JP2545496Y2 - 圧力センサ - Google Patents

圧力センサ

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JP2545496Y2
JP2545496Y2 JP7590091U JP7590091U JP2545496Y2 JP 2545496 Y2 JP2545496 Y2 JP 2545496Y2 JP 7590091 U JP7590091 U JP 7590091U JP 7590091 U JP7590091 U JP 7590091U JP 2545496 Y2 JP2545496 Y2 JP 2545496Y2
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JP
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pressure
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diaphragm
pressure sensor
case
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才郎 西元
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Valcom Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は圧力センサに係り,詳し
くは圧力センサの耐圧防爆構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の圧力センサの一例を示す要
部断面図で,概略ケース本体1と,圧力導入部3とケー
ス本体1と圧力導入部3を接続する中空の接続部2′と
から構成されている。圧力導入部3は測定対象に接続さ
れて測定圧力を導入する。圧力導入部3の内部にはダイ
アフラム4が張設され,導入された測定圧力に応じてダ
イアフラム4が変形する。ダイアフラム4の裏面にはエ
レメント5が貼設され,上記ダイアフラム4の変形によ
りエレメント5が変位し,例えばその電気抵抗が変化す
る。この時,一定の電圧をエレメント5にかければ,同
エレメントを流れる電圧が変化する。この電流の変化が
エレメント5から基板6に接続された電線7を介してケ
ース本体内部の電気回路8に伝えられる。このようにし
て電気回路8に伝わった電流の変化はもとの測定圧力に
一対一でリニアに対応することから,電流値を検出する
ことにより測定圧力を正確に検出することができる。従
来の規定によれば,上記のようにダイアフラムを使用す
るタイプの圧力センサの場合,圧力センサはその本体の
耐圧強度が10kgf/cm2 以上であれば耐圧防爆構造と
なる。従って,圧力センサの使用状態における直接の受
圧部であり,構造上最も耐圧強度が低くなるダイアフラ
ム4の耐圧強度を10kgf/cm2 以上とすることによ
り,耐圧防爆構造を満足する圧力センサが得られてい
た。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記のように,従来の
規定によれば圧力センサの耐圧防爆構造はダイアフラム
の耐圧強度を所定値以上とするだけで満足できた。しか
し,上述のような耐圧構造では,ダイアフラムを破損に
導いた圧力はケース本体1内に及ぶことになる。本体ケ
ース1内には前記のような電気回路8の外,高圧に曝さ
れることの不適切な部品が存在する場合がある。そのた
め,過負荷等により万一ダイアフラムが破損した時でも
ケース本体に圧力を加えることが許されず,もはや従来
の技術は圧力センサの充分な耐圧防爆構造とは言えなく
なった。本考案はこのような従来の技術における課題を
解決するために,圧力センサの構造を改良し,万一ダイ
アフラムが破損したとしてもケース本体への圧力伝達の
おそれがない耐圧防爆構造を具えた圧力センサを提供す
ることを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案は,圧力導入部とケース本体と該圧力導入部及
びケース本体間の接続部とを具備し,上記圧力導入部内
部に張設されたダイアフラムの測定圧力に応じた変位
を,上記ダイアフラムに貼設されエレメントにて電気信
号に変換し,この信号を上記ケース本体内部の電気回路
に伝えることにより圧力検出を行う圧力センサにおい
て,上記ケース本体と接続部との間を仕切って該接続部
からケース本体への圧力伝達を阻止する圧力隔壁と上記
接続部に設けられ該接続部の内圧が所定値以上になった
時にその圧力を外部に逃がす圧力開放手段とを設けたこ
とを特徴とする圧力センサとして構成される。
【0005】
【作用】本考案によれば,万一圧力センサに過負荷がか
かりダイアフラムが破損して圧力導入部の圧力が接続部
に加わったとしても,上記接続部とケース本体との間に
設けられた圧力隔壁により該接続部からケース本体への
圧力伝達が阻止される。また,上記接続部に設けられた
圧力開放手段により該接続部の内圧が所定値を越えた
時,その圧力が外部に逃がされる。このように万一の場
合にもケース本体に圧力が加わって破損するおそれをな
くし,使用媒体である爆発性の気体や液体がケース本体
内部の点火源となり得る電気回路に接触して爆発事故を
おこすおそれもなくなる。
【0006】
【実施例】以下添付図面を参照して本考案を具体化した
実施例につき説明し,本考案の理解に供する。尚,以下
の実施例は本考案を具体化した一例であって,本考案の
技術的範囲を限定する性格のものではない。ここに,図
1は本考案の一実施例に係る圧力センサの耐圧防爆構造
を示す要部断面図,図2は上記圧力センサに適用可能な
圧力逃がし弁の作動前・作動時の状態を示す構造図であ
る。また,前記図3に示した従来の圧力センサの一例を
示す要部断面図と共通する要素には同一符号を使用す
る。図1に示すように,本実施例の外形は従来例と同様
にケース本体1と,圧力導入部3とケース本体1と圧力
導入部3を接続する中空の接続部2とから構成されてい
る。そして,圧力導入部3の内部に張設されて測定圧力
に応じて変位するダイアフラム4と,このダイアフラム
4の裏面に貼設されて,上記ダイアフラム4の変位を電
流等の電気信号に変換するエレメント5とにより,測定
圧力が電気信号の変化として取り出されてケース本体1
内部の電気回路8に伝えられる。このような従来例との
共通部分に加えて,本実施例では,ケース本体1と接続
部2との間に圧力隔壁9が設けられている。圧力隔壁9
は例えばエポキシ樹脂製の仕切り壁である。エレメント
からの電気信号の変化を電気回路8に伝える電線7は圧
力隔壁9を貫通する。この貫通孔を通じて接続部3から
ケース本体1への圧力伝達がおこらぬ様に,圧力隔壁9
内に電線7の抜け止め金具10を埋設して電線7の抜け
落ちや変形を防止する。また,圧力開放手段の一例であ
る圧力逃がし弁11が接続部2の側壁に設けられた貫通
孔に嵌め込まれている。接続部2は,詳しくは中空の円
筒部分と,ナット部分とを有しており,圧力逃がし弁1
1は接続部2の円筒部分又はナット部分のいずれに設け
ても良い。図2の(a),(b)にそれぞれ圧力逃がし
弁11の作動前及び作動時の状態を示す。圧力逃がし弁
11はゴム等の弾性体よりなる弁本体12と弁体13と
からなり,弁体13はさらに接続部2内部に露出した受
圧部13aと弁本体12内に差し込むニードル部13b
とを有する。図2(a)に示すように圧力逃がし弁11
の作動前の状態では,そのニードル部13bは弁本体1
2の内部に納まっている。万一圧力センサに過負荷がか
かってダイアフラム4が破損すれば,まず接続部2の内
圧が上昇し,受圧部13aを押圧する。この圧力が例え
ば1.4kgf/cm2 以上となった時に,図2(b)に示
すように,受圧部13aの反対側に設けられたニードル
部13bが図中のA方向に押し出されて弁本体13のシ
ールを破り,圧力を外部に逃がす。
【0007】上記のように,万一圧力センサに過負荷が
かかりダイアフラムが破損して圧力導入部3の圧力が接
続部2に加わったとしても,接続部2とケース本体1と
の間に設けられた圧力隔壁9により接続部2からケース
本体1への圧力伝達が阻止される。また,接続部2に設
けられた圧力逃がし弁11により,接続部2の内圧が
1.4kgf/cm2 以上となった時,その圧力が外部に開
放される。このように,本実施例の圧力センサは,万一
の過負荷によりダイアフラム4が破損した場合でも,ケ
ース本体1に圧力が加わってケース本体1を破損するお
それがなく,また使用媒体である爆発性の気体や液体が
ケース本体1内部の点火源となり得る電気回路8に接触
して爆発事故をおこすおそれもない。この結果,現在の
規則による圧力センサの耐圧防爆構造を満足することが
できる。尚,上記実施例では,圧力隔壁9としてエポキ
シ樹脂製の仕切り壁を,また圧力開放手段としてニード
ル式の圧力逃がし弁11をそれぞれ使用しているが,実
使用においてはそれぞれに,いわゆるハーメチックシー
ル等の圧力隔壁やラプチャーデイスク等の圧力解放手段
を適用しても何ら支障はない。また,上記実施例ではダ
イアフラム型の圧力センサについて述べているが,実使
用においてはベローズ型等の圧力センサに適用しても何
ら支障はない。
【0008】
【考案の効果】本考案にかかる圧力センサは,上記した
ように構成されているため,万一の過負荷によりダイア
フラムが破損した場合でもケース本体に圧力が加わって
該ケース本体を破損するおそれがなく,また使用媒体で
ある爆発製の気体や液体がケース本体内部の点火源とな
り得る電気回路に接触して爆発事故をおこすおそれもな
い。その結果,現在の規定による圧力センサの耐圧防爆
構造を満足することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例に係る圧力センサの耐圧防
爆構造を示す要部断面図。
【図2】 上記圧力センサに適用可能な圧力逃がし弁の
作動前・作動時の状態を示す構造図。
【図3】 従来の圧力センサの耐圧防爆構造の一例を示
す要部断面図。
【符号の説明】
1…ケース本体 2…接続部 3…圧力導入部 4…ダイアフラム 5…エレメント 8…電気回路 9…圧力隔壁 11…圧力逃がし弁
(圧力解放手段)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力導入部とケース本体と該圧力導入部
    及びケース本体間の接続部とを具備し,上記圧力導入部
    内部に張設されたダイアフラムの測定圧力に応じた変位
    を,上記ダイアフラムに貼設されたエレメントにて電気
    信号に交換し,この信号を上記ケース本体内部の電気回
    路に伝えることにより圧力検出を行う圧力センサにおい
    て, 上記ケース本体と接続部との間を仕切って該接続部から
    ケース本体への圧力伝達を阻止する圧力隔壁と,上記接
    続部に設けられ該接続部の内圧が所定圧以上になった時
    にその圧力を外部に逃がす圧力開放手段とを設けたこと
    を特徴とする圧力センサ。
JP7590091U 1991-09-20 1991-09-20 圧力センサ Expired - Lifetime JP2545496Y2 (ja)

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JP5576331B2 (ja) * 2011-03-31 2014-08-20 アズビル株式会社 圧力センサ装置
JP7172284B2 (ja) * 2018-08-27 2022-11-16 横河電機株式会社 フィールド機器

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