JPH01164711A - 純粋ホスフィンの製造法 - Google Patents

純粋ホスフィンの製造法

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JPH01164711A
JPH01164711A JP32507987A JP32507987A JPH01164711A JP H01164711 A JPH01164711 A JP H01164711A JP 32507987 A JP32507987 A JP 32507987A JP 32507987 A JP32507987 A JP 32507987A JP H01164711 A JPH01164711 A JP H01164711A
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JP
Japan
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phosphine
zeolite
adsorbed
porous zeolite
diphosphine
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Pending
Application number
JP32507987A
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English (en)
Inventor
Hiroo Tsuchiya
土屋 宏夫
Akira Otsuji
明 大辻
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Sumitomo Seika Chemicals Co Ltd
Original Assignee
Seitetsu Kagaku Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B25/00Phosphorus; Compounds thereof
    • C01B25/06Hydrogen phosphides

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野: 本発明は、ホスフィン(PH8)とジホスフィン(P2
 H4)と、水素、窒素、Arなどのリンを含まぬ気体
(永久ガスという。)とから、純粋状態のホスフィンを
分離する純粋ホスフィンの製造法に関する。
従来の技術ニ リンの還元により、ホスフィンを製造するプロセス、例
えば、陰極を部分的に黄リンで被蔽し、電解により水素
を発生する電解液(例えば、リン酸・硫酸等の水溶液)
を用いて電解を行い、黄リンを水素で還元する方法(特
公昭3B−2852号公報。
同昭43−2217号公報、米国特許3.109.78
7号、同3、109.788号、同3.109.789
号、同3.109.795号など)、黄リンを高圧で水
素で還元する方法などで生ずる粗生成物は、普通ホスフ
ィンとジホスフィンと永久ガスとを含む。Caa P2
 、 AQ P 、 リン元素などの加水分解により生
成したホスフィンの場合もジホスフィンが含まれる(V
an Wazer、Phos−phorus and 
Its COmpOUndS、InterSCienC
ePubl 1shers、 Inc、 、 1958
 ;英国特許990,918号)。
ホスフィンの重要な用途の一つに、シリコン半導体用ド
ーパントがある。この用途に対して、高純度のホスフィ
ンが要求されることは言う才でもない。
特開昭62−138313号公報に、H2、N2 、 
Ar。
CO□、 CO,CH4,H20を含む粗ホスフィンか
ら、高純度のホスフィンを得るために、活性ゼオライト
を充填したデフレグメータ(フィードがリボイラに供給
される特殊な蒸溜塔)を用い、還流液として、ホスフィ
ンを用いる方法が開示されている。
この方法では永久ガスは、濃縮された状態で、塔頂から
分離され、H20、CO2、CLなどは、多分充填材に
捕捉されるために、リボイラ内のホスフィンの純度が上
昇すると思われる。
発明が解決しようとする問題点; しかしながら、上記特開昭62−138313号公報は
、ホスフィンから、ジホスフィンを除去する方法につい
ては言及していない。
勿論、ホスフィンとジホスフィンとの分離に、蒸溜法を
利用することができる。しかしながら、ホスフィンとジ
ホスフィンの沸点は、それぞれ、−877°Cと517
°Cであり、常圧蒸溜法で分離しようとすると、極低温
に冷却しなければならず、蒸溜温度を高くするため、加
圧蒸溜すると比揮発度が減少し、分離が困難になる。ま
た、これら特殊蒸溜法は、設備費・運転費が増し、経済
的でない。
さらにホスフィン、ジホスフィンの沸点は、それぞれ、
−877°C,51,7°Cと大きく異なっており、蒸
溜により分離する対象として、適当でない。
問題点を解決する手段・ 上記事情にかんがみ、本発明では、ホスフィンとジホス
フィンと水蒸気と永久ガスとからなる原料ガス系から、
純粋ホスフィンを分離する手段として、吸着法を用い、
吸着剤として、多孔性沸石を使用する。
すなわち、本発明は、 ホスフィンとジホスフィンと水蒸気と永久ガスとからな
る原料ガス系から純粋ホスフィンを製造越えない範囲で
均一な細孔を持つ多孔性沸石と接触させて、ジホスフィ
ンと水蒸気とを吸着分離する(イ)の工程と: (イ)の工程での非吸着ガス中のホスフィンを、常温、
常圧で、孔径が4. s7X以上で均一な細孔を持つ多
孔性沸石に吸着させ、永久ガスを主体とする非吸着ガス
を分離除去する(口)の工程と;を含む純粋ホスフィン
の製造方法である。
さらに、その実施態様として、 原料ガス系が、上記のほか、さらに、アルシンを含む場
合には、(イ)の工程と(ロ)の工程の後に、さらに、
吸着物を脱着した後、高温活性炭によりアルシンを熱分
解する(ハ)の工程を含む純粋ホスフィンの製造法 を含む。
多孔性沸石としては、特に限定されるものではないが、
本発明においては合成ゼオライトモレキュラーシーブが
好適に用いられる。
作用: 本発明の対象となる原料ガス系中には、ホスフィン(b
p−87,7°C)、ジホスフィン(bp51.7°C
)、水蒸気、アルシン(bp−55°C)その他永久ガ
スが存在するが、ホスフィン、アルシンなどの沸点が低
いものは、蒸溜による分離は高価となり望ましくない。
また、アルシンを含まぬ場合、沸点の差が大きく、蒸溜
操作に適していない。従って、分離は蒸溜法よりも吸着
法が適当であるが、ホスフィン、ジホスフィンは、アン
モニア、ヒドラジンに比べて、塩基性が弱いので、吸着
剤に固体酸を用いる方法では良好な結果は得られない。
。 本発明は上記の状況に鑑みて、種々の吸着剤について検
討した結果、細孔径の異なる多孔性沸石、就中、合成ゼ
オライトモレキュラーシーブを用い、それらによる吸着
、脱着工程を巧みに組み合わせて所期の目的を達したも
のである。
また、原料ガス中にアルシンを含む場合は、上記の工程
にさらに高温活性炭によりアルシンを熱分解する工程を
加えて、純粋ホスフィンを製造する方法を提供するもの
である。
実施例: 実施例により本発明を、さらに詳細に説明する。
実施例1〜3 各実施例とも、原料ガスとして、PHa45.73χ(
容量基準、以下同し) 、P2 B40 、24%、8
239.26X、N214.16%、8200 、61
%のものを用いた。この組成は、黄リンの電解還元によ
りホスフィンを製造した場合の一例である。
(イ)の工程における多孔性沸石としては、合成ゼオラ
イトモレキュラーシーブ(西尾工業株式会社製83−3
A(細孔径3人)を、また、(ロ)の工程において同、
)Is−5A(細孔径5人)を用い、それらを充填した
塔をそれぞれMsi塔、)IS−5A塔とした。塔とし
ては、いずれも、内径57胴、有効長さ500IIII
、Iの5US316管を用いた。MS−3人、MS−5
λともに1.40〜60メツシユのものを、400℃で
窒素気流中で、4hrS焼成したものを840cc (
前者は597g、後者は550(1)用いた。
操作順序は次のとおりである。
組成ホスフィンをMS−3A塔で、室温で処理して、ジ
ホスフィンおよび水を吸着除去する。ホスフィンと水素
、窒素を含む吸着されなかったガス部分を、室温のus
−sA塔に通して、ホスフィンをH3−5λ塔に吸着さ
せる。
MS−5λ塔内に吸着されたホスフィンは、この状態で
、安全に貯蔵・輸送が可能で、したがって、MS−5A
塔はホスフィンの貯蔵容器としても利用し得る。
ホスフィンを吸着しな)IS−5A塔からホスフィンを
取り出すためには、語基を150〜200℃に加熱すれ
ば良く、ホスフィンが、ガス状で脱着する。
実施例1〜3の操作条件と、MS−3λ塔でジホスフィ
ンと水分とを除かれたガス組成、MS−5A塔を150
°Cに加熱して脱着したガス組成を示すと第1表のとお
りである。
第  1  表 実施例4 原料ガス中にアルシン(ASHa 、 bp−55°C
)を含む場合には、MS−3A塔、us−5′A塔に引
き続き、活性炭塔を通すことにより、これを除去するこ
とができる。
原料ガス組成として、PHa44.58%(容量基準、
以下同し) 、P2H40,30%、ASHa 136
ppm、 Hx 40.00%、N214.12χ、H
2O1,0%のものを用いた。MS−3A塔、Hs−s
A塔として、実施例1〜3のものを用いたが、さらに活
性炭塔として、上記2塔と同じく、内径57mm、長さ
500mm cr)SuS316製のものを用いた。使
用活性炭は、クラレ−4GC−にの40〜60メツシユ
のものを1fI(350q)充填し、窒素気流中で、4
00°Cで4hrS焼成して使用した。 言うまでもな
いが、原料ガスを導入する前に全系を無酸素状態にして
おく。原料ガス中のアルシンは、ホスフィンとともにH
s−5A塔に吸着されるので、)4si塔を150〜2
00°Cに加熱してホスフィン、アルシンを脱着させた
後、活性炭に通してアルシンのみを熱分解させた。
操作条件とガス組成とを第2表に示す。
第  2  表 発明の効果: ホスフィンとジホスフィンと水蒸気と永久ガスとからな
る原料ガス系から、純粋ホスフィンを製造するに際し、
本発明の方法は、低温、深冷温度を使用することなく、
常温以上の温度のみで、その製造が可能である。
また、本発明の純粋ホスフィンは、吸着剤に吸着させた
状態で、貯蔵、輸送が可能で、ホスフィンの猛毒性にか
んがみ、その安全性を向上させた効果は大きい9 出願人  製鉄化学工業株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ホスフィンとジホスフィンと水蒸気と永久ガスとか
    らなる原料ガス系から純粋ホスフィンを製造するに際し
    : 該系を、常温、常圧で、孔径が2Å以上4.5Åを越え
    ない範囲で均一な細孔を持つ多孔性沸石と接触させて、
    ジホスフィンと水分とを吸着分離する(イ)の工程と; (イ)の工程での非吸着ガス中のホスフィンを、常温、
    常圧で、孔径が4.5Å以上で均一な細孔を持つ多孔性
    沸石に吸着させ、永久ガスを主体とする非吸着ガスを分
    離除去する(ロ)の工程と;を含む純粋ホスフィンの製
    造法。 2 特許請求の範囲第1項において、原料ガス系が、さ
    らに、アルシンを含む場合に: (イ)の工程と(ロ)の工程の後に、さらに、吸着物を
    脱着した後、高温活性炭により、アルシンを熱分解する
    (ハ)の工程; を含む純粋ホスフィンの製造法。 3 多孔性沸石が合成ゼオライトモレキュラーシーブで
    ある特許請求の範囲第1項又は第2項に記載の製造法。
JP32507987A 1987-12-21 1987-12-21 純粋ホスフィンの製造法 Pending JPH01164711A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020137905A1 (ja) * 2018-12-27 2020-07-02 日本化学工業株式会社 燻蒸用ホスフィン及びその製造方法、並びに燻蒸方法
US12022834B2 (en) 2018-12-27 2024-07-02 Nippon Chemical Industrial Co., Ltd. Phosphine for fumigation, method for producing same, and fumigation method

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020137905A1 (ja) * 2018-12-27 2020-07-02 日本化学工業株式会社 燻蒸用ホスフィン及びその製造方法、並びに燻蒸方法
JPWO2020137905A1 (ja) * 2018-12-27 2021-11-18 日本化学工業株式会社 燻蒸用ホスフィン及びその製造方法、並びに燻蒸方法
US12022834B2 (en) 2018-12-27 2024-07-02 Nippon Chemical Industrial Co., Ltd. Phosphine for fumigation, method for producing same, and fumigation method

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