JPH01159244A - 積層ガラス／プラスチック複合体を加圧する装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は自動車用積層安全ガラスの製造、とくに高度に
湾曲した形状のかつその凹状側面の方向に強く湾曲した
側方ウィングを備えた積層ガラス／プラスチック複合体
を加圧する装置に関する。

本発明装置は、ガラス／プラスチック複合体を機械的に
加圧する装置および複合体をプレスに出し入れする装置
を含む、積層安全ガラス製造用自動運転プラントにおい
て使用することができる。

［従来の技術］ 公知のように、とくに自動車または他の車両の窓に使用
される積層安全ガラスは、２枚の湾曲したガラスシート
およびその間に挿入され、２枚のガラスシートの接着剤
として作用する、プラスチック層を備えている。

下記の記載において、このガラス／プラスナック複合体
を″゛ガラスシート″称する。

このような製品の製造工程において、間に含まれる空気
を排出するため、ガラスシートとプラスチック層を一緒
に機械的に加圧して端部を接合する工程が実施される。

この工程は、制御された温度および圧力の連続したオー
トクレーブ操作において、ガラス層とプラスチック層と
を互いに分離する望ましくない空気侵入を防止する。

この加圧工程を実施する装置は、従来技術において公知
である。−殻内にそのような装置は、湾曲通路に沿って
角度をなして移動するように設けられたケージに取付け
られる、水平配置の１組の加圧ロールを備えている。

イタリア特許第１１４２５６２号に記載されたような型
の装置において、ガラスシートは水平にＯ−層間に進入
し、一方、これらのロールはガラスを加圧し、取付はケ
ージは、ガラスシートを排出コンベヤ上に置くように、
水平にそれ自体の軸線の周りに回転する。

［発明が解決しようとする問題点］ ガラスシートは、破壊されるのを防止するため、加圧ロ
ールに適切に設定された進入角度で供給されることが必
要である。このため、シートを適切な角度で進入させる
ため人手が加えられるか、または別の自動心当し装置が
設けられる。

積層安全ガラス製造のサイクルにおいて、−殻内に２つ
の加圧工程が実施される。すなわち、第１工程は各層間
に捕捉された空気を排出するのに役立ち、第２工程はガ
ラスシートを中間プラスチック層を軟化するため僅かに
加熱した後接合するためである。

２つの加圧工程中の第１工程は、ガラスおよびプラスチ
ック層間の接着がまだ十分でないため、水平位置におい
て実施される。

近年、自動車用ガラスとくに風防ガラスおよび後部窓ガ
ラスは益々湾曲し、空気力学的および美的理由で、ガラ
ス窓の凹面方向に強く湾曲するようになった。

したがって、前記イタリア特許第１１４２５６２号にす
でに記載されて公知になったもののような水平加圧装置
は、人手が加えられるときでさえも、ガラスを破壊する
危険が大きい。実際、強く曲げられたウィングがプレス
ロールに進入するとき、風防ガラスのすべてのｌｆｆ１
は進入ラインに排出され、ガラスを破壊する危険を生ず
る。

自動心当し装置自体そのような危険を回避することはで
きない。

本発明の目的は上記欠点を解消することである。

［問題点を解決するための手段および作用］本発明は、
人手を加えることなしに、きわめて小さい半径およびガ
ラス窓の内側に強く曲がったウィングをもったガラスシ
ート加圧する問題を、加圧作用を垂直方向にかつ供給お
よび、排出作用を完全に人手なしに実施しつる装置によ
って、解決するものである。

実際驚くべきことに、これまで従来技術において当然と
考えられたものと比較して、ガラスと挿入されたプラス
チック層との間の接着が十分で複合体を一体に維持しか
つ単一の構成要素が相対的に移動することを回避し、そ
れがいつであろうとも垂直位置に立ったままである時間
はきわめて短いことが分った。したがって、また垂直加
圧は、複合体の直立時間をきわめて短くする装置により
、またシートの垂直加圧ロールへの進入をきわめて迅速
にすることにより、複合体からの空気排出の第１段階を
実施することができる。

この型の装置を使用して、下記の利点すなわち、ウィン
グに生ずる応力の低下、機械の円滑な作用による加圧の
規則性および均一性、が得られる。

本発明によって得られる利点は、人での利用なしで高度
の湾曲片を加圧しうろこと、および生産コストのいちじ
るしい減少を達成することにある。

本発明の目的は積層ガラス／プラスック複合体を加圧す
る装置であって、前記複合体が凹状側面の方向に強く曲
げられた横ウィングを有し、積層安全窓ガラス製造用自
動プラントで使用することができ、ガラス／プラスチッ
ク複合体を機械的に加圧する装置および複合体をプレス
に出し入れする装置を有する前記装置において、機械的
に加圧する前記装置および前記処理装置は、回転軸がガ
ラス／プラスチック複合体が加圧作業に先立って実施さ
れる処理工程の間動かされる水平移送平面に対して垂直
な方向に置かれることを特徴とする、前記積層ガラス／
プラスチック複合体を加圧する装置を得ることにある。

［実施例］ 以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて一層詳細に
説明する。

第１図から第８図において、フレーム１は供給台３およ
び排出台４を支持している。垂直加圧り一層２は前記台
の間に設けられている。

モータ５および５′は、減速機６および６′および軸７
および７′を介して運動をプーリ８および８′に、また
それぞれ台３および４に連結された歯付きベルト１１お
よび１１′に伝達する。テンションプーリ１２および１
２′はベルト１１および１１′を緊張する。

第２図に示すように、コンベヤ１３は、ガラスシート■
をコンベヤベルト１４上でコンベヤ１５に輸送し、そこ
でシートＶは停止する。

コンベヤベルトの下に設けられた空気ピストン１６は転
向装置１７を作動し、転向装置１７は矢印Ｆの方向に回
転しシートＶを垂直位置に設置する。

吸着カップユニット１８は台３に軸１９を介して連結さ
れている。このユニットは支持体２１上に取付けられた
吸着カップ２０（第４図）を備え、支持体上に２つの摺
動軸２２および２２′がカップ２ｏの反対側に溶接され
、前記両方の軸は支持部２３および２３′内で廖動可能
である。

支持体２１背後の空気ピストン２４はロッド２５を備え
、ロッド２５は支持体２１をガラスシート■に向って移
動させる。空気ピストン２６は摺動スリーブ２８に挿入
されたロッド２７を有する。

ロッド２７は支持体２１をガラスシートが吸着カップ２
０によって取上げられた後戻る。

軸１９は垂直ピボットジャーナル２９によって可動プラ
ットホーム３２に回転可能に取付けられている。回転を
阻止するレバー３０が軸１９に連結され、かつプラット
ホーム３２に溶接された空気ピストン３１によって制御
される。

吸着カップユニット１８および軸１９は、軸１９が支承
されるプラットホーム３２が案内３４内でｒ！１ｌｊＪ
可能な支持体３３を備えていることによって、台３の方
向に対して横方向に移動可能である。

台３に固定されたピストン３６は、プラットホーム３２
の横方向運動を制御する。

台３は縦方向のレール３７上を、車輪３５によって走行
可能である。したがって、吸着カップ１８は横方向なら
びに縦方向に移動可能であり、しかも軸１９の軸線９の
周りに回転可能である。

上記自由度を有することにより、吸着カップユニット１
８がガラスシートＶを転向装置１７から取上げてそれを
迅速に加圧ロール２に運ぶことができる。

本発明のいかなる部分をも構成しない公知の型式のマイ
クロブ０セツサは連続作用を制御し、吸着カップユニッ
ト１８をロール２に対して所望の角度に設置し、ガラス
シートＶの前記ロールへの進入は破壊の危険なしにかつ
できるだけスムーズに実施される。

シート■はコンベヤ１３に沿って水平に前方に移動しコ
ンベヤ１５の上で停止する。

転向装置１７は垂直位置に上昇し、その吸着カップユニ
ット１８はすでにシー１−　Ｖを取上げるように設定さ
れている。

シート■がカップ２０によって取上げられるとき、台３
は横方向に動かされる。同時に、軸１９はその軸線の周
りに垂直に、シートＶがロール２の間にもつともよく進
入する所望の角度になるような角度まで回転する。　　
　　゛ シート■がロール２に到達すると、台３およびユニット
１８は後続するシートを供給する位置に戻される。

垂直加圧ロール２はフレーム４３および支持構造６７に
よって支持されている（第３図）。第２フレーム３８に
はレール４ｏ上を走行しつる車輪３９が設けられ、車輪
３９はフレーム４３を支持し、フレーム４３はそれ自体
の軸線の周りに３６０″回転可能である。

減速機４１は運動をフレーム３８にラック４２と噛合う
（図示しない）ビニオン歯車を介して伝達する。

回転可能なフレーム４３は回転可能なセンタスタンド４
４上に載置し、スタンドは歯車４５を介して減速機４６
にまた図示しないとニオン歯車と噛合っている。

歯付きベルトおよび歯車方式は０−ル２を駆動して軸線
１０の周りに回転運動させる（第６図）。

フレーム４３に取付けられたモータ４７は、ベルト４９
を介して連続回転運動を歯車５０と噛合う減速機４８に
伝達する。

歯車５１．５２はロール２に取付けられ、歯車５３は駆
動スピンドル５４を介して歯付きプーリ５５を駆動し、
歯付きプーリ５５は歯付きベルト５６を介して歯付きプ
ーリ５７を駆動する。

プーリ５７は駆動軸５８を介してプーリ５９および６０
と一体にされたベルト６１を駆動する。

これらのブーりおよびベルト６１は固定支持体６２を介
して所定の高さに支持されている。

駆動軸６３は一端で歯車５０に、また他端で歯車６５お
よび６６と噛合う歯車６４に連結され、歯車６５および
６６は運動を歯車５１および５２に対して伝達するのと
同時にロール２に伝達する。

加圧装置全体を支持するフレーム３８は、全集合体を交
換しうるように、レール４ｏをもち上げる方式を備えて
いる。

このため、カム６９によって車輪６８を下方に押すピス
トン７０は、フレーム３８が上昇しレール４ｏをその座
から移動することができる。

第３図は、供給装置と同様の、加圧ロール２用排出装置
を示す。

吸着カップ１８′は、それ自体の軸線９′の周りに回転
しうる軸１９′によって支持されている。

台４はガラスシート■を横方向に移動してそれを転向装
置８４の上に置く。矢印Ｆ′の方向に回転する転向装置
は、シート■を出力コンベヤ８５上に水平位置に置き、
コンベヤ８５はシートをつぎの加工作業に移送する。

第７図および第８図は加圧ロール２の実施例を示す。

加圧ロール２は、内側に、互いに接触しするが支持体８
２によって離された多数の加圧クッション７１を有し、
クッション７１はそれらの可動部分とともに正方形軸７
２の周りに回転可能である。

クッション７１はそれらを正方形軸７２に対して水平に
摺動棒しうるようにする溝７３を有し、正方形軸７２は
固定されかつ多数の加圧クッション７１全部が接触する
ような長さを有する。

各加圧クッション７１は固定支持体７８によって形成さ
れた別々のスラスト方式を備え、支持体内でピストン７
４が空気ピストンのように運動する。ピストン７４はケ
ージ７７を押してロール７９を動かし、クッション７１
の面上に停止させる。

カバー８３は固定支持体７８のシリンダを閉鎖しシール
リング７５は圧縮空気の漏洩を防止する。

導管７６は支持体７８に圧縮空気を供給する。

圧力が直接供給されないロール２の内側において、垂直
な縦方向案内ロール８０が各ロール２の全面をカバーす
る管状ゴム要素８１に張力を加えている。

好ましくは３個１組として別々の導管によって供給され
る多数の加圧クッション７１は、加圧されるガラスシー
ト■の各部分上の圧力を調節することができる。

ガラスシートＶがロール２の側にくるとぎ、ロール２と
同じ伝動速度を有するベル（〜６１はガラスシートＶが
所望の角度でロールに進入することを一層容易にする。

その間、圧縮空気の量は予め設定され、加圧クッション
７１の各組にスラストを加える。

ロール２が回転可能なフレーム４３の軸線の周りに３６
０’回転するとき、それらはまた回転運勅によりその間
に所望の角度に設置され、シートＶをうけ入れる準備の
できた吸着カップユニット１８′に輸送する。

加圧が完了すると、台４はシート■を取上げてそれを排
出転向装置８４上に置く。

［発明の効果］ 本発明によれば、連続ライン作業において積層ガラスシ
ートを迅速に加圧する自動装置が得られた。

このことは、供給および排出装置ならびに垂直加圧装置
によって得られ、しかして、ガラス破壊の危険および人
手による処理の必要はなくなった。

以上、本発明を好ましい実施例に基づいて説明したが、
変型および変更が本発明の範囲内でなしうるちのである
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による装置の線図的側面図。 第２図は加圧機械における自動供給装置の線図的側面図
。 第３図は加圧機械における自動排出装置の線図的側面図
。 第４図は自動供給／およびまたは排出装置の線図的側面
図。 第５図は本発明による加圧装置の線図的側面図。 第６図は加圧装置の機械的連結の線図的側面図。 第７図は第５図の加圧装置のＡ−Ａ線に沿う横断面図。 第８図は第７図の加圧装置のＢ−Ｂ線に沿う横断面図。 １・・・・・・フレーム、２・・・・・・加圧ロール、
３・・・・・・供給台、４・・・・・・排出台、１７・
・・・・・転向装置、１８゜１８′・・・・・・吸着カ
ップユニット、１９．１９’・・・・・・軸、２０・・
・・・・吸着カップ、３８・・・・・・フレーム、７１
・・・・・・クッション、７６・・・・・・導管、７７
・・・・・・ケージ、８ｏ・・・・・・案内ロール、８
１・・・・・・ゴム要素、■・・・・・・ガラス／プラ
スチック複合体。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）積層ガラス／プラスチック複合体を加圧する装置
   であつて、前記複合体の凹状側面の方向に強く曲げられ
   た横ウィングを有し、積層安全窓製造用自動プラントで
   使用することができ、ガラス／プラスチック複合体を機
   械的に加圧する装置および複合体をプレスに出し入れす
   る処理装置を有する前記装置において、機械的に加圧す
   る前記装置および前記処理装置は回転軸がガラス／プラ
   スチック複合体が加圧作業に先立つて実施される作業の
   間動かされる水平移送平面に対して垂直な方向に置かれ
   ることを特徴とする、前記積層ガラス／プラスチック複
   合体を加圧する装置。
2. （２）複合体をプレスに出し入れする装置が支持軸（１
   ９、１９′）の軸線（９、９′）の周りに垂直に回転可
   能な吸着カップユニット（１８、１８′）を備え、前記
   吸込みカップユニットがガラス／プラスチック複合体を
   垂直位置に支持することおよびそれを予め設定された進
   入角度で加圧ロール（２）に供給しうる、請求項１記載
   の装置。
3. （３）加圧ロール（２）が垂直に置かれかつ多数の加圧
   クッション（７１）を備え、それらは、垂直加圧ライン
   に沿つてガラス／プラスチック複合体（Ｖ）の加圧力を
   制御するように、三個１積組で単一の導管（７６）を通
   して圧縮空気を供給されることを特徴とする、請求項１
   または２記載の装置。