JPH01164685A - 鞍乗型車両のフレーム構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、鞍乗型車両のフレーム構造に関するもので、
詳しくは、前車輪を複数備えた鞍乗型車両のフレーム構
造に関する。

〔従来技術〕

鞍型のシートを備えた車両においては、一般にそのフレ
ーム構造４造に、鳥籠状に構成されたフロントケージと
、該フロントケージから後方に向けて延設されたリヤレ
ールとを有している。フロントケージは、車両前方に位
置するフロントフレームと、車両の上方および下方に位
置するアッパフレーム、ロアフレームとこれらアッパフ
レーム、ロアフレームの後端部間を連結するメインフレ
ームとを備えており、これらフレームによって形成され
た枠体を車両の左方と右方とにそれぞれ配設し、それら
の間をリプ等で連結することによって構成されている。

そしてこのフロントケージには、内部にエンジン等が、
上方に燃料タンクがそれぞれ配設され、一方、上記リヤ
レールには、その上方にシート等が配設される。

一方、前車輪を複数備える車両では、上記フロントケー
ジに前車輪を支承させるためのアームが配設される。ア
ームは、フロントケージの両側方から、車両の上下方向
に揺動可能に支持されており、その先端に前車輪が配設
される。

ところで、上記したフロントケージでは、上記リプをそ
れぞれの枠体に連結するための作業スベ−スを設けなけ
ればならず、枠体相互間の距離を確保する必要がある。

したがって、車両幅に対するフロントケージの占める割
合を小さくすることができないため、アームの長さを長
くすることができず、前車輪の上下方向に対するストロ
ーク長が十分とれない虞れがある。

（発明の目的〕 本発明は、上記実情に鑑みてなされたもので、その目的
は、前車輪の上下方向に対するストローク長を十分に確
保することのできる鞍乗型車両のフレーム構造を提供す
ることにある。

〔発明の構成〕

そこで本発明では、フロントフレームを一体的に形成す
るとともに、ロアフレームの前端部を一体的に形成し、
これら一体的に形成した部位に前車輪を支承するアーム
を支持させるようにしている。

〔実施例〕

以下、本発明の具体的な構成を、実施例を示す図面に基
づいて詳細に説明する。

第２図は、本発明に係るフレーム構造を採用した鞍乗型
四輪車を概念的に示したもので、この四輪車のフレーム
構造では、アルミニウム材によって形成されたフロント
ケージ１とリヤレール２とを儀えている。なお、図中の
符号Ａは燃料タンク、Ｂはエンジン、Ｃはシート、Ｄは
前車輪、Ｅは後車輪、Ｆはステアリングシャフト、Ｇは
スイングアーム、ＨはサスペンションＦＢＭ４をそれぞ
れ示している。また、矢印Ｘは、車両の前方を示す。

第３図に示すように、フロントケージ１は、車両の上方
に略水平に配置されたアッパフレーム３と、車両の下方
に略水平に配置されたロアフレーム４と、これらアッパ
フレーム３、ロアフレーム４のそれぞれの前端部を連結
するフロントフレーム５と、アッパフレーム３、ロアフ
レーム４のそれぞれの後端部を連結するメインフレーム
６と、フロントフレーム５とロアフレーム４とを連結す
るダウンフレーム７とを有しており、これらフレームに
よって角筒状に形成されている。

このフロントケージ１は、車両の左右方向における中央
部にフロントボデー８を有している。フロントボデー８
は、薄板のプレス成形によって得た２つの部材８ａ、８
ｂを溶接することによって、一体的に、しかも中空に形
成されており、上端にアッパチューブ取付部８Ｃ１下端
にロアチューブ取付部８ｄおよびそれらの間にダウンチ
ューブ取付部８ｅを有している。これらの取付部３Ｃ。

３ｄ、　８ｅは、フロントボデー８の一側面側からそれ
ぞれ円弧状に突出成形された矩形状の開口であり、フロ
ントボデー８は、これら取付部Ｂｃ。

３ｄ、３ｅを車両の後方に向けて配設されている。

そして、フロントボデー８は、フロントケージ１のフロ
ントフレーム５を構成するとともに、各取付部８ｃ、８
ｄ、８ｅが、アッパフレーム３、ロアフレーム４、ダウ
ンフレーム７のそれぞれの前端部を構成している。

フロントボデー８のアッパチューブ取付部８Ｃは、略水
平方向に開口しており、そこにはアルミの押出月で形成
された角筒状の２本のチューブ９゜９の一端が嵌入され
、そこで溶着固定されている。

２本のチューブ９，９は、−旦車両の左右方向へ互、い
に離反する向きに広がり、かつ中程から互いに平行を成
すようにして車両後方へ延設されており、フロントケー
ジ１のアッパフレーム３を構成している。さらに、チュ
ーブ９，９の他端部は、車両の下方へ向けて円弧状にや
や屈曲しており、この他端部は、メインフレーム６の上
端部を構成している。なお、図中符号９ａ、９ａは、チ
ューブ９，９に設けられたりャレール取付部である。

一方、フロントボデー８のロアチューブ取付部８ｄは、
やや下方に向けて開口しており、そこにはロアチューブ
１０の一端が嵌入され、そこで溶着固定されている。ロ
アチューブ１０は、板状部材１０ａと、該板状部材１０
ａの他端部両側面から車両の左右方向外方へ向けて延設
された２本の角筒状チューブ（アルミの押出材＞１０ｂ
。

１０ｂとを備えており、上記取付部８ｄには、板状部材
１０ａの、一端部が固定されている。板状部材１０ａは
、中程から他端部側が上方に向けてやや屈曲しており、
ロアチューブ１０の他端部は上記アッパフレーム３と略
平行を成している。また、このチューブ１０ｂ、１０ｂ
の他端と、上記チューブ９，９どの他端の間には、略Ｃ
字状を成すスイングアームピボットブラケット１１．１
１がそれぞれ配設されている。このブラケット１１゜１
１は、鋳造によって、スイングアームピボット部１１ａ
、１１ａやリヤレール取付部１１ｂ。

１１ｂとともに一体に成形されたもので、両端部にそれ
ぞれ上記チューブ９，１０ｂが嵌入され、そこで溶着固
定されている。このようにして固定されたブラケット１
１は、その上端部が、チューブ９の他端部とともにフロ
ントケージ１のメインフレーム６を構成し、さらにその
下端部が、フロントケージ１におけるロアフレーム４の
後端部を構成している。

他方、フロントボデー８のダウンチューブ取付部８ｅは
、やや下方に向けて、しかも車両の左右方向へ広がる向
きに開口しており、そこには、アルミの押出材で形成さ
れた角筒状の２本のチューブ１２．１２が嵌入され、そ
こで溶着固定されている。２本のチューブ１２．１２は
、−旦車両の左右方向へ互いに離反する向きに広がり、
かつ中程から互いに平行を成すようにロアチューブ１０
に向けて延設されており、第２図に示すように、フロン
トケージ１におけるロアフレーム４の中点Ｍよりも後方
でロアチューブ１０に溶着固定されている。そしてこの
ようにして固定されたチューブ１２．１２は、上記ダウ
ンチューブ取付部８ｅとともに、フロントケージ１のダ
ウンフレーム７を構成している。

なお、このようにして構成されたフロントケージ１には
、適所にリブ１３，１３・・・が設けられており、その
強度の向上が図られている。また、図中符号１４ａ、１
４ｂ、１４ｃは、それぞれ前車輪りを懸架するアーム１
５．１６（第１図）の、フロントケージ１との取付のた
めのブラケット、１４ｄはサスペンションユニット１７
を取付けるためのブラケットであり、溶接することによ
って該フロントケージ１にそれぞれ固定されている。

さらに、第３図生得号１８は、ステアリングシャフトＦ
の挿入孔である。　　　　′ 一方、このフロントケージ１には、リヤレール取付部９
ａ、９ａ、１　ｌ　ｂ、１１　ｂを介してリヤレール２
が取り付けられる。リヤレール２は、それぞれ角筒状を
成すシートレールチューブ２ａ。

２ａとリヤチューブ２ｂ、２ｂとを備えており、シート
レールチューブ２ａ、　２ａは、上方の取付部９ａ、９
ａから後方に向けて略水平に延設され、リヤチューブ２
ｂ、２ｂは、下方の取付部１１ｂ。

１１ｂからシートレールチューブ２ａ、　２ａの後端部
に向けて延設されている。そして、このシートレールチ
ューブ２ａ、　２ａとりャチューブ２ｂ。

２ｂとは、上記シートレールチューブ２ａ、　２ａの後
端部で互いに溶着固定され、図示せぬリブとともにリヤ
レール２を構成している。

上記のように構成されたフレーム構造には、第１図に示
すように、ブラケット１４ａにアーム１５が、ブラケッ
ト１４ｂ、１４Ｃに７字状を成すアーム１６がそれぞれ
車両の上下方向に揺動可能に支持され、また、ブラケッ
ト１４ｄには、上方に位置するアーム１５とフレーム構
造との間に配設されるサスペンションユニット１７の上
端が枢着される。そして、アーム１５．１６の先端間に
は、その一端に、操舵輪である前車輪りを軸着した車輪
軸１９の他端が枢着され、該前車輪りがフレーム構造に
懸架される。

なお、上記実施例では、鞍乗型四輪車のフレーム構造に
ついて説明しているが、本発明ではこれに限らず、前車
輪りを複数備えた車両であればその他の車両にも適用す
ることが可能である。また、アルミニウム材によってフ
レーム構造を構成しているが、その他の材質の部材によ
って構成しても構わない。

また、上記実施例では、フロントフレーム５をプレス成
形部品によって形成しているが、これに限らない。

またさらに、上記実施例では、車両の上下に配設された
アーム１５．１６によって前車輪りを支承させるように
した、いわゆるラッシュボンタイプの懸架方式を示して
いるが、本発明ではこれに限定されない。

〔発明の効果〕

上記したように、本発明に係る鞍乗型車両のフレーム構
造によれば、前車輪の支持部位であるフロントフレーム
およびロアフレームの前端部をそれぞれ一体的に形成し
ているため、それらの幅を可及的に小さくすることが可
能である。したがって、前車輪を支承するアームの長さ
を、車両の幅を広げることなく長くすることができ、前
車輪の車両上下方向のストローク長を十分にとることが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に係る鞍乗型車両のフレーム構造の要
部を概念的に示した前面図、第２図は、本発明に係るフ
レーム４１１造の一実施態様である鞍乗型四輪車を概念
的に示した要部側面図、第３図は、本発明に係る鞍乗型
車両のフレーム構造を概念的に示した要部斜視図である
。 ４・・・ロアフレーム、５・・・フロントフレーム、１
５．１６・・・アーム、Ｄ・・・前車輪。 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 車両前方に上下方向に配置されたフロントフレームを一
   体的に形成するとともに、該フロントフレームの下端部
   から車両後方に向けて延設されたロアフレームの前端部
   を一体的に形成し、これら一体的に形成した部位に前車
   輪を支承するアームを支持させるようにしたことを特徴
   とする鞍乗型車両のフレーム構造。