JPH0531392Y2 - - Google Patents

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JPH0531392Y2
JPH0531392Y2 JP1352288U JP1352288U JPH0531392Y2 JP H0531392 Y2 JPH0531392 Y2 JP H0531392Y2 JP 1352288 U JP1352288 U JP 1352288U JP 1352288 U JP1352288 U JP 1352288U JP H0531392 Y2 JPH0531392 Y2 JP H0531392Y2
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fuel
valve
pressure
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burner
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  • Feeding And Controlling Fuel (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ボイラの燃油流量の制御に適用され
る、燃油供給システムに関する。
〔従来の技術〕
第3図に従来のボイラの燃油供給システムの一
例を示す。この図において、バーナ1に連結され
た燃油供給管13に燃油ポンプ11が設置され、
同燃油ポンプ11の下流の上記燃油供給管13の
途中に、燃油流量制御弁6と最低燃油圧力保持弁
4とが互いに並列に配置されている。なお図中2
は燃油遮断弁、3は燃油再循環弁、7は燃油加熱
器、8は安全弁、9は燃油ポンプ吐出圧力制御
弁、10はポンプ自動切替圧力スイツチ、12は
補助ボイラ、14は燃油循環管である。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来のボイラには、最低燃油圧力保持弁4と燃
油流量制御弁6を並列に装備したため、次の様な
不具合があつた。
(1) バーナ点火時、燃油再循環弁3が閉となる
が、この時配管内燃油圧力が急上昇し、燃油加
熱器安全弁8が作動する。すなわち、燃油再循
環中は燃油圧力が低くなるのに反し、燃油再循
環弁が閉となると、急激に燃油圧力が上昇し、
燃油ポンプ吐出圧力制御弁9の作動前に、燃油
ポンプ11下流の燃油加熱器7の安全弁8が吹
き出してしまうのである。
安全弁が吹くと燃油が飛散し、安全弁の周囲
が汚れる。また燃油は引火し易いので、機関室
内に燃油が飛散すると火災の原因となる。
(2) バーナ消火時、燃油再循環弁が開くが、この
時急激に燃油圧力が低下し燃油ポンプが1号か
ら2号へ自動的に切替わり、ホンプ吐出圧力低
という警報が出るという不具合がある。これは
上記(1)と逆で、燃油再循環に入るとき、燃油再
循環弁が開いた瞬間、燃油ポンプ下流の燃油圧
力が急減し、ポンプ自動切替圧力スイツチ10
が作動するためである。
上記(1),(2)は、いずれも燃油圧力の変動に起因
するものであるので、従来は燃油ポンプ吐出圧力
の変動を極力小さくするため、次のような対策を
行つていた。
(1) 燃油の供給ラインにボリユームチヤンバー
(アキユムレーター)を設け、バーナ点火、消
火時の燃油圧力変動を吸収する。
(2) 循環弁及び遮断弁にスピードコントローラを
設け、急激な弁開閉が生じないよう調整する。
しかしながらこれらの対策は、コストが高く、
また据付スペースが必要、さらに調整が困難等、
使用上問題があつた。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は前記従来の課題を解決するために、バ
ーナに連結された燃油供給管に燃油ポンプが設置
され、同燃油ポンプの下流の上記燃油供給管の途
中に燃油流量制御弁と最低燃油圧力保持弁とが互
いに並列に配置されるとともに、それら燃油流量
制御弁と最低燃油圧力保持弁との下流が燃油再循
環弁を備えた燃油循環管によつて上記燃油ポンプ
の上流に接続されている燃油供給装置において、
上記最低燃油圧力保持弁の下流に、燃油再循環時
にバーナの最低油圧と同一の圧損を有するオリフ
イスが設けられたことを特徴とする燃油圧力変動
防止装置を提案するものである。
〔作用〕
本考案においては、上記のように最低燃油圧力
保持弁の下流にオリフイスを挿入したので、常に
燃油配管に適当な圧力を持たせ、燃油ポンプ吐出
圧力の急激な変動を回避することができる。
〔実施例〕
第1図に本考案の一実施例を示す。図中、前記
第3図により説明した従来の燃油供給システムと
同様の部分については、同一の符号を付けて詳し
い説明を省略する。
本実施例においては、最低燃油圧力保持弁4の
下流にオリフイス5が設けられている。オリフイ
スの選定は、燃油再循環時にバーナの最低油圧と
同一(一般的に約2.0Kg/cm2程度)の圧損を有す
るようなオリフイスを径とする。
次に本実施例の作用について説明する。
1 バーナ点火時、燃油再循環弁3が閉じても、
オリフイス5により燃油配管に抵抗が生じてい
るため、燃油ポンプ吐出圧力制御弁9は既に作
動しており、したがつて燃油ポンプ吐出圧力制
御弁9はスムーズに作動制御することができ
て、燃油加熱器7の安全弁8が作動することが
ない。
2 バーナ消火時、燃油再循環弁3が開いても、
燃油ポンプ11の下流の管路では、オリフイス
5により配管内に抵抗を有するため、燃油圧力
の急減が回避できる。したがつて、燃油圧力低
下によるポンプ自動切替が生じない。
上記のように本実施例においては、オリフイス
5を1枚追設するだけで、バーナ点消火時すなわ
ち循環弁3と遮断弁2の開閉時の燃油圧力の変動
を小さくすることができ、燃油圧力の安定供給が
可能となる。
本実施例における上記オリフイス5の径は、ボ
イラ蒸発量(燃油流量)により異なり、その選定
は、バーナ燃油最低油圧(このとき燃油流量制御
弁6は全閉となつている)が循環時に得られるよ
う、算定する。一例として55t/h舶用補助ボイ
ラのケースでは、次のような計算でオリフイス径
を算定する。
まず選定条件として、燃油再循環時(循環弁:
開、遮断弁:閉)のオリフイスの差圧が2.0Kg/
cm2(但し本値はボイラ及びバーナ型式により異な
る)、バーナ最低油圧燃焼時(循環弁:閉、遮断
弁:開)のオリフイスの圧損が0.05Kg/cm2とす
る。また55t/h(1本バーナ)のバーナ最小燃油
量を285Kg/hとする。
ΔP=(W2/W12×2.0 ここでΔP:最小燃油量時のオリフイス圧損
0.05Kg/cm2 W2:バーナ最小燃油量 285Kg/h W1:燃油再循環時の流量 したがつて そうすると第2図より、W1=1800Kg/h流量
時のオリフイス径はφ=7.5mmとなり、7.5mmのオ
リフイスを最低油圧保持弁の出口に装備すればよ
いことになる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、次の効果が奏せられる。
1 燃油圧力が安定供給される。
2 燃油加熱器および燃油ポンプの燃油圧力変動
による不具合が無くなる。
3 本オリフイスの製造は簡単である安価であ
る。
4 取り付けが簡単で、取り付けスペースも不
要。
5 困難な調整を必要としない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す図、第2図は
同じく燃油配管のオリフイス径と燃油流量の関係
を示す図、第3図は従来のボイラの燃料供給シス
テムの一例を示す図である。 1……バーナ、2……燃油遮断弁、3……燃油
再循環弁、4……最低燃油圧力保持弁、5……オ
リフイス、6……燃油流量制御弁、7……燃油加
熱器、8……安全弁、9……燃油ポンプ吐出圧力
制御弁、10……ポンプ自動切替圧力スイツチ、
11……燃油ポンプ、12……補助ボイラ、13
……燃油供給管、14……燃油循環管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. バーナに連結された燃油供給管に燃油ポンプが
    設置され、同燃油ポンプの下流の上記燃油供給管
    の途中に燃油流量制御弁と最低燃油圧力保持弁と
    が互いに並列に配置されるとともに、それら燃油
    流量制御弁と最低燃油圧力保持弁との下流が燃油
    再循環弁を備えた燃油循環管によつて上記燃油ポ
    ンプの上流に接続されている燃料供給装置におい
    て、上記最低燃油圧力保持弁の下流に、燃油再循
    環時にバーナの最低油圧と同一の圧損を有するオ
    リフイスが設けられたことを特徴とする燃油圧力
    変動防止装置。
JP1352288U 1988-02-05 1988-02-05 Expired - Lifetime JPH0531392Y2 (ja)

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JP1352288U JPH0531392Y2 (ja) 1988-02-05 1988-02-05

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JP1352288U JPH0531392Y2 (ja) 1988-02-05 1988-02-05

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JPH01123051U JPH01123051U (ja) 1989-08-22
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