JPH01162082A - 文字放送受信機の波形等価回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は文字放送受信機において、入力したビデオ信号
の１．５ＭＩｈ付近における低域群遅延を補正するため
の波形等価回路に関するも−のである。

「従来の技術」 文字放送信号は、受信したビデオ信号の垂直帰線期間の
中から抽出するが、放送局の信号に群遅延があると誤り
ビット数が増加する。放送局側も２００ｎｓｅｃ以上の
遅延は生じないように配慮してあり、現実には±１００
ｎｓｅｃ程度までが問題となる。

しかるに、従来、文字放送受信機でこの群遅延を補正す
るためにはトランスバーサルフィルタを用いていた。こ
れは入力した文字放送信号をディジタルフィルタで処理
して元の文字放送信号と混合するもので、少なくとも１
０数段のフィルタを用いていた。

「発明が解決しようとする問題点」 従来のトランスバーサルフィルタではゴースト対策には
有効であるが、群遅延補正には１ｏ数段以上のフィルタ
を結合しなければならないため回路構成が極めて複雑で
しかも調整が面倒で高価になるという問題があった。

本発明の課題はディレィラインからなる等価機を用いて
安価にかつ確実に動作する回路を得ることである。

「問題点を解決するための手段」 本発明は、受信したビデオ信号を、波形等価回路を介し
て取込み回路で文字放送データを抜きとり出力するよう
にした文字放送受信機において、前記波形等価回路は、
遅延時間を段階的に異ならせた複数の等価機と、これら
の等価機の１つを選択するセレクタとからなり、このセ
レクタは、前記取込み回路、誤り訂正回路、コントロー
ラのフィードバック系に結合し、前記取込み回路により
取込まれた文字放送データの出力から誤り訂正回路で誤
りビット数を検出し、この誤り訂正回路の検出信号に基
づきコントローラからセレクタ切換信号を出力するよう
にしたものである。

「作用」 受信したビデオ信号を、まず例えば遅延のない等価機を
介して文字放送データを抜きとる。抜きとられたデータ
は誤り訂正回路で誤り率、例えば１パケット当りの誤り
ビット数を検出し、この誤りビット数データをコントロ
ーラへ送る。コントローラでは誤りビット数データに基
づきコントローラからの切換え信号が出力し、セレクタ
で複数の等価機のうちいずれかを選択する。等価機は遅
延時間を異ならせたディレィラインで構成されており、
誤りビット数を減少させるようなものがセレクタで選択
される。このように、常に誤りビット数を検出してフィ
ードバックすることにより群遅延は補正される。

「実施例」 以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明する。

（１）はビデオ信号の入力端子で、この入力端子（１）
は、バッファ回路（２）を介して波形等価回路（３）に
結合されている。この波形等価回路（３）は遅延時間を
３段階に異ならせた等価機（４ａ）　（４ｂ）　（４ｃ
）とこれらを選択するセレクタ（５）とで構成されてい
る。前記等価機（４ａ）　（４ｂ）　（４ｃ）は具体的
には±１００ｎｓｅｃ、　０ｎｓｅｃ、−１００ｎｓｅ
ｃのディレィラインからなる。

なお、３段階ではなくさらに細かにして段階数を増やし
てもよい。

前記セレクタ（５）の出力側には文字放送信号を取り込
むための取込み回路（６）が結合され、この取込み回路
（６）の出力側には出力端子（７）が設けられるととも
に、誤り訂正回路（８）を介してコントローラ（９）に
結合され、このコントローラ（９）は前記セレクタ（５
）に結合されている。

以上のような回路構成において、入力端子（１）に入力
したビデオ信号は、波形等価回路（３）に送られる。最
初は０ｎｓｅｃの等価機（４ｂ）を経て取込み回路（６
）へ送られたものとすると、この取込み回路（６）で文
字放送データが取り込まれ、出力端子（７）より出力す
る。同時に、誤り訂正回路（８）で文字放送データの誤
り率、例えば１パケット当りの誤りビット数を検出し、
コントローラ（９）へ送る。

このコントローラ（９）では、誤りビット数に対応した
切換え信号が出力してセレクタ（５）を切換え制御する
。セレクタ（５）では、誤りビット数を減少させるよう
な等価機が選択される。同様にして常時誤りビット数を
検出してこれをフィードバックし群遅延を補正する。

「発明の効果」 本発明は上述のように構成したので、従来のトランスバ
ーサルフィルタを１０数段以上設けたものに比し、大巾
にコストダウンでき、しかも常時フィードバックして確
実な補正ができる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明による文字放送受信機の波形等価回路の一実
施例を示すブロック図である。 （１）・・・入力端子、（２）・・・バッファ回路、（
３）・・・波形等価回路−（４ａ）　（４ｂ）　（４ｃ
）・・・等価機（ディレィライン）、（５）・・・セレ
クタ、（６）・・・取込み回路、（７）・・・出力端子
、（８）・・・誤り訂正回路、（９）・・・コントロー
ラ。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）受信したビデオ信号を、波形等価回路を介して取
   込み回路で文字放送データを抜きとり出力するようにし
   た文字放送受信機において、前記波形等価回路は、遅延
   時間を段階的に異ならせた複数の等価機と、これらの等
   価機の１つを選択するセレクタとからなり、このセレク
   タは、前記取込み回路、誤り訂正回路、コントローラの
   フィードバック系に結合し、前記取込み回路により取込
   まれた文字放送データの出力から誤り訂正回路で誤りビ
   ット数を検出し、この誤り訂正回路の検出信号に基づき
   コントローラからセレクタ切換信号を出力するようにし
   たことを特徴とする文字放送受信機の波形等価回路。
2. （２）等価機はディレィラインからなる特許請求の範囲
   第１項記載の文字放送受信機の波形等価回路。