JPH01156715A

JPH01156715A - 立体映像再生システム

Info

Publication number: JPH01156715A
Application number: JP62316958A
Authority: JP
Inventors: Akio Ota; 明男太田
Original assignee: Sharp Corp
Current assignee: Sharp Corp
Priority date: 1987-12-15
Filing date: 1987-12-15
Publication date: 1989-06-20

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、右目用映像と左目用映像とを時分割で切換え
てプロジェクション型テレビジョン受像機等の画像表示
部に交互に映し出し、この映像を、Ｒ，Ｇ、Ｂ各々に対
応した３１のフィルタを通した後、偏光メガネを介して
見るようになされた立体映像再生システムに関する。

（従来の技術）一般に、立体映像を多数の人が見る場合、偏光メガネは
簡単な構造のものが望ましい。そこで、立体映画等に用
いられるものと同様に、互いに直交する２枚の偏光フィ
ルタからなる３−Ｄ偏光メガネを用いている。また、テ
レビジョン受像機は、プロジェクション型のものを使用
し、この受像機の前面にレンズを配置し、このレンズの
前面に３−Ｄフィルタを配置して使用している。

前記３−Ｄフィルタは、固定の直線偏光板と液晶シャッ
タ（以下、ＬＣＤシャッタと称する）とからなる可変の
偏光切換板とで構成され、フィールドに同期した制御信
号をＬＣＤシャッタに与えることにより、Ｌ・ＣＤの偏
光角をフィールド毎に、０゛→９０°−０°→９０°と
交互に切換えるものである。

これにより、受像機のＣＲＴ画面上に映し出された２重
像は、レンズ、３−Ｄフィルタの直線偏先板、及び偏光
切換板と順次透過してスクリーン上に投影され、該スク
リーンの２重像を前記３−Ｄ偏光メガネで見ることによ
り、右目で右目用映像、左目で左目用映像をフィールド
毎に交互に見ることになり、立体映像が得られるもので
ある。

（発明が解決しようとする問題点）しかしながら、ＬＣＤシャッタを使用した偏光切換板で
は、光旋回能の波長依存性（すなわち、青色はよく回り
、赤色は回りにくい等）による右目用映像と左目用映像
との色のアンバランスを生じるといった問題があった。

ここでいう左右映像のアンバランスとは、Ｒ２Ｏ，Ｂ各
々の光が、吸収軸が同一の３枚の固定直線偏光板を通過
後、ＬＣＤシャッタにて９０°偏光されると、偏光メガ
ネの左目側が閉となるが、このとき、ＬＣＤの光旋回能
の波長依存性のため、偏光メガネの左目側が茶色っぽく
なる光漏れ現象が生ずることをいう。

（問題点を解決するための手段）本発明は、右目用映像と左目用映像とを同一画面上に１
フィールド若しくは１フレームごとに交互に映し出す方
式の立体映像再生システムであって、互いに直交する２
枚の偏光フィルタからなる偏光メガネと、固定の直線偏
光板と液晶シャッタとで構成されたＲ、Ｇ、Ｂ各々に対
応した３組のフィルタとを具備し、前記液晶シャッタの
セル厚を、吸収軸の角度がＲ，Ｇ、Ｂの各波長共同−と
なるように設定したものである。

（作用）液晶シャッタのセル厚を、吸収軸の角度がＲ、Ｇ、Ｂの
各波長共同一となるように設定することにより、該液晶
シャッタで生じる光旋回能の波長依存性を相殺し、それ
によって立体映像に生じる色のアンバランスを防止する
。

（実施例）以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。

第１図は、本発明の立体映像再生システムの全体構成を
示している。

同図において、１はビデオディスクプレーヤ、２はプロ
ジェクション型のテレビジョン受像機であって、Ｒ，Ｇ
、Ｂの各信号に分離するビデオ回路３、Ｒ，Ｇ、Ｂに対
応する３台のＣＲＴ４、及び各ＣＲＴ４に対応する３枚
のレンズ５等で構成されている。但し、図面上では、Ｃ
ＲＴ４とレンズ５とは１組のみ示して他の２組は省略し
ている。また、６はフィールド識別回路、７ａ、７ｂ、
７ｃは固定の直線偏光板８と可変の偏光切換板（ＬＣＤ
シャッタ）９とで構成されたＲ、Ｇ、Ｂ各々に対応した
３組のフィルタ（第２図を併せて参照）、１０は投影ス
クリーン、１１は偏光軸１２ａ、１３ａが互いに直交す
る２枚の偏光フィルタ１２．１３からなる偏光メガネで
ある。なお、８ａは直線偏光板８の吸収軸、９ａ、９ａ
’はＬＣＤシャッタ９の吸収軸である。

前記ビデオディスクプレーヤｌには、右目用映像と左目
用映像とが時分割で交互に記録されたビデオディスク（
図示省略）がセットされており、このビデオディスクを
再生することにより、１フイールド毎に右目用映像と左
目用映像とが交互に入れ替わる映像信号Ｓ、が得られる
。

前記ＬＣＤシャッタ９は、光旋回能の波長依存性を補正
するために、そのセル厚を、吸収軸の角度がＲ，Ｇ、Ｂ
の各波長共同−となるように設定している。第３図は、
ＬＣＤのセル厚を変えることによって、透過率特性が可
変できる様子を示している。ただし、同図において、実
線の曲線がセル厚を薄くした場合、破線の曲線がセル厚
を厚くした場合である。すなわち、ＬＣＤシャッタ９に
電圧を印加した場合には、第２図に破線で示すようにＬ
ＣＤの偏光角がＯｏとなり、電圧を印加しない場合には
、同図に実線で示すように偏光角が９０°ツイストされ
るようになっている。

前記偏光メガネ１１は、左目側の偏光フィルタ１２の偏
光軸１２ａが直線偏光板８の吸収軸８ａと並行、右目側
の偏光フィルタ１３の偏光軸１３ａが直線偏光板８の吸
収軸８ａと直交するようになされている。

次に、上記構成の立体映像再生システムの動作を説明す
る。

ビデオディスクプレーヤ１にセットされたビデオディス
クを再生することにより、１フイールド毎に左右の映像
が交互に入れ替わった映像信号Ｓ。

が得られる。この映像信号Ｓ、をテレビジョン受像機２
のビデオ回路３に入力し、Ｒ，Ｇ、Ｂの各信号に分離し
た後、各ＣＲＴ４にその映像を映し出す。一方、ビデオ
ディスクプレーヤ１から分配器（図示省略）によって取
り出された映像信号Ｓ１は、フィールド識別回路６に入
力され、ここで右目用映像フィールドと左目用映像フィ
ールドとが識別され、この識別結果に基いてＬＣＤシャ
ッタ９がＯＮ、ＯＦＦされる。すなわち、右目用映像フ
ィールドを識別した場合には、ＬＣＤシャッタ９に電圧
を印加しないでＯＦＦ状態とし、左目用映像フィールド
を識別した場合には、ＬＣＤシャッタ９に電圧を印加し
てＯＮ状態とする。

したがって、ＬＣＤシャッタ９に電圧を印加した場合に
は偏光角が０°となるから、Ｒ，Ｇ、Ｂの各電子銃の光
はそのままＬＣＤシャッタ９を通過し、投影スクリーン
１０上に投影されることになる。この場合、偏光メガネ
１１は、右目側の偏光フィルタ１３が遮断され、左目側
の偏光フィルタ１２が透過となる。

また逆に、ＬＣＤシャッタ９に電圧を印加しない場合に
は、偏光角が９０”　ツイストされるから、Ｒ，Ｇ、Ｂ
の各電子銃の光は９０°ツイストされてＬＣＤシャッタ
９を通過し、投影スクリーン１０上に投影されることに
なる。この場合、偏光メガネ１１は、左目側の偏光フィ
ルタ１２が遮断され、右目側の偏光フィルタ１３が透過
となる。

なお、上記説明では、直線偏光板８及びＬＣＤシャッタ
９の各軸として吸収軸を用いたが、偏光軸を使ってもよ
い。また、右目用映像と左目用映像とを１フイールドご
とに交互に入れ替えて出力するようにしているが、■フ
レームごとに入れ替えて出力するようにしてもよく、こ
の場合は、フィールド識別回路６をフレーム識別回路に
変えればよい。

（発明の効果）以上説明したように、本発明の立体映像再生システムに
よれば、液晶シャッタの光旋回能波長依存性による右目
用映像と左目用映像の色アンバランスを最小限におさえ
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の立体映像再生システムの概略ブロック
図、第２図は第１図に示すシステムのフィルタ部分の原
理図、第３図はＬＣＤの分光特性を示す曲線図である。１・・・ビデオディスクプレーヤ２・・・テレビジョン受像機３・・・ビデオ回路　　　４・・・ＣＲＴ５・・・レン
ズ　　　　　６・・・フィールド識別回路？　ａ、　　
７　ｂ、　　７　ｃ−・−フィルタ８・・・直線偏光板９・・・偏光切換板（ＬＣＤシャッタ）１０・・・投影
スクリーン１１・・・偏光メガネ１２．１３・・・偏光フィルタ嘉１　図卿２図

Claims

【特許請求の範囲】

１）右目用映像と左目用映像とを同一画面上に１フィー
ルド若しくは１フレームごとに交互に映し出す方式の立
体映像再生システムであって、互いに直交する２枚の偏
光フィルタからなる偏光メガネと、固定の直線偏光板と
液晶シャッタとで構成されたＲ、Ｇ、Ｂ各々に対応した
３組のフィルタとを具備し、前記液晶シャッタのセル厚
を、吸収軸の角度がＲ、Ｇ、Ｂの各波長共同一となるよ
うに設定したことを特徴とする立体映像再生システム。