JPH01155691A - 電波吸収複合体 - Google Patents

電波吸収複合体

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JPH01155691A
JPH01155691A JP62314181A JP31418187A JPH01155691A JP H01155691 A JPH01155691 A JP H01155691A JP 62314181 A JP62314181 A JP 62314181A JP 31418187 A JP31418187 A JP 31418187A JP H01155691 A JPH01155691 A JP H01155691A
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JP
Japan
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resin
radio wave
wave absorbing
layer
fibers
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Pending
Application number
JP62314181A
Other languages
English (en)
Inventor
Misao Nichiza
操 日座
Kazuhiro Sugihara
杉原 和浩
Satoru So
宗 哲
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Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、マイクロ波電波吸収複合体に関する。
〔従来技術〕
電波吸収材は船舶や航空機等に広く用いられている。こ
の電波吸収材としては、大別して減衰型の電波吸収体と
整合型の吸収体とがある。
前者は吸収材内部に入射した電波が、内部を透過中にエ
ネルギーが減衰していくタイプであり、後者は吸収材後
面に電波の反射板を設け、入射した電波の吸収材表面の
反射量と反射板からの反射量とをコントロールして、実
際上は電波の反射波を生じないようにしたものである。
このような電波吸収体としては、例えば、フェライトや
カーボンなどの磁性、誘電粉末を混合したものがある(
特開昭51−58046号公報、特開昭58−7169
8号公報)。また、磁性材料層と誘電材料層の2層構造
をもつもの(例えば、特開昭50−4423号公報)、
炭素繊維の単層構成をもつもの(例えば、特開昭57−
66699号公報)など、いろいろのものが知られてい
る。しかしながら、これら従来の電波吸収体は、周波数
帯域幅が狭かったり、強度が低いなどという欠点がある
〔発明の目的〕
本発明は、電波吸収性能に優れ、かつ、耐熱性に優れた
高強度の電波吸収複合体を提供することを目的とする。
〔発明の構成〕
このため、本発明は、有機又は無機の繊維に樹脂を含浸
させて最外層となし、この下に、誘電損失材料を樹脂に
最大50重量%分散混入させてなる樹脂混合物を電気伝
導率が10−’〜10’S/cmの有機又は無機の繊維
に含浸させた内層を配置し、さらにこの下に炭素繊維、
金属繊維、又は金網で補強された樹脂、あるいは金属板
、あるいは金属粉を含有させた樹脂板からなる最内層を
配置した電波吸収複合体を要旨とするものである。
以下、図を参照して本発明の構成について詳しく説明す
る。
第1図は、本発明の電波吸収複合体の一例の断面図であ
る。この第1図において、1は最内層、2は内層、3は
最外層であり、これらの層で一体に形成されており、電
波を矢印方向から入射させるようになっている。このよ
うに電波吸収複合体は少なくとも3層構造からなり、ベ
ース層として最内層1があり、中間層として内層2を有
し、その上に最外層3が積層されている。
(1)最外層3は、有機または無機の繊維に樹脂を含浸
させて構成される。有機繊維としては、ポリエステル、
ポリアミド、アクリル、ポリビニルアルコール等の合成
繊維が好ましく、中でも耐熱性、強度に優れている芳香
族ポリアミドが好ましい。また、無機繊維としては、シ
リカ、炭化ケイ素、チッ化ホウ素が好ましい。
この有機または無機繊維は、樹脂中において、織物、編
物、すだれにしたもの、あるいは単に長繊維を一方向に
引き揃えたもの、または短繊維をランダムに分散させた
状態にして使用することができる。樹脂としては、エポ
キシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、フェノール樹脂、
ポリイミド樹脂などの熱硬化性樹脂やポリアミド樹脂、
ポリオレフィン樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリエステル樹
脂などの熱可塑性樹脂を用いることができる。
この最外層3の厚さは2.0〜6.4 mmが好ましく
、更に好ましくは2.8〜4.5鶴であるのがよい。こ
の最外層3は、樹脂にごく少量のカーボンブランク粉末
のような誘電損失材料を混合した複数の層を含む場合も
ある。
(2)  内層2は、誘電損失材料を樹脂に最大50重
量%分散混入させてなる樹脂混合物を電気伝導率が10
−h〜10”S7cmの有機又は無機の繊維に含浸させ
たものである。
電気伝導率が10−6〜103S/cmの繊維としては
、例えば、ポリアクリロニトリル繊維やピッチ不融化繊
維、あるいはフェノール繊維を通常の炭素繊維を得る場
合よりも低い500〜1ooo℃で焼成してなる、いわ
ゆる低温炭化炭素繊維や、1300〜2000℃で焼成
したシリコーンカーバイド繊維など、電気伝導率が10
−3〜LO”S/crnの半導体領域にあるようなもの
である。これらの繊維は織物や編物であってもよいし、
マットや繊維を一方向に互いに平行かつシート状に引き
揃えたいわゆる一方向性基材、あるいはその繊維の方向
をずらせて擬似等方を示すようにして用いることもでき
る。樹脂としては、前記の最外層3と同じものが適用で
きる。特に樹脂として熱可塑性樹脂を使用した場合には
、複雑な形状でも容易に成型できるという利点がある。
なお、繊維の体積含有率は30〜60%程度である。
本発明では、樹脂に、誘電損失材料を最大50重量%分
散混入させる。誘電損失材料を混入させない場合、誘電
正接(tanδ=ε”/ε°)は1よりもかなり小さく
、通常0.5以下である。これに対し、誘電損失材料、
例えば、カーボンブラック粉末を混入させた場合、誘電
損失が大きくなり、tanδは1あるいは1以上に達す
る。従って、誘電損失材料を分散混入させると、反射を
より少なく、しかも層内部でより電波を吸収させること
が可能になる。誘電損失材料としては、カーボンブラッ
ク粉末やグラファイト粉末、金属酸化物粉末等があり、
その形状は粉末が好ましく、短繊維状あるいはウィスカ
ー状でも使用できる。ところで、最外層3、内層2にお
ける複素比誘電率は、複合体の電波吸収性を大きく支配
する因子であるが、この複素比誘電率は、使用されてい
る繊維の種類のみならず樹脂の種類によっても変わる。
しかしながら、複素比誘電率を主として支配するのは繊
維である。従って、最外層3、内層2においては、それ
ぞれ上述したような繊維を選択使用し、誘電損失材料に
よって電波吸収性能が最適化するようにコントロールす
る。
内層2の誘電損失材料の含有量は、最外層3とのバラン
スで決り、50重世%以下が好ましく、更に好ましくは
10〜30重量%である。50重量%超の誘電損失材料
を均一に分散させることは困難である。この内層2の厚
さは0.25〜4酊が好ましく、更に好ましくは0.8
〜2. Osexである。
この内層2は、誘電損失材料の量の異なった複数の層で
構成される場合もある。
(3)最内層1は、炭素繊維または金網に樹脂を含浸さ
せて成形された層、金属板、金属粉を含有させた樹脂板
、表面に金属溶射した樹脂板などから選ばれた材料から
構成されている。
炭素繊維は、短くカットした短繊維をランダムに(方向
性なく)分散させて使用するものでもよいし、また長繊
維を一方向に引き揃え、あるいは格子状に編組して使用
してもよい。金網に使用する金属は、アルミ、鉄、銅、
黄銅等が使用可能である。樹脂としては、前記の最外層
3におけると同じものが適用できる。
最内層1が金属粉を含有させた樹脂板である場合の金属
粉としては、アルミ、鉄、銅等が使用可能であり、また
樹脂としては前記の最外層3と同じものが使用可能であ
る。
また、この最内層1を金属板にする場合の金属としては
、軽量のアルミニウム、アルミ合金等が好ましい。
以下に実施例および比較例を挙げる。
実施例I N、 N、 N”Nl−テトラグリシジルジアミノジフ
ェニルメタン(ELM434、住人化学工業側社製)8
0gr、タレゾールノボラソクエボキシ(E S CN
 220HIl、住人化学工業−社製) 20gr、1
.3−プロパンジオールジパラアミノベンゾエート(C
UA−4、イラハケミカル社製) 44gr、 BF3
−モノエチルアミン錯体(スミキュアBF−M、住人化
学工業−社製) 0.5grの配合からなる樹脂混合物
の0.25mn厚のシートを作製し、その上に芳香族ポ
リアミド繊維(ケブラー)のクロスをのせて該樹脂混合
物を含浸させてプリプレグ(K−ブリ)を作製した。こ
の樹脂混合物単体の硬化後のガラス転移温度は230℃
であった。同様にして炭素繊維クロスのプリプレグ(C
−ブリ)を作製した。また、フェノール繊維を800℃
で焼成して電気伝導率が2S/cmのクロスを得た。
これに、10重量%のカーボンブラック粉末を含む前記
のエポキシ樹脂混合物を含浸させてプリプレグを作製し
た。このプリプレグを積層させ、その片側に15枚のに
一ブリを、もう一方に7枚のC−ブリを積層させてオー
トクレーブ中、180℃、6.5kg/cnlの条件下
、2時間で硬化させて一体成形物を得た。この成形物の
電波吸収性能を測定したところ、X−バンドの間で20
dB以上であった。
実施例2 フェノール繊維を700℃で焼成して電気伝導率が2 
×10−’S/cmのクロスを得た。これに、30重量
%のカーボンブラック粉末を含む前記実施例1における
エポキシ樹脂を含浸させてプリプレグを作製した。この
プリプレグを積層させてその片側に15枚のに一ブリを
、もう一方に7枚のC−ブリを積層させてオートクレー
ブ中、180℃、6.5kg/cJの条件下、2時間で
硬化させて一体成形物を得た。この成形物の電波吸収性
能を測定したところ、X−バンドで18dB以上であっ
た。
実施例3 実施例工および2の内層を硬化させて得られたものの誘
電特性を測定したところ、tanδがそれぞれ1.0お
よび0.8であった。なお、カーボンブランク粉末が入
っていない場合、tanδはそれぞれ0.5.0.45
であった。
比較例 実施例1および2でカーボンブラック粉末を加えない内
層を用いた場合、電波吸収性能は、X−ハンドでいずれ
も11dB以下であった。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、誘電損失材料を加
えることにより内層の誘電率特性をコントロールして、
長繊維で補強した電波吸収性能に優れた電波吸収体を得
ることができる。
この複合体は、航空機や船舶等への適用が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の電波吸収複合体の一例の断面図であ
る。 ■・・・最内層、2・・・内層、3・・・最外層。 代理人 弁理士  小 川 信 −

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 有機又は無機の繊維に樹脂を含浸させて最外層となし、
    この下に、誘電損失材料を樹脂に最大50重量%分散混
    入させてなる樹脂混合物を電気伝導率が10^−^6〜
    10^3S/cmの有機又は無機の繊維に含浸させた内
    層を配置し、さらにこの下に炭素繊維、金属繊維、又は
    金網で補強された樹脂、あるいは金属板、あるいは金属
    粉を含有させた樹脂板からなる最内層を配置した電波吸
    収複合体。
JP62314181A 1987-12-14 1987-12-14 電波吸収複合体 Pending JPH01155691A (ja)

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