JP2000094186A - レーザ加工システム - Google Patents

レーザ加工システム

Info

Publication number
JP2000094186A
JP2000094186A JP10268011A JP26801198A JP2000094186A JP 2000094186 A JP2000094186 A JP 2000094186A JP 10268011 A JP10268011 A JP 10268011A JP 26801198 A JP26801198 A JP 26801198A JP 2000094186 A JP2000094186 A JP 2000094186A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser processing
workpiece
laser
pallet
processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10268011A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryuichi Nakai
隆一 中井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibuya Corp
Original Assignee
Shibuya Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shibuya Kogyo Co Ltd filed Critical Shibuya Kogyo Co Ltd
Priority to JP10268011A priority Critical patent/JP2000094186A/ja
Publication of JP2000094186A publication Critical patent/JP2000094186A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laser Beam Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 レーザ加工システム1は、並列に配置し
た2台のレーザ加工機M1,M2を備えている。これら
2台のレーザ加工機M1,M2は、共通の第1供給装置
6および回収装置8を備えている。また、回収装置8に
おける下流側端部となる排出位置Aの隣には、パレット
Pの給排を行う処理装置22を設けている。レーザ加工
機M1,M2によって加工が終了した被加工物2は、回
収装置8が備える台車上のパレットPに載置して回収
し、その後、台車を排出位置Aに停止させる。台車上で
被加工物2を載置したパレットPは、処理装置22によ
って台車から排出される一方、新たな空のパレットPが
台車に載置される。 【効果】 設置スペースの増加を抑制して、処理能力の
高いレーザ加工システム1を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレーザ加工システムに関
し、より詳しくは、複数のレーザ加工機とそれらに共通
な被加工物の回収装置を備えたレーザ加工システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザ加工システムとして次のよ
うな構成を備えたものは知られている。すなわち、被加
工物にレーザ加工を施すレーザ加工機と、このレーザ加
工機に被加工物を供給する供給装置と、レーザ加工後の
被加工物(製品および残材)をレーザ加工機から排出す
る排出装置とを備えたものは知られている(例えば特開
平6−135584号公報)。上記従来の装置では、供
給装置と排出装置とを一台で兼用するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来、レー
ザ加工機の処理能力を向上させることが要望されてお
り、そのような要望を実現させようとすると、最も単純
には上述した従来の加工システムを複数並列に配置すれ
ばよい。しかしながら、そのような構成にすると、装置
の設置スペースが増大し、しかも、複数のレーザ加工機
に対する被加工物の給排作業の効率が悪くなるという欠
点が生じる。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような事情に鑑み、
本発明は、被加工物に所要のレーザ加工を施す第1レー
ザ加工機と、上記第1レーザ加工機と並設されて被加工
物に所要のレーザ加工を施す第2レーザ加工機と、上記
各レーザ加工機にわたって移動可能に設けられて、それ
ら各レーザ加工機の加工テーブル上に選択的に被加工物
を供給する供給装置と、上記第1レーザ加工機によるレ
ーザ加工が終了した被加工物を加工テーブル上から排出
する第1排出装置と、上記第2レーザ加工機によるレー
ザ加工が終了した被加工物を加工テーブル上から排出す
る第2排出装置と、上記各排出装置が被加工物を排出す
る位置にわたって移動可能に設けられて、各排出装置に
よって加工テーブルから排出される被加工物を回収する
回収装置とを備えるレーザ加工システムを提供するもの
である。また、第2の発明は、被加工物に所要のレーザ
加工を施す第1レーザ加工機と、上記第1レーザ加工機
と互い違いとなるように配設されて被加工物に所要のレ
ーザ加工を施す第2レーザ加工機と、上記各レーザ加工
機にわたって移動可能に設けられて、それら各レーザ加
工機の加工テーブル上に選択的に被加工物を供給する供
給装置と、上記第1レーザ加工機によるレーザ加工が終
了した被加工物を加工テーブル上から第2排出装置の方
向へ排出する第1排出装置と、上記第2レーザ加工機に
よるレーザ加工が終了した被加工物を加工テーブル上か
ら第1排出装置の方向へ排出する第2排出装置と、第1
レーザ加工機と第2レーザ加工機とが隔てた間の位置
で、かつ各排出装置が被加工物を排出する位置にわたっ
て移動可能に設けられて上記各排出装置によって排出さ
れる被加工物を回収する回収装置とを備えるレーザ加工
システムを提供するものである。
【0005】
【作用】このような構成によれば、供給装置および回収
装置は複数のレーザ加工機に兼用することができるの
で、設置スペースの増加を抑制することができる。しか
も、処理能力が高いレーザ加工システムを提供すること
ができる。
【0006】
【実施例】以下図示実施例について本発明を説明する
と、図1において、1は板状の被加工物2に所要のレー
ザ加工を施すレーザ加工システムである。このレーザ加
工システム1は、同一の構成を備えた4台のレーザ加工
機M1,M2,M3,M4を備えている。図1の左右方
向をY方向とし、それと直交する方向をX方向とした時
に、X方向の一側にY方向において所定間隔を維持して
上記レーザ加工機M1,M2を平行に配置している。ま
た、X方向の他側に、Y方向において所定間隔を維持し
てレーザ加工機M3,M4を平行に配置している。全体
としてみると、4台のレーザ加工機M1,M2,M3,
M4は千鳥状の位置に配置されて互い違いになってお
り、かつこれらのレーザ加工機M1,M2,M3,M4
は、それらが備える加工テーブル3が図面上のX方向に
おける中央側に位置するように配置している。レーザ加
工機M1,M2,M3,M4の構成は従来公知のもので
ある。すなわち、図2にも示すように、レーザ加工機M
1,M2,M3,M4は、被加工物2を載置してX方向
に移動可能な上記加工テーブル3と、レーザ光線を発振
する図示しないレーザ発振器と、Y方向に移動可能で、
かつレーザ発振器から発振されたレーザ光線を被加工物
2に照射する加工ヘッド5を備えている。また、レーザ
加工システム1は、制御装置9を備えており、この制御
装置9は、レーザ加工機M1,M2,M3,M4が備え
るレーザ発振器、加工テーブル3の駆動源、および加工
ヘッド5をY方向に移動させる駆動源の作動を制御する
ようになっている。これにより、制御装置9は、レーザ
加工機M1,M2,M3,M4の加工ヘッド5から加工
テーブル3上の被加工物2にレーザ光線を照射させて切
断加工を開始させ、加工ヘッド5と加工テーブル3上の
被加工物2とをXY方向に相対移動させることにより、
被加工物2を所要の形状に切断することができる。な
お、本実施例では、切断加工が終了した製品は、ミクロ
ジョイントを介して残材と接続された状態となるように
している。つまり、切断加工終了後においても、製品と
残材とは一体に連結された状態となっており、その状態
で後述する排出装置21に加工テーブル3上から排出さ
れる様になっている。
【0007】しかして、本実施例は、レーザ加工機M
1,M2に対して共通の第1供給装置6によって被加工
物2を選択的に供給するとともに、レーザ加工機M4,
M5に対して共通の第2供給装置7によって被加工物2
を選択的に供給するように構成し、さらにレーザ加工機
M1,M2,M4,M5による加工後の被加工物2(製
品および残材)は、共通の回収装置8によって回収する
ように構成したものである。すなわち、図1ないし図2
に示すように、レーザ加工機M1,M2の加工テーブル
3,3の上方側には、Y方向と平行に一対のガイドレー
ル11を設けてあり、このガイドレール11に台車12
の車輪を転動自在に載置している。台車12の底面に
は、昇降可能な複数の吸着パッド13を下方にむけて取
り付けている。台車12の底部にはモータ14を取り付
けてあり、このモータ14は台車12の車輪と連動させ
ている。制御装置9によってモータ14が正逆に回転さ
れると、台車12はガイドレール11に沿ってY方向に
移動して、レーザ加工機M1,M2の加工テーブル3,
3上に位置することができる。ガイドレール11におけ
る左方側の端部の下方位置には、板状の被加工物2を積
層状態で貯溜する第1ストッカ15を配置している。
【0008】制御装置9は、台車12の吸着パッド13
を上昇させ、かつ吸着パッド13に負圧を導入させた状
態において、モータ14を回転させて台車12を第1ス
トッカ15の上方に移動させ、次に吸着パッド13を下
降させる。これにより、複数の吸着パッド13によって
第1ストッカ15内の最上方の被加工物2が吸着保持さ
れる。この後、制御装置9は、吸着パッド13を再度上
昇させるとともに、モータ14を逆転させる。これによ
り、吸着パッド13によって一枚の被加工物2が吸着保
持され、該被加工物2は第1ストッカ15上に支持され
てからレーザ加工機M1あるいはレーザ加工機M2の加
工テーブル3上まで移送される。すると、この後、吸着
パッド13に対する負圧の導入が停止されるので、吸着
パッド13による被加工物2の保持状態が解放され、該
被加工物2は、レーザ加工機M1(M2)の加工テーブ
ル3上に供給される。本実施例では、上述のようにし
て、第1供給装置6によっていずれかのレーザ加工機M
1あるいはM2の加工テーブル3上に被加工物2を選択
的に供給することができる。以上の記載から理解できる
ように、本実施例の第1供給装置6は、一対のガイドレ
ール11、台車12、複数の吸着パッド13およびモー
タ14によって構成している。
【0009】一方、第2供給装置7は、上記第1供給装
置6と同じ構成を備えている。すなわち、第2供給装置
7は、レーザ加工機M3,M4の加工テーブル3の上方
にわたってY方向に伸びる一対のガイドレール16と、
それに転動自在に設けた台車17と、台車17の底部に
設けた図示しない複数の吸着パッドと、台車17の底部
に取り付けられて台車17の車輪に連動させた図示しな
いモータによって構成している。ガイドレール16にお
ける左方側の端部の下方位置には、板状の被加工物2を
積層状態で貯溜する第2ストッカ18を配置している。
第2供給装置7の作動も、制御装置9によって制御され
るようになっている。すなわち、第2供給装置7は、第
2ストッカ18の位置で、そこの最上方の被加工物2を
吸着保持し、ガイドレール16に沿って移動されて各レ
ーザ加工機M3,M4の加工テーブル3上に選択的に被
加工物2を供給するようになっている。このように本実
施例では、第1供給装置6によって2台のレーザ加工機
M1,M2に被加工物2を選択的に供給しており、ま
た、第2供給装置7によって2台のレーザ加工機M3,
M4に被加工物2を選択的に供給することができる。こ
れにより、レーザ加工機M1,M2,M3,M4に被加
工物2を供給するための供給装置の設置スペースの増加
を抑制するようにしている。
【0010】次に、各レーザ加工機M1,M2の加工テ
ーブル3における各レーザ加工機M3,M4側の端部の
隣接位置には、加工終了後の被加工物2(製品および残
材)を加工テーブル3上から排出する排出装置21を設
けている。また、各レーザ加工機M3,M4の加工テー
ブル3における各レーザ加工機M1,M2側の端部の隣
接位置にも、加工終了後の被加工物2(製品および残
材)を加工テーブル3上から排出する排出装置21を設
けている。この様に、本実施例では、各レーザ加工機M
1,M2,M3,M4ごとに、それぞれ加工テーブル3
上から加工後の被加工物2を排出する排出装置21を設
けてあり、これらの排出装置21はX方向に平行とな
り、かつY方向の同一直線上に配置されている。また、
これら4か所の排出装置21と直交するように、回収装
置8を配置してあり、回収装置8における図中右方側の
端部の隣接位置には、回収装置8にパレットPを給排す
る処理装置22を設けている。各排出装置21は同一の
構成としてあり、図2ないし図5に示すように、この排
出装置21は、各加工テーブル3の端部の位置から図面
上でX方向中央側へ伸びる一対のガイドレール23,2
3を備えており、このガイドレール23,23にクラン
プ機構24を架設してX方向に移動できるようにしてい
る。クランプ機構24はモータ19を備えており、この
モータ19が制御装置9によって正逆に回転されると、
クランプ機構24はガイドレール23,23に沿ってX
方向に進退動することができる。クランプ機構24が図
2に想像線で示すように前進端位置まで前進されると、
加工テーブル3上の被加工物2の端部をクランプ機構2
4によって把持することができる。また、この状態から
図2に実線で示す位置までクランプ機構24を後退させ
ることにより、加工テーブル3上から被加工物2を排出
することができる。
【0011】その際、加工テーブル3上からの被加工物
2の排出を円滑に行うために各ガイドレール23,23
の下方側に、ローラコンベヤ26を設けている。つま
り、各ガイドレール23,23の下方側には、左右一対
の溝状のガイド部材25をX方向と平行に、かつ水平に
設けている。そして、左右のガイド部材25にわたって
無端状のローラコンベヤ26をX方向に走行できるよう
に取り付けている。ローラコンベヤ26は、左右一対の
無端状チェン27とそれらにわたって設けた多数の回転
自在なローラ28とを備えており、無端状チェン27は
図示しないモータと連動しており、このモータの作動も
制御装置9が制御するようにしている。制御装置9がこ
のモータを正転させて無端状チェン27を所定量だけ走
行させると、全てのローラ28が左右のガイド部材25
にわたって掛け渡される搬送位置となり(図3)、他
方、制御装置9がモータを逆転させると、全てのローラ
28はガイド部材25から外れてそれより下方に退没す
る退避位置とに移動される(図5)。なお、排出装置2
1が備えるローラコンベヤ26の構成は、例えば特開平
6−135584号公報等により既に公知である。
【0012】次に、回収装置8について説明すると、回
収装置8は、上記4台の排出装置21におけるガイド部
材25と直交させて設けた一対のガイドレール31、3
1と、このガイドレール31、31に転動自在に載置し
た台車32とを備えている。ガイドレール23に載置し
た台車32の車輪にはモータ33を連動させてあり(図
2)、制御装置9によってこのモータ33を正逆に回転
させるようにしている。上記各排出装置21の位置に
は、上記台車32と接触する図示しないセンサを配置し
てあり、台車32がY方向に移動されてこれらのセンサ
と接触すると、各センサは接触信号を制御装置9に入力
するようになっている。制御装置9は各排出装置21の
位置のセンサからの信号を元に、各排出装置21の隣接
位置に台車32を停止させる。この台車32の支持面
は、昇降機構34によって昇降できるようになってお
り、昇降機構34の作動は制御装置9によって制御する
ようにしている。本実施例では、台車32に直接、加工
後の被加工物2を載置して回収するのではなく、台車3
2にパレットPを支持し、そのパレットP上に被加工物
(製品および残材)を載置して回収するようにしてい
る。
【0013】すなわち、図2に示すように、例えばレー
ザ加工機M2の加工テーブル3上の被加工物2にレーザ
加工が終了したとすると、この時点においてレーザ加工
機M2の隣接位置となる排出装置21の位置に既に台車
32を停止させている。すると、排出装置21のクラン
プ機構24が加工テーブル3にむけて前進されて、加工
テーブル3上の被加工物2の端部を把持する。他方、ロ
ーラコンベヤ26は、ローラ28が上方となる搬送位置
となる(図3)。これにより、台車32上に支持したパ
レットPの上方は多数のローラ28によってすべて覆わ
れることになる。また、この後、台車32の支持面が昇
降機構34によって上昇されるので、台車上のパレット
Pの載置面は、搬送位置に位置するローラ28の近接下
方側に位置する(図3)。一方、左方に前進されて被加
工物2の端部を把持したクランプ機構24は、この後、
元の右方側の位置まで後退される(図3)。これによっ
て、クランプ機構24に把持された被加工物2(製品、
および残材)は、ローラ28によって支持されつつ加工
テーブル3上からローラ28上に移送される(図3)。
この後、ローラコンベヤ26の全てのローラ28が退避
位置に移動されるので、被加工物2(製品、および残
材)がパレットP上に載置される(図4、図5)。この
時には、被加工物2はクランプ機構24に把持されてい
るが、この直後にクランプ機構24による被加工物2の
把持状態が解放されるので、被加工物2は完全にパレッ
トP上に載置される(図5)。
【0014】この状態となると、台車32の支持面が昇
降機構34によって下降され、その後台車32が図1に
おける右方端となる下流側の排出位置Aまで移動されて
停止する。排出位置Aの隣接箇所にはパレットPの処理
装置22を配置してあり、排出位置Aに停止した台車3
2上のパレットPは、処理装置22によって台車32上
から直ちに排出される一方、隣接位置で待機していた新
たな空のパレットPが処理装置22によって排出位置A
の台車32上に供給される。上述のようにして、各排出
装置21によって加工テーブル3上から被加工物2を支
持したパレットPの排出を行い、各排出装置21によっ
て排出された被加工物2は、回収装置8の台車32に支
持したパレットP上に積層されて載置されるようになっ
ている。そして、最後に排出位置Aにおいて台車32上
からパレットPが排出される。
【0015】本実施例のレーザ加工システム1は、パレ
ットPを3枚だけ備えており、1枚のパレットPは台車
32上に載置させる一方、残りの2枚のパレットPは排
出位置Aの隣接箇所で待機させるようにしている。そし
て、上述したように、排出位置Aに停止した台車32上
から処理装置22によってパレットPが排出されると、
直ちに処理装置22によって新たな空のパレットPが台
車32上に供給されるようになっている。また、これに
伴い、待機していたもう一枚の空のパレットPが排出位
置Aのすぐ隣接位置に移動される。被加工物2を載置し
たパレットPは、ガイドレール31の延長線上となる排
出位置Aの隣に置かれた状態となり、その状態におい
て、現場の作業者が、該パレットP上の製品部分と残材
を区別してパレットPから排出するようにしている。こ
の後、製品部分および残材が排出されて空になったパレ
ットPは、X方向の一側へ移動されてそこで待機する。
これにより、排出位置Aの隣接箇所に2枚の空のパレッ
トPが待機している状態となる。このように、本実施例
では、3枚のパレットPを交互に台車32に給排するこ
とにより、被加工物2を回収装置8からきわめて短時間
で排出することができる。また、これにより、各排出装
置21が加工テーブル3から被加工物2を排出するに際
して、待機時間を設けることなく回収装置8の台車32
に被加工物2を排出できる。したがって、処理能力が高
いレーザ加工システム1を提供することが可能となる。
なお、パレットPの処理装置22の具体的な構成は、例
えば特開昭61−182833号公報等によって公知な
ので、構成に関する詳細な説明は省略する。
【0016】(作動説明)以上の構成において、制御装
置9は、レーザ加工システム1を構成する各装置の作動
を制御して、被加工物2にレーザ加工を施し、加工後の
被加工物2を回収する。先ず、第1供給装置6によっ
て、一側のレーザ加工機M1,M2の加工テーブル3上
に板状の被加工物2が載置される。また、第2供給装置
7によって、他側のレーザ加工機M3,M4の加工テー
ブル3上に板状の被加工物2が載置される。この時点で
は、排出位置Aに位置している台車32上に処理装置2
2によって空のパレットPが供給されており、したがっ
て、排出位置Aの隣接位置には2枚の空のパレットPが
待機している。この後、各レーザ加工機M1,M2、M
3,M4によって被加工物2にレーザ加工(例えば切断
加工)が開始され、順次切断加工が進行し、ここで例え
ば、図2に示したレーザ加工機M2による切断加工が最
初に終了したとする。この時点では、上記台車32は、
そのレーザ加工機M2の加工テーブル3の隣接位置まで
既に移動されて停止している。この後、上述したように
排出装置21によって加工テーブル3上から被加工物2
(製品および残材)が排出されて、台車32上のパレッ
トPに載置される。この間に、レーザ加工機M2におけ
る切断加工が終了間際になると、台車32上がそのレー
ザ加工機M2の排出装置21の位置まで移動して停止す
る。すると、この後、レーザ加工機M2における切断加
工が終了して、排出装置21によって加工後の被加工物
2がパレットP上の最初の被加工物2の上方に積層され
る。各レーザ加工機M1,M2、M3,M4による加工
終了時点では、あらかじめそれらの排出装置21の隣接
位置に台車32を停止させておき、その台車32上のパ
レットPに加工後の被加工物2を数枚積層するようにし
ている。この後、台車32は排出位置Aまで移動されて
停止するので、上記処理装置22によって台車32上か
ら被加工物2を支持したパレットPが排出されて、その
隣接位置に移送され、他方、処理装置22によって新た
な空のパレットPが台車上に供給される。
【0017】以上のように、本実施例では、第1供給装
置6によって2台のレーザ加工機M1,M2に被加工物
2を供給し、また,第2供給装置7によって2台のレー
ザ加工機M3,M4に被加工物2を供給するようにして
いる。さらに、4台のレーザ加工機M1,M2,M3,
M4によって加工が終了した被加工物2は、単一の回収
装置8によって回収し、かつその回収の際にはパレット
を用いて回収するようにしている。したがって、設置ス
ペースの増加を抑制して、処理能力が高いレーザ加工シ
ステム1を提供することができる。
【0018】(第2実施例)次に図6は本発明の第2実
施例を示したものである。この第2実施例は、上記第1
実施例における他側の2台のレーザ加工機M3,M4お
よび第2供給装置7とレーザ加工機M3,M4用の排出
装置21を省略したものである。したがって、この第2
実施例では、平行に配置した2台のレーザ加工機M1,
M2と、Y方向に配置した第1供給装置6、レーザ加工
機M1,M2ごとに設けた排出装置21、回収装置8お
よびパレットPの処理装置22によってレーザ加工シス
テム1を構成している。なお、この第2実施例のレーザ
加工システム1を構成する各装置の具体的な構成は、上
記第1実施例のものと同じであり、対応する部材には同
一の部材番号を付している。このような第2実施例であ
っても上述した第1実施例と同様の作用効果を得ること
ができる。なお、上記両実施例では、システム全体とし
てパレットPを3枚備えて、その内の2枚を排出位置A
の隣接箇所に待機させるようにしているが、システム全
体として2枚のパレットPを用意し、その内の一枚を排
出位置Aの隣接箇所に待機させるようにしても良い。さ
らに、上記各実施例では、台車32に直接、加工後の被
加工物2を載置して回収するのではなく、台車32にパ
レットPを支持し、そのパレットP上に被加工物(製品
および残材)を載置して回収するようにしているが、台
車32に直接、加工後の被加工物2を載置して回収する
こともできる。この場合、処理装置22によって被加工
物2を台車32から排出する。
【0019】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、設置ス
ペースの増加を抑制して、処理能力が高いレーザ加工シ
ステムを提供できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す平面図
【図2】図1のII−II線に沿う要部の断面図
【図3】図2に示した要部の異なる作動状態を示す正面
【図4】図2に示した要部の異なる作動状態を示す正面
【図5】図2に示した要部の異なる作動状態を示す正面
【図6】本発明の第2実施例を示す平面図
【符号の説明】
1 レーザ加工システム 2 被加工
物 3 加工テーブル 6 第1供
給装置 7 第2供給装置 8 回収装
置 21 排出装置 22 処理
装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工物に所要のレーザ加工を施す第1
    レーザ加工機と、上記第1レーザ加工機と並設されて被
    加工物に所要のレーザ加工を施す第2レーザ加工機と、
    上記各レーザ加工機にわたって移動可能に設けられて、
    それら各レーザ加工機の加工テーブル上に選択的に被加
    工物を供給する供給装置と、上記第1レーザ加工機によ
    るレーザ加工が終了した被加工物を加工テーブル上から
    排出する第1排出装置と、上記第2レーザ加工機による
    レーザ加工が終了した被加工物を加工テーブル上から排
    出する第2排出装置と、上記各排出装置が被加工物を排
    出する位置にわたって移動可能に設けられて、各排出装
    置によって加工テーブルから排出される被加工物を回収
    する回収装置とを備えることを特徴とするレーザ加工シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 被加工物に所要のレーザ加工を施す第1
    レーザ加工機と、上記第1レーザ加工機と互い違いとな
    るように配設されて被加工物に所要のレーザ加工を施す
    第2レーザ加工機と、上記各レーザ加工機にわたって移
    動可能に設けられて、それら各レーザ加工機の加工テー
    ブル上に選択的に被加工物を供給する供給装置と、上記
    第1レーザ加工機によるレーザ加工が終了した被加工物
    を加工テーブル上から第2排出装置の方向へ排出する第
    1排出装置と、上記第2レーザ加工機によるレーザ加工
    が終了した被加工物を加工テーブル上から第1排出装置
    の方向へ排出する第2排出装置と、第1レーザ加工機と
    第2レーザ加工機とが隔てた間の位置で、かつ各排出装
    置が被加工物を排出する位置にわたって移動可能に設け
    られて上記各排出装置によって排出される被加工物を回
    収する回収装置とを備えることを特徴とするレーザ加工
    システム。
  3. 【請求項3】 上記回収装置は各排出装置から排出され
    る被加工物をパレットに載置して回収するように構成さ
    れており、 さらに、上記被加工物を載置したパレットを所定位置で
    上記回収装置から排出し、新たな空のパレットを回収装
    置に供給するパレット処理装置とを備えることを特徴と
    する請求項1ないし請求項2に記載のレーザ加工システ
    ム。
  4. 【請求項4】 上記回収装置は、一対のガイドレール
    と、このガイドレールに転動自在に載置した台車とによ
    って構成されることを特徴とする請求項1から請求項3
    のそれぞれに記載のレーザ加工システム。
JP10268011A 1998-09-22 1998-09-22 レーザ加工システム Withdrawn JP2000094186A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10268011A JP2000094186A (ja) 1998-09-22 1998-09-22 レーザ加工システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10268011A JP2000094186A (ja) 1998-09-22 1998-09-22 レーザ加工システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000094186A true JP2000094186A (ja) 2000-04-04

Family

ID=17452675

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10268011A Withdrawn JP2000094186A (ja) 1998-09-22 1998-09-22 レーザ加工システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000094186A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011218392A (ja) * 2010-04-08 2011-11-04 Akihisa Murata 積層モータコア自動溶接装置のモータコア搬送システム
CN112171037A (zh) * 2020-09-21 2021-01-05 东莞理工学院 一种多工位平板电脑耳机加工用全自动点焊机

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011218392A (ja) * 2010-04-08 2011-11-04 Akihisa Murata 積層モータコア自動溶接装置のモータコア搬送システム
CN112171037A (zh) * 2020-09-21 2021-01-05 东莞理工学院 一种多工位平板电脑耳机加工用全自动点焊机
CN112171037B (zh) * 2020-09-21 2021-12-28 东莞理工学院 一种多工位平板电脑耳机加工用全自动点焊机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5058451B2 (ja) 板材の分断ユニット、この分断ユニットを有する分断装置、および、この分断装置を有する分断設備
CN108839276B (zh) 一种单层线网切割的多晶硅开方机
WO2014077059A1 (ja) 熱切断加工システム
JP6308327B2 (ja) ガラス板の加工装置
JP2019519389A (ja) 機械のロード/アンロード装置、板状ワークピース加工用機械およびその機械のワークピース支持体、ならびにその機械でのロードおよびアンロードの方法
JPH09234580A (ja) 板材加工機用搬入出装置
CN114589353A (zh) 用于锯开工件的板分开设备及其运行方法
JP3866139B2 (ja) エレベータ用ガイドレールの端末部加工システム
WO1998042478A1 (en) Plate material carrying apparatus
KR19990014085A (ko) 적층판 생산 설비
JP2000094186A (ja) レーザ加工システム
JP4482957B2 (ja) 板材搬送装置
JPH0790449B2 (ja) 加工設備
JP2005230828A (ja) 板材加工方法及び装置並びに自動倉庫
JP2002172441A (ja) 板材加工システム
KR102618728B1 (ko) 천공기용 판재의 로딩 및 언로딩 장치
JP3137999B2 (ja) 加工機に対するワーク搬出入装置
JP3876048B2 (ja) 足場板研掃装置
JP3653938B2 (ja) ワーク加工用位置決め装置
JP2007326106A (ja) 板材加工搬送システム
JP2004136526A (ja) 下地材加工装置
JP2000016517A (ja) ワーク搬送装置
JPH0994797A (ja) 製品分離装置
JPH11254188A (ja) 板材加工機におけるワーク搬入出装置
JP2002126840A (ja) 板材搬送装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060110