ本発明の拡
張器は、より緩やかな拡張を許容する。より緩やかな拡
張は、内腔壁の組織破壊を減少させるといった利点を提
供する。
【0009】本発明の拡張器の更に別の利点としては、
拡張部材の拡張を許容するとともに拡張部材内部におけ
る流体の流れを許容する拡張部材の開口により、拡張の
ための連続した壁を備える装置と比較し、拡張部材中の
材料の量が少なくて済む点が挙げられる。これにより拡
張器のパッケージ化、および内腔内の配置位置への拡張
器の挿入が促進される。
【0010】拡張器の芯部材は形状記憶効果を示す形状
記憶合金からなる部分およびそれ以外の部分から構成さ
れる。2つの部分は芯部材の長手方向に互いに隣接して
いる。拡張器の拡張部材が内腔を支持するための形状変
化を起こすのに十分な動きを提供することを目的とし、
形状記憶効果を示す部分が形づくられる。
【0011】芯部材のうち形状記憶効果を示す部分の変
形前の長さは、一般的に拡張部材より長い。拡張部材内
に位置する芯部材の少なくとも一部、好ましくは全体は
一般的に形状記憶効果を示す。より好ましくは、芯部材
のうち形状記憶効果を示す部分は、拡張部材の固定部の
1つから他方の固定部材に向かって延びるとともに、更
にこれを越えて延びる。
【0012】形状記憶効果を示す芯部材の部分は、好適
にはニッケル−チタン合金を基礎とした合金を含み、こ
の合金は任意にクロム、銅、およびバナジウム等との組
み合わせが可能である。特に好ましい合金の例として
は、50.3原子量パーセント(atomic per
cent)のニッケルおよび49.7原子量パーセン
トのチタンから構成され、おおよそ次の変形温度を備え
るよう処理される: Ms 摂氏0度 Mf 摂氏マイナス10度 As 摂氏42度 Af 摂氏48度 形状記憶合金はカーク・オスマー(Kirk−Othm
er)の編集による化学技術辞典(the Encyc
lopedia of Chemical Techn
ology)の第20巻の726ページから736ペー
ジに記載されているエル.マクドナルド・シェトキー
(L. McDonald Schetky)の記述に
おいて述べられている。この記載内容は本明細書中に記
載されているものとする。このような合金はマルテンサ
イトまたはオーステナイトの状態において存在が可能で
ある。オーステナイトの状態で、合金から形成された物
体は、合金がマルテンサイトの状態となるよう冷却され
た後に変形が許容される。合金をオーステナイトの状態
に戻すために物体の温度を続いて上昇させた場合、物体
は変形前の形状に戻る。オーステナイトの状態からマル
テンサイトの状態への変形はMs からMf の温度領域で
起こり、マルテンサイトの状態からオーステナイトの状
態への変形はAs からAf の温度領域において起こる。
【0013】ニッケル−パラジウムまたは銅との組み合
わせを基礎としたものに代表される他の形状記憶合金の
使用が可能である。形状記憶効果を示す部分、およびそ
れ以外の部分を芯部材が備える場合、形状記憶効果を示
さない部分は擬弾性または超弾性特性を示す合金を含
む。形状記憶合金のこれらの特性は前記のシェトキーの
記述に述べられている。カテーテルの芯として擬弾性ま
たは超弾性を備える合金の使用が欧州特許公開第141
006号において開示されている。この記載内容につい
ては本明細書中に記載されているものとする。
【0014】拡張器は芯部材を取り巻く被覆を含むこと
が可能であり、被覆および拡張部材が芯部材に沿って互
いに隣接して配置されるために、拡張部材の第2の固定
部が被覆に接続されている。拡張部材から突出する部分
を、芯部材の形状記憶効果を示す部分が備える場合、こ
れは特に好ましいことである。芯部材の形状記憶効果を
示す部分の長さが拡張部材の長さより長い場合でも、拡
張部材に対する芯部材の動きが、被覆の設置により許容
される。被覆は一般的に拡張部材の一端、またはその近
くに接続される。拡張部材から、拡張部材とは逆方向に
向かって延びる芯部材の部分の全体にわたり、被覆を延
ばすことが可能である。これに代わって、被覆を拡張部
材の基端に位置する芯部材の一部に沿って延ばすことが
可能である。この場合、一般的に例えばクリンプ・フェ
ルール(crimped ferrule)などによる
機械的接続、または溶接接続或いはハンダ接続の方法に
より、芯部材のうち形状記憶効果を示さない部分および
被覆を接続することが可能である。
【0015】好ましくは被覆は螺旋状ワイヤを有する。
これには被覆が配設される部分における拡張部材の折曲
を許容する利点が有り、血管内を所定の位置まで移動さ
せる際など、内腔内の曲がりくねった部分に沿って拡張
器を移動させる際、特に有効である。
【0016】拡張部材および芯部材の間ならびに、被覆
が存在する場合は、被覆との間の接続は、クリンプ・フ
ェルールまたは溶接などの手段による機械的な接続が好
ましい。幾つかの応用例において、拡張部材を内腔内の
所定の場所に残し、芯部材を取り除くことを許容するた
めに接続部の分離が可能であることが好ましい。これ
は、例えばディメイタブル・コネクション(demat
able connection)、ネジ接続、バヨネ
ット・コネクション(bayonet connect
ion)、または遠隔操作による分離が機械的に可能な
接続を、拡張部材に用いることにより達成が可能であ
る。
【0017】拡張器はステントの開口の周囲に配置さ
れ、変形可能な材料から形成されるカラーを含むことが
好ましい。カラーの設置は拡張部材が長さ方向に直交す
る方向に拡張した後、拡張部材の形状の制御を許容する
利点を備えており、拡張部材は最も弱い材料の部分で拡
張する傾向にある。カラーは拡張部材の所定の部分の補
強を可能とする。拡張部材の長手方向に沿って、拡張部
材に備わる支持特性を変化させるために、カラーの材料
の厚みをカラーの長手方向に沿って変化させることが可
能である。少なくともカラーの一端から、拡張部材の開
口を備えた部分の突出を許容するために、カラーは拡張
部材の開口を備えた部分の周囲に配置されることが好ま
しい。拡張部材が拡張した後で、拡張部材の開口を介し
拡張部材内を内腔に沿って流れる流体の流れが許容され
る一方、拡張した際の拡張部材の形状の制御を目的と
し、拡張部材に対し選択的支持をスリーブが提供可能で
あるという大きな利点をもたらす。拡張部材上でのカラ
ーの使用は、内腔内からの摘出時に、内腔内壁からの拡
張部材の解放を可能とするためにカラーが拡張部材の収
縮を促進するといった更に別の利点を提供する。
【0018】カラーは好ましくは高分子材料から形成さ
れる。医療用シリコーンおよびポリウレタンがカラーの
適切な材料として挙げられる。好ましくは拡張部材は金
属から形成される。金属は所望の用途に適合する特性に
従って選択される。例えば、生体間適合性を有するとい
う具合にである。用途によっては、芯部材によるいかな
る保持力も必要とせずに、内腔を支持すべく変形形状を
保持し、変形形状を継続するように、芯部材により変形
可能とさせる物理特性を備えた金属を選択することが好
ましい場合がある。例えば、拡張部材は芯部材の収縮に
従って芯部材により弾性的に変形する場合がある。
【0019】拡張部材はその拡張形状に拡張部材を保持
するための保持力を提供すべく、用途によっては芯部材
が拡張部材内に残存する必要性があってもよい。これは
内腔から拡張器を除去するのに利用できる。例えば、拡
張部材は以下のことが調整可能である。(a)芯部材の
合金がマルテンサイトの状態からオーステナイトの状態
に変換する時に横幅が拡大するように芯部材により変形
される。(b)拡張部材の横幅が縮小する時、芯部材の
合金がオーステナイトの状態からマルテンサイトの状態
に変換する時に芯部材が伸長するように芯部材を変形さ
せる。これは芯部材の合金のMs 温度が体温以下である
時、特に好適に実施できる。
【0020】拡張部材は内腔の支持中には芯部材に保持
可能である。拡張部材はステントを送り出すのに利用可
能であり、同ステントは拡張部材に備えられ、拡張部材
の横幅が拡大する際に拡張部材により拡張される。拡張
部材そのものが芯部材により内腔内に移植され、芯部材
の除去後に移植ステントとして機能してもよい。
【0021】拡張部材は例えば316系列合金に見出せ
るような適正な弾性特性を備えたステンレス鋼から形成
可能である。拡張部材は擬弾性若しくは超弾性特性或い
は両特性を示す形状記憶合金から形成可能である。
【0022】拡張部材は形状記憶効果を示し、又は擬弾
性或いは超弾性特性を示す形状記憶合金から形成可能で
ある。拡張部材が形状記憶効果を示す時、合金のAs
度は拡張部材が適用されようとする患者の体温以上であ
ることが好ましい。
【0023】拡張器は芯部材を電力源に接続する手段を
備え、そのために形状記憶効果を示す芯部材の形状記憶
合金中を電流が流れることが好ましい。通例、芯部材は
芯部材に沿った便利な点(通常は芯部材の基端或いは基
端方向である)において電力供給源の一端子に直接接続
できる。電力供給源の別の端子は、芯部材に沿って延伸
し、かつ芯部材から絶縁された導線により、芯部材の遠
端或いは遠端方向にて芯部材に接続可能である。次に、
芯部材の形状記憶効果部分へ電力を供給することにより
合金のAs 温度を越えるように、芯部材の温度を上昇さ
せることができる。
【0024】拡張部材における開口は拡張部材の少なく
とも一部に沿って延伸し、好適には拡張器の前後軸にほ
ぼ平行して延伸しているスロットとして有用に提供可能
である。拡張部材の長さ方向に直交する方向への拡張が
十分に調節可能であるならば、他の形状の開口も使用可
能である。例えば、開口をスリット或いは菱形の配列と
して提供し、そのために拡張部材の変形によりスリット
或いは菱形を明示するアームをほぼ折曲してもよい。
【0025】好適には芯部材は誘導発生される電力によ
り誘導源に接続する手段を有する。この形状記憶効果を
トリガする方法は拡張器部品を電力源に接続するいかな
る必要性も排除することにより、本発明の拡張器を簡素
化する。例えば、磁性材料の被覆のような誘導電力源に
接続する材料がある。これに関して、適正な材料には鉄
がある。このようにして、芯部材の加熱は誘導熱源によ
り外部から開始できる。本発明の拡張器は、更に芯部材
が形状記憶効果を発揮する部分を誘導的に加熱する手
段、或いは内腔壁に接触する拡張部材の表面を加熱する
手段を有する。これを適用したことにて生ずる効果には
拡張されるべき組織の温度上昇があり、再狭窄の発生を
少なくさせる。
【0026】芯部材の形状記憶効果部分は形状記憶合金
のAs 温度が体温を僅かに下回るように処理可能であ
る。このように、拡張器は合金のAs 温度以下の時に内
腔に挿入可能であり、拡張部材は体温にさらされた時に
芯部材の温度上昇により拡張可能となる。
【0027】別の態様において、本発明は内腔内に拡張
器を移植する方法を提供し、同方法は、(a)内腔内に
(i)横方向に拡張可能とさせる内部の開口と、同部材
の対向端部或いは対向端部方向に配置された第1及び第
2の固定部分とを有する拡張可能な管状拡張部材と、
(ii)合金の温度がそのAs 温度以上に上昇した時に
形状記憶効果を示し、かつ芯部材が収縮するように処理
された形状記憶合金よりなり、拡張部材を貫いて延伸す
る芯部材とからなる拡張部材を配置し、(b)芯部材及
び拡張部材が収縮され、拡張部材が拡大されるように、
芯部材の温度を合金のAs 温度以上に上昇させることよ
りなる。
【0028】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
図3に従って説明する。図1は拡張部材を内腔内の所望
位置に送り出し可能とするカテーテルを有する拡張器を
示す。ここで内腔とは例えば、静脈又は動脈のような血
管、或いは泌尿器管等をいう。拡張部材は動脈硬化の治
療に際して血管内に搬入してもよいし、膨張前立腺の治
療に際して尿道に搬入してもよい。
【0029】拡張器は細長いカテーテル2よりなる。同
カテーテル2は芯部材10及び被覆26よりなる。芯部
材10はカテーテルの全体にわたって延び、制御部4に
より先端にて回動可能に制御される。
【0030】芯部材10はニッケル−チタン合金を主金
属とするような形状記憶合金よりなり、1つ或いは複数
の他の要素を選択的に付加することができる。形状記憶
合金から形成された芯部材の先端は形状記憶効果を発揮
する。芯部材10の温度が合金のAs 温度以上となるよ
うに芯部材10を加熱することにより、芯部材10の先
端を収縮できる。
【0031】先端以外の芯部材10は最適化弾性特性を
示す形状記憶合金から形成され、これは米国特許第47
72112号及び第4896955号に記載されてい
る。その記載内容は本明細書中に記載されているものと
する。
【0032】芯部材10を電力の供給口に接続し、その
ために芯部材10或いは少なくとも芯部材10の先端を
電流が流れ得るように、カテーテルの一部として端子
5,6が提供される。
【0033】図2は拡張器の先端を示す。拡張器の芯部
材10は形状記憶効果を有する形状記憶合金から形成さ
れる端部12及び溶接接続により端部が固定連結される
基端部14よりなる。
【0034】スロットスリーブの形状をした拡張部材1
6は芯部材10の端部12の周りに配置される。拡張部
材16はステンレス鋼から形成されている。拡張部材1
6は放射状に外側へ拡張可能であり、元の形状に或いは
元の形状に向かって弾性収縮可能である。
【0035】拡張部材16はスロット22の対向端部に
て固定部18,20を備える。拡張部材16はクリンピ
ングにより芯部材10の端部に連結される。拡張器は螺
旋状ワイヤとして形成される被覆26を備える。被覆2
6は端部12と基端部14との間の接合部に近接して芯
部材10に接合される。この接合はフェルール28によ
り実行される。芯部材10は被覆26内を移動可能であ
る。
【0036】拡張部材16の第2の固定部20はフェル
ールにより被覆部26に接合される。カラー32は拡張
部材16のスロット部の周りに配置される。カラーは拡
張部材16のほぼ中央に配置され、そのためにスロット
22はカラー下部から突出している。カラーはシリコー
ンポリマー或いはポリウレタンから形成される。
【0037】拡張器は芯部材10の端部12の形状記憶
合金がマルテンサイトの状態で内腔内に挿入される。拡
張器は例えば、閉塞部位にて内腔壁を支持すべく、その
末端部方向に操作され、拡張部材16は当該部分に配置
される。芯部材10の端部12の形状記憶合金の温度は
次に合金のAs 以上の温度に上昇させられる。これによ
り芯部材10の端部は収縮される。これにより拡張部材
16の端部は相対的に移動し、そのために拡張部材16
は長さ方向に収縮される。このために拡張部材16の幅
が拡大されると同時に、そこに形成されるスロット22
が開口する。
【0038】拡張部材16は芯部材10の端部12の形
状記憶合金がオーステナイトの状態にある間は拡張形状
を維持する。このためには、端部の合金のMs 温度が体
温以下でない限り、拡張部材16が拡張状態を維持し続
ける間は芯部材10に継続して電力を供給する必要があ
る。合金のMs 温度が体温以下である時、芯部材10が
電力源から遮断されることで拡張部材16は放射状に収
縮可能となり、コア部の端部は当然の如く伸長させられ
る。この収縮により拡張器は内腔から除去可能となる。
【0039】図3(A)〜(C)は蓄積物32により部
分的に閉塞された内腔30を拡大するための本発明の拡
張器の使用可能方法を示す。本発明において、拡張部材
16が拡張されて血管等を拡げる時、血液等はスロット
22を通過する。従って、血管等の拡張時にも血液等の
流れが保証される。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
内腔拡張時にも流体の流れが保証されるという優れた効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による拡張器の等角図である。
【図2】図1に示す拡張器の端部の部分的断面の等角図
である。
【図3】本発明の拡張器の内腔内への移植及び内腔から
の除去が可能となる方法の断面図である。(A)は内腔
中を通された拡張器の端部が閉塞個所32に近接して配
置されたことを示し、(B)は拡張部材16が拡張さ
れ、そのために拡張部材16は内腔壁に付勢されて閉塞
個所32を拡大させている拡張器を示し、(C)は拡張
部材16が収縮し、そのために拡張部材16は内腔から
除去可能である拡張器を示す。
【符号の説明】
10…芯部材、16…拡張部材、18…第1の固定部、
20…第2の固定部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−200048(JP,A) 特開 平3−57464(JP,A) 特開 平5−192348(JP,A) 米国特許3557794(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61M 29/00 A61B 17/00 A61B 17/22

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)管状をなす拡張部材(16)に同
    拡張部材(16)の幅の拡張を許容する開口(22)を
    設け、さらに同拡張部材(16)の両端部には第1及び
    第2の固定部(18,20)を配置したことと、
    (b)温度が所定値(As)を越えて上昇した時、形状
    記憶効果を発揮して長さが縮小される処理が施され
    状記憶合金よりなり、かつ前記拡張部材(16)内を延
    びるように芯部材(10)を配置したこととからなり、
    前記拡張部材(16)は第1の固定部材(18)を介
    して芯部材(10)に連結され、温度上昇により芯部材
    (10)の長さが縮小されるに伴い第1の固定部(1
    8)が第2の固定部(20)に向かって移動されるとと
    もに、第2の固定部(20)の第1の固定部材(18)
    に対する移動が抑制され、前記拡張部材(16)の長さ
    を縮小させるとともにその幅を拡大させることを特徴と
    する内腔拡張器。
  2. 【請求項2】 芯部材(10)が少なくとも2つの部分
    からなり、うち少なくとも1つが形状記憶効果を発揮す
    る形状記憶合金から形成されていることを特徴とする請
    求項1に記載の拡張器。
  3. 【請求項3】 芯部材(10)のうち他方の部分が超弾
    性および擬弾性のうち少なくとも一方の特性を示す形状
    記憶合金から形成されていることを特徴とする請求項2
    に記載の拡張器。
  4. 【請求項4】 芯部材(10)を取り囲む被覆(26)
    を有し、同被覆(26)および拡張部材(16)が芯部
    材(10)に沿って互いに隣接するために拡張部材(1
    6)の第2の固定部(20)が取り付けられていること
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の拡
    張器。
  5. 【請求項5】 前被覆(26)が螺旋状ワイヤを有する
    ことを特徴とする請求項4に記載の拡張器。
  6. 【請求項6】 拡張部材(16)との接続で、少なくと
    も1つの固定部がフェルールの手段により形成される請
    求項1乃至5のいずれか1項に記載の拡張器。
  7. 【請求項7】 拡張部材(16)の開口の周りに位置
    し、変形可能な材料から形成されるカラー(32)を有
    することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に
    記載の拡張器。
  8. 【請求項8】 拡張部材(16)の開口が拡張部材(1
    6)に沿って延びるスロット(22)であり、スロット
    (22)が少なくともカラー(32)の1つの端部から
    突出するためにカラー(32)が拡張部材(16)の開
    口の周りに位置することを特徴とする請求項6に記載の
    拡張器。
  9. 【請求項9】 拡張部材(16)が金属から形成される
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載
    の拡張器。
  10. 【請求項10】 拡張部材(16)がステンレス鋼から
    形成されることを特徴とする請求項8に記載の拡張器。
  11. 【請求項11】 拡張部材(16)が形状記憶合金から
    形成されることを特徴とする請求項8に記載の拡張器。
  12. 【請求項12】 ステント部材の横方向の大きさが、拡
    張部材(16)の幅の大きさに伴って拡張するために拡
    張部材(16)の周りに配置されるステント部材を有す
    ることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に
    記載の拡張器。
  13. 【請求項13】 形状記憶効果を有する芯部材(10)
    の形状記憶合金に電流を流すために電源に芯部材(1
    0)を接続する手段を有することを特徴とする請求項1
    乃至12のいずれか1項に記載の拡張器。
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