JPH01154870A - 交流アーク溶接電源 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、電極と母材間に交流アークを発生する交流ア
ーク溶接電源に関するものである。

従来の技術 ＴＩＧ溶接においては、極性によって溶接特性が異なり
電極が陰極、母材が陽極となる正極性では、深溶は込み
が得らｎ、一方、電極が陽極、母材が陰極となる逆極性
では、溶は込みは浅いが母材上の酸化膜をとるクリーニ
ング効果がある。−般にアルミニウム等母材表面が溶融
温度の高い酸化膜で覆わｎている材料のＴＩＧ溶接を行
なう場合、クリーニング効果を必要とすることから、高
周波発生装置を併用した交流アーク溶接が行なわ扛てい
る。

この種のアーク溶接を行なう交流アーク溶接電源は、第
２図に示す如く構成さｎている。第２図において、１は
直流電源、２は直流出力を交流に変換するインバータ、
３はインバータ２を制御する制御回路、４は電極で母材
６との間にアークを発生させている。高電圧出力を発生
させる高周波発生回路１２の構成は、火花ギャップ６、
空心変圧器７、高周波変圧器８、共撮用コンデンサ９、
高周波電流バイパス用のコンデンサ１ｏ、抵抗１１から
成り立っている。なお、高周波発生回路１２の入力は、
直流電源が交流電源を整流している場合は、前記交流電
源からとることも可能である。

すなわち、再点弧電圧が無負荷電圧を越えるとアークが
切ｎてしまうので、第２図の構成により高周波出力を常
に発生させ、交流アーク出力において、アークが切ｎる
のを防いでいる。（安藤他「アーク溶接機器Ｊ　　（１
９６６、３，１５）海文社Ｐ２８６） 発明が解決しようとする問題点 このような従来の回路では、高周波出力が常に発生して
いた。そのため、高周波雑音による溶接電源の制御回路
や、周辺のマイコン機器などの誤動作が溶接機器の大き
な問題となっていた。

本発明は、その高周波出力を必要最小限に抑え、周辺機
器に与える悪影響を減少させることを目的としている。

問題点を解決するための手段 本発明は上記問題点を解決するだめ、電流の瞬時値が零
を通過して、次の半波において電流を増大しようとする
ときの最大電圧、すなわち再点弧電圧を検出する出力電
圧検出回路と、該検出回路の検出電圧を入力とし、検出
電圧がある設定値を越えた場合のみ、高周波出力発生信
号を発生する高周波出力発生信号回路と、高周波出力発
生信号によ多動作と停止を行う高周波発生回路を備えた
ものである。

作用 本発明は、再点弧電圧がある設定値を越えた場合のみ、
高周波出力発生信号を高周波出力信号発生回路から出力
し、その出力信号によって高周波出力発生回路を動作さ
せる。そして、常にアーク切れのない安定した交流電流
を母材と電極間に供給できる。

実施例 第１図は本発明の実施例である交流アーク溶接電源の回
路図である。同図において、第２図と同一機能を有する
ものには同一番号を付して説明を省略する。第１図は、
出力電圧検出回路１３により、出力電圧を検出し、高周
波出力発生信号回路１４により、出力電圧が、電源装置
の無負荷電圧に対しやや低めに設定した電圧より高くな
った瞬間に、高周波出力発生信号をある一定の期間発生
し、スイッチ１６を閉じることにより、高周波発生回路
１２を動作させるものである。

次に、第３図を用いて同実施例の動作を説明する。ａは
出力電流波形、ｂは出力電圧波形、Ｃは高周波発生回路
の動作を示している。ｔｌの時点のように正極性電流か
ら逆極性電流への転流が順調に推移し、再点弧の失敗が
なければ、その再点弧電圧Ｖ１１は高周波出力発生信号
回路内で設定さｎだ設定電圧ｖｏを越えることはない。

そして高　　。

周波出力発生信号回路から高周波出力発生信号は発生さ
ｎず、スイッチ１６は閉じない。その結果、高周波発生
回路は動作しない。しかし、ｔ５の時点のように正極性
電流から逆極性電流への転流が順調に推移せず、再点弧
失敗をすると、その再点弧電圧’ｌ’Ｐ２は高周波出力
発生信号回路内で設定さｎた設定電圧ｖｏを越える。そ
して高周波出力発生信号回路から高周波出力発生信号が
Ｔ１時間発生さｎ、’ｒ、の時間スイッチ１５が閉じる
。その結果、高周波発生回路がＴ１時間動作し、ｔ４の
時点で再点弧する。このように、再点弧を失敗した時に
のみ高周波を一定期間出力し、出力電流すなわちアーク
を継続させる。

発明の効果 以上述べてきたように、本発明によれば、きわめて簡単
な回路構成により再点弧失敗時にのみ高周波を発生する
ことができ、周辺のマイコン応用機器や溶接機制御回路
に与える高周波雑音の悪影響を減少させることができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す回路図、第２図は従来
の交流アーク溶接電源の回路図、第３図は本発明の一実
施例の動作を示す出力電流、電圧波形と高周波発生回路
の動作特性図である。 １・・・・・・直流電源、２・・・・・・制御回路、３
・・・・・・インバータ、１４・・・・・・高周波出力
発生信号回路、１５・・・・・・出力電圧検出回路。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名−−
〜 派　　　　　　　　　　　　　　派 へ　　　　　　　　　へ　　　　　　　へ咄　　　　　
　　二　　　　　・

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 直流を電源とし、出力として交流を発生させるインバー
   タ装置を用い、電極と母材の間にアークを発生させ溶接
   を行なう交流アーク溶接機において、電流の瞬時値が零
   を通過して、次の半波において電流が零から増大しよう
   とするときの最大電圧を検出する出力電圧検出回路と、
   該検出回路の検出電圧を入力とし、検出電圧がある設定
   値を越えた場合のみ、高周波出力発生信号を発生する高
   周波出力発生信号回路と、高周波出力発生信号により動
   作と停止を行う高周波発生回路を備えた交流アーク溶接
   電源。