JPH01155801A - シェル低部にヒンジ結合された胴部を有するアルペンスキー靴 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はシェル低部にヒンジ結合された胴部を有スるア
ルペンスキー靴に関する。該胴部自身はスキーヤ−の脚
低部の周囲で緊締手段により緊締されうる二部分、即ち
、横断方向下部軸の周りでシェル低部上にヒンジ結合さ
れたスリーブと、上記軸とは別の水平横断方向軸の周り
で該スリーブの後下方延長部上にその下部においてヒン
ジ結合された後部覆いとからなる。

このような後方から足を挿入する形式（リヤエントリー
型）の公知のスキー靴、例えばフランス特許第２，５７
５，０４５号に記載の靴は胴部の屈曲制御用弾性手段を
含み、該手段はスリーブの後方延長部上の後部覆いのヒ
ンジ連結軸区域に位置する。

スリーブの後方延長部に後部覆いを接続している該ヒン
ジ連結軸の周りで該後部覆いを後方に枢動させることに
より、このようなスキー靴の着脱を可能とするため、該
屈曲制御用弾性手段は該ヒンジ連結軸とシェル低部との
間で相互作用するように配設される。この配置構成はヒ
ンジ連結軸に対する回動を自由にする。然し乍ら、該軸
がシェル低部に対して、４８にその衝止手段に対して比
較的近接しているため、該屈曲制御用弾性手段の構成及
び配置を靴後部区域内で利用しうる空間において決定す
るのは困難なことがわかる。更に１弾性手役がヒンジ連
結軸に直接に作用するため、該軸は、少なくとも摩擦値
にとって、比較的枢動の妨げとなる。

本発明は、靴胴部の着脱静止位置からはじまる後部覆い
の解放運動が該靴胴部の屈曲制御手段の抵抗に遭うこと
なく行なわれるリヤエントリー型で、且つ、２のヒンジ
連結軸を有するアルペンスキー靴を提供することにより
前述の欠点を改善しようとするものである。

この目的のために、本発明のアルペンスキー靴は、硬質
材料製のシェル低部と：水平横断方向下部軸の周りで前
記シェル低部にヒンジ結合され、且つ、緊締手段により
スキーヤの脚低部の周囲に、緊締されうる２部分、即ち
、前記水平横断方向下部軸の周りでシェル低部にヒンジ
結合された前部スリーブと、第二の水平横断方向軸の周
りで前記前部スリーブの後方延長部にヒンジ結合された
後部カバーとからなる靴胴部と；スキー実施中に前方へ
湾曲した場合、靴胴部の少くとも前方への枢軸運動に対
し抵抗を生じる靴胴部の屈曲制御用の弾性手段とを含み
、更に前記靴胴部の屈曲制御用弾性手段は前記後部カバ
ーに固定され、且つ、変形可能な弾性部材を含むエネル
ギーカセットと、前記変形可能な弾性部材及び前記エネ
ルギーカセットの下方で前記シェル低部上に設けた錨着
点の間に延在する少くともｌの連結部材とを含み、汁つ
、前記連結部材は前記靴胴部が前方へ枢動するとき、張
力により付勢され、それによって前記変形可能な弾性部
材の変形を生じるが、靴着脱の静止位置においては・、
前記後部カバーのみを前記第二の軸の周りで後方に傾動
させる際、該傾動に対して全く抵抗を生じさせないで作
動不能とすることを特徴とするものである。

靴胴部が初期位置又は静止位置にある場合には、結合部
材は中立位置にあり、該エネルギーカセットに作用する
に先ケち、場合に応じて初期遊間（動く余裕）を有する
か或は有しない。

もし中立位置において遊びがないか或は僅かな弛みしか
なければ、靴胴部が前方に枢動し始めるとすぐに該連結
部材は引張力が掛る状態になる。

他方、中立位置において運動の余裕（遊間）があれば、
該引張力は胴部がある程度角運動をしたのちに初めて生
じ、従ってこの運動は変形可能な弾性部材の抵抗を受け
ない、場合により、僅かに初期引張応力を与え、靴胴部
が前方に枢動するにつれてその初期引張応力が増加する
ようにしてもよい。静止状態における該連結部材の初期
引張応力は、靴胴部の緊締を解放するとすぐに、僅かに
引張応力を受けている連絡部材により後方に付勢されて
いる後部覆いの開放を容易にする効果がある。

本明細書に於て「柔軟な連結部材」とは、靴胴部が前方
へ枢動するとき、エネルギーカセットの変形可能な弾性
部材と錨着固定点との間に実質的に剛性を有する連結を
確立し、逆に、後部覆いが靴胴部の着脱静止位置に向け
て後方へ傾動するとき、「弛緩し」或は「柔い」状態と
なる任意の一方向作用をする部材又は装置を指す。

以下に非限定的な例として本発明の諸実施態様を添付図
面により説明する。

：ｆＳ１図に示すヒンジ結合胴部を有するアルペンスキ
ー靴はシェル低部１を含み、この丘に靴胴部２がとンジ
結合される。該靴胴部２は二部材、即ち下部において水
平横断方向軸４の周りでシェル低部ｌにヒンジ結合され
た前部スリーブ３と下部において水平横断方向軸６の周
りでスリーブ３の後、下方延長部にヒンジ結合された後
部覆い（カバー）とからなる、スキー滑走中、前部スリ
ーブ３と後部カバー５は公知型式の緊締手段７によりス
キーヤの脚低部の周囲に緊締保持される。

第１図に示す靴は、その後方下部において、スキー滑走
中に胴部２の前方への屈曲に対しある程度の抵抗を生じ
る手段を備えている。該手段はカバー５の後面下部の固
定されたエネルギーカセット８を含む。該エネルギーカ
セット８は主として下方に向って開いたＵ字状又は２本
脚のフォーク状をした弾性部材９を含み、且つ、その上
部水平芯部９ａはリベット、ボルト、ねじ等のような少
くとも１の固定部材１１を介して後部カバー５に固定さ
れる。該弾性フォーク状部材９は更に２のＯｒ撓アーム
９ａ、９ｃを含み、この可撓アームは後部カバー５の外
面に接触するか或はこれと僅かな間隔を保ちつつ上方芯
部分９ａから下方に自在に延びている。該可撓アーム９
ｂ、９ｃの下端には２の柔軟な紐（例えばケーブル）１
２．１３の端部が夫々引掛固定され、該紐は弛みなしに
或は僅かな弛みで下方に延び、且つ、その下端１２ａ、
１３ａは該エネルギーカセット８の下方においてシェル
低部１の後部と一体の錨着固定ブロック１４に保持され
る。該錨着固定ブロック１４はシェル低部１と一体に成
形するが有利である。第１図に示す非限定的な実施例に
おいて、該錨着固定ブロック１４は、後方へ延びる突出
部により構成され、且つ、その後縁部には２の切込み１
５が配置され、２の柔軟な紐１２．１３が夫々該切込み
を通過し、又その下部には該柔軟な紐１２．１３の端部
１２ａ、１３ａを構成する係止頭部が収容される。

該錨着固定ブロック１４の上方で、且つ、実質的に該可
撓アーム９ｂ、９ｃの下端位置には、シェル低部１によ
り担持され、且つ、該シェル低部又は該錨着固定ブロッ
ク１４と一体に成形されるのが有利な方向転換端子１６
が設けられる。該方向転換端子１６は上面が丸味を帯び
た突起部を形成し、該２の可撓アーム９ｂ、９ｃの端部
間に略位置している。柔軟な紐１２．１３は交差して方
向転換端子１６の丸味を帯びた上面上を通過し、互に平
行に下方に延びている。換言すると、左側の紐１２は錨
着固定ブロック１４に支持されたその下端部１２ａから
出発し、弛みなしに或は弛みを持って垂直に方向転換端
子１６まで延び、該方向転換端子によって偏向された後
該端子の上方で右へ延び、右側可撓アーム９ｃの端部に
引掛固定される。同様に左側の柔軟な紐１３はその頭部
１３ａを介して保持される錨着固定ブロック１４から出
発して、弛みなしに或は弛みを有して、垂直に延び、該
方向転換端子１６上を通過して左に偏向され、左側ＯＴ
撓アーム９ｂの下端に達してここに引掛固定される。

靴胴部２が初期位置又は体重位置にある場合。

錨着固定ブロック１４と可撓アーム９ｂ、９ｃとの間で
好ましくは弛みなしに引っ張られる柔軟な紐１２．１３
は僅かな引張応力を受は得るか或はこのような引張応力
を受は得ない状態にある。スキー滑走中に前方へ屈曲運
動をしている間、靴胴部２が軸４の周りで前方に枢動す
ると、該可撓アーム９ｂ、９ｃを有するフォーク状部材
９もこの運動に追随する。従って、該胴部２が前方に曲
り始めるとすぐに、該可撓アーム９ｂ、９ｃの下端が錨
着固定ブロック１４から離れ、且つ、該２の柔軟な紐が
可撓アーム９ｂ、９ｃと錨着固定ブロック１４との間で
弛みなしに張られるため、この柔軟な紐１２．１３に引
張力が働く、この引張力は可撓アーム９ｂ、９ｃの下端
を接近させることとなり、この屈曲変形が前方屈曲に対
する抵抗力を生じる。

スキーヤが靴を脱ごうとする場合、部材７を緩めた後に
該後段い５を何ら抵抗なしに開放しうる。事実、靴胴部
２を確実に開放するため、後部覆い５を軸６の周りで後
方に枢動させるとき、２の可撓アーム９ｂ、９ｃの下端
は錨着固定ブロック１４に接近し、且つ、柔軟な紐１２
．１３は弛むのでこの運動に対し何ら抵抗を生じない。

もし　−該柔軟な紐１２．１３が僅かな初期引張応力を
受けている場合、このプレストレスは胴部の緊締を解除
すると共にこのプレストレスにより後部覆い５を自動的
に僅かに開く。

第２図及び第３図に示す変形態様において、２の柔軟な
紐１２．１３用の錨着固定ブロック１４は同様に下方衝
止部を構成し、２の可撓アーム９ｂ、９ｃの下端がこれ
に支承される。従って、該錨着固定ブロック１４は靴胴
部２の後部支承位置を画定する。この場合、静止位置又
は初期位置における胴部２の傾斜即ち前傾位置を相関的
に変化させるために、エネルギーカセット８は後部覆い
５の後面上に垂直位置調節可能に取付けるのが有利であ
る。この目的のために、該エネルギーカセット８を該後
部覆い５上に確実に固定する部材１１は後部覆い５の後
面に上下に並べて配置した複数個の孔１７ａ、１７ｂ、
１７ｃの１に嵌合することができる。第２図に示す位置
において、該固定部材１１は最下部の孔に嵌合しており
、その結果２の可撓アーム９ｂ、９ｃの下端が錨着固定
ブロック１４に支承されるため、胴部２は休止位置にお
いて前方に最大限傾斜する。もし該固定部材１１が上方
の孔１７ｂ、１７ｃのいずれか１に嵌合する場合には、
胴部２は休止位置において前方への傾斜が相関的に減少
する。

又、第２図から、２の柔軟な紐１２．１３は錨着固定ブ
ロー２り１４の中央孔１４ａを通過し、その下端１２ａ
、１３ａは孔１４ａの下方に適宜な手段により固定され
ることがわかる。従って該柔軟な紐１２．１３は錨着固
定ブロック１４に保持された夫々の下端１２ａ、１３ａ
から並んで延び、該ブロック１４の中央孔１４ａを一緒
に通過した後、鎖孔の上で夫々左右に分れて左右の可撓
アーム９ａ、９ｃの下端に引掛固定される。

第４図に示す変形態様において、フォーク状部材９の２
の可撓アーム９ｂ、９ｃの下端部は、これら下端部延穿
設された水平同軸孔を弛みなしに貫通する単一の柔軟な
紐１８により結合される。このようにして該柔軟な紐１
８は２のアーム９ｂ、９ｃに穿設した孔を通過するとと
もに、下方に延び、且つ、その両端がシェル低部１と一
体の錨着固定ブロック１９に固定される２の線条１８ｂ
、１８ｂ′によって延びる１の水平な上部線条部分を形
成する。前方への屈曲運動により胴部２が前方に枢動す
ると、該柔軟な紐１８に引張応力が加わり、且つ、それ
らの端部が錨着固定ブロック１９に固定されているため
、この紐１８は２の可撓アーム９ｂ、９ｃを接近させ、
該紐はこれらのアームに穿設した孔内を滑動する。

第５図に示す本発明の変形例において、エネルギーカセ
ット８の可撓フォーク状部材９とシェル低部１間の結合
は略垂直なフォーク状部材２１を含む機構により実現さ
れ、該フォーク状部材はその下端においてスリーブ３上
に設けた後部覆い５のヒンジ結合軸６と略同軸である水
平横断方向軸２２の周りでシェル低部ｌにヒンジ結合さ
れる。

該軸２２は、シェル低部１と一体に成形され且つ水平横
断方向に一線整列した同軸の孔を穿設した垂直且つ平行
な２の突起部（翼部）２３．２４に担持される。フォー
ク状部材２１はその上端部において２の小連結棒２５．
２６を担持し、この小連結棒は共通軸２７によりフォー
ク状部材２１の下端にヒンジ結合され、且つ、軸２８．
２９により２の可撓アーム９ｂ、９ｃの下端に夫々ヒン
ジ結合される。従って、胴部２の前方屈曲に際し、該ヒ
ンジ連結軸２８．２９は上方に移動し、これによりフォ
ーク状部材２１の下端がシェル低部に固定されているた
め、２の小連結棒２５．２６を共通ヒンジ連結軸２７の
周りで互の方向に枢動させようとする。この結果、該２
のヒンジ連結軸２８．２９は相互に接近し、該小連結棒
を担持する２の可撓アーム９ｂ、９ｃの弾性変形を生じ
る。この結果、この弾性変形により胴部２の前方屈曲運
動に対し所望の抵抗力が生じる。これに対し、スキーヤ
が靴を脱ぐ場合には、上記の機構は胴部の着脱静止位置
においてなんら抵抗を生じない。事実、この位置におい
て、緊締手段７を解放しり後、スキーヤはエネルギーカ
セ・ノドとの連結機構を全く付勢することなしに後部覆
い５を自由に後方へ枢動させることができる。これはシ
ェル低部ｌ上に設けたフォーク状部材２１のヒンジ連結
軸２２がスリーブ３上に設けた後部覆い５のとンジ連結
軸と同軸なためである。

第６図乃至第９図はエネルギーカセット８の非限定的な
実施例を示す。このエネルギーカセット８はそれ自体の
後部外面を構成し、且つ、後部覆い５に固定される長方
形の鋼板３１を含む。該鋼板３１のＬ部には、それを該
後部覆い５へ固定するためのねし３３を貫通させる孔３
２が穿設しである。これらのねじは後部覆い５の内部で
、この目的のためその内面に配置した凹所内に配設され
た鋼製ナツト３４に螺着される。更に、該フォーク状部
材９は鋼板３１の下で該鋼板と該後部覆い５の外面との
間に収容され、且つ、その上部には固定用ねじ３３が貫
通する孔を穿設しである。鎖孔の位置において、フォー
ク状部材９は後部覆い５と接触する該フォーク状部材９
の面から突出する突起部（ボス）３５を有し、このボス
は後部覆い５の壁面に配置された同一直径の孔に嵌合す
る。鋼板３１はまた長手方向に垂直なスロット３６を有
し、可撓アーム９ｂ、９ｃを構成するばねの硬さを変化
させるカーソル３７を長手方向に調節可能な位置で不動
固定することができる。該カーソルは鋼板３１の五で且
つ２の可撓アーム９ｂ、９ｃ間に滑動可能に取り付けら
れ、カーソル３７及び長子方向スロット３６を横切るね
じの締め付けにより適宜な位置に不動固定される。

鋼板３１は、その下端に、鎖板の′Ｆ縁中央部から突出
し、且つ、後部覆い５に向けられた水平１部３９ａと上
方に向けて延びている垂直翼部３９ｂとを含むコーナー
板３９を担持している。該コーナー板３９は、直角に曲
げられ且つ鋼板３工の下縁から突出している２の側方脚
部（タブ）４１．４２間に位置する。従って、該中央コ
ーナー板３９は、２の側方脚部４１．４２と共に、２の
柔軟な紐１２．１３が夫々通過する２の開口部を画定す
る。更に、中央コーナー板３９は、第１図の方向転換端
子１６に相当するはめ込み部材４３を維持する働きをし
ており、このはめ込み部材はコーナー板３９の垂直翼部
３９ｂに穿設された孔を貫通して該部材４３に螺着され
るねじによりコーナー板に固定される。該はめ込み部材
４３は円筒の一部分の形状をしており、円弧状の上面４
３ａを有する。該円弧状上面を２の可撓アーム９ｂ、９
ｃの下端に向って延びる２の柔軟な紐１２．１３が通過
する。第７図からより良くわかるように、２の柔軟な紐
１２．１３の上端部は２の可撓アーム９ｂ、９ｃの′Ｆ
端部を貫いて穿設された横断方向の孔９ｄ、９ｅを貫通
して、鎖孔に係合して動かなくなるオリーブ形状の留め
ボタン１２ｂ、１３ｂに固定される。

第１０図及び第１ｉｒＡに示す本発明の変形例において
、単一の柔軟な紐１Ｂは、それが引掛固定される長手方
向のド方小舌状部５０ａと等脚台形状の１一方頭部５０
ｂとを含む鋼製留め板５０に引掛は固定される。該頭部
５０ｂは該２の可撓アーム９ｂ、９ｃの下部に形成され
た同一面を有するスロット９ｆ、９ｇに嵌合する。これ
ら２のスロッ）９ｆ、９ｇを通して２の可撓アーム９ｂ
、９ｃと一体的に連結された２のローラ４４．４５が延
在し、該ローラは頭部５０ｂの等脚台形状開口部５０ｃ
をも貫通する。２のローラ４４，４５は開口部５０ｃを
構成する等脚台形の長辺の２の頂点箇所に位置し、その
短辺は上方に位置する。

従って胴部２を前方へ屈曲するときにフォーク状部材９
が上方に移動し、その結果紐１８に張力が加わると、ロ
ーラは上方に向って収斂する台形開口部５０ｃの斜辺上
を滑り、固定傾斜部を形成するこれらの斜辺はローラ４
４．４５を接近させ、その結果２のＩＴ丁丁子アーム９
ｂ９ｃが接近する。

第１２図に示す本発明の変形態様において、フォーク状
部材９の２の可撓７−ム９ｂ、９ｃの下端部は下方に向
って尖った７字状に延びる１の柔軟な紐４６により連結
される。該紐の下方頂点４６ａはシェル低部と一体の錨
着端子に支承される。該柔軟な紐４６は下方頂点４６ａ
から出発して、下方から上方へ且つ内方から外方へ傾斜
した２の側方線条部分４６ｂ、４６ｃを形成し、これら
の線条部分は夫々互の方向に向けられ、且つ２の可撓ア
ーム９ｃ、９ｄの孔９ｅ、９ｄを通過する水平線条部分
４６ｄ、４６ｅにより延びている。該水平線条部分４６
ｄ、４６ｅから更に延びる線条端部４６ｆ、４６ｇは孔
９ｅ、９ｄを出た後、下方に向い、中央錨着点４７にお
いてシェル低部に固定される。

【図面の簡単な説明】

第１図はヒンジ結合された胴部を有する本発明のアルペ
ンスキー靴を示す後方斜視図。 第２図はヒンジ結合された胴部を有する本発明のアルペ
ンスキー靴の変形態様を示す後方斜視図。 第３図は第２図に示した靴の一部垂直縦断面図。 第４図及び第５図は本発明の靴の更に別の変形態様を示
す後方斜視図。 第６図は第１図に示した靴に使用される型式のエネルギ
ーカセットの部分縦断面拡大斜視図。 第７図は第６図のエネルギーカセットの正面図。 第８図は第６図に示したエネルギーカセットの基板を構
成する鋼板の斜視図。 第９図は第６図に示したエネルギーカセットに使用され
る弾性フォーク状部材の斜視図。 第１Ｏ図は靴に合体されるエネルギーカセットの変形態
様を示す一部断面正面図。 第１１図は第１Ｏ図にＸＩ−ＸＩ線に沿って見た断面図
。 第１２図は靴に取付けられるエネルギーカセットの別の
実施態様を示す一部断面正面図。 く主要部分の符号の説明〉 ｌ　　　　　　　　　　シｉル低部 ２　　　・・・・・　　靴胴部 ５　　　　・・Φ番　　後部覆い ６．２２　　・・・　　水平横断方向軸８　　　　　　
　　　　エネルギーカセット９　　　・・・拳φ　　弾
性部材 ９ａ　　拳・番・・　　水平」一部芯部９ｂ、９ｃ　　
ｏ＠・　　可撓アーム ９ｄ、９ｅ　・・・　　横断方向の孔 １１　　　　・・・・　　固定部材 １２．１３゜ １８．４６　・　柔軟な紐 １２ａ、１３ａ　　＊＊　　下端 １２ｂ、１３ｂ　　・・　留めボタン １４．１９　　・・・　錨着固定ブロック１４ａ　　　
　　・・・　中央孔 １５　　　・・・・・　切り込み １６　　　φ・・拳・　方向転換端子 １７ａ、１７ｂ、１７ｃ、 ３２　　・１孔 １８ａ、１８ｂ、１８ｃ、 ４６ｂ、４６ｃ、４６ｄ。 ４６ｅ　　・・・　線条部分 ２１　　　・・・・・　フォーク状部材２３、２４、３
９ａ、 ３９ｂ　＠拳・　翼部 ２５．２６　　　・・・　小連結杯 ２７．２８．２９・軸 ３１　　　・・・・・　長方形の鋼板 ３３　　　・・ψ・・　ねじの通路 ３５　　　・・・・・　ポス ３６　　　・・・・・　長手方向垂直スロット３７　　
　・・・・・　カーソル ３８　　　ＩＩ・・・・　ねじ ３９　　　・・・・・　コーナー板 ４１．４２　　・・・　側方脚部（タブ）４３　　　　
・・・・　はめ込み部材 ４３ａ　　　　・・・・　はめ込み部材の上面４６ａ　
　　　　ｍ・・　　（単一組の）下方頂点４６ｆ、４６
ｇ　　・争　線条端部 ４７　　　・・・・・　中央引掛固定点Ｆｉｇ、　１ Ｆｉｇ、Ｉ２

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、硬質材料製のシェル低部と；水平横断方向下部軸の
   まわりで前記シェル低部にヒンジ結合され、且つ、緊締
   手段によりスキーヤの脚低部の周囲に緊締されうる２部
   分、即ち、前記水平横断方向下部軸のまわりで前記シェ
   ル低部にヒンジ結合された前部スリーブと、第二の水平
   横断方向軸のまわりで前記前部スリーブの後方延長部に
   ヒンジ結合された後部カバーとからなる靴胴部と；スキ
   ー実施中に前方へ屈曲した場合、靴胴部の少なくとも前
   方への枢軸運動に対し抵抗を生じる靴胴部の屈曲制御用
   の弾性手段とを含むアルペンスキー靴において、 前記靴胴部の屈曲制御用弾性手段は前記後部カバー（５
   ）に固定され、且つ変形可能な弾性部材（９）を含むエ
   ネルギーカセット（８）と、前記変形可能な弾性部材（
   ９）及び前記エネルギーカセット（８）の下方で前記シ
   ェル低部（１）上に設けた錨着点（１４、１９）の間に
   延在する少なくとも１の連結部材（１２、１３；１８；
   ２１−２９；４６）とを含み、且つ、前記連結部材（１
   ２、１３；１８；２１−２９；４６）は前記靴胴部（２
   ）が前方へ枢動するとき、張力により付勢され、それに
   よって前記変形可能な弾性部材（９）の変形を生じるが
   、靴着脱の静止位置においては、前記後部カバー（５）
   のみを前記第二の軸（６）のまわりで後方に傾動させる
   際、該傾動に対して全く抵抗なしに作動不能とすること
   を特徴とするアルペンスキー靴。 ２、前記連結部材（１２、１３；１８；４６）が柔軟な
   紐であることを特徴とする請求項１に記載のアルペンス
   キー靴。 ３、前記靴胴部（２）が着脱用初期位置又は静止位置に
   あるとき、前記連結部材（１２、１３；１８；２１−２
   ９；４６）は弛みがないか、又は僅かな弛みを有して延
   在することを特徴とする請求項１又は２に記載のアルペ
   ンスキー靴。 ４、前記靴胴部（２）が初期位置又は静止位置にあると
   き、前記柔軟な連結部材（１２、１３；１８；４６）に
   引張りによる僅かなプレストレスが加えられていことを
   特徴とする請求項２に記載のアルペンスキー靴。 ５、前記エネルギーカセット（８）の前記変形可能弾性
   部材（９）が下方に向って開いたＵ字状又はフォーク状
   をしており、該フォーク状部材は上部（９ａ）と該上部
   から互いに距離をおいて該後部覆いの下部に向けて自由
   に延びる２の可撓アーム（９ｂ、９ｃ）とを有し、前記
   上部（９ａ）を介して後部カバー（５）に固定されてお
   り、且つ前記連結部材（１２、１３；１８；２１−２９
   ；４６）が前記２の可撓アーム（９ｂ、９ｃ）の下端部
   に接続されることを特徴とする請求項１乃至４のいずれ
   か１に記載のアルペンスキー靴。６、錨着固定ブロック
   （１４）が下方衝止部を構成し、該ブロックに対して前
   記２の可撓アーム（９ｂ、９ｃ）の下端が支承されるこ
   とを特徴とする請求項５に記載のアルペンスキー靴。 ７、前記エネルギーカセット（８）が前記後部覆い（５
   ）上で調節可能な垂直方向位置に取付けられることを特
   徴とする請求項６に記載のアルペンスキー靴。 ８、前記後部覆い（５）にはその後面に上下に並べて配
   置した複数個の孔（１７ａ、１７ｂ、１７ｃ）を穿設し
   、且つ、前記エネルギーカセット（８）が前記孔（１７
   ａ、１７ｂ、 １７ｃ）の１に嵌合した少なくとも１の部材（１１）に
   より前記後部覆い（５）に固定されることを特徴とする
   請求項７に記載のアルペンスキー靴。 ９、前記連結部材がケーブルのような２の柔軟な紐（１
   ２、１３）からなり、前記変形可能な弾性部材（９）の
   前記可撓アーム（９ｂ、９ｃ）の下端及び前記シェル低
   部（１）と一体の錨着固定ブロック（１４）に引掛固定
   されることを特徴とする請求項５乃至８のいずれか１に
   記載のアルペンスキー靴。 １０、前記２の柔軟な紐（１２、１３）が方向転換端子
   （１６）の丸み味を帯びた上面上を互いに交差しつつ通
   過し、前記錨着固定ブロック（１４）上の固定点まで互
   いに平行に下方に向って延びることを特徴とする請求項
   ９項に記載のアルペンスキー靴。 １１、前記錨着固定ブロック（１４）が後方に向って延
   びる突出部により構成され、その後縁部に２の切り込み
   （１５）が形成されて前記２の柔軟な紐（１２、１３）
   が該切り込みを夫々通過できるようにし、且つ、前記柔
   軟な紐（１２、１３）の端部（１２ａ、１３ａ）を形成
   する係止頭部が前記切り込み下部に引っ掛けられること
   を特徴とする請求項１０に記載のアルペンスキー靴。 １２、前記エネルギーカセット（８）がその後部外面を
   構成するとともに前記後部覆い（５）に固定される長方
   形鋼板（３１）を含み；前記鋼板（３１）にはその上部
   に前記後部覆い（５）へ前記鋼板（３１）を固定するた
   めのねじ （３３）を通過可能にする複数個の孔（３２）を穿設し
   ；前記フォーク状の変形可能な弾性部材（９）が前記鋼
   板（３１）と前記後部覆い（５）の外面との間の位置で
   該鋼板（３１）の下部に収容され、又、その上部におい
   て固定用ねじ（３３）が貫通する孔を穿設され；且つ前
   記鋼板（３１）が任意の長手方向調節可能位置にカーソ
   ル（３７）を不動固定する長手方向垂直スロット（３６
   ）を有し、それによって２の可撓アーム（９ｂ、９ｃ）
   を構成するばねの硬さを変化させ、前記カーソルが前記
   鋼板（３１）の下部で前記２の可撓アーム（９ｂ、９ｃ
   ）間に滑動可能に載置され、且つ、前記カーソル（３７
   ）と前記長手方向スロット（３６）を貫通するねじ（３
   ８）の固定により適宜な位置に不動固定されることを特
   徴とする請求項１０又は１１に記載のアルペンスキー靴
   。 １３、固定用ねじ（３３）が貫通する前記孔の箇所にお
   いて、前記フォーク状の変形可能な弾性部材（９）が、
   前記後部覆い（５）と接触する前記フォーク状部材（９
   ）の面から突出するボス（３５）を有し、該ボス（３５
   ）が前記後部覆い（５）の壁に配置した同一直径の孔に
   嵌合することを特徴とする請求項１２に記載のアルペン
   スキー靴。 １４、前記鋼板（３１）が、その下端において、その下
   縁中央部から突出し、且つ、前記後部覆い（５）に向け
   られた水平翼部（３９ａ）と上方に延在する垂直翼部（
   ３９ｂ）とを含むコーナー板（３９）を担持し；前記コ
   ーナー板（３９）は該板に向けて折り返されるとともに
   前記鋼板（３１）の下縁から出ている２の側方脚部（４
   １、４２）間に位置し、それによって前記中央コーナー
   板（３９）が該２の側方脚部（４１、４２）と共に前記
   ２の柔軟な紐（１２、１３）が通過する２の開口部を画
   定し；且つ、前記中央コーナー板（３９）は更に方向転
   換端子を形成するはめ込み部材（４３）を保持する働き
   をし、該はめ込み部材（４３）は円筒の一部分の形状を
   有するとともに円弧状の上面（４３ａ）を有し、その上
   を２の可撓アーム（９ｂ、９ｃ）の下端に向って延びる
   前記２の柔軟な紐（１２、１３）が通過し、前記２の柔
   軟な紐（１２、３）の上端部が前記２の可撓アーム（９
   ｂ、９ｃ）の下端部を貫いて穿設された横断方向の孔（
   ９ｄ、９ｅ）を通過し且つ該孔に楔固定するオリーブ形
   状の留めボタンに固定されることを特徴とする請求項１
   ２又は１３に記載のアルペンスキー靴。 １５、前記柔軟な紐（１２、１３）用の前記方向転換端
   子を形成する前記はめ込み部材（４３）が、前記コーナ
   ー板（３９）の垂直翼部（３９ｂ）に穿設された前記孔
   を貫通し、且つ、前記はめ込み部材（４３）に螺着され
   るねじにより前記コーナー板（３９）に固定されること
   を特徴とする請求項１４に記載のアルペンスキー靴。 １６、前記２の柔軟な紐（１２、１３）が前記錨着固定
   ブロック（１４）の前記中央孔（１４ａ）を通過し、且
   つ、該紐の下端（１２ａ、１３ａ）が前記孔（１４ａ）
   の下方に固定され、その結果前記柔軟な紐（１２、１３
   ）はその下端（１２ａ、１３ａ）から並んで延び、且つ
   、前記錨着固定ブロック（１４）により保持され；且つ
   、該２の柔軟な紐は共に前記錨着固定ブロック（１４）
   の中央孔（１４ａ）を通過し、該孔の上方で分れて前記
   ２の可撓アーム（９ｂ、９ｃ）の下端に引掛固定される
   ことを特徴とする請求項９に記載のアルペンスキー靴。 １７、前記フォーク状部材（９）の２の可撓アーム（９
   ｂ、９ｃ）の下端部が単一の柔軟な紐（１８）により接
   続され、該紐は前記下端部に穿設された孔を貫通し、そ
   の結果前記単一の柔軟な紐（１８）は、前記２の可撓ア
   ーム（９ｂ、９ｃ）を通過し、且つ、下方に延びるとと
   もにその端部が前記シェル低部（１）と一体の前記錨着
   固定ブロック（１９）に固定される２の線柔部分（１８
   ｂ、１８ｃ）により延長される、上部水平線条部分（１
   ８ａ）を形成することを特徴とする請求項５乃至８のい
   ずれか１に記載のアルペンスキー靴。 １８、前記フォーク状部材（９）は２の可撓アーム（９
   ｂ、９ｃ）の下端部は尖端が下方に向うＶ字状で延在す
   る単一の柔軟な紐（４６）により連結され、その下方頂
   点（４６ａ）が前記シェル低部（１）と一体の錨着固定
   部材に支承され、その結果前記柔軟な紐（４６）はその
   下方頂点（４６ａ）から出発して下方から上方へ且つ内
   方から外方へ傾斜する２の側方線条部分（４６ｂ、４６
   ｃ）を形成し、該２の側方線条部分は夫々互の方向に向
   けられるととも２の可撓アーム（９ｃ、９ｂ）の孔（９
   ｅ、９ｄ）を通過する水平線条部分（４６ｄ、４６ｅ）
   と、前記孔（９ｅ、９ｄ）の出口で下方に延び、且つ中
   央錨着点（４７）においてシェル低部に固定される夫々
   の水平線条部分（４６ｄ、４６ｅ）を延長する終端線条
   部分（４６ｆ、４６ｇ）とによって延長されることを特
   徴とする請求項５乃至８のいずれか１に記載のアルペン
   スキー靴。 １９、前記連結部材が、ほぼ垂直方向に向けられるとと
   もにその下端において前記前部スリーブ（３）上の前記
   後部覆い（５）のヒンジ結合軸（６）とほぼ同軸である
   水平横断方向軸（２２）のまわりでシェル低部（１）に
   ヒンジ結合されるフォーク状部材（２１）を含む機構に
   より構成されており、且つ、前記フォーク状部材（２１
   ）が、その上端において、共通軸（２７）のまわりで前
   記フォーク状部材（２１）の上端に共にヒンジ結合され
   、且つ該軸（２８、２９）のまわりで前記２の可撓アー
   ム（９ｂ、９ｃ）の下端に夫々ヒンジ結合される２の小
   連結棒（２５、２６）を担持することを特徴とする請求
   項５乃至８のいずれか１に記載のアルペンスキー靴。