JPS6079502A - 磁気記録再生方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く技術分野〉 本発明は情報を高密度で磁気ディスクに記録再生する磁
気記録再生装置に関するものである。

〈背景技術〉 従来、磁気ディスクでは一般に、隣接トラックから信号
が湘れてお互いに妨害しあうクロストークを防止するよ
うに、トラックとトラックの間にガートバンドを設けて
いる。限られた記録領域において情報を高密度に記録す
るにはこのガートバンドの幅を狭くすることが考えられ
るが、狭くすると上記クロストークによシ情報の信頼性
が低下する。単なるｒｌＪ、ｒＯＪのディジタル情報で
あれば、信号の処理回路を工夫することで多少のクロス
トークはカバーできる。しかし、例えば映像情等のアナ
ログ信号ではクロストークが再生情報（再生画像）に顕
著になり悪い影響を及ぼす。

一方、近時開発された電子スチルカメラでは、直径が５
Ｃ１１程度の超小型磁気ディスクを使用する。

この種超小型磁気ディスクにおいては、記録トラックの
曲率が大きいので記録可能な領域が必然的にディ′スク
の外周近傍に限られ、これに加えてガートバンドを形成
する記録方式なので記録トラック密度が著しく制約され
る。例えば試作に係る電子スチルカメラ（商品名「マビ
カＪ　；（株）ｙ＝−製）では１トラツク１コマで５０
コマの撮影が限界となっておシ、記録コマ数をふやした
いという要望に応えて新たな高密度化記録技術がめられ
ている。

〈発明の目的〉 そこで本発明の主たる目的は、磁気ディスクの限られた
記録領域に情報を高密度に記録再生可能な磁気記録再生
方式を提供することである。

本発明の他の目的は、磁気ディスク特にアナログ信号を
記録する超小型の磁気ディスクの記録密度を高めて、例
えば電子スチルカメラにおける記録コマ数を増大できる
ようにすることである。

さらに本発明の他の目的は、従来方式との互換性を有し
従来方式にて記録された、磁気ディスクの再生をも可能
にすることにある。

〈発明の概要〉 このため本発明は、回転する磁気ディスクの半径方向に
ギャップを有する磁気ヘッドと、また該磁気ディヌクの
半径方向と斜交するギャップを有する磁気ヘッドとから
なる少なくとも一対の磁気ヘッドを用い、隣接トラック
におけるそれぞれの磁俳方向を非平行としトラックを密
に隣接させて記録するようにしたことを基本的な特徴と
し、ガートバンド−を無くすノ惟によって顕著化するク
ロストークをギャップの傾斜損失効果を利用して排除し
、これによって高密度記録を可能としたものである。

以下、本発明をその他の特徴とともに添付図面に示す実
施例によって具体的に説明する。

〈実施例〉 第１図に示すように、回転中心０を中心に回転する磁気
ディヌク１には、周縁に近い外周部に複数本の記録トラ
ンク２が形成すれ、環状の記録トラック帯３が形成され
る。

第１図ＰＱ部の拡大図である第２図に示すように、記録
トラックＡとこれに隣接する記録トラックＢの開にはガ
ートバンドは形成されず、密に隣接させて記録されてい
る。映像情報を記録した場合の例として、その水平同期
信号の記録部ＨＡ。

ＨＢを代表させて示すと、トラックＡでは水平同期信号
の記録部ＨＡが半径方向となシ且っトラックＢでは水平
同期信号の記録部ＨＢが半径方向と斜交する方向となる
ように、トラックＡの磁化方向（水平同期信号記録部Ｈ
Ａに直交する方向）とトラックＢの磁化方向（水平同期
信号記録部ＨＢに直交する方向）とが非平行であるよう
に記録されている。

したがって、トラックＡの情報を再生するとき、隣接の
トラックＢの情報の干渉はないが、仮にあっても相互の
磁化方向のなす角の余弦成分に係る微弱な信号のみであ
る。すなわち、傾斜損失効果を利用してクロストークを
実質的に抑圧したものである。これによシ、ガートバン
ドを形成した従来例と比べ、ガートバンドに係る領域分
だけ記録可能領域が拡張され、高密度記録が可能となっ
た。

第３図に、上記記録再生方式を適用するのに好適な記録
・再生用磁気ヘッドを示す。

参照番号４で示される磁気ヘッドＡと参照番号５で示さ
れる磁気ヘッドＢとはヘッド分離帯６を介して一体に形
成されている。磁気ディスク１との摺動部を形成する磁
気ヘッドＡ（４）のヘッド前面７には、ギャップ４ｇが
形成され、磁気ヘッドＢ（５）のヘッド面８にはギャッ
プ５ｇが形成されている。そして一方ギャップ４ｇは磁
気ヘッドＡ（４）の厚み方向に平行に形成され、他方の
ギャップ５ｇは磁気ヘッドＢ（５）の厚み方向に対し傾
斜するように形成される。ギャップ４ｇ、５ｇの磁気ヘ
ッド厚め方向の長さが、はぼ記録トラック２（第２図）
のトラックｉに和尚する。一体構成の磁気ヘッド４．５
は磁気ディスク１のディ５スク面に対し垂直に設置され
、磁気ディスク１の半径方向に移動自在となっており、
移動は所定の制御信号に基づいて制御される。

なお、第３図図示の一体型の磁気ヘッド以外に、異なる
ギャップ傾斜角をもつ個々独立の磁気ヘッドを設けるよ
うにしてもよい。また、異なるギャップ傾角をもつ磁気
ヘッドは二つに限らず二組上の複数個備えるようにして
もよい。さらに、記録トラック帯の幅の全域にわたりジ
グザグのギャップ（トララン本数分）を形成したヘッド
構造体を設けてもよい。この場合、能動化させるギャッ
プを電子的に制御すればよく、磁気ヘッドを移動させる
ための制御機構は不要となる。

次に、上記磁気ヘッドを用いた記録・再生回路の概略を
第４図に示す。

１０は入出力部を備えたマイクロコンピュータで、磁気
ディスク１に記録されるべき記録データはまずこのマイ
クロコンピュータに入力される。

入力データは変調器１１によシＦＭ変調、ＭＦＭ変調も
しくはＮＲＺ変調される。被変調信号は、記録増幅器１
２によシ増幅され、スイッチャ−１３を介して磁気ヘッ
ド４，５に与えられ、磁気ディスク１の所定のトラック
に書き込まれる。なおこのとき、磁気ヘッド４，５が同
時に能動化される場合もあり、いずれか一方だけが能動
化される場合もある。データを二層書き（重ね書き）す
るかあるいはそれ以上書くかは、マイクロコンピュータ
１０によって制御される。また、書込み時の特定信号の
位相のずらし方及びトラッキング用のコントロール信号
も、マイクロコンピュータ１０より、ディスク駆動モー
タ１４のサーボ増幅器１５及びトラッキング用サーボ増
幅器１６に指令される。

磁気ヘッド４もしくは５で読み取られた再生信号は、ス
イッチャ−１３を介し再生増幅器１７に入力される。増
幅信号は復調器１８で復調され、マイクロコンピュータ
１０を介し再生データとして外部機器へ出力される。本
例では上述の記録再生方式を採用しているため、再生デ
ータにクロストークの影響はほとんどみられない。例え
ば、磁気ディスク１に静止画を記録した場合、ピュアー
を介しカラーテレビジョン受像機でその静止画を見ると
、ノイズが少なく対象の輪郭が鮮明である。

〈効　果〉 以上のように、本発明は、トラックを密に隣接させて記
録するも隣接トラックそれぞれの磁化方向を非平行とし
てクロストークを抑圧する記録再生方式であるので、径
の大小に拘らず磁気ディスクへの情報記録を高密度化で
きる効果があり、特に、記録領域に制約を伴う超小型の
磁気ディスクにこの記録再生方式を適用することで、ガ
ートバンド形成の従来の記録密度に対する情報収容の増
加率を顕著に向上させることができ、例えば電子スチル
カメラにおいて従来の５０コマから７０ないし１００コ
マの撮影が可能と力る利点がある。

さらに本発明の記録再生方式によれば、一対の磁気ヘッ
ドの中の一方の磁気ヘッドのギャップが　。

磁気ディヌクの半径方向に配置されるため、従来方式に
て記録された磁気ディスクの再生も可能となり、従来方
式との互換性を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例に係る磁気ディヌクの記録領域
を示したパターン模式図、第２図は第１図ＰＱ部の拡大
図、第３図は本発明の実施例に適用する一例としての磁
気ヘッドの斜視図、第４図は記録再生系の概略ブロック
回路図である。 １・・磁気ディスク、　２・・・記録トラック、　３・
・・記録トラック帯、　Ａ、Ｂ・・・隣接のトラック、
４．５・・・磁気ヘッド、　４ｇ、５ｇ・・・磁気ヘッ
ドのギャップ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ｌ　＠気ヘッドにより回転する磁気ディヌクに情報を記
   録再生する磁気記録再生装置において、上記磁気ディス
   クの半径方向にギャップを有する磁気ヘッドと該磁気デ
   ィスクの半径方向と斜交するギャップを有する磁気ヘッ
   ドとの少なくとも一対の磁気ヘッドを備え、この少なく
   とも一対の磁気ヘッドにより隣接トランクにおけるそれ
   ぞれの磁化方向を非平行としトラックを密に隣接させた
   ことを特徴とする磁気記録再生方式。