JPH01167950A - 電池の分離材 - Google Patents

電池の分離材

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JPH01167950A
JPH01167950A JP63274615A JP27461588A JPH01167950A JP H01167950 A JPH01167950 A JP H01167950A JP 63274615 A JP63274615 A JP 63274615A JP 27461588 A JP27461588 A JP 27461588A JP H01167950 A JPH01167950 A JP H01167950A
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JP
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separator
nickel
battery
sheet
electrodes
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JP63274615A
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English (en)
Inventor
Richard Thomas Giovannoni
リチャード・トマス・ジョバノーニ
Hari Vaidyanathan
ハリ・バイデイアナサン
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WR Grace and Co
Original Assignee
WR Grace and Co
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は改善された分離材構成成分を有するニッケル−
水素電池に関する。
密封されたニッケル−水素(Ni−Hz)二次電池は進
歩した設計をもった電池系である。これらの電池は他の
公知の設計の電池に比べて明確な利点をもっている。何
故ならばこの電池は非常に高いエネルギー密度を与え、
過放電をした場合にも非常に長いサイクル寿命を有し、
過充電及びその逆操作が許容されるからである。初期コ
ストが比較的高いためにこの電池の用途は宇宙空間用に
限られてきた。しかしニッケル−水素電池はlサイクル
当りのコストに関しては他の二次電池系に競合でき、ま
た地上における用途にも有用であることが認められてい
る。
ニッケル−水素電池の構成成分は圧力外被に含まれた電
解質及び電極アセンブリーである。圧力外被はこの系の
内部に水素及び酸素ガスを含むことができるように、破
裂圧力が2400ps iまたはそれ以下の中程度の圧
力に耐えるように設計することができる。電極は一対の
正極及び負極から成り、その間に分離膜が存在している
。正極は一般に電気化学的に含浸されたニッケル板であ
る。これらの板は、充電及び放電サイクルを繰返すので
、Ni(OH)2及びNi0OHの両方を含んであいろ
。水素電極(負極)は通常テフロンの裏地に支持された
細かい網状のニッケルのスクリーンの上にテフロンで接
合されている白金黒から成っている。
サイクル回数が多く、長寿命で高効率を達成するための
重要な鍵となる構成成分の一つは電池の分離材である。
分離材は正極及び負極板の間に配置され、反対の極性を
もった電極を絶縁するための隔膜である。アルカリニ次
電池に使用される分離材構成成分としては種々のシート
材料が示唆されている。しかしニッケル−水素電池の独
特な特徴及び要求のために、ニッケル−水素電池に対し
ては他の二次電池の分離材は°はとんど使用できない。
ニッケル−水素再充電可能電池が他のアルカリ再充電可
能電池(即ちNi−Cd 、 N1−Zn)及び再充電
不能電池(アルカリMn0z、Zn−Hg 、 Zn−
空気)と異る主な特徴の一つは、水素ガスが存在するこ
とである。ニッケル−水素電池は正極の過充電で生成す
る酸素ガスを負極に輸送し水を生成させる手段をもって
いなければならない。そうでないと電池内部のN2中に
おける02の分圧は爆発限界にまで高くなるであろう。
酸素の輸送の問題の他に、ニッケル−水素電池は電解質
消費型の設計をもっている。この特徴を克服するために
は、分離材は電極の貯蔵器として作用し、且つ電極及び
分離材の表面を横切って均一に電解質を分布させ均一な
電流密度を与える能力をもっていなければならない。
通常の操作、放電及び逆操作に対するニッケル−水素電
池の電気化学的反応は次の通りである。
通常の操作 ニッケル電極 一一一一一一\ 水素電極 正味の反応 −さ、 過充電 ニッケル電極 20H−−+  2e+)AO2+H,0水素電極 2 N20  +  2e 420H−+ H。
島の化学的再結合 M 02 + L→ N20 逆操作 ニッケル電極 N20 + 8  →OH−+ 3AH2水素電極 %  N2  +  OH”−−+    e  + 
H20過充電が起ると正極の所で酸素が発生する。電池
には酸素が発生するとこれを負極の方に通し、水素と化
学的に結合させて白金黒触媒で水を生成させる手段を備
えていなければならない。酸素の再結合速度は非常に速
く、従って過充電速度が速くても、自由に通過できれば
酸素が蓄積することはない。もし自由な通過が妨害され
ると、水素と酸素とが蓄積し、電池系の破壊が起る。酸
素を自由に通過させるには、積層電極と圧力容器の壁と
の間の分離材の周りを通過できるように特殊な電池の積
層電極を設計することが便利である。酸素を自由に通過
させる他の方法は、ガスを容易に透過させる分離材を使
用する方法である。ガス透過性の分離材を使用する主な
欠点は0.とN2とが局所的に迅速に再結合するために
生じるrポツピング(popping) Jの現象であ
る。また分離材の透過性が高いことは、効果的な電池の
設計を得るための分離材の他の所望の特徴に背反する。
例えば大きな細孔をもった分離材を使用すると、ガスの
流れは妨害されないが、分離材は電解質の貯蔵器として
の機能を果さない。さらにサイクルの回数が増えると、
ニッケル電極は多孔質になり、隣接した分離材の中に含
まれた電解質に対しく毛細管現象を通じて)競合作用を
行う。大きな細孔をもった通常の分離材では電解質がニ
ッケル電極の方へと失なわれ、乾燥して電池が劣化する
原因になる。
従って、電解質を高度に吸収し、多孔質のニッケル電極
の毛細管作用に打克って電解質を保持することができ、
02ガス流をガス空間に流して系の内部に酸素ガスの分
圧の危険な蓄積が起るのを防ぐ能力をもつようなすべて
の所望の性質を与え得る分離材をもったニッケル−水素
電池系を提供することは極めて望ましいことである。
最後に均一な設計をもつ合成材料からつくり得る上記性
質をもった分離材を有するニッケル−水素電池系を提供
することが極めて望ましい。このような材料は容易に再
生産でき、所望の結果を与えることができる。
本発明によれば、ポリオレフィン合成パルプ約30〜7
0重量%、長さが少なくとも約0.25インチのポリオ
レフィン、ポリエステル、ポリアミド、ポリアセテート
またはポリアクリル酸、或いはそれらの混合物から成る
群から選ばれた合成重合体の長繊維約1〜35重量%、
及び繊維状チタン酸カリウム約15〜65重量%の実質
的に均一な混合物からつくられたシート製品の形の分離
材を含むニッケル−水素電池系が提供される。
本明細書においては特記しない限り、すべての割合は最
終組成物の重量100%に関する重量%である。従って
10%は全組成物100重量部に対し成分が10重量部
であることを意味する。
本発明はポリオレフィン合成パルプ約30〜70重量%
、長さが少なくとも約0.25インチの合成重合体の長
繊維約1〜35重量%、及び繊維状チタン酸カリウム約
15〜65重量%の実質的に均一な混合物からつくられ
たシート製品の形の分離材を含むニッケル−水素電池系
に関する。シートの厚さは約2〜IOミル、好ましくは
約2〜5ミルでなければならない。長繊維はシートをつ
くるのに用いられたポリオレフィン合成パルプの含量の
50%を越えない量で存在しなければならない。
驚くべきことには、本発明のシート製品はニッケルの正
電極を有するニッケル−水素電池系の分離材構成成分と
して有用であることが見出だされた。これらの系は通常
充電−放電サイクルの回数が非常に多く(即ち5000
回以上)、系の動作中に過充電が行われる機会も含まれ
る。
本発明の分離材のシート材料をつくるのに有用であるこ
とが見出だされたポリオレフィン合成パルプは、繊維の
大きさと形がセルロース性木材パルプに似た短繊維材料
から主として成るポリオレフィンである。ポリオレフィ
ン合成パルプは細かい、高度に分岐した不連続な繊維と
して記述することができる。この材料は固体重合体を押
出してつくられた通常滑かな棒の形をしているステープ
ル・ファイバーとは異っている。例えば本発明に使用さ
れるポリオレフィン合成パルプに対しては、平均的0.
5〜4mm 、好ましくは0.7〜2mmの長さの繊維
が適当である。繊維の長さはTAPPI標準T2標準−
232測定される。ポリオレフィン合成パルプは好まし
くはポリエチレンまたはポリプロピレンの合成パルプで
あり、さらに好ましくは高密度ポリエチレン合成パルプ
である。このような合成バルブは米国特許筒3,743
.272号、第3.891,499号、第3,902.
957号、第3,920,508号、第3.987゜1
39号、第3,995.001号、第3.997,64
8号及び第4.007,247号を含む多くの特許に記
載されている。
本発明に使用される最も好適な合成バルブは米国特許筒
3,920.508号第3欄第21〜31行及び第39
〜51行記載のように、粘度による平均分子量が20,
000〜2,000,000の低圧ポリエチレンからつ
くられたものである。合成パルプ繊維は随時水分散剤ま
たは少量の通常のセルロース性木材パルプを含んでいる
ことができる。本発明においては最も好適な合成バルブ
は最高度の分岐度またはフィブリル化度をもつものであ
る。上記種類のポリオレフィン合成パルプは市販されて
いる。
本発明のシート製品をつくる際に必要とされる長繊維は
合成重合体からつくられる。この重合体材料は良好な引
張強さ、例えば少なくとも2g/デニール、好ましくは
約3〜10g /デニールヲ有スる繊維にすることがで
きなければならない。有用であることが見出だされた長
繊維はポリオレフィン、ポリエステル、ポリアクリル、
ポリアミド、ポリアセテート及びポリアクリレート、例
えばポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リアクリル酸、ポリメタクリル酸、ポリアクリロニトリ
ル、ポリアクリル酸メチルまたはポリメタクリル酸メチ
ル、ポリカプロラクタム、酢酸セルロース等の繊維であ
る。最も好適な重合体繊維はポリエステル、例えばポリ
エチレンテレフタレート、またはポリオレフィン、例え
ばポリエチレンまたはポリプロピレン、或いはポリアミ
ド、例えばポリカプロラクタムまtこはポリ(ヘキサメ
チレンアジパミド)である。長繊維は約1.5〜約12
デニールを有゛シ、長さは少なくとも約0.25インチ
、好ましくは0.25〜約1インチでなければならない
所望の製品は好ましくは長繊維の濃度をポリオレフィン
合成パルプの濃度の50%以下に抑えることによりつく
ることが好ましい。組成物中に含まれる好適な長繊維の
量は1〜15%である。これらの繊維は市販されており
、有効量の表面活性剤で表面鬼理して水中における分散
を助け、他の成分と一層均一に混合させることができる
上記ポリオレフィン合成パルプ及び重合体長繊維はチタ
ン酸カリウムの繊維状材料と組み合わせて使用すること
ができる。本発明においては予想外にも、上記繊維状の
チタン酸塩を上記重合体成分と組み合わせると、得られ
たシート製品に、生成した酸素を通過させ系内部に危険
な酸素濃度が蓄積するのを防ぐことができる分離材を得
るのに必要な多孔性及び他の物理的性質をもたせること
ができることが見出された。この予想外の特性は上記に
説明したように、改善された分離材、従って優れた電池
系を得るための他の所望の性質と組合わされて示される
ここで必要とされるチタン酸カリウムは細かい高強度の
繊維または針状の材料であり、平均の長さが少なくとも
10μ、通常は約lθ〜20μである。
繊維の直径は通常約0.1〜0.5μであり、0.1〜
0.3μが最も容易に得られる。長さ対直径の比が少な
くとも約20のものは明らかに繊維状の材料となり、実
質的に均一な半径をもった粒状の材料と区別される。繊
維状のチタン酸カリウムは表面積(Hg浸入法)が少な
くとも約15m2/g 1通常は15〜50m”/gで
ある。好適な材料は表面積が少なくとも約25m”/g
、通常は約25〜50m”/gである。
非繊維状のチタン酸カリウムは繊維状のものとは物理的
及び化学的性質の両方が異っている。前者は経験式かに
2Ti03であるのに対し、繊維状材料は式KzTis
O+’yを有している。
本発明においては予想外にも、上記組成物は処理を行っ
て所望の分離材隔膜にするのに適した良好な塑性的性質
を示す薄いシート材料を生じ得ることが見出だされた。
薄いシートを生じる能力は得られた電池系のエネルギー
密度を増加させる。
シートは任意の所望の厚さ、例えば約5〜20ミルの厚
さにつくることができるが、シート製品は約10ミルよ
り薄い厚さにつくることができ、約3〜約8ミルの厚さ
にすることも容易である。つくられたシートが薄いこと
、及び良好な塑性及び一体性を示す能力はすべて分離材
製品をつくるための極めて望ましい性質である。
本発明の分離材シート材料をつくる方法は通常の製紙機
を使用して行うことができる。最初上記成分の水性スラ
リをつくる。このスラリは30〜70%のポリオレフィ
ン合成パルプ、15〜65%の繊維状のチタン酸カリウ
ム及び1〜35%の合成重合体長繊維材料から成る固体
分の混合物である。スラリは好ましくは保持助剤、好ま
しくは陽イオン性のポリアクリルアミド及び陰イオン性
のポリアクリルアミドから成る助剤で処理される。この
陽イオン性及び陰イオン性助剤は陽イオン性助剤を先ず
加え、次いで陰イオン性助剤を加えることが好適である
。約1〜5%の低濃度の明馨(硫酸アルミニウム)をス
ラリに加えた後製紙機上でウェッブをつくり、保持助剤
の効率をさらに増強することが望ましい。明嚢は任意の
時点でスラリに加えることができるが、好ましくはイオ
ン性の助剤の前に加える。明馨は任意の製紙級の硫酸ア
ルミニウムであると定義される。得られたウェッブをつ
くるのに用いられるスラリは固体分含量が約0.005
〜5%の範囲であることが好ましいが、上記のような薄
いウェッブを容易につくり得るほど十分に低濃度でなけ
ればならない。
次にロト7才一マーマIこ1まフォーデイニア(For
dinier)製紙装置のようなウェッブ製造装置上に
沈積させるような方法でスラリをウェッブにする。
得られる乾燥したウェッブの厚さが10ミルより薄くな
るのに十分な低濃度で固体が沈積するような割合でスラ
リを沈積させなければならない。固体分の沈積率は75
グラメージ(g/m’)より少なく、好ましくは50〜
75グラメージになる範囲でなければならない。容易に
決定できるように、この沈積率は生成するスラリの固体
分濃度及びウェッブ製造装置の速度に直接関係している
沈積したスラリは通常の製紙操作と同様に水を除去する
とウェッブになる。得られたウェッブに乾燥空気または
熱を当て、或いはこの両者によりさらに乾燥し、一体と
なったシート製品にする。
乾燥操作中或いはその後で、パルプの繊維を部分的に融
合するのに十分な時間約125〜150°Cの高温に加
熱することが好適である。この融合により得られた製品
の一体性がさらに強化されるが、これはシート製品を乾
燥操作中またはその後水蒸気で加熱したローラまたは缶
の上に通すことにより容易に達成される。
本発明においては予想外にも、シートが約8ミル以下の
厚さになるのに十分な圧力及び温度で、少なくとも2個
のロールから成るカレンダー掛は装置に得られたシート
製品を通すと、その電気的性質及び吸水性がさらに強化
されることが見出され を二 。
本発明のシート製品をつくる際、通常の紙加工助剤、例
えば湿潤強度補強剤、表面活性剤、保持助剤等を使用す
ることができる。これらの助剤は通常上記工程のヘッド
・ボックスにおいて加えられる。好適な具体化例におい
ては、上記の成分をイオン性助剤、例えば陽イオン性ま
たは陰イオン性重合体で処理することによりチタン酸カ
リウムを高濃度にすることができる。これらの助剤は上
記方法によりウェッブを薄いシートにする際ウェッブ中
に比較的多量のチタン酸カリウムを保持する助けになる
と考えられている。陽イオン性及び陰イオン性助剤の組
み合わせから成る二成分系を使用し、これを逐次的に、
好ましくは互いに或距離をおいて加えると特に有利であ
ることが見出されている。本発明に特に有用な助剤は陽
イオン的にまたは陰イオン的に変性された高分子量ポリ
アクリルアミドである。好ましくは陽イオン性助剤を最
初に加える。保持助剤は好ましくはウェッブをつくる処
理をする際つくられたスラリ中の固体分の重量に関し、
約帆O1〜約1.0重量%の範囲の濃度で使用される。
さらに好適な範囲は0.04〜0.75重量%であり、
約0.04〜約0.3重量%がさらに好ましい。陽イオ
ン性共重合体は帆O1〜0.50%、好ましくは帆02
〜0.15%の範囲の量で加えることが好適である。陰
イオン性共重合体も同じ割合で加えることが好ましい。
本発明の電池系の電気抵抗は生成したシート製品を表面
活性剤で処理、通常は表面処理することにより改善する
ことができる。本発明に使用できる表面活性剤には、非
イオン性表面活性剤、例えばエトキシ化されたアルキル
フェノール、アルキルアリールポリエチレングリコール
等が含まれる。
表面活性剤の使用量は痕跡量から約1重量%であること
ができる。使用する特定の濃度は特定の表面活性剤に依
存するが、電池の挙動または電池の寿命に悪影響を及ぼ
さない濃度が実用上の限界である。
本発明によりつくられた電池分離材は高度に(約75〜
85%)多孔性の材料であり、平均の細孔直径は0.8
〜l、50μ、好ましくは0.9〜1.4μである。多
孔度がこれより大きいか小さい製品は所期の目的には効
果がない。ガス状の物質を通過させる能力によって決定
された最大の細孔の大きさは5〜251)S idの範
囲になければならない。
下記の実施例により本発明を例示するが、これらの実施
例は単に例示のためのものであり、特許請求の範囲記載
の事項以外本発明を限定するものではない。これらの実
施例において特記しない限りすべての割合は重量による
実施例1 製紙用パルプ製造機に1ooo部の水を装入した後、平
均繊維長が1mm 、断面積が数平方μ程度、比表面積
が10m”/g程度の市販の短繊維合成ポリエチレンパ
ルプ[パルペックス(PULPEX)、ソルヴエイ・ア
ンド・サイ(Solvay & C1e)社製145部
を加えて通常の製紙用パルプ製造機においてスラリをつ
くった。25分間パルプ化を行った。次に50部の平均
長約15μ、繊維の直径約0.2μのチタン酸カリウム
繊維を加える。このチタン酸カリウム繊維の表面積は1
9m”/gであった。さらに10分間パルプ製造機を動
作させ、チタン酸カリウムを十分に混合する。さらに8
00部の水を加え一層均一になるように混合しパルプ製
造機からの流出を助ける。
パルプ製造機の内容物を実験室用ロト7オーマー製紙機
の容器に移す。5部の長繊維を加える。
この長繊維はミニファイバーズ(Minif 1ber
s)社製の1.5デニ一ルX14インチのポリエチレン
テレフタレート・ステーブル・ファイバーである。しか
る後約5500部の水を加え、次に2.0部の摩砕した
製紙用の明IJI[デュポン(DuPont)社製の鉄
を含まない硫酸アルミニウムから成る摩砕した製品]を
加えた。十分に混合し、明優を溶解させた後、スラリを
約1時間放置する。次に水性スラリを該容器からヘッド
・ボックスの直ぐ上手にある稀釈ボックスに移した。
稀釈ボックスの中で混合物を水で稀釈し固体分含量を約
106重量%にする。
この稀釈した混合物を次にロトフオーマー上で生じるウ
ェッブが66グラメージになるような速度でヘッド・ボ
ックスに移す。ロト7オーマー上にある間、塊状物破砕
ロールを80ps iで動作させ、ウェッブの上面を平
滑にする。ロトフォーマーのワイヤーを35フイ一ト/
分の速度で移動させる。
ロトフォーマーの移動速度及び稀釈されたスラリの移送
速度によって、得られたウェッブは約12ミルの厚さを
もったものを得ることができる。ロト7オーマーを出た
後なお動いているベルト上に載っている間に、かたいロ
ールを押し付けてウェッブをプレスして凝集させ、ウェ
ッブの厚さを均一にする。
次にウェッブをワイヤーから網目状の金属ベルトに移し
、炉に通して固体状のウェッブ10ポンド当りの水分含
量が約10ポンドになるまで乾燥する。
炉を加熱する必要はない。
ウェッブは炉から出ると表面温度が約270’Fの6個
の水蒸気の缶(周が約12フイートのドラム)に移され
る。最初の3個の缶の上でウェッブは実質的に完全に乾
燥される。次にウェッブを約70下の2個の缶の上に通
す。繊維の結合部位のいくつかの所でポリオレフィン繊
維が熔融して若干の接合が起ると考えられる。指の爪で
ウェッブをこすると、ウェッブの良好な一体性が示され
る。
次にウェッブを巻取った後所望の分離材の大きさに切断
する。
実施例2 実施例1記載の方法と実質的に同じ方法でつくられた分
離材シートに対し、KOH水溶液吸収性、ガス流に対す
る抵抗性を決定するバブル圧、多孔度、細孔直径及びイ
オン抵抗に関して試験した。
決定した値を下記第1表に示す。
KOH水溶液吸収性、gKOH/g    4.0バブ
ル圧、psid9 多孔度、%          77 細孔直径、μm          1.3イオン抵抗
、オーム・cm      9.2バブル圧は入口及び
出口ポートをもった漏れのないステンレス鋼製の保持多
岐管装置を使用して決定した。この方法においてはN2
ガスを分離材のKOHで湿らせた試料に通し、ガス流が
試料を通って最初に出現する圧力をバブル・フロー・メ
ーターで観測する。試料の大きさは6.5m2であった
上記結果は本発明のシートが中程度のバブル圧をもって
いることを示しており、このことは規制されたガス流で
あることを物語っている。これとは対照的に市販のジル
カー(Zircar) (二酸化ジルコニウムのマット
)とペロン(Pellon) (ナイロン・7エルト)
との分離材は極端に低いバブル圧を示し、ガス流を規制
せず、従ってポツピング現象を示し、また燃料電池縁の
アスベスト分離材はバブル圧が35ps idのガス流
を示す。
多孔度及び細孔分布は浸入した水銀の容積と細孔直径の
間の関係を与える水銀ポロシメーターを使用して決定し
た。この関係を変形し、浸入した水銀の容積(cc/g
単位)を絶対圧力の対数で微分した微係数を細孔直径に
関してプロットすることにより、細孔スペクトルを与え
ることができる。
ポロシメーターのデータを使用し、多孔度、平均細孔容
積及び細孔直径を計算することができる。
本発明のシート材料に対する結果は燃料電池級のアスベ
ストと同等である。アスベストに対する値は多孔度が7
9部5%、平均容積における細孔直径は0.8〜5.6
μである。
30%KOHに浸漬したのシートのイオン抵抗はジェー
・イー・クーパー(J、 E、 Cooper)及びエ
イ−7ライシヤーA、 Fleischer)編[分離
材の特性、スクリーニング法(Characteris
tics of 5epararors。
Screening Methods)Jの53〜68
頁に記載されたジエー・ジエー・ランダー(J、 J、
 Lan、der)及びアール・デイm−つィーヴア−
(R,D、 Weaver)の「電気抵抗、直流法(E
lectrical Re5istance Dire
ct Current Method) J記載の方法
により決定した。本発明のシート材料はイオン抵抗が6
〜8cm・オームである燃料電池級のアスベストと同等
である。
実施例3 実施例1記載の分離材、燃料電池級の分離材及び実施例
1記載の方法と同じ方法でつくられた35部のポリエチ
レン・パルプ繊維/65部の二酸化チタン粉末を含む分
離材を用いて実験用のニッケル−水素電池を組立てた。
この実験用電池は6個の正極、6個の負極、及びそれぞ
れ面積52cm”の6枚の分離材から成っている。電解
質は電極Sをもった30%KOHであり、これをボイラ
ー板容器の中に入れた。
このようにしてつくられた1O20アンペア時の容量を
もつ電池の各々を2時間で3.0アンペアの割合で室温
において放電させ、6時間で2.0アンペアの割合で室
温において充電した。各放電/充電サイクル後の容量損
失の目安として、各サイクル後の放電後(EOD)電圧
を記録した。これらの条件下において充放電を一回も行
わないニッケル−水素電池のEODは約1.2ボルトで
なければならない。
サイクル回数が増加するにつれて起るEOD電圧の低下
は電池の劣化の開始を物語っている。上記の3種の分離
材の挙動を比較すると、ポリエチレン・パルプ繊維/二
酸化チタン粉末分離材をもつ電池は僅かに200回のサ
イクル後にEOD wL圧は1.1ポルi・に低下した
。燃料電池級のアスベスト分離材をもつ電池はEOD電
圧が1.1ボルトに低下するまで900回のサイクルを
行うことができた。実施例1記載の分離材をもつ電池は
1000回のサイクルを終えてもEOD電圧は1.2ボ
ルトの一定値を保っていた。
本発明の主な特徴及び態様は次の通りである。
1、ポリオレフィン合成パルプ約30〜70重量%、長
さが少なくとも約0.25インチの合成長繊維約1〜3
5重量%、及び繊維状チタン酸カリウム約15〜65重
量%の均一な混合物からつくられた厚さ約IOミル以下
の多孔性シートから成るニッケル−水素電池に使用する
のに適した電池分離材。
2、チタン酸カリウムは長さ対 直径の比が少なくとも
約20の繊維状構造をもっている上記第1項記載の電池
分離材。
3、繊維状チタン酸カリウムの平均長は少なくとも約1
0μであり、繊維の直径は約0.1〜0.5μである上
記第2項記載の電池分離材。
4、繊維状チタン酸カリウムはに2TraO+rの経験
式をもっている上記第1項記載の電池分離材。
5、合成長繊維はポリエステル、ポリオレフィン、ポリ
アミド、ポリアセテート、ポリアクリレートまたはポリ
アクリルからつくられたものである上記第2項記載の電
池分離材。
6、合成長繊維はポリエステル、ポリオレフィン、ポリ
アミド、ポリアセテート、ポリアクリレートまたはポリ
アクリルからつくられたものである上記第3項記載の電
池分離材。
7、合成長繊維はポリオレフィン、ポリアミドまたはポ
リアクリル酸からつくられI;ものである上記第5項記
載の電池分離材。
8、合成長繊維はポリオレフィン、ポリアミドまたはポ
リアクリル酸からつくられたものである上記第6項記載
の電池分離材。
9、合成長m雑はポリオレフィンからつくられたもので
あり、ポリオレフィン合成パルプはポリエチレン、ポリ
プロピレンまたはそれらの組み合わせから成る群から選
ばれる上記第5項記載の電池分離材。
10.合成長繊維はポリオレフィンからつくられたもの
であり、ポリオレフィン合成パルプはポリエチレン、ポ
リプロピレンまたはそれらの組み合わせから成る群から
選ばれる上記第6項記載の電池分離材。
11、電解質、少なくとも一対の反対の極性をもった電
極、及び該反対の極性をもった電極の間にある分離材か
ら成るニッケル−水素電池系において、該分離材が上記
第1項記載のシート製品である改良電池系。
12、を解質、少なくとも一対の反対の極性をもった電
極、及び該反対の極性をもった電極の間にある分離材か
ら成るニッケル−水素電池系において、該分離材が上記
第2項記載のシート製品である改良電池系。
13、電解質、少なくとも一対の反対の極性をもった電
極、及び該反対の極性をもった電極の間にある分離材か
ら成るニッケル−水素電池系において、該分離材が上記
第3項記載のシート製品である改良電池系。
14、電解質、少なくとも一対の反対の極性をもった電
極、及び該反対の極性をもった電極の間にある分離材か
ら成るニッケル−水素電池系において、該分離材が上記
第4項記載のシート製品である改良電池系。
15、電解質、少なくとも一対の反対の極性をもった電
極、及び該反対の極性をもった電極の間にある分離材か
ら成るニッケル−水素電池系において、該分離材が上記
第5項記載のシート製品である改良電池系。
16、電解質、少なくとも一対の反対の極性をもった電
極、及び該反対の極性をもった電極の間にある分離材か
ら成るニッケル−水素電池系において、該分離材が上記
第6項記載のシート製品である改良電池系。
17、電解質、少なくとも一対の反対の極性をもった電
極、及び該反対の極性をもった電極の間にある分離材か
ら成るニッケル−水素電池系において、該分離材が上記
第7項記載のシート製品である改良電池系。
18、電解質、少なくとも一対の反対の極性をもった電
極、及び該反対の極性をもった電極の間にある分離材か
ら成るニッケル−水素電池系において、該分離材が上記
第8項記載のシート製品である改良電池系。
19、電解質、少なくとも一対の反対の極性をもった電
極、及び該反対の極性をもった電極の間にある分離材か
ら成るニッケル−水素電池系において、該分離材が上記
第9項記載のシート製品である改良電池系。
20、電解質、少なくとも一対の反対の極性をもった電
極、及び該反対の極性をもった電極の間にある分離材か
ら成るニッケル−水素電池系において、該分離材が上記
第10項記載のシート製品である改良電池系。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ポリオレフィン合成パルプ約30〜70重量%、長
    さが少なくとも約0.25インチの合成長繊維約1〜3
    5重量%、及び繊維状チタン酸カリウム約15〜65重
    量%の実質的に均一な混合物からつくられた厚さ約10
    ミル以下の多孔性シートから成ることを特徴とするニッ
    ケル−水素電池に使用するのに適した電池分離材。 2、電解質、少なくとも一対の反対の極性をもった電極
    、及び該反対の極性をもった電極の間にある分離材から
    成るニッケル−水素電池系において、該分離材が特許請
    求の範囲第1項記載のシート製品である改良電池系。
JP63274615A 1987-12-01 1988-11-01 電池の分離材 Pending JPH01167950A (ja)

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US12734687A 1987-12-01 1987-12-01
US127346 1987-12-01

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