JPH072642Y2 - レ−ル締結装置 - Google Patents

レ−ル締結装置

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JPH072642Y2
JPH072642Y2 JP1991003912U JP391291U JPH072642Y2 JP H072642 Y2 JPH072642 Y2 JP H072642Y2 JP 1991003912 U JP1991003912 U JP 1991003912U JP 391291 U JP391291 U JP 391291U JP H072642 Y2 JPH072642 Y2 JP H072642Y2
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JP
Japan
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rail
fitting
plate
fastening device
base plate
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1991003912U
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English (en)
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JPH053302U (ja
Inventor
慎三 荻野
昇 澤谷
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Bando Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Bando Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、レ−ル締結装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、レ−ル締結装置は、レ−ル付近に
建設されている家屋、ビル等の振動・騒音対策上、上下
方向において低バネ定数化が望まれている。すなわち、
そのような締結装置の上下方向のバネ定数は通常50to
n/cm以上であるが、5〜30ton/cmの低バネ定数の要求
がある。
【0003】ところで、ゴム単体において上下方向のバ
ネ定数を低くすると、横方向(横圧あるいは匐進力が作
用する方向)のバネ定数も共に同じように低くなり、そ
の場合には横圧、匐進対策が必要となる。
【0004】そこで、上下方向に対してはゴム弾性体の
剪断変形を、横方向に対してゴム弾性体の圧縮変形を利
用して、上下方向において極端な低バネ定数化を図った
レ−ル締結装置が提案されている。具体的には、図7及
び図8に示すように、縱断面が逆台形状のタイプレ−ト
aが、ゴム弾性部材bを介してベ−スプレ−トcの筒状
部dの、上記タイプレ−トaの外周面a1 に対応した形
状のテ−パ内側面d1に弾性的に連結されている。な
お、eはレ−ル、fは締結具、gは締結ボルトである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、このような
装置では、横方向に横圧Fが作用すると、矢符B方向に
ずれが生じ、レ−ルの位置が確保できず、位置精度上の
問題があるし、剪断変形を利用しているので、寿命、耐
久性の点で問題がある。
【0006】本考案は、レ−ルの位置のずれがなく、耐
久性が向上したレ−ル締結装置を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、レ−ルが取付
けられるタイプレ−ト、スラブに取付けられるベ−スプ
レ−ト及び該両プレ−トの間に介装された弾性部材を有
するレ−ル締結装置を前提とし、上下方向に対しては弾
性部材の圧縮変形を、横方向に対しては機械的構造を利
用したものである。
【0008】そのために、本考案は、上記タイプレ−ト
に下方に突出する嵌合突部が、上記ベ−スプレ−トに上
記嵌合突部が嵌合される嵌合凹部がそれぞれ形成され、
該タイプレ−トの嵌合突部とベ−スプレ−トの嵌合凹部
との間に、合成樹脂からなり高圧縮特性及び電気絶縁特
性を有する中間部材が嵌挿されている構成とする。
【0009】
【作用】上下方向においては、弾性部材を低バネ定数化
して、圧縮変形による振動・騒音対策が図れる。
【0010】また、左右方向においては、タイプレ−ト
に作用した衝撃的な横圧が中間部材によって緩衝され、
それからベ−スプレ−トに伝達される。また、前後方向
においては、通常、匐進力が衝撃的に作用することはな
いが、作用するとしても、タイプレ−トの嵌合突部、中
間部材及びベ−スプレ−トの嵌合凹部の嵌合関係によっ
て、変形量が規制される。
【0011】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に沿って詳細に
説明する。
【0012】−実施例1−図1〜図3において、1はレ
−ル締結装置で、鉄板からなるタイプレ−ト2、鉄板か
らなるベ−スプレ−ト3及びそれらの間に介装された、
天然ゴムからなる弾性部材4を備え、これらが、後述の
中間部材6と共に加硫結合により一体的に結合されてい
る。
【0013】タイプレ−ト2は、レ−ルRが載置される
プレ−ト本体2aと、プレ−ト本体2aよりレ−ルRの
長手方向にずれて上方に突出する取付突部2bと、プレ
−ト本体2aの下面中央部分において下方に突出する嵌
合突部2cとを有する。また、プレ−ト本体2aの上面
において、取付突部2bの外方位置に、1対のリブ2
d,2eが形成されている。1対のリブ2d,2eのう
ち外側に位置するリブ2eは内側に位置するリブ2dよ
りも高さが高くなっている。
【0014】そして、取付突部2b間に載置されたレ−
ルRに対し、1対のリブ2d,2e間に基端部5aが載
置された取付具5をその先端部5bが時計方向に回動す
るように回動させて、その先端部5bをレ−ルRの基部
R1 に当接させ、その状態で、ボルトBを適用すること
で、レ−ルRの締結がなされる。
【0015】一方、ベ−スプレ−ト3には、上記嵌合突
部2cに対応して、嵌合凹部としての嵌合孔部3aが形
成され、また、スラブ(図示せず)に取付けるための取
付孔3b,3bが介設されている。
【0016】上記タイプレ−ト2の嵌合突部2cには、
中間部材6が外嵌され、該中間部材6の外側に上記ベ−
スプレ−ト3の嵌合孔部3aが外嵌している。中間部材
6は、フラットな基部6aと、該基部6aの周縁より鉛
直上方に延びる周壁部6bとを有し、そして電気的な絶
縁と衝撃荷重に耐え得るように、高圧縮特性及び電気絶
縁特性を有する例えばナイロン樹脂でもって構成され
る。そして、中間部材6は、横方向に対しては隙間を略
0とし、変位・変形が起こらないようにし、匐進方向に
対してはレ−ルRの伸縮変形をある程度吸収できるよう
に10mm程度の隙間を設けると共に、ゴム溝4aを設
け、許容範囲では動き易くしている。そして、中間部材
6付近の弾性部材4には、弾性部材4の変形のときの逃
げとなる空隙部4bが、横方向両側に形成されている。
【0017】なお、タイプレ−ト2、ベ−スプレ−ト3
の及び弾性部材4の寸法の一例を示すと、タイプレ−ト
2は180mm×380mm、ベ−スプレ−ト3は200mm
×400mm、弾性部材4の厚さは25〜30mmである。
【0018】上記のように構成すれば、弾性部材4は、
断面構造を工夫することにより、ゴム硬度を40°HS〜
70°HSと変化させることにより、、上下方向のバネ定
数を5ton/cm〜30ton/cmの範囲で変化させて低バネ定
数化することができ、設定した低バネ定数とすることが
でき、振動・騒音に対して弾性部材4の圧縮変形により
対応することができる。
【0019】また、横圧に対しては、タイプレ−ト2に
作用した衝撃的な横圧は、中間部材6によって緩衝され
てから、ベ−スプレ−ト3に伝達される。したがって、
ベ−スプレ−ト3をスラブに取付固定するアンカ−ボル
ト(図示せず)が保護される。また、通常の匐進力は、
衝撃的に作用することはないが、レ−ルRの伸縮変形を
ある程度吸収できるように10mm程度の隙間を設けると
共にゴム溝4aを設けているので、許容範囲では動き易
いが変形量は規制されるようになっている。したがっ
て、横圧、匐進方向の変位・変形は機械構造的に規制さ
れて一定の範囲内となるようになっている。
【0020】本考案が適用されるレ−ル締結装置は、上
記構造のものに限定されるものではなく、レ−ルが取付
けられるタイプレ−ト、スラブに取付けられるベ−スプ
レ−ト及び該両プレ−トの間に介装された弾性部材を有
するものであればどのようなものでもよく、例えば図4
〜図6に示す実施例2のレ−ル締結装置にも適用するこ
とができる。
【0021】−実施例2−図4〜図6において、11は
レ−ル締結装置で、タイプレ−ト12の嵌合突部12a
が、中間部材13を介して、ベ−スプレ−ト14の嵌合
孔部14aに嵌合され、それらが、実施例1の場合と同
様に、それらの間に充填される弾性部材15による加硫
結合により一体的に結合されている。
【0022】タイプレ−ト12は、プレ−ト本体12b
よりレ−ルRの長手方向にずれて上方に突出する湾曲突
部12cを有する。この湾曲突部12cに対応して弾性
部材15に取付孔15aが形成され、該取付孔15a
に、線状体からなる取付具16の直線状の一端部16a
を嵌挿し、その状態で中間部16bを湾曲突部12cの
外側の段部上に載置することで、中間部16bに湾曲し
て連続する他端部16cがレ−ルRの基部の上側を押圧
して保持するようになっている。
【0023】また、中間部材13は、実施例1の場合と
同様に、横方向に対しては隙間を略0とし、変位・変形
が起こらないようにし、匐進方向に対してはレ−ルRの
伸縮変形をある程度吸収できるように隙間を設けると共
にゴム溝15bを設け、許容範囲では動き易くしてい
る。
【0024】なお、14bはベ−スプレ−ト14をスラ
ブ(図示せず)に取付けるために締結ボルトが適用され
る取付孔、15cは弾性部材15が変形するときの逃げ
となる空隙部である。
【0025】したがって、弾性部材15は、圧縮変形を
利用して低バネ定数化することができ、振動・騒音に対
して弾性部材15の圧縮変形により対応することがで
き、横圧、匐進方向の変位・変形はベ−スプレ−ト1
4、中間部材13及びタイプレ−ト12により機械構造
的に規制されて一定の範囲内となるようになっている。
【0026】
【考案の効果】本考案は、上記のように、上下方向にお
いては弾性部材の圧縮変形を利用するようにし、横方向
及び前後方向においては中間部材とタイプレ−ト及びベ
−スプレ−トとの関係で規制するようにしたから、剪断
変形を利用することなく、低バネ定数化が図れ、耐久性
が向上するし、レ−ルの位置がずれるということがな
く、位置精度上の問題もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】レ−ル締結装置を示し、図3のA−A線におけ
る断面図である。
【図2】図3のB−B線における断面図である。
【図3】レ−ル締結装置の平面図である。
【図4】他の実施例についてのレ−ル締結装置を示し、
図6のC−C線における断面図である。
【図5】図6のD−D線における断面図である。
【図6】他の実施例についてのレ−ル締結装置の平面図
である。
【図7】従来例の縱断面図である。
【図8】同平面図である。
【符号の説明】
1,11 レ−ル締結装置 2,12 タイプレ−ト 3,14 ベ−スプレ−ト 4,15 弾性部材 6,13 中間部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レ−ルが取付けられるタイプレ−ト、ス
    ラブに取付けられるベ−スプレ−ト及び該両プレ−トの
    間に介装された弾性部材を有するレ−ル締結装置であっ
    て、 上記タイプレ−トに下方に突出する嵌合突部が、上記ベ
    −スプレ−トに上記嵌合突部が嵌合される嵌合凹部がそ
    れぞれ形成され、 該タイプレ−トの嵌合突部とベ−スプレ−トの嵌合凹部
    との間に、合成樹脂からなり高圧縮特性及び電気絶縁特
    性を有する中間部材が嵌挿されていることを特徴とする
    レ−ル締結装置。
JP1991003912U 1991-02-05 1991-02-05 レ−ル締結装置 Expired - Lifetime JPH072642Y2 (ja)

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JP1991003912U JPH072642Y2 (ja) 1991-02-05 1991-02-05 レ−ル締結装置

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JP1991003912U JPH072642Y2 (ja) 1991-02-05 1991-02-05 レ−ル締結装置

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JPH053302U JPH053302U (ja) 1993-01-19
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JPH053302U (ja) 1993-01-19

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