JPH0117025B2 - - Google Patents
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- JPH0117025B2 JPH0117025B2 JP18592581A JP18592581A JPH0117025B2 JP H0117025 B2 JPH0117025 B2 JP H0117025B2 JP 18592581 A JP18592581 A JP 18592581A JP 18592581 A JP18592581 A JP 18592581A JP H0117025 B2 JPH0117025 B2 JP H0117025B2
- Authority
- JP
- Japan
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- gas
- valve
- supply
- combustor
- pressure
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Links
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims description 7
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 11
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 7
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 1
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23N—REGULATING OR CONTROLLING COMBUSTION
- F23N1/00—Regulating fuel supply
- F23N1/007—Regulating fuel supply using mechanical means
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Safety Valves (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Feeding And Controlling Fuel (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、大型ガス燃焼器の供給ガス圧降下
防止装置付きガス圧力調整器に関する。
防止装置付きガス圧力調整器に関する。
ガス給湯器等のガス燃焼器の大型化が普及して
きた昨今においては、例えば、高層集合住宅等で
多数の大型ガス燃焼器が設置された場合、その使
用時間帯が重なり使用率がピークに達したとき
は、ガス消費量にガス供給量が応じきれずガス供
給圧が降下して各戸の大型ガス燃焼器が本来の能
力を発揮できないのはもとより、その周辺、特
に、同一ガス供給経路で使用している小型の各種
ガス燃焼器にまで著しい影響を及ぼし正常な使用
が確保できない事態が生ずる。すなわち、大型ガ
ス燃焼器と小型の各種ガス燃焼器を同時に使用し
たり、小型の各種ガス燃焼器の使用中に大型ガス
燃焼器を使用し始めた場合等においては異常なガ
ス圧低下が起こり、特に、ガス消費量の少ない小
型の各種ガス燃焼器の吹き消え、逆火等の原因と
なり甚だ危険であつた。
きた昨今においては、例えば、高層集合住宅等で
多数の大型ガス燃焼器が設置された場合、その使
用時間帯が重なり使用率がピークに達したとき
は、ガス消費量にガス供給量が応じきれずガス供
給圧が降下して各戸の大型ガス燃焼器が本来の能
力を発揮できないのはもとより、その周辺、特
に、同一ガス供給経路で使用している小型の各種
ガス燃焼器にまで著しい影響を及ぼし正常な使用
が確保できない事態が生ずる。すなわち、大型ガ
ス燃焼器と小型の各種ガス燃焼器を同時に使用し
たり、小型の各種ガス燃焼器の使用中に大型ガス
燃焼器を使用し始めた場合等においては異常なガ
ス圧低下が起こり、特に、ガス消費量の少ない小
型の各種ガス燃焼器の吹き消え、逆火等の原因と
なり甚だ危険であつた。
この発明は、同一ガス供給経路に設置されてい
る大型ガス燃焼器と小型ガス燃焼器が同時に使用
されてガス消費量にガス供給量が応じきれない事
態が発生したときは、大型ガス燃焼器へのガス供
給量を最低許容ガス量に自動的に制限し、併用の
小型ガス燃焼器に影響を与えないようにして上記
従来の諸欠点を解消し安全性の向上を図つた大型
燃焼器の供給ガス圧降下防止装置付きガス圧力調
整器を提供しようとするものである。
る大型ガス燃焼器と小型ガス燃焼器が同時に使用
されてガス消費量にガス供給量が応じきれない事
態が発生したときは、大型ガス燃焼器へのガス供
給量を最低許容ガス量に自動的に制限し、併用の
小型ガス燃焼器に影響を与えないようにして上記
従来の諸欠点を解消し安全性の向上を図つた大型
燃焼器の供給ガス圧降下防止装置付きガス圧力調
整器を提供しようとするものである。
この発明は、上記目的を達成するために、大型
ガス燃焼器のガス供給経路に設けたガス圧力調整
器に、供給ガス圧がある一定圧以下に低下したと
き前記ガス圧力調整器の弁体を閉弁し、閉弁後は
前記ガス圧力調整器の弁室に設けたバイパス路に
より大型ガス燃焼器に最低許容ガス量を供給せし
め、これによつて同一ガス供給経路の小型ガス燃
焼器に影響を与えない流量となす供給ガス圧降下
防止装置を設けた技術的手段を採用したものであ
る。
ガス燃焼器のガス供給経路に設けたガス圧力調整
器に、供給ガス圧がある一定圧以下に低下したと
き前記ガス圧力調整器の弁体を閉弁し、閉弁後は
前記ガス圧力調整器の弁室に設けたバイパス路に
より大型ガス燃焼器に最低許容ガス量を供給せし
め、これによつて同一ガス供給経路の小型ガス燃
焼器に影響を与えない流量となす供給ガス圧降下
防止装置を設けた技術的手段を採用したものであ
る。
なお、ここにいう弁室とは、弁室に設けた区画
壁、弁室内に装備せる弁体及び区画壁と弁体の組
合わせ等を指すものとする。
壁、弁室内に装備せる弁体及び区画壁と弁体の組
合わせ等を指すものとする。
上記のように構成されたこの発明の大型ガス燃
焼器の供給ガス圧降下防止装置付きガス圧力調整
器にあつては、ガス消費量にガス供給量が応じき
れなくなつて供給ガス圧がある一定圧以下に低下
すると、供給ガス圧により開放されていた弁体が
閉弁する。しかして、閉弁後は大型ガス燃焼器へ
の供給ガス量はバイパス路からのガス量だけに絞
られる。このバイパス路の通過ガス量は大型ガス
燃焼器がその燃焼を維持できる最低許容ガス量と
なつていて大型ガス燃焼器に影響を与えず、しか
も、大型ガス燃焼器への供給ガス量が絞られるこ
とによつて同一ガス供給経路の小型ガス燃焼器に
もその燃焼が維持できるガス量が供給されて何ら
影響を与えない。
焼器の供給ガス圧降下防止装置付きガス圧力調整
器にあつては、ガス消費量にガス供給量が応じき
れなくなつて供給ガス圧がある一定圧以下に低下
すると、供給ガス圧により開放されていた弁体が
閉弁する。しかして、閉弁後は大型ガス燃焼器へ
の供給ガス量はバイパス路からのガス量だけに絞
られる。このバイパス路の通過ガス量は大型ガス
燃焼器がその燃焼を維持できる最低許容ガス量と
なつていて大型ガス燃焼器に影響を与えず、しか
も、大型ガス燃焼器への供給ガス量が絞られるこ
とによつて同一ガス供給経路の小型ガス燃焼器に
もその燃焼が維持できるガス量が供給されて何ら
影響を与えない。
以下この発明の実施例を図面に基づき説明す
る。
る。
第1図はこの発明の一実施例を示した概略構成
図であつて、弁機能部Eとガス圧調整機能部Fを
別体に構成し、これらを連結管Cで接続連通せし
たもので、弁機能部Eは弁筐1内にダイヤフラム
2を張設し、その正圧室3にガス供給口4を連通
させるとともに、外気に連通する背圧室5には予
め決められた一定のバネ圧をもつばね6を介装し
てダイヤフラム2を正圧室側へ付勢せしめ、か
つ、正圧室3を区画壁7によりガス流入側3aと
ガス流出側3bに区画し、該区画壁7にバイパス
路8を穿つとともに、区画壁7に設けた弁孔9に
ダイヤフラム2と弁軸10を介して連動する弁体
11を関連させて弁体11の上下動で弁孔9の開
度が大小に変換しうるようになし、かつ、前記ば
ね6のばね圧と供給ガス圧P1との関係が ばね圧≧P1×A0(A0=ダイヤフラム2の有効面
積)のとき弁体11が弁孔9を閉じ、供給ガス圧
P1が上昇して ばね圧<P1×A0 になつたとき、弁孔9を開くよう機能する弁装置
を構成している。ここで、バイパス路8の開口面
積は供給ガス圧が、例えば、水柱50mmに低下した
場合に大型ガス燃焼器を使用しても該大型ガス燃
焼器がその燃焼を維持できる最低許容ガス量が流
れる大きさとし、しかも、大型ガス燃焼器へのガ
ス量の制限により同一ガス供給経路の小型ガス燃
焼器にも影響を及ぼさないガス量が流れる。従つ
て、この実施例の場合、上記弁機能部Eは供給ガ
ス圧P1が50mm以上になつたとき、弁体11が該
供給ガス圧に応動するダイヤフラム2と共動して
開弁し、それ以下では閉弁するようにばね6のば
ね圧を調整するものである。
図であつて、弁機能部Eとガス圧調整機能部Fを
別体に構成し、これらを連結管Cで接続連通せし
たもので、弁機能部Eは弁筐1内にダイヤフラム
2を張設し、その正圧室3にガス供給口4を連通
させるとともに、外気に連通する背圧室5には予
め決められた一定のバネ圧をもつばね6を介装し
てダイヤフラム2を正圧室側へ付勢せしめ、か
つ、正圧室3を区画壁7によりガス流入側3aと
ガス流出側3bに区画し、該区画壁7にバイパス
路8を穿つとともに、区画壁7に設けた弁孔9に
ダイヤフラム2と弁軸10を介して連動する弁体
11を関連させて弁体11の上下動で弁孔9の開
度が大小に変換しうるようになし、かつ、前記ば
ね6のばね圧と供給ガス圧P1との関係が ばね圧≧P1×A0(A0=ダイヤフラム2の有効面
積)のとき弁体11が弁孔9を閉じ、供給ガス圧
P1が上昇して ばね圧<P1×A0 になつたとき、弁孔9を開くよう機能する弁装置
を構成している。ここで、バイパス路8の開口面
積は供給ガス圧が、例えば、水柱50mmに低下した
場合に大型ガス燃焼器を使用しても該大型ガス燃
焼器がその燃焼を維持できる最低許容ガス量が流
れる大きさとし、しかも、大型ガス燃焼器へのガ
ス量の制限により同一ガス供給経路の小型ガス燃
焼器にも影響を及ぼさないガス量が流れる。従つ
て、この実施例の場合、上記弁機能部Eは供給ガ
ス圧P1が50mm以上になつたとき、弁体11が該
供給ガス圧に応動するダイヤフラム2と共動して
開弁し、それ以下では閉弁するようにばね6のば
ね圧を調整するものである。
次に、ガス圧調整機能部Fは上記弁機能部Eと
略同様の構造となつており、弁筐12内にダイヤ
フラム13を張設し、その正圧室14に連結管C
を接続連通させるとともに、外気と連通する背圧
室15には一定のばね圧をもつばね16を介装し
てダイヤフラム13を正圧室側へ付勢せしめ、か
つ、正圧室14を区画壁17によりガス流入側1
4aとガス流出側14bに区画し、該区画壁17
に穿つた弁孔18にダイヤフラム13と弁軸19
を介して連動するガバナ弁20を関連させて、弁
孔18とガバナ弁20の開度を供給ガス圧に応じ
て広狭に自動調節し、常に一定のガス量をガス流
出口21からメインガスバーナへ供給できるよう
になしている。
略同様の構造となつており、弁筐12内にダイヤ
フラム13を張設し、その正圧室14に連結管C
を接続連通させるとともに、外気と連通する背圧
室15には一定のばね圧をもつばね16を介装し
てダイヤフラム13を正圧室側へ付勢せしめ、か
つ、正圧室14を区画壁17によりガス流入側1
4aとガス流出側14bに区画し、該区画壁17
に穿つた弁孔18にダイヤフラム13と弁軸19
を介して連動するガバナ弁20を関連させて、弁
孔18とガバナ弁20の開度を供給ガス圧に応じ
て広狭に自動調節し、常に一定のガス量をガス流
出口21からメインガスバーナへ供給できるよう
になしている。
第2図及び第3図はこの発明の異なる実施例を
示した概略構成図であつて、弁機能部Eとガス圧
調整機能部Fを1つの筐体内に組込んだもので、
先の実施例と同一部分は同一の符号を用いて以下
に説明する。第2図の実施例においては、ダイヤ
フラム2と弁軸10を介して連動する弁体11に
バイパス路8を穿ち、かつ、該弁体11を区画壁
7の弁座9aに接離するよう関連させて、ばね6
のばね圧と供給ガス圧P1との関係が ばね圧≧P1×A0 のとき閉弁し ばね圧<P1×A0 のとき開弁する弁装置を構成するとともに、弁軸
10の先端にはガス圧調整弁20を備え区画壁7
の弁孔18に関連させたガス圧調整装置を設けて
供給ガス圧の増加にともない弁体11がダイヤフ
ラム2により引き上げられ弁座9aから離れて開
放されると供給ガス量が増加し、同時にガス圧調
整弁20も上昇して弁孔18との開度を絞つてメ
インガスバーナへの供給ガス量の自動調節を行う
ようになつている。また、第3図の実施例におい
ては、ダイヤフラム2と弁軸10を介して連動す
る弁体11と区画壁7の弁孔18との間にバイパ
ス路に相当する隙間8′を形成せしめるとともに
弁体11と弁孔9とでばね6と供給ガス圧P1と
の関係が ばね圧≧P1×A0 のとき前記隙間8′を残して閉弁し ばね圧<P1×A0 のとき開弁する弁装置を構成し、かつ、弁軸10
の先端に備えたガス圧調整弁20も弁孔9に関連
させてガス圧調整装置とし、供給ガス圧の変動に
より供給ガス量が増減変化してもメインガスバー
ナへの供給ガス量を自動調節する構造となしてい
る。
示した概略構成図であつて、弁機能部Eとガス圧
調整機能部Fを1つの筐体内に組込んだもので、
先の実施例と同一部分は同一の符号を用いて以下
に説明する。第2図の実施例においては、ダイヤ
フラム2と弁軸10を介して連動する弁体11に
バイパス路8を穿ち、かつ、該弁体11を区画壁
7の弁座9aに接離するよう関連させて、ばね6
のばね圧と供給ガス圧P1との関係が ばね圧≧P1×A0 のとき閉弁し ばね圧<P1×A0 のとき開弁する弁装置を構成するとともに、弁軸
10の先端にはガス圧調整弁20を備え区画壁7
の弁孔18に関連させたガス圧調整装置を設けて
供給ガス圧の増加にともない弁体11がダイヤフ
ラム2により引き上げられ弁座9aから離れて開
放されると供給ガス量が増加し、同時にガス圧調
整弁20も上昇して弁孔18との開度を絞つてメ
インガスバーナへの供給ガス量の自動調節を行う
ようになつている。また、第3図の実施例におい
ては、ダイヤフラム2と弁軸10を介して連動す
る弁体11と区画壁7の弁孔18との間にバイパ
ス路に相当する隙間8′を形成せしめるとともに
弁体11と弁孔9とでばね6と供給ガス圧P1と
の関係が ばね圧≧P1×A0 のとき前記隙間8′を残して閉弁し ばね圧<P1×A0 のとき開弁する弁装置を構成し、かつ、弁軸10
の先端に備えたガス圧調整弁20も弁孔9に関連
させてガス圧調整装置とし、供給ガス圧の変動に
より供給ガス量が増減変化してもメインガスバー
ナへの供給ガス量を自動調節する構造となしてい
る。
上記構成の供給ガス圧降下防止装置付きガス圧
力調整器は大型ガス燃焼器のガス入口に装着す
る。弁機能部Eにおける流出側3bの二次圧を
P2とすれば、供給ガス圧P1と二次圧P2との関係
は第4図のようにバイパス路8による点線Aと、
供給ガス圧が50mmの点より立ち上がる点線Bとの
合成としての実線Cで表されることになる。さら
に、実線Cで表されたガス圧はガス圧調整機能部
Fにおいて第5図a曲線のような特性曲線に変換
され、最終的には大型ガス燃焼器への供給ガス圧
P3は該器具の通常使用ガス圧の範囲で安定する
ことになる。これをさらに具体的に説明すると、
同一ガス供給経路中に大型ガス燃焼器と小型ガス
燃焼器が設置されている場合において、ガス消費
量にガス供給量が応じきれなくなつて供給ガス圧
P1がある一定圧(例えば、50mm)以下に低下す
ると、供給ガス圧P1により持ち上げられていた
ダイヤフラム2はばね6のばね圧により降下する
ので、弁体11も弁軸10を介して降下し弁孔9
との開度(間隙)を順次狭め、遂には弁孔9を閉
塞するから、閉塞後はバイパス路8によりそのガ
ス量を小型ガス燃焼器に影響を与えない程度にま
で大型ガス燃焼器への供給ガス量を絞る。このと
き、バイパス路8の通過ガス量は大型ガス燃焼器
の最低許容ガス量となついるから、弁孔9が全閉
となつてもガス圧は50mmであるため他の小型燃焼
器にはもちろん大型ガス燃焼器にも何ら影響を与
えない。なぜなら、第5図において大型ガス燃焼
器へのガス圧はP1が50mmに降下して弁体11が
閉弁しても、他の小型燃焼器に影響を及ぼさず
に、しかも、それぞれの器具が燃焼を維持できる
ガス圧P′になるようバイパス路8が設計されてい
るからである。
力調整器は大型ガス燃焼器のガス入口に装着す
る。弁機能部Eにおける流出側3bの二次圧を
P2とすれば、供給ガス圧P1と二次圧P2との関係
は第4図のようにバイパス路8による点線Aと、
供給ガス圧が50mmの点より立ち上がる点線Bとの
合成としての実線Cで表されることになる。さら
に、実線Cで表されたガス圧はガス圧調整機能部
Fにおいて第5図a曲線のような特性曲線に変換
され、最終的には大型ガス燃焼器への供給ガス圧
P3は該器具の通常使用ガス圧の範囲で安定する
ことになる。これをさらに具体的に説明すると、
同一ガス供給経路中に大型ガス燃焼器と小型ガス
燃焼器が設置されている場合において、ガス消費
量にガス供給量が応じきれなくなつて供給ガス圧
P1がある一定圧(例えば、50mm)以下に低下す
ると、供給ガス圧P1により持ち上げられていた
ダイヤフラム2はばね6のばね圧により降下する
ので、弁体11も弁軸10を介して降下し弁孔9
との開度(間隙)を順次狭め、遂には弁孔9を閉
塞するから、閉塞後はバイパス路8によりそのガ
ス量を小型ガス燃焼器に影響を与えない程度にま
で大型ガス燃焼器への供給ガス量を絞る。このと
き、バイパス路8の通過ガス量は大型ガス燃焼器
の最低許容ガス量となついるから、弁孔9が全閉
となつてもガス圧は50mmであるため他の小型燃焼
器にはもちろん大型ガス燃焼器にも何ら影響を与
えない。なぜなら、第5図において大型ガス燃焼
器へのガス圧はP1が50mmに降下して弁体11が
閉弁しても、他の小型燃焼器に影響を及ぼさず
に、しかも、それぞれの器具が燃焼を維持できる
ガス圧P′になるようバイパス路8が設計されてい
るからである。
また、第5図の曲線bは本願の装置を設けない
通常のガス圧調整装置のみを装着した場合におけ
るガス圧特性曲線であつて、この場合と本願との
差異は次のように説明される。すなわち、b曲線
によれば、供給ガス圧P1が50mmに降下すると、
当該大型ガス燃焼器にはP″というガス圧が供給
され、当該器具はさほど燃焼出力を落とすことな
く燃焼するが、そのために他の小型燃焼器へのガ
ス供給が犠性になることは免れないのである。
通常のガス圧調整装置のみを装着した場合におけ
るガス圧特性曲線であつて、この場合と本願との
差異は次のように説明される。すなわち、b曲線
によれば、供給ガス圧P1が50mmに降下すると、
当該大型ガス燃焼器にはP″というガス圧が供給
され、当該器具はさほど燃焼出力を落とすことな
く燃焼するが、そのために他の小型燃焼器へのガ
ス供給が犠性になることは免れないのである。
この発明は以上説明したように、同一ガス供給
経路中に大型ガス燃焼器と小型ガス燃焼器が設置
され、大型ガス燃焼器とともに小型ガス燃焼器を
同時使用する場合あるいは小型ガス燃焼器を使用
中に大型ガス燃焼器の使用を始めた場合等におい
て、低下したガス圧の圧力レベルにおいて、大型
ガス燃焼器への供給ガス量を最低許容ガス量に絞
ることによつて小型ガス燃焼器へのガス量を回復
せしめるから、同一ガス供給経路中の各種ガス燃
焼器の安全な使用が確保できる効果がある。
経路中に大型ガス燃焼器と小型ガス燃焼器が設置
され、大型ガス燃焼器とともに小型ガス燃焼器を
同時使用する場合あるいは小型ガス燃焼器を使用
中に大型ガス燃焼器の使用を始めた場合等におい
て、低下したガス圧の圧力レベルにおいて、大型
ガス燃焼器への供給ガス量を最低許容ガス量に絞
ることによつて小型ガス燃焼器へのガス量を回復
せしめるから、同一ガス供給経路中の各種ガス燃
焼器の安全な使用が確保できる効果がある。
第1図はこの発明の一実施例を示す概略構成
図、第2図及び第3図は異なる実施例の概略構成
図、第4図はこの発明の特性曲線を示すグラフ、
第5図はガバナ特性を示したグラフである。 P1……供給ガス圧、1……弁筐、2……ダイ
ヤフラム、6……ばね、7……区画壁、8……バ
イパス路、9……弁孔、11……弁体。
図、第2図及び第3図は異なる実施例の概略構成
図、第4図はこの発明の特性曲線を示すグラフ、
第5図はガバナ特性を示したグラフである。 P1……供給ガス圧、1……弁筐、2……ダイ
ヤフラム、6……ばね、7……区画壁、8……バ
イパス路、9……弁孔、11……弁体。
Claims (1)
- 1 大型ガス燃焼器のガス供給経路に設けたガス
圧力調整器に、供給ガス圧がある一定圧以下に低
下したとき前記ガス圧力調整器の弁体を閉弁し、
閉弁後は前記ガス圧力調整器の弁室に設けたバイ
パス路により大型ガス燃焼器に最低許容ガス量を
供給せしめ、これによつて同一ガス供給経路の小
型ガス燃焼器に影響を与えない流量となす供給ガ
ス圧降下防止装置を設けたことを特徴とする大型
ガス燃焼器の供給ガス圧降下防止装置付きガス圧
力調整器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18592581A JPS5888273A (ja) | 1981-11-19 | 1981-11-19 | 大型ガス燃焼器の供給ガス圧降下防止装置付きガス圧力調整器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18592581A JPS5888273A (ja) | 1981-11-19 | 1981-11-19 | 大型ガス燃焼器の供給ガス圧降下防止装置付きガス圧力調整器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5888273A JPS5888273A (ja) | 1983-05-26 |
JPH0117025B2 true JPH0117025B2 (ja) | 1989-03-28 |
Family
ID=16179269
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18592581A Granted JPS5888273A (ja) | 1981-11-19 | 1981-11-19 | 大型ガス燃焼器の供給ガス圧降下防止装置付きガス圧力調整器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5888273A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2708085B1 (fr) * | 1993-07-23 | 1996-05-24 | Cerem | Dispositifs d'injection et de régulation pour brûleurs atmosphériques à gaz fonctionnant à faible pression nominale. |
-
1981
- 1981-11-19 JP JP18592581A patent/JPS5888273A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5888273A (ja) | 1983-05-26 |
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