JPH01156078A - サーマルヘッド用基板 - Google Patents

サーマルヘッド用基板

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JPH01156078A
JPH01156078A JP31425087A JP31425087A JPH01156078A JP H01156078 A JPH01156078 A JP H01156078A JP 31425087 A JP31425087 A JP 31425087A JP 31425087 A JP31425087 A JP 31425087A JP H01156078 A JPH01156078 A JP H01156078A
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glaze
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alumina
less
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Osamu Nonoyama
野々山 治
Masahiro Kato
正博 加藤
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Niterra Co Ltd
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NGK Spark Plug Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明はサーマルヘッド用基板、特に基板表面に部分グ
レーズ層が形成されるものに関する。
[従来技術及び課8] サーマルヘッドは一般に基板上に順次グレーズ層(蓄熱
層ないし熱絶縁層)、抵抗体層、導体層及び保護層を形
成してなるが、従来、この基板としてはアルミナ含有率
98〜97%程度のアルミナ基板が一般的である(例え
ば特開昭58− H72)。
又2通常その表面粗さ(Ra)は0.2〜0.3μmで
ある。
しかし、こうした従来アルミナ基板を使用してグレーズ
層を形成した場合2局部的にグレーズが流れ、うねり(
局部的凹凸)が発生し1画質への悪影響は避けられなか
った。更に近年、小さな駆動電力をもって感熱紙に対す
る熱伝導性を良好なものとするために部分グレーズ層を
形成する場合があるが、従来アルミナ基板にあってはグ
レーズ流れによって所望のグレーズ幅、厚さ、頂部形状
等が得られず、即ち曲率半径が小さく、かつ頂部うねり
の少ないグレーズ層を形成することが困難であった。
本発明の課題は、上記従来技術の問題を解決すること、
即ちグレーズ流れ特に局部的なグレーズ流れを抑制し、
特に曲率半径の小さい所定の山形部分グレーズ層を、形
成でき、ひいては小駆動電力をもって高品質印字を可能
にするサーマルヘッド用基板を提供することにある。
[課題の解決手段] 本発明者は、従来の基板についてその状態を詳細に調査
したところ、基板を構成するアルミナ焼結体の表面が不
均一な組織になっているほどグレーズ層の平坦性(ライ
ン性)が悪く、頂部うねりを生ずることを見出した(第
1図)。更に調べると表面のアルミナ結晶と焼結補助の
ガラスフラックスとが均一な組織になっているほどグレ
ーズ層のライン性は良好で、又その表面粗さが小さい程
良好であった。又、グレーズ成分と基板のフラックス成
分との馴染が良いので、フラックス成分が多い部分はよ
く濡れて流れ易くなっていることもわかった。
本発明者は、かかる見地に基づき更に種々研究の結果、
グレーズ層成分と基板成分との濡れ性を少し低下させ、
かつ基板表面を細かくすることにより相乗的にライン性
を高め、上記課題を達成し得ることを見出し2本発明を
完成するに至ったものである。即ち1本発明は次の通り
である。
少なくともグレーズ層が形成されるべき基板表面がアル
ミナ含有率98宙量%以上、かつ表面粗さ(Ra)0.
15μm以下であることを特徴とするサーマルヘッド用
基板。
本発明によれば、平坦性を有し、かつ幅狭、肉薄のグレ
ーズ層が得られる(第2図)。
[好適な実施態様及び作用] 基板は、大きな熱伝導率を有するアルミナ(Aで203
)をベース組成とし、アルミナと焼結助剤としてのガラ
スフラックス例えばSiO、Cab、MgOからなる。
アルミナ含有率は既述の通り98重量%(以下1重量%
は単に「96」と記す)以上でなければならない。アル
ミナ含有率98%未満ではアルミナ及びフラックスが不
均一に分散して存在するため、グレーズ層形成において
グレーズ成分が局部的に流れてうねり状態となり、従っ
て表面平滑化されたグレーズ層を得ることができないか
らである。更に、アルミナ含有率98%未満では相対的
にガラスフラックスか多量となり、グレーズ層形成にお
いてグレーズ成分とフラックス成分とがよくなじみグレ
ーズ成分が流れ易くなり、従って曲率半径の小さい部分
グレーズ層を形成できないからである。アルミナ含有率
は、好ましくは99%以上である。基板のかかる組成要
件は、少なくともグレーズ層が形成されるべき基板表面
において充足していればよい。
従って1例えば複層基板である場合は最表面層が、又単
層基板である場合は少なくとも最表面部が上記組成にな
っていればよい。更に1表面全体でなく、少なくともグ
レーズ層が形成されるべき。
部分のみ(及びその周辺)が上記組成になっていればよ
い。
基板の表面粗さ(Ra)は既述の通り0.15μm以下
でなければならない。Raが0,15μmを越えるとグ
レーズ流れに不均一さが目立つようになり、ライン性を
悪くする。Raは好ましくは0.1μm以下である。
基板の他の特性は2例えば相対理論密度95%以上、平
均結晶粒径2μm以下にするとよい。基板は通常の条件
で焼結することによって製造される。
基板表面に形成されるグレーズ層の成分としては、低熱
伝導率を有する通常のものが使用でき。
例えばSiO,Aで O、B  O、PbOが挙げられ
る。又、低熱伝導率に加えて、高軟化点及び高強度を有
する結晶化ガラスも好ましい。
グレーズ層の形成方法としては2例えばスクリーン印刷
して所定パターンを作り、これを高温焼成する方法等が
挙げられる。
本発明基板に部分グレーズ層を形成すると1幅450〜
eooμm、厚み40〜80μm、平坦度5 μi以下
(好ましい態様では3μl以下)、又曲率半径1000
μm以下(好ましい態様では900μm以下)のグレー
ズ層を得ることができる。
本発明基板は、その表面にグレーズ層を形成した後1通
常の如く、順次抵抗体層、導体層及び保護層が積層され
てサーマルヘッドとなる。
本発明基板は感熱記録用サーマルヘッドである限り、そ
の形式2例えば厚膜型、薄膜型、を問わず適用できる。
特に2本発明基板はグレーズ層を極めて平坦に、しかも
小さな曲率半径をもって形成できるので、近時プリンタ
の傾向である高速化・カラー化に好適である。
尚、アルミナ含有率が従来と同じ(96〜97%)であ
っても、RaO,15μm以下とすることにより平坦度
を優れたものにすることができる。この場合には1例え
ば研摩・表面処理等でRa O,15μm以下にするこ
とが必要であるが9本発明に係るアルミナ含有率98%
以上の場合そのような研摩・表面処理は必ずしも必要で
ない。
[実施例] 以下2本発明の詳細な説明する。各実施例における基板
はアルミナ含有率98%以上かつRa0115μm以下
の種々のものを使用し、一方比較例における基板はアル
ミナ含有率96〜97%の種々のものを使用した(尚、
Raは0.1とした)。
基板のフラックス成分としてはCab、MgO。
SiO、又グレーズ成分としてはA、Q。03゜SiO
、B  O、BaO,ZnOを用いて。
(1)厚み40〜45μmに設定した部分グレーズ層の
形成(実施例1.比較例1)。
(2)厚み55〜60μmに設定した部分グレーズ層の
形成(実施例2.比較例2)。
を行った。
尚、(1)のグレーズ成分としては非晶質ガラスを用い
、又(2)のグレーズ成分としては下層に結晶化ガラス
、上層に非晶質ガラスを夫々用いた。
その結果を下記表及び図に示す。実施例1は第3図(A
)に、比較例1は第3図(B)に、実施例2は第4図(
A)に、比較例2は第4図(B)に夫々断面図(短手方
向)を示した。又、実施例の平面図及び長手方向断面図
については前述した第2図を、又比較例の平面図及び長
手方向断面図については前述した第1図を参照されたい
。尚、各図において、1は基板、2は非晶質グレーズ層
、3は結晶質グレーズ層を示す。
* 比較例 上記表及び図から明らかな通り、各実施例では対応比較
例に比して平坦度に優れ(頂部う−ねりが少なく)、シ
かも同一厚みにおいてより幅狭のグレーズ層、従って曲
率半径の小さいグレーズ層を得ることができる。
[効果] 以上の如く本発明によれば、頂部平坦度に優れた(5μ
m以下)グレーズ層ひいてはサーマルヘッドを得ること
ができるので、高品質の印字特性を達成できる。
又1曲率半径の小さい(1000μm以下)グレーズ層
を得ることができるので2部分グレーズ層の形成にとっ
て最適なものである。従って、小さな駆動電力であって
も感熱紙に対して優れた熱伝導性を有するサーマルヘッ
ドを得ることができる。
かくて1本発明基板は省電力化の望まれる高速ヘッド用
基板、カラー記録用基板として極めて有用なものである
【図面の簡単な説明】
第1.2図は部分グレーズ化されたサーマルヘッド用基
板を示す模式図(長手方向断面図及び平面図)であって
、第1図は従来に係るもの、第2図は本発明に係るもの
。 第3図A、Bは厚み40〜45μmこ設定した部分グレ
ーズ化されたサーマルヘッド用基板を示す模式図(短手
方向断面図)であって、第3図Aは実施例1に係るもの
、第3図Bは比較例1に係るもの。 第4図A、Bは厚み55〜60μIに設定した部分グレ
ーズ化されたサーマルヘッド用基板を示す模式図(短手
方向断面図)であって、第4図Aは実施例2に係るもの
、第4図Bは比較例2に係るもの。 を夫々表わす。 1・・・基板 2・・・非晶質グレーズ層 3・・・結晶質グレーズ層 特許出願人  日本特殊陶業株式会社 代  理  人   弁理士  加  藤  朝  道
(外1名) 第1図 第2図 第3 (A) 第41 (A) 、         ′ 550−600)Lm 図 (B) 凹 (B) □ ♂℃〜900μm

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくともグレーズ層が形成されるべき基板表面
    がアルミナ含有率98重量%以上、かつ表面粗さ(Ra
    )0.15μm以下であることを特徴とするサーマルヘ
    ッド用基板。
  2. (2)前記グレーズ層の曲率半径が1000μm以下で
    あり、平坦度が5μm以下である特許請求の範囲第1項
    記載のサーマルヘッド用基板。
JP62314250A 1987-12-14 1987-12-14 サーマルヘッド用基板 Expired - Lifetime JP2594800B2 (ja)

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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5586195A (en) * 1978-12-25 1980-06-28 Fujitsu Ltd Method of fabricating multilayer circuit board
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