JP2003290146A - 眼底カメラ - Google Patents

眼底カメラ

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JP2003290146A
JP2003290146A JP2002093718A JP2002093718A JP2003290146A JP 2003290146 A JP2003290146 A JP 2003290146A JP 2002093718 A JP2002093718 A JP 2002093718A JP 2002093718 A JP2002093718 A JP 2002093718A JP 2003290146 A JP2003290146 A JP 2003290146A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】フレア除去作業を容易に行うことができる眼底
カメラを提供すること。 【解決手段】フレア除去用の遮光手段6を有する照明光
学系1及び撮影光学系10を有すると共に、光学系1,
10を備える装置本体を被検眼Eに対してオートアライ
メントするオートアライメント機構と、撮影光学系10
に入射するフレア及びフレアの色を検出するのに用いる
カラーの撮影用TVカメラ16が設けられ、遮光手段6
が照明光学系1の光軸方向に駆動モータM1,M2で移
動調整可能に設けられていると共に、撮影用TVカメラ
16がフレアを検出したとき、前記フレアの色に応じて
前記被検眼が人工水晶体を入れた目であるか又は前記被
検眼が白内障であるかを判断して、この判断に基づいて
駆動モータM1,M2の作動制御をするか否かを決定す
る様に設定されていることを特徴とする眼底カメラ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、被検眼の前眼部
からフレア(有害光)を除去するための遮光手段が設け
られた眼底カメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の眼底カメラには、例えば特公昭6
1−5729号のように、照明光学系から被検眼に照明
光を投影して眼底を照明して、この眼底からの反射光を
撮影光学系により撮影手段に導いて眼底像を撮影手段で
撮像すると共に、被検眼の角膜,水晶体等からのフレア
が撮影光学系に入射するのを防止するために、角膜及び
水晶体後面と共役な遮光板を照明光学系に設けたものが
ある。この眼底カメラには、被検眼を観察するための光
学ファインダーが設けられたものや、被検眼を観察する
ためのモニターを設けたものもある。
【0003】この様な眼底カメラを用いて眼底を撮影す
る前には、眼底カメラを被検眼に対してアライメントす
る必要がある。このアライメントは、眼底カメラの光学
系が内蔵された装置本体を撮影者がジョイステックを用
いて手動操作することにより行っている。そして、撮影
者は、アライメントが完了した時点で、光学ファインダ
ー又はモニタを用いて被検眼を観察しながら、フレアが
あるか否かを確認する。そして、フレアがある場合に作
業者は、眼底カメラの装置本体をジョイステックを用い
て更に手動操作して、フレアがこれ以上除去できない状
態となる最適位置と思われる位置まで移動させて、撮影
していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この様な眼
底カメラで撮影される被検眼は、人によって角膜や水晶
体の厚さが異なるために、角膜−水晶体後面の間隔が異
なる。しかも、この眼底カメラでは、遮光板が固定され
ていたため、フレアを完全に除去できないものであっ
た。更に、最近は白内障手術等に用いるIOL(intrao
cular lens)の普及により、IOLを装着した被検眼も
増加しており、本来の水晶体とは形状及び屈折率が異な
るため、従来の絞り位置ではフレア除去が困難な場合も
増加する傾向にある。
【0005】その上、フレア除去作業は撮影者が手動で
行っていたため、作業効率が悪いものであった。
【0006】そこで、この発明は、フレア除去作業を容
易に行うことができる眼底カメラを提供することを目的
とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1の発明は、被検眼の角膜,虹彩,水晶体後
面の少なくとも一つと共役にさせるフレア除去用の遮光
手段を介して前記被検眼の眼底を照明する照明光学系
と、前記被検眼を撮影する撮影光学系を有すると共に、
前記光学系を備える装置本体を前記被検眼に対してオー
トアライメントするオートアライメント機構と、前記オ
ートアライメント機構を作動制御する制御回路を備える
眼底カメラにおいて、前記撮影光学系に入射するフレア
の色を検出するフレア色検出手段が設けられ、前記オー
トアライメント機構による被検眼光軸方向のアライメン
ト状態を検出するZアライメント検出手段が設けられ、
前記遮光手段を前記照明光学系の光軸方向に駆動させる
駆動手段が設けられていると共に、前記制御回路は、前
記オートアライメント機構によるアライメントが完了し
たのを前記Zアライメント検出手段からの検出信号によ
り検知すると同時に、前記フレア色検出手段が所定光量
以上のフレアを検出したとき、前記フレアの色に応じて
前記被検眼が人工水晶体を入れた目であるか又は前記被
検眼が白内障であるかを判断して、この判断に基づいて
前記駆動手段の作動制御をするか否かを決定する様に設
定されている眼底カメラとしたことを特徴とする。
【0008】また、請求項2の発明は、請求項1に記載
の眼底カメラにおいて、前記制御回路は、前記フレアが
青色系の場合に前記被検眼が人工水晶体を入れた目であ
ると判断して、前記駆動手段を作動制御して前記遮光手
段を予め設定された所定量だけ前記照明光学系の光軸方
向に微動させる様に設定されていることを特徴とする。
【0009】更に、請求項3の発明は、請求項1又は2
に記載の眼底カメラにおいて、前記制御回路は、前記オ
ートアライメント機構によるアライメントが完了したの
を前記Zアライメント検出手段からの検出信号により検
知すると同時に、前記フレア検出手段がフレアを検出し
たとき、前記駆動手段を作動制御して前記遮光手段を予
め設定された所定量だけ前記照明光学系の光軸方向に微
動させて、前記フレア検出手段によるフレア検出状態を
判断し、この判断により前記フレア検出手段が更にフレ
アを検出していないと判断したとき、前記撮影光学系に
よる被検眼の撮影を行うように設定されていることを特
徴とする。
【0010】また、請求項4の発明は、請求項3に記載
の眼底カメラにおいて、前記制御回路は、前記オートア
ライメント機構によるアライメントが完了したのを前記
Zアライメント検出手段からの検出信号により検知する
と同時に、前記フレア検出手段がフレアを検出したと
き、前記駆動手段を作動制御して前記遮光手段を予め設
定された所定量だけ前記照明光学系の光軸方向に微動さ
せて、前記フレア検出手段によるフレア検出状態を判断
し、この判断により前記フレア検出手段が更にフレアを
検出していると判断したとき、前記駆動手段を作動制御
して前記遮光手段を予め設定された所定範囲内において
前記照明光学系の光軸方向に移動させながら前記フレア
検出手段によるフレアの検出状態をオートサーチして、
複数の移動位置のフレア光量をメモリに順次記憶させた
後、前記遮光手段を前記メモリに記憶されたフレア光量
の少ない位置まで前記駆動手段により前記照明光学系の
光軸方向に移動させて、前記撮影光学系による被検眼の
撮影を行う様に設定されていることを特徴とする。
【0011】また、請求項5の発明は、請求項4に記載
の眼底カメラにおいて、前記制御回路は、前記オートア
ライメント機構によるアライメントが完了したのを前記
Zアライメント検出手段からの検出信号により検知する
と同時に、前記フレア検出手段がフレアを検出したと
き、前記駆動手段を作動制御して前記遮光手段を予め設
定された所定量だけ前記照明光学系の光軸方向に微動さ
せて、前記フレア検出手段によるフレア検出状態を判断
し、この判断により前記フレア検出手段が更にフレアを
検出していると判断したとき、前記駆動手段を作動制御
して前記遮光手段を予め設定された所定範囲内において
前記照明光学系の光軸方向に移動させながら前記フレア
検出手段によるフレアの検出状態をオートサーチして、
複数の移動位置のフレア光量をメモリに順次記憶させた
後、前記メモリに記憶された最も少ないフレア光量が所
定値以上のときには前記撮影光学系による被検眼の撮影
を中止して、手動撮影モードに切り換えるよう様に設定
されていることを特徴とする。
【0012】更に、請求項6の発明は、請求項1に記載
の眼底カメラにおいて、前記制御回路は、前記フレアが
黄色系の場合に前記被検眼が白内障であると判断して、
前記撮影光学系による被検眼の撮影を中止して、手動撮
影モードに切り換えるよう様に設定されていることを特
徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。 [構成]図1(a)において眼底カメラは、被検眼Eを照
明する照明光学系1と、照明された被検眼Eを撮影する
撮影光学系10と、オートアライメント光学系30を有
する。この照明光学系1,撮影光学系10及びオートア
ライメント光学系30は図示を省略した装置本体に内蔵
されている。そして、この装置本体は、図示を省略した
オートアライメント機構(三次元駆動機構)を介して前
後・左右・上下に駆動されるようになっている。この三
次元駆動機構には、例えば特開平11−32993号公
報に開示された様な周知の構成が採用できるので、その
詳細な説明は省略する。 <照明光学系1>照明光学系1は、観察用照明光学系
と、撮影用照明光学系を有する。 (観察用照明光学系)観察用照明光学系は、観察用赤外
光源2,コンデンサレンズ3,第1のリレーレンズ5,
遮光手段6,第2のリレーレンズ7,穴あきミラー8,
対物レンズ9をこの順に有する。この観察用赤外光源2
には、タングステンランプと赤外フィルター又は近赤外
フィルターを組み合わせた赤外光源を用いることもでき
る。
【0014】遮光手段6は、図1(b)に示したような
リングスリットRsが形成されたリングスリット板を遮
光板(遮光物)6a,6b,6cとして有する。尚、遮
光板6a〜6cは、内側の遮光部Raと外側のリング状
の遮光部Rb間にリングスリットRsが形成されている
と共に、遮光部Ra,Rb及びリングスリットRsは照
明光学系1の光軸Oと同心に形成されていて、同心遮光
手段となっている。
【0015】この遮光板6a,6cは、遮光板6bを虹
彩と共役にしたときに、標準的な人の角膜,水晶体後面
とそれぞれ略共役となる位置に配設されている。また、
遮光板6a,6cは、観察用照明光学系1の光軸Oの方
向に移動操作可能に設けられていて、人によって異なる
角膜や水晶体の厚さの相違、或いは角膜と水晶体後面と
の間隔の相違があっても、角膜,虹彩,水晶体後面と共
役に調整できる様になっている。
【0016】この調整は、手動で行うこともできるし、
駆動モータ(電動手段)で行うこともできる。本実施例
では、パルスモータ等の駆動モータM1,M2で遮光板
6a,6b,6cが観察用照明光学系1の光軸Oの方向
に移動操作可能に設けられている。
【0017】尚、遮光板6a,6cは、リングスリット
板である必要はなく、内側の遮光部Raのみを有する構
成の遮光板に代えてもよい。 (撮影用照明光学系)撮影用照明光学系は、撮影用光源
4,第1のリレーレンズ5,遮光手段6,第2のリレー
レンズ7,穴あきミラー8,対物レンズ9をこの順に有
する。この撮影用光源4には、可視光にて撮影を行うた
め、例えばキセノンランプの様な可視光源を用いる。 <撮影光学系10>撮影光学系10は、撮影光学系11
aと、観察光学系11bを有する。
【0018】撮影光学系11aは、対物レンズ9,穴あ
きミラー8の中央の開口8a,結像レンズ12,クイッ
クリターンミラー13,ダハプリズム14,フィールド
レンズ14a,第1の撮影レンズ15,カラーの撮影用
TVカメラ(撮像装置、カラーTVカメラ)16をフレ
ア検出手段又はフレア色検出手段として有する。
【0019】また、観察光学系11bは、対物レンズ
9,穴あきミラー8の中央の開口8a,結像レンズ1
2,クイックリターンミラー13,フィールドレンズ1
7a,ミラー17,第2の撮影レンズ18,観察用TV
カメラ(撮像装置)19を有する。観察用TVカメラ1
9は赤外観察を行うため、赤外又は近赤外に感度のある
TVカメラを用いる。 <アライメント光学系30>このアライメント光学系
(アライメント検出手段)30は、図1に示したX−Y
アライメント光学系(X−Yアライメント検出手段)と
図2に示したZアライメント光学系(Zアライメント検
出手段)を有する。このX−Yアライメント光学系は、
被検眼Eに対する装置本体(図示せず)の上下・左右の
アライメント状態、即ち観察撮影光学系の被検眼Eに対
する上下・左右のアライメント状態を検出するのに用い
られる。また、Zアライメント光学系は、装置本体の被
検眼Eに対する作動距離、即ち観察撮影光学系の対物レ
ンズ9と被検眼Eとの間隔(被検眼光軸方向の間隔)を
検出するのに用いられる。
【0020】このX−Yアライメント光学系は、図1に
示したように、アライメント光投影系31とアライメン
ト光受光系32を有する。このアライメント光投影系3
1は、アライメント用の光源33,ピンホール板34,
投影レンズ35,ハーフミラー36及び対物レンズ9を
有する。また、アライメント光受光系は、対物レンズ
9,結像レンズ12,ハーフミラー37,リレーレンズ
38及びエリアCCD等の二次元受光素子39を有す
る。
【0021】Zアライメント光学系32は、図2に示し
たように測定光投影系40と測定光受光系41を有す
る。この測定光投影系40は、Zアライメント用の光源
42と、光源42からの測定光をスリット光束にするス
リット板43と、この測定光を被検眼Eの角膜Cに投影
するレンズ44を有する。また、測定光受光光学系42
は、角膜Cから反射する測定光束が入射するレンズ45
と、レンズ45からの測定光束が結像される受光素子4
6を有する。この受光素子46には、ラインセンサが用
いられている。
【0022】この様なアライメント光学系30には、例
えば特開平11−32993号公報に開示された様な周
知の構成が採用できる。 <制御回路>上述したTVカメラ16,19からの映像
信号は、図3に示した演算制御回路(制御回路)20に
入力される。この演算制御回路(演算制御手段)20
は、TVカメラ(フレア検出手段)16,19からの映
像信号をカラーCRTや液晶カラーモニター等の表示装
置21に入力して、被検眼像を表示装置21に表示させ
る様になっている。
【0023】また、演算制御回路20には、スイッチ2
2,23,24,25からのオン・オフ信号が入力され
ると共に、撮影スイッチ26のON信号が入力されるよ
うになっている。また、演算制御回路20は、撮影スイ
ッチ26がオン操作されたとき、ソレノイドSでクイッ
クリターンミラー13を撮影光学系11aの結像レンズ
12とフィールドレンズ14aとの間に挿入する様にな
っている。
【0024】更に、演算制御回路20には、受光素子3
9,40からの検出信号が入力されるようになってい
る。また、演算制御回路20には、画像や光量を記憶さ
せるメモリM及び情報記録再生手段Rが接続されている
と共に、モード切換スイッチMSが接続されている。こ
のモード切換スイッチMSは、演算制御回路20による
オートアライメント後の遮光手段6の制御モードを切り
換えるためのスイッチである。この制御モードには、オ
ートモードとマニュアルモードとがある。そして、オー
トモードでは演算制御回路20が、アライメントが終了
した後に、このアライメントに連続して、遮光手段6の
駆動モータM1,M2の作動制御を自動的に行わせる。
また、マニュアルモードでは演算制御回路20が、アラ
イメント終了後に、手動でスイッチ22〜25を操作す
ることにより、遮光手段6の駆動モータM1,M2の作
動制御の手動操作を行うことができるようになる。尚、
演算制御回路20は、通常、オートアライメント後の遮
光手段6の移動制御をオートモードで行うように設定さ
れている。 [作用]次に、この様な構成の眼底カメラの作用を説明す
る。 [A]オートアライメント (1)赤外観察 この様な構成において、通常、実線で示した如くクイッ
クリターンミラー13は観察光学系11aの結像レンズ
12とフィールドレンズ14aとの間に挿入されてい
る。この状態において眼底カメラの図示しない電源を投
入すると、演算制御回路20により観察用赤外照明光源
2が点灯させられる。
【0025】この点灯により観察用赤外光源2から出射
した赤外光は、コンデンサレンズ3,第1のリレーレン
ズ5,遮光手段6,第2のリレーレンズ7,穴あきミラ
ー8及び対物レンズ9を介して被検眼Eの前眼部に投影
され、被検眼Eの眼底Efを照明する。
【0026】この際、観察用赤外光源2は、コンデンサ
レンズ3,第1のリレーレンズ5,遮光手段6,撮影用
光源4した撮影光は、第1のリレーレンズ5,遮光手段
6,第2のリレーレンズ7を介して穴あきミラー8に結
像された後に、対物レンズ9を介して被検眼Eの虹彩上
に結像される。
【0027】一方、被検眼Eで反射した反射光は、対物
レンズ9,穴あきミラー8の中央の開口8a,結像レン
ズ12,クイックリターンミラー13,ダハプリズム1
4,クイックリターンミラー13,フィールドレンズ1
7a,第2の撮影レンズ18を介して観察用TVカメラ
19に投影されて、観察用TVカメラ19に被検眼Eの
像を結像させる。このとき結像レンズ12を移動するこ
とにより眼底共役位置を移動させて被検眼の視度に対応
することが可能である。
【0028】そして、観察用TVカメラ19からの映像
信号が演算制御回路20に入力される。この演算制御回
路20は、入力された映像信号を表示装置21に転送し
て、表示装置21に被検眼Eの前眼部像をリアルタイム
で白黒表示させる。 (2)アライメント検出状態 この状態で、演算制御回路20は、X−Yアライメント
用の光源33を点灯させ、光源33からのアライメント
光束をピンホール34,レンズ35,ハーフミラー36
及び対物レンズ9を介して被検眼Eの角膜Cに投影す
る。この角膜Cからの反射光は、対物レンズ9,開口8
a,結像レンズ12,ハーフミラー37,レンズ38を
介して二次元受光素子39に輝点像として結像される様
になっている。尚、この輝点像は、従来周知のアライメ
ント光の投影及び受光方法により得られる様にすればよ
いので、その詳細な説明は省略する。
【0029】そして、この二次元受光素子39からの検
出信号は演算制御回路20に入力される。この演算制御
回路20は、二次元受光素子39からの検出信号に基づ
いて、輝点像を表示装置21に表示されている前眼部像
に合成表示させる様になっている。
【0030】また、演算制御回路20は、二次元受光素
子39からの検出信号に基づく輝点像の位置から、輝点
像が被検眼Eの光軸(被検眼光軸)を中心とする所定の
範囲(オートアライメント可能範囲な範囲)に入ってい
るか否か、及び、オートアライメント可能範囲よりも狭
い撮影可能範囲に入っているか否かを判断する様になっ
ている。
【0031】一方、演算制御回路20は、Zアライメン
ト用の光源40を点灯させて、光源40からのアライメ
ント光をスリット板43によりスリット光束にし,この
スリット光束をレンズ44を介して角膜Cに投影させ
る。このスリット光束は角膜Cで反射してレンズ45を
介して受光素子46に結像される。
【0032】そして、この受光素子46からの検出信号
は演算制御回路20に入力される。この演算制御回路2
0は、受光素子46からの検出信号に基づいて装置本体
(図示せず)の被検眼Eに対する光軸方向(被検眼光軸
方向)のアライメント状態、即ち対物レンズ9の被検眼
Eに対する作動距離が撮影可能範囲に入っているか否か
を判断する様になっている。 (3)アライメント操作 この様な状態で、検者は図示しないジョイスティックを
操作して、装置本体(図示せず)を被検眼Eに対して左
右・上下に移動操作する。この際、演算制御回路20
は、受光素子39からの検出信号に基づいて、輝点像が
被検眼Eの光軸に対してオートアライメント可能な所定
範囲に入った判断した場合、オートアライメント機構
(三次元駆動装置)を作動制御して装置本体を更にX−
Y方向(左右・上下方向)に移動制御して、更に輝点像
が被検眼Eの光軸に近づく方向に移動制御する。
【0033】そして、演算制御回路20は、受光素子3
9からの検出信号に基づいて輝点像がX−Y方向(左右
・上下方向)において撮影可能範囲に入ったと判断する
と、X−Y方向のアライメントが完了したと判断して、
オートアライメント機構(三次元駆動装置)を作動制御
して装置本体を被検眼Eの光軸方向に駆動制御する。更
に、演算制御回路20は、受光素子46の検出信号に基
づいて装置本体(図示せず)の被検眼Eに対する作動距
離が撮影可能範囲に入ったと判断したとき、Z方向のア
ライメントが完了したとして、オートアライメント機構
(三次元駆動装置)による装置本体(図示せず)の駆動
を停止させる。[B]無散瞳の赤外観察,可視撮影の場合
の遮光手段のオートモードによる制御演算制御回路20
は、通常、オートアライメント終了後の遮光手段6の移
動制御をオートモードで行うように設定されている。従
って、演算制御回路20は、Z方向のアライメントが完
了すると、ソレノイドSを作動させてクイックリターン
ミラー13を観察光学系11aの結像レンズ12とフィ
ールドレンズ14aとの間から退出させると共に、観察
用光源2を消灯させ、撮影光源4を点灯させる。
【0034】この点灯状態において、撮影光源4から出
射した可視光(可視撮影光)は、第1のリレーレンズ
5,遮光手段6,第2のリレーレンズ7,穴あきミラー
8及び対物レンズ9を介して被検眼Eの眼底(被検眼眼
底)Efに投影され、眼底Efを照明する。
【0035】一方、眼底Efで反射した反射光は、対物
レンズ9,穴あきミラー8の中央の開口8a,結像レン
ズ12,クイックリターンミラー13,ダハプリズム1
4,フィールドレンズ14a,第1の撮影レンズ15を
介して撮影用TVカメラ16に投影されて、撮影用TV
カメラ16に被検眼Eの眼底Efの像(眼底像)を結像
させる。
【0036】この撮影用TVカメラ(カラーTVカメラ
又はフレア色検出手段)16からの映像信号は演算制御
回路20に入力される。そして、演算制御回路20は、
入力された映像信号を表示装置21に転送して、表示装
置21に被検眼Eの眼底像をカラー表示させる。 <アライメント完了時(終了後)にフレアがない場合>
この際、演算制御回路20は、被検眼Eの眼底像にフレ
アがあるか否かを、撮影用TVカメラ16からの映像信
号に基づいて判断する。この判断は、この映像信号から
眼底像の周縁部に所定値以上の光量(フレア)があるか
否かで判断する。
【0037】そして、演算制御回路20は、フレアがな
いか殆どない(許容範囲内)と判断したときは、眼底像
をメモリMに記憶させる。 <アライメント完了時(終了後)にフレアがある場合> (a)通常の被検眼の場合 一方、演算制御回路20は、眼底像の周縁部に所定値以
上の光量のフレアがあると判断した場合には、フレアの
色が何色であるかを、カラーTVカメラ16の映像信号
から判断する。そして、演算制御回路20は、フレアの
色が赤色系であると判断した場合、通常の被検眼である
と判断して、駆動モータM1,M2を作動制御し、遮光
板6a,6cをそれぞれ規定量(所定量すなわち微量)
だけ光軸方向に移動させる。この際の遮光板6a,6c
の移動方向は、予め設定した方向、例えば遮光板6a,
6cが互いに離反する方向とする。 <遮光板6a,6cの移動によりフレアが除去された場
合>次に、演算制御回路20は、この様な遮光板6a,
6cの移動制御をした後、被検眼Eの眼底像の周縁部に
フレアがあるか否かを上述と同様にして再度判断する。
そして、演算制御回路20は、フレアがないか殆どない
(許容範囲内)と判断したときは、眼底像をメモリMに
記憶させる。 <遮光板6a,6cの移動によりフレアが除去されなか
った場合>また、演算制御回路20は、この様な遮光板
6a,6cの駆動により、被検眼Eの眼底像の周縁部の
フレアが除去できなかった場合、撮影を中止して、マニ
ュアルモードに切り換える。 (b)被検眼が人工水晶体を有する場合 また、演算制御回路20は、アライメント終了後にカラ
ー手部カメラ16からの映像信号から、眼底像の周縁部
のフレアの色が青色系であると判断した場合、被検眼E
が人工水晶体(人工レンズ)即ちIOL(intraocular
lens)を装着した眼であると判断して、IOLモードに
する。
【0038】このIOLモードでは、演算制御回路20
は次のような制御をする。即ち、演算制御回路20は、
駆動モータM1,M2を駆動制御して、遮光板6a,6
cを上述の規定量よりは広い範囲で光軸方向に移動制御
し、所定移動位置毎に被検眼Eの眼底像の周縁部の光量
をメモリMに記憶させる。そして、演算制御回路20
は、遮光板6a,6cの移動が終了した後、メモリMに
記憶された眼底像の周縁部の光量がフレアのない遮光板
6a,6cの移動位置に遮光板6a,6cを移動させ
て、眼底像をメモリに記憶させる。
【0039】また、演算制御回路20は、メモリMに記
憶された眼底像の周縁部の光量の全てがフレアを含んで
いる場合、最も少ないフレアの光量が撮影の許容範囲内
にあるか否かを判断し、撮影のための許容範囲にあれ
ば、眼底像をメモリに記憶させる。
【0040】しかし、演算制御回路20は、メモリMに
記憶された眼底像の周縁部の光量の全てがフレアを含ん
でいる場合、最も少ないフレアの光量が撮影の許容範囲
内にないと判断した場合、眼底像をメモリMに記憶しな
いで、撮影を終了する。
【0041】従って、この様に光量が所定値より大きい
場合には、撮影のオート処理を行わずにマニュアル処理
を行うように演算制御回路20により切り換える。 (c)被検眼が白内障である場合 更に、演算制御回路20は、アライメント終了後にカラ
ーTVカメラ16からの映像信号から、眼底像の周縁部
のフレアの色が黄色系であると判断した場合、被検眼E
が白内障であると判断して、撮影を中止し、遮光手段6
の手動操作を実行可能なでマニュアルモードに切り換え
る。 [C]散瞳の場合の遮光手段のオートモードによる制御 被検者に散瞳剤を静脈注射して、被検眼の瞳を散瞳させ
る一方、ソレノイドSを作動させてクイックリターンミ
ラー13を観察光学系11aの結像レンズ12とフィー
ルドレンズ14aとの間から退出させると共に、観察用
光源2を消灯させ、撮影光源4を点灯させる。
【0042】この点灯状態において、撮影光源4から出
射した可視光(可視撮影光)は、第1のリレーレンズ
5,遮光手段6,第2のリレーレンズ7,穴あきミラー
8及び対物レンズ9を介して被検眼Eの眼底(被検眼眼
底)Efに投影され、眼底Efを照明する。
【0043】一方、眼底Efで反射した反射光は、対物
レンズ9,穴あきミラー8の中央の開口8a,結像レン
ズ12,クイックリターンミラー13,ダハプリズム1
4,フィールドレンズ14a,第1の撮影レンズ15を
介して撮影用TVカメラ16に投影されて、撮影用TV
カメラ16に被検眼Eの眼底Efの像(眼底像)を結像
させる。
【0044】この撮影用TVカメラ16からの映像信号
は演算制御回路20に入力される。そして、演算制御回
路20は、入力された映像信号を表示装置21に転送し
て、表示装置21に被検眼Eの眼底像をカラー表示させ
る。
【0045】この状態で、演算制御回路20により上述
した無散瞳の場合におけるようなアライメントを行わせ
ると共に、無散瞳の場合における場合と同様なフレア光
量の検出処理及び撮影処理をさせる様にすることもでき
る。 [D]オートモードによるフレア除去ができなかった場合
のマニュアル処理によるフレア除去 上述の[B],[C]の処理において、フレアが除去でき
ず、マニュアル処理のモードに入った場合には、検者は
表示装置21に表示された眼底像を観察しながら、スイ
ッチ22,23を操作することにより演算制御回路20
により駆動モータM2を正転又は逆転操作させながら、
照明光学系1の遮光板6cを光軸O方向に前後に移動さ
せることにより、遮光像6c′の縁部が図5に示したよ
うに水晶体後面Lbに一致するように、水晶体後面Lb
側に移動させ、有害反射光を除去させる。Laは水晶体
前面である。
【0046】また、遮光像6a′が角膜cから離れて、
遮光像6a′による遮光が不完全になり、有害反射光を
除去することが困難になる場合には、スイッチ24,2
5を操作することにより演算制御回路20により駆動モ
ータM2を正転又は逆転操作させながら、照明光学系1
の遮光板6aを光軸O方向に前後に移動させることによ
り、遮光像6a′の縁部が角膜cに一致するように、角
膜c側に移動させ、有害反射光を除去させる様にする。
【0047】この様にして有害反射光(フレア)が除去
された後、[A]の場合に演算制御回路20は、撮影スイ
ッチ26がオン操作されると、ソレノイドSを作動させ
てクイックリターンミラー13を観察光学系11aの結
像レンズ12とフィールドレンズ14aとの間から退出
させると共に、観察用光源2を消灯させ、撮影光源4を
点灯させる。また、[B]の場合に演算制御回路20は、
観察用光源2を消灯させ、撮影光源4を点灯させる。
【0048】この点灯状態において、撮影光源4から出
射した可視光(可視撮影光)は、第1のリレーレンズ
5,遮光手段6,第2のリレーレンズ7,穴あきミラー
8及び対物レンズ9を介して被検眼Eの眼底(被検眼眼
底)Efに投影され、眼底Efを照明する。
【0049】一方、眼底Efで反射した反射光は、対物
レンズ9,穴あきミラー8の中央の開口8a,結像レン
ズ12,クイックリターンミラー13,ダハプリズム1
4,フィールドレンズ14a,第1の撮影レンズ15を
介して撮影用TVカメラ16に投影されて、撮影用TV
カメラ16に被検眼Eの眼底Efの像(眼底像)を結像
させる。
【0050】この撮影用TVカメラ16からの映像信号
は演算制御回路20に入力される。そして、演算制御回
路20は、入力された映像信号を表示装置21に転送し
て、表示装置21に被検眼Eの眼底像をカラー表示させ
る。
【0051】この様にして撮影された眼底像をメモリM
に記憶させることにより、撮影が終了する。 [E]被検眼が白内障であるか或いは人工水晶体を有する
のが分かっている場合のフレア除去 <遮光像6b′,6a′,6c′が虹彩i,角膜c,水
晶体後面Lbと一致>被検眼Eが白内障であると分かっ
ている場合、或いは人工水晶体(人工レンズ)即ちIO
L(intraocular lens)を装着した眼であると最初から
分かっている場合には、モード切換スイッチMSを操作
して、アライメント終了後の遮光手段6の操作を以下の
様にして手動操作できるようにする。
【0052】図4はリングスリットにて照明された被検
眼前眼部の様子を示している。
【0053】図中、6b′,6a′,6c′は、それぞ
れ虹彩i,角膜c,水晶体Lの後面Lb(以下、水晶体
後面Lbと略)と略共役位置となる様に照明光学系1に
配置した遮光板6b,6a,6cによる遮光像である。
そして、照明光学系1による眼底Efの照明時に、遮光
像6b′と遮光線32,32及び遮光像6c′と遮光線
32,32で囲まれた部分が遮光部34,34となる。
従って、照明光束31が遮光部34,34の外を通って
被検眼Eの眼底Efを照明する。一方、眼底Efからの
反射光は、撮影光束33として遮光部34,34の部分
を通過した後、撮影光学系10の撮影光学系11aや観
察光学系11bに入射することになる。この様にして、
被検眼Eの虹彩i,角膜c,水晶体後面1bの各面での
有害反射光が撮影光束33中に入ることを防いでいる。
尚、この撮影光束33は、撮影光学系10の穴あきミラ
ー8の開口8a等によって決まる。 <遮光像6c′が水晶体後面Lbと不一致>しかし、図
5に示すように被検眼によっては、例えば水晶体Lの厚
さ及び後面の曲率半径が異なるために、遮光像6c′が
水晶体後面Lbから離れて、遮光像6c′による遮光が
不完全になり、有害反射光を除去することが困難にな
る。
【0054】そこで、遮光像6b′,6a′がそれぞれ
虹彩i,角膜cと略共役位置にした状態で、スイッチ2
2,23を操作することにより演算制御回路20により
駆動モータM2を正転又は逆転操作させながら、照明光
学系1の遮光板6cを光軸O方向に前後に移動させるこ
とにより、遮光像6c′の縁部が図4に示したように水
晶体後面Lbに一致するように、水晶体後面Lb側に移
動させ、有害反射光を除去させる。Laは水晶体前面で
ある。
【0055】尚、遮光像6a′が角膜cから離れて、遮
光像6a′による遮光が不完全になり、有害反射光を除
去することが困難になる場合には、スイッチ24,25
を操作することにより演算制御回路20により駆動モー
タM2を正転又は逆転操作させながら、照明光学系1の
遮光板6aを光軸O方向に前後に移動させることによ
り、遮光像6a′の縁部が角膜cに一致するように、角
膜c側に移動させ、有害反射光を除去させる様にする。
【0056】また、水晶体Lの厚さ及び後面の曲率半径
が異なるために、遮光像6a′,6c′が角膜c及び水
晶体後面Lbからそれぞれ離れて、遮光像6a′,6
c′による遮光が不完全になり、有害反射光を除去する
ことが困難になる場合には、遮光板6a,6cをそれぞ
れ上述したように光軸方向に移動させる。 (その他1)また、より広範囲の眼底を撮影するため
に、被検眼Eを図示しない固視標により視線誘導する場
合がある。図6はこの場合の被検眼Eの前眼部の様子を
示したものであり、図6中実線35は視軸を表す。
【0057】この場合、角膜c及び水晶体後面Lbの曲
率半径が眼球(被検眼E)の回旋中心40と異なるた
め、前述の水晶体Lの形状が異なる場合と同様に有害反
射光の除去が困難となる。即ち、遮光像6a′,6c′
が角膜c及び水晶体後面Lbから離反する。ここで、上
述したように遮光板6a及び6bは、内側の遮光部Ra
と外側のリング状の遮光部Rb間にリングスリットRs
が形成されている。尚、有害反射光の発する方向は被検
眼の回旋方向と対応している。
【0058】この結果、図7(a)に示すように遮光部
Raに円弧状突部aを有害反射光の発生する方向に突出
させた遮光板6′aを設けるか、図7(b)に示すよう
に遮光部Raを有害反射光の発生する方向に偏心させた
遮光板6′cを設けることにより、遮光板6′a,6′
cの径をなるべく小さくすることが可能であり、被検眼
Eが小瞳孔である場合に有効である。この様に遮光部R
aの一部に光軸Oに対して偏心した突部aを設けるか又
は遮光部Raの全体を光軸Oに対して偏心させることに
より、図7(a),図7(b)の遮光板6′a,6′c
は偏心遮光板(偏心遮光手段)となる。
【0059】また、被検眼Eの誘導方向は任意の方向と
なるので、円弧状突部aや遮光部Raの偏心方向が被検
眼Eの回旋方向と一致するように、遮光板Eを照明光学
系1の光軸回りに図示しないパルスモータ等の駆動モー
タで回転させる様にする。この際の制御は演算制御回路
20により行わせる。
【0060】従って、図1(b)に示した遮光板6a,
6cと図7(a)又は図7(b)に示した構成を有する
遮光板6′a,6′cを用意しておいて、被検眼Eを上
述したように回旋させない場合には、図1(b)に示し
た遮光板6a,6cを用いる。また、被検眼Eを回旋さ
せる場合には、図1(b)に示した遮光板6aを図7
(a)又は図7(b)に示した構成を有する遮光板6′
aに切り替え、図1(b)に示した遮光板6cを図7
(a)又は図7(b)に示した構成を有する遮光板6′
cに切り替える様にすると良い。
【0061】尚、補足すると、遮光部Raの径を単純に
大きくした場合、被検眼Eの有効反射光の除去は可能で
あるが、照明光束の外側を被検眼瞳孔、内側を遮光物に
より制限されるため、被検眼眼底が充分に照明されない
場合が存在する。 (その他2)また、被検眼の角膜c、虹彩i、水晶体後
面Lbからの有害反射光が撮影光束33に入った場合、
撮影像にフレアが生じる。フレアは眼底像の周辺に表れ
るため、検者は表示装置(観察モニター)21のフレア
像を観察しながら、フレアが無くなるようにスイッチ2
2,23及び24,25をオン操作して、駆動モータM
1,M2をそれぞれ正転又は逆転させることにより、遮
光板6a,6cを駆動モータM1,M2によりそれぞれ
光軸O方向に移動操作するとよい。
【0062】この様な検者による遮光板6a,6cの移
動操作により、検者は表示装置(観察モニター)21上
のフレア像が消えたことを確認し、撮影スイッチ26を
オン操作して撮影を行う。
【0063】被検眼Eを上述したように回旋させる場合
には、図1(b)に示した遮光板6aを図7(a)又は
図7(b)に示した構成を有する遮光板6′aに切り替
え、図1(b)に示した遮光板6cを図7(a)又は図
7(b)に示した構成を有する遮光板6′cに切り替え
る様にする。しかも、この状態で、検者は表示装置(観
察モニター)21のフレア像を観察しながら、フレアが
無くなるようにスイッチ22,23及び24,25をオ
ン操作して、駆動モータM1,M2をそれぞれ正転又は
逆転させることにより、遮光板6′a,6′cを駆動モ
ータM1,M2によりそれぞれ光軸O方向に移動操作す
るとよい。尚、この場合もその他1で示すように遮光板
6′a,6′cを光軸回りに回転させる。 (その他3)上述した実施例では、検者が表示装置(モ
ニター)21の状態を観察しながら、遮光板(絞り)6
a,6cを移動させる構成として説明したが、装置に周
辺部のフレアが検出できるように検出器を設けたり、表
示装置21の映像信号を基にフレアの状態を観察するよ
うな既知のフレア検出機構を設け、その出力結果を演算
制御回路20に入力させる。そして、演算制御回路20
が、フレア検出機構からの出力結果を基に、表示装置2
1の画面上にフレア検出状態の表示を補助的に行った
り、或いはフレア検出機構による出力結果がフレアを検
出しない状態となるように、フレア検出機構からの出力
結果を基に遮光板(絞り)6a,6cを自動的に光軸方
向に移動制御してもよい。
【0064】また、被検眼Eを上述したように回旋させ
る場合には、演算制御回路20により図1(b)に示し
た遮光板(同心遮光手段)6aを図7(a)又は図7
(b)に示した構成を有する遮光板(偏心遮光手段)
6′aに切り替え、図1(b)に示した遮光板(同心遮
光手段)6cを図7(a)又は図7(b)に示した構成
を有する遮光板(偏心遮光手段)6′cに切り替える様
にする。
【0065】しかも、演算制御回路20は、フレア検出
機構の出力結果を基に表示装置21の画面上にフレア検
出状態の表示を補助的に行ったり、或いはフレア検出機
構による出力結果がフレアを検出しない状態となるよう
に、フレア検出機構からの出力結果を基に遮光板(絞
り)6′a,6′cを自動的に光軸方向に移動制御して
もよい。尚、この場合もその他1で示すように遮光板
6′a,6′cを光軸回りに回転させる。 (その他4)また、実施例においては形状の異なる絞り
を入れ替えることとして説明したが、機械的な機構によ
り形状を変化させるようにしてもかまわない。 (その他5)また、例えば液晶のような位置及び透過率
を制御できるような素子を用いることにより、単純な構
成で自由な位置及び大きさ、形状の絞りが提示可能とな
る。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明
は、請求項1の発明は、被検眼の角膜,虹彩,水晶体後
面の少なくとも一つと共役にさせるフレア除去用の遮光
手段を介して前記被検眼の眼底を照明する照明光学系
と、前記被検眼を撮影する撮影光学系を有すると共に、
前記光学系を備える装置本体を前記被検眼に対してオー
トアライメントするオートアライメント機構と、前記オ
ートアライメント機構を作動制御する制御回路を備える
眼底カメラにおいて、前記撮影光学系に入射するフレア
の色を検出するフレア色検出手段が設けられ、前記オー
トアライメント機構による被検眼光軸方向のアライメン
ト状態を検出するZアライメント検出手段が設けられ、
前記遮光手段を前記照明光学系の光軸方向に駆動させる
駆動手段が設けられていると共に、前記制御回路は、前
記オートアライメント機構によるアライメントが完了し
たのを前記Zアライメント検出手段からの検出信号によ
り検知すると同時に、前記フレア色検出手段が所定光量
以上のフレアを検出したとき、前記フレアの色に応じて
前記被検眼が人工水晶体を入れた目であるか又は前記被
検眼が白内障であるかを判断して、この判断に基づいて
前記駆動手段の作動制御をするか否かを決定する様に設
定されている構成としたので、フレアの色に応じてフレ
ア除去作業を容易に行うことができる。
【0067】また、請求項2の発明は、請求項1に記載
の眼底カメラにおいて、前記制御回路は、前記フレアが
青色系の場合に前記被検眼が人工水晶体を入れた目であ
ると判断して、前記駆動手段を作動制御して前記遮光手
段を予め設定された所定量だけ前記照明光学系の光軸方
向に微動させる様に設定されている構成としたので、人
工水晶体に応じた量だけ遮光手段を移動制御して、フレ
ア除去作業を迅速且つ容易に行うことができる。
【0068】更に、請求項3の発明は、請求項1又は2
に記載の眼底カメラにおいて、前記制御回路は、前記オ
ートアライメント機構によるアライメントが完了したの
を前記Zアライメント検出手段からの検出信号により検
知すると同時に、前記フレア検出手段がフレアを検出し
たとき、前記駆動手段を作動制御して前記遮光手段を予
め設定された所定量だけ前記照明光学系の光軸方向に微
動させて、前記フレア検出手段によるフレア検出状態を
判断し、この判断により前記フレア検出手段が更にフレ
アを検出していないと判断したとき、前記撮影光学系に
よる被検眼の撮影を行うように設定されている構成とし
たので、アライメント完了時にフレアがあるか否かを確
認した上で、フレアがない状態の眼底撮影を確実に行う
ことができる。
【0069】また、請求項4の発明は、請求項3に記載
の眼底カメラにおいて、前記制御回路は、前記オートア
ライメント機構によるアライメントが完了したのを前記
Zアライメント検出手段からの検出信号により検知する
と同時に、前記フレア検出手段がフレアを検出したと
き、前記駆動手段を作動制御して前記遮光手段を予め設
定された所定量だけ前記照明光学系の光軸方向に微動さ
せて、前記フレア検出手段によるフレア検出状態を判断
し、この判断により前記フレア検出手段が更にフレアを
検出していると判断したとき、前記駆動手段を作動制御
して前記遮光手段を予め設定された所定範囲内において
前記照明光学系の光軸方向に移動させながら前記フレア
検出手段によるフレアの検出状態をオートサーチして、
複数の移動位置のフレア光量をメモリに順次記憶させた
後、前記遮光手段を前記メモリに記憶されたフレア光量
の少ない位置まで前記駆動手段により前記照明光学系の
光軸方向に移動させて、前記撮影光学系による被検眼の
撮影を行う様に設定されている構成としたので、フレア
を検出した場合でも、フレアを自動的に除去して眼底撮
影を行うことができる。
【0070】また、請求項5の発明は、請求項4に記載
の眼底カメラにおいて、前記制御回路は、前記オートア
ライメント機構によるアライメントが完了したのを前記
Zアライメント検出手段からの検出信号により検知する
と同時に、前記フレア検出手段がフレアを検出したと
き、前記駆動手段を作動制御して前記遮光手段を予め設
定された所定量だけ前記照明光学系の光軸方向に微動さ
せて、前記フレア検出手段によるフレア検出状態を判断
し、この判断により前記フレア検出手段が更にフレアを
検出していると判断したとき、前記駆動手段を作動制御
して前記遮光手段を予め設定された所定範囲内において
前記照明光学系の光軸方向に移動させながら前記フレア
検出手段によるフレアの検出状態をオートサーチして、
複数の移動位置のフレア光量をメモリに順次記憶させた
後、前記メモリに記憶された最も少ないフレア光量が所
定値以上のときには前記撮影光学系による被検眼の撮影
を中止して、手動撮影モードに切り換えるよう様に設定
されている構成としたので、フレアが除去できない場合
でも手動操作(マニュアル操作)により、フレア除去作
業を行って、フレアのない眼底撮影を確実に行うことが
できる。
【0071】更に、請求項6の発明は、請求項1に記載
の眼底カメラにおいて、前記制御回路は、前記フレアが
黄色系の場合に前記被検眼が白内障であると判断して、
前記撮影光学系による被検眼の撮影を中止して、手動撮
影モードに切り換えるよう様に設定されている構成とし
たので、白内障である場合の遮光手段の移動操作を迅速
且つ正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はこの発明にかかる眼底カメラの光学系
の説明図、(b)は(a)の遮光板の説明図である。
【図2】この発明に係る眼底カメラのZアライメント光
学系を示す説明図である。
【図3】図1(a)に示した眼底カメラの制御回路であ
る。
【図4】図1に示した被検眼の前眼部の拡大説明図であ
る。
【図5】図4に示した前眼部の角膜−水晶体後面の間隔
が大きい場合の作用説明図である。
【図6】図1に示した被検眼を固視標により回旋させた
ときの前眼部の拡大説明図である。
【図7】(a),(b)は図1に示した遮光板の他の例
を示す説明図である。
【符号の説明】
1・・・照明光学系 6・・・遮光手段 6a,6b,6c・・・(遮光手段,同心遮光手段) 6′a,6′c・・・遮光板(偏心遮光手段) 10・・・撮影光学系 16・・・カラーTVカメラ(フレア色検出手段) 20・・・演算制御回路(制御回路) c・・・角膜 E・・・被検眼 i・・・虹彩 La・・・水晶体前面 Lb・・・水晶体後面 M1,M2・・・駆動モータ(駆動手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検眼の角膜,虹彩,水晶体後面の少なく
    とも一つと共役にさせるフレア除去用の遮光手段を介し
    て前記被検眼の眼底を照明する照明光学系と、前記被検
    眼を撮影する撮影光学系を有すると共に、前記光学系を
    備える装置本体を前記被検眼に対してオートアライメン
    トするオートアライメント機構と、前記オートアライメ
    ント機構を作動制御する制御回路を備える眼底カメラに
    おいて、 前記撮影光学系に入射するフレアの色を検出するフレア
    色検出手段が設けられ、前記オートアライメント機構に
    よる被検眼光軸方向のアライメント状態を検出するZア
    ライメント検出手段が設けられ、前記遮光手段を前記照
    明光学系の光軸方向に駆動させる駆動手段が設けられて
    いると共に、 前記制御回路は、前記オートアライメント機構によるア
    ライメントが完了したのを前記Zアライメント検出手段
    からの検出信号により検知すると同時に、前記フレア色
    検出手段が所定光量以上のフレアを検出したとき、前記
    フレアの色に応じて前記被検眼が人工水晶体を入れた目
    であるか又は前記被検眼が白内障であるかを判断して、
    この判断に基づいて前記駆動手段の作動制御をするか否
    かを決定する様に設定されていることを特徴とする眼底
    カメラ。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の眼底カメラにおいて、前
    記制御回路は、前記フレアが青色系の場合に前記被検眼
    が人工水晶体を入れた目であると判断して、前記駆動手
    段を作動制御して前記遮光手段を予め設定された所定量
    だけ前記照明光学系の光軸方向に微動させる様に設定さ
    れていることを特徴とする眼底カメラ。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載の眼底カメラにおい
    て、前記制御回路は、前記オートアライメント機構によ
    るアライメントが完了したのを前記Zアライメント検出
    手段からの検出信号により検知すると同時に、前記フレ
    ア検出手段がフレアを検出したとき、前記駆動手段を作
    動制御して前記遮光手段を予め設定された所定量だけ前
    記照明光学系の光軸方向に微動させて、前記フレア検出
    手段によるフレア検出状態を判断し、この判断により前
    記フレア検出手段が更にフレアを検出していないと判断
    したとき、前記撮影光学系による被検眼の撮影を行うよ
    うに設定されていることを特徴とする眼底カメラ。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の眼底カメラにおいて、前
    記制御回路は、前記オートアライメント機構によるアラ
    イメントが完了したのを前記Zアライメント検出手段か
    らの検出信号により検知すると同時に、前記フレア検出
    手段がフレアを検出したとき、前記駆動手段を作動制御
    して前記遮光手段を予め設定された所定量だけ前記照明
    光学系の光軸方向に微動させて、前記フレア検出手段に
    よるフレア検出状態を判断し、この判断により前記フレ
    ア検出手段が更にフレアを検出していると判断したと
    き、前記駆動手段を作動制御して前記遮光手段を予め設
    定された所定範囲内において前記照明光学系の光軸方向
    に移動させながら前記フレア検出手段によるフレアの検
    出状態をオートサーチして、複数の移動位置のフレア光
    量をメモリに順次記憶させた後、前記遮光手段を前記メ
    モリに記憶されたフレア光量の少ない位置まで前記駆動
    手段により前記照明光学系の光軸方向に移動させて、前
    記撮影光学系による被検眼の撮影を行う様に設定されて
    いることを特徴とする眼底カメラ。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の眼底カメラにおいて、前
    記制御回路は、前記オートアライメント機構によるアラ
    イメントが完了したのを前記Zアライメント検出手段か
    らの検出信号により検知すると同時に、前記フレア検出
    手段がフレアを検出したとき、前記駆動手段を作動制御
    して前記遮光手段を予め設定された所定量だけ前記照明
    光学系の光軸方向に微動させて、前記フレア検出手段に
    よるフレア検出状態を判断し、この判断により前記フレ
    ア検出手段が更にフレアを検出していると判断したと
    き、前記駆動手段を作動制御して前記遮光手段を予め設
    定された所定範囲内において前記照明光学系の光軸方向
    に移動させながら前記フレア検出手段によるフレアの検
    出状態をオートサーチして、複数の移動位置のフレア光
    量をメモリに順次記憶させた後、前記メモリに記憶され
    た最も少ないフレア光量が所定値以上のときには前記撮
    影光学系による被検眼の撮影を中止して、手動撮影モー
    ドに切り換えるよう様に設定されていることを特徴とす
    る眼底カメラ。
  6. 【請求項6】請求項1に記載の眼底カメラにおいて、前
    記制御回路は、前記フレアが黄色系の場合に前記被検眼
    が白内障であると判断して、前記撮影光学系による被検
    眼の撮影を中止して、手動撮影モードに切り換えるよう
    様に設定されていることを特徴とする眼底カメラ。
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