JPH0115913Y2 - - Google Patents

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JPH0115913Y2
JPH0115913Y2 JP11134985U JP11134985U JPH0115913Y2 JP H0115913 Y2 JPH0115913 Y2 JP H0115913Y2 JP 11134985 U JP11134985 U JP 11134985U JP 11134985 U JP11134985 U JP 11134985U JP H0115913 Y2 JPH0115913 Y2 JP H0115913Y2
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JP
Japan
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casing
chamber
partition wall
water
self
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JP11134985U
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JPS6220191U (ja
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、自吸式渦巻ポンプに関する。
(ロ) 従来の技術 本考案に先行する実公昭50−19203号公報に記
載された従来の技術では、渦巻式及び気水分離室
を夫々ケーシング及びケーシングカバーに分離し
て形成し、前記ケーシング及びケーシングカバー
を締結することにより、前記渦巻室及び前記気水
分離室を連通させている。
しかしながら前記ケーシング及び前記ケーシン
グカバーの両者が複雑な形状に金型製作されてい
るため製造コストが高くなる。また、前記ケーシ
ング及び前記ケーシングカバーの締結作業が面倒
である。更に、形状の複雑なものどうしを締結し
ているので、その締付力により前記渦巻室等が変
形してポンプ性能及び自吸性能にバラツキを生じ
る欠点がある。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 本考案は前述の欠点を解消し、簡単な構成で且
つポンプ性能及び自吸性能にバラツキのない自吸
式渦巻ポンプを提供するものである。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、 渦巻室及び気水分離室を備え、前記両室を前記
渦巻室の端部の隔壁部で仕切つたケーシングを一
体成形し、 前記ケーシングを前記隔壁部に対向する両側箇
所で開口し、 一方の開口端を平板状のケーシングカバーで閉
塞し、 他方の開口端にインペラシヤフトの保持部材を
嵌着すると共に、 前記隔壁部に自吸水の循環孔を設けたものであ
る。
(ホ) 作用 本考案によれば、渦巻室及び気水分離室がケー
シングに一体成形され両室の位置関係及び接続関
係は高精度になり、各装置間でバラツキを生じる
ことなく安定した性能で作動する。
(ヘ) 実施例 次に本考案の一実施例について説明する。
第1図、第2図及び第3図に於て、1はインペ
ラで、シヤフト2を介してモータ3に連結されて
いる。4は前記インペラ1が臨設された渦巻室5
を備えたポンプケーシングである。このケーシン
グ4は合成樹脂で一体成形され、渦巻室5の他
に、吸水室6及び気水分離室7も備えられてい
る。ケーシング4では、吸込口8から吸入水が吸
水室6を経て渦巻室5に吸込まれ連通部9を通つ
て気水分離室7に抜けて吐出口10から吐出すべ
く構成されている。11はケーシング4の一方の
開口端12を覆う平板状のケーシングカバーで、
ケーシング開口端12との間に水封用パツキン1
3を介在して、このパツキン13と共にケーシン
グ4にネジ止めされている。14はインペラシヤ
フト2の軸受部15の保持部材で、軸受部15の
発熱に対処すべく耐熱性素材にて形成されてい
る。この保持部材14は、ケーシングの渦巻室5
の外郭壁に設けた他方の開口端16にOリングを
介して嵌着されている。前記軸受部15は、具体
的には保持部材14に固着した固定密封環と該固
定密封環に対して摺接して前記シヤフト2と共に
回転する回転密封環とよりなるメカニカルシール
構造となつている。17は気水分離室7と渦巻室
5を連通させる循環孔である。
而して前記ポンプケーシング4は、第4図に示
す様に、渦巻室5及び気水分離室7を渦巻室5の
端部の隔壁部18で仕切り、更に、隔壁部18に
対向する両側箇所12,16を開口して前述の一
方の開口端12及び他方の開口端16を形成する
と共に、隔壁部18に自吸水の循環孔17を形成
している。前記ポンプケーシング4では、循環孔
17を隔壁部18に位置決めすることにより、前
記循環孔17の成形金型を両側の開口12,16
方向(矢印X又は矢印Y方向)に抜き出し得て、
この循環孔17をケーシング4に一体成形可能と
している。これによつて、循環孔17の設けられ
たポンプケーシング4であつても一体成形でき
る。また、循環孔17を渦巻室5の上部の隔壁部
18に設けた理由は、渦巻室5の吸込口から離れ
た高水圧箇所に循環孔17を設けることにより、
揚水運転時における循環孔17の不所望な循環水
量を抑えてロスを小さくするためである。
前記自吸式渦巻ポンプでは、ケーシング4に呼
水を満たしてモータ3にてインペラ1を回転する
と、渦巻室5の水は連通部9から気水分離室7に
吐出され、気水分離室7で水と空気に分離し、比
重差により空気は上方へ、水は下方に夫々移動
し、下方の水は循環孔17を通つて渦巻室5へ環
流されインペラ1によつて再び気水分離室7へ吐
出される。この循環水が気水分離室7に吐出され
ることによりインペラ1の中央部は負圧になり、
この負圧によつて吸込口8から吸込側配管(図示
しない)の空気を吸入する。吸入された空気はイ
ンペラ1にて水と混合され気水分離室7に吐出さ
れる。この作用を繰り返すことにより、吸込側配
管の空気は、吸込口8−吸入室6−渦巻室5−連
通部9−気水分離室7−吐出管10を経て排出さ
れる。この空気の排出が終了すると揚水運転に至
るようになる。
(ト) 考案の効果 本考案は以上の様に構成されたから、ケーシン
グカバーを平板状にして、このケーシングカバー
を成形するための複雑な成形金型を省略できると
共に、自吸水の循環孔を渦巻室の端部の隔壁部に
設けることにより前記循環孔の備えられたポンプ
ケーシングであつても一体成形でき、従つて製造
コストを低減できる。また、渦巻室及び気水分離
室の形状及び接続構造を精密に一体形成でき、従
つて自吸式渦巻ポンプの性能を安定させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の一実施例を示し、
第1図は第2図におけるA−O−B線断面図、第
2図は第1図におけるC−D線断面図、第3図は
第2図におけるE−O−B線断面図、第4図はポ
ンプケーシングを第2図のF−O−B線で切断し
て示す断面図である。 4……ポンプケーシング、5……渦巻室、7…
…気水分離室、11……ケーシングカバー、12
……一方の開口端、14……保持部材、16……
他方の開口端、17……循環孔、18……隔壁
部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 渦巻室及び気水分離室を備え、前記両室を前記
    渦巻室の端部の隔壁部で仕切つたケーシングを一
    体成形し、 前記ケーシングを前記隔壁部に対向する両側箇
    所で開口し、 一方の開口端を平板状のケーシングカバーで閉
    塞し、 他方の開口端にインペラシヤフトの保持部材を
    嵌着すると共に、 前記隔壁部に自吸水の循環孔を設けてなる自吸
    式渦巻ポンプ。
JP11134985U 1985-07-19 1985-07-19 Expired JPH0115913Y2 (ja)

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JP11134985U JPH0115913Y2 (ja) 1985-07-19 1985-07-19

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JP11134985U JPH0115913Y2 (ja) 1985-07-19 1985-07-19

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JPS6220191U JPS6220191U (ja) 1987-02-06
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JPH0413109U (ja) * 1990-05-23 1992-02-03
JP6014522B2 (ja) * 2013-03-13 2016-10-25 日立アプライアンス株式会社 自吸式ポンプ

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Publication number Publication date
JPS6220191U (ja) 1987-02-06

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