JP2003066567A - 三部式濃厚写真発色現像キットおよびその使用方法 - Google Patents
三部式濃厚写真発色現像キットおよびその使用方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 種々の処理装置において使用することができ
る濃厚三部式発色現像組成物並びに析出およびセンシト
メトリー特性の損失についての懸念を伴わない方法に対
する要求が存在し続けている。 【解決手段】 三部式発色現像キットは、(I) 11〜13.5
のpHを有しており、少なくとも0.25モル/Lの亜硫酸イ
オン、少なくとも 2.5×10-5モル/Lのヨウ化物イオン、
少なくとも0.05モル/Lの臭化物イオン、および少なくと
も 0.5モル/Lの、11〜13.5のpKaを有する緩衝剤を含
んでなる第1濃厚水溶液、(II)3〜6のpHを有してお
り、少なくとも1 g/Lのビニルピロリドンポリマーおよ
び少なくとも0.05モル/Lの有機酸化防止剤を含んでなる
第2濃厚水溶液、並びに(III) 1〜3のpHを有してお
り、少なくとも0.05モル/Lの発色現像主薬および少なく
とも0.005モル/Lの亜硫酸イオンを含んでなる第3濃厚
水溶液、を含む。
る濃厚三部式発色現像組成物並びに析出およびセンシト
メトリー特性の損失についての懸念を伴わない方法に対
する要求が存在し続けている。 【解決手段】 三部式発色現像キットは、(I) 11〜13.5
のpHを有しており、少なくとも0.25モル/Lの亜硫酸イ
オン、少なくとも 2.5×10-5モル/Lのヨウ化物イオン、
少なくとも0.05モル/Lの臭化物イオン、および少なくと
も 0.5モル/Lの、11〜13.5のpKaを有する緩衝剤を含
んでなる第1濃厚水溶液、(II)3〜6のpHを有してお
り、少なくとも1 g/Lのビニルピロリドンポリマーおよ
び少なくとも0.05モル/Lの有機酸化防止剤を含んでなる
第2濃厚水溶液、並びに(III) 1〜3のpHを有してお
り、少なくとも0.05モル/Lの発色現像主薬および少なく
とも0.005モル/Lの亜硫酸イオンを含んでなる第3濃厚
水溶液、を含む。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用前または使用
時に混合して、均一な使用濃度の発色現像組成物を形成
させることができる3種の別個の濃厚溶液を有する三部
式写真発色現像キットに関する。また、本発明は、これ
ら3種の溶液を使用してカラー写真画像を提供する方法
にも関する。本発明は、写真分野において、カラー写真
画像を提供するのに有用である。
時に混合して、均一な使用濃度の発色現像組成物を形成
させることができる3種の別個の濃厚溶液を有する三部
式写真発色現像キットに関する。また、本発明は、これ
ら3種の溶液を使用してカラー写真画像を提供する方法
にも関する。本発明は、写真分野において、カラー写真
画像を提供するのに有用である。
【0002】
【従来の技術】露光されたカラー写真ハロゲン化銀材料
から有用なカラー画像を得るための基本的な方法には、
適切な光化学的組成物を使用する発色現像、銀漂白、ハ
ロゲン化銀定着、および水洗または色素画像安定化など
の光化学的処理の多くの工程が含まれる。
から有用なカラー画像を得るための基本的な方法には、
適切な光化学的組成物を使用する発色現像、銀漂白、ハ
ロゲン化銀定着、および水洗または色素画像安定化など
の光化学的処理の多くの工程が含まれる。
【0003】反応時に消耗されたり、処理される材料に
よって運び去られたりする光化学薬品を置き換えるため
に、処理機中の発色現像組成物に「補充」溶液を添加す
るのが慣例である。このような補充により、均一な現像
および発色現像主薬の最大限の安定化が確保される。
よって運び去られたりする光化学薬品を置き換えるため
に、処理機中の発色現像組成物に「補充」溶液を添加す
るのが慣例である。このような補充により、均一な現像
および発色現像主薬の最大限の安定化が確保される。
【0004】発色現像組成物は、一般的に、使用の直前
に混合される、3つ以上の「部」(または溶液)として
供給される。複数の部は、構成成分の化学的活性を分離
および保持するために必要とされることが多く、さもな
ければ、これらの構成成分をアルカリ性条件下で長期間
にわたって貯蔵すると、これらの構成成分が劣化した
り、互いに反応したりする場合がある。例えば、ある部
が発色現像主薬を含んでいてもよい。もう1つの部は、
混合される発色現像組成物のアルカリ性を保持するため
の薬剤を含有していてもよい。さらにもう1つの部は、
蛍光増白剤を含んでいてもよい。すべての部およびさら
なる水を組み合わせると、通常は、写真処理機において
使用するための発色現像組成物を得ることができる。
に混合される、3つ以上の「部」(または溶液)として
供給される。複数の部は、構成成分の化学的活性を分離
および保持するために必要とされることが多く、さもな
ければ、これらの構成成分をアルカリ性条件下で長期間
にわたって貯蔵すると、これらの構成成分が劣化した
り、互いに反応したりする場合がある。例えば、ある部
が発色現像主薬を含んでいてもよい。もう1つの部は、
混合される発色現像組成物のアルカリ性を保持するため
の薬剤を含有していてもよい。さらにもう1つの部は、
蛍光増白剤を含んでいてもよい。すべての部およびさら
なる水を組み合わせると、通常は、写真処理機において
使用するための発色現像組成物を得ることができる。
【0005】写真処理浴において使用される種々の光化
学薬剤の濃度およびpH(概してアルカリ性である)
は、最適な性能を提供するためには、特定の狭い限度内
になければならない。構成成分の濃度またはpHのいず
れかの比較的小さい変化により、所望の光化学的活性、
貯蔵安定性、溶液の均質性、またはこれらの組み合わせ
のいずれかが悪化する場合がある。従って、使用濃度の
溶液を製造するのに使用される各々の「部」または溶液
は、すべての所望の性質の所望のバランスを提供するよ
うに配合されなければならない。
学薬剤の濃度およびpH(概してアルカリ性である)
は、最適な性能を提供するためには、特定の狭い限度内
になければならない。構成成分の濃度またはpHのいず
れかの比較的小さい変化により、所望の光化学的活性、
貯蔵安定性、溶液の均質性、またはこれらの組み合わせ
のいずれかが悪化する場合がある。従って、使用濃度の
溶液を製造するのに使用される各々の「部」または溶液
は、すべての所望の性質の所望のバランスを提供するよ
うに配合されなければならない。
【0006】複部式発色現像組成物は写真処理産業
(「ミニラボ」としてしられているものを含む)におい
て広く使用されているけれども、それらは、時として、
使用時に完全に空にはなっていない容器に供給される。
ゆえに、残留溶液は環境中に廃棄されなければならな
い。国によっては、極端に低いまたは高いpHを有する
これらの溶液はいずれも、危険廃棄物とみなされ、より
コストがかかり冗長な廃棄処分手順が必要とされる。
(「ミニラボ」としてしられているものを含む)におい
て広く使用されているけれども、それらは、時として、
使用時に完全に空にはなっていない容器に供給される。
ゆえに、残留溶液は環境中に廃棄されなければならな
い。国によっては、極端に低いまたは高いpHを有する
これらの溶液はいずれも、危険廃棄物とみなされ、より
コストがかかり冗長な廃棄処分手順が必要とされる。
【0007】当該技術分野における未熟練者にとって
は、上記問題に対する単純な解決策は、上記溶液が危険
または腐食性であるとはもはやみなされないようにpH
を調整することであろう。しかしながら、上記において
指摘されているように、これは単純なことではなく、安
定性および光化学的活性を維持するには、種々の構成成
分およびpHを巧妙かつ複雑にバランスさせることが必
要とされる。各々における「部」および構成成分の数が
増えると、それに対応して可能な変形も増え、上記問題
のすべてを同時に解決する真に実行可能な(すなわち商
業的な)選択肢を見出すのが、さらにより困難となる。
は、上記問題に対する単純な解決策は、上記溶液が危険
または腐食性であるとはもはやみなされないようにpH
を調整することであろう。しかしながら、上記において
指摘されているように、これは単純なことではなく、安
定性および光化学的活性を維持するには、種々の構成成
分およびpHを巧妙かつ複雑にバランスさせることが必
要とされる。各々における「部」および構成成分の数が
増えると、それに対応して可能な変形も増え、上記問題
のすべてを同時に解決する真に実行可能な(すなわち商
業的な)選択肢を見出すのが、さらにより困難となる。
【0008】米国特許第 6,136,518号(Boungiorne他)
明細書には、上記問題を解決する二部式または三部式の
発色現像キットが記載されている。これらのキットは、
従来の溶液よりも危険性が低いので、安全に取り扱わ
れ、廃棄されるように設計されている。得られる発色現
像組成物は、複数種の溶液を安全な手法で混合すること
によって、容易に調製することができる。さらに、種々
の「部」は、それらが使用時に接触し得る低炭素鋼に対
する腐食性がより低い。
明細書には、上記問題を解決する二部式または三部式の
発色現像キットが記載されている。これらのキットは、
従来の溶液よりも危険性が低いので、安全に取り扱わ
れ、廃棄されるように設計されている。得られる発色現
像組成物は、複数種の溶液を安全な手法で混合すること
によって、容易に調製することができる。さらに、種々
の「部」は、それらが使用時に接触し得る低炭素鋼に対
する腐食性がより低い。
【0009】上記キットの種々の溶液またはすべての溶
液を混合した際に形成される最終的な発色現像組成物の
いずれかにおける沈殿の形成を防止するためには(とり
わけ濃厚物を提供しようとする場合)、特定の手法で上
記キットの種々の溶液を配合することが重要である。
液を混合した際に形成される最終的な発色現像組成物の
いずれかにおける沈殿の形成を防止するためには(とり
わけ濃厚物を提供しようとする場合)、特定の手法で上
記キットの種々の溶液を配合することが重要である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】種々の処理装置におい
て使用することができる濃厚三部式発色現像組成物並び
に析出およびセンシトメトリー特性の損失についての懸
念を伴わない方法に対する要求が存在し続けている。
て使用することができる濃厚三部式発色現像組成物並び
に析出およびセンシトメトリー特性の損失についての懸
念を伴わない方法に対する要求が存在し続けている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、(I) 11〜13.5
のpHを有しており、(a) 少なくとも0.25モル/Lの亜硫
酸イオン、(b) 少なくとも 2.5×10-5モル/Lのヨウ化物
イオン、(c) 少なくとも0.05モル/Lの臭化物イオン、お
よび(d) 少なくとも 0.5モル/Lの、11〜13.5のpKaを
有する緩衝剤、を含んでなる第1濃厚水溶液、(II)3〜
6のpHを有しており、(a) 少なくとも1 g/Lのビニル
ピロリドンポリマー、および(b) 少なくとも0.05モル/L
の有機酸化防止剤、を含んでなる第2濃厚水溶液、並び
に(III) 1〜3のpHを有しており、(a) 少なくとも0.
05モル/Lの発色現像主薬、および(b) 少なくとも 0.005
モル/Lの亜硫酸イオン、を含んでなる第3濃厚水溶液、
を含む三部式発色現像キットによって、当該技術分野に
おける進展を提供する。
のpHを有しており、(a) 少なくとも0.25モル/Lの亜硫
酸イオン、(b) 少なくとも 2.5×10-5モル/Lのヨウ化物
イオン、(c) 少なくとも0.05モル/Lの臭化物イオン、お
よび(d) 少なくとも 0.5モル/Lの、11〜13.5のpKaを
有する緩衝剤、を含んでなる第1濃厚水溶液、(II)3〜
6のpHを有しており、(a) 少なくとも1 g/Lのビニル
ピロリドンポリマー、および(b) 少なくとも0.05モル/L
の有機酸化防止剤、を含んでなる第2濃厚水溶液、並び
に(III) 1〜3のpHを有しており、(a) 少なくとも0.
05モル/Lの発色現像主薬、および(b) 少なくとも 0.005
モル/Lの亜硫酸イオン、を含んでなる第3濃厚水溶液、
を含む三部式発色現像キットによって、当該技術分野に
おける進展を提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】また、本発明は、上記3種の濃厚
水溶液から使用濃度の発色現像組成物を製造する方法で
あって、(A) 上記第1濃厚水溶液の上記第2濃厚水溶液
に対する体積比が1:1〜 1.5:1となり、上記第1濃
厚水溶液の上記第3濃厚水溶液に対する体積比が1:1
〜 1.5:1となり、そして上記第2濃厚水溶液の上記第
3濃厚水溶液に対する体積比が1:1〜 1.5:1となる
ような手法で、上記第1、第2、および第3の濃厚水溶
液を併せること、並びに(B) 上記第1濃厚水溶液を少な
くとも8倍に、上記第2濃厚水溶液を少なくとも10倍
に、そして上記第3濃厚水溶液を少なくとも10倍に希釈
するような手法で、上記第1、第2、および第3の濃厚
水溶液を同時にまたは逐次的に水で希釈すること、を含
む方法をも提供する。
水溶液から使用濃度の発色現像組成物を製造する方法で
あって、(A) 上記第1濃厚水溶液の上記第2濃厚水溶液
に対する体積比が1:1〜 1.5:1となり、上記第1濃
厚水溶液の上記第3濃厚水溶液に対する体積比が1:1
〜 1.5:1となり、そして上記第2濃厚水溶液の上記第
3濃厚水溶液に対する体積比が1:1〜 1.5:1となる
ような手法で、上記第1、第2、および第3の濃厚水溶
液を併せること、並びに(B) 上記第1濃厚水溶液を少な
くとも8倍に、上記第2濃厚水溶液を少なくとも10倍
に、そして上記第3濃厚水溶液を少なくとも10倍に希釈
するような手法で、上記第1、第2、および第3の濃厚
水溶液を同時にまたは逐次的に水で希釈すること、を含
む方法をも提供する。
【0013】さらに、本発明は、像様露光されたカラー
写真ハロゲン化銀材料を、上記使用濃度の発色現像組成
物と接触させることを含む、カラー画像を形成させるた
めの方法をも含む。
写真ハロゲン化銀材料を、上記使用濃度の発色現像組成
物と接触させることを含む、カラー画像を形成させるた
めの方法をも含む。
【0014】好ましい態様において、上記発色現像され
たカラー写真ハロゲン化銀材料は、上記使用濃度の発色
現像組成物から上記材料を取り出すこと無く、1種以上
の脱銀処理組成物を使用して脱銀することができる。
たカラー写真ハロゲン化銀材料は、上記使用濃度の発色
現像組成物から上記材料を取り出すこと無く、1種以上
の脱銀処理組成物を使用して脱銀することができる。
【0015】また、本発明の三部式発色現像キットは、
1種以上の写真処理用一部式または複部式光化学処理組
成物を含む、より大きい写真処理化学薬品キットの一部
として提供することもできる。このような光化学処理組
成物には、写真漂白組成物、写真漂白/定着組成物、写
真定着組成物、および写真安定化組成物または写真最終
リンス組成物が含まれるけれども、これらに限定される
ものではない。
1種以上の写真処理用一部式または複部式光化学処理組
成物を含む、より大きい写真処理化学薬品キットの一部
として提供することもできる。このような光化学処理組
成物には、写真漂白組成物、写真漂白/定着組成物、写
真定着組成物、および写真安定化組成物または写真最終
リンス組成物が含まれるけれども、これらに限定される
ものではない。
【0016】本発明の発色現像キットは、多数の利点を
有する。特に、上記種々の濃厚水溶液(または「部」)
は、安全に取り扱い、廃棄することができる。得られる
使用濃度の発色現像組成物は、使用前または使用時に上
記複数種の溶液を安全な手法で混合することによって調
製することができる。
有する。特に、上記種々の濃厚水溶液(または「部」)
は、安全に取り扱い、廃棄することができる。得られる
使用濃度の発色現像組成物は、使用前または使用時に上
記複数種の溶液を安全な手法で混合することによって調
製することができる。
【0017】さらに、特定の化学成分を用いて独特の手
法で配合される上記種々の濃厚水溶液は、空気酸化およ
び長期保存性を有する。これらの溶液は濃厚物であるの
で、輸送、取り扱い、および使用の場合に、より小さい
包装体積で、それらを提供することができるので、より
小さい体積のゆえに、輸送コストおよび貯蔵コストが削
減される。
法で配合される上記種々の濃厚水溶液は、空気酸化およ
び長期保存性を有する。これらの溶液は濃厚物であるの
で、輸送、取り扱い、および使用の場合に、より小さい
包装体積で、それらを提供することができるので、より
小さい体積のゆえに、輸送コストおよび貯蔵コストが削
減される。
【0018】本発明は、像様露光されたカラー写真ハロ
ゲン化銀要素においてカラー画像を提供するのに使用す
ることができる三部式発色現像キットを提供する。本願
において、「部」および「三部式」という用語は、それ
ぞれ、単一の「溶液」または「3種の溶液」を指すとい
うことは、写真産業において、よく理解されている。一
般に、三部式キットには、好適な様式で混合されて所望
の使用濃度の写真処理組成物を提供する3種の別個の溶
液が必要とされる。これらの濃厚溶液の混合は、処理装
置における使用前または使用時に行うことができる。
ゲン化銀要素においてカラー画像を提供するのに使用す
ることができる三部式発色現像キットを提供する。本願
において、「部」および「三部式」という用語は、それ
ぞれ、単一の「溶液」または「3種の溶液」を指すとい
うことは、写真産業において、よく理解されている。一
般に、三部式キットには、好適な様式で混合されて所望
の使用濃度の写真処理組成物を提供する3種の別個の溶
液が必要とされる。これらの濃厚溶液の混合は、処理装
置における使用前または使用時に行うことができる。
【0019】上記第1濃厚水溶液は、必須の構成成分と
して、亜硫酸イオン、ヨウ化物イオン、臭化物イオン、
および水中で11〜13.5(好ましくは12〜13.5)の所望の
pHを維持するための好適な緩衝剤を含有している。
して、亜硫酸イオン、ヨウ化物イオン、臭化物イオン、
および水中で11〜13.5(好ましくは12〜13.5)の所望の
pHを維持するための好適な緩衝剤を含有している。
【0020】亜硫酸イオンは、一般に、少なくとも0.25
モル/L(好ましくは少なくとも 0.5モル/L)の量で存在
し、例えば、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム、重亜
硫酸ナトリウム、メタ重亜硫酸カリウム、および当業者
に容易に明らかな他の供給源(これらに限定されるもの
ではない)などの、いずれの好都合な塩の形からも提供
することができる。亜硫酸イオンの上限は、当業者によ
って容易に定められる、実用的で経済的ないずれの量で
あってもよい。
モル/L(好ましくは少なくとも 0.5モル/L)の量で存在
し、例えば、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム、重亜
硫酸ナトリウム、メタ重亜硫酸カリウム、および当業者
に容易に明らかな他の供給源(これらに限定されるもの
ではない)などの、いずれの好都合な塩の形からも提供
することができる。亜硫酸イオンの上限は、当業者によ
って容易に定められる、実用的で経済的ないずれの量で
あってもよい。
【0021】ヨウ化物イオンは、一般に、いずれかの好
都合な塩の形(例えば、ヨウ化ナトリウムまたはヨウ化
カリウム)で、少なくとも 2.5×10-5モル/L、好ましく
は少なくとも 7.5×10-5モル/Lの量で存在する。ヨウ化
物イオンについての上限は、当業者によって容易に定め
られる、実用的で経済的ないずれの量であってもよい。
都合な塩の形(例えば、ヨウ化ナトリウムまたはヨウ化
カリウム)で、少なくとも 2.5×10-5モル/L、好ましく
は少なくとも 7.5×10-5モル/Lの量で存在する。ヨウ化
物イオンについての上限は、当業者によって容易に定め
られる、実用的で経済的ないずれの量であってもよい。
【0022】臭化物イオンは、一般に、いずれかの好都
合な塩の形(例えば、臭化ナトリウムまたは臭化カリウ
ム)で、少なくとも0.05モル/L、好ましくは少なくとも
0.1モル/Lの量で存在する。臭化物イオンについての上
限は、当業者によって容易に定められる、実用的で経済
的ないずれの量であってもよい。
合な塩の形(例えば、臭化ナトリウムまたは臭化カリウ
ム)で、少なくとも0.05モル/L、好ましくは少なくとも
0.1モル/Lの量で存在する。臭化物イオンについての上
限は、当業者によって容易に定められる、実用的で経済
的ないずれの量であってもよい。
【0023】上記第1濃厚水溶液に有用な緩衝剤には、
11〜13.5のpKaを有するものが含まれる。このような
緩衝剤には、カーボネート、グリシン塩、トリエタノー
ルアミン、ジエタノールアミン、ホスフェート、および
ヒドロキシネンゾエートが含まれるけれども、これらに
限定されるものではない。アルカリ金属塩(例えば、炭
酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、および炭酸カリウ
ム)が好ましい。緩衝剤の必要量は具体的な化合物によ
って変化するであろうけれども、一般に少なくとも 0.5
モル/L、好ましくは少なくとも1モル/Lである。上限
は、当業者によって容易に定められる、実用的でかつ上
記pHを維持するのに必要ないずれの量であってもよ
い。
11〜13.5のpKaを有するものが含まれる。このような
緩衝剤には、カーボネート、グリシン塩、トリエタノー
ルアミン、ジエタノールアミン、ホスフェート、および
ヒドロキシネンゾエートが含まれるけれども、これらに
限定されるものではない。アルカリ金属塩(例えば、炭
酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、および炭酸カリウ
ム)が好ましい。緩衝剤の必要量は具体的な化合物によ
って変化するであろうけれども、一般に少なくとも 0.5
モル/L、好ましくは少なくとも1モル/Lである。上限
は、当業者によって容易に定められる、実用的でかつ上
記pHを維持するのに必要ないずれの量であってもよ
い。
【0024】本発明によって提供される第2濃厚水溶液
は、3〜6(好ましくは4〜6)のpHを有する。ま
た、この溶液は、1つの必須の構成成分として、少なく
とも1g/L、好ましくは少なくとも2 g/Lのビニルピロ
リドンポリマー(ホモポリマーおよびコポリマーを含
む)を含む。ポリマーの上限は、当業者によって容易に
定められる、実用的で経済的ないずれの量であってもよ
い。ビニルピロリドンポリマーは、多数の商業的な供給
源から得ることができる。
は、3〜6(好ましくは4〜6)のpHを有する。ま
た、この溶液は、1つの必須の構成成分として、少なく
とも1g/L、好ましくは少なくとも2 g/Lのビニルピロ
リドンポリマー(ホモポリマーおよびコポリマーを含
む)を含む。ポリマーの上限は、当業者によって容易に
定められる、実用的で経済的ないずれの量であってもよ
い。ビニルピロリドンポリマーは、多数の商業的な供給
源から得ることができる。
【0025】使用時の酸化から発色現像主薬を保護する
ために、上記第2濃厚溶液には、第2の必須の構成成分
として、1種以上の酸化防止剤が含まれる。有用な有機
酸化防止剤には、ヒドロキシルアミン(およびその誘導
体)、ヒドラジン、ヒドラジド、アミノ酸、アスコルビ
ン酸(およびその誘導体)、ヒドロキサム酸、アミノケ
トン、単糖類および多糖類、モノアミンおよびポリアミ
ン、第四級アンモニウム塩、ニトロキシラジカル、アル
コール、並びにオキシムが含まれるけれども、これらに
限定されるものではない。望まれる場合には、同じ種類
または異なる種類の酸化防止剤の化合物の混合物を使用
することもできる。塩の形(例えば、硫酸塩として)の
ヒドロキシルアミンがもっとも好ましい。
ために、上記第2濃厚溶液には、第2の必須の構成成分
として、1種以上の酸化防止剤が含まれる。有用な有機
酸化防止剤には、ヒドロキシルアミン(およびその誘導
体)、ヒドラジン、ヒドラジド、アミノ酸、アスコルビ
ン酸(およびその誘導体)、ヒドロキサム酸、アミノケ
トン、単糖類および多糖類、モノアミンおよびポリアミ
ン、第四級アンモニウム塩、ニトロキシラジカル、アル
コール、並びにオキシムが含まれるけれども、これらに
限定されるものではない。望まれる場合には、同じ種類
または異なる種類の酸化防止剤の化合物の混合物を使用
することもできる。塩の形(例えば、硫酸塩として)の
ヒドロキシルアミンがもっとも好ましい。
【0026】有用なヒドロキシルアミン誘導体は、例え
ば、米国特許第 4,892,804号(Vincent 他)、同 4,87
6,174号(Ishikawa他)、同 5,354,646号(Kobayashi
他)、同 5,660,974号(Marrese 他)、および同 5,64
6,327号(Burns 他)の各明細書に記載されている。こ
れらの酸化防止剤の多くは、一方または両方のアルキル
基上に1種以上の置換基を有するモノアルキルヒドロキ
シルアミンおよびジアルキルヒドロキシルアミンであ
る。特に有用なアルキル置換基には、スルホ置換基、カ
ルボキシ置換基、アミノ置換基、スルホンアミド置換
基、カルボンアミド置換基、ヒドロキシ置換基、および
他の可溶化置換基が含まれる。1つの有用なヒドロキシ
ルアミン誘導体は、N,N-ジエチルヒドロキシルアミンで
ある。
ば、米国特許第 4,892,804号(Vincent 他)、同 4,87
6,174号(Ishikawa他)、同 5,354,646号(Kobayashi
他)、同 5,660,974号(Marrese 他)、および同 5,64
6,327号(Burns 他)の各明細書に記載されている。こ
れらの酸化防止剤の多くは、一方または両方のアルキル
基上に1種以上の置換基を有するモノアルキルヒドロキ
シルアミンおよびジアルキルヒドロキシルアミンであ
る。特に有用なアルキル置換基には、スルホ置換基、カ
ルボキシ置換基、アミノ置換基、スルホンアミド置換
基、カルボンアミド置換基、ヒドロキシ置換基、および
他の可溶化置換基が含まれる。1つの有用なヒドロキシ
ルアミン誘導体は、N,N-ジエチルヒドロキシルアミンで
ある。
【0027】他の態様において、上記ヒドロキシルアミ
ン誘導体は、1つ以上のアルキル基上に1つ以上のヒド
ロキシ置換基を有するモノアルキルヒドロキシルアミン
またはジアルキルヒドロキシルアミンであってもよい。
このタイプの代表的な化合物は、例えば、米国特許第
5,709,982号(Marrese 他)明細書に記載されている。
具体的な二置換ヒドロキシルアミン酸化防止剤には、N,
N-ビス (2,3-ジヒドロキシプロピル) ヒドロキシルアミ
ン、N,N-ビス (2-メチル -2,3-ジヒドロキシプロピル)
ヒドロキシルアミン、およびN,N-ビス (1-ヒドロキシメ
チル -2-ヒドロキシ -3-フェニルプロピル) ヒドキシル
アミンが含まれるけれども、これらに限定されるもので
はない。
ン誘導体は、1つ以上のアルキル基上に1つ以上のヒド
ロキシ置換基を有するモノアルキルヒドロキシルアミン
またはジアルキルヒドロキシルアミンであってもよい。
このタイプの代表的な化合物は、例えば、米国特許第
5,709,982号(Marrese 他)明細書に記載されている。
具体的な二置換ヒドロキシルアミン酸化防止剤には、N,
N-ビス (2,3-ジヒドロキシプロピル) ヒドロキシルアミ
ン、N,N-ビス (2-メチル -2,3-ジヒドロキシプロピル)
ヒドロキシルアミン、およびN,N-ビス (1-ヒドロキシメ
チル -2-ヒドロキシ -3-フェニルプロピル) ヒドキシル
アミンが含まれるけれども、これらに限定されるもので
はない。
【0028】上記1種以上の有機酸化防止剤は、上記第
2濃厚水溶液において、少なくとも0.05モル/L、好まし
くは少なくとも 0.075モル/Lの量で存在する。一般的な
上限は、当業者によって定められる、実用的で経済的な
いずれの量であってもよい。
2濃厚水溶液において、少なくとも0.05モル/L、好まし
くは少なくとも 0.075モル/Lの量で存在する。一般的な
上限は、当業者によって定められる、実用的で経済的な
いずれの量であってもよい。
【0029】上記第3濃厚水溶液は、必須の構成成分と
して、亜硫酸イオンおよび1種以上の発色現像主薬を含
む。
して、亜硫酸イオンおよび1種以上の発色現像主薬を含
む。
【0030】発色現像主薬は、酸化された形で、処理さ
れる材料中の色素形成カプラーと反応することが当該技
術分野においてよく知られている化合物である。このよ
うな発色現像主薬には、アミノフェノール、p-フェニレ
ンジアミン(とりわけN,N-ジアルキル -p-フェニレンジ
アミン)、および当該技術分野においてよく知られてい
る他のもの(例えば、欧州特許出願公開明細書第0 434
097 A1号(1991年6月26日公開)および欧州特許出願公
開明細書第0 530 921 A1号(1993年3月10日公開)に記
載されているもの)が含まれるけれども、これらに限定
されるものではない。発色現像主薬が当該技術分野にお
いて知られている1種以上の水可溶化基を有することが
有用である場合がある。
れる材料中の色素形成カプラーと反応することが当該技
術分野においてよく知られている化合物である。このよ
うな発色現像主薬には、アミノフェノール、p-フェニレ
ンジアミン(とりわけN,N-ジアルキル -p-フェニレンジ
アミン)、および当該技術分野においてよく知られてい
る他のもの(例えば、欧州特許出願公開明細書第0 434
097 A1号(1991年6月26日公開)および欧州特許出願公
開明細書第0 530 921 A1号(1993年3月10日公開)に記
載されているもの)が含まれるけれども、これらに限定
されるものではない。発色現像主薬が当該技術分野にお
いて知られている1種以上の水可溶化基を有することが
有用である場合がある。
【0031】好ましい発色現像主薬には、N,N-ジエチル
-p-フェニレンジアミンスルフェート (KODAK Color De
veloping Agent CD-2)、4-アミノ -3-メチル-N-(2-メタ
ンスルホンアミドエチル) アニリンスルフェート、 4-
(N-エチル -N-β−ヒドロキシエチルアミノ)-2-メチル
アニリンスルフェート (KODAK Color Developing Agent
CD-4)、p-ヒドロキシエチルエチルアミノアニリンスル
フェート、 4-(N-エチル-N-2-メタンスルホニルアミノ
エチル)-2-メチルフェニレンジアミンセスキスルフェー
ト (KODAK Color Developing Agent CD-3)、 4-(N-エチ
ル -N-2-メタンスルホニルアミノエチル)-2-メチルフェ
ニレンジアミンセスキスルフェート、および当業者に容
易に明らかな他のものが含まれるけれども、これらに限
定されるものではない。もっとも好ましい発色現像主薬
は、KODAK Color Developing AgentCD-4 である。
-p-フェニレンジアミンスルフェート (KODAK Color De
veloping Agent CD-2)、4-アミノ -3-メチル-N-(2-メタ
ンスルホンアミドエチル) アニリンスルフェート、 4-
(N-エチル -N-β−ヒドロキシエチルアミノ)-2-メチル
アニリンスルフェート (KODAK Color Developing Agent
CD-4)、p-ヒドロキシエチルエチルアミノアニリンスル
フェート、 4-(N-エチル-N-2-メタンスルホニルアミノ
エチル)-2-メチルフェニレンジアミンセスキスルフェー
ト (KODAK Color Developing Agent CD-3)、 4-(N-エチ
ル -N-2-メタンスルホニルアミノエチル)-2-メチルフェ
ニレンジアミンセスキスルフェート、および当業者に容
易に明らかな他のものが含まれるけれども、これらに限
定されるものではない。もっとも好ましい発色現像主薬
は、KODAK Color Developing AgentCD-4 である。
【0032】上記1種以上の発色現像主薬は、少なくと
も0.05モル/L、好ましくは少なくとも 0.1モル/Lの量で
存在する。上記発色現像主薬(複数種であってもよい)
の上限は、当業者によって容易に定められる、実用的で
経済的ないずれの量であってもよい。
も0.05モル/L、好ましくは少なくとも 0.1モル/Lの量で
存在する。上記発色現像主薬(複数種であってもよい)
の上限は、当業者によって容易に定められる、実用的で
経済的ないずれの量であってもよい。
【0033】また、上記第3濃厚水溶液には、亜硫酸イ
オンも存在しており、亜硫酸ナトリウム、重亜硫酸ナト
リウム、亜硫酸カリウム、重亜硫酸ナトリウム、および
メタ重亜硫酸カリウムなどの1種以上の塩として提供す
ることができる。亜硫酸イオンの量は、少なくとも 0.0
05モル/L、好ましくは少なくとも0.01モル/Lである。上
限は、当業者によって容易に定められる、実用的で経済
的ないずれの量であってもよい。
オンも存在しており、亜硫酸ナトリウム、重亜硫酸ナト
リウム、亜硫酸カリウム、重亜硫酸ナトリウム、および
メタ重亜硫酸カリウムなどの1種以上の塩として提供す
ることができる。亜硫酸イオンの量は、少なくとも 0.0
05モル/L、好ましくは少なくとも0.01モル/Lである。上
限は、当業者によって容易に定められる、実用的で経済
的ないずれの量であってもよい。
【0034】上記第3濃厚水溶液は、一般に、1〜3、
好ましくは2〜3のpHを有し、好適な酸を使用して調
整することができる。
好ましくは2〜3のpHを有し、好適な酸を使用して調
整することができる。
【0035】上述の1種以上の濃厚水溶液は、例えば、
米国特許第 4,546,068号(Kuse)、同 4,596,765号(Ku
rematsu 他)、同 4,892,804号(Vincent 他)、同 4,9
75,357号(Boungiorne他)、および同 5,034,308号(Ab
e 他)の各明細書、並びにリサーチディスクロージャー
(Research Disclosure)、アイテム 20405(1981年4
月)、アイテム 18837(1979年12月)、アイテム 18826
(1979年12月)、およびアイテム 13410(1975年12月)
に記載されている種々のポリカルボン酸およびポリホス
ホン酸などの1種以上の金属イオン(例えば、カルシウ
ムイオン)封鎖剤またはキレート剤を含むことができ
る。
米国特許第 4,546,068号(Kuse)、同 4,596,765号(Ku
rematsu 他)、同 4,892,804号(Vincent 他)、同 4,9
75,357号(Boungiorne他)、および同 5,034,308号(Ab
e 他)の各明細書、並びにリサーチディスクロージャー
(Research Disclosure)、アイテム 20405(1981年4
月)、アイテム 18837(1979年12月)、アイテム 18826
(1979年12月)、およびアイテム 13410(1975年12月)
に記載されている種々のポリカルボン酸およびポリホス
ホン酸などの1種以上の金属イオン(例えば、カルシウ
ムイオン)封鎖剤またはキレート剤を含むことができ
る。
【0036】ホスホン酸金属イオン封鎖剤は当該技術分
野においてよく知られており、例えば、米国特許第 4,5
96,765号(Kurematsu 他)明細書、並びにリサーチディ
スクロージャー、アイテム 13410(1975年7月)、アイ
テム 18837(1979年12月)、およびアイテム 20405(19
81年4月)に記載されている。有用なジホスホン酸二
は、ヒドロキシアルキリデンジホスホン酸、アミノジホ
スホン酸、アミノ -N,N-ジメチレンホスホン酸、および
N-アシルアミノジホスホン酸が含まれる。
野においてよく知られており、例えば、米国特許第 4,5
96,765号(Kurematsu 他)明細書、並びにリサーチディ
スクロージャー、アイテム 13410(1975年7月)、アイ
テム 18837(1979年12月)、およびアイテム 20405(19
81年4月)に記載されている。有用なジホスホン酸二
は、ヒドロキシアルキリデンジホスホン酸、アミノジホ
スホン酸、アミノ -N,N-ジメチレンホスホン酸、および
N-アシルアミノジホスホン酸が含まれる。
【0037】ジホスホン酸の1つの有用な種類には、ヒ
ドロキシアルキリデンジホスホン酸(またはその塩)が
含まれる。望まれる場合には、このような化合物の混合
物を使用することもできる。有用な塩には、アンモニウ
ム塩およびアルカリ金属塩が含まれる。好ましいヒドロ
キシアルキリデンジホスホン酸(またはその塩)は、以
下の構造Iによって表すことができる。
ドロキシアルキリデンジホスホン酸(またはその塩)が
含まれる。望まれる場合には、このような化合物の混合
物を使用することもできる。有用な塩には、アンモニウ
ム塩およびアルカリ金属塩が含まれる。好ましいヒドロ
キシアルキリデンジホスホン酸(またはその塩)は、以
下の構造Iによって表すことができる。
【0038】
【化1】
【0039】上式中、R9 は、1〜5個の炭素原子を有
する置換または未置換のアルキル基(メチル、メトキシ
メチル、エチル、イソプロピル、n-ブチル、t-ブチル、
およびn-ペンチル)であり、Mは、水素または一価のカ
チオン(例えば、アンモニウムまたはアルカリ金属イオ
ン)である。好ましくは、R9 はメチルまたはエチルで
あり、もっとも好ましくはエチルである。
する置換または未置換のアルキル基(メチル、メトキシ
メチル、エチル、イソプロピル、n-ブチル、t-ブチル、
およびn-ペンチル)であり、Mは、水素または一価のカ
チオン(例えば、アンモニウムまたはアルカリ金属イオ
ン)である。好ましくは、R9 はメチルまたはエチルで
あり、もっとも好ましくはエチルである。
【0040】この種類の代表的な金属イオン封鎖剤に
は、1-ヒドロキシエチリデン -1,1-ジホスホン酸、1-ヒ
ドロキシ -n-プロピリデン -1,1-ジホスホン酸、1-ヒド
ロキシ-2,2-ジメチルプロピリデン -1,1-ジホスホン
酸、および当業者に容易に明らかな他のもの(並びにそ
れらのアルカリ金属塩およびアンモニウム塩)が含まれ
るけれども、これらに限定されるものではない。最初の
化合物がもっとも好ましく、 DEQUEST(商標)2010とし
て入手可能である。その四ナトリウム塩は、 DEQUEST
(商標)2016D として入手可能である。いずれの材料も
Solutia Co.から入手可能である。
は、1-ヒドロキシエチリデン -1,1-ジホスホン酸、1-ヒ
ドロキシ -n-プロピリデン -1,1-ジホスホン酸、1-ヒド
ロキシ-2,2-ジメチルプロピリデン -1,1-ジホスホン
酸、および当業者に容易に明らかな他のもの(並びにそ
れらのアルカリ金属塩およびアンモニウム塩)が含まれ
るけれども、これらに限定されるものではない。最初の
化合物がもっとも好ましく、 DEQUEST(商標)2010とし
て入手可能である。その四ナトリウム塩は、 DEQUEST
(商標)2016D として入手可能である。いずれの材料も
Solutia Co.から入手可能である。
【0041】もう1つの有用なジホスホン酸は、モルホ
リノメタンジホスホン酸またはその塩である( Budenhe
im(ドイツ)から BUDEX(商標)として入手可能であ
る)。この環式アミノジホスホン酸および類似の環式ア
ミノジホスホン酸(および塩)は、米国特許第 4,873,1
80号(Marchesano他)明細書に記載されている。
リノメタンジホスホン酸またはその塩である( Budenhe
im(ドイツ)から BUDEX(商標)として入手可能であ
る)。この環式アミノジホスホン酸および類似の環式ア
ミノジホスホン酸(および塩)は、米国特許第 4,873,1
80号(Marchesano他)明細書に記載されている。
【0042】望まれる場合には、上記濃厚溶液におい
て、1種以上のジホスホン酸の混合物を、いずれの望ま
しい比率においても、使用することもできる。
て、1種以上のジホスホン酸の混合物を、いずれの望ま
しい比率においても、使用することもできる。
【0043】もう1つのポリホスホン酸は、少なくとも
5個のホスホン酸(または塩)基を有するポリアミノポ
リホスホン酸(またはその塩)である。望まれる場合に
は、このような化合物の混合物を使用することもでき
る。好適な塩には、アンモニウム塩およびアルカリ金属
(例えば、ナトリウムおよびカリウム)イオン塩が含ま
れる。このような材料は、上記第2溶液における唯一の
ホスホン酸として使用することもできるけれども、好ま
しくは、それらは、上述の1種以上のジホスホン酸と組
み合わせて使用される。
5個のホスホン酸(または塩)基を有するポリアミノポ
リホスホン酸(またはその塩)である。望まれる場合に
は、このような化合物の混合物を使用することもでき
る。好適な塩には、アンモニウム塩およびアルカリ金属
(例えば、ナトリウムおよびカリウム)イオン塩が含ま
れる。このような材料は、上記第2溶液における唯一の
ホスホン酸として使用することもできるけれども、好ま
しくは、それらは、上述の1種以上のジホスホン酸と組
み合わせて使用される。
【0044】この性状の好ましい化合物は、以下の構造
IIによって表すことができる。
IIによって表すことができる。
【0045】
【化2】
【0046】上式中、L、L' 、L1 、L2 、L3 、L
4 、およびL5 は、独立に、置換または未置換の二価の
脂肪族結合基であり、各々が、独立に、1〜4個の炭素
原子、酸素原子、硫黄原子、または窒素原子を結合基の
分子鎖中に有する。好ましくは、これらの置換または未
置換の二価の結合基は、1〜4個の炭素原子を結合基の
分子鎖(例えば、置換または未置換の、枝分かれしてい
るかまたは線状のアルキレン基)中に有する。より好ま
しくは、上記二価の結合基は、独立に、置換もしくは未
置換のメチレンまたはエチレンである。もっとも好まし
くは、LおよびL' は、独立に、置換または未置換のエ
チレン(好ましくは未置換である)であり、その他の結
合基の各々は未置換のメチレン基である。Mは水素また
は一価のカチオン(例えば、アンモニウムイオンまたは
アルカリ金属イオン)である。
4 、およびL5 は、独立に、置換または未置換の二価の
脂肪族結合基であり、各々が、独立に、1〜4個の炭素
原子、酸素原子、硫黄原子、または窒素原子を結合基の
分子鎖中に有する。好ましくは、これらの置換または未
置換の二価の結合基は、1〜4個の炭素原子を結合基の
分子鎖(例えば、置換または未置換の、枝分かれしてい
るかまたは線状のアルキレン基)中に有する。より好ま
しくは、上記二価の結合基は、独立に、置換もしくは未
置換のメチレンまたはエチレンである。もっとも好まし
くは、LおよびL' は、独立に、置換または未置換のエ
チレン(好ましくは未置換である)であり、その他の結
合基の各々は未置換のメチレン基である。Mは水素また
は一価のカチオン(例えば、アンモニウムイオンまたは
アルカリ金属イオン)である。
【0047】このタイプの特に有用な金属イオン封鎖剤
は、ジエチレントリアミンペンタメチレンホスホン酸ま
たはそのアルカリ金属塩である( Solutia Co.から DEQ
UEST(商標)2066として入手可能である)。
は、ジエチレントリアミンペンタメチレンホスホン酸ま
たはそのアルカリ金属塩である( Solutia Co.から DEQ
UEST(商標)2066として入手可能である)。
【0048】また、上記キットの1種以上の濃厚水溶液
は、写真発色現像組成物において一般的に使用されてい
る種々の他の添加剤を1種以上含むこともできる。
は、写真発色現像組成物において一般的に使用されてい
る種々の他の添加剤を1種以上含むこともできる。
【0049】本発明の好ましい態様において、三部式発
色現像キットは、以下の濃厚水溶液を含んでなる。
色現像キットは、以下の濃厚水溶液を含んでなる。
【0050】(I) 12〜13.5のpHを有しており、(a) 少
なくとも 0.5モル/Lの亜硫酸イオン、(b) 少なくとも
7.5×10-5モル/Lのヨウ化物イオン、(c) 少なくとも 0.
1モル/Lの臭化物イオン、および(d) 少なくとも1モル/
Lのカーボネート緩衝剤、を含んでなる第1濃厚水溶
液、
なくとも 0.5モル/Lの亜硫酸イオン、(b) 少なくとも
7.5×10-5モル/Lのヨウ化物イオン、(c) 少なくとも 0.
1モル/Lの臭化物イオン、および(d) 少なくとも1モル/
Lのカーボネート緩衝剤、を含んでなる第1濃厚水溶
液、
【0051】(II)4〜6のpHを有しており、(a) 少な
くとも2 g/Lのポリビニルピロリドン、および(b) 少な
くとも 0.075モル/Lのヒドロキシルアミン酸化防止剤、
を含んでなる第2濃厚水溶液、並びに
くとも2 g/Lのポリビニルピロリドン、および(b) 少な
くとも 0.075モル/Lのヒドロキシルアミン酸化防止剤、
を含んでなる第2濃厚水溶液、並びに
【0052】(III) 2〜3のpHを有しており、(a) 少
なくとも 0.1モル/Lの 4-(N-エチル -N-β−ヒドロキシ
エチルアミノ)-2-メチルアニリンスルフェート (KODAK
Color Developing Agent CD-4)、および(b) 少なくとも
0.001モル/Lの亜硫酸イオン、を含んでなる第3濃厚水
溶液。
なくとも 0.1モル/Lの 4-(N-エチル -N-β−ヒドロキシ
エチルアミノ)-2-メチルアニリンスルフェート (KODAK
Color Developing Agent CD-4)、および(b) 少なくとも
0.001モル/Lの亜硫酸イオン、を含んでなる第3濃厚水
溶液。
【0053】上記発色現像キットの複数種の濃厚水溶液
は、その使用時または使用前のいずれかに、好適な様式
で混合されて、使用濃度の発色現像組成物を形成する。
従って、上記濃厚水溶液を適切に計量し使用濃度の組成
物を形成させることができ、または、それらを使用時
(すなわち処理時)に好適な速度で処理タンク中に計量
供給することができる。
は、その使用時または使用前のいずれかに、好適な様式
で混合されて、使用濃度の発色現像組成物を形成する。
従って、上記濃厚水溶液を適切に計量し使用濃度の組成
物を形成させることができ、または、それらを使用時
(すなわち処理時)に好適な速度で処理タンク中に計量
供給することができる。
【0054】いずれの場合においても、上記第1濃厚水
溶液および上記第2濃厚水溶液は、1:1〜 1.5:1の
体積比で混合される。上記第1濃厚水溶液および上記第
3濃厚水溶液は、1:1〜 1.5:1の体積比で混合さ
れ、上記第2濃厚水溶液および上記第3濃厚水溶液は、
1:1〜 1.5:1の体積比で混合される。
溶液および上記第2濃厚水溶液は、1:1〜 1.5:1の
体積比で混合される。上記第1濃厚水溶液および上記第
3濃厚水溶液は、1:1〜 1.5:1の体積比で混合さ
れ、上記第2濃厚水溶液および上記第3濃厚水溶液は、
1:1〜 1.5:1の体積比で混合される。
【0055】上記混合と同時に、またはその後で、上記
第1、第2、および第3の濃厚水溶液は、それぞれ、8
倍、10倍、および10倍に、水で希釈される。従って、混
合溶液に水を添加してもよいし、上記濃厚水溶液を混合
する際に、上記混合物中に、水を別個に計量供給しても
よい。あるいは、上記3種の濃厚水溶液を処理容器中に
別個に計量供給する際に、この容器中に、水を第4の流
れとして計量供給してもよい。上記使用濃度の組成物の
最終的なpHは、一般に、10.1〜10.8である。
第1、第2、および第3の濃厚水溶液は、それぞれ、8
倍、10倍、および10倍に、水で希釈される。従って、混
合溶液に水を添加してもよいし、上記濃厚水溶液を混合
する際に、上記混合物中に、水を別個に計量供給しても
よい。あるいは、上記3種の濃厚水溶液を処理容器中に
別個に計量供給する際に、この容器中に、水を第4の流
れとして計量供給してもよい。上記使用濃度の組成物の
最終的なpHは、一般に、10.1〜10.8である。
【0056】本発明のキットから得られる使用濃度の発
色現像組成物は、現像可能なハロゲン化銀乳剤粒子の像
様分布を含有している1層以上のカラーハロゲン化銀乳
剤層および支持体を含んでなる、像様露光されたカラー
写真ハロゲン化銀要素において発色現像を提供する有用
性を有する。種々のタイプの乳剤を含有している多種多
様なタイプの写真要素(カラーネガティブフィルムおよ
びカラーリバーサルフィルムの両方、並びにカラー映画
フィルムおよびプリント)を本発明を使用して処理する
ことができ、要素のタイプについては、当該技術分野に
おいて、よく知られている。
色現像組成物は、現像可能なハロゲン化銀乳剤粒子の像
様分布を含有している1層以上のカラーハロゲン化銀乳
剤層および支持体を含んでなる、像様露光されたカラー
写真ハロゲン化銀要素において発色現像を提供する有用
性を有する。種々のタイプの乳剤を含有している多種多
様なタイプの写真要素(カラーネガティブフィルムおよ
びカラーリバーサルフィルムの両方、並びにカラー映画
フィルムおよびプリント)を本発明を使用して処理する
ことができ、要素のタイプについては、当該技術分野に
おいて、よく知られている。
【0057】好ましくは、本発明を使用して、透明高分
子フィルム支持体並びにその上に種々の乳剤および中間
層を一般に有するカラーネガティブフィルムを処理し
て、3色の色記録を提供する。このような要素もまた、
例えば、米国特許第 6,013,424号(Schmittou 他)明細
書に記載されているように、当該技術分野においてよく
知られており、支持体の、ハロゲン化銀乳剤層とは反対
側に磁気記録層またはストリップを有するものも含まれ
る。
子フィルム支持体並びにその上に種々の乳剤および中間
層を一般に有するカラーネガティブフィルムを処理し
て、3色の色記録を提供する。このような要素もまた、
例えば、米国特許第 6,013,424号(Schmittou 他)明細
書に記載されているように、当該技術分野においてよく
知られており、支持体の、ハロゲン化銀乳剤層とは反対
側に磁気記録層またはストリップを有するものも含まれ
る。
【0058】像様露光された写真ハロゲン化銀要素の発
色現像は、好適な時間および温度条件下で、好適な処理
装置中で、本発明に従って調製された使用濃度の発色現
像組成物に上記要素を接触させることによって実行され
る。次に、さらなる処理工程を、従来の手順を使用して
行うことができ、これらの処理工程には、当該技術分野
において知られているいずれかの特定の望ましい順序
で、1種以上の現像停止工程、漂白工程、定着工程、漂
白/定着工程、洗浄(またはリンス)工程、安定化工程
および乾燥工程が含まれるけれども、これらに限定され
るものではない。有用な処理工程、そこで有用な条件お
よび材料は、カラーネガティブフィルムを処理するため
の従来のC-41法、カラー印画紙を処理するためのRA-4
法、カラーリバーサルフィルムを処理するための E-6法
などの種々の処理手順について、よく知られている。
色現像は、好適な時間および温度条件下で、好適な処理
装置中で、本発明に従って調製された使用濃度の発色現
像組成物に上記要素を接触させることによって実行され
る。次に、さらなる処理工程を、従来の手順を使用して
行うことができ、これらの処理工程には、当該技術分野
において知られているいずれかの特定の望ましい順序
で、1種以上の現像停止工程、漂白工程、定着工程、漂
白/定着工程、洗浄(またはリンス)工程、安定化工程
および乾燥工程が含まれるけれども、これらに限定され
るものではない。有用な処理工程、そこで有用な条件お
よび材料は、カラーネガティブフィルムを処理するため
の従来のC-41法、カラー印画紙を処理するためのRA-4
法、カラーリバーサルフィルムを処理するための E-6法
などの種々の処理手順について、よく知られている。
【0059】好ましい態様において、本発明に従って調
製された使用濃度の発色現像組成物を、処理タンク中
で、好適な様式で、像様露光されたカラー写真ハロゲン
化銀材料と接触させる。あるいは、上記処理組成物を、
好適な適用装置を使用して、上記材料上にスプレーする
こともできる。上記発色現像組成物から上記材料を取り
出すこと無く、次に、それを脱銀(すなわち、銀の除
去)に付す。これは、漂白工程の定着工程、定着工程の
後の漂白工程および/もしくは定着工程、単一の漂白/
定着工程、またはこれらの組み合わせなどの、1種以上
の工程によって行うことができる。この態様において
は、使用濃度の発色現像組成物からカラー写真ハロゲン
化銀材料を取り出すこと無く、脱銀工程(複数であって
もよい)を実行することが必須である。換言すれば、上
記脱銀組成物(複数種であってもよい)は、発色現像に
十分な時間の後に上記発色現像組成物に添加されるか、
または上記発色現像組成物を除去すること無く上記材料
上にスプレーされる。
製された使用濃度の発色現像組成物を、処理タンク中
で、好適な様式で、像様露光されたカラー写真ハロゲン
化銀材料と接触させる。あるいは、上記処理組成物を、
好適な適用装置を使用して、上記材料上にスプレーする
こともできる。上記発色現像組成物から上記材料を取り
出すこと無く、次に、それを脱銀(すなわち、銀の除
去)に付す。これは、漂白工程の定着工程、定着工程の
後の漂白工程および/もしくは定着工程、単一の漂白/
定着工程、またはこれらの組み合わせなどの、1種以上
の工程によって行うことができる。この態様において
は、使用濃度の発色現像組成物からカラー写真ハロゲン
化銀材料を取り出すこと無く、脱銀工程(複数であって
もよい)を実行することが必須である。換言すれば、上
記脱銀組成物(複数種であってもよい)は、発色現像に
十分な時間の後に上記発色現像組成物に添加されるか、
または上記発色現像組成物を除去すること無く上記材料
上にスプレーされる。
【0060】過酸化水素および他の過酸化合物、過硫酸
塩、過ヨウ素酸塩、並びに第二鉄イオンの塩またはポリ
カルボン酸キレート化配位子を有する錯体などの、無数
の漂白剤が当該技術分野において知られている。特に有
用なキレート化配位子には、エチレンジアミン四酢酸並
びに米国特許第 5,582,958号(Buchanan他)および同5,
753,423号(Buongiorne他)の各明細書に記載されてい
る他のものなどの、従来のポリアミノポリカルボン酸が
含まれる。環境への影響が低減されるので、生分解性キ
レート化配位子もまた望ましい。有用な生分解性キレー
ト化配位子には、イミノ二酢酸またはアルキルイミノ二
酢酸(例えば、メチルイミノ二酢酸)、欧州特許出願公
開明細書第 0 532,003号に記載されているエチレンジア
ミン二コハク酸および類似の化合物、並びに米国特許第
5,691,120号(Wilson他)明細書に記載されているエチ
レンジアミン一コハク酸および類似の化合物が含まれる
けれども、これらに限定されるものではない。
塩、過ヨウ素酸塩、並びに第二鉄イオンの塩またはポリ
カルボン酸キレート化配位子を有する錯体などの、無数
の漂白剤が当該技術分野において知られている。特に有
用なキレート化配位子には、エチレンジアミン四酢酸並
びに米国特許第 5,582,958号(Buchanan他)および同5,
753,423号(Buongiorne他)の各明細書に記載されてい
る他のものなどの、従来のポリアミノポリカルボン酸が
含まれる。環境への影響が低減されるので、生分解性キ
レート化配位子もまた望ましい。有用な生分解性キレー
ト化配位子には、イミノ二酢酸またはアルキルイミノ二
酢酸(例えば、メチルイミノ二酢酸)、欧州特許出願公
開明細書第 0 532,003号に記載されているエチレンジア
ミン二コハク酸および類似の化合物、並びに米国特許第
5,691,120号(Wilson他)明細書に記載されているエチ
レンジアミン一コハク酸および類似の化合物が含まれる
けれども、これらに限定されるものではない。
【0061】有用な定着剤もまた当該技術分野において
よく知られており、例えば、米国特許第 6,013,424号
(Schmittou 他)明細書に記載されている種々のチオス
ルフェートおよびチオシアネートまたはそれらの混合物
が含まれる。
よく知られており、例えば、米国特許第 6,013,424号
(Schmittou 他)明細書に記載されている種々のチオス
ルフェートおよびチオシアネートまたはそれらの混合物
が含まれる。
【0062】本発明の各々の処理工程において使用され
る処理時間および温度は、当該技術分野において従来か
ら使用されているものとすることができる。例えば、、
発色現像および脱銀は、一般に、20〜60℃の温度におい
て、独立に実行することができる。全体としての発色現
像時間は、40分以下、好ましくは75〜 450秒とすること
ができる。より好ましくは、発色現像時間は、カラーネ
ガティブフィルムを処理する場合には、30〜90秒であ
る。カラー写真印画紙を処理する場合には、さらに短い
発色現像時間を使用してもよい。
る処理時間および温度は、当該技術分野において従来か
ら使用されているものとすることができる。例えば、、
発色現像および脱銀は、一般に、20〜60℃の温度におい
て、独立に実行することができる。全体としての発色現
像時間は、40分以下、好ましくは75〜 450秒とすること
ができる。より好ましくは、発色現像時間は、カラーネ
ガティブフィルムを処理する場合には、30〜90秒であ
る。カラー写真印画紙を処理する場合には、さらに短い
発色現像時間を使用してもよい。
【0063】脱銀は、1種以上の漂白工程、定着工程、
または漂白/定着工程を使用して、30〜 480秒で実行す
ることができる。好ましくは、定着工程は、20〜 240秒
で実行され、その後に、20〜 240秒間の漂白工程が実行
される。
または漂白/定着工程を使用して、30〜 480秒で実行す
ることができる。好ましくは、定着工程は、20〜 240秒
で実行され、その後に、20〜 240秒間の漂白工程が実行
される。
【0064】本発明に係る処理は、処理溶液を保持する
ための深タンクを有するものなどの、いずれの好適な処
理機を使用しても行うことができる。あるいは、本発明
に係る処理を、ラックアンドタンク設計または自動トレ
ー設計のいずれかを有する「低容量浅タンク(low volum
e thin tank)」処理システム(LVTT)として当該技
術分野において知られているものを使用して実行するこ
ともできる。これらの処理機は時として「ミニラボ」処
理機としても知られる。
ための深タンクを有するものなどの、いずれの好適な処
理機を使用しても行うことができる。あるいは、本発明
に係る処理を、ラックアンドタンク設計または自動トレ
ー設計のいずれかを有する「低容量浅タンク(low volum
e thin tank)」処理システム(LVTT)として当該技
術分野において知られているものを使用して実行するこ
ともできる。これらの処理機は時として「ミニラボ」処
理機としても知られる。
【0065】本発明の発色現像キットは、1種以上の他
の写真処理組成物(乾式または液体)を含む、より大き
い写真処理キットに含まれていてもよい。これらの他の
写真処理組成物には、写真漂白組成物、写真漂白/定着
組成物、写真定着組成物、および写真色素安定化組成物
またはリンス組成物が含まれるけれども、これらに限定
されるものではない。このようなさらなる組成物は、濃
厚溶液もしくは使用濃度の溶液として配合されていても
よく、または乾燥形態(例えば、粉末またはタブレッ
ト)で提供されていてもよい。黒白写真処理またはカラ
ー写真処理のためのこのようなキットに含まれていても
よい他の処理組成物は、反転組成物、コンディショニン
グ組成物、予備漂白組成物、酸性停止組成物、および当
業者に容易に明らかな他のものである。
の写真処理組成物(乾式または液体)を含む、より大き
い写真処理キットに含まれていてもよい。これらの他の
写真処理組成物には、写真漂白組成物、写真漂白/定着
組成物、写真定着組成物、および写真色素安定化組成物
またはリンス組成物が含まれるけれども、これらに限定
されるものではない。このようなさらなる組成物は、濃
厚溶液もしくは使用濃度の溶液として配合されていても
よく、または乾燥形態(例えば、粉末またはタブレッ
ト)で提供されていてもよい。黒白写真処理またはカラ
ー写真処理のためのこのようなキットに含まれていても
よい他の処理組成物は、反転組成物、コンディショニン
グ組成物、予備漂白組成物、酸性停止組成物、および当
業者に容易に明らかな他のものである。
【0066】本発明の発色現像キットの種々の濃厚水溶
液(および他の所望の写真処理組成物)は、種々の包装
形態で、および/または種々の容器に入れて、提供する
ことができる。それらは、瓶、ドラム、可撓性容器(例
えば、「キュービテーナー(cubitainer)」または「箱入
りバッグ(bag-in-a-box)」として知られているもの)、
バイアル、パケット、または他のいずれの好適な容器で
あってもよい。各々の水溶液についての容積は、同じで
あっても、異なっていてもよい。また、これらの容器
は、運送、使用、および廃棄の各々のために好適な手法
で、いっしょに包装されていてもよい。
液(および他の所望の写真処理組成物)は、種々の包装
形態で、および/または種々の容器に入れて、提供する
ことができる。それらは、瓶、ドラム、可撓性容器(例
えば、「キュービテーナー(cubitainer)」または「箱入
りバッグ(bag-in-a-box)」として知られているもの)、
バイアル、パケット、または他のいずれの好適な容器で
あってもよい。各々の水溶液についての容積は、同じで
あっても、異なっていてもよい。また、これらの容器
は、運送、使用、および廃棄の各々のために好適な手法
で、いっしょに包装されていてもよい。
【0067】1つの態様において、本発明のキットにお
ける第1、第2、および第3の濃厚水溶液は、何等かの
タイプの計量分配手段(またはコンジット)を有する個
々の可撓性(または折り畳み可能な)容器に入れて提供
される。このような態様は、米国特許第 5,577,614号
(Palmeroni, Jr.他)明細書に詳細に記載されている。
このような態様において、(種々の大きさの)可撓性容
器が、運送および(例えばミニラボ処理機における)溶
液の計量分配の両方のために設計された包装材料の中
に、いっしょに包装される。例えば、これらの可撓性容
器の計量分配用コンジットは、ミニラボ処理機における
バルブおよび他のコネクターと噛み合うように設計され
る。
ける第1、第2、および第3の濃厚水溶液は、何等かの
タイプの計量分配手段(またはコンジット)を有する個
々の可撓性(または折り畳み可能な)容器に入れて提供
される。このような態様は、米国特許第 5,577,614号
(Palmeroni, Jr.他)明細書に詳細に記載されている。
このような態様において、(種々の大きさの)可撓性容
器が、運送および(例えばミニラボ処理機における)溶
液の計量分配の両方のために設計された包装材料の中
に、いっしょに包装される。例えば、これらの可撓性容
器の計量分配用コンジットは、ミニラボ処理機における
バルブおよび他のコネクターと噛み合うように設計され
る。
【0068】以下の例は、本発明の実施を説明するため
に提供されるものであり、決して本発明を限定しようと
するものではない。特に断らない限り、百分率は質量に
よるものである。
に提供されるものであり、決して本発明を限定しようと
するものではない。特に断らない限り、百分率は質量に
よるものである。
【0069】
【実施例】例1:三部式発色現像キット
本発明のもっとも好ましい発色現像キットを、以下の手
法で、3種類の濃厚溶液を用いて配合した。
法で、3種類の濃厚溶液を用いて配合した。
【0070】「第1」濃厚水溶液は、亜硫酸カリウム
(無水)(45%溶液、0.83モル/L)、ヨウ化カリウム
(0.13モル/L)、臭化ナトリウム( 0.224モル/L)、ジ
エチレントリアミンペンタメチレンホスホン酸ナトリウ
ム塩(40%溶液、0.13モル/L)、および炭酸カリウム緩
衝剤(47%溶液、 4.9モル/L)を混合することによって
調製した。水を添加して、1リットルの濃厚溶液とし
た。この溶液のpHは、12.4であった。
(無水)(45%溶液、0.83モル/L)、ヨウ化カリウム
(0.13モル/L)、臭化ナトリウム( 0.224モル/L)、ジ
エチレントリアミンペンタメチレンホスホン酸ナトリウ
ム塩(40%溶液、0.13モル/L)、および炭酸カリウム緩
衝剤(47%溶液、 4.9モル/L)を混合することによって
調製した。水を添加して、1リットルの濃厚溶液とし
た。この溶液のpHは、12.4であった。
【0071】「第2」濃厚水溶液は、硫酸ヒドロキシル
アミン酸化防止剤(0.18モル/L)およびポリビニルピロ
リドン(30 g/L)を混合することによって調製した。次
に、水を添加して、1リットルの溶液とした。この溶液
のpHを、硫酸を使用して、5.5に調整した。
アミン酸化防止剤(0.18モル/L)およびポリビニルピロ
リドン(30 g/L)を混合することによって調製した。次
に、水を添加して、1リットルの溶液とした。この溶液
のpHを、硫酸を使用して、5.5に調整した。
【0072】「第3」濃厚水溶液は、メタ重亜硫酸ナト
リウム( 0.018モル/L)および KODAK CD-4 Color Deve
loping Agent(0.51モル/L)を混合することによって調
製し、水で1リットルとし、この溶液のpHを、硫酸を
使用して、 2.2に調整した。
リウム( 0.018モル/L)および KODAK CD-4 Color Deve
loping Agent(0.51モル/L)を混合することによって調
製し、水で1リットルとし、この溶液のpHを、硫酸を
使用して、 2.2に調整した。
【0073】例2:発色現像組成物および処理方法
例1に記載した三部式発色現像キットを使用して、以下
の量で、それらをいっしょに混合することによって、使
用濃度の発色現像組成物を調製した。 第1濃厚溶液: 125mL 第2濃厚溶液: 100mL 第3濃厚溶液: 100mL 上記混合物のpHを 10.48に調整し、水を添加して1リ
ットルとした。
の量で、それらをいっしょに混合することによって、使
用濃度の発色現像組成物を調製した。 第1濃厚溶液: 125mL 第2濃厚溶液: 100mL 第3濃厚溶液: 100mL 上記混合物のpHを 10.48に調整し、水を添加して1リ
ットルとした。
【0074】例3:写真処理
例2の使用濃度の発色現像組成物を、以下の手法で、市
販のKODAK ROYAL GOLD400カラーフィルムおよびKODAK M
AX ZOOM 800カラーフィルムの像様露光された試料の処
理における発色現像に使用した。これらのフィルム試料
を、上記使用濃度の組成物中で、45℃において30秒間発
色現像した。次に、それらを、KODAK FLEXICOLOR漂白剤
IIIを使用して、45℃において30秒間漂白し、続いて、
KODAK FLEXICOLOR定着剤を使用して、45℃において30秒
間定着した。最後に、これらのフィルム試料を、KODAK
FLEXICOLOR最終リンスで、45秒間洗浄し、室温において
風乾させた。すべての試料が、所望のカラー画像を有し
ていた。
販のKODAK ROYAL GOLD400カラーフィルムおよびKODAK M
AX ZOOM 800カラーフィルムの像様露光された試料の処
理における発色現像に使用した。これらのフィルム試料
を、上記使用濃度の組成物中で、45℃において30秒間発
色現像した。次に、それらを、KODAK FLEXICOLOR漂白剤
IIIを使用して、45℃において30秒間漂白し、続いて、
KODAK FLEXICOLOR定着剤を使用して、45℃において30秒
間定着した。最後に、これらのフィルム試料を、KODAK
FLEXICOLOR最終リンスで、45秒間洗浄し、室温において
風乾させた。すべての試料が、所望のカラー画像を有し
ていた。
【0075】例4:「併合」写真処理を使用する発色現
像 例2の使用濃度の発色現像組成物を、前の組成物を除去
すること無く上記処理組成物を容器に次々に添加する写
真処理手順による、KODAK ROYAL GOLD 400およびKODAK
MAX ZOOM 800カラーネガティブフィルムの処理にも使用
した。従って、発色現像組成物、定着組成物、および漂
白組成物を、6:4:4 mL/直線フィート(linear foo
t) の体積比で、それぞれ、60、30、および30秒間添加
した。定着および漂白は、それぞれ、KODAK FLEXICOLOR
定着剤および漂白剤を使用して実行した。
像 例2の使用濃度の発色現像組成物を、前の組成物を除去
すること無く上記処理組成物を容器に次々に添加する写
真処理手順による、KODAK ROYAL GOLD 400およびKODAK
MAX ZOOM 800カラーネガティブフィルムの処理にも使用
した。従って、発色現像組成物、定着組成物、および漂
白組成物を、6:4:4 mL/直線フィート(linear foo
t) の体積比で、それぞれ、60、30、および30秒間添加
した。定着および漂白は、それぞれ、KODAK FLEXICOLOR
定着剤および漂白剤を使用して実行した。
【0076】漂白が終了した後、最終的な溶液を廃棄
し、このよう基にKODAK FLEXICOLOR最終リンスを添加し
た。45秒後、フィルム試料を容器から取り出し、室温に
おいて風乾させた。これらのフィルム試料において、所
望のカラー画像が認められた。
し、このよう基にKODAK FLEXICOLOR最終リンスを添加し
た。45秒後、フィルム試料を容器から取り出し、室温に
おいて風乾させた。これらのフィルム試料において、所
望のカラー画像が認められた。
フロントページの続き
(72)発明者 ジャネット マリー ハストン
アメリカ合衆国,ニューヨーク 14580,
ウェブスター,レイク ロード 1578
Fターム(参考) 2H016 BK00 BL00
Claims (5)
- 【請求項1】 (I) 11〜13.5のpHを有しており、 (a) 少なくとも0.25モル/Lの亜硫酸イオン、 (b) 少なくとも 2.5×10-5モル/Lのヨウ化物イオン、 (c) 少なくとも0.05モル/Lの臭化物イオン、および (d) 少なくとも 0.5モル/Lの、11〜13.5のpKaを有す
る緩衝剤、を含んでなる第1濃厚水溶液、 (II)3〜6のpHを有しており、 (a) 少なくとも1 g/Lのビニルピロリドンポリマー、お
よび (b) 少なくとも0.05モル/Lの有機酸化防止剤、を含んで
なる第2濃厚水溶液、並びに (III) 1〜3のpHを有しており、 (a) 少なくとも0.05モル/Lの発色現像主薬、および (b) 少なくとも 0.005モル/Lの亜硫酸イオン、を含んで
なる第3濃厚水溶液、を含む三部式発色現像キット。 - 【請求項2】 a)請求項1に記載の三部式発色現像キッ
ト、並びに b)写真漂白組成物、写真漂白/定着組成物、写真定着組
成物、および写真安定化組成物または写真最終リンス組
成物の1種以上、を含んでなる写真処理化学薬品キッ
ト。 - 【請求項3】 (I) 11〜13.5のpHを有しており、 (a) 少なくとも0.25モル/Lの亜硫酸イオン、 (b) 少なくとも 2.5×10-5モル/Lのヨウ化物イオン、 (c) 少なくとも0.05モル/Lの臭化物イオン、および (d) 少なくとも 0.5モル/Lの、11〜13.5のpKaを有す
る緩衝剤、を含んでなる第1濃厚水溶液、 (II)3〜6のpHを有しており、 (a) 少なくとも1 g/Lのビニルピロリドンポリマー、お
よび (b) 少なくとも0.05モル/Lの有機酸化防止剤、 を含んでなる第2濃厚水溶液、並びに (III) 1〜3のpHを有しており、 (a) 少なくとも0.05モル/Lの発色現像主薬、および (b) 少なくとも 0.005モル/Lの亜硫酸イオン、を含んで
なる第3濃厚水溶液、から得られる、使用濃度の発色現
像組成物であって、 (A) 上記第1濃厚水溶液の上記第2濃厚水溶液に対する
体積比が1:1〜 1.5:1となり、上記第1濃厚水溶液
の上記第3濃厚水溶液に対する体積比が1:1〜 1.5:
1となり、そして上記第2濃厚水溶液の上記第3濃厚水
溶液に対する体積比が1:1〜 1.5:1となるような手
法で、上記第1、第2、および第3の濃厚水溶液を併せ
ること、並びに(B) 上記第1濃厚水溶液を少なくとも8
倍に、上記第2濃厚水溶液を少なくとも10倍に、そして
上記第3濃厚水溶液を少なくとも10倍に希釈するような
手法で、上記第1、第2、および第3の濃厚水溶液を同
時にまたは逐次的に水で希釈すること、によって調製さ
れる、使用濃度の発色現像組成物。 - 【請求項4】 像様露光されたカラー写真ハロゲン化銀
材料を、請求項3に記載の使用濃度の発色現像組成物と
接触させることを含む、カラー画像を提供するための方
法。 - 【請求項5】 上記使用濃度の発色現像組成物から上記
カラー写真ハロゲン化銀材料を取り出すこと無く上記カ
ラー写真ハロゲン化銀材料を1種以上の脱銀処理組成物
と接触させることによって上記カラー写真ハロゲン化銀
材料の脱銀を実行する、請求項4に記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US09/931,315 US6518003B1 (en) | 2001-08-16 | 2001-08-16 | Three-part concentrated photographic color developing kit and methods of use |
US09/931315 | 2001-08-16 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003066567A true JP2003066567A (ja) | 2003-03-05 |
Family
ID=25460581
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002237421A Pending JP2003066567A (ja) | 2001-08-16 | 2002-08-16 | 三部式濃厚写真発色現像キットおよびその使用方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (3) | US6518003B1 (ja) |
EP (1) | EP1284442A1 (ja) |
JP (1) | JP2003066567A (ja) |
CN (1) | CN1407401A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005031513A (ja) * | 2003-07-09 | 2005-02-03 | Chugai Photo Chemical Co Ltd | 含亜硫酸水溶液及び該水溶液の保存方法 |
JP2006176593A (ja) * | 2004-12-21 | 2006-07-06 | Bridgestone Corp | 臭気を低減した天然ゴム及びその製造方法 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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