JPS625814Y2 - - Google Patents

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JPS625814Y2
JPS625814Y2 JP15046082U JP15046082U JPS625814Y2 JP S625814 Y2 JPS625814 Y2 JP S625814Y2 JP 15046082 U JP15046082 U JP 15046082U JP 15046082 U JP15046082 U JP 15046082U JP S625814 Y2 JPS625814 Y2 JP S625814Y2
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JP
Japan
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cutting
slag
slab
steel material
slug
Prior art date
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JP15046082U
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JPS5958557U (ja
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  • Milling, Broaching, Filing, Reaming, And Others (AREA)
  • Continuous Casting (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は鋼材のガス切断時に生ずる溶断スラグ
の除去装置に関するものである。
連続鋳造設備から送られてくる鋳片は、完全凝
固後に搬送ライン内にて所定寸法に切断される
が、この切断作業にはガス切断機が多く用いられ
ている。近年、省エネルギーや生産能率の向上の
ため、鋳造速度のアツプが要望され、鋼材(スラ
ブ)の搬送速度と共に鋼材の切断速度を今までよ
り大きくする必要があり、このためガス切断時に
生じるスラグの酸化をある程度儀性にしている。
たとえば、連続鋳造過程で鋼材の切断速度を
600〜1000mm/min又はそれ以上にしたときに
は、スラグは十分に酸化されず、スラグはメタリ
ツクな状態で切断面の下端部に溶着してしまい除
去するのが困難な状態になる。そしてこのような
メタリツクなスラグが残つていると、切断後の鋼
材搬送過程で搬送ローラに疵を生じさせたり、鋼
材製品自体にも巻き込み疵などが形成され好まし
くない。
本考案はこのように今まで除去困難であつたス
ラグを、溶削火口を用いて除去するとともに追従
する切削刃を用いて残存のスラグとスラグ除去の
際発生するスラグフイン部をも除去するものであ
る。更にまた本考案では鋼材の下面に限らずその
上面に生じる若干のスラグをも除去可能でかつ除
去作業を自動的に行うことができる溶断スラグの
除去装置を提供することを目的とする。
以下本考案を図面にしたがつて説明する。
第1図は本考案に係るスラグ除去装置の一実施
例を示している。図示するように被切断材である
スラブ2は定置あるいはローラコンベア等に載置
されており、該スラブ2をまたぐ如く門型のガー
ダ5が設置されている。該ガータ5は図示のよう
にスラブ長手方向にレールおよび車輪を介して移
動自在にするか、もしくは固定式としている。ま
た、このガーダ5には駆動モータ4によつて駆動
されてスラブ幅方向に移動可能な一対のトーチキ
ヤリツジ3が取付けられ、該キヤリツジ3のそれ
ぞれにはスラブ2の切断を行うための切断トーチ
1が保持されている。
また、ガーダ5には別にスカーフキヤリツジ6
が走行可能に搭載され、該キヤリツジ6にはコ字
状のアーム8が懸架されている。該アーム8の一
端にはスラブ2の下面に指向するスラグ除去用溶
削火口10が装置されると共に、該火口10に近
接した後部にはスラグ除去用切削刃11Aが溶削
部の側面に付着するスラグフイン部を除去できる
ように溶削火口幅よりも幅広に設けられている。
該切削刃11Aも同じアーム8に取り付けられ
る。世方、アーム8の上部にはスラブ2の上面の
スラグを除去するための切削刃11B(前記切削
刃11Aと同様な)が取り付けられている。
第2図は溶削火口10と切削刃11A,11B
の詳細を示すもので、溶削火口10は切断によつ
てスラブ2の下面に生じた溶断スラグ9を除去す
るため、その火口の吹付方向はスラグの根元を狙
つている。また、該溶削火口10に追従する切削
刃11Aは、その下端をアーム8に軸支すると共
に、その中間背部にてシリンダ12Aのロツドと
回動自在に連結している。シリンダ12Aによつ
て一定の圧力にて切削刃11Aを保持しておけ
ば、刃先はスラブ下面に良好に追従し、溶削され
た後の残存スラグ及びスラグフインを完全に除去
すると共に、刃先の保護にもなる。また、スラブ
上面側の切削刃11Bについても前記切削刃11
Aと同じく、シリンダ12Bによつて背面から一
定圧力で保持されている。切削刃は高温のスラグ
を切削するものであるから、ステライト等の耐熱
性材料で形成することが好ましいが、刃状でなく
単なる掻き取り板であつてもよい。
なお、図において7はスカーフキヤリツジ6を
スラブ2の切断方向に適宜速度で走行させるため
の駆動モータ、13はスラブ切断時に切断機構と
スラブとを固定するためのクランプ装置であり、
公知の形式のものを採用している。
本発明では切断スラグの除去(特にスラグの発
生の多いスラブ下面)のため溶削火口10および
切削刃11の2段階形式にしているが、これは溶
削火口10で切削困難なスラグ9を除去した後、
残存するスラグ及び溶削によつて生じたスラグフ
イン部をスラグ除去板(切削刃)11にて完全に
取り去ろうとするものである。
次に、本考案の溶断スラグの除去操作について
説明する。
スラブ2の切断予定線と切断トーチとが一致し
た位置にてクランプ装置13が働き、スラブ2と
切断機構とを固定する。次いで、切断トーチ1に
より予熱すると共に酸素ガスを噴出して切断を開
始する。トーチ1の移動はトーチキヤリツジ3の
ガーダ5にそつた走行によつて行われ、通常は第
1図に示す如くスラブ2の幅方向に対向して一対
の切断機構を設け、ほぼ対称的な切断操作を行
う。
切断終了後切断トーチ1が退避したなら、次に
スカーフキヤリツジ6が移動を開始し、切断線に
そつてアーム8の移動を行う。所定位置で溶削火
口10によるスカーフイングが始まり、切断によ
つて生じたスラブ2の下面のスラグ9を順次除去
する。次いで、溶削火口10に追従する切削刃1
1Aが残存のスラグ及びその側部に付着したスラ
グフインを除去して行くと同時に、上部切削刃1
1Bもスラブ2の上面スラグを掻き取つて行く。
このようにしてスラブ2上下面のスラグはほぼ完
全に除去される。
以上説明したように本考案装置によれば、鋼材
のガス切断に続いて自動的にかつ完全に溶断スラ
グを除去し得るので、スラグ付着による弊害を防
止できる。特に、本発明では鋼材の上下面のスラ
グ及びスラグフインを同時に除去できることか
ら、後工程に良い結果をもたらす。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のスラグ除去装置の一実施例を
示す正面図、第2図はスラグ除去機構の詳細図で
ある。 1……切断トーチ、2……スラブ、3……トー
チキヤリツジ、4,7……駆動モータ、5……ガ
ーダ、6……スカーフキヤリツジ、8……アー
ム、9……スラグ、10……溶削火口、11……
スラグ除去刃、12……シリンダ、13……クラ
ンプ装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鋼材のガス切断機本体に保持されかつ鋼材上下
    面の切断線に沿つて移動可能にした1対のスラグ
    及びスラグフイン切削装置と、鋼材下面側のスラ
    グ及びスラグフイン切削装置に先行する前記切断
    機本体に設けられかつ切断部下方に生じる溶断ス
    ラグを溶削する溶削火口とからなる鋼材溶断スラ
    グの除去装置。
JP15046082U 1982-10-05 1982-10-05 鋼材溶断スラグの除去装置 Granted JPS5958557U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15046082U JPS5958557U (ja) 1982-10-05 1982-10-05 鋼材溶断スラグの除去装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15046082U JPS5958557U (ja) 1982-10-05 1982-10-05 鋼材溶断スラグの除去装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5958557U JPS5958557U (ja) 1984-04-17
JPS625814Y2 true JPS625814Y2 (ja) 1987-02-09

Family

ID=30333708

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JP15046082U Granted JPS5958557U (ja) 1982-10-05 1982-10-05 鋼材溶断スラグの除去装置

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JPS5958557U (ja) 1984-04-17

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