JPH0115765Y2 - - Google Patents

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JPH0115765Y2
JPH0115765Y2 JP1982098224U JP9822482U JPH0115765Y2 JP H0115765 Y2 JPH0115765 Y2 JP H0115765Y2 JP 1982098224 U JP1982098224 U JP 1982098224U JP 9822482 U JP9822482 U JP 9822482U JP H0115765 Y2 JPH0115765 Y2 JP H0115765Y2
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cover
slab
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JP1982098224U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はスラブのジヨイント部に用いるエキス
パンシヨンカバーに関するものである。
従来、この種のカバーとして第4図に示すもの
がある。すなわちカバー12はその後端部を垂直
に折り曲げて取付け部12aを形成し、この取付
け部の外面に当板13を固着したものである。そ
してカバー12の取り付けは、一方において取付
け板部12aを、スラブSの内壁面に固着した受
金物14と保持金物15とで形成された収納部1
6に収納し、また他方において、カバーの先端部
をスラブSa上にクツシヨンCを介して載置する
ことにより行つている。しかしながら、このカバ
ー12の構成によると、対向するスラブS,Sa
のレベルが施工誤差、地盤の不同沈下、地震によ
り段差が生じて、仮に一方のスラブSaのレベル
が他方のスラブSより高くなつた場合には、カバ
ー12の後端部は受金物14と保持金物15の収
納部16に取り付けているので、鎖線で示すよう
にカバー12の先端部とスラブSaとの間に隙間
Wが生じ、このためにカバーの位置調整をする必
要があるが、この調整は困難である。
本考案の目的は、スラブのレベルに段差が生じ
ても、カバーが追随することのできるエキスパン
シヨンカバーを提供するもので、本考案の特徴
は、スラブジヨイント部における一方のスラブに
第1カバー体を取り付け、他方のスラブに蝶番を
有する第2カバー体を取り付け、この第2カバー
体の先端部に折曲片を形成し、この折曲げ片を第
1カバー体上に移動可能に乗架したことにある。
以下本考案の一実施例を第1,2図に基づいて
説明する。エキスパンシヨンカバーは第1カバー
体1と第2カバー体2とから構成してある。第1
カバー体1は、その基端部(右端)をジヨイント
部における一方のスラブSaの縁部上面にアンカ
ーボルト3により取り付けてあり、またこのカバ
ー体の先端部は基部より低い受け板4となつてお
り、この受け板は先端部を水平とし、この水平面
にスラブSa側で連続する斜め上方に傾斜した傾
斜面4aによりカバー体の基部側に連らなつてい
る。
第2カバー体2はその基端部(左端)を他方の
スラブSの縁部上面にアンカーボルト5で取り付
けてある。この第2カバー体は基部側と先端部側
とを2分割し、両者を蝶番6で連結し、この蝶番
を中心として屈成可能としている。カバー体2の
先端部は下方へ屈成した折曲げ片7となつてお
り、この折曲げ片が第1カバー体1の受け板4上
を移動可能に乗架している。そして第1カバー体
1と第2カバー体2とが同一平面を形成すると共
に、対向するスラブS,Saの間隙を覆つている。
折曲げ片7の縁部にクツシヨン材としてゴム部材
8が装着してあり、カバー体1,2上を歩行する
際に発生する振動音を吸収可能にしている。また
第1カバー体1の受け板4の傾斜面4aと第2カ
バー体2の折曲げ片7との間隙9内に弾性部材か
らなるバツクアツプ材10が位置し、その上をシ
ーリング材11で覆つてある。
次に作用について説明する。たとえば地震など
により、第1図鎖線に示すように一方のスラブ
Saのレベルが他方のスラブSのそれより高くな
つた場合、第2カバー体2は蝶番6を中心として
上方へ折れ曲がつて傾斜状態となるが、第1カバ
ー体との連続性は確保され、両スラブS,Saの
段差に追随することができる。なお、スラブSと
Saとが水平方向すなわち互いに相反する水平方
向(外方)又は対向する水平方向(内方)にスラ
イドする場合でも折曲げ片7が受け板4上を移動
して追随することができる。この場合、ことにス
ラブS,Saが内方に接近する応力に対しては間
隙9内に埋込んだバツクアツプ材10でこれを吸
収する。またそれ以上の変位移動に対しては折曲
げ片7が傾斜面4aをスライドして、第2カバー
体2がせり上がり、水平方向の大きな移動に対し
ても追随できる。この場合において、折曲げ片の
移動を円滑にするために、第3図に示すように折
曲げ片を突片7aとして、その下部を受け板4に
対して点支持にするようにしてもよい。
両カバー体1,2の間〓9内にバツクアツプ材
10を埋込み、シーリング材11でこの間〓を埋
めてバツクアツプ材を覆うシーリング処理を行う
ことにより、スラブS,Saの応力の吸収作用が
計れる上、間〓9内に水溜りができないように雨
仕舞いが向上するために、錆の発生を防止でき、
両カバー体1,2の表面に凹凸がなくなり、歩行
上の危険を防止することができる。
以上説明したように本考案によれば、ジヨイン
ト部の一方のスラブに取り付けた第1カバー体上
に、対向する他方のスラブに取り付けた蝶番を有
する第2カバー体の先端部を乗架しているので、
スラブのレベルに段差が生じても第2カバー体が
蝶番を中心として折れ曲がつてこれに追随するこ
とができ、したがつてカバーの位置調整作業が不
要となり、カバーの破損も生じない。第2カバー
体の折曲げ片にクツシヨン材を挿着してあるため
に、第1,2両カバー体上を歩行する際発生する
振動音を吸収できる。またカバー体の折曲げ片と
受け板の傾斜面との間〓内にバツクアツプ材及び
このバツクアツプ材を覆うシーリング材を埋め込
んであるために、スラブの応力の吸収作用が図
れ、間〓内に水が溜らないので錆の発生を防止で
き、歩行上安全である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すエキスパンシ
ヨンカバーの取付け状態の断面図、第2図は平面
図、第3図は折曲げ片の他の実施例の使用状態を
示す説明図、第4図は従来のエキスパンシヨンカ
バーの取付け状態を示す断面図である。 1……第1カバー体、2……第2カバー体、4
……受け板、6……蝶番、7,7a……折曲げ
片、8……ゴム部材、9……間隙、10……バツ
クアツプ材、11……シーリング材、S,Sa…
…スラブ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ジヨイント部における一方のスラブに基部を取
    付け、先端部に水平面とこの水平面に上記スラブ
    側で連なる斜め上方に傾斜している傾斜面とを備
    えた受け板を設けている第1カバー体と、 上記スラブと対向する他方のスラブに基部を取
    付け、基部側と先端部側とを蝶番を中心として屈
    成可能に連結し、先端部を下方に屈成して折曲げ
    片を形成し、この折曲げ片の縁部にクツシヨン材
    を装着してある第2カバー体と 上記折曲げ片と受け板の傾斜面との間の間〓内
    に埋込んであるバツクアツプ材と、 上記間〓内を埋込め、バツクアツプ材を覆つて
    いるシーリング材と を具備し、上記折曲げ片のクツシヨン材が受け板
    上に移動可能に乗架していることを特徴とするエ
    キスパンシヨンカバー。
JP9822482U 1982-07-01 1982-07-01 エキスパンシヨンカバ− Granted JPS593906U (ja)

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JP9822482U JPS593906U (ja) 1982-07-01 1982-07-01 エキスパンシヨンカバ−

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JP9822482U JPS593906U (ja) 1982-07-01 1982-07-01 エキスパンシヨンカバ−

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JPS593906U JPS593906U (ja) 1984-01-11
JPH0115765Y2 true JPH0115765Y2 (ja) 1989-05-11

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ID=30233303

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7360991B2 (ja) * 2020-04-28 2023-10-13 三菱重工業株式会社 シール材支持体、このシール材支持体を備えるシール構造、及び、シール方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5838807Y2 (ja) * 1978-03-22 1983-09-02 ド−エイ外装有限会社 目地カバ−

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JPS593906U (ja) 1984-01-11

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