JP2526183Y2 - 交流アーク溶接機 - Google Patents

交流アーク溶接機

Info

Publication number
JP2526183Y2
JP2526183Y2 JP1990406858U JP40685890U JP2526183Y2 JP 2526183 Y2 JP2526183 Y2 JP 2526183Y2 JP 1990406858 U JP1990406858 U JP 1990406858U JP 40685890 U JP40685890 U JP 40685890U JP 2526183 Y2 JP2526183 Y2 JP 2526183Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
output
circuit
power
auxiliary
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1990406858U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0494160U (ja
Inventor
喜久夫 寺山
弘和 五百蔵
博幸 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihen Corp
Original Assignee
Daihen Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daihen Corp filed Critical Daihen Corp
Priority to JP1990406858U priority Critical patent/JP2526183Y2/ja
Publication of JPH0494160U publication Critical patent/JPH0494160U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2526183Y2 publication Critical patent/JP2526183Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arc Welding Control (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、直流電源をスイッチン
グ素子によって極性を切替えて溶接トーチと被溶接物と
からなるアーク溶接負荷に交流電力を供給するアーク溶
接機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アーク溶接に用いる電源として電極側を
負電位とする正極性および電極側を正電位とする逆極性
の両極性を切替える方式のものが直流電源と極性切替用
スイッチング素子との組合せによって得るものとして提
案されている。(例えば特開昭60−18275号公
報)。図3はこの種の従来装置の例を示す接続図であ
る。同図において2は商用交流電源1から電力を得る公
知の直流電源であり、3は直流電源2の出力を平滑する
ためのリアクトルである。4aないし4dはブリッジ接
続されたスイッチング素子、5は電極、6は被溶接物、
7はスイッチング素子4aないし4dを駆動するための
スイッチング素子駆動回路である。8aないし8dはコ
ンデンサであり、9aないし9dは抵抗器でこれらはス
イッチング素子4aないし4dの遮断時に回路に発生す
るサージ電圧を吸収するためのサージ吸収回路である。
図3の装置においてスイッチング素子駆動回路7から駆
動信号s1 ,s2 が交互に出力されると、スイッチング
素子4aと4dとが同時にまたはスイッチング素子4c
と4dとが同時に導通・遮断をくりかえし、電極5と被
溶接物6との間に直流電源2の出力電圧が正・逆に切替
えられた矩形波状の交流電力が供給される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来装置において
は、極性切替時においてはスイッチング素子の遮断時に
リアクトル3の電流が急変することになり、高いサージ
電圧が発生する。このサージ電圧はすべてスイッチング
素子に印加されることになるので、スイッチング素子が
この電圧によって破壊されるのを防止するためにコンデ
ンサ8aないし8dおよび抵抗器9aないし9dからな
るサージ吸収回路を設けることが必須となる。ところで
出力電流が大きい場合には直流リアクトルに発生するサ
ージ電圧も大きくなるので、この大きなサージ電圧を抑
制するためにコンデンサ8a〜8dの容量を大きなもの
としかつ抵抗器9aないし9dを低抵抗値のものにする
ことが必要となる。しかし、このようにすると出力電流
が小さいときには直流リアクトルに蓄えられる磁気エネ
ルギーが少ないためにこのエネルギーがコンデンサ8a
ないし8dに吸収される割合が多くなり、極性切替後の
アークの再点弧に失敗してしまう(即ちアークが途切れ
る)ことが発生する。また、コンデンサに代えてバリス
タのような非直線性の電圧吸収素子を用いれば上記コン
デンサのような問題は解決できるが、これらの素子は比
較的寿命が短くスイッチング素子として用いるトランジ
スタと組合せて長期間使用するためには不適である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案においては上記従
来装置のサージ電圧吸収手段に代えて出力電圧が可変の
直流電源と整流素子とを組合せた回路を直流リアクトル
の2次巻線に接続して直流リアクトルの発生するサージ
電圧を抑制するものである。
【0005】
【実施例】以下、本考案を図示の実施例により詳細に説
明する。図1は本考案の実施例を示す接続図である。同
図は図3の従来装置からコンデンサ8aないし8dおよ
び抵抗器9aないし9dからなるサージ吸収回路を除
き、代りに整流素子11とこれに直列接続された出力電
圧が可変の補助直流電源12とを図示の極性にして直流
リアクトル3に磁気的に密結合された2次巻線31に接
続したものである。また補助直流電源12は商用交流電
源1からの電圧を所定の電圧に変換する変圧器121、
変圧器121の出力を整流する整流回路122、整流回
路122の出力端子間に接続されたコンデンサ123お
よび抵抗器124から構成されている。
【0006】同図の実施例においては直流リアクトル3
の2次巻線31および整流素子11は図示の極性となっ
ており、スイッチング素子4aないし4dの遮断によっ
て溶接電流が急減するときにリアクトル3発生するサー
ジ電圧は図の・印側が正となり、この電圧が補助直流電
源12の出力電圧を超えると整流素子11を通って補助
直流電源12に流れ込み、結局この電圧に制限される。
したがって直流リアクトル3の巻数比および補助直流電
源12の出力電圧を適当に定めれば、この制限される電
圧をアークの再生に必要な電圧より若干高めに設定する
ことが容易にできる。
【0007】ここで直流リアクトル3は溶接用の大電流
を流すことからその構造が制限されるので、1次と2次
との巻数比をあまり自由に変えることができない。そこ
で本考案においては、直流リアクトルの巻数比は一定と
しておき、補助直流電源12の出力電圧を可変にするこ
とによって直流リアクトル3に発生する電圧を抑制する
ようにしたものである。特に図1のように補助直流電源
12として、交流電源1の出力を変圧器121にて変換
した後に整流するものにおいては、交流電源1として2
00Vと400Vとのいずれもが用いられて、直流電源
2において入力電圧に対応して内部の切換えを行うよう
にした200V/400V共用機においても変圧器12
1の巻数比を切換えるだけで整流回路122以降は直流
リアクトル3の2次巻線を含めてすべて共通の仕様のも
のとすることができる。
【0008】なお直流電源2としては単純に商用交流を
変圧器により所定電圧に変換した後にサイリスタやトラ
ンジスタによって整流して所定の出力特性の直流を得る
ものでもよいが、商用交流を一旦整流平滑して直流と
し、この直流をスイッチング素子を用いたDC/ACイ
ンバータと整流回路を組合せたものやDC/DCコンバ
ータによって高周波スイッチング手段を介して所望の特
性の直流を得るものでもよい。このような直流電源を用
いるときには、インバータの高周波出力から補助直流電
源12の交流入力を得るようにしてもよく、この場合に
は電源周波数が高くなった分だけ変圧器121の鉄心を
小形軽量にすることができる。
【0009】さらに、補助直流電源12としては他の直
流電源を入力としDC/DCコンバータによって所定の
直流電圧に変換するものであってもよい。図2はこのよ
うにした本考案の別の実施例を示す接続図である。同図
において直流電源2は商用交流電源1から電力の供給を
うける整流回路201、整流回路201の出力を高周波
交流に変換するインバータ等のDC/AC変換回路20
2、DC/AC変換回路202の出力をアーク溶接に適
した電圧に変換するための変圧器203、変圧器203
の出力を整流して直流出力を得るAC/DC変換回路2
04から構成されている。また直流リアクトル3は図1
の実施例と同様に磁気的に密に結合した2次巻線31を
有し、リアクトル2の誘起電圧を決定するための電圧を
供給する補助直流電源12として商用交流電源14を整
流する整流回路201の出力電圧を用いている。図2の
実施例のその他の構成は図1に示した実施例と同様の機
能を有するものに同符号を示してある。また補助直流電
源12は、整流回路201からの入力を所要の電圧の直
流出力に変換するDC/DCコンバータ125とこのD
C/DCコンバータ125の出力端子間に接続されたコ
ンデンサ123と抵抗器124とから構成されている。
このDC/DCコンバータ125はその出力端子電圧を
所定の一定値に保つようにフィードバック制御する公知
のチョッパ式、フォワードコンバータ式等のものが用い
られる。 図2の実施例は、直流リアクトル3の誘起電
圧を制限する補助直流電源12の構造が異なるだけで、
その動作は図1の実施例と同様である。
【0010】図1および図2においてリアクトル2の誘
起電圧によって上昇する電圧を消費するために抵抗器1
24を用いているが、この部分は抵抗器でなくても他に
電力を消費するものでもよい。例えば他の回路に用いる
直流電源、例えば主回路のスイッチング制御回路やアー
クの再点弧電圧を供給するための回路が設けられている
ときにはその電源回路の出力電圧が補助直流電源の出力
電圧に近いときはこれらの電源と本考案の補助直流電源
とを共用してもよく、この場合には他の制御回路を抵抗
器124のかわりとすれば電力利用の効率が向上する。
【0011】
【考案の効果】本考案は、上記の通り補助直流電源の出
力電圧を所定値に設定することによって直流リアクトル
に発生するサージ電圧を所定値に抑制することができる
ものであり、出力制御用のスイッチング素子を破壊から
有効に守ることができ、しかも制作に制限のある直流リ
アクトルを変更する必要がないので、安価でかつ長寿命
な、また安定したアークの再生が得られる交流アーク溶
接機が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す接続図
【図2】本考案の他の実施例を示す接続図
【図3】従来の装置の例を示す接続図
【符号の説明】
1 商用交流電源 2 直流電源 3 直流リアクトル 31 直流リアクトルの2次巻線 4aないし4d スイッチング素子 11 整流素子 12 補助直流電源 121 変圧器 122 整流回路 124 抵抗器 125 DC/DCコンバータ

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】商用交流電源から電力を得る直流電源と、
    前記直流電源の出力をスイッチング素子により極性を切
    替えてアーク溶接負荷に供給する極性切替回路と、前記
    直流電源と前記極性切替回路との間に直列に設けられた
    直流リアクトルと、前記直流リアクトルに設けられた2
    次巻線と、前記2次巻線に接続された整流器と前記整流
    器の極性と対向する極性でかつ出力電圧が可変の補助直
    流電源との直列回路とを具備した交流アーク溶接機。
  2. 【請求項2】前記出力電圧が可変の補助直流電源は、前
    記商用交流電源からの入力を所定の電圧に変換する変圧
    器と、前記変圧器の出力を整流する整流回路と、前記整
    流回路の出力端子間に接続されたコンデンサと放電用抵
    抗器とからなる並列回路とからなる請求項1に記載の交
    流アーク溶接機。
  3. 【請求項3】前記出力電圧が可変の補助直流電源は、前
    記商用交流電源から電力を得る直流電源の出力を所定の
    電圧に変換するDC/DCコンバータと前記DC/DC
    コンバータの出力端子間に接続されたコンデンサと放電
    用抵抗器とからなる並列回路からなる請求項1に記載の
    交流アーク溶接機。
  4. 【請求項4】前記商用交流電源から電力を得る直流電源
    は、商用交流を整流する第1の整流回路と、前記第1の
    整流回路の出力を高周波スイッチング回路により高周波
    交流に変換するインバータ回路と、前記インバータ回路
    の出力を整流して直流電力を得る第2の整流回路とから
    なり、前記出力電圧が可変の補助直流電源として前記商
    用交流電源の出力を整流する第1の整流回路の出力を用
    いる請求項1または3のいずれかに記載の交流アーク溶
    接機。
  5. 【請求項5】前記出力電圧が可変の補助直流電源は、他
    の補助電源の出力部と共用する請求項1ないし4のいず
    れかに記載の交流アーク溶接機。
JP1990406858U 1990-12-28 1990-12-28 交流アーク溶接機 Expired - Fee Related JP2526183Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990406858U JP2526183Y2 (ja) 1990-12-28 1990-12-28 交流アーク溶接機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990406858U JP2526183Y2 (ja) 1990-12-28 1990-12-28 交流アーク溶接機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0494160U JPH0494160U (ja) 1992-08-14
JP2526183Y2 true JP2526183Y2 (ja) 1997-02-19

Family

ID=31883944

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990406858U Expired - Fee Related JP2526183Y2 (ja) 1990-12-28 1990-12-28 交流アーク溶接機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2526183Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0822458B2 (ja) * 1986-10-06 1996-03-06 株式会社ダイヘン 交流ア−ク溶接機
JPS63171269A (ja) * 1987-01-09 1988-07-15 Sansha Electric Mfg Co Ltd ア−ク溶接機用電源装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0494160U (ja) 1992-08-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5343017A (en) Arc welder with timed control of arcing recovery and means for reducing weight, size, and power loss in the welder
JP2833998B2 (ja) 高周波電力の非接触給電装置
JPS59191485A (ja) 低損失高周波インバ−タ
JP3280602B2 (ja) 放電灯の点灯回路
JPH07123717A (ja) スイッチング電源装置
JP3101406B2 (ja) 一石電流共振型dc/dcコンバータ
JP2526183Y2 (ja) 交流アーク溶接機
JPH0639270U (ja) アーク加工用電源装置
JPS63309373A (ja) ア−ク溶接用電源
JP2005510198A (ja) 三相電源並列フィードフォワード補償型力率補正回路
JPH0371218B2 (ja)
JPS6018275A (ja) ア−ク溶接機用電源装置
JPH07135769A (ja) 直列共振コンバータ
JPH0822458B2 (ja) 交流ア−ク溶接機
JPH0320046Y2 (ja)
JPS62147969A (ja) インバ−タ装置
JP2587358B2 (ja) アーク溶接機のスイッチング駆動回路
JP3211380B2 (ja) 電力変換装置
JP2652251B2 (ja) 交流アーク溶接電源
JPH06111976A (ja) インバータ装置
JPH04271275A (ja) 整流器用スナバ回路
JPH11225474A (ja) Dc−dcコンバータ
JPH0667208B2 (ja) 電源回路
JPS5836232Y2 (ja) サ−ジ吸収回路
JPS58190283A (ja) トランジスタインバ−タ駆動回路

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees