JPH01153666A - 四級アミドアンモニウム塩およびその製法ならびに繊維製品柔軟剤 - Google Patents

四級アミドアンモニウム塩およびその製法ならびに繊維製品柔軟剤

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JPH01153666A
JPH01153666A JP63288702A JP28870288A JPH01153666A JP H01153666 A JPH01153666 A JP H01153666A JP 63288702 A JP63288702 A JP 63288702A JP 28870288 A JP28870288 A JP 28870288A JP H01153666 A JPH01153666 A JP H01153666A
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Uwe Ploog
ウヴェ・プローク
Gunter Uphues
ギュンター・ウプヒュース
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Henkel AG and Co KGaA
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    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06MTREATMENT, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE IN CLASS D06, OF FIBRES, THREADS, YARNS, FABRICS, FEATHERS OR FIBROUS GOODS MADE FROM SUCH MATERIALS
    • D06M13/00Treating fibres, threads, yarns, fabrics or fibrous goods made from such materials, with non-macromolecular organic compounds; Such treatment combined with mechanical treatment
    • D06M13/322Treating fibres, threads, yarns, fabrics or fibrous goods made from such materials, with non-macromolecular organic compounds; Such treatment combined with mechanical treatment with compounds containing nitrogen
    • D06M13/402Amides imides, sulfamic acids
    • D06M13/405Acylated polyalkylene polyamines

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、四級アミドアンモニウム塩、その製法および
繊維製品柔軟剤としての用途に関する。
[従来の技術] 二つの長鎖アルキル基および二つの短鎖アルキル基、例
えば二つの016〜C18アルキル基および二つのメチ
ル基を有する四級テトラアルキルアンモニウム化合物は
、洗濯工程の最後の濯ぎの際に添加すると洗濯した繊維
製品に柔らかな感触を与えることが以前より知られてい
る。これらの繊維製品柔軟剤は、織物産業、洗濯工場お
よび家庭での洗濯に広く用いられる。繊維製品柔軟剤と
して使用される四級アンモニウム化合物は、その陽電荷
故に容易に繊維に付着するものと考えられる。
この種の化合物のうちで最も一般的に使用される繊維製
品柔軟剤は、ジステアリルジメチルアンモニウムクロラ
イド〔ピレンシュタイン(S、Bi、  l1enst
ein)等、ジャーナル・オブ・アメリカン・オイル・
ケミスツ・ソサエティー(J ournal ofAm
erican Oil Chemists’ 5oci
ety) 、第61巻(1984年)、353〜357
頁参照〕である。この種の繊維製品柔軟剤は優れた柔軟
化特性を示すが、ある種の不利益を伴う。すなわち、こ
の柔軟剤で処理した繊維製品は未処理繊維製品に比べて
吸水性に劣り、例えば膚に接触して着る衣類およびテリ
ー製タオルの場合、消費者に不快感を与える。このよう
な種類の繊維製品柔軟剤は、洗浄中に繊維から完全には
除去できないことが多く、それ故に、正確な投与量であ
っても柔軟剤成分が付積することがあり、それによって
も繊維製品の吸水性が低下する。これらの繊維製品柔軟
剤のもう一つの大きな不利益は、金属表面、例えば洗濯
機のある部分に対する塩素アニオンによる腐食作用であ
る。
四級アンモニウム化合物系繊維製品柔軟剤の特性を向上
させるための試みが不充分であるということではない。
すなわち、米国特許第3,63f3゜114号から、二
つの長鎖2−ヒドロキシアルキル基を含む四級アンモニ
ウム化合物を用いることにより、処理した繊維製品の吸
水性を維持し得ることが知られている。二つの長鎖2−
ヒドロキシ−3−アルコキシプロピル基を有する四級ア
ンモニウム化合物が西ドイツ公開特許第22 56 2
34号から知られている。西ドイツ公開特許第16.1
9043号は、長いアルキル基を一つのみと三つの短い
アルキル基を有する四級アンモニウム化合物を含有する
繊維製品柔軟剤を開示している。三つの短いアルキル基
は、水酸基および工一チル基を有することができる。オ
ランダ特許出願68108958および米国特許第3,
591,405号は、搬水性基が、エトキシ基により窒
素に結合しているヒドロキシアルキル基またはアルキル
基である四級アンモニウム化合物を記載している。しか
しながら、このような種類の改質された四級アンモニウ
ム化合物は実験室的規模でさえ製造するのが困難である
ので工業的規模で製造することができず、よって実際に
用いることは考えられないため、または柔軟化効果か弱
すぎるために、引用された刊行物に記載されている四級
アンモニウム化合物は、長い間、繊維製品柔軟剤として
完全なものでなかった。更に、このような繊維製品柔軟
剤を用いて処理した後に繊維製品の吸水性が明らかに低
下することも繰り返して認められた。
従って、本発明の目的は、容易に入手できる出発物質か
ら容易に得ることができ、更に、出発物質の選択に応じ
て変更できる方法により多くの構造類縁生成物を得るこ
とのできる新規四級アンモニウム化合物を提供すること
にある。新規化合物は、良好な柔軟化効果を発揮しつつ
それを用いて処理した繊維製品の吸水性を維持し、繊維
製品の洗浄中に完全に除去され得ることを目的としてい
る。更に、柔軟剤は金属部分に腐食作用を示すべきでな
い。
[発明の開示] 本発明は、式: 〔式中、 R1は自由電子対、01〜C,アルキル基または(式中
、R4は水素、メチルまたはエチル、およびpは1〜1
0の整数を表す。)で示される基、R2は水素、01〜
C2□アルキル基、C8〜C22アルケニル基または上
記式(II)で示される基、R3は上記式(II)また
は式: 1l− H−(R’)−C− 1(I[[) (式中、R5は7〜21個の炭素原子を有するアルキレ
ン基、アルケニレン基またはアルカジエニレン基を表す
。)で示される基、 mは2または3、 nは0〜4の整数、 qは四級窒素原子の数に相当するl−n+1の整数、 rは酸アニオンXの電荷に相当する1以上の整数、およ
び nは0〜4の整数を表す。〕 Xは非酸化および非腐食性無機酸または有機モノカルボ
ン酸もしくはポリカルボン酸のアニオンを表し、 少なくとも一つの窒素原子において、置換基R1が上記
群のうちの有機基であり、置換基R3が上記式CDI)
で示される置換基である。〕で示される四級アミドアン
モニウム塩に関する。
本発明は、また、上記四級アミドアンモニウム塩(I)
の製法であって、 (a)式: 〔式中、 R1は自由電子対、Cユ〜C,アルキル基または(式中
、R4は水素、メチルまたはエチル、およびp−1であ
る。)で示される基、 R2は水素、C□〜C22アルキル基、C8〜C2□ア
ルケニル基または上記式(II)(式中、R4は水素、
メチルまたエチル、およびp−tである。
)で示される基、 R6は自由電子対または水素を表し、R1が有機基のと
きR6は自由電子対であってR1が自由電子対のときR
6は水素であり、置換基R2およびR6の少なくとも一
方が水素であり、 mは2または3、および nは0〜4の整数を表す。〕 で示されるジアミンまたはそれ以上のポリアミンを、式
: 〔式中、R5は7〜21個の炭素原子を有するアルキレ
ン基、アルケニレン基またはアルヵジェニレン基、およ
びR7は水素、メチル基、エチル基またはグリセリル基
を表す。〕 で示されるカルボン酸またはそのエステルでアシル化し
、 (b)反応生成物を、式: %式%() 〔式中、rは酸アニオンXの電荷に相当する1以上の整
数、および、Xは非酸化および非腐食性無機酸または有
機モノカルボン酸もしくはポリカルボン酸のアニオンを
表す。〕 で示される酸と反応させ、 (c)形成された酸付加塩を、エチレンオキシド、プロ
ピレンオキシド及び/又はブチレンオキシドでアルコキ
シル化し、 (d)要すれば、反応生成物を単離することを特徴とす
る製法に関する。
本発明はまた、上記四級アミドアンモニウム塩(1)を
含んでなる繊維製品柔軟剤に関する。
四級アミドアンモニウム塩(I)は新規化合物である。
化合物(I)において、窒素原子における個々の置換基
R1は同じまたは異なる意味を有してよい。同じことが
、置換基R2およびR3、および数mについても適用さ
れる。化合物(1)において R1は自由電子対、C1
〜C,アルキル基または式: 〔式中、R1は水素、メチルまたはエチル、およびpは
1−10の整数を表す。〕で示される基を表す。本発明
の四級アミドアンモニウム塩(I)に関しては、このこ
とは、鎖中の個々(少なくとも2個)の窒素原子が三級
窒素原子であること(すなわち、R1は自由電子対を表
す、すなわちこの位置が以下により詳細に定義する種類
の有機基で置換されていないこと)を意味する。しかし
ながら、01〜C,アルキル基も化合物(I)のR1で
示す位置に存在してよい。すなわち、それらはメチル、
エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イ
ソブチルおよびt−ブチルからなる群より選択される。
しかしながら、化合物(I)の特定の窒素原子は R1
で示す位置に基(I[)を有することもできる。このよ
うな基は、末端が水素原子である差異はあれ長鎖のポリ
エトキシ基、ポリプロポキシ基またはポリシトキシ基で
ある。それらの長さは、数pにより決まり、phi本発
明によればl〜IOである。
優れた柔軟化効果を有する好ましい四級アミドアンモニ
ウム塩(I)は、式(I)中のR1で示される一つまた
はそれ以上の位置において基(II)〔式中、R4は水
素またはメチル、およびpは2〜8の整数を表す。〕を
有する。
化合物(I)において、鎖の末端窒素原子における置換
基R2も同じまたは異なる意味を有してよい。それらは
水素、01〜C2□アルキル基、C8〜C2□アルケニ
ル基または上記基(II)を表す。
従って、R2は、水素以外に、直鎖基であるメチル、エ
チル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチ
ル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル
、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシル、ヘキサデ
シル、ヘプタデシル、オクタデシAy、ノナデシル、エ
イコシル、ランエイコシルおよびトコシルの一つであっ
てもよい。
しかしながら、二つの末端窒素原子におけるR2は、直
鎖基に加えて、それらの分岐状異性体を表すこともでき
る。この場合においても、化合物(I)の末端窒素原子
における二つの置換基R2は同じまたは異なる意味を有
してよい。
しかしながら、置換基R2は、飽和アルキル基ではなく
CS〜C2□アルケニル基であってもよい。
従って、好適なアルケニル基は、オクテニル、ノネニル
、デセニル、ウンデセニル、ドデセニノ呟トリデセニル
、テトラデセニル、ペンタデセニル、ヘキサデセニル、
ヘプタデセニル、オクタデセニル、ノナデセニル、エイ
コセニル、ウンエイコセニルまたはトコセニル基を含む
。二重結合はアルケニル基の任意の位置に存在してよい
。鎖中に、一つの二重結合を有するアルケニル基の代わ
りに、二つまたはそれ以上の二重結合を有する基が鎖中
に存在する基も用いてよい。鎖中のそれらの位置もいか
なる制限も受けない。アルキル基の場合と同様に、アル
ケニル基の場合も分岐鎖基を考えることができる。
置換基R2として好適な08〜C2□アルキルおよびア
ルケニル基は、炭化水素鎖の任意の位置で水酸基により
置換されていてもよい。
好ましい化合物(I)において、基R2は、天然脂肪ま
たは油から相当する油脂化学合成法により得ることので
きる化合物から誘導される。化合物(I)の有利な範囲
は、置換基R2が01□〜C18アルキルまたはアルケ
ニル基である化合物を含む。
この範囲のアルキルまたはアルケニル基を有する化合物
は、天然脂肪及び/又は油から既知の合成法により容易
に調製することができ、通常、上述した個々の化合物と
しては得られず、天然の脂肪または油源に依存して上述
の炭素鎖長範囲の上限または下限に近くてよい多少はあ
れ広範囲にわたって置換基R2が変化してよいそれらの
混合物として得られる。
しかしながら、本発明の化合物(I)において、R2は
式: %式%) 〔式中、R4は水素、メチルまたはエチル、およびpは
1−10の整数を表す。〕 で示される基を表すこともできる。これらの基は、式(
、I)中の置換基R1の説明において既に詳細に定義し
た。同じ定義が、式(I)中のR2で示される位置に存
在してよい置換基にも当てはまる。
本発明によれば、好ましい四級アミドアンモニウム塩(
I)において、R2は基(II)〔式中、R4は水素ま
たはメチル、およびpは2〜8の整数を表す。〕を表す
。このような基も、本発明の繊維製品柔軟剤において特
に優れた繊維柔軟化効果を示す。
特に好ましい四級アミドアンモニウム塩(I)において
 R1およびR2は基(I[)を表す。この特に好まし
い場合において、式(II)中のR′は水素またはメチ
ル基、およびpは2〜8の整数を表す。
このような化合物は、特に良好にブレンドされ、その化
合物の水溶液で処理した洗濯物に柔軟でぶんわりした感
触を与えることができる。
四級アミドアンモニウム塩(I)において、R3は、全
く同じ定義を適用し得る上述の基(II)、または式: %式%(1) 〔式中、R5は、7〜21個の炭素原子を有するアルキ
レン基、アルケニレン基またはアルカジエニレン基を表
す。〕 で示される基である。すなわちこの場合、基R3は、飽
和、モノ不飽和またはシネ飽和08〜c2□脂肪酸のア
シル基である。従って、上記アシル基(■)は、カプロ
イル、ベラルゴノイル、カブリノイル、ウンデカノイル
、ラウロイル、トリデカノイル、ミリストイル、ペンタ
デカノイル、バルミトイル、マーガリノイル、ステアロ
イル、ノナデカノイル、アラキノイル、ウンエイコソイ
ルおよびベヘノイルからなる群より選択される。好まし
い化合物(I)において、R3は式(III)〔式中、
Ra  □は、11.−17個の炭素原子を有するアル
キレン基、アルケニレン基またはアルカジエニレン基を
表す。〕で示されるアシル基を表す。これらのアシル基
は、天然の脂肪および油から廉価で大量に得ることがで
き、通常、純粋な状態では得られず、アシル基に異なる
数の炭素原子を有する幾つかの同族体の混合物として得
られる脂肪酸から誘導される。Cユ2〜C16アシル基
を有する化合物の範囲は、ヤシ油、パーム核油、パーム
油、綿実油、ゴマ油、ヒマワリ油、大豆油、落花生油、
オリーブ油およびなたね油から、獣脂のような動物性脂
肪にわたる。
上記式(I)中の数mは2または3を表す。これは、エ
チレンまたはプロピレン基が四級アミドアンモニウム塩
の個々の窒素原子を互いに結合していることを意味する
上記式(I)中の数nはO〜4の整数を示す。これは化
合物(1)が、アルキレンジアミン(II=o)、ジア
ルキレントリアミン(II=1)、トリアルキレンテト
ラミン(II=2)、テトラアルキレンペンタミン(I
I−3)またはペンタアルキレンへキサミン(II=4
)のいずれかから誘導されることを意味する。
基(Il)においてpは1〜10の整数を表す。これは
、特定の基が、1〜10の整数個のエトキシ、プロポキ
シまたはブトキシ基が互いに結合しているエトキシ、プ
ロポ−キシまたはブトキシ鎖であることを意味する。本
発明によれば、このようなアルコキシ基の末端は水素原
子である。
四級アミドアンモニウム塩(I)は、qの陽電荷を有す
るカチオンとrの陰電荷を有するアニオンXからなる。
陽電荷数qは1〜n+lの整数、すなわちカチオン中の
四級窒素原子数に相当する。この陽電荷は、カチオン中
の少なくとも一つの窒素原子において、置換基R1が上
記群中の有機基であり、置換基R3が上記式(I[[)
で示される基、すなわち先に詳細に定義した群中のアシ
ル基であるために形成される。
数rは1またはそれ以上の整数で酸アニオンXの電荷に
相当する。本発明の四級アミドアンモニウム塩(I)に
おいて電荷を均等にするために、qの陽電荷を有するr
個のカチオン基に対してrの陰電荷を有するq個のアニ
オン基がなくてはならない。
式(I)中のXは、非酸化もしくは非腐食性有機酸、ま
たは有機モノカルボン酸もしくはポリカルボン酸のアニ
オンである。好ましい無機アニオンXは、燐酸、亜燐酸
、次亜燐酸、硫酸および亜硫酸からなる群より誘導され
る。有機モノカルボン酸またはポリカルボン酸の好まし
い酸アニオンXは、蟻酸、酢酸、プロピオン酸、グリコ
ール酸、乳酸、マレイン酸、アジピン酸、クエン酸、メ
チルスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、安息香酸お
よびサリチル酸からなる群より誘導される。
アニオンXのうちで、モノカルボン酸またはポリカルボ
ン酸の有機アニオンの群から選択されるものが好ましい
。それらは、特に優れた柔軟化特性を示す四級アミドア
ンモニウム塩(I)を提供する。これらのうちで、乳酸
アニオン(ラクテート)、グリコール酸アニオン(グリ
コレート)または酢酸アニオン(アセテート)が特!こ
好ましい。
本発明によれば、特に好ましい四級アミドアンモニウム
塩(I)は、式(I)において、置換基R1が基(II
)〔式中、R4はメチル、およびpは5を表す。〕、置
換基R2も基(II)〔式中、R4は水素、およびpは
1を表す。〕、R3が基(III)〔式中、R5はCI
6〜CI7アルキレン基を表す。:l、n=o、m−2
、Xが乳酸アニオン(ラクテート)、および、qおよび
r−1であることを特徴とする。アミノエチルエタノー
ルアミン(A E g’A)から誘導され、ステアリン
酸またはその誘導体でアシル化し続いてプロピレンオキ
シドと反応させることにより形成されるような好ましい
化合物は、顕著な柔軟化効果を示し、洗濯物に柔軟でふ
んわりした感触を与える。
化合物(I)は、充分にアシル化したアミンとの混合物
として製造され得る。
本発明の四級アミドアンモニウム塩(、I)を製造する
製法の個々の工程は既知である。
本発明の製法の第1工程において、式:〔式中の個々の
基は以下に詳細に定義する。〕で示されるジアミンまた
はそれ以上のポリアミンを、式: %式%() 〔式中、R5は、7〜21個の炭素原子を有するアルキ
レン基、アルケニレン基またはアルカジエニレン基、お
よび、R7は、水素、メチル基、エチル基またはグリセ
リル基を表す。〕 で示されるカルボン酸またはそのエステルでアシル化す
る。このような基は、既に詳細に定義した。
前記のジアミンまたはそれ以上のポリアミン(IV)に
おいて、置換基R1は、アミン(IV)中同じまたは互
いに異なってもよく、自由電子対、01〜C4アルキル
基または式: 〔式中 R4は水素、メチルまたはエチル、およびpは
1を表す。〕 で示される基を表す。置換基R1の個々の定義は、化合
物(I)について既になされており、化合物(IV)に
ついても全て適用される。
式(IV)において、置換基R2は、化合物(IV)の
分子中において同じまたは互いに異なってよく、水素、
01〜C22アルキル基、C8〜C22アルケニル基ま
たは上記式(I[) C式中、R4は水素、メチルまた
はエチル、およびpはlを表す。〕で示される基である
。R2の個々の定義は、化合物(I)について既になさ
れており、化合物(IV)〔式中、pは限定されている
。〕についても全て適用される。同じことがmおよびn
についても適用される。
式(IV)中、R6は自由電子対または水素を表す。式
(IV)中の置換基R6の意味は、R1が先に詳細に定
義した群のうちの有機基である場合には自由電子対であ
り、R1が自由電子対である場合には水素に限定される
。更に、アミン(IV)中の置換基R2およびR6の少
なくとも一方は水素でなくてはならない。
本発明の一つの好ましい態様において、アミン(IV)
とカルボン酸またはそのエステル(V)とのアシル化反
応は高温で行われる。アシル化は、85〜200℃の温
度で有利に行われる。このことにより、化合物(IV)
中の遊離アミノ基の多くが確実に相当するカルボン酸の
アミド基に転化する。
効果的な繊維製品柔軟剤を得るために、アシル化反応の
開始前にアミン(IV)対カルボン酸またはそのエステ
ル(V)の特定のモル比を達成しなくてはならない。こ
の比は、好ましくは1:0.5〜l:3fある。(IV
)対(v)のモル比は有利にl :(16〜l : 2
.5に調節され、続いて二つの成分の混合物を反応させ
る。一つまたはそれ以上の窒素原子においてアシル化さ
れた相当するアミドアミンが、満足できる非常に優れた
収率で得られる。
本発明の方法のもう一つの好ましい態様において、アシ
ル化反応は、成分の充分な量が溶解し得る極性有機溶媒
中で行われる。この種の特に好ましい溶媒は、1〜6個
の炭素原子を有する低級アルコールであり、イソプロパ
ノールが特に効果的であるとわかった。
本発明の製法の一つの特に好ましい態様は、式(IV)
〔式中、R1は自由電子対または基(II)(式中、R
6は水素、およびp=1である。)、R2は水素または
基(II)(式中、R4は水素、およびp=1である。
)、および、n=0およびm=2である。〕で示される
ジアミンを使用することに特徴がある。反応の第1工程
で、アミノエチルエタノールアミン(A E E A)
をジアミンとして特に有利にアシル化する。
更に、本発明においてカルボン酸またはそのエステル(
v)〔式中、R6はC15〜C17アルキレン基を表す
。〕をアシル化反応に使用することが特に好ましい。ス
テアリン酸(V)〔式中 R6は17個の炭素原子を有
するアルキレン基を表す。〕を使用することが特に好ま
しい。ステアロイル基でアシル化して得られるアミンは
、繊維製品の柔軟化に用いると特に良好な結果を示す。
本発明の製法の次の工程において、アシル化反応の反応
生成物を式: %式%() 〔式中、rは1以上の整数で、酸アニオンXの電荷に相
当し、Xは非酸化および非腐食性無機酸または有機モノ
カルボン酸もしくはポリカルボン酸のアニオンを表す。
〕 で示される酸と反応させる。
従って、好適な酸(VI)は、燐酸、亜燐酸、次亜燐酸
、硫酸および亜硫酸からなる群より選ばれる無機酸、お
よび、蟻酸、酢酸、プロピオン酸、グリコール酸、乳酸
、マレイン酸、アジピン酸、クエン酸、メチルスルホン
酸、p−トルエンスルホン酸、安息香酸およびサリチル
酸からなる群より選ばれる有機酸(カルボン酸)である
。本発明によれば、形成された塩が繊維製品柔軟剤とし
て特に優れた効果を示すので、酢酸、グリコール酸およ
び乳酸からなる群より選ばれる有機モノカルボン酸が、
酸付加塩の形成に好ましい。
酸(Vl)の使用量は、好ましくは、アシル化生成物の
一つのアミノ基が一つの酸基と反応するように調整され
る。
酸付加塩を形成する反応も、従来技術から既知の方法に
より行われる。この反応は、水、または水と有機溶媒と
の混合物中で行うのが好ましい。
有機溶媒として低分子アルコールが好ましく用いられる
。1〜6個の炭素原子を有する低級アルコールのうちで
、イソプロパノールが、その揮発性故に生成物混合物か
ら特に容易に除去され得るので有機溶媒として好ましく
使用される。しかしながら、グリコールまたはプロパン
−1,2−ジオールのような脂肪族ジオール、またはこ
れらのオリゴマーも有機溶媒として使用することができ
る。
本発明の製法のもう一つの工程において、形成された酸
付加塩を、混合物全体に対して10〜80重量%の水の
存在下に、エチレンオキシド、プロピレンオキシド及び
/又はブチレンオキシドでアルコキシル化する。すなわ
ち、一つまたはそれ以上のエトキシ、プロポキシ及び/
又はブトキシ基を、先の工程で形成された酸付加塩の分
子内でなお利用できる全てのアミン性N−H結合に挿入
する。アルコキシ鎖の長さは、酸付加塩対アルコキシル
化剤のモル比によって決められる。本発明の製法の好ま
しい態様において、このモル比の範囲はl:l−1=l
Oである。使用するアルコキシル化剤は、上記アルキレ
ンオキシドそのものの一種、または上記アルキレンオキ
シドの混合物であってもよい。統計的に鎖長分布してい
るエトキシ、プロポキシ及び/又はブトキシ基の鎖、お
よび要すればエトキシ、プロポキシおよびブトキシ基の
分布も、使用する個々のアルキレンオキシドの量に従っ
て形成される。
エチレンオキシド及び/又はプロピレンオキシドが、ア
ルコキシル化剤として好ましく使用される。両者の混合
物の場合、モル比は好ましくはl:3〜l:5である。
本発明の製法のもう一つの好ましい態様において、アル
コキシル化反応は加圧下に行われる。これにより、確実
に、所望量のアルコキシル化剤が反応媒体に迅速に溶解
し、挿入反応が比較的穏やかな反応条件下に起こる。圧
力は、通常、1.1〜4バールであり、好ましくは2〜
3.5バールである。この比較的低い加圧下において、
アルキレンオキシドが残っているアミン性N−H結合に
挿入される反応が、70〜100℃、好ましくは80〜
90°Cの温度において1〜5時間で完全に起こり、殆
どの場合、僅か1〜2時間で起こる。
最後に、要すれば、既知の方法により反応混合物から反
応生成物を単離することができる。これは、例えば、手
順において使用するすべての溶媒を、僅かな減圧下及び
/又は穏やかな高温で反応−32= 混合物から完全に除去することにより行われる。
実際には、高温で溶融するが室温では固体の四級アミド
アンモニウム塩(I)の塊が有利に得られる。好ましい
反応条件下に、アシル化反応後に存在するアミン基を基
準にして80〜99%の転化率が得られる。
本方法で得られる四級アミドアンモニウム塩(I)は、
繊維製品柔軟化に使用することのできるカチオン性界面
活性剤である。特に、化合物(I)は、従来技術から既
知の化合物の柔軟化効果を越える木綿繊維に対する非常
に優れた柔軟化効果を示す。更に、化合物(I)は従来
の柔軟剤以上の利点を有しており、未処理状態での吸水
性が本発明の化合物による柔軟化処理により影響を受け
ない。
実際において、本発明の化合物は、10〜30重量%の
化合物(I)を含有する水溶液、乳濁液または分散液と
して用いられる。カチオン性界面活性剤は、繊維上に吸
着され、乾燥後、繊維製品に柔軟でふんわりした感触を
与える。既述したように、本発明の化合物が吸水性に与
える影響は既知の柔軟剤よりも小さい。更に、本化合物
は次の洗浄工程中に繊維から再び完全に除去することが
でき、従って、繊維上に堆積されない。
[実施例] 本発明を以下の実施例により説明する。
実施例1 工業用ステアリン酸1.5モルとヒドロキシエチルエチ
レンジアミン(アミノエチルエタノールアミン:AEE
A)を最高温度200℃として縮合して調製されたアミ
ン窒素含量1.6%(酢酸媒体中での過塩素酸滴定によ
り決定した。)のアシル化生成物236.2 g (0
,27当量)をオートクレーブ内で溶融し、90%乳酸
27.0g(0,27モル)および水77.3gと混合
した。
オートクレーブを閉じた後、エチレンオキシド59.5
g (1,35モル)を最高圧力を3バールとして80
〜85°Cで4時間かけて導入した。クリーム状粘稠性
を有する淡色ペーストが得られ、室温で固化して固体塊
にした。
DGF法c−v2で測定した生成物の酸価(AV)は2
.2であり、これは使用した乳酸基準で92%の転化率
に相当する。
塩酸によるpI(の2.5への低下および続いての水酸
化ナトリウムによるポテンショメーター滴定により分か
るように、乳酸はエチレンオキシドと反応しなかった。
酸価の決定中に不明となっていた乳酸が、再びほとんど
定量的に検出された。
実施例2 硬化牛脂850・g(1,0モル)を既知の方法により
95〜100°Cで、ヒドロキシエチルエチレンジアミ
ン(AREA)69.7g (0,67モル)と反応さ
せ、酢酸媒体中での過塩素酸滴定により決定される生成
物のアミン窒素含量を1.25%にした。
得られた反応生成物250.6 g (0,22当量)
を、オートクレーブ内で、90%乳酸22.0 g(0
,22モル)、イソプロパノール20.0gおよび水5
’7.8gと混合し、得られた混合物をエチレンオキシ
ド49.2g (1,12モル)と、圧力3.5/<−
ル、温度80〜85°Cで攪拌しながら4時間反応させ
た。室温で固体状の酸価1.7の塊を得た。これは、乳
酸基準の転化率95%に相当する。
実施例3 実施例2のようにして得た硬化牛脂とヒドロキ7  ジ
エチルエチレンジアミンの反応生成物(実施例1:8よ
び2のようにして決めたアミン窒素含量1.6%) 5
58kgを、加圧装置内で、90%乳酸64kgおよび
水19’3kgと混合した。プロピレンオキシドl’8
5kgを、最高圧力4バール下、80〜85℃の温度で
導入し、アシル化アミンと反応させた。
70℃でさらさらした液状である生成物を得、室温で固
化してラード状塊にした。測定した酸価は、乳酸基準で
の転化率94%に相当する2、0であった。
実施例4 工業用ステアリン酸486g(1,8モル)およびジエ
チレントリアミン]03g(1,0モル)を、最高温度
180°Cとして縮合することにより調製したアシル化
生成物(酢酸媒体中での過塩素酸滴定により決定したア
ミン窒素含量3%)484−5g (1,04当量)を
、90%乳酸104g(1,04モル)および水190
.0gに分散させ、得られた分散液を、オートクレーブ
内で、最高圧力4.5バール下、95℃〜100°Cで
エチレンオキシド224g (5,1モル)と5時間反
応させた。高温では液状であるが室温で固化する、乳酸
基準の転化率91.5%に相当する酸価4.9の塊を得
た。
実施例5 工業用ステアリン酸およびヒドロキシエチルエチレンジ
アミンから調製した環式アミドアミン(l−ヒドロキシ
エチル−2−ヘプタデシルイミダシリン;酢酸溶液中で
の過塩素酸滴定で決定したアミン窒素含量4.04%)
172g (0,5モル)を、80°Cで水18.0g
により処理してイミダシリン環を開環した。次に、酢酸
29.8g(0゜5モル)、イソプロパツール25.0
gおよび水45.9gを添加した。反応混合物を、オー
トクレーブ内で、最高圧力3バール下、温度80〜85
°Cでエチレンオキシド109.3 g (2,48モ
ル)と4時間反応させた。この物質は、室温で固化して
ラード状塊となり、酸価は、酢酸基準での転化率95.
1%に相当する3、4であった。
実施例6 工業用ステアリン酸およびジエチレントリアミンから調
製した環式アミドアミン(l−ステアロイルアミドエチ
ル−2−ヘプタデシルイミダシリン;酢酸溶液中での過
塩素酸滴定で決定したアミン窒素含量2.27%)20
8.9g (0,34モル)を80°Cで水12.6g
により処理してイミダシリン環を開環した。次に、生成
物を、90%乳酸33.9 g (0,34モル)、イ
ソプロパツール23.7gおよび水46.4gと混合し
、オートクレーブ内で、最高圧力3バール下、80〜8
5℃で、エチレンオキシド74.5 g (1,69モ
ル)と4時間反応させた。この物質は、高温で液状であ
るが室温で固化して固体塊となり、酸価は、乳酸基準で
の転化率97.9%に相当する1、0であっIこ。
比較例1 酢酸4gおよび水256gの添加後、実施例2に記載の
硬化牛脂とヒドロキシエチルエチレンジアミンとの反応
生成物60gを80°Cで混合し、20%分散液を形成
した。得られた生成物は、室温まで冷却後、自由に流れ
た。
実施例7 水との混和性試験 実施例1〜6により得られた生成物の溶融物を、80〜
85°Cで水と混合し、本発明の四級アミドアンモニウ
ム塩を10.15および20%含有する希薄水溶液を得
た。室温まで冷却した後、分散液の流動挙動を視覚的に
調べた。
本発明の化合物の水との混和性を、従来技術から既知の
柔軟剤、すなわちジステアリルジメチルアンモニウムク
ロライドの水との混和性と比較して調べた。
柔軟剤として使用する活性物質をより迅速に均一分散す
ることができるので、希釈して繊維製品処理用の液状柔
軟剤を形成するのに低粘度が有利である。更に、洗濯機
内での分配挙動が好ましい影響を受ける。
水混和性試験の結果を第1表に示す。
実施例8 加熱色安定性試験 加熱色安定性を試験するために、本発明の四級アミドア
ンモニウム塩の20%水性分散液10gを秤量してアル
ミニウム製皿(内径8 cm)に入した。次に塩を11
0℃で1時間乾燥した。温度を140°Cに上昇させ、
その温度で3時間維持した。
冷却後、残渣の色を調べた。結果を下記第2表に示す。
簾I表 実施例9 処理した繊維製品の柔軟度試験 繰り返して洗浄して硬化したコツトンテリー繊維約30
gを、本発明の四級アミドアンモニウム塩0.15g 
(100%活性物質基準)を含有する水性洗浄液600
m(lに浸漬し3分間揺動させた。
次に、テリー繊維製品を紡ぎ、風乾した。
感触は、繊維柔軟度試験に熟練した10人の人々により
別々に試験し、非常に柔軟であるlから硬いことを示す
4までの予め定められた基準によって評価した。
個々の感触試験結果を平均し、下記第3表に示す。
策1表 2)ジステアリルジメチルアンモニウムクロライド使用
(従来技術) 給米 感触得点かられかるように、比較例1の柔軟剤で処理し
た繊維製品の試験者による評点は、現行技術の柔軟剤(
ジステアリルジメチルアンモニウムクロライド)で処理
した繊維製品の得点よりもかなり悪かった。それに対し
、試験者は、本発明の四級アミドアンモニウム塩で処理
した繊維製品に非常に良い評点を与えた。これらの繊維
製品は全て「柔軟」または「非常に柔軟」であると評価
された。
特許出願人 ヘンケル・コマンディットゲゼルシャフト
・アウフ・アクチェン

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式: ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) で示される四級アミドアンモニウム塩 〔式中、 R^1は自由電子対、C_1〜C_4アルキル基または
    式:(II) (式中、R^4は水素、メチルまたはエチル、およびp
    は1〜10の整数を表す。)で示される基、R^2は水
    素、C_1〜C_2_2アルキル基、C_8〜C_2_
    2アルケニル基または上記式(II)で示される基、R^
    3は上記式(II)または式: ▲数式、化学式、表等があります▼(III) (式中、R^5は7〜21個の炭素原子を有するアルキ
    レン基、アルケニレン基またはアルカジエニレン基を表
    す。)で示される基、 mは2または3、 nは0〜4の整数、 qは四級窒素原子の数に相当する1〜n+1の整数、 rは酸アニオンXの電荷に相当する1以上の整数、およ
    び Xは非酸化および非腐食性無機酸または有機モノカルボ
    ン酸もしくはポリカルボン酸のアニオンを表し、 少なくとも一つの窒素原子において、置換基R^1が上
    記群のうちの有機基であり置換基R^3が上記式(III
    )で示される置換基である。〕。 2、式( I )中、R^1及び/又はR^2が式(II)
    〔式中、R^4は水素またはメチル基、およびpは2〜
    8の整数を表す。〕で示される基を表す特許請求の範囲
    第1項記載の塩。 3、式( I )中、R^3が式(III)〔式中、R^5は
    11〜17個の炭素原子を有するアルキレン基、アルケ
    ニレン基またはアルカジエニレン基を表す。〕で示され
    る基を表す特許請求の範囲第1項記載の塩。 4、式( I )中、R^1が式(II)〔式中、R^4は
    メチルおよびp=5である〕で示される基、R^2が式
    (H)〔式中、R^4は水素およびp=1である〕で示
    される基、R^3が式(III)〔式中、R^5はC_1
    _5〜C_1_7アルキレン基を表す。〕で示される基
    、n=0、m=2、Xが乳酸アニオン、および、q及び
    r=1である特許請求の範囲第1〜3項のいずれかに記
    載の塩。 5、式: ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中、R^1、R^2、R^3、R^4、R^5、m
    、n、q、rおよびXは前記と同意義である。〕 で示される四級アミドアンモニウム塩の製法であって、 (a)式: ▲数式、化学式、表等があります▼(IV) 〔式中、 R^1は自由電子対、C_1〜C_4アルキル基または
    式:▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、R^4は水素、メチルまたはエチル、およびp
    =1である。)で示される基、 R^2は水素、C_1〜C_2_2アルキル基、C_8
    〜C_2_2アルケニル基または上記式(II)(式中、
    R^4は水素、メチルまたエチル、およびp=1である
    。)で示される基、 R^6は自由電子対または水素を表し、R^1が有機基
    のときR^6は自由電子対であって、R^1が自由電子
    対のときR^6は水素であり、置換基R^2およびR^
    6の少なくとも一方が水素であり、 mは2または3、および nは0〜4の整数を表す。〕 で示されるジアミンまたはそれ以上のポリアミンを、式
    : ▲数式、化学式、表等があります▼(V) 〔式中、R^5は7〜21個の炭素原子を有するアルキ
    レン基、アルケニレン基またはアルカジエニレン基、お
    よびR^7は水素、メチル基、エチル基またはグリセリ
    ル基を表す。〕 で示されるカルボン酸またはそのエステルでアシル化し
    、 (b)反応生成物を、式: (H^+)_rX^r^−(VI) 〔式中、rは酸アニオンXの電荷に相当する1以上の整
    数、および、Xは非酸化および非腐食性無機酸または有
    機モノカルボン酸もしくはポリカルボン酸のアニオンを
    表す。〕 で示される酸と反応させ、 (c)形成された酸付加塩を、エチレンオキシド、プロ
    ピレンオキシド及び/又はブチレンオキシドでアルコキ
    シル化し、 (d)要すれば、反応生成物を単離する ことを特徴とする製法。 6、アシル化反応を、高温、好ましくは85〜200℃
    で行う特許請求の範囲第5項記載の製法。 7、アシル化反応を、化合物(IV)対化合物(V)のモ
    ル比を1:0.5〜1:3、好ましくは1:0.6〜1
    :2.5として行う特許請求の範囲第5項記載の方法。 8、アシル化反応を、極性有機溶媒、好ましくは低級ア
    ルコール、より好ましくはイソプロパノール中で行う特
    許請求の範囲第5〜7項のいずれかに記載の方法。 9、化合物(IV)〔式中、R^1は自由電子対または式
    (II)(式中、R^4は水素およびp=1である。)で
    示される基、R^2は水素または式(II)(式中、R^
    4は水素およびp=1である。)で示される基、n=0
    およびm=2である。〕を使用する特許請求の範囲第5
    〜8項のいずれかに記載の製法。 10、カルボン酸またはカルボン酸エステル(V)〔式
    中、R^5はC_1_5〜C_1_7アルキレン基を表
    す。〕をアシル化に用いる特許請求の範囲第5〜9項の
    いずれかに記載の製法。 11、ステアリン酸をアシル化に用いる特許請求の範囲
    第10項記載の方法。 12、アシル化生成物を、乳酸、グリコール酸および酢
    酸からなる群より選択される有機モノカルボン酸または
    オリゴカルボン酸、好ましくは乳酸と反応させる特許請
    求の範囲第5項記載の製法。 13、塩形成を、水、または水と有機溶媒、好ましくは
    低級アルコール、より好ましくはイソプロパノールとの
    混合物中で行う特許請求の範囲第5項または第12項記
    載の製法。 14、酸付加塩のアルコキシル化を、酸添加塩対アルコ
    キシル化剤のモル比を1:1〜1:10として行う特許
    請求の範囲第5項記載の製法。 15、アルコキシル化剤としてエチレンオキシド及び/
    又はプロピレンオキシドを用いる特許請求の範囲第5項
    または第14項記載の製法。 16、アルコキシル化反応を加圧下、好ましくは高くと
    も5バールまでの加圧下に行う特許請求の範囲第5項、
    第14項または第15項のいずれかに記載の製法。 17、特許請求の範囲第1〜4項のいずれかに記載の四
    級アミドアンモニウム塩( I )を含んでなる繊維製品
    柔軟剤。 18、四級アミドアンモニウム塩( I )を水中に10
    〜30重量%含んでなる特許請求の範囲第17項記載の
    繊維製品柔軟剤。
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