JPH01166669A - 画像処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 星泉上Ω旦■旦夏 本発明は、入力されたカラーオリジナル画像情報を、所
望の複製画像情報へ変換処理するようにした画像処理装
置に係り、特に、オリジナル画像情報に対して所望の補
正を行なう際に、メモリ領域の節約が可能な画像処理装
置に関するものである。

炙米五弦玉 最近では、入力されたカラーオリジナル画像情報に基づ
いて、記録媒体上にカラー複製画像を生成する処理を行
なうカラー画像処理装置がさまざまな分野に普及し始め
ている。このカラー画像処理装置の一例として、例えば
インクジェットプリンタの利用分野を挙げれば、その色
再現性がきわめて優れていることから、アパレルやイン
テリアなどのデディン関係及び画像処理等の分野、っま
リオリジナル画像に対して忠実な色再現性が要求される
分野において主に使用されている。

ところで、オリジナル画像としてカラーＣＲＴデイスプ
レィ上に表示されているカラー画像を、複製画像として
インクジェットプリンタよりプリントアウトされるカラ
ー画像を例示して説明すれば、第８図（ａ）、　（ｂ）
に示すように、オリジナル画像の彩度及び明度について
の再現範囲、つまり色再現範囲と、複製画像の色再現範
囲とは一般的に一致しないことから、オリジナル画像の
色彩イメージを複製画像上に忠実に再現するには、この
再現処理過程において、インクジェットプリンタに入力
されるカラー画像信号に対して補正を加える必要がある
。

そこで特開昭６１−２８８６６２号公報には、入力カラ
ー画像信号の色再現範囲が出力系の色再現範囲より広い
場合に、入力カラー画像信号の色再現範囲を出力系の色
再現範囲に圧縮写像することにより、オリジナル画像の
色彩イメージを複製画像上に忠実に再現処理する技術が
提案されている。この技術によれば、入力カラー画像信
号に何らの補正も加えない場合と比較して、豊かな階調
性をもった複製画像を再現することができる。

日が解決しようとする口題点 しかして、前述した従来のカラー画像信号の処理方法を
実現する画像処理装置にあっては、上述したオリジナル
画像を補正するためのルックアップテーブルをメモリ内
に格納している。このため、例えばオリジナル画像が多
階調で表現された画像であれば、この多階調画像を補正
するためのルックアップテーブルのデータ伍は莫大なも
のとなり、この結果、大容量のメモリ領域が必要になる
。また、例えば入力系等の事情に合わせて他種類のルッ
クアップテーブルをメモリ内に格納しようとすれば、ざ
らに大容量のメモリ領域が必要になることになる。

本発明は、上述した実情に鑑みてなされたもので、ルッ
クアップテーブルを生成する際に用いられる補正関数を
必要に応じて外部より転送し、該転送された補正関数、
及びオリジナル画像情報とに基づいて随時生成したルッ
クアップテーブルを参照して、所望の色彩イメージが再
現された複製画像を得ることにより、例えば、多階調画
像を補正する場合、おるいは入力系の事情に合わせて他
種類のルックアップテーブルを用意したい場合であって
も、必要に応じて外部より転送される補正関数等に基づ
いて随時生成されるルックアップテーブルを記憶するた
めのメモリ領域さえあれば良く、複数のルックアップテ
ーブルをそれぞれ格納するための大容量のメモリ領域が
不要なため、この結果、メモリ領域の節約が可能となる
画像処理装置を提供することを目的とする。

問題点を解決するための手段 上記目的を達成するための本発明は、入力系におけるオ
リジナル画像情報を、当該オリジナル画像情報をアドレ
スとするルックアップテーブルが参照されることにより
、所望の複製画像情報へ変換処理するように構成した画
像処理装置において、前記ルックアップテーブルを生成
する際に用いられ、前記所望の変換処理を実現するため
の補正関数を記憶する関数記憶手段と、当該関数記憶手
段へ前記補正関数を転送する関数転送手段と、前記関数
記憶手段に、前記ルックアップテーブルの生成開始を指
令する指令信号を出力する指令手段と、当該指令手段よ
り前記指令信号が出力されると、前記関数記憶手段より
前記補正関数を呼出すと共に、該補正関数、及び前記オ
リジナル画像情報とに基づいて前記ルックアップテーブ
ルを生成するテーブル生成手段とを有することを特徴と
するものである。

作■ 上記手段を採用すれば、指令手段より指令信号が出力さ
れると、テーブル生成手段において、関数転送手段から
関数記憶手段に転送され、さらにこの関数記憶手段より
呼出される補正関数と、オリジナル画像情報とに基づい
て、このオリジナル画像情報をアドレスとするルックア
ップテーブルが生成される。つまり、テーブル生成手段
において、指令手段より指令信号が出力される毎にルッ
クアップテーブルが随時生成され、該生成されたルック
アップテーブルを参照することにより、オリジナル画像
情報が、所望の色彩イメージを有する複製画像情報へと
変換処理される。したがって、例えば、多階調画像を補
正する場合、あるいは入力系の事情に合わせて他種類の
ルックアップテーブルを用意したい場合であっても、前
記事情毎に随時ルックアップテーブルが生成されるため
に、該生成したルックアップテーブルを記憶するための
メモリ領域さえあれば良く、複数のルックアップテーブ
ルをあらかじめ記憶しておくための大容量のメモリ領域
が不要なため、メモリ領域が節約できることになる。

また、画像転送手段より画像記憶手段へ、必要とされる
複製画像情報等の種々の事情に適合する補正関数を随時
転送することにより、必要に応じたルックアップテーブ
ルを即座に生成することができる。これにより、所望の
色彩イメージの複製画像の生成を、簡便な操作により即
座に実現することが可能となる。

衷思■ 以下に、本発明に係る画像処理装置について図面を参照
しつつ詳細に説明する。なお、画像処理装置の一例とし
て、入力されたオリジナル画像情報に基づいて複製画像
をプリントアウトするインクジェットプリンタを例示す
る。また、このインクジェットプリンタには、コンピュ
ータグラフィクス装置（以下、単にＣＧ装置という。）
より転送される画像情報に基づいて、ホストコンピュー
タの一構成部材であるカラーＣＲＴデイスプレィ上に表
示されているオリジナル画像が転送されるものとする。

第２図には、本発明に係る画像処理装置周辺の装置構成
の一実施例が示しである。

同図に示すように、カラーＣＲＴデイスプレィ２、後述
する外部コマンドスイッチ２１を備えるキーボード３、
テーブル４．コントローラ５等の構成部材よりなるホス
トコンピュータ１には、図示しないＣＧ装置が接続され
ると共に、画像信号及び制御信号等を転送するための接
続ケーブル６を介してインクジェットプリンタ７が接続
しである。このインクジェットプリンタ７には、後述す
る指令手段の一部を成すモードセレクトスイッチ２０及
び、操作パネル９上に配設され、プリント開始を選択す
る図示しないプリントスイッチ等が設けである。

なお、本実施例中、オリジナル画像として、ホストコン
ピュータの構成部材であるカラーＣＲＴデイスプレィ上
に表示される、ＣＧＭ置より転送されたカラー画像を例
示して説明するが、特にこれに限定されるものではなく
、例えばオリジナル画像として、前記カラーＣＲＴデイ
スプレィ上に表示される、ＣＡＤ装置より転送されたカ
ラー画像等の、ＲＧＢ信号により表現される画像を採用
しても良い。

また、本実施例中、複製画像としてインクジェットプリ
ンタよりプリントアウトされるカラー画像を例示して説
明するが、特にこれに限定されるものではなく、例えば
複製画像として、熱転写方式、あるいは静電方式のプリ
ンタよりプリントアウトされるカラー画像等の、ＹＭＣ
信号により表現される画像を用いても良いのは勿論であ
る。

次に、第１図には、インクジェットプリンタ内における
カラー画像信号の処理回路が示しである。

同図に示すように、ホストコンピュータ１には、接続ケ
ーブル６及びインターフェース８を介して、インクジェ
ットプリンタ７内に設けられたフレームメモリ１０が接
続してあり、ここで、ホストコンピュータ１より転送さ
れた、カラーＣＲＴデイスプレィ２上にオリジナル画像
を表示させるためのＲＧＢ信号が格納されるように構成
しておる。

なお、ホストコンピュータ１、接続ケーブル６、及びイ
ンターフェース８で、関数転送手段を構成している。ま
た、ここで、ＲＧＢ信号とは、加法混色における三原色
である赤（Ｒ）、緑（Ｇ）。

青（Ｂ）の各色を搬送するための信号である。カラーＣ
ＲＴデイスプレィ２にあっては、この赤（Ｒ）、緑（Ｇ
）、青（Ｂ）の各色を適宜の強さに調節して加法混色す
ることにより、略全での色を表現可能なように構成され
ている。

フレームメモリ１０には、ＲＧＢ信号を転送するための
ＲＧＢバス１１を介して、テーブル生成手段の一部を成
すルックアップテーブルメモリ１２が接続してあり、こ
こに格納されたルックアップテーブルを参照しつつ、カ
ラーＣＲＴデイスプレィ２に適合するＲＧＢ信号が、イ
ンクジェットプリンタ７に適合するＹＭＣ信号に変換さ
れるように構成されている。なお、ＹＭＣ信号とは、減
法混色における三原色であるイエロー（Ｙ）、マゼンタ
（Ｍ）、シアン（Ｃ）の各色を搬送するための信号であ
る。インクジェットプリンタ７にあっては、このイエロ
ー（Ｙ）、マゼンタ（Ｍ）。

シアン（Ｃ）の各色を適宜の強さに調節して減法混色す
ることにより、略全での色を表現可能なように構成され
ている。

ルックアップテーブルメモリ１２には、ここで変換され
たＹＭＣ信号を転送するためのＹＭＣバス１３を介して
、ＹＭＣ信号で表現された１ライン分のカラー画像情報
を格納するラインバッフ１メモリ１４が接続しである。

そして、ラインバッファメモリ１４には、ＹＭＣバス１
３を介して入力されたカラー画像情報に基づいて記録紙
上にカラー画像を生成するプリントメカニズム１５が接
続されている。

一方、ルックアップテーブルメモリ１２には、テーブル
生成手段の一部を成す計算器１８が接続されている。こ
の計算器１８は、オリジナル画像を補正するための補正
関数があらかじめ記憶されている関数記憶手段の一部を
成す係数列１６が複数個接続されると共に、前述した接
続ケーブル６及びインターフェース８を介してホストコ
ンピュ−タ１に接続され、ホストコンピュータ１より転
送された補正関数を記憶するための領域であって、複数
の補正関数が記憶可能な関数記憶手段の一部を成す係数
列領域１９が接続されたマルチプレクサ１７が接続しで
ある。また、このマルチプレクサ１７は、複数の係数列
１６のなかから１つの係数列を選択するためのモードセ
レクトスイッチ２０と、複数の補正関数が記憶された係
数列領域１９のなかから１つの補正関数を選択するため
の外部コマンドスイッチ２１とが接続された判別回路２
２が接続してあり、ここで、モードセレクトスイッチ２
０、おるいは外部コマンドスイッチ２１のいずれかの選
択結果を、マルチプレクサ１７へ転送するように構成し
である。なお、マルチプレクサ１７、モードセレクトス
イッチ２０、外部コマンドスイッチ２１、及び判別回路
２２で指令手段を構成している。

このように、係数列１６、係数列領域１９、及び判別回
路２２が接続されたマルチプレクサ１７に接続しである
計算器１８において、判別回路２２より転送された選択
結果にしたがって選択された係数列に基づいて、オリジ
ナル画像情報を複製画像情報に変換するためのルックア
ップテーブルが随時生成され、ここで生成されたルック
アップテーブルが、ルックアップテーブルメモリ１２に
転送されて格納されるように構成しである。

次に、本発明の一実施例に係るインクジェットプリンタ
の動作を、第３図に示す動作フローチャートに基づいて
説明する。

まず、インクジェットプリンタ７の図示しない電源スィ
ッチをオンすると、インクジェットプリンタ７内の制御
装置が初期化されて（Ｓｌ）、起動準備が整う。なお、
カラーＣＲＴデイスプレィ２上には、ＣＧ装置よりホス
トコンピュータ１へ転送されているオリジナル画像が表
示されており、このオリジナル画像が必要に応じてイン
クジェットプリンタ７に転送可能な状態にあるものとす
る。

また、モードセレクトスイッチ２０はいずれの係数列１
６も選択しておらず、一方、外部コマンドスイッチ２１
は、係数列領域１９のなかから、適当な補正関数を選択
しているものとする。

Ｓｌの初期化が終了すると、制御装置は、プリントスイ
ッチがオンされたか否かの判断を行なう（Ｓ２）。なお
、Ｓ２の判断は、プリントスイッチがオンされるまで繰
り返される。この時、プリントスイッチがオンされると
、制御装置は、接続ケーブル６及びインターフェース８
を介してホストコンピュータ１よりフレームメモリ１０
へ、ＲＧＢ信号の形態で搬送されるオリジナル画像情報
を取込む命令を実行しくＳ３）、この画像情報をフレー
ムメモリ１０における所定のアドレスに順次格納する。

なお、オリジナル画像情報を、プリントスイッチがオン
される以前に取込んでおいても良い。

一方、制御装置は、外部コマンドスイッチ２１の設定に
したがい、ホストコンピュータ１より転送された補正関
数が記憶される係数列領域１９のなかから１つの補正関
数を選択し、この補正関数をマルチプレクサ１７を介し
て計粋器１８へ転送する命令を行なう。さらに制御装置
は、前記転送された補正関数、及びフレームメモリ１０
に格納されているオリジナル画像情報とを読出して、こ
の補正関数に基づいて、計算器１８に、オリジナル画像
情報をアドレスとするルックアップテーブルを生成させ
る命令を実行する（Ｓ４）。計算器１８において生成さ
れたルックアップテーブルは、ルックアップテーブルメ
モリ１２上の所定のアドレスに格納されている。このよ
うに、プリントスイッチがオンされる毎にルックアップ
テーブルが随時生成される構成となっているため、ルッ
クアップテーブルを種々の事情に合わせて複数記憶する
場合には、必要とされるメモリ領域を節約することがで
きる。

こうして、ルックアップテーブルがルックアップテーブ
ルメモリ１２の所定のアドレスに格納されると、オリジ
ナル画像を複製画像に変換する準備が整う。

ここで、ホストコンピュータ１より転送され、係数列領
域１９に記憶されている補正関数の一例として、オリジ
ナル画像より複製画像への色再現が忠実に行なわれるこ
とを目標として準備された補正関数の演算方法について
説明する。

まず、カラーＣＲＴデイスプレィ上に表示されているオ
リジナル画像の色を（ＸＹＺ＞表色系を用いて（ＸＹＺ
）ＣＲＴと表し、ホストコンピュータ１よりカラーＣＲ
Ｔデイスプレィへ転送される、ＲＧＢ信号により表現さ
れる色を（ＲＧＢ）表色系を用いて（ＲＧＢ）ＣＲＴと
表せば、前記両者の関係は周知のように式６１に示す如
く定義される。

なお、式、１中のｆは、カラーＣＲＴデイスプレィ２の
特性を表す固有の関数である。

一方、インクジェットプリンタ７よりプリントアウトさ
れる複製画像の色を（ＸＹＺ＞表色系を用いて（Ｘ　Ｙ
　Ｚ　）　Ｃ０ＰＹと表し、フレームメモリ１０よりル
ックアップテーブルメモリ１２へ転送される、ＲＧＢ信
号により表現される色を（ＲＧＢ）表色系を用いて（Ｒ
ＧＢ＞Ｃ０ＰＹと表ゼば、前記両者の関係は周知のよう
に式、２に示す如く定義される。なお、式、２中のφは
、インクジェットプリンタ７の特性を表す固有の関数で
ある。

ここで、前述したように、オリジナル画像より複製画像
への色再現処理が忠実に行なわれるには、オリジナル画
像の色を表わす（ＸＹＺ＞ＣＲＴと、複製画像の色を表
わす（ＸＹＺ）ＣＯＰＹとが等しくなれば良いことから
式、３の成立が仮定され、これより式、４が導出される
。したがって、式、４中のφ゛１・ｆなる関数が得られ
れば所望の補正関数が求められることになる。

く以下、余白） すなわち、 ところが、−数的に関数φ−１・ｆは一義的に決定する
ことはできない。そこで、均等知覚色空間としての（Ｌ
＊　ａ＊　ｂ＊　）表色系を用いて、オリジナル画像と
複製画像との色再現範囲内の夫々より適当な標本数Ｎだ
け対応する代表色を抽出し、この代表色に対して、白色
点を整合すると共に無彩色軸を整合する等の演算処理を
施し、該処理後の前記代表色に対して最小二乗近似を行
なうことにより、オリジナル画像と複製画像との色差が
最小になるような関数φ−１・ｆを求めている。

以下に、上述した手順について詳細に説明する。

まず、Ｌ＊、８本、ｂ＊の各々を、公知の（ＸＹＺ）表
色系より（ｌ＊　ａ＊　ｉ）＊　）表色系への変換式で
ある式、５を用いて算出する。

１ｍ　＝　１１６（Ｙ／Ｙ　、　）　ｙＪ−１６ａ＊　
＝　５００［（ｘ八。）ｊ４−（ｙ／ｙ、）３Ａ］ｉ）
＊　＝　２００［（Ｙ／Ｙ　。）’Ａ−＜　Ｚ／Ｚ　、
　＞　’］式、５ ただし、Ｘ。ＨＹ　０ｅ　Ｚ　ｏは照明に使用する標準
光源または標準光の三刺激値である。

次に、この（Ｌ＊　ａ＊　ｂ４　）表色系を用いて、オ
リジナル画像と複製画像との色再現範囲内の夫々より対
応する代表色、 （ｌｉｔ、　ａｉｍ、　ｂｉｔ）　ＣＲＴ及び、（Ｌ　
：＊、　ａｉｄ、　ｂｉｔ）　Ｃ０ＰＹを適当な標本数
Ｎ個だけ抽出する（ただし、ｉ＝１，２．・・・１１・
・・、Ｎ＞。なお、このＮ個の標本点のうち、ｉ＝ｊで
ある標本点（ｌｊ本、　ａｊ＊、　ｂｉｔ）　ＣＲＴ及
び（Ｌｊ＊、　ａｊ＊、　ｂｉｔ）　Ｃ０ＰＹの両者が
、第４図（ａ）に示すように、理論上の仮想Ｌ＊　−ａ
＊部面上ある場合を想定して説明する。

この標本点（Ｌｊ＊、　ａｊ＊、　ｂｊｔ）　ＣＲＴ及
び（Ｌｊ＊、　ａｊ＊、　ｂｉｔ）　Ｃ０ＰＹは、オリ
ジナル画像と複製画像との色再現範囲の夫々に存在する
白色点を整合する処理を行なった際には、第４図（ｂ）
に示すと共に式、６〜７に表すように移動される。

すなわち、 （Ｌｊ＊、　　ａｊ＊、　　ｂｊｔ）’　　Ｃ８丁　＝
（（１００，０，０）　−（ＬＷ＊、　ａｗｅ、　　ｂ
ｗ＊）　ＣＲＴ　）＋　　（１−ｊ＊、　　ａｊ＊、　
　ｂｉｔ）ＣＲｆ　　　　　　　　　式、　　６ただし
、（Ｌｊ＊、　ａｊ＊、　ｂｉｔ）　’　ＣＲＴ　ハ、
標本点（Ｌｊ＊、　ｕｊ本、　ｂｉｔ）　ＣＲＴが移動
後の点、（１００、０，Ｏ）は理論上の仮想Ｌ＊−ａ＊
面における仮想白色点、（ＬＷ＊、　ａｗｅ、　ｂｗ＊
）　ＣＲＴはオリジナル画像の色再現範囲における白色
点である。

また同様に、 （Ｌｊ＊、　ａｊ＊、　ｂｉｔ）　’　Ｃ０ＰＹ＝（（
１００，０，Ｏ）　−（Ｌｗ＊、　　ａｗｅ、　　ｂｗ
＊）　Ｃ０ＰＹ）＋（ｌｊ本、　ａｊ＊、　ｂｉｔ）　
Ｃ０ＰＹ　　　　　式、７ただし、（Ｌｗ＊、　ａｗｅ
、　ｂｗ＊）　Ｃ０ＰＹは複製画像の色再現範囲におけ
る白色点である。

このように、理論上の仮想白色点から、オリジナル画像
と複製画像との色再現範囲の夫々に存在する白色点を差
し引き、この差し引いた値に各々の標本点である、（Ｌ
ｊ＊、　ｕｊ傘、　ｂｉｔ）　ＣＲＴあるいは（Ｌｊ＊
、　ｕｊ傘、　ｂｉｔ）　Ｃ０ＰＹを加えることにより
、前記各々の標本点を、オリジナル画像と複製画像との
白色点が整合するように移動させている。

なお、この移動は、（ｌｉｔ、　ａｉｄ、　ｂｉｔ）　
ＣＲＴ及び、（Ｌ　ｉｔ、　ａｉｄ、　ｂｉｔ）　Ｃ０
ＰＹにおける全てのＮ個の標本点について実行される。

上述の演算より各白色点を整合する処理が完了すると、
第５図（ａ）、　（ｂ）に示すように、今度は、オリジ
ナル画像と複製画像との各色再現範囲における無彩色釉
を理論上の仮想無彩色軸Ｌ＊に整合する処理を行う。こ
の時、移動対象となる各標本点のうち、前記白色点を整
合した際に移動された標本点（Ｌｊ＊、　ａｊ＊、　ｂ
ｉｔ）　’　ＣＲＴ及び（Ｌｊ＊。

ａｊ＊、　ｂｉｔ）　’　Ｃ０ＰＹにおける、各無彩色
軸を仮想無彩色軸Ｌ＊に整合するために必要な移動量で
必る、ｕｊ、ｍｊ、ｎｊ　＞’　ｃＲｒ　１あるいは（
１ｊ　、　ｍｊ　、　ｎｊ　）’　Ｃ０ＰＹは、第６図
に示すと共に次に表す式、８〜９のように、前記各標本
点から各無彩色軸までの距離ｄに反比例する関数を用い
て算出されることにより、各無彩色軸近傍における標本
点の移動量が大きくなるようにしている。

すなわち、 （ｌｊ　　、　　ｍｊ　　、　　ｎｊ　　＞’　　ＣＲ
Ｔ　＝（１−ｄＣＲＴ　　／ｄ’　　Ｃ８丁　）　　・
　（ｌｊ　　、　　ｍｊ　　。

ｎｊ）ＣＲＴ　　　　　　　　　　式、８ただし、ｄ　
ＣＲＴは、標本点から無彩色軸までの最短距離、（ｌ　
ｊ　、　ｍｊ　、　ｎｊ　）ＣＲＴは、無彩色軸から仮
想無彩色軸Ｌ＊までの距離、ｄ’ＣＲＴはあらかじめ定
められている定数でおる。なお、この定数ｄ’ＣＲＴは
、前記した距離ｄ　ＣＲＴより充分大きい値が決定され
る。　また、 （Ｉｊ　、　ｍｊ　、　ｎｊ　）’　Ｃ０ＰＹ＝＜　１
−ｄｃＯＰＹ／ｄ’　Ｃ０ＰＹ）　−＜　＋　ｊ、　ｍ
ｊ　。

ｎｊ＞Ｃ０ＰＹ　　　　　　　　　式、９ただし、ｄｃ
ＯＰＹ、　　（Ｉ　ｊ　、　ｍｊ　、　ｎｊ　＞　Ｃ０
ＰＹ及びｄ’　Ｃ０ＰＹについては前）本と同様である
。

次に、前記算出した点（Ｌｊｔ、　ａｊ＊、　ｂｊ＊）
　’及び移動層（ｌｊ　、　ｍｊ　、　ｎｊ　）’　に
基づいて、白色点及び無彩色軸が整合後の移動点（Ｌｊ
ｔ、　ａｊ＊、　ｂｊ＊）　”を求めると、これは第６
図に示すと共に式、１０〜１１のように表せる。

すなわち、 （Ｌｊｔ、　ａｊ＊、　ｂｊ＊）　”　ＣＲＴ　＝（Ｌ
ｊｔ、　ａｊ＊、　ｂｊ＊）　′ＣＲＴ　＋　（ｌ　ｊ
　、　ｍｊ、ｎｊ）’ＣＲＴ　　　　　　　　　　　　
　式、　１０また、 ＜Ｌｊｔ、　ａｊ＊、　ｂｊ＊）　ｚｚ　Ｃ０ＰＹ＝（
Ｌｊｔ、　　ａｊ＊、　　ｂｊ＊）　’　　Ｃ０ＰＹ＋
（ｌ　ｊ　、　ｍｊ　、　ｎｊ　）’　Ｃ０ＰＹ　　　
　　　式、１１なお、本実施例では、ｄを、移動対象で
ある任意の標本点より、無彩色軸を横切りつつ仮想無彩
色軸き向けて落とした垂線のうち、該標本点から無彩色
軸までの距離であると近似しているが、実際には、白色
点を中心とし、前記標本点を半径として描かれる円弧の
うち、該標本点から無彩色軸までの距離を求めるべきで
ある。しかし、本実施例では、演算処理の簡単化、及び
それほどの高精度が要求される部分ではないことから、
近似値をもってｄとしている。これは、（ｌｊ、ｍｊ、
ｎｊ）についても同様である。

このように白色点、及び無彩色軸が整合すると、最後に
、オリジナル画像における色再現範囲内に存在する色の
うち、複製画像における色再現範囲外に存在する色に対
して、第７図に示すように、複製画像の色再現範囲表面
に移動させる処理が実行される。

すなわち、複製画像における色再現範囲を、例えば３０
０面の多面体で近似し、そのうちの−面を［）Ｊ（ｌｊ
傘、　ａｊ本、　ｂｊ＊）と表し、複製画像における色
再現範囲外に存在する、オリジナル画像における色再現
範囲内の色点を（Ｌｊｔ、　ａｊ＊、　ｂｊ＊）ＣＲＴ
と表ぜば、ＩＤＪは、周知のように、定数Δ。

Ｂ、Ｃ，Ｄを用いて式、１２の如く定義される。

ＡＬｊ＊＋Ｂａｊ＊＋Ｃｂｊ＊＋Ｄ＝Ｏ式、１２また、
標本点（ｌｊ本、　ａｊ＊、　ｂｊ＊）　ＣＲＴを通る
ＩＤＪにおける垂線の足の座標（Ｌｊ本’　、　ａｊ＊
’　。

ｂｊ＊’　）は式、１３〜１５のように表せる。

（以下、余白） すなわち、 Ｌｊ＊’　＝Ｌｊ＊− Ａ２＋８２＋Ｃ２ 式、１３ ａｊ＊’　＝ａｊ＊− Ａ２＋８２＋Ｃ２ 式、１４ ｉ）ｊ＊’　＝ｂｊ零− Ａ２　＋　８２　＋　０２ 式、１５ したがって、最終的な移動点（Ｌｊｔ、　ａｊ＊、　ｂ
戸）“′は、複製画像における色再現範囲内に存在する
標本点については、前述した（Ｌｊｔ、　ａｊ＊。

ｂｊ＊）“と等しいが、これに対して、オリジナル画像
における色再現範囲内に存在する色のうち、複製画像に
おける色再現範囲外に存在する色の標本点についての最
終的な移動点（Ｌｊｔ、　ａｊ＊、　ｂ：、、Ｖｊｌは
、（Ｌｊ＊’　、　ａｊ傘’　、　ｂｊ傘′　）と等し
くなる。

このように、最終的な移動点（Ｌｊ＊、　ａｊ＊、　ｂ
ｊ＊）“′が算出できたが、この最終的な移動点（Ｌｊ
＊、　ａｊ＊、　ｂｊ”）　”’に対して最小二乗近似
を行なって、オリジナル画像と複製画像との色差が最小
になるような関数φ−１・ｆを求める。このようにして
得られた関数φ−１・ｆ、つまり補正関数に基づいてル
ックアップテーブルを生成し、このルックアップテーブ
ルを参照しつつオリジナル画像に対して補正を行なえば
、複製画像にお【プる色再現範囲はオリジナル画像にお
ける色再現範囲と整合し、しかも、白色点及び無彩色軸
も整合していることから、補正関数が目的とする、オリ
ジナル画像の色彩イメージが忠実に再現された複製画像
を得ることができる。

すなわち、Ｓ４においてルックアップテーブルの生成が
完了すると、制御装置は、フレームメモリ１０よりＲＧ
Ｂバス１１を介して順次オリジナル画像情報を読出し、
Ｓ４においてあらかじめ生成しておいた、オリジナル画
像情報を７ドレスとするルックアップテーブルのデータ
を参照しつつ、オリジナル画像の色彩イメージを、複製
画像上に忠実に再現するための変換処理を実行する（Ｓ
５）。なお、Ｓ５において行なわれる変換処理により、
ＲＧＢ信号の形態で入力されたオリジナル画像情報は、
ＹＭＣ信号の形態の複製画像情報に変換されることにな
る。

ざらに、制御装置は、Ｓ５において変換した複製画像情
報のうち、１ライン分の画像情報を、ＹＭＣバス１３を
介して順次ラインバッファメモリ１４の所定のアドレス
に格納する命令を行なう。

ラインバッフ７メモリ１４に１ライン分の画像情報が格
納されると、制御装置は、ラインバッフ７メモリ１４よ
り順次画像情報を読出す命令を行ない、ここで読出した
画像情報をＹＭＣバス１３を介してプリントメカニズム
１５に転送する命令を実行する。そして、制御装置は、
入力された画像情報に基づいてプリントメカニズム１５
を駆動する命令を実行し、これを受けてプリントメカニ
ズム１５は１ライン分の画像情報をプリントアウトして
プリントドツトが形成される（Ｓ６）。

Ｓ６終了後、制御装置は、最終ラインの画像情報がプリ
ントアウトされたか否かの判断を行ない（Ｓ７）、最終
ラインがプリントアウトされたと判断された場合にはＳ
２へ戻り再度プリントスイッチがオンされるまで待ち、
一方、最終ラインがプリントアウトされていないと判断
された場合にはＳ５へ戻り以下のステップを繰り返す。

以上のように、本実施例について、モードセレクトスイ
ッチ２０がいずれの係数列１６も選択しておらず、一方
、外部コマンドスイッチ２１が、係数列領域１９のなか
から、適当な補正関数を選択している場合を例示して説
明したが、これに対して、例えば、モードセレクトスイ
ッチ２０が適当な係数列１６を選択しており、一方、外
部コマンドスイッチ２１が、係数列領１ｉ１．１９のな
かからいずれの補正関数も選択していない場合または係
数列領域１９のなかに補正関数が全く記憶されていない
場合にプリントスイッチがオンされれば、モードセレク
トスイッチ２０の選択にしたがい係数列１６のなかから
適当な係数列が選択されて、この係数列に基づいてルッ
クアップテーブルが生成されることになる。

なお、本実施例中、判別回路に、モードセレクトスイッ
チ及び外部コマンドスイッチを接続する様例示したが、
これに限定されるものではなく、外部コマンドスイッチ
に本来の機能とモードセレクトスイッチの機能とをもた
せ、この外部コマンドスイッチを、判別回路に接続する
よう構成しても良い。

また、本実施例について、オリジナル画像の色彩イメー
ジが忠実に再現された４１画像を１ｑることを目的とす
る補正関数を、係数列領域へ転送して記憶する様例示し
て説明したが、この他に前記補正関数として、例えば、
第１補正関数は第１ＣＲＴデイスプレイ用、一方第２補
正関数は第２ＣＲＴデイスプレイ用という様に、あるい
は、ＣＧ画像には第３補正関数、一方人物画には第４補
正関数という様に、入力系の事情に合わせた補正関数を
転送しても良く、また、例えば、出力系としてのインク
ジェットプリンタのインクの種類、または記録媒体の種
類等の出力系の事情毎に演算した補正関数を転送しても
良い。

ざらに、特に忠実な再現性にこだわらなければ、入力系
のオリジナル画像に対して、例えば、コントラストを強
調させたり、画像の輪郭部分を強調させたり等の画像処
理を行なう補正関数を必要に応じて転送することもでき
る。これは、オリジナル画像と複製画像との両者の色の
特性を分析することにより容易に実現可能である。

１里Ω四呈 以上詳細に説明したように、本発明によれば、テーブル
生成手段において、指令手段より指令信号が出力される
毎にルックアップテーブルが随時生成され、該生成され
たルックアップテーブルを参照することにより、オリジ
ナル画像情報が、所望の色彩イメージを有する複製画像
情報へと変換処理される。したがって、例えば、多階調
画像を補正する場合、あるいは入力系の事情に合わせて
他種類のルックアップテーブルを用意したい場合であっ
ても、前記事情毎に随時ルックアップテーブルが生成さ
れるために、該生成したルックアップテーブルを記憶す
るためのメモリ領域さえあれば良く、複数のルックアッ
プテーブルをあらかじめ記憶しておくための大容端のメ
モリ領域が不要なため、メモリ領域が節約できることに
なる。

また、画像転送手段より画像記憶１段へ、必要とされる
複製画像情報等の種々の事情に適合する補正関数を随時
転送することにより、必要に応じたルックアップテーブ
ルを即座に生成することができる。これにより、所望の
色彩イメージの複製画像の生成が、簡便な操作により即
座に実現可能になるという実用上きわめて優れた効果を
奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るカラー画像処理装置周辺の装百間
におけるカラー画像信号の処理回路、第２図は本発明を
実現する装置構成の一実施例を示す概略構成図、第３図
乃至第７図は本発明の説明に供する図、第８図は本発明
と従来例との説明に供する図である。 １・・・ホストコンピュータ（関数転送手段）、２・・
・カラーＣＲＴデイスプレィ、 ６・・・接続ケーブル（関数転送手段）、７・・・イン
クジェットプリンタ（画像処理装置）、８・・・インタ
ーフェース（関数転送手段）、１２・・・ルックアップ
テーブルメモリ（テーブル生成手段）、 １６・・・係数列（関数記憶手段）、 １７・・・マルチプレクサ（指令手段）、１８・・・計
樟器（テーブル生成手段）１９・・・係数列領域（関数
記憶手段）、２０・・・モードセレクトスイッチ（指令
手段）、２１・・・外部コマンドススイッチ（指令手段
）、２２・・・判別回路（指令手段）−０ 特許出願人　　　ミノルタカメラ株式会礼代理人　　弁
理士　　八　１）　斡　雄（ばか１名）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 入力系におけるオリジナル画像情報を、当該オリジナル
   画像情報をアドレスとするルックアップテーブルが参照
   されることにより、所望の複製画像情報へ変換処理する
   ように構成した画像処理装置において、 前記ルックアップテーブルを生成する際に用いられ、前
   記所望の変換処理を実現するための補正関数を記憶する
   関数記憶手段と、 当該関数記憶手段へ前記補正関数を転送する関数転送手
   段と、 前記関数記憶手段に、前記ルックアップテーブルの生成
   開始を指令する指令信号を出力する指令手段と、 当該指令手段より前記指令信号が出力されると、前記関
   数記憶手段より前記補正関数を呼出すと共に、該補正関
   数、及び前記オリジナル画像情報とに基づいて前記ルッ
   クアップテーブルを生成するテーブル生成手段とを有す
   ることを特徴とする画像処理装置。