JPH01168811A - 耐銹性に優れたフェライト系ステンレス鋼の製造方法 - Google Patents
耐銹性に優れたフェライト系ステンレス鋼の製造方法Info
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- JPH01168811A JPH01168811A JP32770287A JP32770287A JPH01168811A JP H01168811 A JPH01168811 A JP H01168811A JP 32770287 A JP32770287 A JP 32770287A JP 32770287 A JP32770287 A JP 32770287A JP H01168811 A JPH01168811 A JP H01168811A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、建築用各種内外装材、自動車モール材、厨房
機器等に用いられるフェライト系ステンレス鋼の製造方
法に係り、特に光輝焼鈍による耐銹性の優れたフェライ
ト系ステンレス鋼の製造方法に関する。
機器等に用いられるフェライト系ステンレス鋼の製造方
法に係り、特に光輝焼鈍による耐銹性の優れたフェライ
ト系ステンレス鋼の製造方法に関する。
〈従来技術およびその問題点〉
最近ステンレス鋼の耐銹性に及ぼす光輝焼鈍（Ｂｒｉｇ
ｈｔ Ａｎｎｅａｌｉｎｇ 以下、ｒＢ、Ａ、Ｊと略
す。）の影響が検討されている。
ｈｔ Ａｎｎｅａｌｉｎｇ 以下、ｒＢ、Ａ、Ｊと略
す。）の影響が検討されている。
論文「光輝焼鈍した４３０フエライトステンレス鋼の酸
化皮膜の結晶構造と防食効果に及ぼすＭｎ、Ｓｉ量の影
響」 （鉄と鋼、ｖｏｌ、６９．１９８３、ｐ１２６）
と、論文「光輝焼鈍した５ＵＳ４３４フエライト系ステ
ンレス鋼の酸化皮膜の結晶構造とその耐食性におよぼす
影響」（鉄と鋼、ｖｏｌ、６９．１９８３、ｐ８２１）
において、Ｂ、Ａ、皮膜中のＭｎＣｒ、０４、Ｃｒ２Ｏ
，，５ｉｎ２等の酸化物と耐食性の相関が論じられてお
り、ＭｎＣｒ２Ｏ４がＢ、Ａ、皮膜中で厚く存在するほ
ど耐食性が向上すること、Ｃｒ、０．のＢ、Ａ、皮膜中
での存在は耐食性を向上させ、５ｉｎ２のＢ、Ａ、皮膜
中での存在は、Ｃｒ２Ｏ，の生成を助長し、耐食性を向
上させることが示されている。
化皮膜の結晶構造と防食効果に及ぼすＭｎ、Ｓｉ量の影
響」 （鉄と鋼、ｖｏｌ、６９．１９８３、ｐ１２６）
と、論文「光輝焼鈍した５ＵＳ４３４フエライト系ステ
ンレス鋼の酸化皮膜の結晶構造とその耐食性におよぼす
影響」（鉄と鋼、ｖｏｌ、６９．１９８３、ｐ８２１）
において、Ｂ、Ａ、皮膜中のＭｎＣｒ、０４、Ｃｒ２Ｏ
，，５ｉｎ２等の酸化物と耐食性の相関が論じられてお
り、ＭｎＣｒ２Ｏ４がＢ、Ａ、皮膜中で厚く存在するほ
ど耐食性が向上すること、Ｃｒ、０．のＢ、Ａ、皮膜中
での存在は耐食性を向上させ、５ｉｎ２のＢ、Ａ、皮膜
中での存在は、Ｃｒ２Ｏ，の生成を助長し、耐食性を向
上させることが示されている。
また、特公昭６１−４２７８３号において、Ｓｉを３０
原子％以上含む非晶質シリカを主成・分とする皮膜を鋼
の表面に形成する耐銹性ステンレス鋼およびその製造方
法が開示されている。
原子％以上含む非晶質シリカを主成・分とする皮膜を鋼
の表面に形成する耐銹性ステンレス鋼およびその製造方
法が開示されている。
さらに、特開昭６１−２３５５４０号において、表面か
ら２０人深さまでのＢ、Ａ、皮膜中のＳｉおよびＮｂの
平均原子％の比を、Ｎｂ／５ｉ＝０．１〜０．３とする
Ｎｂ含有高純度フェライト系ステンレス鋼光輝焼鈍材が
開示されている。
ら２０人深さまでのＢ、Ａ、皮膜中のＳｉおよびＮｂの
平均原子％の比を、Ｎｂ／５ｉ＝０．１〜０．３とする
Ｎｂ含有高純度フェライト系ステンレス鋼光輝焼鈍材が
開示されている。
これらの研究により、Ｂ、Ａ、フェライト系ステンレス
鋼の耐食性を向上させるには、おおよそＳｉ量を多くし
、酸化皮膜に５ｉｎ２を多く含有すれば良いことが判明
している。
鋼の耐食性を向上させるには、おおよそＳｉ量を多くし
、酸化皮膜に５ｉｎ２を多く含有すれば良いことが判明
している。
ところが、上記５ｉｎ２を多量に含んだ酸化皮膜を具体
的に形成する手段はまだ開発されていない。
的に形成する手段はまだ開発されていない。
一般的に、Ｂ、Ａ、時の雰囲気ガスの露点を下げること
により、上記５ｉｎ２を多量に含んだ酸化皮膜を形成す
ることは、可能であるが、工程生産するＢ、Ａ、炉にお
いては露点を下げることはかなり困難である。
により、上記５ｉｎ２を多量に含んだ酸化皮膜を形成す
ることは、可能であるが、工程生産するＢ、Ａ、炉にお
いては露点を下げることはかなり困難である。
〈発明の目的〉
本発明の目的は上述した従来の技術の問題点を解消しよ
うとするもので、Ｂ、Ａ、による耐錆性の優れたフェラ
イト系ステンレス鋼の製造方法を提供しようとするもの
である。
うとするもので、Ｂ、Ａ、による耐錆性の優れたフェラ
イト系ステンレス鋼の製造方法を提供しようとするもの
である。
〈発明の構成〉
本発明者らは、耐銹性に優れたフェライト系ステンレス
鋼光輝焼鈍方法を開発するために鋭意研究を進めた結果
、次の知見を得て本発明を完成するに至った。
鋼光輝焼鈍方法を開発するために鋭意研究を進めた結果
、次の知見を得て本発明を完成するに至った。
（１）従来の知見とは異なり、Ｂ、Ａ、皮膜中のＭｎＣ
ｒ２Ｌを低減することが耐銹性向上に最も重要である。
ｒ２Ｌを低減することが耐銹性向上に最も重要である。
（２） ＭｎＣｒ２Ｏ４が多い場合に、５ｉ０２を多く
生成させても効果は小さい。
生成させても効果は小さい。
（３） ＭｎＣｒ、０４の生成量は、鋼中のＭｎ含有量
の影響が大きい。
の影響が大きい。
（４）Ｂ、Ａ、温度を高くすることにより、露点を下げ
なくてもＢ、Ａ、皮膜中にＳｉｎ、を濃化させることが
できる。
なくてもＢ、Ａ、皮膜中にＳｉｎ、を濃化させることが
できる。
本発明は、Ｍｎ含有量が０．２重量％以下、Ｓｉ含有量
が０．４重量％以上であるフェライト系ステンレス鋼を
、雰囲気ガスの露点−４３℃以下、９６０〜１０５０℃
の温度範囲で３０秒以上光輝焼鈍することを特徴とする
耐錆性に優れたフェライト系ステンレス鋼の製造方法を
提供するものである。
が０．４重量％以上であるフェライト系ステンレス鋼を
、雰囲気ガスの露点−４３℃以下、９６０〜１０５０℃
の温度範囲で３０秒以上光輝焼鈍することを特徴とする
耐錆性に優れたフェライト系ステンレス鋼の製造方法を
提供するものである。
以下に本発明の耐錆性に優れるフェライト系ステンレス
鋼の製造方法を詳細に説明する。
鋼の製造方法を詳細に説明する。
本発明に用いる鋼は、Ｍｎ含有量が０．２重量％以下、
Ｓｉ含有量が０．４重量％以上であるフェライト系ステ
ンレス鋼である。
Ｓｉ含有量が０．４重量％以上であるフェライト系ステ
ンレス鋼である。
Ｍｎ含有量が０．２重量％を超えるときは、Ｂ、Ａ、皮
膜にＭｎＣｒ２Ｏ４が形成され、フェライト系ステンレ
ス鋼の耐錆性が劣化する。
膜にＭｎＣｒ２Ｏ４が形成され、フェライト系ステンレ
ス鋼の耐錆性が劣化する。
Ｓｉ含有量が０．４重量％未満のときは、５ｉ０２の生
成が不十分であ゛す、フェライト系ステンレス鋼の耐錆
性が劣化する。
成が不十分であ゛す、フェライト系ステンレス鋼の耐錆
性が劣化する。
本発明は上記組成のフェライト系ステンレス鋼を、雰囲
気ガスの露点−４３℃以下、９６０〜１０５０℃の温度
範囲で３０秒以上光輝焼鈍することを特徴とする。
気ガスの露点−４３℃以下、９６０〜１０５０℃の温度
範囲で３０秒以上光輝焼鈍することを特徴とする。
雰囲気ガスの露点−４３℃を越えるときは、ｏ２ポテン
シャルが上昇し、Ｍｎｌ；ｒ２０４が生成され、フェラ
イト系ステンレス鋼の耐錆性が劣化する。
シャルが上昇し、Ｍｎｌ；ｒ２０４が生成され、フェラ
イト系ステンレス鋼の耐錆性が劣化する。
Ｂ、Ａ、温度が９６０℃未満のときは、Ｂ、Ａ、皮膜中
にＭｎＣｒ、０４が生成され、また、Ｓ ｉ ０２の生
成が不十分であり、フェライト系ステンレス鋼の耐銹性
が劣化する。
にＭｎＣｒ、０４が生成され、また、Ｓ ｉ ０２の生
成が不十分であり、フェライト系ステンレス鋼の耐銹性
が劣化する。
Ｂ、Ａ、温度が１０５０℃を越えるときは、フェライト
系ステンレス鋼の組織が粗大化し、さらに、たとえば、
Ｂ、Ａ、雰囲気ガスにアンモニア分解ガス等のＮ、を含
むガスを用いる場合には、表面が窒化し、耐銹性が劣化
する。
系ステンレス鋼の組織が粗大化し、さらに、たとえば、
Ｂ、Ａ、雰囲気ガスにアンモニア分解ガス等のＮ、を含
むガスを用いる場合には、表面が窒化し、耐銹性が劣化
する。
Ｂ、Ａ、時間が３０秒未満のときは、
Ｓｉｎ、皮膜が十分生成せず、フェライト系ステンレス
鋼の耐銹性が向上しない。
鋼の耐銹性が向上しない。
〈実施例〉
本発明を実施例を用いて具体的に説明する。
（実施例）
表１に示す組成の各供試鋼を厚さ０．４ａ＋ｍの冷延鋼
板となし、該冷延鋼板をトリクロルエタンにて脱脂した
試験片を用意した。
板となし、該冷延鋼板をトリクロルエタンにて脱脂した
試験片を用意した。
上記試験片を表２の条件でＢ、Ａ、Ｌ、た。
Ｂ、Ａ、には、実験室Ｂ、Ａ、炉を用い、雰囲気ガスと
してはＨ３７５％十Ｎ２２５％の混合ガスを用いた。
してはＨ３７５％十Ｎ２２５％の混合ガスを用いた。
Ｂ、Ａ、後の試験片をＪＩＳＤ−０２０１に規定される
ＣＡＳＳ試験を行った。 試験条件は、ＣＡＳＳ溶液（
５％ＮａＣＩＬ＋酢酸０．１〜０．３％十塩化第２銅０
．２６ｇ／Ａ：ｐＨ３，０〜３．１）を４９℃で１６ｈ
ｒｌｌ！ＩＩｎした後、４９℃で８ｈｒ湿潤・乾燥状態
に放置した。 上記操作を試験片に対し５回繰り返し行
なった。
ＣＡＳＳ試験を行った。 試験条件は、ＣＡＳＳ溶液（
５％ＮａＣＩＬ＋酢酸０．１〜０．３％十塩化第２銅０
．２６ｇ／Ａ：ｐＨ３，０〜３．１）を４９℃で１６ｈ
ｒｌｌ！ＩＩｎした後、４９℃で８ｈｒ湿潤・乾燥状態
に放置した。 上記操作を試験片に対し５回繰り返し行
なった。
試験後の発銹状況をレイティングＮｏ、にて評価した。
本発明例では、いずれもレイティングＮｏ。
は９．８〜１０であり、比較例に比べて耐銹性が良好で
あることが確認された。
あることが確認された。
〈発明の効果〉
本発明は、低Ｍｎ、高Ｓｉのフェライト系ステンレス鋼
を工程生産時に実現可能な露点で高温で光輝焼鈍するフ
ェライト系ステンレス鋼の製造方法であり、得られたフ
ェライト系ステンレス鋼の耐銹性はきわめて良好である
。
を工程生産時に実現可能な露点で高温で光輝焼鈍するフ
ェライト系ステンレス鋼の製造方法であり、得られたフ
ェライト系ステンレス鋼の耐銹性はきわめて良好である
。
Claims (1)
- （１）Ｍｎ含有量が０．２重量％以下、Ｓｉ含有量が０
．４重量％以上であるフェライト系ステンレス鋼を、雰
囲気ガスの露点−４３℃以下、９６０〜１０５０℃の温
度範囲で３０秒以上光輝焼鈍することを特徴とする耐銹
性に優れたフェライト系ステンレス鋼の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32770287A JP2578455B2 (ja) | 1987-12-24 | 1987-12-24 | 耐銹性に優れたフェライト系ステンレス鋼の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32770287A JP2578455B2 (ja) | 1987-12-24 | 1987-12-24 | 耐銹性に優れたフェライト系ステンレス鋼の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01168811A true JPH01168811A (ja) | 1989-07-04 |
| JP2578455B2 JP2578455B2 (ja) | 1997-02-05 |
Family
ID=18202025
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32770287A Expired - Fee Related JP2578455B2 (ja) | 1987-12-24 | 1987-12-24 | 耐銹性に優れたフェライト系ステンレス鋼の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2578455B2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01306520A (ja) * | 1988-06-01 | 1989-12-11 | Nisshin Steel Co Ltd | 耐候性フエライト系ステンレス鋼帯の光輝焼鈍方法 |
| KR100480354B1 (ko) * | 2000-12-13 | 2005-04-06 | 주식회사 포스코 | 내산화성이 향상되는 오스테나이트계 스테인레스 광휘소둔냉연강판의 제조방법 |
| KR100518757B1 (ko) * | 1999-12-11 | 2005-10-06 | 주식회사 포스코 | 고내식성을 갖는 열연강관 제조 방법 |
| WO2008109652A2 (en) * | 2007-03-06 | 2008-09-12 | Ati Properties, Inc. | Method for reducing formation of electrically resistive layer on ferritic stainless steels |
| WO2016103565A1 (ja) * | 2014-12-24 | 2016-06-30 | Ｊｆｅスチール株式会社 | フェライト系ステンレス鋼およびその製造方法 |
| JP6044743B2 (ja) * | 2014-07-31 | 2016-12-14 | Ｊｆｅスチール株式会社 | フェライト系ステンレス鋼およびその製造方法 |
-
1987
- 1987-12-24 JP JP32770287A patent/JP2578455B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| KR100518757B1 (ko) * | 1999-12-11 | 2005-10-06 | 주식회사 포스코 | 고내식성을 갖는 열연강관 제조 방법 |
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| US9580789B2 (en) | 2007-03-06 | 2017-02-28 | Ati Properties Llc | Method for reducing formation of electrically resistive layer on ferritic stainless steels |
| JP6044743B2 (ja) * | 2014-07-31 | 2016-12-14 | Ｊｆｅスチール株式会社 | フェライト系ステンレス鋼およびその製造方法 |
| US10450625B2 (en) | 2014-07-31 | 2019-10-22 | Jfe Steel Corporation | Ferritic stainless steel and method for producing same |
| WO2016103565A1 (ja) * | 2014-12-24 | 2016-06-30 | Ｊｆｅスチール株式会社 | フェライト系ステンレス鋼およびその製造方法 |
| JPWO2016103565A1 (ja) * | 2014-12-24 | 2017-10-05 | Ｊｆｅスチール株式会社 | フェライト系ステンレス鋼およびその製造方法 |
| EP3239315A4 (en) * | 2014-12-24 | 2018-01-24 | JFE Steel Corporation | Ferritic stainless steel and process for producing same |
| US10458013B2 (en) | 2014-12-24 | 2019-10-29 | Jfe Steel Corporation | Ferritic stainless steel and process for producing same |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2578455B2 (ja) | 1997-02-05 |
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