JPH0116244B2 - - Google Patents

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JPH0116244B2
JPH0116244B2 JP9968481A JP9968481A JPH0116244B2 JP H0116244 B2 JPH0116244 B2 JP H0116244B2 JP 9968481 A JP9968481 A JP 9968481A JP 9968481 A JP9968481 A JP 9968481A JP H0116244 B2 JPH0116244 B2 JP H0116244B2
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JP
Japan
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conjugated diene
catalyst
polymerization
alcohol
acid
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Yasumasa Takeuchi
Mitsuhiko Sakakibara
Tooru Shibata
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JSR Corp
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Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)
  • Polymerization Catalysts (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は共役ジエンを新規な触媒を用いて重合
する共役ジエン重合体の製造方法に関する。さら
に詳しくは、ランタン系列希土類元素のカルボン
酸塩とルイス塩基の反応物、有機アルミニウム化
合物、ハロゲン化(アルキル)アルミニウムから
なる触媒を用いて共役ジエンを重合して、シス
1,4結合含量の高い、加硫物性の優れた共役ジ
エン重合体を製造する方法に関する。 シス−1,4−ポリイソプレン、シス−1,4
−ポリブタジエンは汎用合成ゴムとして製造さ
れ、特にタイヤ用材料として広く使用されてい
る。しかし、シス−1,4−ポリイソプレンが天
然ゴムに物性上劣つているように、これら共役ジ
エン重合体はまだ改良の余地があり、研究が続け
られているが、本発明はこれに関する一つの成果
を提供するものである。 共役ジエン重合用の、希土類元素を含む触媒に
関して、ジヤーナル ポリマー サイエンス(18
巻)3345、(1980)にNdナフテン酸塩と(iso・
C4H93AlおよびAl2(C2H53Cl3によるブタジエン
の重合が報告されている。しかしながらこの方法
によれば、Ndナフテン酸塩は炭化水素溶媒に極
めて溶解しにくい。その上これらの組み合せによ
る触媒では重合活性が低く工業化に際して不都合
である。 また、同文献にはNdCl3とアルコール類および
Al(C2H53の三成分触媒によるブタジエン重合が
報告されている。しかし、この組合せによる触媒
系を重合に用いる場合多くの問題点がある。すな
わち、NdCl3は固体であり炭化水素溶媒に不溶で
ある。NdCl3とアルコール類の反応物はNdCl3
結晶水の多少によつて炭化水素溶媒に不溶の沈殿
物を生ずる。従つて得られる触媒成分は不均一な
ものとなり工業化に際しては大きな欠点となる。
さらにこれらの組合せによる触媒系では重合活性
が低いなどの欠点を有している。 また特開昭55−12189にはNdカルボン酸塩と
AlR3との反応生成物を用いてAlR3およびルイス
酸による共役ジエンの重合が報告されている。し
かし、Ndカルボン酸とAlR3の反応生成物はわず
かな水分、酸素と容易に反応し、重合活性を著し
く低下させる。そのため、Ndカルボン酸塩と
AlR3の反応生成物の取り扱いには特別の技術が
必要となり工業化に際して多くの制約条件がとも
なうという欠点がある。 本発明はこれらの欠点を克服し、工業化に際し
て多くの技術的制約がなく、かつ高活性な重合触
媒を提供するものである。 本発明は、Ln(R′CO23で表わされるランタン
系列希土類元素カルボン酸塩とルイス塩基の反応
生成物(A)(ただし、R′は炭素数1〜20個の炭化
水素置換基);AlR2R3R4(ただし、R2、R3、R4
水素または炭素原子数1〜8個の炭化水素置換基
で、通常アルキル基、シクロアルキル基、アリー
ル基またはアラルキル基で同一または異なつたも
のであり、すべてが同時に水素ではない)で表わ
される有機アルミニウム化合物(B);AlXnR5 3-o
(ただし、XはCl、Br、F又はI、R5は炭素原子
数1〜8個の炭化水素置換基で、通常アルキル
基、シクロアルキル基、アリール基またはアラル
キル基であり、nは1、1.5および2から選ばれ
たもの)で表わされるハロゲン化(アルキル)ア
ルミニウム化合物(C);またはこれらと共役ジエン
(D)からなる触媒を用いて共役ジエンを重合するこ
とを特徴とする共役ジエン重合体の製造方法を提
供するものである。 本発明で使用するlnは原子番号57〜71のランタ
ン系列希土類元素であり、中でもセリウム、プラ
セオジム、ネオジムおよびガトリウムが、特にネ
オジムが工業的入手の容易さもあつて好んで用い
られる。希土類元素は2種以上の混合物であつて
もよい。 希土類元素と結合しているカルボン酸は、
R′CO2で表わされ、R′は炭素数1〜20個の炭化水
素置換基を示し、通常飽和および不飽和アルキル
であり、かつ直鎖状、分岐状および環状であり、
カルボキシル基は一級、二級または三級の炭素原
子に結合しているものである。その例としては、
酢酸、プロピオン酸、イソ酪酸、n−吉草酸、i
−吉草酸、ピバリン酸、N−ヘキサン酸、3,3
−ジメチル酪酸、n−ヘプタン酸、n−オクタン
酸、2−エチルヘキサン酸、シクロヘキサン酸、
安息香酸、ナフテン酸、ステアリン酸、ラウリル
酸、パルミチン酸、オレイン酸などがある。中で
も炭素原子数5以上のカルボン酸、特にオフタン
酸、2−エチルヘキサン酸、安息香酸、ナフテン
酸、オレイン酸およびステアリン酸が好ましい。 本発明で使用するルイス塩基はアセチルアセト
ン、テトラヒドロフラン、ピリジン、NN′ジメ
チルホルムアミド、チオフエン、ジフエニルエー
テル、トリエチルアミン、有機リン化合物、炭素
原子数1〜10個の1価および2価のアルコール、
例えばメチルアルコール、エチルアルコール、n
−プロピルアルコール、イソ−プロピルアルコー
ル、n−ブチルアルコール、イソ−ブチルアルコ
ール、tert−ブチルアルコール、n−ペンチルア
ルコール、イソ−ペンチルアルコール、2メチル
−1−ブチルアルコール、2メチル−2−ブチル
アルコール、n−ヘキシルアルコール、n−ヘプ
チルアルコール、n−オクチルアルコール、イソ
−オクチルアルコール、2エチル−ヘキシルアル
コール、n−ノニルアルコール、n−デシルアル
コール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘ
キサンジオール、アリルアルコール、クロチルア
ルコール、3ヘキセン−1−オール、シトロネル
オール、シクロペンタノール、シクロヘキサノー
ル、サリチルアルコール、ベンジルアルコール、
フエネチルアルコール、シンナミルアルコールな
どがある。中でもアセチルアセトン、メチルアル
コール、エチルアルコール、ピクジンが好適であ
る。 本発明で使用するAlR2R3R4で表わされる有機
アルミニウム化合物の具体的な例としてトリメチ
ルアルミニウム、トリエチルアルミニウム、トリ
−n−プロピルアルミニウム、トリ−イソ−プロ
ピルアルミニウム、トリ−n−ブチルアルミニウ
ム、トリ−イソ−ブチルアルミニウム、トリ−ヘ
キシルアルミニウム、トリシクロヘキシルアルミ
ニウム、トリ−オクチルアルミニウム、ジエチル
アルミニウムハイドライド、ジ−イソ−ブチルア
ルミニウムハイドライド、およびこれらの2種以
上の混合物などがある。中でもトリエチルアルミ
ニウム、トリ−イソブチルアルミニウム、ジ−イ
ソ−ブチルアルミニウムハイドライドが好適であ
る。 本発明で使用するAlXnR5 3-oで表わされるハロ
ゲン化(アルキル)アルミニウム化合物の具体的
な例として、ジメチルアルミニウムクロライド、
ジエチルアルミニウムクロライド、ジエチルアル
ミニウムブロマイド、ジエチルアルミニウムアイ
オダイド、ジエチルアルミニウムフルオライド、
ジ−n−プロピルアルミニウムクロライド、ジ−
n−ブチルアルミニウムクロライド、ジ−イソ−
ブチルアルミニウムクロライド、メチルアルミニ
ウム−ジ−クロライド、エチルアルミニウム−ジ
−クロライド、イソ−ブチルアルミニウム−ジ−
クロライド、セスキメチルアルミニウムクロライ
ド、セスキエチルアルミニウムクロライド、セス
キ−イソ−ブチルアルミニウムクロライド、アル
ミニウムトリクロライド、アルミニウムトリブロ
マイド、アルミニウムトリアイオダイド、アルミ
ニウムトリフルオライドおよびこれらの混合物な
どがある。また、前述の有機アルミニウム化合物
(B)とハロゲン化(アルキル)アルミニウム化合物
(C)との反応生成物であつてもよい。 希土類元素カルボン酸塩とルイス塩基との組成
比はモル比で1:0.01〜1:100、好ましくは
1:0.05〜1:50、更に好ましくは1:0.1〜
1:30である。 希土類元素カルボン酸塩と、有機アルミニウム
化合物(B)との組成比はモル比で1:2〜1:300、
好ましくは1:20〜1:150である。 希土類元素カルボン酸塩とハロゲン化(アルキ
ル)アルミニウム化合物(C)との組成比はモル比で
1:0.5〜1:10、好ましくは1:1〜1:5で
ある。 希土類元素カルボン酸塩と共役ジエン(D)との組
成比はモル比で1:0〜1:1000、好ましくは
1:0.5〜1:500、更に好ましくは1:2〜1:
100である。触媒製造に用いる共役ジエンの種類
は、重合する場合のモノマーと同じく、イソプレ
ン、ブタジエン、1,3−ペンタジエンなどが用
いられる。触媒成分としての共役ジエンは必須で
はないが、これを併用することにより触媒活性が
一段と向上する利点がある。 触媒の製造法は、まず触媒成分(A)としてLn
(R′CO23とルイス塩基を反応させる。この際Ln
(R′CO23は直接ルイス塩基と混合反応させるか、
適当な溶剤例えばn−ヘキサン、シクロヘキサ
ン、ベンゼン、トルエンなどの存在下に反応させ
る。通常、溶剤存在下でLn(R′CO23と溶剤に溶
解したルイス塩基とを反応させる。反応温度は−
50〜150℃、好ましくは0〜50℃の範囲である。 次に溶剤に溶解した触媒成分Aと触媒成分Bお
よび触媒成分Cを反応させる。この際添加順序は
関係なく、A→B→C、A→C→B、B→A→
C、B→C→A、C→A→B、C→B→Aのいず
れの組合せでも良い。反応温度は−30℃〜+100
℃好ましくは0℃〜+80℃の範囲である。 共役ジエン(D)は、前述の各添加順序の任意の時
点に添加することができる。また、これらの触媒
成分は予め混合し反応、熟成することが重合活性
の向上、重合開始透導時間の短縮の意味から好ま
しいが、溶剤、モノマーの中に順次添加してもよ
い。 こうして得た触媒は、共役ジエンの重合に使用
される。 本発明の触媒で重合できる共役ジエンは、イソ
プレン、1,3−ブタジエン、1,3−ペンタジ
エンなどがあり、単独または二種以上の混合物で
あるが、特にイソプレンが好ましい。触媒の使用
量は所望する重合体の分子量に応じて変えられ
る。通常触媒中の希土類元素カルボン酸塩1モル
に対して、共役ジエンを1000〜500000、好ましく
は5000〜100000モルを仕込んで重合させる。重合
条件は有機アルミニウムを一成分とするニツケル
系、コバルト系あるいはチタン系触媒による共役
ジエンの重合と同様である。重合反応は通常炭化
水素溶剤、例えばn−ペンタン、イソペンタン、
n−ヘキサン、n−ヘプタン、シクロヘキサン、
シクロヘプタン、ベンゼン、トルエンおよびこれ
らの混合物中で行われる。また、溶剤を用いず、
モノマーの中に触媒を添加して重合してもよい。
重合温度は通常−30℃〜120℃、好ましくは10℃
〜80℃の範囲である。重合反応は回分式、連続式
のどちらでもよい。 重合反応は、所定の重合率に達したのち重合停
止剤を反応系に加えて停止させ、通常の方法で脱
溶剤、乾燥を行ない共役ジエン重合体を製造す
る。 この共役ジエン重合体は、いわゆる汎用合成ゴ
ムとしてタイヤ、ベルト、シート、工業用ゴム材
料、その他の用途に使用される。 本発明の特徴をまとめると次のようである。 (イ) 本発明で使用するランタン系列希土類元素カ
ルボン酸塩とルイス塩基との反応生成物は炭化
水素溶剤に可溶であり、水分、酸素に対して不
活性であるため、その取扱いは容易であり、特
別の技術を要しない。 (ロ) 本発明で使用する触媒は、共役ジエンの重合
活性が高い。 (ハ) 本発明で得られる共役ジエン重合体は高い割
合のシス1,4−結合を有しており、かつ分子
量分布が広い。そして生ゴムとしての加工性に
優れ、加硫物の機械的特性に優れている。 次に本発明の実施例を示すが、本発明はこれら
の実施例に限定されるものではない。 実施例において、ミクロ構造は核磁気共鳴分析
により測定したが、ポリブタジエンは赤外線分光
分析によりモレロ法で測定した。 実施例 1 乾燥させた200ml3ツ口フラスコに窒素ガス下
でネオジム−トリ−2−エチルヘキサネート1.2
ミリモルを入れ、次にアセチルアセトン2.4ミリ
モルを添加した。マグネチツクスターラーで撹拌
しながらシクロヘキサンを50ml加えた。室温下に
30分間撹拌を続けた。反応液は紫色の液体であり
溶液の粘度はシクロヘキサン単独と殆んど同じで
あつた。また、シクロヘキサンに自由に希釈で
き、空気を吹き込んでも変色等の変化を受けなか
つた。 次にイソプレンを12ミリモル添加し、続いてシ
クロヘキサンの2モル/溶液としてトリエチル
アルミニウム60ミリモルと、シクロヘキサンの1
モル/溶液として、ジエチルアルミニウムクロ
ライドを3ミリモル添加した。シクロヘキサンで
全量が120mlになるように希釈した後50℃で30分
間反応させた。かくして得た触媒のモル比はネオ
ジウム化合物1に対して、アセチルアセトン、イ
ソプレン、トリエチルアルミニウム、およびジエ
チルアルミニウムクロライドがそれぞれ2、10、
50、2.5である。一方、内容積10の撹拌機およ
び温度調節装置のついたステンレス製反応器に乾
燥した窒素ガス下、シクロヘキサン5Kgとイソプ
レン1Kgを添加し、60℃にした。これに触媒溶液
100mlを加え、60℃で3時間重合反応を行なつた。
重合転化率は99%であつた。反応終了後、少量の
2,6−ジ−tertブチルクレゾールを含む大量の
メタノールの中に反応液を注ぎ、反応の停止と重
合体の凝固を行なつた。重合体は50℃で一夜真空
乾燥を行なつた。このポリイソプレンのミクロ構
造は、シス1,4=97.8%、3,4=2.2%であ
つた。DSC熱分析によるTgは−75℃であり、ム
ーニー粘度(ML1+4100℃)は65.0であつた。 こうして得たポリイソプレンを市販のポリイソ
プレン(日本合成ゴム(株)製IR2200)と比較する
ため次のASTM D3403の処方で配合し、135℃
で40分間プレス加硫した。 配合処方 ポリマー 100 酸化亜鉛 5 硫 黄 2.25 ステアリン酸 2 カーボンブラツク(HAF) 35 加硫促進剤 TBDS*1 0.7 *1:N−テトラブチル−2−ベンゾチアゾール
スルフエンアミド なお配合において、ロール上の配合物のまとま
りおよび光沢は本発明の方が、市販品のより優れ
ていた。 加硫物の機械的性質の測定結果を次に示す。こ
の結果、本発明の方法によるポリマーの方が全船
的に優れており、特にカツトグロスに関しては著
しく優れていた。
【表】 比較例 1 触媒の調製を下記のように行なつたほかは、実
施例1と同様に重合した。 触媒の調製: 乾燥させた200ml3ツ口フラスコに窒素ガス下
にネオジム−トリ−2−エチルヘキサネート1.2
ミリモルを入れ、シクロヘキサンを50ml加えた。
ネオジム−トリ−2エチルヘキサネートはシクロ
ヘキサンに溶解しなかつた。更に加熱しても溶解
せず不均一な粘度の高いゲル状態を示した。 次にイソプレン12ミリモルとシクロヘキサンの
2モル/溶液としてトリエチルアルミニウム60
ミリモルとシクロヘキサンの1モル/溶液とし
てジエチルアルミニウムクロライド3ミリモルを
添加し50℃で30分間反応させた。 こうして得た触媒溶液を用いて実施例1と同様
にしてイソプレンの重合を60℃で3時間行なつ
た。重合転化率は64%であつた。ミクロ構造はシ
ス1,4=94.1%、3.4=5.9%であり、ムーニー
粘度(ML1+4100℃)は51.5であつた。 実施例 2〜16 乾燥させた100ml3ツ口フラスコの中にネオジ
ムトリ2エチルヘキサネート1.0ミリモルを入れ、
シクロヘキサン10mlを加えた。次に表−1に示し
た種々のルイス塩基の所定量を添加した後撹拌し
ながら室温で30分間反応させた。すべての組合せ
で反応物はシクロヘキサンに溶解した。反応終了
後イソプレン10ミリモルを添加し、さらにシクロ
ヘキサンで1.0モル/リツトルに希釈したトリエ
チルアルミニウム10ミリモルとジエチルアルミニ
ウムクロライド2.5ミリモルを添加し、30℃で30
分間反応させた。一連の作業は窒素ガス下で行な
つた。 別に乾燥した300ml耐圧瓶にシクロヘキサン200
mlとイソプレン40mlを窒素ガス下で封入した。触
媒反応液をネオジム金属のモル数が0.04ミリモル
になるように採り、300ml耐圧瓶の中に注入した。
60℃の水槽中で耐圧瓶を回転させながら2時間重
合させた。重合反応後は実施例1と同様に行なつ
た。結果を表−1にまとめて示す。 比較例 2 ルイス塩基を加えなかつた他は実施例2と同様
に行なつた。比較例1と同様ネオジムトリ−2エ
チルヘキサネートは溶解せず膨潤したゲル状であ
つた。結果は表−1に併せて示す。
【表】
【表】 実施例 17〜22 ネオジムトリ2−エチルヘキサネートの代りに
表−2に示した各種希土類カルボン酸塩とアセチ
ルアセトンの反応生成物を用いた他は実施例2と
同様に行なつた。結果を表2に示す。
【表】 実施例23〜29、比較例3 ネオジム−トリ−2−エチルヘキサネートとア
セチルアセトンの反応生成物(アセチルアセト
ン/ネオジムのモル比=2.0)を用いて、トリエ
チルアルミニウムのかわりに表−3に示す有機ア
ルミニウム化合物を用いた他は実施例2と同様に
行なつた。結果を表−3に示す。なお、比較例3
は本願でいう有機アルミニウム化合物を使用しな
い触媒による例である。
【表】 実施例30〜37、比較例4 ジエチルアルミニウムクロライドのかわりに表
−4に示すハロゲン化アルミニウムを用いた他は
実施例23と同様に行なつた。 結果を表−4に示した。 なお比較例4はハロゲン化アルミニウムを用い
ない例である。
【表】
【表】 実施例 38〜42 イソプレンのかわりに表−5に示した共役ジエ
ン化合物を用いた他は実施例23と同様に行なつ
た。 結果を表−5に示した。
【表】 【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法で用いる触媒の調整工程
のフローチヤート図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 Ln(R′CO23で表わされるランタン系列希土
    類元素カルボン酸塩とルイス塩基の反応生成物(A)
    (ただし、R′は炭素数1〜20個の炭化水素置換
    基)、AlR2R3R4(ただし、R2、R3、R4は水素およ
    び/または炭素原子数1〜8個の炭化水素置換基
    で同一または異なつたものであり、すべてが同時
    に水素ではない。)で表わされる有機アルミニウ
    ム化合物(B)、AlXnR5 3-o(ただし、XはCl、Br、
    FおよびI、R5は炭素原子数1〜8個の炭化水
    素置換基、nは1、1.5および2から選ばれた数)
    で表わされるハロゲン化(アルキル)アルミニウ
    ム化合物(C)、またはこれらと共役ジエン(D)からな
    る触媒を用いて共役ジエンを重合することを特徴
    とする共役ジエン重合体の製造方法。 2 (A)成分のLnがセリウム、プラセオジム、ネ
    オジムおよびガドリウムから選ばれたものである
    特許請求の範囲第1項記載の製造方法。 3 (A)成分のルイス塩基が、アセチルアセトン、
    テトラヒドロフラン、ピリジン、N,N′ジメチ
    ルホルムアミド、チオフエンおよび炭素原子数1
    〜10個の1価および2価のアルコールから選ばれ
    たものである特許請求の範囲第1項記載の方法。
JP9968481A 1981-06-29 1981-06-29 共役ジエン重合体の製造方法 Granted JPS581709A (ja)

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CA000404790A CA1223396A (en) 1981-06-29 1982-06-09 Process for producing conjugated diene polymer
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GB08218807A GB2101616B (en) 1981-06-29 1982-06-29 Catalytic composition and process for producing conjugated diene polymers

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