JPH01168388A - 自動車ボデーの上塗塗装法 - Google Patents

自動車ボデーの上塗塗装法

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JPH01168388A
JPH01168388A JP32793687A JP32793687A JPH01168388A JP H01168388 A JPH01168388 A JP H01168388A JP 32793687 A JP32793687 A JP 32793687A JP 32793687 A JP32793687 A JP 32793687A JP H01168388 A JPH01168388 A JP H01168388A
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JP
Japan
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coat
top coat
pigment
coating film
control agent
Prior art date
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Pending
Application number
JP32793687A
Other languages
English (en)
Inventor
Masami Ishikawa
石川 雅己
Kiminori Nakamura
公紀 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は自動車ボデーの上塗塗装法に関する。
[従来技術・発明が解決しようとする問題点]自動車ボ
デーのソリッド系塗装においては、従来より上塗塗装の
外観品質を向上させる方策としてつぎのごとき各種手段
が採られている。
(1)上塗塗料の粘度を下げ、塗膜の流動性をよくする
(2)塗装機にベル型塗装機などを採用し、上塗塗料の
霧化状態をよくする。
(3)上塗塗料にレオロジーコントロール剤を配合し、
タレを生じるほど粘度を低下させずに霧化状態をよくす
る。
しかし、前記手段(1)では、ボデーの垂直面でタレが
発生しやすく、作業性が悪化する。
前記手段(2)では、塗着速度が小さいので、塗装ライ
ンの延長が必要になり、設備投資が大きくなる。
前記手段(3)では塗料コストがアップする。
本発明は前記の点に鑑みて、塗装設備を大巾にかえるこ
となく、かつ作業性よく、低コストで4棋品質の良好な
上塗塗装を可能にする塗装法を提供するにある。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、上塗塗装を下層塗膜と上層塗膜の2層にわけ
て行ない、前記下層塗膜を相対的に隠ぺい性のよい顔料
を含有する上塗塗料を用いて形成し、そのうえに前記上
層塗膜をレオロジーコントロール剤が配合され、かつ耐
候性および(または)高彩色の顔料を含有する上塗塗料
を用いてウェット・オン・ウェットで形成することを特
徴とする自動車ボデーの上塗塗装法に関する。
前記において、下層塗膜形成用の上塗塗料における相対
的に隠ぺい性のよい顔料とは、上層塗膜形成用の上塗塗
料における顔料にくらべて隠ぺい性がよい顔料をいい、
従来がら上塗塗料に用いられている汎用の安価な顔料を
含む概念である。
[作 用〕 上塗塗装を2層にわけて行ない、下層塗膜を隠ぺい性の
よい従来の上塗塗料を用いて形成し、上層塗膜を外観品
質の向上の観点から調製した上塗塗料を用いて形成する
ので、上塗塗膜の外観品質が向上される。
[実施例] 本発明においては、第1図に示されるごとく、ボデー(
1)上に電管塗膜(2)、中塗塗膜(3)などからなる
下地塗膜を設け、そのうえに上塗塗膜(4)を設ける。
その際上塗塗膜(4)を下層塗膜(4a)と上層塗膜(
4b)に分けて設けるようにし、上層塗膜(4b)は下
層塗膜(4a)上にウェット・オン・ウェットで形成す
る。
前記下層塗膜(4a)の形成に用いる上塗塗料(以下、
」二塗塗料Aという)は従来から用いられている隠ぺい
性のよい汎用の顔料を含有する通常の上塗塗料である。
たとえば、メラミン−アルキド樹脂、メラミン−アクリ
ル樹脂などを塗料樹脂とし、顔料としてベンガラ、酸化
チタン、カーボンブラック、パーマネント1ノツト4R
などを含有するものが用いられる。顔料濃度は通常10
〜18%(重量%、以下同様)(不揮発分に対する値、
以下同様)である。
下層塗l1l(4a)上には上層塗膜(4b)を設ける
ので、上塗塗料Aとしては作業性などに重点をおいてそ
の性質を決めることができる。たとえばその粘度をタレ
が生じない範囲内で従来の上塗塗料より若干低下せしめ
、作業性をよくすることができる。この点において上塗
塗料Aの粘度(フォードカップ#4による、以下同様)
は20〜23秒程度が好ましい。
前記上層塗膜(4b)を形成するために用いる上塗塗料
(以下、上塗塗料Bという)は、その塗料樹脂は上塗塗
料Aと同様なものであるが、レオロジーコントロール剤
が配合され、かつ耐候性お、よび(または)高彩色の顔
料を含有するものである。
前記レオロジーコントロール剤を配合することによって
静的粘度はそれほど低下せしめずに剪断応力下における
動的粘度を低下せしめることができる。そのためタレな
どの不具合を生じることな・く、ベル型塗装機などを使
用せずに通常の塗装機で良好な霧化状態を達成でき、塗
膜の仕上性が向上する。
前記レオロジーコントロール剤としては、たとえばセル
ロースアセテートブチレート、熱分解シリカなどが使用
できる。レオロジーコントロール剤の配合量はその種類
にもよるが、通常は上塗塗料Bに0.5〜296(am
%、以下同様)(不揮発分に対する値、以下同様)程度
である。
かくして上塗塗料Bの動的粘度(スト−マー粘度計によ
る、以下同様)は50〜60ku程度に調整される。上
塗塗料Bの静的粘度(フォードカップ#4による、以下
同様)は19〜22秒程度とされる。
上層塗膜(4b)の下層には隠ぺい性、下地塗膜の保護
性などにすぐれた下層塗膜(4a)が設けられるから、
上塗塗料Bでは外観仕上性に重点をおいて、耐候性、高
彩色の顔料が使用される。
前記耐候性顔料としては、たとえばファストスカーレッ
ト、キナクリドンレッド、グリーンゴールドなどが使用
される。前記高彩色の顔料としては、たとえばキナクリ
ドンレッド、フタロシアニングリーン、ファストスカイ
ブルー、ハンザエロー3Gなどが使用される。これら顔
料は単独でまノ;は混合して使用される。なお本発明の
目的を損なわない範囲内で汎用の顔料を少量使用しても
よい。
上層塗膜(4b)の塗色が下層塗膜(4a)の塗色と同
系統の色となるように顔料を選択するのが好ましい。色
目は若干具なってもよいが、明度、彩度は一致させるの
が好ましい。
上塗塗料Bにおける顔料濃度は上塗塗料Aより若干低く
するのが好ましく、通常8〜15%程度とされる。
上塗塗膜(4)の厚さは従来の1層の上塗塗膜とほぼ同
じ厚さとされ、たとえば25〜35−程度である。本発
明の特徴の1つは上塗塗膜全体の厚さは従来と同様にし
ながら、外観品質を向上せしめる点にある。下層塗膜(
4a)および上層塗膜(4b)の厚さはそれぞれ18〜
25遍および7〜15ρ程度とするのが好ましい。下層
塗膜(4a)の厚さが前記範囲より小さく、上層塗膜(
4b)の厚さが前記範囲より大きいばあいは、安価な上
塗塗料Aの使用量が少なく、−刃高価な上塗塗料Bの使
用量が増し、全体としてコストアップになると共に、隠
ぺい性などが劣るので好ましくない。
反対に下層塗膜(4a)の厚さが前記範囲より大きく、
上層塗膜(4b)の厚さが前記範囲より小さいばあいは
、外観品質の向上効果を達成しがたい。
本発明の塗装法においては、ボデー(1)に@着塗膜(
2を形成し、焼付け、そのうえに中塗塗膜(3)を形成
し、焼付け、ついで前記上塗塗料Aを塗布して下層塗膜
(4a)を形成し、そのうえにウェット・オン・ウェッ
トで上塗塗料Bを塗付して上層塗膜(4b)を形成し、
そののち両塗膜を焼付ければよい。電着塗膜および中塗
塗膜は従来と同様にして設ければよい。中塗塗膜は省略
することも可能である。
つぎに実施例をあげて本発明を説明する。
実施例1 厚さ20ρの電着塗膜を設けた鋼板試験片に下記の中塗
塗料を焼付後厚さが25加になるように塗布し・ 14
0℃×20分で焼付けた。水研ぎをしたのち、下記の上
塗塗料Aを焼付後厚さが20譜になるように塗布し、そ
のうえに下記の上塗塗、料B1を焼付後厚さが15〃m
になるように塗布し、そののち 140℃×20分で焼
付けた。
中塗塗料 樹  脂:ポリエステル樹脂 顔  l:酸化チタン、カーボンブラック溶  剤:関
西ペイント■製中塗用希釈シンナー 不揮発分濃度:55% 静的粘度: 22.5秒(FeI4) 上塗塗料A 塗  色:レッド 樹  脂:メラミンアルキド樹脂 顔  料:ベンガラ、パーマネントレッド4R1酸化チ
タン、カーボンブラック 溶  剤二関西ペイント■製上塗用シンナー不揮発分濃
度=35% 顔料濃度=14% 静的粘度=23秒(FeI2) 上塗塗料Bl 塗  色:レッド 樹  脂:メラミンアルキド樹脂 顔  料:キナクリドンレッド、パーマネントレッド4
R(微量) レオロジーコント ロール剤:セルロースアセテート ブチレート 溶  剤:関西ペイント■製上塗用シンナー不揮発分濃
度=35% 顔料濃度=12% レオロジーコントロール剤添加ffi:1.0%静静的
塵:22秒(FeI4) 動的粘度: 52ku 実施例2 実施例1において、上塗塗料Blにかえて下記の上塗塗
料B2を用いたほかは実施例1と同様にして塗装試験片
を作成した。
上塗塗料B2 塗  色:ホワイト 樹  脂:メラミンアルキド樹脂 顔  l:酸化チタン、カーボンブラックレオロジーコ
ント ロール剤:セルロースアセテート ブチレート 溶  剤二関西ペイント■製上塗用シンナー不揮発分濃
度=42% 顔料濃度:9% レオロジーコントロール剤添加量:1.2%静的粘度:
22秒(Fe12) 動的粘度: 51ku 比較例 実施例1において、上塗塗料Aのみを用いて厚さ35遍
の1層の上塗塗膜を形成したほかは実施例1と同様にし
て塗装試験片を作成した。
実施例1〜2および比較例でえた塗装試験片についてつ
ぎの項目について外観品質を評価した。
(1)PGD値(■日本色材研究新製PGD IVによ
る)(21NSIC値(スガ試験機■製N5IC計によ
る)[発明の効果] (1)上塗塗装を2層にわけて行ない、上層塗膜を外観
品質に重点をおいた顔料を含有する上塗塗料を用いて形
成することによって、外観品質が向上される。
(2)静的粘度を低下させずにレオロジーコントロール
剤で粘度調整しているので、作業性がよい。
(3)前記外観品質の向上効果を従来の上塗塗膜とほぼ
同じ膜厚で、かつ少ない設備投資で達成できる。
(4)上層塗膜にはレオロジコントロール剤などを配合
しているが、下層塗膜には低コスト顔料を使用する従来
の上塗塗料が使用できるので、それほどコストがアップ
しない。
(5層下層塗膜の顔料は隠ぺい性にすぐれており、下地
の欠陥などは下層塗膜でカバーされるから、上層塗膜の
カラー選択の自由度が増大する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法によりえられる塗膜を示す概略断
面図である。 (図面の主要符号) (4):上塗塗膜 (4a) :下層塗膜 (4b) :上層塗膜 特許出願人  ダイハツ工業株式会社 第1 口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 上塗塗装を下層塗膜と上層塗膜の2層にわけて行な
    い、前記下層塗膜を相対的に隠ぺい性のよい顔料を含有
    する上塗塗料を用いて形成し、そのうえに前記上層塗膜
    をレオロジーコントロール剤が配合され、かつ耐候性お
    よび(または)高彩色の顔料を含有する上塗塗料を用い
    てウェット・オン・ウェットで形成することを特徴とす
    る自動車ボデーの上塗塗装法。
JP32793687A 1987-12-24 1987-12-24 自動車ボデーの上塗塗装法 Pending JPH01168388A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100471036B1 (ko) * 2002-05-30 2005-03-08 현대자동차주식회사 차량용 흑색 피막제
WO2022054709A1 (ja) * 2020-09-14 2022-03-17 日本ペイント・オートモーティブコーティングス株式会社 複層塗膜および複層塗膜の形成方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6078671A (ja) * 1983-10-04 1985-05-04 Mazda Motor Corp 上塗塗装方法

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