JPH01170438A - 眼底画像合成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、眼底カメラの固視目標を用いて眼底画像を合
成する眼底画像合成装置に関するものである。

［従来の技術］ 従来、眼底画像を合成するには、眼底画像なスキャナ等
で画像データベースに読み込み、画像処理装置を用いて
血管等の特徴点抽出を行い、双方の画像間のずれ量を計
算して逐次修正しながら行われる。

しかしながら、このような血管等の特徴点抽出を行う際
には、正確に特徴点を抽出するために高度な画像処理技
術が必要となり、そのための装置は大掛かりで高価なも
のとなってしまうという欠点がある。

［発明の目的］ 本発明の目的は、眼底画像合成の際の基準となる点を眼
底カメラの固視目標とすることにより、煩雑な画像処理
を要せず簡易に眼底画像の合成ができる眼底画像合成装
置を提供することにある。

［発明の概要］ 上述の目的を達成するための本発明の要旨は、被検眼を
照明するための照明光学系と、被検眼の眼底を撮像する
ための撮像光学系と、被検眼の視線を誘導するための固
視目標と、前記撮像光学系で撮像された眼底画像を表示
するための表示手段と、前記固視目標の位置と前記表示
手段に表示される眼底画像とを記憶する記憶手段と、前
記記憶手段中の複数の画像を抽出して前記固視目標の位
置を基に画像合成する合成手段とを有することを特徴と
する眼底画像合成装置である。

［発明の実施例］ 本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。

第１図は構成図であり、１はタングステンランプから成
る観察光源であり、この観察光源１から発光された光は
、コンデンサレンズ２、キセノン放電管等から成る観察
光源３、マスク４、リレーレンズ５．６を経由して穴あ
きミラー７に到達するようになっている。上述の照明光
学系から穴あきミラー７に入射した光は、穴あきミラー
７により被検眼Ｅの方、向に反射され、被検眼Ｅの眼底
Ｅｆを照射し元の光路を通り、更に穴あきミラー７を透
過して撮像光学系に至ることになる。穴あきミラー７と
被検眼Ｅとの間には対物レンズ８が配置されており、穴
あきミラー７の背後には光軸に沿ってフォーカシングレ
ンズ９、撮像レンズ１０、クイックリターンミラー１１
、シャッタ１２、撮影フィルム１３が配列されている。

クイックリターンミラー１１の反射側には、光軸に沿っ
て順次に撮影フィルム１３と共役の位置に置かれたフィ
ールドレンズ１４、半透鏡等から成るビームスプリッタ
１５、リレーレンズ１６．バックライト付液晶パネル１
７が配列されている。

ビームスプリッタ１５の反射側には、結像レンズ１８、
ＣＣＤから成る撮像素子１９か配置され、撮像素子１９
の出力は順次にＡ／Ｄ変換器２０、演算制御装置２１に
接続されている。演算制御装置２１の出力はドライバユ
ニット２２を介して液晶パネル１７に接続され、更に演
算制御装置２１には画像データベース２３、ＣＲＴから
成るディスプレイ２４、キーボード２５、マウス２６が
接続されている。

この眼底カメラは観察光源１と撮影光源３がコンデンサ
レンズに関してほぼ共役であり、観察時には観察光源ｌ
が点灯され、写真撮影時には撮影光源３が瞬時的に点灯
される。光源像はマスク４の近傍に一旦結像され、次い
でリレーレンズ５．６によりマスク４のリングスリット
像が穴あきミラー７の近傍に結像され、ここで照明光は
反射され左行する。そして、対物レンズ８により被検眼
Ｅの水晶体の近傍にリングスリット像を結んだ後に眼底
Ｅｆを照明する。眼底ＥＴからの反射光は右行し、水晶
体及び対物レンズ８により一旦結像した後に、穴あきミ
ラー７及び図示しない撮像絞りを通過し、フォーカシン
グレンズ９及び撮影レンズ１０によって合焦結像される
ことになる。

写真撮影時にはクイックリターンミラー１１が上方に回
動し、眼底像は開放されたシャッタ１２を経由して撮影
フィルム１３上に結像する。観察及び撮像素子１９によ
る撮像時には、眼底像は実線位置にあるクイックリター
ンミラー１１により上方に導かれ、ビームスプリッタ１
５により反射し、結像レンズ１８で結像作用を受けて撮
像素子ｌ９の撮像面に結像する。

一方、ビームスプリー２り１５を透過した光に対して、
第２図に示すようなバックライト付液晶パネル１７が撮
像素子１９の撮像面と共役の位置に配され、ドライバユ
ニット２２を介して液晶パネル１７上の任意の１点を点
灯できるようにし、これを眼底カメラの固視目標とする
。液晶パネル１７上の固視目標点の移動は演算制御装置
２１に接続しているマウス２６で行うか、或いはキーボ
ード２５で行うことも可能である。また、固視目標をＣ
ＲＴディスプレイにしたり、機械的に固視光源を移動し
たりすることもできる。

撮像素子１９の撮像面に結像した眼底画像は、Ａ／Ｄ変
換器２０を介して演算制御装置２１に送られ、この画像
はディスプレイ２４上で観察することができる。この際
に、同時に固視目標の位置をディスプレイ２４上に光学
的又は電気的手法で表示することも可能である。検者は
ディスプレイ２４上の画像を見ながらキーボード２５に
より固視目標を移動させ、所望の画像になるとキーボー
ド２５からの入力によって、固視目標の座標データと共
に眼底画像を画像データベース２３に格納する。

画像合成の眼底画像の貼合わせを行うには、第３図に示
すように視野内で固視目標Ｐａ、　Ｐｂ、　Ｐｃを移動
させ、ディスプレイ２４上に表示されている固視目標点
の座標が所望の値になると、その座標値と共に眼底画像
をデータベース２３に格納する。そして、それぞれ固視
目標Ｐａ、　Ｐｂ、　Ｐｃｔ−基に撮像した３枚の画像
ａ、ｂ、ｃを演算制御装置２１を用いて固視目標Ｐａ％
Ｐｂ、　Ｐｃを中心に重ね合わせると、第４図に示すよ
うな合成画像が得られる。

次に、２枚の画像ｄ、ｅにおいてサブトラクション等の
画像間演算を行うには、第５図に示すように２枚の画像
とも同じ固視目標Ｐｄ、　Ｐｅで撮影した第６図の画像
を演算制御装置２１を用いて、第７図に示すように重ね
合わせればよい。

また、照明光学系に種々の波長のフィルタを配置するこ
とによって、様々な画像処理を施こすことも可能である
。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明に係る眼底画像合成装置は、
眼底画像の合成を眼底カメラの固視目標を用いて行うこ
とにより、煩雑な画像処理装置を用いることなく、簡便
かつ迅速に画像を合成することができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る眼底画像合成装置の実施例を示し、
第１図はその構成図、第２図は液晶パネルの正面図、第
３図、第５図は視野内の固視目標の説明図、第４図、第
６図、第７図は眼底の模式符号ｌは観察用光源、３は撮
影用光源、４はマスク、７は穴あきミラー、８は対物レ
ンズ、９はフォーカシングレンズ、１０は撮影レンズ、
１１はクリックリターンミラー、１３は撮影フィルム、
１５はビームスプリッタ、１７は液晶パネル、１９は撮
像素子、２０はＡ／Ｄ変換器、２１は演算制御装置、２
２はドライバユニット、２３は画像データベース、２４
はディスプレイ、２５はキーボード、２６はマウスであ
る。 特許出願人　　　キャノン株式会社 第３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、被検眼を照明するための照明光学系と、被検眼の眼
   底を撮像するための撮像光学系と、被検眼の視線を誘導
   するための固視目標と、前記撮像光学系で撮像された眼
   底画像を表示するための表示手段と、前記固視目標の位
   置と前記表示手段に表示される眼底画像とを記憶する記
   憶手段と、前記記憶手段中の複数の画像を抽出して前記
   固視目標の位置を基に画像合成する合成手段とを有する
   ことを特徴とする眼底画像合成装置。 ２、前記固視目標はバックライト付固視目標とした特許
   請求の範囲第１項に記載の眼底画像合成装置。 ３、前記表示手段はＣＲＴディスプレイとした特許請求
   の範囲第１項に記載の眼底画像合成装置。 ４、前記表示手段は眼底画像と共に前記固視目標の位置
   を表示するようにした特許請求の範囲第１項に記載の眼
   底画像合成装置。 ５、前記合成手段は前記記憶手段からの複数の画像を前
   記固視目標の位置を相互に重ね合わせることにより行う
   ようにした特許請求の範囲第１項に記載の眼底画像合成
   装置。 ６、前記複数の画像の重ね合わせは、前記記憶手段から
   の実質サブトラクションとした特許請求の範囲第５項に
   記載の眼底画像合成装置。 ７、前記複数の画像の重ね合わせは、前記記憶手段から
   の実質張合わせ画像による形成とした特許請求の範囲第
   ５項に記載の眼底画像合成装置。