JPH01166882A - 鋼片溶断バリ除去装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は鋼片等をガス溶断する際に発生する溶融ノロが
溶断面下端に付着し、パリとして形成されるが、そのパ
リ除去装置に関するものである。

（従来の技術） 鋼片のガス溶断後に付着するパリは、一般的、にはパリ
取シ装置で除去されるが、パリの残存したものは後工程
において、人手によって除去するのが普通であり、ガス
溶断後にパリ取シ工程が存在することは、時間的ロス及
び省力化のネックとなっている〇 そこで提案されたものとして特開昭５７−１９９５５４
がらる＠これは鋼片のガス溶断部の下面にドラムに巻か
れた金属板をドラムから巻戻して連続的に供給し、鋼片
下面に配置し圧着した状態で同時にガス溶断しパリを金
属板に付着させるものである０（発明が解決すべき問題
点） しかしながら前記提案のものは、金属板はドラムを介し
てコイル状で供給されるため巻きぐせが生じておシ、鋼
板製造用鋼片の場合、通常１０００〜１６００ｍｍ幅が
あるため、鋼片裏面への金属板の密着は容易ではない０
又、溶断完了後の鋼片から金属板を分離させる方法とし
て金属板をたるませる機構としているが、この分離も容
易ではない。

そして金属板を巻取る等の構成はトーチダレが付着し且
つ溶断熱のため形状が悪化しているため。

その処理には問題が多い。

（問題点を解決するための手段） このような問題点を解決するため、本発明は、鋼片搬送
ラインと平行して当て板供給装置、当て板供給ストッカ
ー、末端部分が鋼片搬送ラインに延在する当て版搬送装
置、スクラップパケットの順に配置・構成し、前記当て
板供給装置は先端に吸着手段を備え、一定の高さ昇降自
在でかつ吸着部分が当て板供給ストッカー、当て版搬送
装置、スクラップパケットの真上位置に進退自在に構成
され、また当て版搬送装置は当て板供給装置と直交状態
に配置され、かつ一端が鋼片搬送ラインのテーブルロー
ラ間に延在せしめた走行レールと、該走行レール上を走
行して当て板を搬送する搬送機構と搬送位置において鋼
片裏面に当て板を着脱する着脱機構を備えていることを
特徴とする鋼片溶断バリ除去装置である。

（実施例） 以下図面によって本発明の詳細な説明する。

第１図は本発明の実施例に係る鋼片溶断ノ（す除去装置
と鋼片搬送ラインであるテーブルロー゛うとの位置関係
を示す装置全体の配置平面図であり、゛第２図及び第３
図は当て板を＠―シた搬送台車がテーブルローラ上の鋼
片下面に案内されたところの断面図と平面図を示し、第
４図は第１図Ｂ−Ｂ矢視の側面図である０第５図はｉで
板供給装置の斜視図である。

図において２は鋼片搬送ラインであるテーブルローラ、
３はテーブルローラ２の近傍にラインと平行に配置され
た当て板供給装置で、基部３ａと基部に一端を軸３ｄで
回動可能に連結されたアーム３ｂと、アーム３ｂに軸３
ｆで連結され、マグネット等の吸着手段を備えた吸着ハ
ンド部３Ｃから成る。前記アーム８ｂは途中に軸３ｅを
配置し基部側と吸着側に分れ、吸着側は軸３ｅによシ回
動自在である。これによってアーム３ｂは・軸８ｄ。

３ｅによシ２段階に回動できるので伸縮、昇降動作が可
能となシ、先端に配置された吸着ハンド部は後述する当
て板供給ストッカー、搬゛送台車、スクラップパケット
上へ進退自在である。

次に４は当て板供給ストッカーで、一定の寸法に切断さ
れた薄鉄板を一定量山積状態でストックできる構造のも
のである。５は当て版搬送装置を示し、出て版搬送装置
５は末端部分がテーブルローラ２内に延在する走行レー
ル８と、走行レール８を支承する走行架台９及び走行レ
ール８上を走行自在な搬送台車７、一端が搬送台車７に
接続され搬送台車７を一定の不離だけ前後進させる走行
シリンダ６からなる当て版搬送機構と、前記搬送台車７
上に搭載されたモータ１１と、モータ１１に接続された
トルクリミッタ−１２、及びトルクリミッタ−１２に連
結され回転駆動されるスクリューシャフト１３、該スク
リューシャフト１３に歯合して回転することによシ上昇
、下降をする２個のスクリュージヤツキ１４と、該２個
のスクリュージヤツキ１４に裏面を固定された左右２本
の押付架台１５と、押付架台１５と１５の間で長手方向
両端側にて当て板１９を左右２本の押付架台１５上に固
定′するエヤーシリンダ１″７とロックアーム１６から
なるロック機構を有する着脱機構を備えている。

尚、前記搬送台車７１７）′駆動源である走行シリンダ
６は他の駆動手段例えばチェーン駆動等に適宜変更可能
である。

ま′た、トルクリミッタ−１２は押付架台１５の上昇時
、鋼片１裏面への当て板１９の押付は力を調整する役目
を果たす。ロック機構は、ガス溶断完了後の当て板１９
を鋼片１裏面から分離しやすくするもので、ロックアー
ム１６の作動はエアーシリンダ１７で行い、ロック人は
供給側において押付架台１５上にｉて板１９を載置した
時点とし、ロック切は搬送台車７が供給側に戻った時点
としである。

次に１８はスクラップパケットで溶断完了し供給位置に
戻ってきたパリ付き当て板１９を収納するＯ しかして当て板供給ストッカー４から押付架台１５上へ
の当て板１９の供給及び押付架台１５上からスクラップ
パケット１８内への移動は当て板供給装置３の作動によ
りスムーズに実行される。

尚、第３図において２１は走行架台９及び走行レール８
の一端を固定するためテープルローラノーウジングに配
置した固定ブラケットで、２０は左右２本の押付架台１
５．１５の中間部に配置されたガス溶断火口を示し、鋼
片の幅方向に２ケ配置しである０ 次に使用法を説明する〇 あらかじめ一定サイズのシートに切シ揃えられ、当て板
供給ストッカー４に積置された当て板１９を、昇降進退
自在に構成された当て板供給装置３の吸着ハンド部３Ｃ
のマグネットにより当て板を１枚吸着し、搬送台車７の
押付架台１５上に載置させる０この時の当て板着地信号
で当て板ロック機構（ロックアーム１６、エヤーシリン
ダ１７が機能し当て板１９の両端を押付架台１５に固定
させる。その後走行シリンダ６によシ搬送台車７がテー
ブルローラー上の鋼片１の真下に誘導されＺ９゜次いで
モータ１１の起動によりスクリュー１３及びスクリュー
ジヤツキ１４によシ押付架台１５上にのった当て板１９
を架台１５ごと下面から押上げ鋼片１下面に密着させる
。この状態で火口２０を作動させガス溶断作業を行う◎ 溶断完了後は尚て板１９を鋼片１から分離させるため当
て板をロックした状態でモータ１１を起動し、スクリュ
ー１３及びスクリュージヤツキ１４を介して押上げ架台
を下降させる。

次に走行シリンダ６を作動させて搬送台車７を供給装置
側に戻す。この時点でエヤーシリンダ１７を起動してロ
ックアーム１６を回動しロック否解除する。

次に当て板を当て板供給装置の吸着／Ｓンド部３０のマ
グネットによシ吸着し、スクラップパケット１８に排除
する。

以上が本発明装置の一連の動作であシ、当て板は鋼片下
面に確実に密着されることから、溶断バリはすべて当て
板側に確実に付着除去されることになる。

（発明の効果） 本発明によれば大損シな設備を必要とすることなく、効
果的にパリを除去することが可能となる。

即ちシート状の当て板を使用することで鋼片裏面に確実
に密着させ、かつ分離させることができる信頼性の高い
装置であシ、その構成も簡単で設備的にも安価なもので
ある。又鋼片移動と同調して動きながらガス溶断する場
合にも当然適用できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す全体平面図、第２図は当
て版搬送後の第１図Ａ−Ａ断面図、第３図は当て板とガ
ス溶断火口との関係を示す平面図で搬送台車が溶断位置
に配置された状態を示す図、第４図は第１図Ｂ−Ｂ矢視
による側面図、第５図は当て板供給装置の斜視図である
。 １・・・鋼片　　　　　　２・・・テーブルローラ８・
・・当て板供給装置　４・・・当て板供給ストッカー５
・・・当て版搬送装置　６・・・走行シリンダ７・・・
搬送台車　　　　８・・・走行レール９・・・走行架台
　　　１０・・・車輪１１・・・モータ　　　　　　１
２・・・トルクリミッタ−１３・・・スクリュージヤツ
キ １４・・・スクリュージヤツキ　　１５・・・押付架台
１６・・・ロックアーム　　１７・・・エヤーシリンダ
・１８・・・スクラップパケット　　１９・・・当て板
２０・・・火口　　　　　　２１・・・固定ブラケット
出　願　人　新日本製鐵株式会社 −２／ 第２図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 鋼片搬送ラインと平行して当て板供給装置、当て板供給
   ストッカー、末端部分が鋼片搬送ラインに延在する当て
   板搬送装置、スクラップパケットの順に配置構成し、前
   記当て板供給装置は先端に吸着手段を備え、一定の高さ
   昇降自在でかつ吸着部分が当て板供給ストッカー、当て
   板搬送装置、スクラップパケットの真上位置に進退自在
   に構成され、また当て板搬送装置は当て板供給装置と直
   交状態に配置され、かつ一端が鋼片搬送ラインのテーブ
   ルローラー間に延圧せしめた走行レールと、該走行レー
   ル上を走行して当て板を搬送する搬送機構と搬送位置に
   おいて鋼片裏面に当て板を着脱する着脱機構を備えてい
   ることを特徴とする鋼片溶断バリ除去装置。