JPH01169712A - 複合薄膜磁気ヘッド - Google Patents

複合薄膜磁気ヘッド

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JPH01169712A
JPH01169712A JP28369587A JP28369587A JPH01169712A JP H01169712 A JPH01169712 A JP H01169712A JP 28369587 A JP28369587 A JP 28369587A JP 28369587 A JP28369587 A JP 28369587A JP H01169712 A JPH01169712 A JP H01169712A
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JP
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magnetic head
track
magnetic
thin film
head
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JP28369587A
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Satoshi Yoshida
敏 吉田
Yoshiaki Kato
吉明 加藤
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は回転する可撓性磁気記録ディスクに信号の記録
再生を行なう磁気ヘッドに関し、特に詳細には上記磁気
記録ディスクに画像信号とともに音声、音楽等画像信号
以外の情報信号の記録再生を行なうことのできる複合磁
気ヘッドに関するものである。
(従来の技術) 可撓性磁気記録ディスクを記録媒体として1f11.s
だ磁気記録再生装置としては、あらかじめ画像信号か記
録されたi+J撓性磁性磁気記録ディスク転させてそこ
に記録された画像信号を静止画としてテレビジョン受像
機等の表示装置に再生する静止画+Ij生装置や、レン
ズを通して得られた被写体の像を電気15号に変換して
可撓性睡気記録ディスクに記録して静+L画としてテレ
ビジョン受像機等の表示装置に+lr生するいわゆる電
子スチルカメラ装置等か開発されている。
これらの磁気記jJ装置及び再生装置においては、画像
信号は環状トラックの1周に1フイ一ルド分か記録され
る。この1フイールドの画像信号により1枚の静止画を
再生する方法をフィールド記録lj生と称する。また、
2本の環状トラックに同一フレームの1フイールドずつ
をそれぞれ記録し、該2本の環状トラックからの画像信
号により1フレームを構成し1枚の静止画を再生する方
法をフレーム記録再生と称する。すなわち、フレーム記
録再生はフィールド記録再生に比し、2倍の環状トラッ
クを要し、可撓性磁気記録ディスクへ記録可能な静IE
画の枚数は半分となる。また、これら環状トラックは通
常60μm程度のトラック幅を有し、40μm程度の隙
間(ガートバンド)を介して同心円環状に形成されてい
る。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、静止画をテレビジョン受像機等に表示する場
合、画像信号に対応する音声や音楽等も同時に出力した
いという強い要求がある。
上記要求に対して、音声等、画像信号以外の情報信号を
時間的に圧縮して従来画像信号用に用いられていた環状
トラックの一部に記録し、該時間的に圧縮して記録され
た音声信号を元に伸長して再生する方式か提案されてい
るが、この様な方式では情報信号記録用に割り当てたト
ラック分だけ画像信号用トラックが少なくなるという不
都合が生ずるばかりでなく、再生時に、トラックに記録
されている信号が画像信号か音声等の他の情報信号かの
判別を行なう手段が必要となり、装置が複雑かつ高鉦な
ものとなる。
また画像信号用のトラック数が減少するのを防ぐために
、各環状トラックを隔てている隙間、いわゆるガートバ
ンドに情報信号を記録するようにし、情報信号と画像信
号を互いにアジマスを為すように記録する記録方式が特
開昭61−153803号により提案されている。しか
しながら、画像信号用磁気ヘッドと情報信号用磁気ヘッ
ドは、通常それぞれ独立して設けられているため、これ
らの磁気ヘッドのへラドタッチを、上記のような極めて
近接した位置において同時に良好に確保することは著し
く困難であり、また各磁気ヘッドのトラッキングを高精
度に行なうには複雑な機構が必要であるため、装置か複
雑なものとなり、大型化、高コスト化を招くという不都
合がある。また画像信号用と情報信号用の磁気ヘッドを
それぞれ設けた場合には両磁気ヘッドを厳密に位置調整
しなければならないため装置毎に各ヘッドの相対位置が
微妙に異なり、一方の装置で記録した磁気ディスクを、
他方の装置に再生する場合いわゆるトラッキングか困難
で再生出力及びS/N比の低下等の不都合か生じ、また
各ヘッドの交換が困難にもなり、事実上互換性がないも
のとなるといった実用上の重大な問題点もある。
そこで本発明は、上記問題点に鑑み、装置の大型化を招
くことな(高粘度なトラッキングを行なうことができ、
ヘッドタッチも良好であり、がっ画像信号用のトラック
数を減らすことなく画像信号と情報信号の両方を同一デ
ィスク上に記録再生することのできる磁気ヘッドを提供
することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 近年、高密度記録を行なう磁気ヘッドとして、基板上に
磁性層、導体層、および絶縁層を薄膜により積層してな
る薄膜型の磁気ヘッドが開発されている。本出願人は前
述した目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、画像信
号用磁気ヘッドと情報信号用磁気ヘッドを共に薄膜型の
ものとし、これらの磁気ヘッドを一体化させて複合薄膜
磁気ヘッドとすれば、上記目的を全て満足させる磁気ヘ
ッドが得られる可能性があることを見出すに至った。
上記知見に基づき、具体的な構造等についてさらに研究
を重ねた結果導き出された本発明の複合薄膜磁気ヘッド
は、薄膜磁気ヘッドである画像信号用等の第1の磁気ヘ
ッドと情報信号用等の第2の磁気ヘッドを一体的に備え
、両磁気ヘッドが互いに10°以上40°以下の相対ア
ジマスをなしてトラック幅方向に略隣接して設けられて
いることを特徴とするものである。
本複合薄膜磁気ヘッドは、前記第1の磁気ヘッドを画像
信号用&i気ヘッドとして用い、前記第2の磁気ヘッド
を音声等の情報信号用磁気ヘッドとして用いればよいこ
とは勿論であるが、両磁気ヘッドとも画像信号用に用い
てもよいし両磁気ヘッドとも情報信号用に用いてもよい
。また本複合薄膜磁気ヘッドは、画像信号をフィールド
記録再生し、音声等の情報信号を画像信号用トラックの
内周または外周側に隣接するトラックに記録再生する2
トラツクの磁気ヘッドであってもよいし、画像信号を2
本のトラックを用いてフレーム記録再生し、情報信号を
これらのトラックに挾まれたトラックに記録再生する3
トラツクの磁気ヘッド、あるいは画像信号をフレーム記
録再生し、2本の画像記録信号トラックに挾まれたトラ
ックおよび上記の2本のトラックの内周または外周側に
隣接するトラックに情報信号を記録再生する4トラツク
の磁気ヘッドのいずれであってもよい。また第1の磁気
ヘッドと第2の磁気ヘッドがトラック幅方向に略隣接し
ているとは、トラック幅を規定する摺動面上における磁
性層および絶縁層が、ディスク上に隣接してトラックを
形成するように配されていることを意味し、両磁気ヘッ
ドはトラックの幅方向と垂直な方向においては位置かず
れていてもよい。またディスク上に隣接して形成された
トラックがいずれかに重り合ったり、あるいはわずかな
間隙が存在するように両磁気ヘッドが配置されていても
差し支えない。また両磁気ヘッドは、合体層等、摺動面
から離れた部分は互いに一部重なり合っていてもよい。
また上記相対アジマス角とは第1の磁気ヘッドと第2の
磁気ヘッドのなす角度を意味するものである。
(作  用) 上記のような構成の複合薄膜磁気ヘッドによれば、第1
の磁気ヘッドおよび第2の磁気ヘッドをそれぞれ薄膜磁
気ヘッドとしたことにより、両ヘッドを相対的にアジマ
スをなしてトラック幅方向に互いに隣接するように一体
化することが容易に行なえ、相対アジマスをなすように
配された両磁気ヘッドは互いに隣接して一体化されてい
てもヘッド間のクロストークが増大するといった不都合
か生じない。また上記両ヘッドを一体化させたことによ
り、両ヘッドとも等しく良好なヘッドタッチが確保され
、また複雑な機構を必要とすることなくトラッキングを
高精度に行なうことができる。
さらに両ヘッドのギャップの相対位置および相対アジマ
ス角は高精度に設定することが比較的容易であるので互
換性を確実に得ることができる。
また上記相対アジマス角はあまり小さすぎるとアジマス
角を設けた効果がなくなり、前記両磁気ヘッド間のクロ
ストークが増大してしまうため好ましくない。クロスト
ークは実用的には一30d B以下に抑えることが望ま
れ、両ヘッド間の相対アジマス角θが10″以上であれ
ばクロストークを−30d B以下に抑えることができ
ることが判明した。
一方策1の磁気ヘッドと第2の磁気ヘッドの相対アジマ
ス角が大きすぎると再生出力が大きく低下してしまうと
いう不都合が生じる。形成されるトラック幅か一定であ
る場合のアジマス角の変化による再生出力の変化は、再
生信号の周波数か6MHzである場合を例にあげると第
7図のグラフに示すようになる。グラフから明らかなよ
うに、再生出力はアジマス角が大きくなるにしたかって
次第に低下し、特に40°を越えると急激に低下する。
従って第1の磁気ヘッドと第2の磁気ヘッドとも十分な
出力を得るためには、両ヘッドの相対アジマスは40°
以下であることが必要である。
本発明の複合薄膜磁気ヘッドは、第1の磁気ヘッドと第
2の磁気ヘッドの相対アジマスが10°以上400以下
であることによりクロストークを小さく抑えかつ両ヘッ
ドとも再生出力を十分に確保するこかできる。
(実 施 例) 以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する
第1図は本発明の一実施例による複合薄膜磁気ヘッドの
摺動面を示す正面図である。
本1夏合薄膜磁気ヘッド50は、2つの画像信号用磁気
ヘッド10.20と、1つの音声信号用磁気ヘッド30
をHしている。これら3つの磁気ヘッドl0120、3
0は、後に詳述するように、それぞれ薄膜により形成さ
れた薄膜磁気ヘッドであり、それぞれ上部磁性層11.
21.31と下部磁性層12.22.32により挾持さ
れた、絶縁層であるギャップ部13a。
23a 、 33aを可撓性磁気記録ディスクに摺接さ
せることにより画像または音声信号の記録再生を行なう
ようになっている。また、この複合薄膜磁気ヘッド50
に対するトラック長さ方向は矢印A方向であり、2つの
画像信号用磁気ヘッド10.20のアジマス角は0°で
あり音声信号用磁気ヘッド30の相対アジマス角θは2
00となっている。そして情報信号用磁気ヘッド30は
画像信号用磁気ヘッド10゜20のトラック幅Tv方向
において隣接するように配設されている。
この複合薄膜磁気ヘッド50は、画像信号をフレーム記
録再生する、3トラツクの複合薄膜磁気ヘッドであり、
第2図に示すように、可撓性磁気記録ディスク60には
、本磁気ヘッド50の2つの画像信号用磁気ヘッド10
.20により、それぞれ1フイールドずつ2本の画像信
号用トラック61.62に画像信号が記録され、この2
本の画像信号の間の、従来はガートバンドであった部分
には音声信号用磁気ヘッド30により音声(Z活用トラ
ック63が形成される。従ってこの曳合薄膜磁気ヘッド
50によれば、画像信号用のトラック数を減らすことな
く音声信号の記録再生が行なわれる。以下、第3図およ
び第4図を参照して上記複合薄膜磁気ヘッド50の構造
の詳細をその製造プロセスに基づいて説明する。
複合薄膜磁気ヘラt”5Qを製造する際には、まず第3
図(a)に示すように従来より公知の方法により2トラ
ツクの画像信号用磁気ヘッド10.20が薄膜により形
成される。第3図(a)のB−B線断面図である第4図
により、画像信号用磁気ヘッド20を例としてその形成
方法について説明すると、まず磁性フェライトからなる
基板24上にはセンダスト合金かスパッタリングされる
ことにより前記下部磁性層22が成膜される。
次にこの下部磁性層22上に絶縁材料である5I02お
よびコイルキイ料であるCuか公知の方法により適宜成
膜され、エツチング等により蝕刻されることにより図示
のような絶縁層23およびコイル導体25が形成される
。次いでこれらの積層体の上に、前記下部磁性層22と
同様にセンダスト合金がスパッタリング等によりさらに
成膜されて前記上部磁性層21が形成される。さらにこ
の上方に5tOzスパツタリングによって成膜され保護
層26が形成される。この保護層26は第4図に一点鎖
線で示す位置まで研磨されて平坦化され画像信号用磁気
ヘッド20か得られる。なお前記絶縁層23のうち、上
部磁性層21および下部磁性層22に挾持された部分が
前記ギャップ部23aとなる。またもう一方の画像信号
用磁気ヘッド10は、画像信号用磁気ヘッド20と同一
基板上に、前記下部磁性層22と一体に下部磁性層12
が形成された後、全く同様の工程により形成される。
一方、第3図(b)に示すように、前記基板24とは別
体の基板34上には、前述した画像信号用磁気ヘッド2
0と全く同様に上部磁性層31、下部磁性層32か導体
層、絶縁層とともに薄膜により積層され、音声信号用磁
気ヘッド30か形成される。なおこの音声信号用磁気ヘ
ッド30は、保護層36が平坦化された後、この保護層
3G上に低融点ガラス等の接着剤37を用いて非磁性フ
ェライトあるいはチタン酸バリウムよりなる保設板38
か接着される。この音声信号用磁気ヘッド30は、次い
で図中−点鎖線で示す位置で切断されて前記画像信号用
磁気へラド10.20との接合面39が形成される。な
お、この接合面39と基板34とのなす角度θが、情報
信号用磁気ヘッド30の前記画像信号用磁気ヘッドとの
相λ・Iアジマス角を決定し、本実施例においては角度
θが20°となるように接合面39が形成される。
上記き声(5号用磁気ヘッド30はさらに必要に応じて
切断加工された後、第3図(C)に示すようにその接合
面39か前記2トラツクの画像信号111磁気ヘッド1
0.20の保護層26上に載置され、低融点ガラス等の
接着剤40により接着される。このよう      ′
にして得られた複合薄膜磁気ヘッド50は必要に応して
摺動面加工が施されて完成される。
このyi=ミニ薄膜磁気ヘッド5おいて、第1図に示す
、画像信号用磁気ヘッド10.20のトラック幅Twは
ともに60μmとなっており、音ji (8号用磁気ヘ
ッド30のトラック幅Tw′は43μmとなっている。
またこれらの磁気ヘッド10.20.30のギャップ部
13a 、 23a 、 33aの厚みはそれぞれ0.
3μmとなっている。この磁気ヘッドを用いて、360
0rpmで回転する前記可撓性磁気記録ディスク上に画
像信号及び10秒間の音声信号の記録再生を行なった。
第5図は上記複合薄膜磁気ヘッド50により画像信号お
よび音声信号の記録再生を行なう回路を示すブロック図
である。
撮像系70から得られる静止画のカラー信号は、FM変
調器71A、71Bにより変調されて加算された後、ゲ
ート72を経て前記3トラツクの複合薄膜磁気ヘッド5
0中の画像信号用磁気ヘッド10.201:l:よって
磁気記録ディスク60に記録される。一方、マイク80
より得られた音声信号はアンプ81により増幅された後
、時間軸圧縮回路82により1/60秒に圧縮され、こ
の圧縮された音声信号は、FM変調器83を経て複合薄
膜磁気ヘッド50中の音声信号用磁気ヘッド30により
、磁気記録ディスク60の前述した音声信号用トラック
に記録される。また音声信号を再生する際には、磁気記
録ディスク60に記録された音声信号は同じく情報信号
用磁気ヘッド30により検出され、アンプ84によって
増幅された後、FM復調器85によりFM復1凋され、
時間軸伸張回路86により元の10秒間の音声信号に復
元される。この復元された音声信号はアンプ87を経て
音声信号として出力される。また磁気記録ディスク60
に記録された画像信号は、同じく画像信号用磁気ヘッド
10及び20によって検出され周知の再生糸(図示せず
)によって静止画としてテレビジョン受像機等の表示装
置に表示される。この静止画の再生の際、音声信号から
の妨害すなわちクロストークは一48d Bであり画面
の乱れは全く認められなかった。また逆に音声再生時に
画像信号からの雑音も全く認められなかった。さらに、
音声信号、画像信号とも再生時には十分な再生出力が得
られた。
さらに他の実施例として、画像信号用磁気ヘッドおよび
音声信号用磁気ヘッドの基板が非磁性フェライトからな
り、各磁気ヘッドとも上下磁性層がCo −Nb−Zr
非晶質磁性体かなり、画像信号用磁気ヘッドと情報信号
用磁気ヘッドとの相対アジマス角が30°であり、音声
信号用薄膜磁気ヘッドのトラック幅Tw’が46μmで
あり、それ以外は全て前述した実施例と同様の材質およ
び構造の3トラツクの複合薄膜磁気ヘッドを用い、2つ
の画像信号用磁気ヘッドのうちの一方を用いて磁気記録
ディスク上に画像信号をフィールド記録し、また音声信
号用薄膜磁気ヘッドを用いて画像信号用トラックに隣接
するトラックに音声信号を記録した。このように磁気デ
ィスク上に記録された画像信号および音声信号を、同じ
くこの複合薄膜磁気ヘッドにより再生したところ、画像
の乱れは全く無く、雑音および音声の再生出力の低下も
全く認められなかった。
このように本発明の複合薄膜磁気ヘッドによれば、画像
信号用磁気ヘッドと音声信号用磁気ヘッドをともに薄膜
磁気ヘッドにしたことにより、両磁気ヘッドをトラック
幅方向に隣接し、かつ所望の相対アジマスをなすように
容易に一体的に形成することができる。従って各磁気ヘ
ッドとも良好なヘッドタッチを確保し、高精度なトラッ
キングを行なうことができるとともにクロストークの増
大および再生出力の低下を防ぐことができる。なお、画
像信号用磁気ヘッドと音声信号用磁気ヘッドの相対アジ
マス角は109以上40°以下であればよいが、上記各
実施例に示したように、音声信号用磁気ヘッドが従来は
ガートバンドであった比較的幅の狭いトラックに記録再
生を行なうように形成される場合には、音声信号用磁気
ヘッドはその相対アジマス角にかかわらず画像信号用磁
気ヘッドに比べて再生出力が低下し易くなる。従ってそ
の場合は音声信号用磁気ヘッドの相対アジマス角を小さ
く抑えることが望ましく、35°以下に設定することが
好ましい。また相対アジマス角はI5゜以上であればよ
り好ましい。
また、以上3トラツクの複合薄膜磁気ヘッドを例に挙げ
て説明したか、本発明の複合薄膜磁気ヘッドは、第6図
(a)に示すように、互いに相対アジマス角を有し−ご
隣接する、1トラツクの画像信号用磁気ヘッド110と
、1トラツクの音声信号用磁気ヘッド130を有する2
トラツクの複合薄膜磁気ヘッドであってもよいし、第6
図(b)に示すように、2トラツクの画像信号用磁気ヘ
ッド210、 220および2トラツクの音声信号用磁
気ヘッド230. 240を有する4トラツクの磁気ヘ
ッドであってもよい。なお4トラツクの複合薄膜磁気ヘ
ッドの場合の音声は、2トラツクあるいは3トラツクの
複合薄膜磁気ヘッドに比べて2倍の時間の記録を行なう
かまたはステレオ記録を行なうことが可能となる。また
上記各実施例においては、画像信号以外の情報信号が音
声信号である場合を例として説明したが、情報信号は音
声信号に限らず、音楽、その他各種の情報信号であって
よいことは言うまでもない。また本複合薄膜磁気ヘッド
を構成する各薄膜磁気ヘッドの具体的な形状、材質は上
記実施例に示したものに限られるものではなく、例えば
導体層はそれぞれ一層ずつであってもよいし、基板を強
磁性体により形成して下部磁性層としての機能を併せ持
たせてもよい。さらには一方のトラックのヘッドが画像
信号用に、他方のトラックのヘッドが情報信号用にと限
定されることなく、いずれのトラックのヘッドとも画像
信号用に用いてもよく、またいずれのトラックのヘッド
とも画像信号以外の情報信号用に用いてもよいことは云
うまでもない。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように本発明の複合薄膜磁気ヘッド
によれば、画像信号用磁気ヘッドと情報信号用磁気ヘッ
ドを共に薄膜磁気ヘッドにより形成して一体化したこと
により、両ヘッドとも等しく良好なヘッドタッチが確保
されるとともに、トラッキングのために複雑な機構も必
要としないため、装置全体が大型化したり高コスト化す
るといった不都合が生じない。
また両ヘッドはIO″以上の相対アジマスをなしている
ことからクロストークも十分小さくすることができ、こ
のため従来の画像信号用トラック間のガートバンドを情
報信号用のトラックとして用いることが可能となり、画
像信号用のトラック数を減らすことなく情報信号の記録
再生を行なうことができる。さらに上記相対アジマス角
は40″以下となっているのでアジマスを設けたことに
より大きな出力低下が生じるといった不都合を回避する
ことができる。また各ヘッドは所定の位置に所定の相対
アジマスをなすように形成することが容易であるので互
換性に優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による複合薄膜磁気ヘッドの
摺動面を示す正面図、 第2図は可撓性磁気記録ディスクの概略平面図、第3図
(a)、(b)、(c)は第1図に示す複合薄膜磁気ヘ
ッドの構造をその製造プロセスに基づいて説明する斜視
図、 第4図は第3図(a)のB−B線断面図、第5図は画像
信号および音声信号の記録再生回路のブロック図、 第6図(a)、(b)は本発明の他の実施例による複合
薄膜磁気ヘッドの摺動面を示す正面図、第7図はアジマ
ス角と再生出力の関係を示すグラフである。 to、 20・・・画像信号用磁気ヘッド11、21.
31・・・上部磁性層 12、22.32・・・下部磁性層 Ha 、 23a 、 33a・・・ギャップ部30・
・・音声信号用磁気ヘッド 50・・・複合薄膜磁気ヘッド 60・・・可撓性磁気記録ディスク 第1図 第2図 \1

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  可撓性磁気記録ディスク上の環状トラックに信号の記
    録再生を行なう第1の磁気ヘッドと、前記環状トラック
    に隣接した環状トラックにその信号以外の信号の記録再
    生を行なう第2の磁気ヘッドを一体的に備え、前記第1
    の磁気ヘッドと前記第2の磁気ヘッドが、それぞれ磁性
    層、絶縁層、および導体層が薄膜により形成された薄膜
    磁気ヘッドでありかつ互いに10°以上40°以下の相
    対アジマスをなしてトラック幅方向に略隣接して設けら
    れていることを特徴とする複合薄膜磁気ヘッド。
JP28369587A 1987-04-14 1987-11-10 複合薄膜磁気ヘッド Pending JPH01169712A (ja)

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JP28369587A JPH01169712A (ja) 1987-04-14 1987-11-10 複合薄膜磁気ヘッド

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JP62-91381 1987-04-14
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5552520A (en) * 1978-10-09 1980-04-17 Sharp Corp Multi-element thin-film magnetic head assembly
JPS62266720A (ja) * 1986-05-14 1987-11-19 Toshiba Corp 薄膜磁気ヘツド

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