JPH01159654A - 濃縮現像液の濃縮度、現像性能等を高め得る感光性平版印刷版の現像処理方法と現像液包装物 - Google Patents

濃縮現像液の濃縮度、現像性能等を高め得る感光性平版印刷版の現像処理方法と現像液包装物

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JPH01159654A
JPH01159654A JP31959887A JP31959887A JPH01159654A JP H01159654 A JPH01159654 A JP H01159654A JP 31959887 A JP31959887 A JP 31959887A JP 31959887 A JP31959887 A JP 31959887A JP H01159654 A JPH01159654 A JP H01159654A
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JP31959887A
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Mieji Nakano
中野 巳恵治
Masabumi Uehara
正文 上原
Akira Nogami
野上 彰
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は感光性平版印刷版の現像処理方法および該方法
に用いられる現像液包装物に関し、更に詳しくは、感光
性平版印刷版を自動現像機で現像処理する方法における
濃縮液から使用液を作成する方法および該方法に用いら
れる現像液包装物に関する。
ここで、感光性平版印刷版とは、画像露光の後の現像処
理により画像様に溶解除去される感光性層を支持体上に
有し、現像処理されたものが平版印刷版として用いられ
る感光材料である。
〔従来の技術〕
感光性平版印刷版を自動現像機で現像するのに用いられ
る現像液は、従来、アルカリ金属塩または有機溶剤と各
種添加剤とが混合されて含有する濃縮液として販売され
、使用に際して希釈水で希釈して現像液(使用液)とし
、感光性平版印刷版の現像処理に用いられている。
また、該濃縮液から現像液を作成し、感光性平版印刷版
の現像処理に供するには、濃縮液を希釈して作成した現
像液を自動現像機内のタンクに保有して定量ポンプで感
光性平版印刷版上に供給している。
現像液にはその性能を高めるために各種の添加剤、例え
ば界面活性剤、キレート剤、可溶化剤、溶剤、無機金属
塩等を含有させることが知られているが、従来、上記の
ように濃縮液は一液の形態で濃縮化されているため、使
用する添加剤によっては濃縮度が高いとその性能が変化
する関係から濃縮度が上げられなかったり、また有効な
添加剤が使用できず、使用する添加剤の種類が制限され
、現像液の性能に制約を受ける等の問題があった。
また別に、タンク内に入れた現像液をポンプで循環させ
て繰り返し使用する方式の自動現像機(母液循環型自動
現像機)で多数枚の感光性平版印刷版を現像処理する場
合、現像処理による現像液の疲労(処理疲労)および空
気中の炭酸ガスを吸収することによる疲労(空気疲労)
により現像液の活性度が著しく低下し、現像性が低下す
る。そのため、補充液により活性度を元に戻し、安定な
現像処理を行う手段が採られているが、この方式の自動
現像機による現像処理おいては現像処理の安定性が大き
な問題であり、この安定性を改良する技術的手段の開発
が望まれている。
〔発明の目的〕
従って本発明の目的は、現像液の濃縮液の濃縮度を高め
ることができ、かつ現像液の性能およびその安定性を高
めることができる技術を提供することである。
〔発明の構成〕
本発明の目的は、感光性平版印刷版を自動現像機を用い
て自動的に搬送し現像する方法において、アルカリ金属
塩、界面活性剤、キレート剤、有機アルカリ剤、有機溶
剤および亜硫酸塩から選ばれる少なくとも2種を少なく
とも2つに分離して各々液状で保存し、現像に使用する
前にこの分離された各々を混合し、かつ希釈し、水を主
たる溶媒とする溶液である現像液とすることを特徴とす
る感光性平版印刷版の現像処理方法によって達成される
また、本発明の目的は、上記方法に用いる、アルカリ金
属塩、界面活性剤、キレート剤、有機アルカリ剤、有機
溶剤および亜硫酸塩から選ばれる少なくとも2種が少な
くとも2つに分離された液状物として各々容器に入れら
れ、かつこれらの容器が1つの容器に収容されているこ
とを特徴とする現像液包装物によって達成される。
以下、本発明について詳述する。
本発明は、現像液に含有させる成分であるアルカリ金属
塩、界面活性剤、キレート剤、有機アルカリ剤、有機溶
剤および亜硫酸塩から選ばれる現像液成分を少なくとも
2つからなる別個の濃縮液とすることにより、アルカリ
剤の濃縮液中にその他の現像液成分を含有させた場合の
該成分の変質を防止するものであり、また、現像液に含
有させる成分が例えば有機溶剤と添加剤(界面活性剤、
キレート剤および亜硫酸塩)の場合、有機溶剤と添加剤
とを別個の濃縮液とすることにより、添加剤特に亜硫酸
塩の析出、沈澱を防止するものである。
このように、本発明は、共存させると高濃縮化により含
有成分の変質が無視し得なくなったり、溶解度が制約さ
れる成分を別個の濃縮液に分けることにより、濃縮液中
における成分の変質を防止すると共に濃縮度を高めるこ
とを可能とし、また従来の使用形態では使用できなかっ
た添加剤の使用を可能としたものであり、更にまた、別
個に分けた液を感光性平版印刷版に供給する時点のなる
べく直前に混合して現像液とすることにより、現像液中
における成分の変質を防止し、現像液の性能の安定性を
増大させるものである。
従って、本発明における混合して現像液とする前の異な
る組成の液、即ち混合することにより現像液を構成する
液(以下、現像液供給系という)に分ける分は方は、同
一溶液にし、かつ高濃度化すると成分の変質を生じたり
十分な濃度で溶解できなくなるような成分を別の液にす
るように分ければよい。このような分は方は現像液の組
成により異なるが、実験的に容易に求めることができる
本発明に係る現像液包装物は、上記のような観点から分
けた現像液供給系(希釈用水は必要により含めることが
できるが、通常は除外する)の各々をそれぞれ1つづつ
容器に分離して入れ、かつこれらの容器を1つの容器に
収容したものである。
現像液供給系における好ましい分は方として、(A)濃
縮現像液、(B)添加剤液(ノニオン界面活性剤、アニ
オン界面活性剤、キレート剤等の水溶液)および(C)
水(希釈用)の3種類の液に分ける態様が挙げられる。
ここで、該濃縮現像液に含有させる成分は現像作用を主
として担う成分であって添加剤を変質させる可能性のあ
るアルカリ性の比較的強いアルカリ金属塩(ケイ酸カリ
ウム、水酸化ナトリウム等)または有機溶剤(モノエタ
ノールアミン、ジェタノールアミン、トリエタノールア
ミン等)である。
また、現像対象物が例えばネガ型感光性平版印刷版の感
光層のような場合の好ましい現像液供給系の分は方とし
て、(A)有機アルカリ剤(モノエタノールアミン、ジ
ェタノールアミン、トリエタノールアミン等)、界面活
性剤(アニオン界面活性剤、両性界面活性剤等)および
有機溶剤(フェニルセロソルブ、ベンジルアルコール等
)の溶液からなる濃縮現像液;(B)亜硫酸塩(亜硫酸
ナトリウム、亜硫酸カリウム等)の溶液;および(C)
水(希釈用)に分ける態様が挙げられる。
本発明において、「水を主たる溶媒とする」とは、現像
液(使用液)に含まれる溶媒に占める水の比率が50重
量%以上であることをいい、このような現像液に対して
本発明の効果が特に大さい。
次に、現像液供給液系の含有成分について述べる。アル
カリ金属塩としては、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウ
ム、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム、第三リン酸ナ
トリウム、第ニリン酸ナトリウム、第三リン酸カリウム
、第ニリン酸カリウム、第三リン酸アンモニウム、第ニ
リン酸アンモニウム、メタケイ酸ナトリウム、重炭酸ナ
トリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸アンモ
ニウム等が有用である。本発明によれば、アルカリ剤の
濃縮現像液中における濃度は希釈倍率で15倍程度まで
可能である。
界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエー
テル類、ポリオキシエチレンアルキル7エ二ルエーテル
類、ポリオキシエチレンポリスチリルフェニルエーテル
、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエ
ーテル、グリセリン脂肪酸部分エステル類、ソルビタン
脂肪酸部分エステル類、ペンタエリスリトール脂肪酸部
分エステル類、プロピレングリコールモノ脂肪酸エステ
ル、蔗糖脂肪酸部分エステル、ポリオキシエチレンソル
ビタン脂肪酸部分エステル類、ポリオキシエチレンソル
ビトール脂肪酸部分エステル類、ポリエチレンジグリコ
ール脂肪酸エステル類、ポリグリセリン脂肪酸部分エス
テル類、ポリオキシエチレン化ひまし油類、ポリオキシ
エチレングリセリン脂肪酸部分エステル類、脂肪酸ジェ
タノールアミド類、N、N−ビス−2−ヒドロキシアル
キルアミン類、ポリオキシエチレンアルキルアミンリエ
タノールアミン脂肪酸エステル、トリアルキルアミンオ
キシドなどの非イオン性界面活性剤、脂肪酸塩類、アビ
チェン酸塩酸、ヒドロキシアルカンスルホン酸塩類、ア
ルカンスルホン酸塩類、ジアルキルスルホこはく酸エス
テル塩類、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩類、分岐
鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩類、アルキルナフタレ
ンスルホン酸塩類、アルキルフェノキシポリオキシエチ
レンプロビルスルホン酸塩酸、ポリオキシエチレンアル
キルスルホフェニルエーテル塩類、N−メチル−N−オ
レイルタウリンナトリウム類、N−アルキルスルホこは
く酸モノアミドニナトリウム塩類、石油スルホン酸塩類
、硫酸化ひまし油、硫酸化牛脚油、脂肪酸アルキルエス
テルの硫酸エステル塩類、アルキル硫酸エステル塩類、
ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩類
、脂肪酸モノグリセリド硫酸エステル塩類、ポリオキシ
エチレンアルキルフェニルエーテル硫酸エステル塩類、
ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル硫酸エス
テル塩類、アルキルりん酸エスチル塩類、ポリオキシエ
チレンアルキルエーテルりん酸エステル塩類、ポリオキ
シエチレンアルキルフェニルエーテルりん酸エステル塩
類、スチレン−無水マレイン酸共重合物の部分けん化物
類、オレフィン−無水マレイン酸共重合物の部分けん化
物類、ナフタレンスルホン酸塩ホルマリン縮合物類など
のアニチオン性界面活性剤アルキルアミン塩類、第四級
アンモニウム塩類、ポリオキシエチレンアルキルアミン
塩類、ポリエチレンポリアミン誘導体などのカチオン性
界面活性剤、カルボキシベタイン類、アミノカルボン酸
類、スルホベタイン類、アミン硫酸エステル類、イミダ
シリン類などの両性界面活性剤が包含される。以上挙げ
た界面活性剤の中でポリオキシエチレンとあるものは、
ポリオキシメチレン、ポリオキシプロピレン、ポリオキ
シブチレンなどのポリオキシアルキレンに読み替えた界
面活性剤もまた包含される。
キレート剤としては、例えばEDTA (エチレンジア
ミン四酢酸)およびその塩、NTAにトリロ三酢酸)お
よびその塩、CyDTA (シクロヘキサンジアミン四
酢酸)およびその塩、HEDTA (ヒドロキシエチル
エチレンジアミン三酢酸)およびその塩、EHPG (
エチレンビス(ヒドロキシフェニルグリシン)〕および
その塩、N−ジヒドロキシエチルグリシンおよびその塩
の如きアミノカルボン酸類およびその塩類、 CMOS(NaOOCCH,0CHCH2COONa)
の如き低分子カルボ0ONa ン酸塩、 H CA(MaOOCCH2CCH2C00Na)、クエン
酸及びその塩■ ool の如きヒドロキシカルボン酸およびその塩、マレイン酸
ナトリウム−アクリル酸ナトリウム共重合体、アクリル
酸ナトリウム−メタクリル酸ナトリウム共重合体、ポリ
アクリル酸ナトリウム、ポリマレイン酸ナトリウム、ポ
リ−α−ヒドロキシアクリル酸ナトリウム、ポリイタコ
ン酸ナトリウムの如き高分子電解質、フィチン酸及びそ
の塩の如きリン酸エステル、ヘキサメタリン酸ナトリウ
ムの如きポリリン酸塩等が挙げられる。
上記高分子電解質としては、分子量80,000以下の
ものが好ましい。
有機アルカリ剤としては、七ノー、ジーまたはトリエタ
ノールアミンおよび水酸化テトラアルキル等が有用であ
る。
有機溶剤としては、例えば酢酸エチル、酢酸プロピル、
酢酸ブチル、酢酸アミル、酢酸ベンジル、エチレングリ
コールモノブチルアセテート、乳酸ブチル、レブリン酸
ブチルのようなカルボン酸エステル;エチルブチルケト
ン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノンのよう
なケトン類;エチレングリコールモノブチルエーテル、
エチレングリコールベンジルエーテル、エチレングリコ
−゛ルモノフェニルエーテル、ベンジルアルコール、メ
チルフェニルカルビノール、n−アミルアルコール、メ
チルアミルアルコールのようなアルコール類;キシレン
のようなアルキル置換芳香族炭化水素;メチレンジクロ
ライド、エチレンジクロライド、モノクロルベンゼンの
ようなハロゲン化炭化水素などが包含される。
亜硫酸塩としては、アルカリ金属塩(例えばカリウム塩
、ナトリウム塩、リチウム塩等)が挙げられる。
その他に、特開昭59−121336号記載の[C0(
NH3)8]CQ3.C0CQ2・6H20等の錯体、
特開昭55−95946号記載のp−ジメチルアミノメ
チルポリスチレンクロライド4級化物等のカチオニック
ポリマー、特開昭56−142528号記載のビニルベ
ンゼントリメチルアンモニウムクロライドとアクリル酸
ナトリウムの共重合体等の両性高分子電解質、特開昭5
8−59444号記載の塩化リチウム等の無機リチウム
化合物、特公昭50−34442号記載の安息香酸リチ
ウム等の有機リチウム化合物、特開昭59−75255
号記載のSi, Ti等を含む有機金属界面活性剤、特
開昭59−84241号記載の有機硼素化合物、ヨーロ
ッパ特許第101010号記載のテトラアルキルアンモ
ニウムオキサイド等の4級アンモニウム塩、米国特許第
3。
250.727号、同第3,545.970号、英国特
許第1 、382 。
901号、同第1.387,713号等に記載された消
泡剤等を添加剤液に含有させることができる。
これらの現像液供給系を混合することによって作成され
る現像液には、例えば特開昭51−77401号、同5
1−80228号、同53−44202号および同55
−52054号中に記載されているようなアニオン界面
活性剤、水に対する溶解度が常温において10重量%以
下である有機溶媒、アルカリ剤、水および必要により汚
れ防止剤からなる水溶液が含まれる。また、アルカリ金
属水酸化物、珪酸アルカリ金属塩、りん酸アルカリ金属
塩またはアルミン酸アルカリ金属塩、水および必要に応
じて界面活性剤や他の添加剤からなるpH12以上の強
アルカリ水溶液、具体的には特開昭48−155535
号、同53−82324号、同54−62004号、同
52−127338号、同53−96307号、同50
−144502号、同55−22759号、同55−2
5100号、同55−95946号、同55−1150
39号、同56−142528号、同50−51324
号に記載されている珪酸ナトリウムまたは珪酸カリウム
からなる現像液、および特開昭60−130741号等
に記載等のネガ型23版とポジ型28版の兼用現像液が
含まれる。
本発明の代表的な実施態様においては、濃縮液と呼ばれ
ている希釈することによって現像液となる物流過程にお
いて適用される組成物を、異なる組成の少なくとも2種
類の組成物に分離した状態に構成し、使用者側がそのよ
うな形態の組成物を入手してから使用するまでの間に濃
縮液から現像液(使用後)を作成し、使用に供するもの
である。
本発明の好ましい態様として、感光性平版印刷版上への
現像液の供給に伴って現像液供給系を混合し現像液とし
感光性平版印刷版上へ供給する態様が挙げられる。
次に、本発明の方法に用いられる現像液包装物について
図面により説明する。第1図中の1および第2図は本発
明に係る現像液包装物の例を示す側断面図である。本発
明の現像液包装物は、これらの図面で示すように、各現
像液供給系(通常は希釈用溶媒(例えば水)を除く)を
別個の容器に分離して入れ、これらの複数の容器を1つ
の容器に収容した形態のもので、第1図中の1は現像液
供給系が希釈用水を除く2種の液で構成される現像液包
装物の例であり、第2図は同じく4種の液から構成され
る現像液包装物の例である。
液を入れる各容器1aStb、 lcxおよび1dは、
ナイロン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビ
ニリデン等のプラスチックからなる厚さ0.1〜3am
程度の容器(液体容器)に内容物が密封されて入れられ
る形態のものであり、内溶液使用により液量減少と共に
容器形態が変化しうる軟質容器が好ましい。これらの1
組が更に容器(外側容器)2に収容されている。外側容
器2は、液体容器を入れて運搬、その他の取り扱いにお
いて支障のない機械的強度を有するものであればよく、
例えば段ボール箱等を用いることができる。
自動現像機には、上記図面のように液体容器の口が下方
になるように装填し、配管3a、 3b、 3cおよび
3di::接続されるような構成を採ることが好ましい
。この際の液体容器と該配管との接続手段は公知の手段
を採用すればよい。
本発明においては、現像に使用する前に分離された現像
液供給系を混合しかつ希釈して現像液にするのであるが
、ここで「現像に使用する前に」とは、実技上可能な限
りなるべく直前が良く、少なくとも現像液にしてから空
気疲労等による現像性の劣化を生じるほどの時間経過を
現像液作成からその使用までに置かないことである。
現像液作成から使用までの経過強持間は装置や条件によ
り異なり、−概にはいえないが、例えば現像液を現像母
液(タンクに入れられた現像液が感光性平版印刷版へ供
給され、現像に使用された現像液が該タンクへ戻り、循
環して現像に再使用される現像液)として使用する場合
は、使用開始前1時間以内に現像液供給系から現像液を
作成することが望ましい。また、現像液を補充液として
使用する場合には、現像母液への補充必要量だけ現像液
を作成し、補充するようにするのが好ましい。
本発明の好ましい実施態様の1つとして、本発明に係る
現像液が、繰り返して現像処理に使用される現像液母液
およびその補充液である態様が挙げられる。
更に具体的な好ましい態様として、前記(A)ないしく
C)の各液を定量ポンプで混合タンクへ送す、該混合タ
ンク内で混合して感光性平版印刷版上へ供給する態様が
挙げられる。
この態様において、(A)ないしくC)の混合比(容量
比)は、その濃縮度にもよるが、好ましくは(A):(
B):(C)−1:0.旧〜10:1〜25、より好ま
しくは(A):(B):(C)−1:0.05〜0.5
:10〜20の範囲である。
上記混合タンクにおける撹拌手段は撹拌機能を有するプ
ロペラ、液循環を等のいずれでもよい。
その容量は混合状態での停滞時間および量を少なくする
−とからなるべく小さいことが望ましいが、混合機能上
の制約もあり、具体的には0.1−10ffが好ましく
、より好ましくは0.5〜5Qである。該混合タンクは
液面計を有し、上記(A)ないしくC)の各ポンプと連
動し、液位を一定にコントロールすることが好ましい。
また、該混合タンク内の現像液を現像母液タンクまたは
感光性平版印刷版上lこ送るポンプは感光性平版印刷版
の自動現像機への搬入を検出する検出スイッチと連動さ
せ、感光性平版印刷版の通過と現像液の供給が連動する
ようにすることが好ましい。
本発明において、現像液を感光性平版印刷版上へ供給す
る手段については制限はなく任意の手段を用いることが
できる。
また、本発明に係る現像処理方法に、本発明外の手段で
現像液を作成して現像に供する工程等を付加することは
任意である。
また本発明の方法を適用する自動現像機は本発明に係る
現像処理工程の他に必要ならば現像処理工程後、現像停
止処理工程(停止処理液は使い捨て方式や循環使用の方
式を含む)、不感脂化処理工程の各々個々の処理工程、
現像停止処理工程とそれに引続く不感脂化処理工程、現
像処理工程と不感脂化処理とを組合せた処理工程、或い
は現像停止処理工程と不感脂化処理工程とを組合せた例
えば特開昭54−8002号記載の処理工程等を含んで
いてもよい。
本発明の方法に用いられる感光性平版印刷版には、光照
射によって溶解性の変化する感光層が支持体上に塗布さ
れているもの、および電子写真方式等によって画像様レ
ジスト層を設は得る溶解性層が支持体上に設けられてい
るものが含まれる。
上記の感光性層は必須成分として感光性物質を含んでお
り、感光性物質の代表的なものとしては、例えば感光性
ジアゾ化合物、感光性アジド化合物、エチレン性不飽和
二重結合を有する化合物、酸触媒で重合を起こすエポキ
シ化合物、酸で分解するシリルエーテルポリマーやC−
0−C−基を有する化合物と光酸発生剤との組合せ等が
挙げられる。
感光性ジアゾ化合物としては、露光によりアルカリ可溶
性に変化するポジ型のものとして0−キノンジアジド化
合物、露光により溶解性が減少するネガ型のものとして
芳香族ジアゾニウム塩等が挙げられる。
〔実施例〕
以下、本発明の具体的な実施例を示す。
実施例1 第1図に示す態様の自動現像機を用いて感光性平版印刷
版を現像処理した。なお、第1図中、※1と※11※2
と※2、および※3と※3とはそれぞれ配管で接続され
ている。
第1図は側断面図で、lは現像液包装物、laおよびl
bは現像液供給系を入れる容器、2は該容器を収容した
外側容器、3は現像槽、4は水洗槽、5は不感脂化処理
またはリンス処理を行うガム・リンス槽、6は露光済み
感光性平版印刷版、7は循環現像液供給ノズル、8は循
環現像液用ポンプ、9は補充現像液用定量ポンプ、lO
aは補充アルカリ液用定量ポンプ、10bは補充添加剤
用定量ポンプ、11は補充希釈用水定量ポンプ、12は
現像液作成用ミキシングタンク、12aは撹はん機、1
3は希釈水タンク、14は現像母液タンクである。
なお、ポンプ8,17.18には送液量5〜30Q/m
in、のマグネットポンプを、定量ポンプ9.10a、
 tob、 11には送液量5〜500mQ/win、
のベローズ、ダイアプラム、チューブ等の定量ポンプを
用いl;。また、容器1a、lbには容量各54.厚さ
0.05+i+mポリエチレン製の瓶(凸版印刷(株)
製、商品名ツインパック)を用い、外側容器2にはコイ
ズミ紙器(株)製、ユニオンコンテナ用lOaダンボー
ル箱を用いtこ 。
搬送される28版6は図示してないセンサーで検出し、
この検出信号により、ポンプ8、定量ポンプ9.10a
、 10bおよび11ならびに撹はん機12aを作動さ
せ、循環現像液供給ノズル7へ現像母液タンク14中の
現像母液を送り、かつ現像液包装物中の容器la、lb
中の現像液供給系と希釈水13中の希釈水をミキシング
タンク12で混合して現像液を作成し、現像母液タンク
14へ送った。なお、現像処理作業開始直前に同様にし
て現像母液を作成して現像母液タンク14に入れて置い
た。
現像液供給系は下記(A)ないしくC)を混合して現像
液とする構成とした。
(A)濃縮現像液 ケイ酸ナトリウム(JIS規格3号)      73
0g水酸化ナトリウム           220g
水                        
       50g(B)添加剤液 エマルゲン950(商品名、界面 活性剤、花王(株)製)           3gE
DTA                   1・5
g水                       
       92.5g(C)水         
           15f2現像液(使用液)は下
記比率で混合して作成した。
(A) :  (B) :  (C) 母液   1  : 0.15 :  20補充液  
1  : 0.15 :  15感光性平版印刷版とし
てはポジ型28版SMP−N(商品名、コニカ(株)製
)のlo03mmX 800mmサイズを用い、循環現
像液供給ノズル7からの現像液供給量は上記PS版1版
当たり5 mQ、現像母液タンクへの補充液の送液量は
上記PS版1枚当たり160mQとして現像処理した結
果、抜けの良い階調性の短い良好な性能が得られた。
上記から判るように、本発明によれば濃縮液IQで約1
5ffの現像液が得られる。上記組成の現像液に対する
濃縮液を従来の1液タイプで実現すると、濃縮液(原液
)lαで約6αの現像液(使用液)しか得られない。即
ち本発明によれば濃縮率を約2.5倍にすることができ
る。
比較例1 現像液供給系に下記(D)および(E)を混合して現像
液とした外は上記実施例1と同様の実験を行つt二 。
CD)−液タイプ濃縮液 ケイ酸ナトリウム(JIS規格3号)      73
0g水酸化ナトリウム           220g
EDTA                   1.
5g水                      
         92.5g(E)水       
             15Q上記のように、−液
タイプ濃縮液ではアルカリ性が強くなるため、界面活性
剤を含有させることができない。そのため、抜けの良い
現像は可能であったが、階調性が長い性能しか得られな
かった。
実施例2 感光性平版印刷版としてネガ型P S #LSWN−N
(商品名、コニカ(株)製)菊全版を用い、現像液供給
系として下記(A)ないしくC)を混合して現像液とす
る構成とした外は前記実施例1と同様の実験を行つtこ
 。
(A)濃縮現像液 ベンジルアルコール          3009トリ
エタノールアミンン         200gペレッ
クスNBL(商品名、花王(株)製、t−ブチルナフタ
レンスルホン酸ナトリウム)   300g水    
                         
 500g(B)添加剤液 亜硫酸ナトリウム            309水 
                         
    500g(C)水 使用液は(A)+(B):(C)= 1 : l :2
0の比率(容量比)で混合して作成した。
上記現像液供給系の構成によれば1aで1offの使用
液となり(従来は412)、高濃縮化が達成され、物流
コストの低減が可能となった。また、性能面では使用液
で従来と同様の性能が得られた。
比較例2 上記実施例2の使用液の組成を一液の濃縮液とすると、
下記(D)および(E)となった。
(D)−液濃縮液 亜硫酸ナトリウム            309ベン
ジルアルコール          300gトリエタ
ノールアミン          200gペレックス
NBL             300y水    
                         
 10009(E)水               
     16.52即ち、亜硫酸ナトリウムと上記有
機化合物との相溶性が悪いために濃縮化ができず、従っ
て物流コストが上記実施例2の場合と比べて大きい。
〔発明の効果〕
本発明によれば、現像液の濃縮液の濃縮度を高めること
ができるので、物流コストを減少でき、また添加剤選択
の自由度が拡大するため、現像液の性能の向上が可能で
あり、また現像液成分の混合による変質が減少するため
、現像の安定性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例に用いた自動現像機の概略側
断面図、第2図は本発明の現像液包装物の例を示す側断
面図である。 l・・・現像液包装物    1a、 lb、 lc、
 ld・・・容器2・・・外側容器      3・・
・現像槽4・・・水洗槽       5・・・ガム・
リンス槽6・・・感光性平版印刷版 7・・・循環現像液供給ノズル 8.17.18・・・ポンプ 9.10a、10b、10c、10d、11一定量ポン
プ12・・・ミキシングタンク  12a・・・撹拌機
13・・・希釈水タンク    14・・・現像母液タ
ンク15・・・循環水洗ノズル 16・・・循環カム・リンスノズル 19・・・循環水洗タンク 20・・・循環ガム・リンスタンク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)感光性平版印刷版を自動現像機を用いて自動的に
    搬送し現像する方法において、アルカリ金属塩、界面活
    性剤、キレート剤、有機アルカリ剤、有機溶剤および亜
    硫酸塩から選ばれる少なくとも2種を少なくとも2つに
    分離して各々液状で保存し、現像に使用する前にこの分
    離された各々を混合し、かつ希釈して、水を主たる溶媒
    とする現像液にすることを特徴とする感光性平版印刷版
    の現像処理方法。
  2. (2)上記現像液を現像液母液およびその補充液として
    使用し、かつ繰り返して現像処理に使用することを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の現像処理方法。
  3. (3)アルカリ金属塩、界面活性剤、キレート剤、有機
    アルカリ剤、有機溶剤および亜硫酸塩から選ばれる少な
    くとも2種が少なくとも2つに分離された液状物として
    各々容器に入れられ、かつこれらの容器が1つの容器に
    収容されていることを特徴とする感光性平版印刷版用の
    現像液包装物。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997033197A1 (fr) * 1996-03-08 1997-09-12 Nippon Zeon Co., Ltd. Procede de preparation d'une planche d'impression photosensible, solution de developpement aqueuse associee, solution de rinçage aqueuse et revelateur destine a la planche d'impression photosensible
CN111308866A (zh) * 2020-04-01 2020-06-19 烟台核晶陶瓷新材料有限公司 一种用于坩埚检测的显影溶液及其制备方法和使用方法

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