JPH01155880A - 弾球遊技機の打球発射操作装置 - Google Patents

弾球遊技機の打球発射操作装置

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JPH01155880A
JPH01155880A JP31688087A JP31688087A JPH01155880A JP H01155880 A JPH01155880 A JP H01155880A JP 31688087 A JP31688087 A JP 31688087A JP 31688087 A JP31688087 A JP 31688087A JP H01155880 A JPH01155880 A JP H01155880A
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screw
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、パチンコ玉を弾発して遊技するパチンコ遊
技機等の弾球遊技機における打球発射操作装置に関し、
特に、遊技者が操作する操作ハンドル部分の構造に関す
るものである。
「従来の技術」 従来、弾球遊技機の打球発射操作装置として、前面枠に
後握持部材を固定し、、該後握持部材の前方に前握持部
材を連結固定し、後握持部材と前握持部材との重合箇所
に回動操作部材を回転自在に設け、その回転操作部材の
周縁に外側に向って突出する操作片を形成されたものが
知られている。
例えば、実公昭53−2068号に示される考案には、
パチンコ機前面の木枠(前面枠)に固定したハンドル本
体の握持部を椀状基部(後握持部材)と椀状蓋部(前握
持部)より構成し、その重合箇所に引バネ調節レバー(
回動操作部材)を前記握持部と別個に回動自在となるよ
うに設けると共に、引バネ調節レバーの周縁には前記握
持部外周から突出するように操作片を形成したものが示
されている。
「発明が解決しようとする問題点」 上記した従来の打球発射操作装置は、後握持部材と前握
持部材とが、後握持部材の後面からビスで止着固定され
ており、その後、後握持部材を前面枠に固定するように
なっている。
とこ・ろで、打球発射操作装置は、遊技の際に遊技者が
必ず触れる部分であるとともに、遊技をしている間中回
動操作部材を調節する必要がある。
このため、長期間の使用により汚れや傷等が付いて外観
上交換した方が良い場合もある。特に、遊技者の中には
、回動操作部材を長時間保持すると疲れるので、回動操
作部材を固定するため回動操作部材と前握持部材あるい
は後握持部材との僅かな隙間にコインやマツチ軸等の異
物を無理やり挿入して前握持部材、回動操作部材等を傷
付けたり、あるいは異物を握持部材内に落ち込ませて回
動操作部材の回動動作に支障を来すことがあった。
このような場合に、握持部を分解して、その部品を交換
したり、あるいは内部の異物を取り除いたりする必要が
あるが、上記した従来の打球発射操作装置においては、
前握持部材と後握持部材とが後握持部材の後方からビス
で止着され、しかも後握持部材と前面枠との間隔が極め
て狭いので、通常のドライバー等の道具で握持部だけを
分解することができず、結局、前面枠の裏面から握持部
会体を取り外して各部品を分解して交換、あるいは掃除
をしなければならず、きわめて面倒であるとともに時間
のかかる作業となっていた。
この発明は、上記した不都合を解消するためになされた
もので、その目的とするところは、打球発射操作装置を
構成する各部品を前方に位置する部品から1つづつ順番
に取り外すことができて、交換されるべき部品を素早く
取り外し、かつ装着できる弾球遊技機の打球発射操作装
置を提供することにある。
r問題点を解決するための手段」 この発明は、上記した目的を達成するために、前面枠の
前面に取り付けられる取付基板と、該取付基板の前面に
突設された支持柱と、該支持柱のほぼ中央部に穿設、さ
れた挿通孔に回転自在に挿通される操作回動軸と、 前記支持柱に基部を嵌挿して前記取付基板に止着される
後握持部材と、 該後握持部材の前方に連結柱を介して連結された中握持
部材と、 前記後握持部材と前記中握持部材との間に位置し、かつ
前記操作回動軸の先端部に嵌入された回動操作部材と、 前記中握持部材の前面に着脱自在に係合される前握持部
材と、を備え、 前記回動操作部材を前記後握持部材の前面に位置するよ
うに前記操作回動軸に嵌入したのち、前記中握持部材を
後握持部材に対し中握持部材の前面側よりネジで止着し
、 さらに、前記中握持部材に前記前握持部材を係合させた
のち、前記前握持部材の外周面側または前記中握持部材
の外周面側よりネジで一体的に止着したことを特徴とす
る弾球遊技機の打球発射操作装置。
という構成を採用したものである。
「作 用」 この発明は、前握持部材を取り外す(は、前握持部材ま
たは中握持部材の外周面側から螺着されているビスを取
り外し、その後、中握持部材との係合を解除すれば取り
外すことができる。
また、回動操作部材を取り外すには、中握持部材の前面
側より螺着されているビスを取り外して中握持部材を連
結柱から分離させ、その後、回動操作部材を操作回動軸
から抜き出すことによって取り外すことができる。
一方、交換された回動操作部材や前握持部材を組み付け
るには、上記した手順と逆の手順によって簡単に組み付
けることができる。
「実施例」 以下、図面を参照してこの発明の実施例について説明す
る。まず、第1図および第6図において実施例に係る打
球発射操作装置20と弾球遊技機の一例としてのパチン
コ遊技機の前面枠lとの関係を示す。第1図は、打球発
射操作装置20を前面枠1に取り付けた状態を示した断
面図であり、第6図は、打球発射操作装置20を前面枠
1から分離した状態を示す分解斜視図である。図におい
て、パチンコ遊技機の前面枠1には、その額縁状の開口
に沿って金枠2が周設され、該金枠2の下方−側に前面
板3が開閉自在に設けられている。
この前面枠3の表面には、打球供給皿4が取着され、そ
の貯溜部に貯溜された打球を打球誘導路5で一列に整列
させて前面板3の裏面に取着された打球供給装置6に誘
導する。打球供給装置6には、後述する打球杆191の
往復回動に連動して昇降する連動昇降杆197の当接片
201と当接して回動する玉送り部材7が回動自在に設
けられ、この玉送り部材7の回動動作により打球を1個
宛発射レール8の発射位置9に供給する。発射位置9は
、発射レール8の基部に位置し、打球杆191の槌先バ
ネ195が臨んでいる。また、発射レール8は、発射レ
ール基板10に固定されてセット化されて、遊技盤(図
示しない)を着脱自在に固定する遊技盤固定枠12の下
部前面に螺着されている。遊技盤固定枠12の裏面には
、遊技盤に設けられた入賞口、あるいは入賞球装置に入
賞した入賞玉によって払い出される一定個数の景品玉を
払い出すための一連の公知の機構が形成されれている機
構板13a、13bが開閉自在に設けられている。
前記前面枠1の下部−側には、開口14が開設され、こ
の開口14を挟持するように打球発射操作装置20と打
球発射装置150とが相互に関連して取り付けられてい
る。すなわち、前記開口14の周囲には、締結ネジ貫通
孔15a〜15c1位置決め孔16a、16b、配線引
出し孔17等が穿設されており、前記締結ネジ貫通孔1
5a〜15cには、打球発射操作装置20側に突設され
た締結ネジ47a〜47cが挿入され、この締結ネジ4
フa〜47cが打球発射装置150側に穿設されている
締結ネジ挿通孔153a〜153cを貫通して締結部材
154a〜154c(第7図参照;ただし、154a、
154cは図示省略)で前面枠1を挟持して相互に一体
的に締結固定されている。また、前記位置決め孔16a
、16bには、打球発射操作装置20側に突設された位
置決め突起55g、55bと打球発射装置150側に突
設された位置決め突起152a、152bとが開口14
の前後方向からそれぞれ挿入されるようになっており、
これにより互いに前面枠1に対する絶対的な位置が一義
的に容易に決定できるようになっている。更に、前記配
線引出し孔17には、後述する打球′発射操作装置20
に関連して設けられる配線78が貫通されて、後述する
中継基板219に接続されるよ・うになっている。
また、前面枠1の下部には、前記開口14の図示左側に
余剰球放出開口18や締結ネジ貫通孔19a〜t9Cが
開設および穿設されている。すなわち、前面枠1の前面
下部には、打球発射操作装置20と並列して余剰球受皿
254が設けられるが、この余剰球受皿254を取り付
けるために前記した余剰球放出開口18や締結ネジ貫通
孔198〜19cが形成されている。これを詳細に説明
すると、打球発射操作装置20の図示左側には、余剰球
受皿取付板250と余剰球受皿254とが配設される。
余剰球受皿取付板250には、締結ネジ挿通孔251a
〜251Cが穿設位置の高さを異ならせて所定の間隔を
置いて形成され、またその中央部に余剰の景品玉が排出
され、かつ前記余剰球放出開口18に対応する余剰球放
出口252が開設されている。更に、図示右端には、後
述する打球発射操作装置2oの切欠凹部44a、44b
と対応する膨出部253が突出して形成されている。ま
た、余剰法受皿254には、前記余剰球放出口252か
ら排出された余剰の景品玉を貯溜する余剰球放出口25
5と隔壁257を隔てて配置される灰皿部256とが形
成され、更に、図示右側には、後述する打球発射操作装
置2oの切′  欠凹部44a、44bと対応する膨出
部258が突出して形成されている。また、余剰法受皿
254の後面側には、締結ネジ259a〜259cが突
設され、この締結ネジ259a〜259cが余剰法受皿
取付板250の締結ネジ挿通孔251a〜251cおよ
び前面枠1の締結ネジ貫通孔19aN19cを貫通して
前面枠1の後方から図示しない締結部材(ナツト)で締
着することにより、余剰法受皿254および余剰法受皿
取付板250を前面枠1に一体的に強力に固定している
。なお、余剰法受皿取付板250の余剰法受皿254が
当接する部分は、はぼ平面状に形成されるとともにその
他の部分は、全体的に膨出して形成されている。つまり
、これらの部分は、図面に詳細を示さないが裏面が未形
成空間となるように成形されて余剰法受皿取付板250
を補強している。更に、余剰法受皿取付板250は、余
剰法受皿254の周囲を装飾する装飾板としての機能も
有する。
また、余剰法受皿254もその内部の全体に亘り未形成
空間を有するように成形されて、その全体的な強度を増
すように設計されている。また、余剰法受皿取付板25
0には、該取付板250に対して直角に突設された受棚
250aが一体的に形成され、該受棚250aが余剰法
受皿254の下部の一部を支持することにより、余剰法
受皿254に負荷される垂直方向の荷重に対する補強部
材としての機能を持たせている。
次に、打球発射操作装置20および打球発射装置150
について各項目に分けて説明する。
1隻l藍盪止葱1 打球発射操作装置20は、取付基板21.22と後握持
部材80と回動操作部材92と中握持部材100と前握
持部材120とで構成される。これらの関係は、取付基
板21.22が前記前面枠1に取り付けられ、後握持部
材80が取付基板21に取り付けられ、回動操作部材9
2が後握持部材80と中握持部材とで挟持され、中握持
部材100が後握持部材80に取り付けられ、前握持部
材120が中握持部材100に取り付けられるようにな
っている。また、これらの部材は、合成樹脂により成形
されている。
(イ)取付基板 取付基板は、第3図および第5図に示すように第1の取
付基板21と第2の取付基板22とが重合的に結合され
て形成されている。すなわち、第2の取付基板22に形
成された取付凹部22aに第1の取付基板21が嵌合す
るように重合され、第2の取付基板22に形成された止
着穴23a〜23dと第1の取付基板21に突設された
止着ボス24a〜24dを対応させて、第2の取付基板
22の後方から皿ビス25a〜25d(ただし、25b
〜25dは、第7図参照)で一体的に螺着している。こ
のように取付基板を2つに分割して形成すると、第1の
取付基板21と第2の取付基板22とを異なる材質ある
いは色調のものを任意に組み合せることができパチンコ
遊技機の前面下部の装飾効果を高めることができる。
(a)取付基板前面の構造 次に、主として第3図を参照して取付基板の前面の構造
について説明する。第1の取付基板21の前面には、円
錐台形状の支持柱26が突設されている。この支持柱2
6の下辺には、後述する後握持部材80の取付位置を確
定する突条27が一体的に形成され、更に、その中央に
操作回動軸90を挿通する挿通孔28が穿設されている
。この挿通孔28は、第2図に示されるようにその内部
の孔径が異なるように形成されている。すなわち、先端
部の孔径は、操作回動軸90の直径とほぼ同じ径に形成
され、その直後から操作回動軸90の直径よりもやや大
きい径の遊間部28aとじて形成され、更に後端部の孔
径は、遊間部28aの径よりもさらに大きい径の軸受部
28bとして形成されている。軸受部28bには、軸受
部材29が嵌入され、その軸受部材29の軸受孔29a
が前記操作回動軸90の直径とほぼ同じ径に形成されて
いる。したがって、操作回動軸90は、挿通孔28の先
端部と軸受部材29の軸受孔29aによってほぼ水平方
向に回転自在に軸支されてようになっている。
なお、操作回動軸90の前端には、後述する回動操作部
材92を決められた位置に挿入固定するための切欠部9
0bが、操作回動軸90の後端には、後述する回転伝達
部材66を決められた位置に挿入固定するための切欠部
90aがそれぞれ形成され、また、切欠部90a側の端
面には、回転伝達部材66を止着固定するビス69が螺
着されるネジ穴90cが形成されている。更に、操作回
動軸90の切欠部90b寄りには、規制部材としてのE
リング91が嵌着されて操作回動軸90の後方向への移
動を規制している。これにより挿通孔28に操作回動軸
90のEリング91が挿通孔28の前端面に当接するま
で挿通し、その後端に回動伝達部材66を固定した後は
、操作回動軸90は前方向にも、後方向にも移動するこ
とができず、確実に支持柱26に軸支されることができ
る。なお、切欠部90aの切欠部は、回転伝達部材66
の肉厚中よりも僅かに小さい巾で切り欠けられている。
一方、第1の取付基板21の前面には、支持柱26を囲
むように支持壁30が突設されている。
この支持壁30は、後握持部材80の基部81外周が当
接する大きさに形成され、後握持部材80を第1の取付
基板21に取着した際の取着部分を補強するために形成
されたものである。支持壁30と支持柱26の間の後握
持部材80の後端面が当接する面には、後握持部材80
を止着する皿ビス32a〜32cが止着される止着孔3
1a〜31c(第5図参照)が穿設され、更に、後述す
る中継基板219の操作ハンドル内スイッチ用接続端子
220bと接続されるタッチ検出用の接続線115を通
すための接続線貫通孔33が穿設されている。
また、第1の取付基板21の前面には、そのほぼ中央に
横方向に長い補強凹部34が形成され、該補強凹部34
に装飾プレート35が貼着されている。この補強凹部3
4は、第1の取付基板21の全体を補強するために形成
されたものである。
更に、第1の取付基板21の図示右上には、単発用押ボ
タン36が設けられている。との単発用押ボタン36に
は、第5図に示すように第1の取付基板21に穿設され
た押ボタン挿通孔37を介してワッシャー38がビス3
9によって取り付けられ、このワッシャー38が第1の
取付基板21の後面に取り付けられる単発用スイッチ4
0のアクチュエータ40aに対設するようになっている
単発用スイッチ40は、単発用スイッチ固定部材41に
固定され、その単発用スイッチ固定部材41の取付孔4
1a、41bを第1の取付基板21の裏面に突設された
取付ボス42a、42bに対応させて皿ビス43a、4
3b (ただし、43aは、第7図参照)で固定される
。単発用スイッチ40は、常閉スイッチとして構成され
、単発用押ボタン36を押圧すると回路が開成され、後
述する打球モータ212の回転を停止するようになって
いる。なお、詳細な駆動回路については、後に説明する
。また、単発用スイッチ40は、打球発射操作装置20
の回動操作部材92を操作したままで抑圧できるように
打球発射操作装置20のやや右上に位置するように配置
されている。
また、第1の取付基板21および第2の取付基板22に
は、前記余剰球受皿取付板250の膨出部253および
余剰球受皿254の膨出部258と対応する位置に切欠
凹部44m、44bがそれぞれ形成されている。これに
より、取付基板21.22と余剰球受皿取付板250と
の装飾模様が連続して一体的に見ることができる。
(b)取付基板裏面の構造 次に、主として第5図を参照して取付基板の裏面の構造
について説明する。第1の取付基板21の裏面には、適
宜に位置に補強リブ45a〜45Cが突設され、第1の
取付基板21全体を補強している。補強リブ45aの一
部に僅かに突設した当接面46を設け、この当接面46
が後述する連動伝達部材58の当接突起58cと係合し
て第5図における時計方向の回転を規制している。また
、第1の取付基板21には、その中央左右両側に締結ネ
ジ47a、47bが植設され、その締結ネジ47a、4
7bが第2の取付基板22に形成された締結ネジ貫通孔
48a、48bを貫通している。もう−本の締結ネジ4
7cは、第2の取付基板22に植設され、これらの締結
ネジ47a〜4フCが前記したように、前面枠1の締結
ネジ貫通孔15a〜15cおよび打球発射装置150側
の締結ネジ挿通孔153a〜153cを貫通して締着部
材154a〜154cで締着されて打球発射操作装置2
0を前面枠1に強固に固定している。
更に、第1の取付基板21には、配線仕切壁49aが、
第2の取付基板22には、配線仕切壁49b、49cが
それぞれ突設されている。この配線仕切壁49a〜49
cは、第7図に示すように前記したタッチ検出用の接続
!5115や、後述するモータスイッチ73からの接続
線222等の配線を取付基板21.22の下方または側
方に這わせて後述する伝達機構76の動作に支障を来さ
ないように整理するために形成されているものである。
また、配線仕切壁49bと49cとの間には、それらの
配線を収束するための配線係止部材54が取り付けられ
、更にい第2の取付基板22の一側には、配線引出穴5
3が形成され、打球発射操作装置20に関連して設けら
れる全ての配線をまとめて引出すようになっている。な
お、配線引出穴53に配線を収納するために配線挿入溝
53aが開設されている。また、配線引出穴53から引
出された配線は、第7図に示されるように配線収束カバ
ー78によって一束にされ、かつその先端に端子部材フ
9が接続されて、前記した前面枠1の配線引出孔17か
ら前面枠1の裏面に引出され、第11図に示すように中
継基板219の接続端子220bに接続される。
前記後握持部材8oを止着するための止着孔318〜3
1cには、馬蹄形状の補強部材56が関連的に設けられ
る。すなわち、補強部材56は金属製の材料で形成され
ており、止着孔のうち2つの止着孔31a、31cに対
応する位置に止着孔57a、57bが穿設され、・その
後方から皿ビス32a、32cを挿入して後述する後握
持部材80の取付部86a、86cに螺着するようにな
フている。もちろん、補強部材56のない止着孔31b
にも皿ビス32bが挿入されて後握持部材80の取付部
86bに螺着されるようになっている、また、補強部材
56の下方には、係止片56aが一体的に形成され、該
係止片56aが第2の取付基板22の下縁に引っ掛かっ
て第1の取付基板21と第2の取付基板22との締着関
係を強めている。なお、補強部材56を設けることによ
って後握持部材80の取付基板21を含む取付基板全体
への固定をより強固にするものである。
前記操作回動軸90の後端部には、前記したように半円
形状の回転伝達部材66がワッシャー68およびビス6
9によって固定されるが、この回転伝達部材66には、
索条65が案内される案内溝フ0が周設され、その一端
の周面に該索条65の一端を係止する係止片71が形成
され、その他端の局面にモータスイッチフ3のアクチュ
エータ74と当接する当接片72が形成されている。ま
た、回転伝達部材66は、その半円形状の中心部に穿設
された軸穴67を操作回動軸90の切欠部90aに嵌入
して固定されるが、軸穴67は、切欠部90aが切り欠
けられた操作回動軸90の形状と対応する形状に構成さ
れることは当然であるが、前記したように軸穴6フの前
後方向の寸法は、切欠部90aの切欠部よりやや長く形
成されている。これは、回転伝達部材66を操作回動軸
90に嵌入してビス69をネジ穴90cに螺着した際に
、ワッシャー68の回転伝達部材66への締着力を強力
に働かせるためである。
回転伝達部材66に関連して設けられるモータスイッチ
73は、第1の取付基板21に形成されたモータスイッ
チ取付ボス50にビス75a、7sb(ただし、75b
は第7図参照)で固定される。このモータスイッチ73
は、常開スイッチとして機能し、回転伝達部材66が回
転して、その当接片72とアクチュエータ74とが当接
しなくなるとモータ回路を閉成して後述する打球モータ
212の回転を開始させる。なお、詳細な駆動回路につ
いては、後に説明する。
回転伝達部材66に一端が連結される索条65の他端に
は、円形状の連動伝達部材58が連結されている。この
連動伝達部材58は、第1の取付基板21に植設された
金属製の回転支軸51にその軸穴59を挿通し、後方か
らワッシャー58a(第7図参照)を介してビス58b
(第7図参照)で止着することによって回転自在に軸支
されている。回転支軸51には、付勢バネ64が介装さ
れ、該付勢バネ64の一端の係止部64bが341の取
付基板21に突設されたバネ係止突片52に係止され、
他端の係止部64aが連動伝達部材58のバネ係止穴6
1に係止されている。このため、連動伝達部材58は、
第5図から見て常に時計方向に回動付勢されているが、
連動伝達部材58に一体的に形成された当接突起58c
が前記補強リブ45aの当接面46に当接して、その時
計方向の回転を規制している。また、連動伝達部材58
には、前記索条65を案内する案内溝63、および索条
65の他端を係止する係止片62が形成され、更に、軸
穴59を中心とする扇形状の係合穴60が形成されてい
る。係合穴60は、3つ形成されており、取付基板21
.22および後述する打球発射装置150を前面枠1に
対向させたとき、第1図に示されるように打球発射装置
150側に設けられた微調節機構230の係合片246
に嵌合されるようになっている。これにより、打球発射
操作装置20側の回動操作部材92の回動運動を打球発
射装置150側へ伝達して弾発力を調節することができ
る。
上記した連動伝達部材58と回転伝達部材66と索条6
5とは、打球発射操作装置20側の動作を打球発射装置
150側へ伝達する伝達機構76を構成し、この伝達機
構76は、第1図に示されるように取付基板21.22
の裏側と前面枠1とで形成される伝達機構設置空間フッ
内に配置されている。なお、伝達機構設置空間フ7は、
前記開口14によって形成される空間と連通している。
上記のように構成された取付基板21.22を前面枠1
に取付るに際し、まず、位置決め突起55a、55bを
前面枠1、の位置決め孔16a、16bに嵌入するとと
もに締結ネジ4フa〜4フCを締結ネジ貫通孔15a〜
15cに貫通させ、その後、止め穴55C(第5図およ
び第7図参照)にビスで仮り止めし、次に前面枠1を裏
返して打球発射装置150の位置決め突起152a、1
52bを前記位置決め孔16a、16bに差し込むとと
もに締結ネジ挿通孔153a〜153Cに前記締結ネジ
47a〜47cを貫通させて締着部材154a〜154
Cで締着して打球発射操作装置20および打球発射装置
150を前面枠1に固定する。そして上記のように打球
発射操作装置20および打球発射装置150を締着固定
したときに、前記係合穴60と係合片246は、自然に
合致係合して伝達機構76の機能を果すようになってい
る。なお、上記した止め穴55cは、第2の取付基板2
2の図示右上に形成され、主として打球発射操作装置2
0を前面枠1に取り付けた後の作業を容易に行うために
形成されるものである。
(ロ)後握持部材 ゛ 次に、第1図ないし第3図、および第5図を参照して後
握持部材80について説明する。後握持部材80は、筒
状の基部81と椀状の外周縁部82とを一体的に成形し
たものであり、基部81には、その中央に前記支持柱2
6の外周形状に沿った支持杵嵌挿孔84が前後方向に貫
通され、更に、支持杵嵌挿孔84の外周に中空部83が
形成されている。この中空部83の前記止着孔31a〜
31cに対応する位置には、取付部86a〜86Cが形
成されてこの部分だけが中空状となっていない。このた
め、中空部83は、取付部86a〜86cによって3つ
の中空部に分割形成されていることになる。取付部86
a〜86cには、止着孔31a〜31cを貫通してきた
前記皿ビス328〜32cが螺着され、後握持部80を
取付基板21に強固に取着している。また、前記支持材
嵌挿孔84の下辺には、支持柱26の突条27と係合す
る条溝85が刻設され、後握持部材80の支持柱26に
対する取付位置を正確に決定している。なお、後握持部
材80を支持柱26に嵌挿した場合には、支持柱26の
先端部が僅かに支持材嵌挿孔84の先端から出るように
なっている。
また、後握持部材80の前面には、前記外周縁部82の
直径よりもやや小さい直径で形成される内周縁部87が
周設されている。この内周縁部87は、後述する回動操
作部材p2の凹部内周面92aが対設するようになって
おり、外周縁部82と回動操作部材92との垂直方向の
隙間を塞ぐようになっている。このため、その隙間から
異物が入っても、その異物が内部に落ちて回動操作部材
92の回動動作に悪影響を及ぼさないようにしている。
更に、内周縁部87の内側には、3本の連結柱89a〜
89cが突設されている。この連結柱89a〜89cは
、基部が先端部よりもやや太く形成されているが、これ
は、先端部は、回動操作部材92の連結柱貫通スリット
98a〜98cを貫通させる必要があるのに対して、基
部は、後述する中握持部材100および前握持部材12
0を介して遊技者の負荷する加重に絶える必要があるた
め、できるかぎり太く形成した方が良いからである。
また、連結柱89a〜89cの内側であって、前記取付
部86a〜86cによって3つに分割された中空部84
のうちの1つの中空部84と連通ずる接続線貫通孔88
が穿設されている。この接続線貫通孔88は、タッチ検
出用の接続線115が貫通するものである。
(ハ)回動操作部材 回動操作部材92は、第2図および第3図に示されるよ
うに断面「コ」字状の皿状形状をしており、その外周面
には、指掛部93a〜93cが一体的に形成され、更に
、その中心部に軸嵌挿荷部94が形成されている。この
軸嵌挿荷部94の軸嵌挿孔95は、前記操作回動軸90
の切欠部90bに嵌挿されるようになっているので、そ
の形状が切欠部90bを切り欠いた操作回動軸92の形
状に対応することは当然であるが、更に、軸嵌挿孔95
の長さは、第1図に示されるように切欠部90bの切欠
部とほぼ同じ長さに設定されている。このように回動操
作、部材92を相対的に長い軸嵌挿荷部94で軸支する
よう・にしたのは、回動操作部・材92を強固に、かつ
確実に操作回動軸90に軸支するためである。    
  〜また、回動操作部材92の前面側には、同心円状
の外周隆起突起96と内周隆起突起97とが突設されて
いる。外周隆起突起96は、後述する中握持部材100
と回動操作部材92との垂直方向の隙間を塞ぐように中
握持部材100の凹部101a内に配置されている。こ
のため、回動操作部材92と中握持部材100との隙間
に遊技者が無理やり異物を挿入してもその異物が直接内
部に落下することなく、その落下に起因する回動操作部
材92の回動に悪、影響を及ぼすことはない。
外周隆起突起96と内周隆起突起97との間には、前記
連結柱89a〜89cが貫通される連結柱貫通スリット
98a〜98cが穿設されている。この連結柱貫通スリ
ット98a〜98cは、円弧状の長孔であり、この長孔
の角度範囲でしか回動操作部材9゛2を回動することが
できない。また、連結柱貫通スリット98a〜98cけ
、2つの隆起突起96.97によって挟持される位置に
穿設されているために、その強度が極めて強く、回動操
作部材92の激しい回動動作による連結柱貫通スリット
98a〜98cの破壊やあるいは亀裂の発生という事故
を防止することができる。
更に、内周隆起突起97と軸嵌挿荷部94との間には、
接続線貫通スリット99が穿設されている□。この接続
線貫通スリット99は、半円形状の長孔であるため、貫
通される接続線115に対して回動操作部材92の回転
動作による影響が及ぼされることはない。
(ニ)中握持部材 中握持部材100は、前後に凹部101a、1otbを
有する円盤状の部材で、その中心部には、前記軸嵌挿筒
部94が挿入される逃し穴102が開設され、更に、該
逃し穴102の近傍には、接続線115を貫通させる接
続線貫通孔103が穿設されている。また、第3図(a
)に示されるように、後面側の凹部101aには、前記
連結柱89a〜89cの先端部が嵌合する係合溝104
a〜104cが刻設され、該係合溝104a〜104c
にはネジ孔105a〜105Cがそれぞれ穿設されてい
る。そして、中握持部材100の前方からビス114a
 〜114cをネジ穴10’5 a〜105cに螺着し
て中握持部材100を後握持部材80に取り付ける。こ
のように中握持部材100には、係合溝104a〜10
4Cを設けたので、連結柱89a〜89cに取付位置が
一義的に容易に決められ、かつその連結状態を強固にす
ることができる。
一方、前面側の凹部101bには、後述する前握持部材
120の係合部125と係合する被係合部108が適宜
の数だけ形成されている。この被係合部108は、第4
図に示すように一方を開放した鉤状の形状をしており、
係合部125と係合する係合面108aと係合部125
の係合深さを規制する規制面108bとを有している。
すなわち、係合部125の係合面126は、傾斜面部1
26bと当接面部126aとから成り、傾斜面部126
bが係合面108aに対してスムーズに侵入するように
なっており、その後に当接面部126aと係合面部10
8aとが圧入状態で係合するようになっている。したが
って、係合部125を有する前握持部材120を中握持
部材100に当接させた状態で第3図において時計方向
に回動すれば前握持部材120を中握持部材100に取
着することができる。
また、中握持部材100の外周の一部であって、その−
側端縁には、起立壁106が立設され、該起立壁106
に沿って触手検知部材110が付設される。この触手検
知部材110は、中握持部材100の外周の1/3部分
に付設される金属製の部材で、遊技者の手が触れたこと
を検出するようになっている。しかして、触手検知部材
110は、中握持部材100の外周から僅かに外に突出
する触手膨圧部111と、その両端から垂下する嵌入部
112a、112bと、中握持部材100に固定するた
めの止着部113a、113bと、から成っている。嵌
入部112a、112bは、中握持部材100の外周か
ら中心に、向って切り込まれた切込溝107a、107
bに嵌入され、止着部113a、113bは、前記ビス
11jLa〜114cのうち2本のビス114a、11
4cのよって前記ネジ孔105a、105cに止着され
る。このとき、一方の止着部113bには、前記接続線
貫通孔103を貫通する接続線115の先端に取り付け
られた接続端子116を同時にビス114cで止着する
。これにより、触手検知部材110への接触信号が接続
線115を介して後述するタッチ回路270に送られる
−6なお、接続線115は、今まで説明したところから
明らかなように、中握持部材100の前面側で止着され
たものが、接続線貫通孔103、接続線貫通スリット9
9、接続線貫通孔88、中空部83、および接続線貫通
孔、33を通フて取付基板21.22の裏側に達し、更
に、前面枠1の配線引出孔17を通って中継基板219
に達するようになっている。
・更に、中握持部材100の前面側凹部101bには、
止着部109が形成されている。この止着部109は、
前握持部材120側へ突出するように形成されるととも
に、その止着部は、下向きになっている。止着部109
についての説明は、後述する前握持部材120゛の項に
おいて説明する。
なお、図示の実施例において、中握持部材100に連結
柱89a〜89cに対応する係合溝104a〜104C
を設けたものを示したが、中握持部材100に連結柱を
設け、後握持部材80にその受部を設けるように構成し
ても良′い。この場合であっても連結柱と受部を止着す
る止着部材は、中握持部材100の前方から止着する構
造とした方が良い。
(ホ)前握持部材 前握持部材120は、前握持部材120を中握持部材1
00に取着するための取付部121と、遊技者が握るこ
とができる握持部122とから成っている。まず、取付
部121について説明すると、取付部121は、その中
心に前記軸嵌挿筒部94の侵入を許容する逃し穴123
を開設し、その後面側(第3図(b)参照)に前記した
中握持部材100の被係合部108と係合する係合部1
25がその外周近くに適宜間隔を置いて形成されている
。係合部125の説明は、前記した通りであるのでここ
では省略する。また、取付部121には、前記ビス11
4a〜114Cに対応する位置にビス逃し穴124a〜
124Cが穿設されている。これは、前握持部材120
を中握持部材100に取着する際に、被係合部108と
係合部125を係合させるために回転させて行うが、そ
の回転したときにビス114a〜114Cと当接しない
ようにするために設けられたものである。
また、取付部121には、前記中握持部材100の止着
部109に対応する位置に凹部128が形成され、その
凹部128の下方にネジ溝129が切り欠けられている
。更に、取付部121には、握持部122と螺着するた
めの止着孔127a〜127cが穿設され、取付部12
1の後方からビス134a 〜134c(ただし、13
4bは第1図参照、134Cは図示省略)で取付部12
1と握持部122とを一体的に取着している。なお、取
付部121を握持部122に取着した際には、取付部1
21の外周が握持部122の開口端面を塞ぐように収容
される(第1図参照)。
一方、取付部121の前面側には、筒を斜めに切断した
形状の保持部130が形成されている。
この保持部130は、握持部122内に設けられる装飾
部材132を押し正固定するためのものである。
次に、握持部122について説明すると、握持部122
は、後面が開口した椀状をなしており、その前面側の斜
めの傾斜面に装着穴131が開設され、該装着穴131
に臨んで装飾部材132が配置される。装飾部材132
は、図柄を描いた装飾板132aと該装飾板132aを
保護する透明保護カバー132bとからなり、透明保護
カバー132bを前記装着穴131に嵌合す・る形状に
形成して装着穴131に臨ませ、その後方から装飾板1
32aを積層し・て該装飾板132aの外周縁を前記保
持部130によって押し圧されて握持部1゛22内に固
定されるようになっている。
また、握持部122に゛は、後方に向りて取付ポス13
3a〜133cが突設され、該取付ボス1−33a〜1
33cが取付部121の前記止着孔127a〜127C
に対応している。更に、握持部122の下方には、ネジ
136を止着するための止着孔135が穿設されている
。この止着孔135は、前記ネジ溝129に対応する下
方位置に形成されるものである。
以上説明した取付部121と握持部122とをビス13
4a〜134Cで取着した前握持部材120を中握持部
材100に取り付けるには、前握持部材120を中握持
部材100に当接させて係合部125の係合面126が
被係合部108の規制面108bに衝止するまで回転さ
せて当接面部1.26aと係合面108aとを係合させ
、その後、前握持部材120の止着孔135からネジ1
36を挿入して中握持部材100の止着部109に螺着
させる。これにより、前握持部材120の回転が係止さ
れて、前握持部材1201が確実に中握持部材100に
固定された状態となっている。
以上、打球発射操作装置20について各項目に分けて説
明してきたが、この実施例における打球発射操作装置2
0は、前握持部材120と中握持部材100と回動操作
部材92と後握持部材80と取付基板21.22とから
なり、しかも前握持・部材120と中握持部材100と
回動操作部材92とが前の方から順番に取り外すことが
できるので、特に、゛遊技者によって傷付けられたり、
あるいは汚されたりする頻度の多い前握持部材120、
中握持部材100、および回動操作部材92の交換をき
わめて容易に行うことができるとともに、打球発射操作
装置20を分解したときに少なくとも交換する部材から
後方に位置する部材がバラバラになることなく確実に固
定された状態に維持されているので、交換を終えた後に
再度組み立てる場合に手間がかからず素早く行うことが
できる0例えば、前握持部・材120を交換する際には
、ネジ136を取り外してから前握持部材120を回転
させて中握持部材100との係合を解除するだけで前握
持部材120グ容易に取り外すことができる。このとき
、前握持部材120から後方に位置する中握持部材10
0や回動操作部材92は、確実に後握持部材80に取着
されているので、再度交換した前握持部材120を取り
付ける際には、容易に、かつ素早く取り付けることがで
きる、同様のことが、中握持部材100や回動操作部材
92を交換する際にも言うことができる。なお、一般に
図示の実施例のように、中握持部材100に触手検知部
材110が取り付けられている場合が多いので、遊技者
が回動操作部材92を固定するときは、回動操作部材9
2と後握持部材80との隙間よりも中握持部材100と
回動操作部材92との隙間に異物を挿入させる頻度が多
く、このため後握持部材80が傷付けられる場合が比較
的少なくなり、その交換の必要性もあまりない。
扛屋JLL聚菫 次に、前記した打球操作装置20と対応する位置に設け
られる打球発射装置150について説明する。
打球発射装置150は、前記前面枠1に開設された開口
14の裏面側に取り付けられるものであって、取付基板
151に集約化して構成されている。取付基板151は
、はぼ正方形状の金属板で構成されており、前面枠1の
前記配線引出孔1フに対応する位置には、半円形状の配
線通し切欠部151aが形成され、更に、位置決め突起
152a、152b、締結ネジ挿通孔153a 〜15
3C1開口部155、軸受筒156、回動規制突起15
7、開口部158、取付部159a、および案内ボス1
59bがそれぞれ穿設、あるいは突設されている6位置
決め突起152a、152bは、前記したように前面枠
1に穿設された位置決め孔16a、16bに対応するも
ので、打球発射装置150の前面枠1に対する絶対的な
位置決めをするものである。締結ネジ挿通孔153a〜
153cも前記したように打球発射操作装置2o側に設
けられた締結ネジ47a〜4フCが挿入されるものであ
って、取付基板151の後方から締着部材(ナツト)1
54a〜154cで締着することによって前面枠1を挟
持するように打球発射操作装置20と打球発射装置15
0とを相互に取り付けるものである。開口部155は、
後述する駆動源機構210に関連して設けられ、軸受筒
156は、後述する付勢機構160に関連して設けられ
、回動規制突起157も付勢機構160に関連して設け
られるものである。また、開口部158は、後述する微
調整機構230に関連して設けられ、更に、取付部15
9aおよび案内ポス159bは、後述する打球杆機構1
90に関連して設けられるものである。
以上のように、打球発射装置tSOは、付勢機構160
、打球杆機構190、駆動源機構210、および微調節
機構230から成るものである。
以下、これらの各機構を項目毎に分けて説明する(へ)
付勢機構  − 付勢機構160は、後述する打球杆191に弾発するた
めの付勢力を与えるためのものであり、その構成につい
て主として第8図を参照して説明する。前記軸受筒15
6内の両端には、2個のベアリング161a、161b
がカラー162を介して圧入されている。ベアリング1
61a、161bの内径には、円柱状のハンドル軸16
3が取付基板151の後面側から嵌入されている。この
ハンドル軸163は、その一端側に形成されたフランジ
部164と他端部に形成されたネジ部165および角状
ネジ部165aに螺着される2個のナツト166a、1
66bとによってベアリング161a、161bおよび
カラー162を挟持するように回転自在に軸支される。
ハンドル軸163のフランジ部164のさらに外側には
、角状の係合角部167と円形のネジ部168とが形成
されている。前記角状ネジ部165aの端面には、止め
ネジ穴169が形成されている。
前記軸受筒156の外周には、付勢部材とじてのコイル
スプリング170が貫挿されるとともに、その基部には
、リング状の巻取部材171が遊嵌されている。巻取部
材171には、外周後端部側の一部に歯車部172が一
体的に設けられ、また、前端面側から後端面側に向って
複数の掛止部173が切り欠けられている。この掛止部
173には、前記コイルスプリング170の一端170
aが係止されるようになっており、また掛止部173を
複数設けたのは、コイルスプリング170の一端1フO
aの係止する位置を変えることによってその付勢力を調
節することができるようにするためである。更に、巻取
部材171の外周前端部側には、係止溝174が周設さ
れ、この係止溝174にストッパリング175を嵌入す
ることによって、前記コイルスプリング170の一端1
70aが係止溝174から外れるのを防止している。ま
た、巻取部材171の外周後端部を取り巻くように補助
スプリング176が設けられ、この補助スプリング17
6の一端176aは、ビスで取付基板151に止着され
、他端は、歯車部172の裏側に係止され、これにより
常に巻取部材171を一方向(第8図において、反時計
方向)に付勢して、巻取部材171のその方向への回転
をスムーズに行わせるようになっている。
一方、前記コイルスプリング170の他端170bは、
樹脂製の駆動カバー177に穿設された係止穴178に
挿入固定される。駆動カバー177の中心には、角状の
取着穴1フ9が貫設されており。この取着穴179に前
記ハンドル軸163の角状ネジ部165aが挿通される
。そして、取着穴179の前方からビス183で前記ネ
ジ穴169に螺着することにより駆動カバー177がハ
ンドル軸163に強固に固定される。また、駆動カバー
177辷は、駆動レバー180が一体的に形成されてお
り、駆動レバー180の先端に植設された支持ビン18
1には、回転ローラ182が回転自在に取着されている
。この回転ローラ182は、後述する駆動源機構210
に関連付けられるものである。
(ト)打球杆機構 打球杆機構190は、前記発射レール8の発射位置9に
ある打球を強打するためのものである。
打球杆機構190について主として第8図を参照して説
明する。打球杆機構190は、取付基板151の後面側
に位置している。すなわち、前記ハンドル軸163の係
合角部167には、該係合負部167の長さよりも僅か
に厚い肉厚を有する打球杆191の基部に穿設された軸
嵌挿孔192が嵌入され、後方からスプリングワッシャ
ー193およびナツト194で螺着されている。これに
より打球杆191がハンドル軸163に強固に固定′さ
れている。したがって、打球杆191と前記駆動カバー
177とはハンドル軸163を中心にして一体的に回動
するようになっている。
打球杆191には、その上端に前記発射位置9に臨んで
直接打球を強打する極光バネ195と、その下端に連動
昇降杆19フ、と当接する当接部19.6が形成されて
いる。連動昇降杆19フは、前記打球供給装置6の玉送
り部材7を回動させるもので、この連動昇降杆19フの
下端に突設された当接ピン198に遊嵌される当接ロー
ラ199が前記当接部196と当接するようになってい
る。
なお、当接ローラ199は、Eリング200で止着され
ている。また、連動昇降杆197の上部には、玉送り部
材7と当接する当接片201が固定されている。更に、
連動昇降杆197の中央部には、上下方向に長い摺動長
穴202が形成され、この摺動長穴202に取付基板1
51に突設された案内ボス1−9bが貫通案内されるよ
うになっている。なお、連動昇降杆19フは、取付基板
151の取付部159aにビス206a、206b(た
だし、206bは図示省略)で取り付けられた案内板2
03と、案内ボス159bの先端に取着された挟持板2
05とによって摺動案内されている。案内板203には
、案内ボス159bを貫通する透孔204が穿設されて
いる。また、取付基板1鴫1には、打球杆191の回動
範囲を規制し、かつ打球杆191の復帰力を吸収するゴ
ム製の回動規制片207a、207bが取り付けられて
いる。一方の回動規制片20フaは、打球杆191の上
部前端面に当接する位置に取り付けられ、他方の回動規
制片207bは、打球杆191の下部後端面に当接する
位置に取り付けられている(第11図参照)。
(チ)駆動源機構 駆動源機構210は、前記した打球杆191を往復回動
させるための駆動機構であり、第8図および第11図を
参照して説明する。前記開口部155の後面を覆うよう
に打球モータ212が配置されている。この打球モータ
212は、正方形状のモータベース211に固着されて
おり、該モータベース211がネジ213a 〜213
d(ただし、213Cは図示省略)で取付基板151に
固定されている。打球モータ212のモータ軸214は
、前記開口部155に臨んで取付基板151の前面側に
突出しており、その先端に駆動羽根215がワッシャー
216を介してビス217で固定されている。駆動羽根
215には、3つの係合羽根が形成され、この係合羽根
が前記駆動レバー180の回転ローラ182と係脱する
ようになっている。このため、打球モータ212の回転
に従動して駆動羽根215が回転すると、駆動羽根21
5と回転ローラ182が係脱を繰り返すので前記ハンド
ル軸163が回動して打球杆191を所定の角度範囲内
で往復回動させることができる。
この往復回動動作は、駆動羽根215と回転ローラ18
2とが係合している最中は、打球杆191がゆっくりと
後退し、駆動羽根215と回転ローラ182との係合が
外れると、打球杆191は、コイルスプリング170の
付勢力により急激に元の位置に復帰して、発射位置9に
ある打球を弾発するようになっている。
前記打球モータ212の裏面には、第11図に示すよう
に駆動関係の中継基板219が取り付けられている。す
なわち、中継基板219は、前記モータベース211に
取り付けられる中継基板取付部材218に取り付けられ
、その後面に接続端子220a〜220dが設けられて
いる。接続端子220aには、打球発射装置150が稼
動していることを示す稼動ランプ(図示しない;一般に
前面枠1の表面に取り付けられている)と接続する稼動
報知ランプ用接続綿221が接続され、接続端子220
bには、前記打球発射操作装置20内に設けられた各種
のスイッチと接続する操作ハンドル用接続線222 (
115)が接続され、接続端子:120cには、タッチ
検出回路収納ボックス225に収納されているタッチ検
出回路270と接続するタッチ検出回路用接続線223
が接続され、接続端子220dには、パチンコ遊技機外
から供給される電力を受は取るための電源用接続線22
4が接続されている。
このように、この実施例においては、パチンコ遊技機に
設けられた打球発射装置に関連する各接続線を打球モー
タ212の裏面に取り付けた中継基板219に接続する
だけで簡単に駆動回路を構成することができるようにな
っている。
なお、この駆動回路については、後に詳細に説明する。
(す)ll&調節機構 微調節機構230は、前記コイルスプリング1フ0の付
勢力の初期設定を行う機構である。
微調節機構230について主として第8図および第10
図を参照して説明する。
微調節機構230は、前記開口内158に関連して設け
られている。すなわち、開口内158には、プラスチッ
ク族のガイド部材231が取着され、゛このガイド部材
231に歯車部材232が臨んでいる。歯車部材232
には、その外周に前記巻取部材171の歯車部172と
噛合する歯車部232aと、その前面に中心に向う放射
線状の凹凸部を有する噛合面部232bとが形成されて
いる。また、前記開口内158に臨むボス部232C(
第10図参照)には、金属製の調節部材232dが埋め
込まれている。この調節部材232dは、ドライバーの
マイナスネジによって回動操作されるようになっている
。なお、ボス部232Cには、回転円滑部材233が挿
入されて歯車部材232と取付基板151との回転摩擦
を軽減するようにしている。歯車部材232には、調節
リンク部材234が対向している。調節リンク部材23
4は、その後面に前記噛合面部232bと係合する噛合
面部234aを有している。また、調節リンク部材23
4の前面には、六角形状の係合角筒部235が一体的に
突設され、該係合角筒部235に貫挿されるように押え
バネ237が当接している。更に、調節リンク部材23
4の外周には、係合突起236が突設されている。
押えバネ237の他端部は、当接リングバネ238を介
して固定部材239に当接している。固定部材239は
、その取付部240a、240bがビスで取付基板15
1に固定されており、このため、歯車部材232、調節
リンク部材234、押えバネ237、および当接リング
バネ238は、すべて固定部材239内に収納される状
態となっている。固定部材239は筒状の部材が段差状
に形成してあり、その段差部には、前記係合突起236
と係合する第1の係合溝241と第2の係合溝242と
が連接して形成されている。第1の係合溝241は段差
部の水平面に長く形成され、第2の係合溝242は、段
差部の垂直面に短く形成されている。なお、前記歯車部
材232は、固定部材239の後端面側に形成された切
欠部239aを介して前記巻取部材171の歯車部17
2と噛合するようになっている。
固定部材239の前端面に開設された連結穴243には
、伝達リンク部材245が挿入されている。伝達リンク
部材245の後端部には、前記係合角筒部235と係合
する係合ボス部245aが突設され、その前端部には、
前記打球発射操作装置20側の連動伝達部材5Bの係合
穴60に侵入して係合する係合片246が形成されてい
る。そして、伝達リンク部材245は、止めワッシャー
247と止着ネジ248とによって前記歯車部材232
の調節部材232dに螺着されている。なお、調節リン
ク部材234と止めワッシャー247との間には、ゆる
み防止バネ244が介装されている。
以上のように構成された微調節機構23.0は、第10
図に示されるように歯車部材232と調節リンク部材2
34と伝達リンク部材245とが、ボス部232Cと係
合ボス部245aとを支軸中心にして一体的に回動自在
となっている。このため、伝達リンク部材245が打球
発射操作装置20側の操作により回転すると、歯車部材
232を回転させ、その回転動作が巻取り部材171に
伝達され、コイルスプリング170の付勢力の強弱を調
節することができる。ただし、回転できる範囲は、係合
突起236が移動で診る前記第1係合溝241の範囲で
ある。また、通常の状態において、歯車部材232と調
節リンク部材234は、コイルスプリング170の付勢
力で常に係合突起236が第1係合溝241の左端(第
9図の正面から見て左端)に当接した状態となっている
。ところで、コイルスプリング170の初期状態での付
勢力を調節するためには、まず、取付基板151の後面
側からドライバーのマイナスネジで調節部材232dを
押圧する。すると、歯車部材232と調節リンク部材2
34とが押えバネ237の付勢力に抗して後方に押圧さ
れる。このとき係合突起236が第2係合溝242に係
合するような状態となっている。そして、この状態でド
ライバーを回転させると、調整リンク部材234は、第
2係合溝242によりてその回転を抑制されているため
、歯車部材232だけが回転させられ、相互の噛合面部
232b、234aが強制的にその噛合位置を変化させ
られる。このとき歯車部材232の回転に従動して巻取
部材171も回転して、その位置を変化させる。所望の
設定が終了すれば、ドライバーでの押圧を止めて歯車部
材232と調節リンク部材234を押えバネ237で再
度付勢させて元の位置に戻すことによって巻取部材17
1の初期状態での位置を変化させることができ、したが
って、コイルスプリング170の初期状態での付勢力の
調節を終了することができる。
以上説明したように、実施例の打球発射装置150は、
取付基板151に集約して構成されているため、この集
約された取付基板151を前面枠1の後方から所定の位
置に取り付けるだけの簡単な作業で打球発射装置150
をパチンコ遊技機に取り付けることができる。
扛塁」」11匪国整 次に、上記した打球発射装置を駆動させるための駆動回
路について第12図および第13図を参照して説明する
この実施例では、打球モータ212に直接交流電源が与
えられるのではなく、第12図に示すようなタッチ検出
回路270を介して電力が供給されるようになっている
。タッチ検出回路270は、遊技者が現実に操作ハンド
ルに手を触れて遊技しているか否かを判別するためのも
のであり、操作ハンドルを調節後、マツチ棒等で操作ハ
ンドルを固定して、遊技者が遊技機から離れた場合には
、打球モータ212の駆動を禁止するためのものである
なお、第12図において、73は操作ハンドル(打球発
射操作装置20の回動操作部材92)によってオンオフ
されるモータスイッチ、40は操作ハンドルの近傍に設
けられた前記単発用押ボタン36によって切変えられる
単発用スイッチである。また、282は、電流の位相差
発生用のコンデンサである。
次に、第12図を参照して、タッチ検出回路270の構
成と動作について説明する。
タッチ検出回路270は、発振回路271と、フリップ
フロップ272と、トランジスタ回路273と、電磁リ
レー274とを含んでいる。
また、操作ハンドルに遊技者の手が触れるように配置さ
れた前記触手検知部材110を備えており、該触手検知
部材110は、フリップフロップ272の入力側に接続
されている。タッチ検出回路270の動作は、次のよう
になる。
発振回路271の出力電圧をE。、フリップフロップ2
72のセット端子Sへの入力電圧をVS、そのリセット
端子Rへの入力電圧v11、フリップフロップ2フ2の
出力電圧なりoとして、各電圧の状態を考えてみる。
初めに、可変抵抗275を調節して V s > V R になるように設定する。すなわち、可変抵抗275の抵
抗値RSが抵抗276および277の直列接続の抵抗値
RRよりも大きくなるように設定する。
ここで、フリップフロップ272を構成するノアゲート
278S、278Rは、たとえばC−MOSで構成され
ており、フリップフロップ272の入力側から見たとき
、それらはそれぞれ静電容量CSおよびCRととらえる
ことができ番。そこで、今、発振回路271からEoの
電圧がフリップフロップ272に与えられたとき、上記
静電容量が充電される時定数を、それぞれでSおよびτ
8とすれば、 τs =Rs Cs τ□=RRCR となる。ここで、C5=CRとすれば、τ、〉τR(R
s > Rs+ ) である、よって、時定数を考慮して、Eo、Vs、vR
の関係を図示すると、第13図(a)のようになる。よ
り詳しくいえば、発振回路271から電圧Eoが与えら
れると、フリップフロップ272のリセット端子Rがハ
イレベルになる。続いて所定時間遅れて(この所定時間
の遅れは時定数の違いから生じる)セット端子Sがハイ
レベルになる。そして、電圧EOがなくなれば、セット
端子Sおよびリセット端子Rの電圧レベルは所定の時定
数で立ち下がる。なお、第13図(a)において、vT
Hはフリップフロップ2フ2の入力端子のしきい値レベ
ルを表わす。
次に、・触手検知部材110に手を触れた場合を考える
。このとき、フリップフロップ272の入力側、すなわ
ち発振回路2フ1の出力端子側から見ると、抵抗276
と277との接続点にノアゲート278Rに並列にコン
デンサ279が接続されたものと考えることができる。
したがって、コンデンサと考えたノアゲート278Rを
充電するための時定数τRは、コンデンサ279を充電
する分だけ遅れて、τ7′ となる。このとき、τ8′
〉τ8になるようにコンデンサ2フ9の値を選べば、リ
セット端子Rの電圧波形は、第13図(a)に点線で示
すように、その立ち下がりがvSよりも遅れる。
第13図(b)は、発振回路271から出力される出力
電圧E0、フリップフロップ272のセット端子電圧V
Bs リセット端子電圧V、および出力端子電圧v0の
経時的変化を示すタイミング図である。主として第13
図(b)を参照して(イ)触手検知部材110に遊技者
の手が触れていない場合、(ロ)触手検知部材に遊技者
の手が触れている場合について、それぞれ場合を分けて
、フリップフロップ272の出力電圧レベルがいかに変
化し、その変化によりトランジスタ回路273がどう動
作するかを説明する。
(イ)触手検知部材110に遊技者の手が触れていない
場合: 発振回路271から出力されるパルス電圧が、(A)の
ように一定の間隔で変化すると、フリップフロップ27
2のセット端子Sの電圧は、(B)に示すように変化す
る。すなわち、セット端子の電圧は、パルス電圧E0の
立ち上がりに応答して時定数τSで立ち上がり、時刻t
2でしきい値VTRを超える。このようにしきい値VT
Hを超えたとき、フリップフロップ272のセット端子
Sはハイレベルとなる。また、電圧E。の立ち下がりに
応答して、v3は時定数τ5で立ち下がる。
同様にして、リセット端子Sの電圧は<C)のように変
化する。上述のセット端子の電圧■5と異なるのは、そ
の立ち上がりおよび立ち下がりの時定数τRが異なるこ
とだけである、よって、リセット端子Rの電圧は、時刻
t1でハイレベルとなる。上述のようなタイミングでセ
ット端子Sの電圧vsおよびリセット端子Rの電圧vR
が変化すると、フリップフロップ272の出力V。は、
(D)で示すように変化する。すなわち、出力電圧v0
は時刻t1で立ち上がり、時刻t2で立ち下がるパルス
幅の極めて狭いパルス電圧となる。
このパルス電圧がトランジスタ回路273に与えられた
場合、該電圧はスイッチングトランジスタ280のベー
スに並列に設けられたCR回路281によって吸収され
、スイッチングトランジスタ280はオンしない、よっ
て、電磁リレー274に電流が流れず、打球モータ21
2は動作不可能である。
(ロ)触手検知部材に遊技者の手が触れている場合: この場合、(B′)に示すように、セット端子Sの電圧
変化は、触手検知部材110に手を触れていない場合と
同じであるが、リセット端子Rの電圧状態が異なる。す
なわち、(C′)に示すように、リセット端子Rの電圧
は、・パルス電圧E0の立ち上がりとともに立ち上るが
、その時定数はτR′と大きくなり、ゆるやかに立ち上
がる。よって、フリップフロップ272はまずそのセッ
ト端子Sがハイレベルになり、続いてリセット端子Rが
ハイレベルになる。このような順序でセット端子Sおよ
びリセット端子Rが変化すれば、フリップフロップ27
2の出力レベルは、(D’)で示すように変化する。す
なわち、フリップフロップ272の出力電圧は、セット
端子Sの立ち下がりに応答して立ち上がり、セット端子
Sの立ち上がりに応答して立ち下がるパルス幅の比較的
広いパルス電圧となる。このパルス電圧は、トランジス
タ回路273のCR回路281で吸収できず、スイッチ
ングトランジスタ280のベースに電圧印加されて、ス
イッチングトランジスタ280がオンする。よって、電
磁リレー274が働き、打球モータ212が動作可能に
なる。
以上、実施例について、打球発射操作装置20と打球発
射装置150と打球発射駆動回路とに分けて説明したが
、それらをパチンコ遊技機に組み込んだ場合に・は、遊
技者が、打球発射操作装置20の回動操作部材92を回
動すると、前記打球発射駆動回路に基づいて打球発射装
置150の打球モータ212が回転を開始する。そして
、回動操作部材92の回転運動が、取付基板21.22
の伝達機構設置空間77の伝達機構76を介して打球発
射装置150の微調節調節機構230側に伝達され、コ
イルスプリング170の付勢力が調節される。調節され
たコイルスプリング170の付勢力に応じて打球発射レ
ール8の発射位置にある打球の発射速度がほぼ一定とな
り、遊技者が狙ったところに打球を飛ばすことができる
「発明の効果」 この発明は、以上の説明から明らかなように、打球発射
操作装置が前握持部材と中握持部材と回動操作部材と後
握持部材と取付基板とからなり、しかも前握持部材と中
握持部材と回動操作部材とが前の方から順番に取り外す
ことができるので、特に、遊技者によりて傷付けられた
り、あるいは汚されたりする頻度の多い前握持部材や中
握持部材や回動操作部材の交換を極めて容易に行うこと
ができるとともに、打球発射操作装置を分解したときに
少なくとも交換する部材から後方に位置する部材がバラ
バラになることがなく確実に固定された状態に維持され
ているので、交換を終えた後に、再度組み立てる場合に
手間がかからず、かつ素早く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第13図は、この発明の、実施例を示し、
第1図は、打球発射操作装置と打球発射装置を前面枠に
取り付けた状態を示す一部破段断面図、第2図は、打球
発射操作装置の分解−面図、第3図は、打球発射操作装
置の分解斜視図、第4図は、前握持部材と中握持部材の
係合部分を示す概略断面図、第5図は、取付基板内に収
納される伝達機構の分解斜視図、第6図は、前面枠と打
球発射操作装置との関係を示す分解斜視図、第7図は、
打球発射操作装置と打球発射装置との結合関係を示す斜
視図、第8図は、打球発射装置の分解斜視図、第9図は
、打球発射装置と発射レールとの関係を示す正面図、第
10図は、打球発射装置の主要部の縦断面図、第11図
は、前面枠の打球発射装置取付部分の斜視図、第12図
は、打球発射装置の駆動回路図、第13図(a)は、駆
動回路□を構成する発振回路の出力電圧、フリップフロ
ップのセット端子の入力電圧、リセット端子の入力電圧
との関係を示す説明図、第13図(b)は、発振回路か
ら出力される出力電圧、フリップフロップのセット端子
電圧、リセット端子電圧および出力端子電圧の経時的変
化を示すタイミング図である。 1・・前面枠 21.22・・取付基板 26・・支持
柱 28・・挿通孔 80・・後握持部材 81・・基
部 89a〜89c・・連結柱90・・操作回動軸 9
2・・回動操作部材100・・中握持部材 108・・
被係合部109・・止着部 114a〜114c・・ビ
ス(ネジ) 120・・前握持部材 125・・係合部
 135・・止着孔 136・・ネジ特許出願人 株式
会社 三  共

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)前面枠の前面に取り付けられる取付基板と、該取
    付基板の前面に突設された支持柱と、 該支持柱のほぼ中央部に穿設された挿通孔に回転自在に
    挿通される操作回動軸と、 前記支持柱に基部を嵌挿して前記取付基板に止着される
    後握持部材と、 該後握持部材の前方に連結柱を介して連結された中握持
    部材と、 前記後握持部材と前記中握持部材との間に位置し、かつ
    前記操作回動軸の先端部に嵌入された回動操作部材と、 前記中握持部材の前面に着脱自在に係合される前握持部
    材と、を備え、 前記回動操作部材を前記後握持部材の前面に位置するよ
    うに前記操作回動軸に嵌入したのち、前記中握持部材を
    後握持部材に対し中握持部材の前面側よりネジで止着し
    、 さらに、前記中握持部材に前記前握持部材を係合させた
    のち、前記前握持部材の外周面側または前記中握持部材
    の外周面側よりネジで一体的に止着したことを特徴とす
    る弾球遊技機の打球発射操作装置。
  2. (2)前記操作回動軸には、規制部材を固定し、該操作
    回動軸を前記支持柱の挿通孔に挿通した際に、前記規制
    部材が支持柱の前端面に当接するようにしたことを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の弾球遊技機の打球発
    射操作装置。
  3. (3)前記中握持部材の外周には、導電性の触手検知部
    材を配設したことを特徴とする特許請求の範囲第1項ま
    たは第2項記載の弾球遊技機の打球発射操作装置。
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