JPH0115960Y2 - - Google Patents

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JPH0115960Y2
JPH0115960Y2 JP1982189310U JP18931082U JPH0115960Y2 JP H0115960 Y2 JPH0115960 Y2 JP H0115960Y2 JP 1982189310 U JP1982189310 U JP 1982189310U JP 18931082 U JP18931082 U JP 18931082U JP H0115960 Y2 JPH0115960 Y2 JP H0115960Y2
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JP
Japan
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bellows
mounting flange
annular
diameter
outside
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JP1982189310U
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JPS5994657U (ja
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  • Diaphragms And Bellows (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は圧力スイツチ等に使用されるベローズ
に関し、更に詳しくは高圧力に堪えることができ
て、長期間にわたつて正常な機能を持続し得るベ
ローズの構造を提示するものである。
圧力流体を収容する圧力室の開口部に、合成樹
脂材料をもつて製せられ、有底の円筒形状を呈し
て略蛇腹状に形成された伸縮部を有するベローズ
を配置するとともに、該ベローズ内に伝達ロツド
を挿入して、ベローズの外側に作用する流体圧力
を伝達ロツドを介して電気信号に変換して検出し
得るようになした圧力スイツチが広く使用されて
いる。
第1図は、この種の弾性ベローズを用いて成る
圧力スイツチの圧力検出部の構造例を示すもの
で、以下の構成を備えている。ハウジング1の開
口部2に、合成樹脂材料をもつて底部5を有する
円筒体に製せられ、略蛇腹状の伸縮部6及び装着
用フランジ7を形成されたベローズ4が配置さ
れ、装着用フランジ7をシール部材9及び抑え板
10に挾まれて締結部材11によりハウジング1
に固定され、先端部をベローズ4内に挿入させた
伝達ロツド14が、スプリング15に付勢されて
ベローズ4の底部5を圧力室A側へ圧し、圧力室
A内の流体圧力の上昇に伴なつて、伝達ロツド1
4がスプリング15を圧して図上右方に移動し、
図示しない表示装置を作動させる。
ベローズ4は、耐薬品性、耐熱性、耐屈曲性等
に優れている所から、四弗化エチレン樹脂等の弗
素樹脂材料が用いられ、通常棒材を用いて、旋削
により底部5、内部空室、伸縮部6および装着用
フランジ7を形成される。伸縮部6の形成は、外
部形状及び内部空室の形成後に、内方及び外方か
ら交互に径方向の切込み17を施すことによつて
成されるが、切込み17の加工に当つては、加工
用刃具が径方向に挿入されるのに伴なつて、自由
端側である装着用フランジ7側が軸方向に偏位す
る(逃げる)ことを必要とするために、切込み1
7の加工に先立つて、装着用フランジ7に隣接し
て径方向外方から内方へ向う環状溝20を設けて
装着用フランジ7に隣接する径方向内方から外方
へ向う切込み17の加工に伴なつて、該切込み1
7と環状溝20との間に形成される膜状部が弾性
撓みを示し得るようにしなければならない。
一方、上記した加工上の必要性による環状溝2
0の形成は、下記する作動時におけるトラブル発
生の危険性をもたらす。すなわち、ベローズ4は
第1図において左方から右方へ向う圧力を受ける
ので、環状溝20の内方の薄肉部21(この部分
の肉厚は通常0.1〜0.5mm程度に設定される)を保
護するために環状溝20の幅寸法と同等に設定さ
れた板状スペーサ22が挿入されるが、この板状
スペーサ22は、環状溝20内へ外方から挿入さ
れる所から2分割されて、環状溝20内において
浮動するばかりでなく、肉厚寸法及び内径寸法を
環状溝20の幅寸法及び径寸法と同一に設定する
ことが極めて困難であるために、流体圧力による
軸方向押圧力を受けた際に、第2図に示すよう
に、薄肉部21が過度の圧縮により、永久変形を
生起させ、その結果、圧力作動時においては互い
に接触している筈の径方向外方から内方へ向う切
込み17の部分が図示のごとく隙間を形成して該
隙間内に侵入する流体圧力により切込み17の先
端部分23の破損をもたらすようになる。
上記した受圧時におけるベローズが損傷する現
象は、近来流体が高圧に設定されるのに伴い、一
層顕著に見られるようになつている。
本考案は、上記した従来の技術によるベローズ
における問題点に鑑み、伸縮部に隣接して開口側
に形成された装着用フランジの内方に、径方向内
方から外方へ向う切込みの先端の径寸法と略等し
い径寸法及び装着用フランジの軸方向幅寸法と略
等しい深さを備えた環状段部を形成させるととも
に、該環状段部に隣接する切込みを、径方向外方
から内方へ向けて送り込み、該切込みと環状段部
との間に撓み可能な膜状部を形成させ、更に、環
状段部の空所を満たす環状スペーサを挿入して環
状段部の形成による伸縮部及び装着用フランジの
接合部の脆弱化を抑止させ、ベローズが、高圧力
に対し十分に耐え得るようになすものである。
環状段部の空所に挿入される環状スペーサは、
装着用フランジに添えられる抑え板と一体に形成
しても良い。
以下、図面により本考案の実施例について説明
する。第3図の実施例においては、装着用フラン
ジ7の内方に、軸方向の幅寸法が装着用フランジ
7の幅寸法と略同等で、外方の径寸法が径方向内
方から外方へ向つて施される切込み17の先端の
径寸法と略同等に設定された環状段部25が設け
られ、内外径寸法及び幅寸法を環状段部25と同
等に設定された環状スペーサ26が環状段部25
に埋め込まれている。
本考案のベローズは、上記した構成要件を備え
ていることにより、下記する効果を奏する。伸縮
部に隣接して開口側端部に付された装着用フラン
ジの内方に、伸縮部を形成するために円筒部に施
された径方向内方から外方へ向う切込みの外径寸
法と略等しい径寸法及び装着用フランジの軸方向
幅寸法と略等しい深さを備えた環状段部を形成さ
れるとともに、該環状段部に隣接する切込みを径
方向外方から内方へ向つて施されていることによ
り、環状段部に隣接して撓み可能な膜状部が形成
されるので、切込み加工時におけるベローズの軸
線方向の偏位が容易となり、更に、環状段部を満
たす環状スペーサが挿入されていることにより、
伸縮部に形成された撓み可能な膜状部が十分に支
えられるので、流体圧力による負荷を受けた際
に、伸縮部及び伸縮部と装着用フランジとを連接
する薄肉部の損傷が完全に防止される。
尚、図示の実施例においては環状スペーサ26
が図上に二点鎖線をもつて示す抑え板10と別体
に示されているが、両者を一体に形成することも
可能であり、この場合は、部品点数が減少し、環
状スペーサの装着忘れ、脱落等の心配がなくなる
という効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のベローズが使用される圧力検
出部の構造例及び従来技術によるベローズの構造
示す断面図、第2図は従来技術によるベローズに
おけるトラブル発生の状況を示す断面図、第3図
は本考案の実施例を示す断面図である。 1……ハウジング、2……開口部、4……ベロ
ーズ、5……底部、6……伸縮部、7……装着用
フランジ、9……シール部材、10……抑え板、
11……締結部材、14……伝達ロツド、15…
…スプリング、17……切込み、20……環状
溝、21……薄肉部、22……板状スペーサ、2
3……切込み先端部、25……環状段部、26…
…環状スペーサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 底部5を付された円筒部に形成された伸縮部6
    及び該伸縮部6の開口側の端部から伸びた装着用
    フランジ7を有し、該装着用フランジ7の径方向
    内方に、前記伸縮部6を形成するために前記円筒
    部に施された径方向内方から外方へ向う切込み1
    7の先端の径寸法と略等しい径寸法及び前記装着
    用フランジ7の軸方向幅寸法と略等しい深さを備
    えた環状段部25を形成されるとともに、該環状
    段部25に隣接する切込み17を径方向外方から
    内方へ向つて施され、前記環状段部25の空所を
    満たす環状スペーサ26を挿入されて成るベロー
    ズ。
JP18931082U 1982-12-15 1982-12-15 ベロ−ズ Granted JPS5994657U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18931082U JPS5994657U (ja) 1982-12-15 1982-12-15 ベロ−ズ

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JP18931082U JPS5994657U (ja) 1982-12-15 1982-12-15 ベロ−ズ

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JPS5994657U JPS5994657U (ja) 1984-06-27
JPH0115960Y2 true JPH0115960Y2 (ja) 1989-05-11

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ID=30408184

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JP18931082U Granted JPS5994657U (ja) 1982-12-15 1982-12-15 ベロ−ズ

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2569484B2 (ja) * 1986-03-26 1997-01-08 日本電装株式会社 燃料調圧器
JPH0650689Y2 (ja) * 1988-04-22 1994-12-21 エヌオーケー株式会社 ベローズ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6215564Y2 (ja) * 1981-05-27 1987-04-20

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JPS5994657U (ja) 1984-06-27

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