JPH01165536A - m−キシレノールメチロール化物の製造方法 - Google Patents

m−キシレノールメチロール化物の製造方法

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JPH01165536A
JPH01165536A JP62324718A JP32471887A JPH01165536A JP H01165536 A JPH01165536 A JP H01165536A JP 62324718 A JP62324718 A JP 62324718A JP 32471887 A JP32471887 A JP 32471887A JP H01165536 A JPH01165536 A JP H01165536A
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methylol
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formaldehyde
basic catalyst
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JP62324718A
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Sanehiro Yamamoto
実裕 山本
Mitsutatsu Yasuhara
安原 充樹
Fujinao Matsunaga
藤尚 松永
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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  • Phenolic Resins Or Amino Resins (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はl−キシレノールメチロール化物の製造方法に
関し、更に詳しくは、生成するm−キシレノールメチロ
ール化物同志の縮合反応を抑制し、目的物であるI−キ
シレノールメチロール化物を高選択率かつ高収率で与え
るm−キシレノールメチロール化物の製造方法に関する
〈従来の技術〉 レゾルシンおよびフェノール類にホルムアルデヒドを反
応させて得られる共縮合物は、ボーリエステルタイヤコ
ード用接着剤等ポリエステル繊維とゴムとの接着剤の原
料として有用である。 かかる共縮合物に関しては、そ
の分子内にレゾルシンとフェノールとが交互にメチレン
結合した線状構造を有し、かつその平均分子量が約30
0〜1000程度のものが接着性の点から望ましいとさ
れている。
ところで、この共縮合物を製造する際、フェノールに比
してレゾルシンのホルムアルデヒドに対する反応性がき
わめて高いため1.主としてレゾルシンとホルムアルデ
ヒドとの付加縮合物が生成するという問題が見られる。
かかる問題点を解決するために、フェノール類、フェノ
ール類とホルムアルデヒドとの反応生成物であるメチロ
ール化物およびレゾルシンを反応させる方法が特公昭4
6−11251号公報に提案されており、このような方
法によって製造された共縮合物を用いた接着剤はすぐれ
た接着性を示すと述べられている。
しかしながら、ここで用いられているフェノール類はo
−9換フエノールまたはp−置換フエノールに限定され
、そのホルムアルデヒドとの反応生成物が優れた接着剤
原料となるI−置換フェノールには適用されていない。
一方、特開昭57−1673号公報には、m−置換フェ
ノールであるm−キシレノール(3,5−ジメチルフェ
ノール)とホルムアルデヒドとを予め反応させてm−キ
シレノールメチロール化物を得、そのm−キシレノール
メチロール化物とレゾルシンとを反応させて共縮合物を
製造する方法が記載されている。
しかしながら、この方法によって製造された共縮合物は
平均分子量が約1300迄高分子全化するのでその共縮
合物を原料に用いた接着剤の接着力を優れたものにする
ことができないという欠点を有し、さらに接着剤調製時
に溶剤であるアンモニア水に対して非常に難溶性である
という欠点も有している。 従って接着剤原料として使
用するにはきわめて不満足なものであった。
そこで、本発明者らはm−キシレノールメチロール化物
とレゾルシンとの共縮合物を接着剤原料として使用する
に際し、その共縮合物の分子量と接着力との関係を詳細
に研究したところ、その共縮合物中に含まれるm−キシ
レノールメチロール化物とレゾルシンとが交互に結合し
た4〜6核体のオリゴマーが接着力の向上に著しく寄与
していることを見い出した。
さらに、かかる4〜6核体のオリゴマーの共縮合物にお
ける含有量を高めるには、共縮合物の原料として、m−
キシレノールメチロール化物同志が縮合していない単核
体としてのm−キシレノールメチロール化物を使用する
のが有効であること、一方、従来m−キシレノールメチ
ロール化物として使用されてきたものには多量のm−キ
シレノールメチロール化物同志の縮合物が含有されてい
たことを見い出した。
そこで、接着力の優れた接着剤原料となる共縮合物を製
造するには、その共縮合物の製造原料としてそれ自体の
縮合物を含有していないm−キシレノールメチロール化
物を製造することが必要になる。 またこの場合、m−
キシレノールメチロール化物は、その種々の異性体組成
も必要に応じて制御できるようにすることが好ましい。
しかしながら、m−キシレノールメチロール化物を製造
するに際し、従来のように単にm−キシレノールとホル
ムアルデヒドとを塩基性触媒下で反応させると、その反
応生成物にはm−キシレノールの各種のメチロール化物
が30%強しか含まれておらず、残りの大部分はメチロ
ール化物同志の縮合物と考えられるものであるという問
題点があった。
〈発明が解決しようとする問題点〉 そこで、本発明は、m−キシレノールとホルムアルデヒ
ドとの反応によりm−キシレノールメチロール化物を製
造するに際し、生成するm−キシレノールメチロール化
物同志の縮合反応を生じさせることなく、目的物である
m−キシレノールメチロール化物を高収率で与えるm−
キシレノールメチロール化物の製造方法を提供すること
を目的とする。
また、本発明は、生成する種々のm−キシレノールメチ
ロール化物のうち、所定のm−キシレノールメチロール
化物を高選択率で与えるm−キシレノールメチロール化
物の製造方法を提供□することを目的とする。
く問題点を解決する手段〉 本発明者らはかかる目的を達成すべく鋭意努力した結果
、0−キシレノールとホルムアルデヒドとの反応に使用
する塩基性触媒を特定の量とし、さらに、その反応をそ
の反応により生成するm−キシレノールメチロール化物
を溶解し得る有機溶媒および水の存在下で行なうことが
有効であることを見い出し本発明を完成させるに至った
即ち、本発明はm−キシレノールおよびホルムアルデヒ
ドを塩基性触媒の存在下で反応させてm−キシレノール
メチロール化物を製造する方法において、該塩基性触媒
の塩基な該m−キシレノールに対して0.5当量以上と
し、かつ該反応を生成するm−キシレノールメチロール
化物を溶解し得る有機溶媒および水の存在下で行なうこ
とを特徴とするm−キシレノールメチロール化物の製造
方法を提供する。
上記発明においては前記塩基性触媒が水酸化アルカリ金
属であることが好ましい。
〈発明の構成〉 以下、本発明の構成を詳細に説明する。
−キシレノールメチロール化物の製造方法として、■−
キシレノールとホルムアルデヒドとを水溶媒中、水酸化
ナトリウム、水酸化カルシウムなどの塩基性触媒の存在
下において反応させることは公知であるが、本発明にお
いては、その反応溶媒に単に水を使用するのではなく、
生成する囚−キシレノールメチロール化物を溶解し得る
有機溶媒を水と共に用いて行なう。
これによりm−キシレノールメチロール化物同志の縮合
が著しく抑制され、80%以上の高収率でm−キシレノ
ールメチロール化物が得られるようになる。 このこと
は、第1図に示した有機溶媒の使用量と反応生成物中の
トキシレノールメチロール゛化物同志の縮合物の生成率
との関係を表わすグラフより明らかにされる。
即ち、第1図のグラフは、m−キシレノール、0−キシ
レノールに対してのモル比がそれぞれ2.0のホルムア
ルデヒド、!、2の水酸化ナトリウムおよび8.0の水
を反応温度50℃で反応させるに際して、その反応系に
有機溶媒としてテトラヒドロフランをm−キシレノール
に対して種々のモル比で用いた場合の反応生成物中のm
−キシレノールメチロール化物の縮合物の生成率を表わ
している。 このグラフから、反応系にm−キシレノー
ルメチロール化物を溶解し得る有機溶媒であるテトラヒ
ドロフランを存在させると、テトラヒドロフランを存在
させない場合に比して縮合物の生成率が著しく低下する
こと、特に、m−キシレノールに対するテトラヒドロフ
ランのモル比が約2.8以上では縮合物の生成率が約1
0%程度迄低下することがわかる。
なお、ここで、上記m−キシレノールメチロール化物を
溶解し得る有機溶媒とは、必ずしも、反応に使用したm
−キシレノールとホルムアルデヒドとから生成する理論
量のm−キシレノールメチロール化物を完全に溶解する
のに十分な量の有機溶媒を意味するものではなく、m−
キシレノールメチロール化物を溶解し得る性質の有機溶
媒であることを意味する。
かかる有機溶媒としては、テトラヒドロフラン以外にジ
オキサンなどの環状エーテル、n−ブタノールなどのア
ルコール類などを例示することができる。 また、その
使用量は一般に一−キシレノールに対して約0,5以上
、好ましくは約2.5以上のモル比で用いられる。
本発明においては、m−キシレノールとホルムアルデヒ
ドとを反応させる際の塩基性触媒の使用量を、その触媒
の塩基がm−キシレノールに対して0.5当量以上とす
ることも重要である。
これによっても、m−キシレノールメチロール化物同志
の縮合反応が著しく抑制される。
このことは第2図に示した触媒の使用量と反応生成物中
のm−キシレノールメチロール化物の縮合物の生成率と
の関係を表わすグラフより明らかにされる。 即ち、第
2図のグラフはm−キシレノール、m−キシレノールに
対してのモル比がそれぞれ2.0のホルムアルデヒド、
2.8のテトロヒドロフラン、8.0の水を反応温度3
0℃で反応させるに際して、塩基性触媒として水酸化ナ
トリウムをm−キシレノールに対して種々のモル比で用
いた場合の反応生成物におけるm−キシレノールメチロ
ール化物の縮合物の生成率を表わしている。 このグラ
フから、塩基のそル比が縮合物の生成率に大きく影グし
、モル比が0.5のとき縮合物の生成率が約10数%、
またモル比が1.0以上では縮合物の生成率が10%以
下にまで低下することがわかる。
本発明で使用する塩基性触媒としては、上記の水酸化ナ
トリウムの他、水酸化カリウム、水酸化リチウムなどの
水酸化アルカリ金属が、反応溶媒に対する溶解性が高い
ので好適である゛  が、水酸化カルシウム、水酸化マ
グネシウム、水酸化バリウムなどの水酸化アルカリ土類
金属も使用することができる。
また、かかる塩基性触媒の使用量は、一般にその塩基が
m−キシレノールに対して0.5当量以上、好ましくは
0.5〜1.5当量とする。
本発明のm−キシレノールメチロール化物の製造方法は
、m−キシレノールメチロール化物を熔解し得る有機溶
媒および特定量の塩基性触媒を使用する以外は従来のm
−キシレノールのメチロール化反応と同様に行なうこと
ができる。
即ち、m−キシレノールと反応させるホルムアルデヒド
としては、m−キシレノールに対してモル比で0.5〜
3、好ましくは1.5〜3のホルムアルデヒドをホルマ
リン、バラホルムアルデヒド等として使用することがで
きる。
また、反応は約5〜100℃、好ましくは約20〜70
℃で約1〜20時間行われる。
メチロール化反応の結果、原料物質である信−キシレノ
ールの置換されていない2−14−および6−位の少な
くとも1個所にメチロール基が導入される。 具体的に
はm−キシレノールの2−メチロール体、4−メチロー
ル体、2.4−ジメチロール体、2.6−ジメチロール
体、2.4.6−トリメチロール体などが生成する。 
ここで、本発明においては、必要に応じて、それら各種
メチロール化物の生成率を第3図に示すようにm−キシ
レノールに対するホルムアルデヒドのモル比、または第
4図に示すようにm−キシレノールに対する水のモル比
を変化させることにより制御することができる。
即ち、第3図のグラフは、m−キシレノールとホルムア
ルデヒドを、I−キシレノールに対してモル比がそれぞ
れ2.8のテトラヒドロフラン、1.0の水酸化ナトリ
ウム、16の水を用いて50℃の反応温度で反応させる
に際し、使用したホルムアルデヒドのm−キシレノール
に対するモル比と生成した種々のm−キシレノールメチ
ロール化物の生成割合との関係を表わしている。 この
グラフによりホルムアルデヒドのモル比を大きくするに
従って2.4−ジメチロール体および2,4.6−トリ
メチロール体の生成割合は次第に増加し、一方、他のメ
チロール体は次第に減少する傾向を示すことがわかる。
即ち、m−キシレノールに対するホルムアルデヒドのモ
ル比を増やすことによってポリメチロール体を多く生成
させることができる。
また、第4図グラフはm−キシレノール、m−キシレノ
ールに対してモル比が2.0のホルムアルデヒド、1.
0の水酸化ナトリウム、2.8のテトロヒドロフランお
よび水を30℃の反応温度で反応させるに際し、使用し
た水のm−キシレノールに対するモル比と生成した種々
のm−キシレノールメチロール化物の生成割合との関係
を表わしている。 このグラフにおいて、2.4.8−
)−ジメチロール体は水の使用量にかかわらず終始2〜
3%であるのに対し、水のモル比が約15以下では4−
メチロール体および2.4−ジメチロール体がそれぞれ
数%で残りが殆んど2−メチロール体および2,6−ジ
メチロール体であったものが、モル比15以上ではこれ
らの関係が全く逆転するようになることがわかる。
反応終了後は、反応混合物に酢酸、ギ酸、塩酸、硫酸、
リン酸などの各fil!酸を加えて中和した後油木分離
することによりI−キシレノールメチロール化物が有機
溶媒層に得られる。
〈実施例〉 次に、実施例について本発明を具体的に説明する。
(実施例1) 還流冷却器、攪拌機および温度計を備えた容Ex 50
0 m j2のセパラブルフラスコに、m−キシレノー
ル61g (0,499モル)、水22.4g、水酸化
ナトリウム20g(0,50モル)およびテトラヒドロ
フラン100gを仕込み、30℃で1時間攪拌し、m−
キシレノールのNa塩のスラリーを得た。
引続き30℃で攪拌を継続しながら、滴下ロートから3
7%ホルマリン水溶液81g(0,998モル)を10
分間の間に滴下し、更にこの温度で5時間攪拌を続けた
その後、反応混合物に酢酸30gを加えて中和し、油水
分離して、m−キシレノールメチロール化物を含む反応
生成物のテトラヒドロフラン溶液を得た。
次にこの溶液に金属ナトリウムを作用させて−キシレノ
ールメチロール化物をナトリウムアルコキシラードとす
ることにより、m−キシレノールメチロール化物の収率
を求めると共に、反応生成物の組成(重量%)を高速液
体クロマトグラフ法によって測定した。
結果を表1に示す。
(実施例2) 実施例1において、水の量を200gに変更した以外は
同様に反応させ、反応生成物を分析した。
(実施例3) 実施例1において、水の量を100gに変更した以外は
同様に反応させ、反応生成物を分析した。
(実施例4) 実施例1において、37%ホルマリン水溶液の代わりに
、80%バラホルムアルデヒド37.5g (0,99
8モル)を用いた以外は同様に反応させ、反応生成物を
分析した。
(実施例5) 実施例1において、反応温度30℃を50℃に、また反
応時間5時間を2時間にそれぞれ変更した以外は同様に
反応させ、反応生成物を分析した。
(実施例6) 実施例1において、水の量を260gに、水酸化ナトリ
ウムの量を24gに、また中和時の酢酸の量を24gに
それぞれ変更した以外は同様に反応させ、反応生成物を
分析した。
(実施例7) 実施例4において、テトラヒドロフランの代わりに同量
のn−ブタノールを用い、反応温度を50℃に変更する
と共に、酢酸中和後に水100gを加えて攪拌した後、
油水分離を行なった以外は同様に反応させ、反応生成物
を分析した。
(実施例8) 実施例4において、テトラヒドロフランの代わりに同量
のジオキサンを用い、酢酸中和後に水20gを加えて攪
拌した後、油水分部を行なりな以外は同様に反応させ、
反応生成物を分析した。
(実施例9) 実施例4において、水酸化ナトリウムの代わりに、水酸
化カリウム(純度85%)33gを用いた以外は同様に
反応させ、反応生成物を分析した。
(比較例1) 還流冷却器、攪拌機および温度計を備えた容Q 500
 m 11のセパラブルフラスコに、m−キシレノール
61.8(0,499モル)、水85gおよび水酸化ナ
トリウムIg (0,025gモル)を仕込み、攪拌し
ながら50℃で滴下ロートから37%ホルマリン水溶液
81g(0,998モル)を3時間かけて滴下し、更に
この温度で1時間攪拌を続けた。 反応終了後、直ちに
25℃迄冷却し、エタノール63gを添加してエタノー
ル溶液を形成させた。
この反応生成について、高速液体クロマトグラフ法によ
り、その組成を測定した。
(比較例2) 実施例2において、反応時にテトラヒドロフランを使用
せずに、酢酸中和後テトラヒドロフラン200gを用い
てm−キシレノールメチロール化物の抽出を行なった以
外は同様にし、反応生成物の分析を行った。
(比較例3) 実施例4において、反応時にテトラヒドロフランの代わ
りに同量のイソプロピルエーテルを用いた以外は同様に
反応させて、m−キシレノールメチロール化物のイソプ
ロピルエーテル溶媒スラリーを得た。 このスラリーに
ついて、高速液体クロマトグラフ法によりその組成を測
定した。
以上の各実施例および比較例での測定結果を次の表1に
示す。
〈発明の効果〉 本発明によれば、m−キシレノールとホルムアルデヒド
とを塩基性触媒下で反応させてm−キシレノールメチロ
ール化物を製造するに際し、生成するm−キシレノール
メチロール化物同志の縮合が抑制される。 従って、従
来低収率でしか得られなかったm−キシレノールメチロ
ール化物が80%以上の高収率で得られる。
加えて、本発明においては従、来法では困難であったm
〜キシレノールの各種メチロール化物の組成の制御が、
ホルムアルデヒドあるいは水のm−キシレノールに対す
るモル比を変えるだけで行なうことができる。 従って
所定のm−キシレノールメチロール化物を容易に得るこ
とができる。
これにより、本発明により所望の種類のm−キシレノー
ルメチロール化物を高選択的・高収率に製造し、それと
レゾルシンとを反応させて得られる共縮合物を接着剤原
料として使用すれば、得られた接着剤に優れた接着力を
発揮させることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、テトロヒドロフラン/m−キシレノールのモ
ル比とm−キシレノールメチロール化物同志の縮合物の
生成率との関係を示すグラフである。 第2図は、N a OH/ m−キシレノールのモル比
とm−キシレノールメチロール化物同志の縮合物の生成
率との関係を示すグラフである。 第3図は、HCHO/m−キシレノールのモル比とm−
キシレノールの各種メチロール化物の生成割合との関係
を示すグラフである。 また、第4図は、H,07m−キシレノールのモル比と
m−キシレノールの各種メチロール化物の生成割合との
関係を示すグラフである。 特許出願人 三井石油化学工業株式会社FIG、1 テトラヒドロフクン/m−%シレノール(モル比)FI
G、2 NaOH/m−キシレノツレ (モル比)各メチロール
化#勿生戊側合C%)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)m−キシレノールおよびホルムアルデヒドを塩基
    性触媒の存在下で反応させてm−キシレノールメチロー
    ル化物を製造する方法において、該塩基性触媒の塩基を
    該m−キシレノールに対して0.5当量以上とし、かつ
    生成する m−キシレノールメチロール化物を溶解し得る有機溶媒
    および水の存在下で該反応を行なうことを特徴とするm
    −キシレノールメチロール化物の製造方法。
  2. (2)前記塩基性触媒が水酸化アルカリ金属である特許
    請求の範囲第1項に記載のm−キシレノールメチロール
    化物の製造方法。
JP62324718A 1987-12-22 1987-12-22 m−キシレノールメチロール化物の製造方法 Pending JPH01165536A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09110753A (ja) * 1995-10-18 1997-04-28 Sumitomo Chem Co Ltd モノメチロール化合物の製造方法
JPH09110752A (ja) * 1995-10-18 1997-04-28 Sumitomo Chem Co Ltd ジメチロール化合物の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09110753A (ja) * 1995-10-18 1997-04-28 Sumitomo Chem Co Ltd モノメチロール化合物の製造方法
JPH09110752A (ja) * 1995-10-18 1997-04-28 Sumitomo Chem Co Ltd ジメチロール化合物の製造方法

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