JPH01161675A - 二次電池 - Google Patents

二次電池

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JPH01161675A
JPH01161675A JP62318690A JP31869087A JPH01161675A JP H01161675 A JPH01161675 A JP H01161675A JP 62318690 A JP62318690 A JP 62318690A JP 31869087 A JP31869087 A JP 31869087A JP H01161675 A JPH01161675 A JP H01161675A
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Japan
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negative electrode
less
positive electrode
volume
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Application number
JP62318690A
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English (en)
Inventor
Mitsutaka Miyabayashi
宮林 光孝
Toshibumi Nishii
俊文 西井
Hiroshi Yui
浩 由井
Kuniaki Inada
稲田 圀昭
Katsuharu Ikeda
克治 池田
Hiroyoshi Nose
博義 能勢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
FDK Twicell Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Battery Co Ltd
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toshiba Battery Co Ltd, Mitsubishi Petrochemical Co Ltd filed Critical Toshiba Battery Co Ltd
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M4/00Electrodes
    • H01M4/02Electrodes composed of, or comprising, active material
    • H01M4/36Selection of substances as active materials, active masses, active liquids
    • H01M4/58Selection of substances as active materials, active masses, active liquids of inorganic compounds other than oxides or hydroxides, e.g. sulfides, selenides, tellurides, halogenides or LiCoFy; of polyanionic structures, e.g. phosphates, silicates or borates
    • H01M4/583Carbonaceous material, e.g. graphite-intercalation compounds or CFx
    • H01M4/587Carbonaceous material, e.g. graphite-intercalation compounds or CFx for inserting or intercalating light metals
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、二次電池に関し、更に詳しくは、エネルギー
密度が高く、充放電サイクル寿命が長く、信頼性が優れ
た二次電池に関する。
(従来の技術及び問題点) 近年、電子機器の発達に伴い、小型で軽量、かつエネル
ギー密度が高く、繰り返し充放電可能な二次電池の開発
に対する要望が高まってきた。
そのような二次電池としては、例えばポリアセチレン等
の導電性高分子を正極や負極に使用したもの(特開昭5
6−136419号公報)が知られているが、導電性高
分子を正極に使用した場合には、電極容量が不充分とな
り、負極に使用した場合には自己放電が大きく、貯蔵後
特性が不安定になるという不都合を生じている。
また、正極体の主要成分がTiS2.MoS2のような
還移金属のカルコゲン化合物であり、負極体がLi又は
Liを主体とするアルカリ金属である非水電解液二次電
池は、高エネルギー密度を有するので商品化の努力が払
われている。
このような二次電池の1例を第1図に示す0図はボタン
形非水電解液二次電池の縦断面図である。
図において、lが正極体である。正極体1は、上記した
ような遷移金属カルコゲン化合物の粉末とポリテトラフ
ルオロエチレンのような結着剤との混合物をペレット化
又はシート化したものである。
2はセパレータで、例えば多孔質ポリプロピレン薄膜、
ポリプロピレン不織布のような保液性を有する材料で構
成され、正極体lの上に載置される。そして、このセパ
レータ2には、プロピレンカーボネート、1.2−ジメ
トキシエタン、1.3−ジオキソランのような非プロト
ン性有機溶媒に、LiC又04 + L I A fL
 O4*LiBF4 、LiPF6 、LiAsF5の
ような電解質を溶解せしめた所定濃度の非水電解液が含
浸されている。
3は、セパレータ2を介して正極体lに載置されている
負極体で、Ll箔又はLlを主体とするアルカリ金属箔
で構成されている。
これら正極体l、セパレータ(非水電解液)2、及び負
極体3は全体として発電要素を構成する。そして、この
発電要素が正極缶4及び負極缶5から成る電池容器に内
蔵されて電池が組立てられる。6は絶縁バッキングであ
り、7は正極体lと正極缶4の間に介在せしめられた集
電体である。この集電体7は、通常、ニッケルネット、
ステンレス鋼製の金属金網、パンチトメタル、フオーム
メタルで構成され、ペレット化又はシート化された正極
体lの片面に圧着されている。
上記したような従来構造の二次電池においては、次のよ
うな問題が生じており、その改善が求められている。
それは、負極体がLl箔又はLiを主体とするアルカリ
金属の箔そのものであることに基づく問題である。すな
わち、電池の放電時には負極体からLiがLIイオンと
なって電解液に移動し、充電時にはこのLiイオンが金
属Liとなって再び負極体に電析するが、この充放電サ
イクルを反復させるとそれに伴って電析する金属Liは
デンドライト状となりかつ成長していき、最後には、こ
のデンドライト形状の金属Li電析物がセパレータを貫
通して正極体に達し、短絡現象を起すという問題である
。別言すれば、充放電サイクル寿命が短いという問題で
ある。
かかる現状に鑑み、本発明者らは、よりエネルギー密度
が高く、充放電サイクル寿命が長く、また消費電流の増
大に対応しうる二次電池を開発すべく鋭意検討を重ねた
結果、本発明に到達した。
(問題点を解決するための手段と作用)本発明の二次電
池は、正極体と、該正極体に載置されたセパレータと、
該セパレータに保持された電解質と、該セパレータに載
置された負極体と、該正極体及び/又は該負極体に包含
され充放電反応に対応して該正・負極体間を移動する活
物質とから成る発電要素が内蔵された二次電池において
(a)正極体が、遷移金属カルコゲン化合物からなり、 (b)負極体が、水素/炭素の原子比0.10未満、X
線広角回折法による(002)面の面間隔(dQO2)
3.37Å以上3.75A以下、C軸方向の結晶子の大
きさ(Lc)5Å以上150λ以下、全細孔容積が1.
5XIO−”43ml/g以上、ミクロボア容積が1 
、OXI 0−3J/g以上及びミクロポア容積/全細
孔容積が0.1〜0.9である炭素質材料からなり、 (c)活物質が、リチウム又はリチウムを主体とするナ
ルカリ金属である ことを特徴とする。
本発明の二次電池は、上記した(a) 、 (b) 、
 (c)、とりわけ(b)を具備するところに特徴を有
するものであり、その他の要素は従来の二次電池と同じ
であってよい。
まず、本発明にかかる正極体は遷移金属カルコゲン化合
物からなるが、使用される遷移金属カルコゲン化合物と
しては1例えばV、Mo、Mn、Cr、Ti等の酸化物
や硫化物が挙げられ、■の酸化物、■の硫化物、MOの
酸化物、MOの硫化物、Mnの酸化物、Crの酸化物、
Tiの酸化物及びTiの硫化物が好ましい、さらに好ま
しくは、P2O6,v、O,、VO2,V2S、、VS
2 、Mo S2 、Mo S3 、MnO2、Cr3
06.Cr2O5,TiS2及びTiO2である。
上記した遷移金属カルコゲン化合物が非晶質である場合
には、非晶質化は通常、溶融急冷法を用いて実施される
。また、非晶質の含水ゲルを調製して用いることもでき
る0本発明におけδ非晶質物とは、X線回折を行なった
ときに、結晶に基づくピークが観察されない状態のもの
をいう、すなわち、非晶質化は、X線的に無定形なブロ
ードなハローを有する回折パターンより確認され、非晶
質物は長距離秩序が消滅した構造を有する。しかし、短
距離秩序は残存していることが各種分析の結果から確認
されている。
また、非晶質化を促進する目的で、上記の遷移金属カル
コゲン化合物に、P2O5、(NHa )s PO4・
30020等を添加することができる。添加量は遷移金
属カルコゲン化合物に対して1通常5’0モル%未満で
、好ましくは40モル%未満である。
さらに、なお−層の充放電サイクル特性のレベルアップ
の目的で、上記の遷移金属カルコゲン化合物に、金属L
iま元は遷移金属を添加することができる。添加量は、
遷移金属カルコゲン化合物に対して、Liは50モル%
未満、好ましくは30モル%未満であり、遷移金属は2
0モル%未満、好ましくは10モル%未満である。
本発明にかかる正極体は例えば次のようにして製造され
る。すなわち、まず、上記の遷移金属カルコゲン化合物
を粉砕して所定粒径の粉末にする。その体積平均粒径は
500−以下、好ましくは200−以下、さらに好まし
くは100%以下、特に好ましくは501m以下である
。また、その比表面積は好ましくは1m″/g以上、さ
らに好ましくは10tn”3ml/g以上、特に好まし
くは20tn’/g以上である。
遷移金属カルコゲン化合物粉末は、通常は所定量の結着
剤を添加して両者を充分に混練する。結着剤としては、
ポリテトラフルオロエチレンのパウダーやディスパージ
重ン、ポリオレフィンのパウダー等が用いられ、好まし
い添加量は、遷移金属カルコゲン化合物に対し1−10
重量%である。
このとき、グラファイト、カーボンブラック等の導電材
料の粉末を、遷移金属カルコゲン化合物に対して50重
量%未満添加することもでき、好ましくは30重量%未
満、さらに好ましくは15重量%である。
得られた混線物を加圧成形し正極体とするが、遷移金属
カルコゲン化合物を単独で加圧成形して製造した箔を正
極体として使用することもできる。
次に負極体について説明する。
負極体は後述する炭素質材料の粉末成形体である。この
炭素質材料は、H/C(原子比)が0610未満、d 
002が3.37Å以上3.75Å以下、Lcが5Å以
上150Å以下、全細孔容積が1 、5X 10−”w
J/g以上、ミクロボア容積が1 、 OX I O−
”yd/1に以上及びミクロポア容積/全細孔容積が0
.I NO,9のパラメータで特定される。
本発明にかかる負極体に用いる炭素質材料は、H/Cは
好ましくは0.07未満、さらに好ましくは0.05未
満である。この炭素質材料には、他の原子、例えば窒素
、醜素、ハロゲン等の原子が含まれていてもよいが、他
の原子/炭素原子(原子比)が、好ましくは0.10未
満、さらに好ましくは0.05未満、特に好ましくは0
.03未満である。
また、X線広角回折法により求めた(OO2)面の面間
隔doo2は、好ましくは3.39Å以上3.70Å以
下、さらに好ましくは3.41A以上3.68Å以下で
あり、C軸方向の結晶子の大きさLcは、好ましくは1
0λ以上80A以下、さらに好ましくは12A以上70
Å以下、特に好ましくは!5Å以上BOA以下である。
H/ C、dO(12およびLcのいずれかが上記範囲
から逸脱している場合は、負極体における充放電時の過
電圧が大きくなり、その結果、負極体からガスが発生し
て電池の安全性が著しく損われる。
しかも充放電サイクル特性も不満足になる。
さらに、本発明にかかる負極体に用いる炭素質材料は、
全細孔容積が好ましくは2.0X10’WJ/g以上、
さらに好ましくは3.0X10−”d/g以上、特に好
ましくは4.0X10−”d/g以上である。
全細孔容積は、定容法を用いて平−圧力下で試料に吸着
したガス量を測定することにより求める。
すなわち、本発明において全細孔容積及びミクロポア容
積は以下のようにして求めたものを意味する。
全細孔容積は、細孔が例えば液体窒素により充填されて
いると仮定して、定容法を用いて求めた相対圧力P/P
o=0.995 (P:吸着ガスの蒸気圧、P(1:冷
却温度での吸着ガスの飽和蒸気圧)において吸着した窒
素ガスの全容積(Vads)を求め、次いで次式、 [式中、Paは大気圧(kgf/cm2) 、 Tは測
定温度(K)、Vmは吸着したガスの分子容積(cm3
1モル;N2では34.7)、VHqは液体窒素容積(
0層3)である] により、細孔中に充填されている液体窒素量(Vliq
)に換算することによって求める。
ミクロポア容積は好ましくはt、5xto4d/g以上
、さらに好ましくは1.7X10−3wsl/g以上で
る。ミクロポアは、本発明においては細孔半径が10Å
以下の細孔を意味し、ミクロポア容積は後述するde 
Boerのt−プロット法(J、  H,de Boe
r、  et al、、  J、  Golloid 
 InterfaceSci、、21,405,196
6)により求めた。
すなわち、次式 (式中、P、Poは前記と同義) で求められる吸着したガス層の厚みt (A)に対して
、吸着された全ガス容量CwJ/g)をプロットして、
第2図に示したようなt−プロット図を描き、上側の直
線部分の縦軸との切片(i)を求め、前述の(I)式を
用いて液体窒素量に換算してミクロポア容積(V Mp
)を求めた。
また上述のようにして求めた全細孔容積及びミクロポア
容積の比(ミクロポア容積/全細孔容積)は、好ましく
は0.2〜0.8.さらに好ましくは0.3〜0.6で
ある。
全細孔容積及びミクロポア容積ならびにそれらの比が上
述した範囲を逸脱すると、この炭素質材料よりなる負極
体への活物質の担持量が少なくなり、電池の容量が小さ
くなる。
さらに、本発明にかかる負極体に用いる炭素質材料にあ
っては、次に述べる特性を有することが好ましい。
すなわち、X線広角回折分析における(110)面の面
間隔dllOの2倍の距離&a  (= 2 d 11
0)が、好ましくは2.38Å以上かつ2.47A以下
、さらに好ましくは2.39Å以上かつ2.46A以下
、特に好ましくは2.40Å以上かつ2.45Å以下;
a軸方向の結晶子の大きさLaが好ましくはIOA以上
、さらに好ましくは15A以上かつ150Å以下、とく
に好ましくは19Å以上かつ70Å以下である。
°また、波長5145Aのアルゴンイオンレーザ光を用
いたラマンスペクトル分析において、下記式: 1360±100cm−’の波数域におけるスペクトル
強度の積分値で定義されるG値が2.5未満であること
が好ましく、さらに好ましくは0.1−1.5であり。
特に好ましくは0.2〜1.2である。
さらに電子スピン共鳴スペクトル分析において、−次微
分吸収曲線のシグナルの線幅(ΔHpp)がlθガウス
以上であるか、10ガウス未満の線幅のシグナルを有し
ないことが好ましい。
上述した本発明にかかる負極体に用いる炭素質材料は、
各種の形状をとりうるが、粒径100−以下の粒子であ
ることが好ましい、さらには比表面積が好ましくは1m
″/g以上、さらに好ましくは2m″/g以上、特に好
ましくは4rn’/g以上である。上述の範囲を逸脱す
ると活物質の相持量が減少し、電池の容量が小さくなる
このような炭素質材料は1例えば有機高分子化合物、縮
合多環炭化水素化合物、縮合多環炭化水素化合物、多環
複素環系化合物等の有機化合物の1種又は2種以上を焼
成し、炭素化することによって製造することができる。
そのような出発源としては、具体的には、例えばセルロ
ース樹脂;フェノール樹脂;ポリアクリロニトリル、ポ
リ(α−ハロゲン化アクリロニトリル)などのアクリル
樹脂;ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ塩素
化塩化ビニルなどのハロゲン化ビニル樹脂;ポリアミド
イミド樹脂;ポリアミド樹脂;ポリアセチレン、ポリ(
p−フェニレン)などの共役系樹脂のような任意の有機
高分子化合物;例えば、ナフタレン、フェナントレン、
アントラセン、トリフェニレン、ピレン、クリセン。
ナフタセン、ピセン、ペリレン、ペンタフェン。
ペンタセンのような3員環以上の単環炭化水素化合物が
互いに2個以上縮合してなる縮合多環炭化水素化合物、
又は、上記化合物のカルボン酸、カルボン酸無水物、カ
ルボン酸イミドのような誘導体、上記各化合物の混合物
を主成分とする各種のピッチ;例えば、インドール、イ
ソインドール。
キノリン、インキノリン、キノキサリン、フタラジン、
カルバゾール、アクリジン、フェナジン。
フェナントレンのような3員環以上の複素単環化合物が
互いに少なくとも2個以上結合するか、又は1個以上の
3員環以上の単環炭化水素化合物と結合してなる縮合複
素環化合物、上記各化合物のカルボン酸、カルボン酸無
水物、カルボン酸イミドのような誘導体、更にベンゼン
の1.2,4.5−テトラカルボン酸、その二無水物ま
たはそのジイミド;などをあげることができる。
好ましくは、フェノール樹脂、セルロース樹脂、アクリ
ル樹脂、さらに好ましくはフェノール樹脂である。
次いで、上述の出発源を後述の条件で焼成する。すなわ
ち、出発源1kgについて、0.1文/時以上の流速で
不活性ガス流下に、350〜1000℃の温度で焼成す
る。不活性ガスとしては、例えばN2 、Ar、He等
を用いることができるが、経済性等の点からN2が好ま
しい、また、不活性ガスの流速は好ましくは0.5KL
/時以上、さらに好ましくは1.01/時〜5001/
分、特に好ましくは1.5見/時〜200文/分であり
、焼成温度は好ましくは400〜1000℃、さらに好
ましくは500〜1000℃、特に好ましくは600〜
1000℃である。
通常は2℃/時〜500℃/分、好ましくは5℃/時〜
100℃/分、さらに好ましくは10℃/時〜50℃/
分、特に好ましくは20℃/時〜10℃/分の昇温速度
で上述の焼成温度まで昇温し、さらにその温度で1分〜
10時間、好ましくは5分〜8時間、さらに好ましくは
10分〜5時間、特に好ましくは20分〜3時間保持す
ることにより焼成を実施する。
さらに、焼成を経た材料を不活性ガス流下または真空下
に1000℃を越え、かつ3000℃以下の温度で炭素
化する。このとき、系内の02濃度は好ましくは100
 ppm以下、さらに好ましくは50ppm以下、特に
好ましくは20ppm以下である。02濃度がこの範囲
を超えると良好な炭素化が行われない。
次いで、焼成・炭素化の後は機械的粉砕等により、所定
粒径に粉砕して目的とする炭素質材料を得ることができ
る。
また、出発源としてカーボンブラックを用い、これを適
当な条件でさらに炭素化等の処理を施して炭素質材料と
してもよい。
かくして得られた炭素質材料から本発明にかかる負極体
を製造するには、例えば次のようにして行う。
上述の炭素質材料を単独で、または導電材、結着剤等と
混練した後、加圧成形して負極体とする。このとき使用
される導電材としてはアセチレンブラック、カーボンブ
ラック、膨張黒鉛、金属粉等が挙げられ、これらを必要
に応じて炭素質材料に対して50重量%未満、好薫しく
は30重量%未満、とくに好ましくは0.1−10重量
%添加する。また、結着剤としては、ポリオレフィン系
樹脂、ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素系樹脂等
が挙げられ、これらを炭素質材料に対して20重量%未
満、好ましくは1〜10重量%添加する。
次に活物質について述べる0本発明の二次電池における
活物質は、リチウム又はリチウムを主体とするアルカリ
金属であり、この活物質は、電池の充放電に対応して正
極体と負極体との間を往復移動する。活物質はあらかじ
め前述の正極体及び/又は負極体に担持させる。担持の
方法としては、例えば所定濃度のLiイオン又はアルカ
リ金属イオンを含有する電解液中に負極体を浸漬し、か
つ対極にLiをアノードとして用い、負極体をカソード
にして電気分解させる方法を適用することができる。ま
た、同様の方法で正極体にリチウム又はリチウムを主体
とするアルカリ金属を担持させることができる。活物質
の担持は、このような電気化学的方法以外に化学的方法
、物理的方法によっても行うことができる。また、負極
体にLi金属シートをはり合わせて電池セルを構成し、
充放電反応によりLi金属を負極体に担持させることも
できる。
本発明の二次電池は、上述した活物質を担持させた負極
体及び正極体を従来と同様の方法で他の要素と共に組込
んで製作することができる。すなわ°ち、正極体と負極
体をセパレータを介して対峙させ、セパレータには通常
、Li金属塩又はアルカリ金属塩を溶解させた非水電解
液を保持させる。このとき用いられる非水電解液は前記
した従来の二次電池に使用されるものを用いる。あるい
は、Liイオン又はアルカリ金属イオンの導電体である
固体電解質を正極体及び負極体の間に介在させることも
できる。
かくして、本発明の二次電池においては、次のような反
応が進行する。すなわち、 充電時: 正極体では、V205  (Li)→ ! V2O,+xLi” +xe 負極体では、C+xLi” +xe−+C* Li!放
電時: 正極体では、V2 O5+xLi÷+xe→V 20 
s  (L i) 11 負極体では、C@ Li +c+XI、t” +Xe! の反応である。
すなりち、本発明の二次電池において、例えば負極体で
は充電時にLiイオンのドープ現象が起り、また放電時
には負極体に担持されているLiイオンの脱ドープ現象
が生起して、可逆的な電気化学的酸化還元反応が充放電
に伴って進行するため、負極体がLi箔であった場合に
その表面で生起したデンドライト形状の電析物の形成は
なくなるのである。
なお、本発明において、元素分析、X線広角回折、なら
びに電子スピン共鳴スペクトルの各測定は下記方法によ
り実施した。
「元素分析」 サンプルを120℃で約15時間減圧乾燥し、その後ド
ライボックス内のホットプレート上で100℃において
1時間乾燥した。ついで、アルゴン雰囲気中でアルミニ
ウムカップにサンプリングし、燃焼により発生するC0
2ガスの重量から炭素含有量を、また、発生する002
Oの重量から水素含有量を求める。なお、後述する本発
明の実施例では、パーキンエルマー240C型元素分析
計を使用して測定した。
rX線広角回折」 (1)  (002)面の面間隔(do02 )および
(1’IO)面の面間隔(d 110)炭素質材料が粉
末の場合はそのまま、微小片状の場合にはメノウ乳鉢で
粉末化し、試料に対して約15重量%のX線標準用高純
度シリコン粉末を内部標準物質として加え混合し、試料
セルにつめ、グラファイトモノクロメータ−で単色化し
たCuKa線を線源とし、反射式デイフラクトメーター
法によって広角X線回折曲線を測定する0曲線の補正に
は、いわゆるローレンツ、偏光因子、吸収因子、原子散
乱因子等に関する補正は行なわず次の簡便法を用いる。
即ち(002)、および(110)回折に相当する曲線
のベースラインを引き、ベースラインからの実質強度を
プロットし直して(002)面、および(110)面の
補正曲線を得る。この曲線のピーク高さの3分の2の高
さに引いた角度軸に平行な線が回折曲線と交わる線分の
中点を求め、中点の角度を内部標準で補正し、これを回
折角の2倍とし、CuKα線の波長λとから次式のブラ
ッグ式によってd 002およびd 110を求める。
入: 1.5418A θ、θ′:doo2.d11oに相当する回折角(2)
C軸およびa軸方向の結晶子の大きさ:Lc ; La 前項で得た補正回折面、線において、ピーク高さの半分
の位置におけるいわゆる半価中βを用いてC軸およびa
軸方向の結晶子の大きさを次式より求める。
β−cosθ β−cosθ′ 形状因子lについては種々議論もあるが、K=0.09
を用いた、入、θおよびθ′については前項と同じ意味
である。
「電子スピン共鳴の線幅:ΔHppJ 電子スピン共鳴の一部微分吸収スベクトルはJEOL 
 JES−FE  IX  ESRスペクトロメーター
を用い、Xバンドで測定する。粉末状の試料はそのまま
、微小片状試料はメノウ乳鉢で粉末化して、外径2+s
sの毛細管に入れ、さらに毛細管を外径5mmのESR
管に入れる。高周波磁場の変調中は6.3ガウスとする
0以上すべて、空気雰囲気下、23℃で行う、−次微分
吸収スペクトルのピーク間の線幅(ΔHpp)は、M 
n ” / M g O標準試料を用いて決定する。
(実施例) 以下、実施例をあげて本発明を説明する。
(1)正極体の製造 M n O2粉末80g、導電材としてのカーボンブラ
ック10gおよび結着剤としての粉末状のポリテトラフ
ルオロエチレン5gとを混練し、得られた混練物をロー
ル成形して厚み0.4+smのシートとした。
このシートの片面を集電体である線径0.1fflff
l、60メツシユのステンレス鋼ネットに圧着して正極
とした。
(2)負極体の製造 オルトクレゾール108g、パラホルムアルデヒド32
gおよびエチルセロソルブ240gを硫酸10gととも
に反応器に仕込み、攪拌しながら115℃で4時間反応
させた0反応終了後NaHCO313ml/gと水30
gとを加えて中和した。ついで、高速で攪拌しながら水
2文中に反応液を投入して沈澱してくる生成物をか別乾
燥して115gの線状高分子量ノボラック樹脂を得た。
上記のノボラック樹脂225gとへキサミン25gを5
00n/のメノウ製容器に入れ、直径30ma+のメノ
ウ製ポール5個と直径20mmのメノウ製ポール10個
を入れてボールミルにセットし、20分間粉砕、混合し
た。
かくして得られたノボラック樹脂とへキサミンとの混合
パウダーを、N2ガス中、250℃で3時間加熱処理を
行った。さらに、このもの1kgを電気加熱炉にセット
し、流速2001/時のN2ガス流下に200℃/時の
速度で950℃まで昇温した。そのままの温度で1.5
時間保持して焼成した後自然放冷した。
次に、焼成後の材料を別な電気炉にセットし、真空下に
25℃/分の速度で2000℃まで昇温し、そのままの
温度でさらに1.5時間加熱し、炭素化を実施した。
かくして得られた炭素化物を250−のメノウ製容器に
入れ、直径30mmのメノウ製ポール1個、直径25m
mのメノウ製ポール3個、及び直径20mmのメノウ製
ポール9個を入れてボールミルにセットし、10分間粉
砕し、その後さらに直径20ff111のメノウ製ボー
ル4個を追加して25分間粉砕を続けて、平均粒径25
−の炭素質材料を得た。
この炭素質材料は、元素分析、X線広角回折等の分析の
結果、以下の特性を有していた。
水素/炭素(原子比)=0.04’ dQQ2=3.66人、Lc=13.O人a、)(2d
o02)=2 、42A 、 La=21 、0λ全細
孔容積 0.0457227a#/g(湯浅アイオニク
ス社製オートンーブを用いて測定した) また、吸着したガス層の厚みt(入)に対して吸着した
全ガス量(ag/g)をプロットし、第3図に示したよ
うなt−プロットを作図した。第3図において、上側の
直線部分の1=0との切片からミクロボア容積を求める
と、0.02O2043O4/gであった。
さらに、ミクロボア容積/全細孔容積は0.447であ
った。
この炭素質材料に、体積平均粒径20−のポリエチレン
粉末を7重量%混合した混合物50mgを加圧成形して
、厚み0.5m1のペレットとした。
(3)電池の組立 ステンレス鋼製の正極缶に、上記した正極体を集電体を
下にして着設し、その上にポリプロピレン不織布を載置
したのち、そこにL i CI O4を一度1モル/文
でプロピレンカーボネートに溶解せしめた非水電解液を
含浸せしめた。ついでその上に上記負極体を載置して発
電要素を構成した。
なお、正極体は、電池に組込むに先立ち、濃度1モル/
文のLiイオン電解液中に浸漬し、正極体をカソードと
し、リチウムを7ノードとする電解処理に付した。電解
条件は、浴温20℃、電流密度1 mA/ cs2.電
解時間10時間とした。このような処理により、正極体
には容量6.0+sAhのLIが担持されたことになる
かくして、第1図に示したようなボタン形二次電池を製
作した。
(4)電池の特性 このようにして製作した電池について、3〜2vの間で
定電圧充電−20にΩ定抵抗放電を反復し、5サイクル
及び100サイクルにおける電池の充電容量及び放電容
量を測定した。その結果を表1に示した。
比較例1 (1)正極体の製造 実施例1と同様にして正極体を製造した。
(2)負極体の製造 メゾフェースピッチ10gを300℃、1.5ton/
am2に加熱・加圧してシート状に成形した。
次いでこのシートをN2ガス中で1000℃/時の速度
で3000℃まで昇温し、さらにこの温度で1時間加熱
後自然放冷した。この焼成物を実施例1と同様にして粉
砕し、平均粒径500−の炭素質材料を得た。
この炭素質材料は、分析の結果以下の特性を有していた
水素/炭素(原子比)=0.01 do02 =3.38人、LC=156A全細孔容積 
 1 、5X 10’aJ/g未満この炭素質材料粉末
にポリエチレン粉末を7重量%混合した混合物50a+
gを加圧成形して厚み0.5mmのペレットにした。
(3)電池の組立 実施例1と同様にして電池を組み立てた。
(4)電池の特性 実施例1と同様にして同一の条件で、電池特性を測定し
、結果を表1に併記した。
比較例2 Li金属箔を負極体として用いた以外は実施例1と同様
にして、電池を組み立て、可−条件で電池特性を測定し
、その結果を表1に併記した。
[発明の効果] 本発明の二次電池は、充放電サイクル寿命が長く、信頼
性の高い電池であるので、繰返し充放電を行うことがで
き、種々の電子機器への使用が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はボタン形構造の非水電解液二次電池の縦断面図
であり、第2図は、t−プロットの概念図であり、第3
図は本発明の二次電池に用いる炭素質材料のt−プロッ
ト図である。 l・・・正極体  2・・・セパレータ3・・・負極体
  4・・・正極缶 5・・・負極毎  6・・・絶縁バッキング7・・・集
電体

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  正極体と、該正極体に載置されたセパレータと、該セ
    パレータに保持された電解質と、該セパレータに載置さ
    れた負極体と、該正極体及び/又は該負極体に包含され
    充放電反応に対応して該正・負極体間を移動する活物質
    とから成る発電要素が内蔵された二次電池において、 (a)正極体が、遷移金属カルコゲン化合物からなり、 (b)負極体が、水素/炭素の原子比0.10未満、X
    線広角回折法による(002)面の面間隔(d_0_0
    _2)3.37Å以上3.75Å以下、C軸方向の結晶
    子の大きさ(Lc)5Å以上150Å以下、全細孔容積
    が1.5×10^−^3ml/g以上、ミクロポア容積
    が1.0×10^−^3ml/g以上及びミクロポア容
    積/全細孔容積が0.1〜0.9である炭素質材料から
    なり、 (c)活物質が、リチウム又はリチウムを主体とするア
    ルカリ金属である ことを特徴とする二次電池。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09161801A (ja) * 1995-10-03 1997-06-20 Kureha Chem Ind Co Ltd 非水溶媒系二次電池の電極用炭素質材料及びその製造方法、並びに非水溶媒系二次電池
JP2006086010A (ja) * 2004-09-16 2006-03-30 Nec Corp 非水電解液二次電池負極材用炭素材およびこれを用いた二次電池用負極材ならびに非水電解液二次電池

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