JP2011213236A - 車両 - Google Patents

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宏光 椎名
Akihiro Yamashita
朗弘 山下
Hajime Uchiyama
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    • B62K5/00Cycles with handlebars, equipped with three or more main road wheels
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    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
  • Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Abstract

【課題】車体の軽量化が図れるとともに、組み立て精度を高めることのできる車体フレームを備えた車両を提供する。
【解決手段】車体フレーム21と、車体フレームに取り付けられ動力を発生する動力発生機関22と、この動力発生機関22で発生した出力を車輪11に伝達する動力伝達装置28とを有する車両10である。そして、車体フレーム21の車体下部の前後方向に延びるメインフレーム51L,51Rの前方端部に一体接続されるとともに車体フレーム21の車体前部にて上下方向に延びるフロントフレーム57L,57Rの下端側に一体接続され、且つサスペンションアーム支持部6が一体に形成されて板状部材のサスペンション支持ブラケット1を備えている。
【選択図】図6

Description

本発明は車両に関し、特に不整地走行に適したもので車体フレーム構造の改良された車両に関する。
従来から、不整地走行に適した鞍乗り型の車両として、所謂ATV(ALL Terrain VehicLe)があり、この車両は小型軽量に構成された車体の前後にバルーンタイヤを装備した構造である。この種の車両においては、例えば、特許文献1に示されているように、車体フレームは、左右のアッパパイプ、ロアパイプ等の複数種の鋼材を用いて適宜ループ構造を形成し、かつこれら鋼材を複数のクロスメンバを介して結合することで、車体左右中央部において前後に長いボックス構造を構成している。このボックス構造により、エンジンやエンジン駆動力を伝達する動力伝達装置等を適宜配置できるように構成されている。
特許第4271641号公報
特許文献1に示された車両においては、前掲のごとく車体フレームが、左右のアッパパイプ、ロアパイプ等の複数種の鋼材を用いていることで、車体重量が重くなる傾向がある。また、これらの鋼材を、適宜ループ構造を形成し、かつこれら鋼材を複数のクロスメンバを介して多数の部材を溶接により接続するために、組み立て精度管理のため製造工程が複雑化するという課題があった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、車体の軽量化が図れるとともに、組み立て精度を高めることのできる車体フレームを備えた車両を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、車体フレームと、前記車体フレームに取り付けられ動力を発生する動力発生機関と、この動力発生機関で発生した出力を車輪に伝達する動力伝達装置とを有する車両において、
前記車体フレームは、車体下部の前後方向に延びるメインフレームと、前記車体フレームの車体前部にて上下方向に延びるフロントフレームと、左右サスペンションアームを取付けるサスペンションアーム支持部を有するサスペンション支持ブラケットと、を有し、前記サスペンション支持ブラケットは板状部材で構成され、前方サスペンションアーム支持部と後方サスペンションアーム支持部とが車体左右両側に一体に形成されるとともに、前記メインフレームの前方端部と前記フロントフレームの下端部との間に接合されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構成に加えて、前記サスペンション支持ブラケットは、その周縁部分が底壁部に対して立ち上がった立壁部が前後左右に形成され、さらに前記立壁部の壁面に対してブラケット外方向に屈曲したフランジ部が設けられたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の構成に加えて、前記サスペンションアーム支持部が、前記板状ブラケットの左右前端および左右後端に設けられ、さらに、前記底壁部には車体中心線上を前後に延びる前後方向凹み部および前記サスペンションアーム支持部を対角線で結ぶ線に沿って延びる対角線方向凹み部がブラケット裏面視で凹み形状に構成されたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の構成に加えて、前記対角線方向凹み部は、その凹みの大きさが前記サスペンション支持ブラケットの略中心部からブラケット外側に向かって漸次大きくなるように構成されたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項2から4の何れかに記載の構成に加えて、前記サスペンション支持ブラケットは、前記フロントフレームへの接合面が、前記フランジ部、前記立壁部および前記前方サスペンションアーム支持部に跨るように接合されていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項2から5の何れかに記載の構成に加えて、前記フランジ部はその前端が車両下方に折れ曲がる前端折り曲げ部を有することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項2から6の何れかに記載の構成に加えて、前記フランジ部はその後端が車両下方に折れ曲がる後端折り曲げ部を有し、該後端折り曲げ部からさらに後方に延びる後方延出部を有して、側面視下方に開いた下向きコ字形状部が形成されており、前記後方サスペンションアーム支持部が前記下向きコ字形状部に連続して設けられたことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の構成に加えて、前記メインフレームの前方端部が前記後端折り曲げ部から前記後方延出部および前記下向きコ字形状部を通って前記立壁部まで延びて接合されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明にかかる車両によれば、サスペンションアーム支持部が板状部材の構成であるので、軽量化でき、従来のバイプ材を用いたフレーム構造に比べて、車体前方空間にスペースを確保できるので、車両構造や補器類のレイアウト自由度が向上する。また、サスペンション支持ブラケットは、プレス加工にて成形できるので、サスペンションアーム支持部をプレス加工時に形成でき成形精度を高めることができる。
また、サスペンション支持ブラケットは、プレス加工にて前方サスペンションアーム支持部と後方サスペンションアーム支持部とが精度良く形成できるので、各サスペンションアーム支持部の位置公差を小さくでき、アライメント調整が容易になる。
請求項2に記載の発明にかかる車両によれば、板状部材のサスペンション支持ブラケットの剛性を確保できる。
請求項3に記載の発明にかかる車両によれば、加重によるサスペンション支持ブラケットの車体前後方向の剛性アップならびにサスペンションアームを介して加わる横方向の加重に対しても剛性を高めることができる。
請求項4に記載の発明にかかる車両によれば、サスペンション支持ブラケットの周縁部分の剛性を確保してサスペンションアームの支持強度を確保しつつ、中心部付近にて適度な撓みを許容できて、乗り心地のセッティングの選択自由度を高める。
請求項5に記載の発明にかかる車両によれば、立体構造により、サスペンションアーム支持部の剛性を確保し、かつサスペンション支持ブラケットとフロントフレームとの接合面積を大きく取ることができ、強度を確保できる。
請求項6に記載の発明にかかる車両によれば、サスペンション支持ブラケットの前方側の剛性をさらに高め、フロントフレームとの接合面積をさらに大きく取ることができ、より強度を確保できる。
請求項7に記載の発明にかかる車両によれば、サスペンション支持ブラケットの後方側の剛性をさらに高め、後方サスペンションアーム支持部の剛性を確保できる。
請求項8に記載の発明にかかる車両によれば、サスペンション支持ブラケットとメインフレームとの接合面積を確保して強固な接合がなされるとともに、サスペンションアームの荷重が最もかかる後方サスペンションアーム支持部を、メインフレームで支える構成とすることができ、剛性が確保できる。
車両の左側面図である。 車両の平面図である。 車体カバーを外した状態の車両の左側面図である。 前輪の懸架装置を説明する側面図である。 前輪の懸架装置を説明する正面図である。 車体フレームの分解斜視図である。 車体フレームの斜視図である。 車体フレームの平面図である。 車体フレームの底面図である。 車体フレームのサスペンション支持ブラケットの拡大斜視図である。 図10に示すサスペンション支持ブラケットの裏面後方側の拡大斜視図である。 図11に示すサスペンション支持ブラケットの裏面前方側の拡大斜視図である。 車両後部の右側面図である。 補器類支持部と電装品支持部の配置図である。 補器類支持部の説明図である。 車両前部の左側面図である。 車両前部の右側面図である。 電装品支持部の拡大図である。 車両中間部の左側面図である。 サスペンション支持ブラケットの単品状態(車体フレームく組込まれる前の状態)における裏面図である。 サスペンション支持ブラケットの単品状態における平面図である。 サスペンション支持ブラケットの単品状態における背面斜視図である。 サスペンション支持ブラケットの単品状態における左側面図である。
本発明の一実施形態について添付図1〜図23に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見て左右上下等を説明し、また、車両の前後、左右、上下は、運転者から見た方向に従い、図面に車両の前方をFR、後方をRR、左側をL、右側をR、上方をU、下方をD、として示す。
本実施形態は、鞍乗り型不整地走行車両であるATV(ALL Terrain VehicLe)に適応したものについて以下説明する。
本実施形態における車両10は、その側面から見た場合、図1に示されるように、車体の前部下部に前輪11を備え、この前輪11の上方にフロントフェンダ12を備え、車体の後部下部に後輪13を備え、この後輪13に上方にリヤフェンダ14を備え、前輪11の上方にステアリングハンドル15を備え、このステアリングハンドル15の前にフロント荷台16を備え、ステアリングハンドル15の後方にシート17及びリヤ荷台18を備えている。
車両10は、その上方から見た場合、図2に示されるように、ステアリングハンドル15とシート17との間に左右のステップフロア19,19を備えて、シート17に座った乗員の足をステップフロア19,19に載せることができる鞍乗りように構成されている。また、車両10は、ステアリングシャフト63とシート17との間に配置されると共に後述するエアクリーナ23(図3参照)を覆うフロントカバー20を備える。
図3に車体カバーを外した状態の車両を示すように、車両10は、後述する種々のパイプ等を連結して構成された車体フレーム21により支持されている。そして、車体フレーム21の中央にガソリンエンジン等の動力発生機関22を備え、車体フレーム21のアッパーテンションパイプ56上に備えたエアクリーナ23を備えている。このエアクリーナ23で吸入した空気を、コネクティングチューブ87を介してスロットルボディ115に導き、燃料を混合させて動力発生機関22で燃焼させ、排気ガスは動力発生機関22から延びる排気管24及びこの排気管24の後端に接続されているマフラー25を介して外へ排出される。この動力発生機関22にて得られた動力は、車体フレーム21の前部下部に回転自在に取付けられる前輪11及び/又は車体フレーム21の後部下部に回転自在に取付けられる後輪13に伝達される。しがたって、車体フレーム21の前部上部に回転自在に取付けられているステアリングシャフト63及びこのステアリングシャフト63を回転させるステアリングハンドル15により転舵させることができる。
前輪11及び後輪13が、バルーンタイヤと称する広幅で低圧の特殊タイヤであるときには、路面の凹凸を低圧のタイヤが変形して吸収し、路面が軟弱であっても広幅のタイヤで沈み込みを抑えることができるため、このような車両10は、不整地走行車両として好適な構造を備えている。
本実施形態においては、前掲の動力発生機関22については、ガソリンエンジンの場合について説明したが、本発明においては、これに限るものではなく、ジーゼルエンジン、電動モータなどの駆動源であればよく、その種類は問わない。
なお、動力発生機関22で発生した動力は、図4に示すように、プロペラシャフトなどの動力伝達装置28で最終減速装置29へ伝達される。
そして、図5に示すように、動力は、最終減速装置29から車幅方向に延びるドライブシャフト31を介して前輪11に伝達され、前輪11が回転駆動される。
前輪懸架装置40は、図5に示すように、車体フレーム21に上端が連結され下方へ延びるフロントクッション41と、このフロントクッション41の下部から下方へ延びるナックル支持部材42と、車幅方向に延びナックル支持部材42の下部を車体フレーム21に連結するサスペンションアーム43と、ナックル支持部材42にキングピン軸44廻りに回転自在に取付けられ前輪11を支えるナックル45と、車幅方向に延びナックル45をキングピン軸44廻りに回転させるタイロッド46とからなる。
このタイロッド46は、図4に示すように、パワーステアリングユニット47の出力軸に連結されている。このパワーステアリングユニット47は、想像線で示すフロントテンションブラケット58Lにボルト48,48により、締結される。
車体フレーム21は、図6に示すように、第1クロス部53と第2クロス部55から、アッパーテンションパイプ56を取り外すことができる。これにより、動力発生機関22等の車載品を載せるときに、アッパーテンションパイプ56を外しておくことで、重量物である車載品を上から車体フレーム21内へ降ろすことができる。
また、アッパーテンションパイプ56に、エアクリーナ23やバッテリ78などの補器類を支える補器類支持部77と、イグニッションコイル79などの電装品を支える電装品支持部81とを付属した。補器類、電装品などを集中配置することにより、サブアセンブリーが可能となる。また、アッパーテンションパイプ56を外すことで、補器類、電装品などを一括した車体フレーム21から外すことができ、保守、点検が容易である。
車体フレーム21の構造を、以下に詳しく説明する。
図7に示すように、車体フレーム21は、動力発生機関22(図6参照)の下方を車両前後方向に通過し後部が上方へ湾曲している、左右一対のメインフレーム51L、51R(符号におけるLは乗員から見て左を示し、Rは同右を示す添え字である。以下同じように表示する)と、メインフレーム51L,51Rの前部から上方に延びるパイプ又はフレームで構成され前輪懸架装置40(図5参照)を支持する、左右の前輪懸架支持部52L,52Rと、左の前輪懸架支持部52Lから右の前輪懸架支持部52Rへ車幅方向に渡されている第1クロス部53と、左のメインフレーム51Lの後部の湾曲部54Lから右のメインフレーム51Rの後部の湾曲部54Rへ車幅方向に渡されている第2クロス部55と、動力発生機関22の上方を車両前後方向に通過し、前端が前記第1クロス部53に取り外し可能に取付けられ、後端が前記第2クロス部55に取り外し可能に取付けられているアッパーテンションパイプ56と、左右メインフレーム51L,51Rの前方端部および左右フロントフレーム57L,57Rに一体接続された板状のサスペンション支持ブラケット1と、を主要素とする構造になっている。
本実施形態における車両10の特徴的構成は、板状部材として構成されたサスペンション支持ブラケット1を備えているところである。
すなわち、このサスペンション支持ブラケット1は、車体フレーム21の車体下部の前後方向に延びるメインフレーム51L,51Rの前方端部と車体フレーム21の車体前部にて上下方向に延びるフロントフレーム57L,57Rの下端側に接続されている。また、サスペンション支持ブラケット1の車体左右両側には、サスペンションアーム43を取付けるサスペンションアーム支持部6a,6bが一体に形成されている(図10、図11および図12参照)。
このように、サスペンション支持ブラケット1が板状部材を含む構成であることは、従来のパイプ鋼材に比べてその分だけ軽量化できる。さらにまた、従来のパイプ材を用いたフレーム構造に比べて、上下方向に暑さが小さい構成であるので、車体前方空間にスペースを確保でき、車両構造や補器類のレイアウト自由度が向上する。
また、サスペンション支持ブラケット1は、プレス加工にて成形できるので、前後左右のサスペンションアーム支持部6a,6bをプレス加工時に形成できるので、その成形位置精度を高めることができる。
上記のアッパーテンションパイプ56は、後部が下向きに斜めに屈曲形成されている。また、前輪懸架支持部52Lは、メインフレーム51Lから上方へ延びるフロントフレーム57Lと、このフロントフレーム57Lの上部とメインフレーム51Lとに斜めに渡ってフロントフレーム57Lを補強するフロントテンションブラケット部58Lと、からなる。前輪懸架支持部52Rも、フロントフレーム57Rとフロントテンションブラケット部58Rとからなる。
このフロントテンションブラケット部58Lにパワーステアリングユニット 47(図4参照〉を締結する際に用いるボルト穴62,62が設けられている。前輪懸架支持部52Rも、同様のボルト穴62,62が設けられてパワーステアリングユニット47を支持する構造となっている。
そして、左右一対のフロントフレーム57L,57Rはその上端が、第1クロス部53で連結され、この第1クロス部53が車両前方から見て下に開く∪字パイプ部59で構成され、このU字パイプ部59が左右のフロントフレーム57L、57Rに連続し、左右のフロントフレーム57L,57RとU字パイプ部59が一本の曲げパイプで構成されている。フロントフレーム57L,57Rは、その下端が、後述するようにサスペンション支持ブラケット1に固定されている。
左右一対のフロントフレーム57L,57RとU字パイプ部59が一本の曲げパイプで構成されていることで、前輪懸架支持部52L,52Rの構成部品点数が削滅される。フロントフレーム57L、57Rの前方側にはフロントサブパイプ59L,59Rが取付けられている。
さらに、フロントフレーム57L,57Rに、フロントクッション41(図5参照)を取付けるフロントクッション取付部61,61が設けられている。
このフロントクッション取付部61が第1クロス部53の近傍に設けられていることで、フロントクッション41からの力は、第1クロス部53を介して車体フレーム21に円滑に伝達される。
また、ステアリングハンドル15から下へ延びるステアリングシャフト63は、図6に示す前側ステアリングシャフト軸受け部64と、後側ステアリングシャフト軸受け部65とで支承される。この前側ステアリングシャフト軸受け部64は第1クロス部53に設けられ、後側ステアリングシャフト軸受け部65は、アッパーテンションパイプ56の先端に設けられている。
そして、前側ステアリングシャフト軸受け部64に後側ステアリングシャフト軸受け部65を車両前後方向に合わせ、ボルト66,66で結合することで、軸受け構造が出来上がる。
すなわち、第1クロス部53及びアッパーテンションパイプ56の先端を巧みに利用することにより、少ない部品点数で、容易にステアリングシャフト63(図7参照)を支持することができる。
また、図7に示すように、左右のメインフレーム51L,51Rの湾曲部54L,54Rの上端から、車両後方へリヤパイプ67L,67Rが延びている。このリヤパイプ67L,67Rは、湾曲部54L,54Rの高さ方向中央から延ばされたリヤサブパイプ68L,68Rで補強されている。そして、車両側面視でリヤパイプ67L,67Rの先端が、アッパーテンションパイプ56の後端より車両前方へ延ばされている。すなわち、車両側面視でリヤパイプ67L,67Rの先端が、アッパーテンションパイプ56の後端に重なっている。
アッパーテンションパイプ56は、車体フレーム21の平面図である図8に示すように、車体中心線上に1本設けられている。このアッパーテンションパイプ56は左右2本を第1クロス部53と第2クロス部55とに渡すことは差し付けないが、1本の場合、車体フレーム21の軽量化が可能であり、また、取付けや取り外しがし易く、組み立て等の作業時間が短くなる。
また、車体フレーム21の底面図(添え字LとRは逆になる。)である図9に示すように、左右のメインフレーム51L,51Rの車幅方向の間隔(外幅〉は、中央部がW1であるのに対して前部の間隔がW2(W2<W1)及び後部の間隔W3(W3<W1)のごとく狭くなるように、左右のメインフレーム51L,51Rに前部屈曲部71及び後部屈曲部72が設けられている。
前方を狭くすることで、アライメントの調整が容易になり、後方を狭くすることで、鞍乗り車両における、ライディング居住性の確保が容易になる。
本実施形態においては、図10、図11、図12(図10〜図12は車体フレームに組込まれた状態)、図20、図21、図22、図23(図20〜図23は車体フレームに組込まれる前の単品状態)に示すように、サスペンション支持ブラケット1におけるサスペンションアーム支持部は、前方サスペンションアーム支持部6aと後方サスペンションアーム支持部6bとを車体左右両側に一対ずつ有するように構成されている。
このサスペンション支持ブラケット1は、プレス加工にて図20、図21、図22および図23に示すような状態で、一度に成形される。したがって、各サスペンションアーム支持部6a,6bの位置公差を小さくでき、車両10の組み立て時において、アライメント調整が容易になる。
本実施形態においては、図10(図20〜図23も参照)に示すように、サスペンション支持ブラケット1は、その周縁部分が底壁部1aに対して立ち上がった立壁部1bが形成されている。また更に、立壁部1bの壁面に対して底壁部1aに略沿う方向にブラケット外方に屈曲したフランジ部1cが設けられた構成となっている。サスペンション支持ブラケット1は、板状部材であるが、その周縁部分が立ち上がるように曲がり更に屈曲する構成となっているので、該サスペンション支持ブラケット1の剛性を高めることができる。
本実施形態においては、図9および図11(図20〜図2も参照)に示すように、サスペンションアーム支持部6a,6bは、ブラケット左右前端およびブラケット左右後端に設けられ、さらに、底壁部1aには、ブラケット裏面側から見て、車体中心線上を前後方向に延びる前後方向凹み部2および前方サスペンションアーム支持部6aと後方サスペンションアーム支持部6bを対角線で結ぶ線に沿って延びる対角線方向凹み部3,3が形成されている。
このように、底壁部1aに凹み部によって湾曲構造が形成されることで、加重によるサスペンション支持ブラケット1の車体前後方向の剛性アップならびにサスペンションアーム43を介して加わる横方向の加重に対しても剛性を高めることができる。
本実施形態においては、対角線方向凹み部3,3は、その凹みの大きさがサスペンション支持ブラケット1の略中心部(凹み部が交差している部分)からブラケット外側に向かって漸次大きくなるように構成されている。したがって、サスペンション支持ブラケット1の周縁部分の剛性を確保してサスペンションアーム43の支持強度を確保しつつ、中心部付近にて適度な撓みを許容できて、乗り心地にも配慮した強度アップ構造といえる。
本実施形態においては、図10および図12に示すように、サスペンション支持ブラケット1には、フロントフレーム57L,57Rが、フランジ部1c、立壁部1bおよび各前方サスペンションアーム支持部6a,6aに跨るようにそれぞれ接合されている。このような構成より、サスペンション支持ブラケット1とフロントフレーム57L,57Rとの接合面積を大きく取ることができ、強度を確保できる。
本実施形態においては、図12に示すように、前記フランジ部1cはその前端が車両下方に折れ曲がる前端折り曲げ部1fを有する。この構造は、サスペンション支持ブラケット1の前方側の剛性をさらに高めることができるだけでなく、フロントフレーム57L,57Rとの接合面積をさらに大きく取ることができ、より強度を確保できる。
本実施形態においては、図10(図20〜図23も参照)に示すように、フランジ部1cはその後端が車両下方に折れ曲がる後端折り曲げ部1dを有し、該後端折り曲げ部1dからさらに後方に延びる後方延出部を1e有している。
したがって、側面視で車体下方に開いた下向きコ字形状部4が形成されており、後方サスペンションアーム支持部6b,6bが下向きコ字形状部4に連続して設けられ構造になっている。この構造によれば、サスペンション支持ブラケット1の後方側の剛性をさらに高め、さらに後方サスペンションアーム支持部6b,6bの剛性を確保できる。
本実施形態においては、図10(図20〜図23も参照)に示すように、フランジ部1cはその後端が車両下方に折れ曲がる後端折り曲げ部1dを有し、該後端折り曲げ部1dからさらに車両後方に延びる後方延出部1eを有して、側面視下方に開いた下向きコ字形状部4が形成されており、後方サスペンションアーム支持部6b,6bが下向きコ字形状部4に設けられ、さらにメインフレーム51L,51Rの前方端部51e,51eが後端折り曲げ部1dから後方延出部1eおよび下向きコ字形状部4を通って立壁部1bまで延びて接合されている。
この構造は、サスペンション支持ブラケット1とメインフレーム51L,51Rとの接合面積を確保して強固な接合がなされるとともに、サスペンションアーム43の荷重が最もかかる後方サスペンションアーム支持部6b,6bを、実質的にメインフレーム51L,51Rで支える構成とすることができる。
次に、リヤクッションの取付け形態を説明する。
図13に示すように、リヤクッション73は、上部がリヤクッション取付部76に取付けられる。このリヤクッション取付部76は、第2クロス部55(図9参照)に設けられる。
このようなリヤクッション73は、燃料タンク74の車両前方を通るように、上部に対して下部が車両後方(図では右が車両前方)に位置するように斜めに配置されている。
なお、リヤクッション軸75は、図7に示すように、アッパーテンションパイプ56の後部屈曲形状に倣う。すると、リヤクッション軸75の向きに作用するリヤクッション73の負荷は、円滑にアッパーテンションパイプ56に伝達され、支承される。
また、フロントフレーム57L,57Rの上部(第1クロス部53)は、下より上が車両後方に位置するように屈曲形成されているため、フロントクッション取付部61から加えられるフロントクッション41の負荷は円滑にアッパーテンションパイプ56に伝達され、支承される。
次に、アッパーテンションパイプ56に載置する補器類や電装品の配置について説明する。
図14に示すように、ステアリングハンドル15より車両後方位置にて、アッパーテンションパイプ56に、板状の補器類支持部77が載せられ、この補器類支持部77にエアクリーナ兼バッテリ収納ボックス82が較せられている。このエアクリーナ兼バッテリ収納ボックス82は、車両後方側が、車両後方に向かうに連れて幅が狭くなるよう三角形状に絞られている。三角形状に絞ることで、乗員の足載せスペースを確保している。
また、エアクリーナ兼バッテリ収納ボックス82は、車体長手方向に延びる区画壁83で左右に区画されており、右の区画がエアクリーナ23を収納するエアクリーナ収納部84とされ、左の区画はバッテリ78及びこのバッテリ78より車両後方に配置される小電装品85を収納する電装品収納部86とされる。すなわち、アッパーテンションパイプ56に対してエアクリーナ収納部84とバッテリ78が、左右に振り分けられて、重量バランスが良好に保たれている。
すなわち、エアクリーナ兼バッテリ収納ボックス82は、1個の一体ボックスであるが、区画することで、エアクリーナ23、バッテリ78及び小電装品85を収納する多機能箱として構成されている。
エアクリーナ23からは、コネクティングチューブ87が、車幅方向中央に配正されている1本のアッパーテンションパイプ56の車幅方向右側に延ばされている。
また、1本のアッパーテンションパイプ56の後部に、板状の電装品支持部81が載せられている。この板状の電装品支持部81にイグニッションコイル79やACG(交流発電機用)カプラ88やチェンジスイッチカプラ89やバンクアングルセンサ107などが載せられている。
そして、図15に示すように、メインハーネス91が電装品収納部86の下を通って、車体前後方向に延びる。
電装品収納部86には、バッテリ78が配置され、このバッテリ78の後方に小電装品85が配置されている。
小電装品85は、例えば、EPSヒューズ92、このEPSヒューズ92より車両後方に配置されるメインヒューズボックス93、このメインヒューズボックス93の車幅方向右に配置されるスタータマグネットスイッチ94、メインヒューズボックス93の車両後方に配置される燃料ポンプリレー95からなる。
エアクリーナ兼バッテリ収納ボックス82のエアクリーナ収納部84の前部に吸気口105が設けられている。この吸気口105の下には、レギュレータ106が配置され、このレギュレータ106の放熱フイン106aは上下方向に延びる形態で投けられている。吸気の流れ方向に放熱フイン106aの長手方向が合致しているため、吸気抵抗を低減することができ、放熱効率を向上させることができる。
また、エアクリーナ兼バッテリ収納ボックス82は、バッテリ78の下と、後端部82aとで、アッパーテンションパイプ56に締結固定されている。
さらに、バッテリ78のプラス端子98とEPSヒューズ92とスタータマグネットスイッチ94とはハーネス91bで繋がれており、バッテリ78のマイナス端子99に車両長手方向に延びるハーネス91cが接続される。
次に、エアクリーナ兼バッテリ収納ボックス82の形態を、左側面図と右側面図を用いて説明する。
図16に示すように、アッパーテンションパイプ56に、板状の補器類支持部77が載せられ、この補器類支持部77にエアクリーナ兼バッテリ収納ボックス82が載せられている。
このエアクリーナ兼バッテリ収納ボックス82にエアクリーナ23と共にバッテリ78が収納されているが、バッテリ78は、ステアリングシャフト63より車両後方で、シート17より前方で、動力発生機関22のシリンダ97より前方で、エアクリーナ23の車幅方向左側方(図16では手前)に配置されている。
バッテリ78のプラス端子98とマイナス端子99は、エアクリーナ兼バッテリ収納ボックス82の上部、すなわち、リッド101の近傍に配置されている。
また、エアクリーナ兼バッテリ収納ボックス82に、小電装品85が配置されている。すなわち、小電装品85は、EPSヒューズ92、このEPSヒューズ92より車両後方に配置されるメインヒューズボックス93、このメインヒューズボックス93の下に配置されるスタータマグネットスイッチ94、メインヒューズボックス93の車両後方に配置される燃料ポンプリレー95からなる。
リッド101の下端と、その下の補器類支持部77との中間付近が、浸水上限ライン102に設定されている。なお、この浸水上限ライン102は、吸気口105(図15および図17参照)の下端に改定される。
浸水上限ライン102より上に、バッテリ78のプラス端子98とマイナス端子99や、小電装品85の大部分が配置されることで、防水性を高めることができ、バッテリ78を含む電装品を非防水タイブのもので構成することができる。
また、補器類支持部77から下ヘホースステー103が延ばされ、このホースステー103でラジエータホース104が支持される。また、エアクリーナ兼バッテリ収納ボックス82にECU117(図6参照)が配置される。
従来の多くの車両では、バッテリがシート17の下等に配置されており、特にセンサ等の電装品が集中しやすいエンジン廻りとバッテリとの距離が離れてしまうため、ハーネスが長くなりがちであったが、本実施形態では、バッテリ78が動力発生機関22の近傍に配置されるため、ハーネスを短くすることができる。さらに動力発生機関22の近傍に小電装品85も配置できるので、小電装品85も含めてハーネスを短くすることができる。
また、本実施形態では、エアクリーナ23を収納するケースクエアクリーナ兼バッテリ収納ボックス82)にバッテリ78をも収納したので、バッテリ収納ケースを省くことができる。また、動力発生機関22のシリンダより前方に、バッテリ78及エアクリーナ23を配置したので、動力発生機関22の熱の影響を受けにくくすることができる上、後輪が巻き上げる泥などがエアクリーナ23に入りにくくなり、好ましい。
さらには、図14から明らかなように、車体中心の一方にエアクリーナ23が配置され、他方にバッテリ78が配置されているため、左右の重量バランスが取りやすくなる。
エアクリーナ兼バッテリ収納ボックス82は、図17に示すように、車両前側(図17では右側)に、吸気口105を備えている。この吸気口105の下方にレギュレータ106が配置されている。吸気が直接的にレギュレータ106に当たって、冷却する効果を発揮する。
また、吸気口105がエアクリーナ兼バッテリ収納ボックス82の前方に設けられているため、後輪13が巻き上げる泥が、ますます入りにくくなり、好ましい。
レギュレータ106はエアクリーナ兼バッテリ収納ボックス82の前壁面に設けられたボスに、締結固定される。
次に、小電装品85の配置について補足説明する。
図18に示すように、車体左右中央に位置するアッパーテンションパイプ56に電装品支持部81が載せられ、この板状の電装品支持部81にイグニッションコイル79やACGカプラ88やチェンジスイッチカプラ89やバンクアングルセンサ107などが載せられている。
なお、板状の電装品支持部81の後部は、燃料タンク74のステー108に支持される。燃料タンク74から延びる燃料ホース109は、電装品支持部81の左縁に設けられたガイド部に支持されて、車両前方へ延びている。
電装品支持部81で燃料ホース109が支持されるが、この支持部位がアッパーテンションパイプ56に対して車幅方向左であれば、車幅方向右にメインハーネス91が配置される。燃料ホース109とメインハーネス91が、アッパーテンションパイプ56に対して左右にバランス良く配置される。
また、リヤパイプ67L、67Rの前瑞にシートキャッチャ111L,111Rが設けられ、右のシートキャッチャ111Rにメインハーネス91がクリップ112により支持される。さらに、メインハーネス91は、イグニッションコイル79の近傍位置にて、電装品支持部81にステー113を介して支持されている。このステー113はメインハーネス91が右のリヤパイプ67Rに向くように、車体長手軸に対して反時計方向に回転させ斜めに設けられている。結果、太いメインハーネス91を円滑に車幅方向に変位させることができる。
また、電装品支持部81の車両後方に燃料タンク74が配置されている。燃料タンク74から離れた位置でハーネスが配索でき、作業性が高まる。
また、電装品支持部81の後部は、第2クロス部55とアッパーテンションパイプ56の後部との結合部を覆うように、第2クロス部55に沿うように車幅方向に広がっている。この広がった部位に、本実施形態では、AGCカプラ88の後面から延びるハーネスやチェンジスイッチカプラ89の後面から延びるハーネスが載る。第2クロス部55とアッパーテンションパイプ56の後部との結合部は、溶接することにより、バリや突起が発生しやすい。しかし、結合部を電装品支持部81の後部でカバーすれば、バリや突起でハーネスや電装品などが傷む心配がない。
また、板状の電装品支持部81をリヤパイプ67Lより、車両前方へ延ばし、メインハーネス91を、リヤパイプ67Rの前端と電装品支持部81の前瑞とで支持させるようにした。仮に、メインハーネス91をクランク状に屈曲させながら車幅中央から車幅外側へ配索しようとすると、ハーネス長が長くなるばかりか、メインハーネスは比較的太いハーネスなので屈曲させにくく、組立性も悪いが、本実施形態では、上記構成により、メインハーネス91を強固に支持しながら、組み立て性も良い。
また、電装品支持部81の前部左部に、車体カバーを取付けるカバーステー部114が設けられている。
すなわち、電装品支持部81は、車体カバーを支持する役割をも果たす。
また、コネクティングチューブ87は、エアクリーナ兼バッテリ収納ボックス82から車両後方へ延びるが、先ず、湾曲下降部116で車幅方向右へ湾曲しながら下がり、次に、車体中心側に配置されているスロットルボディ115の側方を通るようにして車両後方へ延び、続いて、略90°のターン部117で車体中心側に折り返され、先端がアッパーテンションパイプ56の下に差し込まれる。ターン部117は、大径とされ、流路抵抗を低減するようにした。すなわち、コネクティングチューブ87は、平面視で略J字を呈するようして、スロットルボディ115を囲うように巻いている。
また、図6に示すように、電装品支持部81は、アッパーテンションパイプ56に直接支持される構成であると共に、このアッパーテンションパイプ56の上端より低い位置に段部を形成して、この段部にイグニッションコイル79等の電装品を収納するようにしてある。
また、図18に示すように、アッパーテンションパイプ56に対して、一方(この例では車幅方向右側)にコネクティングチューブ87及びスロットルボディ115を配置し、他方(この例では車幅方向左側)に電装品支持部81を配置したので、スペースの有効活用が図れると共にスロットルボディ115が電装品支持部81に妨げられないので、スロットルボディ115の保守性を高めることができる。
さらに、排気管24は、板状の電装品支持部81の下に配置される。この電装品支持部81が遮熱板の役割を果たすため、イグニッションコイル79やACGカプラ88やチェンジスイッチカプラ89が熱的に保護される。
図19に示すように、リヤパイプ67Lの前端にシートキャッチャ111Lが設けられ、シートキャッチャ111Lでシート17が保持される。
さらに、イグニッションコイル79やACGカプラ88やチェンジスイッチカプラ89は、アッパーテンションパイプ56の上面より下位にあるため、シート17の下向き負荷を受ける心配がない。
さらに、リヤパイプ67Lと重なる位置に、ACGカプラ88やチェンジスイッチカプラ89やバンクアングルセンサ107や燃料ホース109が配置されているため、これらにシート17の下向き負荷がかかる心配が、より少なくなる上、これらの電装品の保護効果を高めることができる。さらに、電装品支持部81をシート下の狭いスペースに効率よく設け、電装品を配置することができる。
また、電装品支持部81の前部でステー113により、メインハーネス91が支持されている。電装品支持部81の下方に、スロットルボディ115が配置され、このスロットルボディ115の下方に排気管24が配置されている。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態の構成に何ら限定されるものではなく、種々変更できるものである。例えば、前後方向凹み部2並びに対角線方向凹み部3,3の大きさや数は上記実施形態に限定されることはなく、また、その凹み方向の向きや形状についても適宜変更することができる。
尚、本発明の車体フレーム構造は、小型車両、特に不整地走行車両に好適であるが、一般の車両に適用することは差し支えない。
1 サスペンション支持ブラケット
1a 底壁部
1b 立壁部
1c フランジ部
1d 後端折曲げ部
1e 後方延出部
1f 前端折り曲げ部
2 前後方向凹み部
3a,3b対角線方向凹み部
4 下向きコ字形状部
6 サスペンションアーム支持部
6a 前方サスペンションアーム支持部
6b 後方サスペンションアーム支持部
10 車両
21 車体フレーム
51L,51R メインフレーム
57L,57R フロントフレーム

Claims (8)

  1. 車体フレーム(21)と、前記車体フレーム(21)に取り付けられ動力を発生する動力発生機関(22)と、この動力発生機関(22)で発生した出力を車輪(11,13)に伝達する動力伝達装置(28)とを有する車両(10)において、
    前記車体フレーム(21)は、車体下部の前後方向に延びるメインフレーム(51L,51R)と、前記車体フレーム(21)の車体前部にて上下方向に延びるフロントフレーム(57L,57R)と、左右サスペンションアーム(43)を取付けるサスペンションアーム支持部(6a,6b)を有するサスペンション支持ブラケット(1)と、を有し、
    前記サスペンション支持ブラケット(1)は板状部材で構成され、前方サスペンションアーム支持部(6a)と後方サスペンションアーム支持部(6b)とが車体左右両側に一体に形成されるとともに、前記メインフレーム(51L,51R)の前方端部と前記フロントフレーム(57L,57R)の下端部との間に接合されていることを特徴とする車両(10)。
  2. 前記サスペンション支持ブラケット(1)は、その周縁部分が底壁部(1a)に対して立ち上がった立壁部(1b)が前後左右に形成され、さらに前記立壁部(1b)の壁面に対してブラケット外方向に屈曲したフランジ部(1c)が設けられたことを特徴とする請求項1に記載の車両(10)。
  3. 前記サスペンションアーム支持部(6a,6b)は、ブラケット左右前端およびブラケット左右後端に設けられ、さらに、前記底壁部(1a)には車体前後方向に延びる前後方向凹み部(2)および前記サスペンションアーム支持部(6a,6b)を対角線で結ぶ線に沿って延びる対角線方向凹み部(3)がブラケット裏面視で凹み形状に構成されたことを特徴とする請求項1または2に記載の車両(10)。
  4. 前記対角線方向凹み部(3)は、その凹みの大きさが前記サスペンション支持ブラケット(1)の略中心部からブラケット外側に向かって漸次大きくなるように構成されたことを特徴とする請求項3に記載の車両(10)。
  5. 前記サスペンション支持ブラケット(1)は、前記フロントフレーム(57L,57R)への接合面が、前記フランジ部(1c)、前記立壁部(1b)および前記前方サスペンションアーム支持部(6a)に跨るように接合されていることを特徴とする請求項2から4の何れか1項に記載の車両(10)。
  6. 前記フランジ部(1c)はその前端が車両下方に折れ曲がる前端折り曲げ部(1f)を有することを特徴とする請求項2から5の何れか1項に記載の車両(10)。
  7. 前記フランジ部(1c)はその後端が車両下方に折れ曲がる後端折り曲げ部(1d)を有し、該後端折り曲げ部(1d)からさらに後方に延びる後方延出部を(1e)有して、側面視下方に開いた下向きコ字形状部(4)が形成されており、前記後方サスペンションアーム支持部(6b)が前記下向きコ字形状部(4)に連続して設けられたことを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載の車両(10)。
  8. 前記メインフレーム(51L,51R)の前方端部(51e)が前記後端折り曲げ部(1d)から前記後方延出部1eおよび前記下向きコ字形状部(4)を通って前記立壁部(1b)まで延びて接合されていることを特徴とする請求項7に記載の車両(10)。
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